JPH07139615A - 自動変速機の発進油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の発進油圧制御装置

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JPH07139615A
JPH07139615A JP29034593A JP29034593A JPH07139615A JP H07139615 A JPH07139615 A JP H07139615A JP 29034593 A JP29034593 A JP 29034593A JP 29034593 A JP29034593 A JP 29034593A JP H07139615 A JPH07139615 A JP H07139615A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速ON/OFF電磁弁のパルス幅変調方式
を用いて発進油圧を制御する自動変速機の発進油圧制御
装置において、第1の目的は、電磁弁耐久性や変速品質
の確保と、発進セレクト時の油圧振動に起因する騒音発
生防止の両立を図ること。第2の目的は、低油温時の低
圧制御性を確保しながら、第1の目的を達成すること。 【構成】 第1の構成は、ニュートラルからの発進セレ
クト操作を検出する発進セレクト検出手段cと、発進セ
レクト検出時、高速ON/OFF電磁弁bへのパルス幅
変調方式の駆動周波数を他の変速油圧制御時よりも増大
する発進油圧制御手段dを設けた。第2の構成は、油温
検出手段eを付加し、発進油圧制御手段dを、発進セレ
クト検出時であっても一定油温以下では駆動周波数の増
大を禁止する手段とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速ON/OFF電磁
弁のパルス幅変調方式を用いて発進油圧を制御する自動
変速機の発進油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速ON/OFF電磁弁の制御方
法として駆動周波数一定のパルス幅変調方式を用いライ
ン圧を制御するようにしたものとしては、例えば、特開
昭61−2968号公報が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の駆動周波数
が一定のパルス幅変調方式による高速ON/OFF電磁
弁を自動変速機の摩擦締結要素への締結油圧を制御する
制御弁として適用する場合、電磁弁の耐久性限界や問題
のない変速ショックレベルにするために必要な出力特性
ばらつき限界により、駆動周波数が決まってしまう。
【0004】しかしながら、電磁弁の耐久性限界等によ
り決定される駆動周波数は、例えば、50Hz程度の低
い周波数に抑えられるため、ニュートラルレンジ(Nレ
ンジ)からドライブレンジ(Dレンジ)へセレクト(N
ーDセレクト)すると、図9に示すように、NーDセレ
クトで締結する締結要素の出力油圧の振動が車両出力軸
トルクを振動させる。しかも、通常はこれが停車中とい
った非常に車両騒音の低い状態で行われるため、出力ト
ルク振動により発生した騒音が車両騒音になってしまう
という問題があった。このような問題は、NーR(リバ
ース)セレクト時においても同様に発生する。
【0005】本発明は、上記のような問題に着目してな
されたもので、第1の目的とするところは、高速ON/
OFF電磁弁のパルス幅変調方式を用いて発進油圧を制
御する自動変速機の発進油圧制御装置において、電磁弁
耐久性や変速品質の確保と、発進セレクト時の油圧振動
に起因する騒音発生防止の両立を図ることにある。
【0006】第2の目的とするところは、低油温時の低
圧制御性を確保しながら、第1の目的を達成することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため請求項1記載の第1の発明では、図1のクレーム
対応図に示すように、ニュートラルから発進する変速段
を作るのに必要な摩擦締結要素aの締結力を高速ON/
OFF電磁弁bのパルス幅変調方式を用いて制御した油
圧により得る自動変速機の発進油圧制御装置において、
ニュートラルからの発進セレクト操作を検出する発進セ
レクト検出手段cと、発進セレクト検出時、前記高速O
N/OFF電磁弁へのパルス幅変調方式の駆動周波数を
他の変速油圧制御時よりも増大する発進油圧制御手段d
と、を備えていることを特徴とする。
【0008】上記第2の目的を達成するため請求項2記
載の第2の発明では、図1のクレーム対応図に示すよう
に、請求項1記載の自動変速機の発進油圧制御装置にお
いて、変速機作動油の油温を検出する油温検出手段eを
設け、前記発進油圧制御手段dは、発進セレクト検出時
であっても一定油温以下では駆動周波数の増大を禁止す
る手段としたことを特徴とする。
【0009】
【作用】第1の発明の作用を説明する。
【0010】ニュートラルからの発進時で、発進セレク
ト検出手段cにより発進セレクト検出されると、発進油
圧制御手段dにおいて、高速ON/OFF電磁弁へのパ
ルス幅変調方式の駆動周波数が他の変速油圧制御時より
も増大される。これにより、ニュートラルから発進する
変速段を作るのに必要な摩擦締結要素aの締結力が高速
ON/OFF電磁弁bに対して高駆動周波数によるパル
ス幅変調方式を用いた制御油圧により得られる。
【0011】したがって、ニュートラルからの発進時以
外の変速油圧制御時には、高速ON/OFF電磁弁bに
対して低駆動周波数によるパルス幅変調方式により制御
油圧が作り出されることで、高速ON/OFF電磁弁b
の耐久性や変速品質が確保される。また、発進セレクト
時には、高速ON/OFF電磁弁bに対して高駆動周波
数によるパルス幅変調方式により制御油圧が作り出され
ることで、周波数が高い分だけ油圧振動の振幅が小さく
抑えられ、油圧振動に起因する騒音の発生が防止され
る。
【0012】第2の発明の作用を説明する。
【0013】ニュートラルからの発進時で、発進セレク
ト検出手段cにより発進セレクト検出された場合、変速
機作動油の油温が一定油温を超えている時には、高速O
N/OFF電磁弁へのパルス幅変調方式の駆動周波数が
他の変速油圧制御時よりも増大されるが、一定油温以下
の時には駆動周波数の増大が禁止され、高速ON/OF
F電磁弁bに対して低駆動周波数によるパルス幅変調方
式により制御油圧が作り出される。
【0014】したがって、低油温時は油の粘性の増加に
より、パルス幅変調駆動に起因する油圧振動は小さく、
低駆動周波数での電磁弁駆動としても騒音の発生が問題
とはならない。一方、低油温時は油の粘性の増加によ
り、1周期でのパルス幅比の大きさに対する出力油圧特
性の直進性の悪化が高駆動周波数であればあるほど影響
を受け易くなるのに対し、低駆動周波数としていること
で低圧制御性が悪化することが防止される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】(第1実施例)まず、構成を説明する。
【0017】図2は請求項1記載の第1の発明に対応す
る第1実施例の自動変速機の発進油圧制御装置の変速油
圧制御システム図、図3は実施例システムのC1圧力制
御弁を示す図である。
【0018】図2において、1はライン圧油路、2はマ
ニュアルバルブ、3はDレンジ圧油路、4はRレンジ圧
油路であり、マニュアルバルブ2はセレクト操作により
切り換えられるバルブで、Dレンジではライン圧油路1
とDレンジ圧油路3とが接続され、Rレンジではライン
圧油路1とRレンジ圧油路4とが接続される。
【0019】5はパイロットバルブ、6は電磁弁供給圧
油路であり、パイロットバルブ5は、ライン圧油路1か
らのライン圧を一定の電磁弁供給圧に減圧制御する。
【0020】7はC1圧力制御弁で、Dレンジ圧油路3
からのDレンジ圧をデューティ制御により制御して第1
クラッチ圧を作り出し、第1クラッチ圧油路8を介して
第1クラッチC1(摩擦締結要素aに相当)へ導く。
【0021】9はC2圧力制御弁で、Dレンジ圧油路3
からのDレンジ圧をデューティ制御により制御して第2
クラッチ圧を作り出し、第2クラッチ圧油路10を介し
て第2クラッチC2へ導く。
【0022】11はB1圧力制御弁で、ライン圧油路1
からのライン圧をデューティ制御により制御して第1ブ
レーキ圧を作り出し、第1ブレーキ圧油路12を介して
第1ブレーキB1へ導く。
【0023】13はB2圧力制御弁で、Dレンジ圧油路
3からのDレンジ圧をデューティ制御により制御して第
2ブレーキ圧を作り出し、第2ブレーキ圧油路14を介
して第2ブレーキB2へ導く。
【0024】15はC3圧力制御弁で、Rレンジ圧油路
4からのRレンジ圧をデューティ制御により制御して第
3クラッチ圧を作り出し、第3クラッチ圧油路16を介
して第3クラッチC3へ導く。
【0025】17はATコントロールユニットで、車速
センサ18(発進セレクト検出手段cに相当)やNーD
スイッチ19(発進セレクト検出手段cに相当)やN−
Rスイッチ20(発進セレクト検出手段cに相当)や油
温センサ21(油温検出手段eに相当)等からの信号を
入力し、これらの入力情報に基づいて各種の制御演算処
理を行ない、その処理結果により各圧力制御弁7,9,
11,13,15に対して電磁弁駆動電流を出力する。
【0026】図3において、7はC1圧力制御弁で、ソ
レノイドコイルにデューティ駆動電流を印加するデュー
ティ制御(パルス幅変調方式による制御)により電磁弁
供給圧をスプール信号圧に制御する高速ON/OFF電
磁弁71(高速ON/OFF電磁弁bに相当)と、スプ
ール信号圧油路72と、該スプール信号圧油路72から
の油圧を信号圧として作動し、Dレンジ圧を第1クラッ
チ圧に制御するスプール弁73とによって構成されてい
る。
【0027】尚、他の圧力制御弁9,11,13,15
もこのC1圧力制御弁7と同様な構成である。
【0028】次に、作用を説明する。
【0029】[摩擦締結要素圧制御]パイロットバルブ
5によりライン圧は減圧され、電磁弁供給圧油路6内の
電磁弁供給圧は一定に制御されている。C1圧力制御弁
7の高速ON/OFF電磁弁71には電磁弁供給圧油路
6が接続されており、この電磁弁71に通電すると電磁
弁供給圧油路6がスプール信号圧油路72に接続され
る。この電磁弁71の非通電時には電磁弁供給圧油路6
が遮断され、スプール信号圧油路72は大気解放され
る。
【0030】これにより、この高速ON/OFF電磁弁
71の通電時間(デューティ比)を0〜100%に制御
することで、図7に示すように、スプール信号圧油路7
2内のスプール信号圧を0〜電磁弁供給圧の範囲で制御
することが可能となる。スプール弁73は、スプール信
号圧油路72内のスプール信号圧に応じてDレンジ圧
(ライン圧)を減圧し、スプール信号圧の定数倍の第1
クラッチ圧を第1クラッチ圧油路8に出力し、第1クラ
ッチC1の締結力を制御している。
【0031】尚、他の圧力制御弁9,11,13,15
でもこのC1圧力制御弁7と同様な作用により摩擦締結
要素圧がそれぞれ独立に制御される。
【0032】[変速制御]上記の作用により各摩擦締結
要素圧を制御できることによって、DレンジやRレンジ
の各レンジにおいて、変速段を作るために必要な摩擦締
結要素の締結力を制御することを可能としている。
【0033】図4は各レンジの変速段における各摩擦締
結要素の締結論理表であり、Rレンジ時には第3クラッ
チC3と第2ブレーキB2が締結され、Dレンジ1速時
には第1クラッチC1と第2ブレーキB2が締結され、
Dレンジ2速時には第1クラッチC1と第1ブレーキB
1が締結され、Dレンジ3速時には第1クラッチC1と
第2クラッチC2が締結され、Dレンジ4速時には第2
クラッチC2と第1ブレーキB1が締結される。
【0034】[発進N−Dセレクト時]通常、停車状態
でNレンジでは第2ブレーキB2へはB2圧力制御弁1
3を介してライン圧が接続されているが、他の摩擦締結
要素へは油圧が接続されない。この状態からDレンジへ
セレクトした場合、N−Dスイッチ19によってそれが
検知される。そして、車速センサ31により車速が一定
値より以下であることが検出されると第1クラッチ圧の
制御が開始される。
【0035】図5にATコントロールユニット17で行
なわれる第1クラッチ圧制御作動のフローチャートを示
す(請求項1記載の発進油圧制御手段dに相当)。
【0036】ステップ50では、N−Dスイッチ19に
よるセレクト検知と車速条件を満足することで、Nレン
ジからDレンジ1速への油圧振動防止の変速制御開始が
決定される。
【0037】ステップ51では、他の変速制御時よりも
駆動周波数が増大される。例えば、他の変速制御時に5
0Hzであれば、50Hzを最低限のベース値とし、高
油温ほど増大幅を大きくするというように増大幅を異な
らせて駆動周波数を連続的に決定する。
【0038】ステップ52では、増大した駆動周波数に
より高速ON/OFF電磁弁71の通電パルス幅(デュ
ーティ比)制御して、第1クラッチC1の締結力を決定
する油圧をエンジントルクを伝達するのに必要な油圧に
制御する。このとき、急激に油圧を立ち上げるとショッ
クが発生するため、第1クラッチC1への油圧は徐々に
増大させる。
【0039】したがって、発進する際のN−Dセレクト
時には他の変速制御時よりも増大した駆動周波数が用い
られて第1クラッチC1への油圧が制御されることで、
図8に示すように、第1クラッチ圧特性は周波数が高い
分だけ油圧振動の振幅が小さく抑えられ、出力(伝達)
トルクの振動も小さく抑えられ、油圧振動に起因する騒
音の発生が防止される。尚、N−Rセレクト時において
も上記と同様な作用が行われる。
【0040】[発進N−Dセレクト以外の時]停車セレ
クト時には、締結要素油圧を単純増加させるといった非
常に簡単な制御でショックが小さく、問題のない制御と
することが可能なため、出力圧特性のばらつき等でセレ
クトショックが問題となることはない。
【0041】セレクト以外の変速制御では、通常の低い
駆動周波数を使用するため、高速ON/OFF電磁弁の
耐久性が確保されるし、高速ON/OFF電磁弁のばら
つきが抑えられて変速品質が確保される。
【0042】車両走行状態では、車両全体の騒音レベル
が停車時よりも高いため、多少のトルク振動が発生して
も車両騒音として問題にならないレベルとなる。
【0043】次に、効果を説明する。
【0044】以上説明したように、高速ON/OFF電
磁弁71のパルス幅変調方式を用いて発進油圧を制御す
る自動変速機の発進油圧制御装置において、発進セレク
ト検出時、高速ON/OFF電磁弁71へのパルス幅変
調方式の駆動周波数を他の変速油圧制御時よりも増大す
る発進油圧制御を行なう装置としたため、電磁弁耐久性
や変速品質の確保と、発進セレクト時の油圧振動に起因
する騒音発生防止の両立を図ることができる。
【0045】また、本実施例では、必ず特性が連続とな
るため、油温によって静特性の直線性と油圧駆動レベル
低減に最適な駆動周波数を得ることができる。
【0046】(第2実施例)第2実施例は請求項2記載
の発明に対応し、一定油温以下では駆動周波数の増大を
禁止したものであって、その他の構成は第1実施例と同
一である。
【0047】すなわち、図6に第2実施例でのATコン
トロールユニット17で行なわれる第1クラッチ圧制御
作動のフローチャートを示す(請求項2記載の発進油圧
制御手段dに相当)。
【0048】ステップ60では、N−Dスイッチ19に
よるセレクト検知と車速条件を満足することで、Nレン
ジからDレンジ1速への油圧振動防止の変速制御開始が
決定される。
【0049】ステップ61では、油温が設定油温t1以
上であるかどうかが判断される。
【0050】ステップ62では、油温が設定油温t1以
上である時、他の変速制御時よりも駆動周波数が増大さ
れる。例えば、他の変速制御時に50Hzであれば、1
00Hz等の設定値に増大したり、第1実施例と同様
に、高油温であるほど駆動周波数を連続的に増大する。
【0051】ステップ63では、油温が設定油温t1に
満たない時には、他の変速制御時と同じ駆動周波数によ
り高速ON/OFF電磁弁71のデューティ比を制御し
て第1クラッチC1への油圧を制御し、また、油温が設
定油温t1以上である時には、増大した駆動周波数によ
り高速ON/OFF電磁弁71のデューティ比を制御し
て第1クラッチC1への油圧を制御する。
【0052】したがって、低油温時は油の粘性の増加に
より、デューティ比に対する出力油圧特性の直進性の悪
化が高駆動周波数であればあるほど影響を受け易くなる
のに対し、低駆動周波数としていることで低圧制御性が
悪化することが防止される。尚、低油温時は油の粘性の
増加により、パルス幅変調駆動に起因する油圧振動は小
さく、低駆動周波数での電磁弁駆動としても騒音の発生
が問題とはならない。次に、効果を説明する。
【0053】高速ON/OFF電磁弁71のパルス幅変
調方式を用いて発進油圧を制御する自動変速機の発進油
圧制御装置において、発進セレクト検出時、油温が設定
油温t1に満たない時には、高速ON/OFF電磁弁7
1へのパルス幅変調方式の駆動周波数の増大を禁止し、
油温が設定油温t1以上である時には、駆動周波数を増
大する発進油圧制御を行なう装置としたため、低油温時
の低圧制御性を確保しながら、電磁弁耐久性や変速品質
の確保と、発進セレクト時の油圧振動に起因する騒音発
生防止の両立を図ることができる。
【0054】また、本実施例では、駆動周波数をある設
定値にステップ的に増大させるようにした場合、第1実
施例と比較して制御が簡単になるため、ATコントロー
ルユニット11のコスト増加を小さく抑えることができ
る。
【0055】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0056】例えば、実施例では、N−Dセレクト時に
Dレンジ1速となる場合の駆動周波数を増大する例を示
したが、N−Dセレクト時にDレンジ2速となる場合の
駆動周波数を増大するようにしても良い。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の本発明にあっては、高速
ON/OFF電磁弁のパルス幅変調方式を用いて発進油
圧を制御する自動変速機の発進油圧制御装置において、
発進セレクト検出時、高速ON/OFF電磁弁へのパル
ス幅変調方式の駆動周波数を他の変速油圧制御時よりも
増大する発進油圧制御手段を設けた装置としたため、電
磁弁耐久性や変速品質の確保と、発進セレクト時の油圧
振動に起因する騒音発生防止の両立を図ることができる
という効果が得られる。
【0058】請求項2記載の本発明にあっては、高速O
N/OFF電磁弁のパルス幅変調方式を用いて発進油圧
を制御する自動変速機の発進油圧制御装置において、発
進油圧制御手段は、発進セレクト検出時であっても一定
油温以下では駆動周波数の増大を禁止する手段としたた
め、低油温時の低圧制御性を確保しながら、電磁弁耐久
性や変速品質の確保と、発進セレクト時の油圧振動に起
因する騒音発生防止の両立を図ることができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機の発進油圧制御装置を示す
クレーム対応図である。
【図2】本発明第1実施例の発進油圧制御装置が適用さ
れた自動変速機の油圧制御システム図である。
【図3】本発明第1実施例装置のC1圧力制御弁の構成
図である。
【図4】本発明第1実施例装置での各変速位置での摩擦
締結要素の締結論理表を示す図である。
【図5】本発明第1実施例装置で発進セレクト時の第1
クラッチ圧制御作動の流れを示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明第2実施例装置で発進セレクト時の第1
クラッチ圧制御作動の流れを示すフローチャートであ
る。
【図7】C1圧力制御弁でのスプール信号圧特性及び第
1クラッチ圧特性を示す図である。
【図8】実施例装置でのN−Dセレクト時における第1
クラッチ圧特性及び出力トルク特性図である。
【図9】従来装置でのN−Dセレクト時における第1ク
ラッチ圧特性及び出力トルク特性図である。
【符号の説明】
a 摩擦締結要素 b 高速ON/OFF電磁弁 c 発進セレクト検出手段 d 発進油圧制御手段 e 油温検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニュートラルから発進する変速段を作る
    のに必要な摩擦締結要素の締結力を高速ON/OFF電
    磁弁のパルス幅変調方式を用いて制御した油圧により得
    る自動変速機の発進油圧制御装置において、 ニュートラルからの発進セレクト操作を検出する発進セ
    レクト検出手段と、 発進セレクト検出時、前記高速ON/OFF電磁弁への
    パルス幅変調方式の駆動周波数を他の変速油圧制御時よ
    りも増大する発進油圧制御手段と、 を備えていることを特徴とする自動変速機の発進油圧制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動変速機の発進油圧制
    御装置において、 変速機作動油の油温を検出する油温検出手段を設け、 前記発進油圧制御手段は、発進セレクト検出時であって
    も一定油温以下では駆動周波数の増大を禁止する手段と
    したことを特徴とする自動変速機の発進油圧制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6361472B1 (en) 1999-04-30 2002-03-26 Jatco Transtechnology Ltd. Controller for an automatic transmission

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US6361472B1 (en) 1999-04-30 2002-03-26 Jatco Transtechnology Ltd. Controller for an automatic transmission
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