JPH07138921A - 路面ラインの敷設方法及び路面ラインの敷設装置 - Google Patents

路面ラインの敷設方法及び路面ラインの敷設装置

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JPH07138921A
JPH07138921A JP5291659A JP29165993A JPH07138921A JP H07138921 A JPH07138921 A JP H07138921A JP 5291659 A JP5291659 A JP 5291659A JP 29165993 A JP29165993 A JP 29165993A JP H07138921 A JPH07138921 A JP H07138921A
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JP
Japan
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line
road surface
opening
laying
forming
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JP5291659A
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English (en)
Inventor
Kazushi Yamamoto
一志 山本
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Osaki Kogyo KK
Original Assignee
Osaki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 路面上に突起を備えたラインを施工現場で簡
単且つ自由に描くことが出来るようにする。 【構成】 路面Rにおけるライン敷設部位に、揺変性を
有する熱溶融性材料Wを、該熱溶融性材料Wを収容した
収容槽2のライン形成用流出口3から流出させて、所定
幅のラインL1・L2を形成すると共に、このライン形
成時、前記ライン形成用流出口3の開口部形状を制御し
て、前記ラインL1・L2上に突起P1・P2を一体に
突設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として視覚障害者を
誘導するための突起を備えたラインを路面に敷設する敷
設方法及び敷設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、視覚障害者を誘導するための突起
を備えたラインを路面に敷設する方法としては、上面に
複数の突起を突設した平面視矩形状のブロックを予め工
場で生産して、このブロックを施工現場の路面にライン
状に順次埋設する方法と、上面に複数の突起を突設した
平面視矩形状のプラスチック製シートを、施工現場の路
面上に接着剤を介してライン状に貼り付けて行く方法と
が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記した何れ
の方法にあっても曲線のラインを美しく描くことは困難
であるし、またブロックを路面に埋設する方法では、施
工作業に時間及び経費を要する不具合があり、一方、シ
ートを用いる場合にあっては、該シートをアスファルト
路面若しくはコンクリート路面に剥離しないように貼り
付けることが技術的に困難であり、耐久性に乏しいもの
である。
【0004】本発明は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、路面上に突起を備えたラインを施工現場にお
いて簡単且つ自由に敷設することの出来るラインの成形
方法を提供するにあり、また該ラインの敷設作業が容易
に行える成形装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして請求項1記載の
発明は、路面Rにおけるライン敷設部位に、揺変性を有
する熱溶融性材料Wを、該熱溶融性材料Wを収容した収
容槽2のライン形成用流出口3から流出させて、所定幅
のラインL1・L2を形成すると共に、このライン形成
時、前記ライン形成用流出口3の開口部形状を制御し
て、前記ラインL1・L2上に突起P1・P2を一体に
突設するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】また請求項2記載の発明は、走行装置1に
設けた熱溶融性材料の収容槽2の底部に、ライン形成用
流出口3と、該ライン形成用流出口3の上縁に連通して
走行装置の進行方向後方に向かって開口する突起形成用
流出口4a・4bとを設ける一方、前記突起形成用流出
口4a・4bを間欠的に開閉する開閉体6を設けている
ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明によれば、施工現場におい
て前記走行装置をライン形成部位に沿って走行させるだ
けで、前記ライン形成用流出口より流下する熱溶融性材
料により路面上にラインが形成されながら、該ライン上
に所望の突起を一体に突設することが出来、例えば曲線
状のラインでも前記走行装置を旋回させるだけで美しく
敷設することが出来る。
【0008】また請求項2記載の発明によれば、施工現
場において、前記走行装置1を移動させながら、前記突
起形成用流出口4a・4bを間欠的に開閉するだけの簡
単な作業で、直ちに突起を備えたラインを路面上に自由
に敷設することが出来る。
【0009】
【実施例】図1は、視覚障害者を誘導するための筋状の
突起P1を設けた所謂誘導形ラインL1、及びボタン状
の突起P2を設けた所謂警告形ラインL2を路面Rに敷
設する敷設装置の概略を示したものであり、前後に走行
車輪11を備えた走行装置1に、揺変性を有する熱溶融
性材料Wの収容槽2を搭載している。
【0010】前記収容槽2の底部には、ライン形成用流
出口3と、該ライン形成用流出口3に連通して走行装置
1の進行方向後方に向かって開口する突起形成用流出口
とを備えた平面視矩形状の枠体5を設けると共に、前記
突起形成用流出口を開閉する開閉体6を設け、該開閉体
6を、前記収容槽2の上部に組付けたエアーシリンダ6
0のピストンに連結杆61を介して連動連結し、該エア
ーシリンダ60の作動により、前記開閉体6を間欠的に
開口させるようにしている。
【0011】具体的には、前記枠体5の底部両側に、路
面R上を摺動する前後方向に延びる接地部51を設け
て、該接地部51間に、幅約30cmのライン形成用流
出口3を開口させると共に、該枠体5の底部に前記ライ
ン形成用流出口3を開閉するシャッター52を前後方向
スライド自由に支持している。
【0012】また前記枠体5の後部外側面には、前記ラ
イン形成用流出口3の上縁に連通して走行装置1の進行
方向後方に向かって開口する筋状突起形成用流出口4a
を複数形成した第1側板53a、又は同じくライン形成
用流出口3の上縁に連通して走行装置1の進行方向後方
に向かって開口するボタン状突起形成用流出口4bを複
数形成した第2側板53bを選択的にボルト止めすると
共に、これら側板53a・53bの外側面に対して所定
間隔開けてガイド板54を同じくボルト止めして、該側
板53a又は53bとガイド板54との隙間に、前記突
起形成用流出口4a又は4bを間欠的に開閉する板状の
開閉体6を上下方向スライド自由に介装し、該開閉体6
の上端部を、前記収容槽2の上部に組付けた前記エアー
シリンダ60のピストンに連結杆61を介して連動連結
している。
【0013】前記エアーシリンダ60による前記開閉体
6の開閉操作は、前記走行装置1の移動距離に基づいて
制御するようにしているのであって、具体的には、図7
に概略的に示すように、前記走行車輪11の回転数を計
測する計測装置12と、該計測装置12からの入力信号
に基づいて前記エアーシリンダ60の動作させるコンピ
ュータからなるコントローラ13とを備え、前記計測装
置12からの入力信号に基づいて前記コントローラ13
で走行装置1の移動距離を計測して、所定移動距離毎に
前記エアーシリンダ60を随時往動乃至復動させて、前
記開閉体6の開閉を行うようにしている。
【0014】また前記したシャッター52は、前記走行
装置1の前部に揺動自由に支持した操作ハンドル14
に、一対の連結リンク15a・15bを介して連結し、
前記操作ハンドル12の操作により、前記連結リンク1
2a・12bを介して前記シャッター52の開閉操作が
行えるようにしている。
【0015】尚、前記収容槽2には、該収容槽2に収容
する熱溶融性材料を150℃〜230℃に加熱保温する
ためのバーナー(図示せず)を備えている。
【0016】図中、16は、前記走行装置1を移動させ
るのに用いる移動ハンドルを示す。
【0017】以上の敷設装置で使用する熱溶融性材料W
の組成は、下記に示す組成表に示すものを用いている。
【0018】
【表1】
【0019】以上の表に示す揺変材、即ち揺変性付与材
としては、コロイダルシリカ、硬化油脂肪酸エステル、
金属石鹸、ベンナイト等が挙げられる。
【0020】また樹脂と可塑剤としては、トラフィック
ペイント用の石油樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、そ
の他の一般のハードレジン、酢ビーエチレン共重合物等
と鉱油、フタル酸エステル等一般的な可塑剤が挙げられ
る。
【0021】また顔料としては、酸化チタン、群青、黄
鉛、その他有機顔料等一般的なものを用いる。
【0022】また骨材としては、1mm以下の小粒径の
硅石、炭酸カルシウム鉱石等の一般的な砕石を用いる。
【0023】また充填剤としては、主として炭カル(重
質炭酸カルシウム粉末)を用いる。
【0024】以上の敷設装置により、路面Rに筋状の突
起P1を設けた所謂誘導形ラインL1を形成する場合に
は、前記枠体5の後側外面に前記第1側板53aをボル
ト止めした上で、前記走行装置1を走行させて、前記枠
体5が路面R上のライン敷設部位まで来た時点で、先ず
前記操作ハンドル14を介して前記シャッター52を開
動作させて、図4に示すように、前記ライン形成用流出
口3を開くと、前記収容槽2内で加熱保温されている前
記熱溶融性材料Wが路面R上に流下し、前記走行装置1
の移動に従って路面R上に厚さ約2mmのラインL1が
形成されるのである。そして前記走行装置1の走行に伴
い、前記コントローラ13を介して前記エアーシリンダ
60が往動すると、図5に示すように、更に前記筋状突
起形成用流出口4aが開放されて、該筋状突起形成用流
出口4aから前記収容槽2内の熱溶融性材料が流出し
て、前記ラインL1上に筋状突起P1が一体に形成され
るのであり、前記走行装置1が所定距離移動した時、前
記コントローラ13を介してエアーシリンダ60が復動
して、前記筋状突起形成用流出口4aが前記閉鎖体6で
閉鎖され、前記筋状突起P1の形成が中断されるのであ
る。
【0025】斯くしてコントローラ13の制御による前
記開閉体6の間欠的な開閉動作が繰り返されることによ
り、図10に示すように、前記ラインL1上に所定の筋
状突起P1(例えば全長30cm、幅3cm、高さ5m
m)が突設されることとなる。
【0026】しかして、筋状突起P1を突設した誘導形
ラインL1からボタン状の突起P2を設けた所謂警告形
ラインL2の敷設に切り替える場合には、前記シャッタ
ー52を一旦閉動作させた上で、前記枠体5の後側外面
に取付けている前記第1側板53aを第2側板53bに
取り替え、しかる後、前記シャッタ52を再度、開動作
させた上で走行装置1を移動させ、路面R上にラインL
2を形成する一方、前記コントローラ13を介して前記
エアーシリンダ60が往動すると、前記ボタン状突起形
成用流出口4bが開放されて、該ボタン状突起形成用流
出口4bから前記収容槽2内の熱溶融性材料Wが流出し
て、前記ラインL2上にボタン状突起P2一体に形成さ
れるのであり、また前記走行装置1が所定距離移動した
時、前記コントローラ13を介してエアーシリンダ60
が復動して、前記ボタン状突起形成用流出口4bが前記
閉鎖体6で閉鎖され、前記ボタン状突起P2の形成が中
断されるのである。
【0027】斯くしてコントローラ13の制御による前
記開閉体6の間欠的な開閉動作が繰り返されることによ
り、図10に示すように、前記ラインL2上に所定のボ
タン状突起P2(例えば直径3cm、高さ5mm)が突
設されることとなるのであって、かかるボタン状突起P
2は、前記熱溶融性材料が冷却する間に極めてゆっくり
流動して、冷却後は丸みを帯びたボタン状となるのであ
る。
【0028】以上の実施例では、前記閉鎖体6の開閉操
作をエアーシリンダ60を介して自動的に行うようにし
たが、手動により開閉操作を行うようにしてもよい。
【0029】また以上の実施例では、前記シャッター5
2を手動操作により行うようにしたが、前記閉鎖体6と
同様にエアーシリンダ等を用いて自動開閉操作が行える
ようにしてもよい。
【0030】また以上の実施例では、ラインL2上に複
数のボタン状突起P2を縦列状に形成するようにした
が、前記第2側板53bを複数に分割して、各分割片を
2つのグループにわけて、各グループを個別に開閉操作
することで、図11に示すようなちどり状のボタン状突
起P2を形成することも可能である。
【0031】即ち、図8及び図9に示すように、前記閉
鎖体6を、前記第2側板53bのボタン状突起形成用流
出口4b毎に分割して、これら分割片6a〜6eのう
ち、その3枚6a・6c・6eを一つのエアーシリンダ
に連動連結すると共に、残りの分割片6b・6dを前記
収容槽2の上部に別途設置するエアーシリンダに連動連
結し、前記ラインL2の形成時、前記した2台のエアー
シリンダを交互に作動させることで、図11に示すちど
り状に配設したボタン状突起P2を形成することが可能
である。
【0032】
【発明の効果】以上のごとく請求項1記載の発明によれ
ば、路面Rにおけるライン敷設部位に、揺変性を有する
熱溶融性材料Wを、該熱溶融性材料Wを収容した収容槽
2のライン形成用流出口3から流出させて、所定幅のラ
インL1・L2を形成すると共に、このライン形成時、
前記ライン形成用流出口3の開口部形状を制御して、前
記ラインL1・L2上に突起P1・P2を一体に突設す
るようにしたことにより、施工現場だけでの作業によ
り、突起を備えたラインを路面上にスムーズにしかも例
えば平面視湾曲状など自由な形に敷設することが出来
る。
【0033】また請求項2記載の発明によれば、走行装
置1に設けた熱溶融性材料の収容槽2の底部に、ライン
形成用流出口3と、該ライン形成用流出口3の上縁に連
通して走行装置の進行方向後方に向かって開口する突起
形成用流出口4a・4bとを設ける一方、前記突起形成
用流出口4a・4bを間欠的に開閉する開閉体6を設け
たことにより、施工現場において、前記走行装置1を移
動させながら、前記突起形成用流出口4a・4bを間欠
的に開閉するだけの簡単な作業で、直ちに突起を備えた
ラインを路面上に自由に敷設することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】路面ラインの敷設装置の概略側面図。
【図2】路面ラインの敷設装置の要部の背面図。
【図3】図2におけるXーX線断面図。
【図4】ライン形成用流出口を開口させた状態の要部の
断面図。
【図5】ライン形成用流出口と突起形成用流出口を開口
させた状態の要部の断面図。
【図6】第2側板を取付けた状態の敷設装置の要部の背
面図。
【図7】開閉体の制御機構を示すブロック図。
【図8】別の実施例を示す敷設装置の要部の背面図。
【図9】図8におけるYーY線断面図。
【図10】敷設装置により形成した路面ラインの概略斜
視図。
【図11】図8に示す敷設装置により形成した路面ライ
ンの概略平面図。
【符号の説明】
1 走行装置 2 収容槽 3 ライン形成用流出口 4a・4b 突起形成用流出口 6 開閉体 R 路面 W 熱溶融性材料 L1・L2 ライン P1・P2 突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に突起を突設したラインを路面に敷
    設する敷設方法であって、路面(R)におけるライン敷
    設部位に、揺変性を有する熱溶融性材料(W)を、該熱
    溶融性材料(W)を収容した収容槽(2)のライン形成
    用流出口(3)から流出させて、所定幅のライン(L
    1)(L2)を形成すると共に、このライン形成時、前
    記ライン形成用流出口(3)の開口部形状を制御して、
    前記ライン(L1)(L2)上に突起(P1)(P2)
    を一体に突設することを特徴とする路面ラインの敷設方
    法。
  2. 【請求項2】 揺変性を有する熱溶融性材料(W)によ
    り、上面に突起を突設したラインを路面上に敷設する敷
    設装置であって、走行装置(1)に設けた熱溶融性材料
    の収容槽(2)の底部に、ライン形成用流出口(3)
    と、該ライン形成用流出口(3)の上縁に連通して走行
    装置の進行方向後方に向かって開口する突起形成用流出
    口(4a)(4b)とを設ける一方、前記突起形成用流
    出口(4a)(4b)を間欠的に開閉する開閉体(6)
    を設けていることを特徴とする路面ラインの敷設装置。
JP5291659A 1993-11-22 1993-11-22 路面ラインの敷設方法及び路面ラインの敷設装置 Pending JPH07138921A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002194717A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Jr West Built Co Ltd 点字標識シート
JP2007262864A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Sekisui Jushi Co Ltd 熱溶融型塗料の施工装置及び方法
JP2008215002A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Sekisui Jushi Co Ltd 高視認性道路標示ライン及び高視認性道路標示ラインの形成方法
JP2012117253A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Kictec Inc 路面標示線用ペイント塗布装置
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JP2015148115A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 株式会社キクテック 路面ライン標示用塗料及び路面ライン標示

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