JPH0713818A - インストール確認方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ファイルが記録されたインストール媒体を磁気
ディスクへインストールする場合にインストール結果の
確認を容易にする。 【構成】インストール情報媒体２から入力されたインス
トール情報を記憶するインストール情報領域９と、この
インストール情報に基づいてインストール媒体１内のフ
ァイルを検索した結果およびインストールが行われた結
果の情報を記憶するファイル検索情報領域８と、検索と
インストールを制御するとともに、インストール情報領
域９とファイル検索情報領域８の各内容を比較し、その
結果によりインストール情報を更新してインストール情
報媒体２への書戻しを制御する比較及びファイル制御手
段１０とを設けたことを特徴とするインストール確認方
式。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータのファイ
ルをインストールするときのインストール確認方式に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ファイルを磁気テープ等から磁気
ディスクへインストールした後、真にそのファイルが目
的の所へインストールされているかどうかを確認する手
段として、磁気テープに記録してあるファイルの情報を
紙に出力し、インストール後ファイル一覧を見る操作を
行い、そこにインストールしたファイルがあるかどうか
を調べるか、またはファイルがインストールされている
かどうかを調べるプログラムを作成して実行した結果を
紙に出力して比較していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインス
トール確認で方式のうちの前者の方式では、人間の目で
いちいち比較しなければならず、大量のファイルをイン
ストールしたときには、インストール確認のための確認
が必要となりインストール作業としては非効率であると
いう欠点がある。

【０００４】また、後者の方式では、大量のファイルを
インストールしてもインストール確認は前者に比べて効
率的ではあるが、インストールするコンピュータの知識
に精通していなければならず、専門家でないとインスト
ール作業が行えないという欠点がある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のインストール確
認方式は、インストール媒体内のファイルを磁気ディス
クにインストールするときのインストール確認方式にお
いて、インストール情報媒体から入力されたインストー
ル情報を記憶するインストール情報領域と、該インスト
ール情報に基づいて前記インストール媒体内のファイル
を検索した結果および前記インストールが行われた結果
の情報を記憶するファイル検索情報領域と、前記検索と
前記インストールを制御するとともに、前記インストー
ル情報領域と前記ファイル検索情報領域の各内容を比較
し、その結果により前記インストール情報を更新して前
記インストール情報媒体への書戻しを制御する制御手段
とを設けたことを特徴とする。

【０００６】

【実施例】本発明の第１の実施例の概略を示す図２を参
照すると、本実施例はファイル群を記録したインストー
ル媒体１と、インストール情報媒体２と、インストール
ファイル入力手段３と、インストール情報入出力手段４
と、インストール管理手段５と、ディスク入出力手段６
および磁気ディスク７とから成る。インストール情報媒
体２には、どのファイルが磁気ディスク７のどこに書き
込まれるのか、といったインストール情報が記録されて
いる。

【０００７】図１は、インストール管理手段５の詳細を
示し、ファイル検索情報領域８と、インストール情報領
域９と、比較及びファイル制御手段１０とから構成され
ている。

【０００８】表１はインストール情報媒体２に記録され
ているファイル群のインストール情報の形式を示し、フ
ァイル名を指定するファイル欄、ファイル欄で指定され
るファイルが磁気ディスク７のどのアドレスに格納され
るのかを記録するファイル配置欄、ファイル欄で指定さ
れたファイルがインストール媒体１に格納されているか
どうかをチェックするファイル検索欄および磁気ディス
ク７に正常に書き込まれたかどうかをチェックするイン
ストール確認欄が設けられている。

【０００９】

【表１】

【００１０】以下に説明するように、本発明の方式によ
れば、インストール情報媒体２のインストール情報を基
にインストール媒体１から磁気ディスク７へファイルが
コピーされ、そのファイルが磁気ディスク７に正常に書
き込まれたのかどうかをインストール管理手段５で管理
することによってインストール結果が容易に確認するこ
とができる。

【００１１】図２において、インストール管理手段５が
インストール情報入出力手段４を制御してイストール情
報媒体２からインストール情報を入手する。その情報は
表１のようである。インストール管理手段５は入手した
インストール情報中のファイル欄に基づいてインストー
ルファイル入力手段３を制御し、インストール媒体１か
らファイルを検索する。ファイル検索の結果は、インス
トール情報のファイル検索欄に記録される。ファイルが
存在していると判明した場合、インストール管理手段５
はインストール情報中のファイル配置欄の情報に従い、
インストール媒体１中のファイルをインストールファイ
ル入力手段３、ディスク入出力手段６を通じて磁気ディ
スク７に記録させる。磁気ディスク７にファイルが記録
された後、インストール管理手段５はインストール情報
と磁気ディスク７中のファイル情報とを比較し、その結
果をインストール情報のインストール確認欄に記録す
る。

【００１２】以上の操作を行った後、インストール管理
手段５は総合結果を新たなインストール情報としてイン
ストール情報入出力手段４を通じてインストール情報媒
体２へ出力させる。

【００１３】次に、以上の動作について、図１に基づい
て詳細に説明する。

【００１４】インストール情報は、比較及びファイル制
御手段１０からの指示によってインストール情報入出力
手段４を通してインストール情報領域９に書き込まれ
る。比較及びファイル制御手段１０は、この情報に基づ
いてインストール媒体１を検索し、検索した結果の情報
をファイル検索情報領域８へ書き込む。

【００１５】ここで比較及びファイル制御手段１０は両
情報領域９と８の比較を行い、その結果（検索が成功し
たか否か）をインストール情報領域９へ書き込む。

【００１６】磁気ディスク７へのファイルの転送が終了
後、比較及びファイル制御手段１０は磁気ディスク７上
のファイル情報をディスク入出力手段６を通して入手
し、ファイル検索領域８へ書き込む。その後、比較及び
ファイル制御手段１０はファイル検索情報領域８とイン
ストール情報領域９のデタ（表１のファイル配置欄のデ
ータ）の比較を行い、その結果（所定のアドレスに書き
込めたか否か）をインストール情報領域９に書き込む。

【００１７】最後にインストール情報領域９の情報をイ
ンストール情報入出力手段４を通じてインストール情報
媒体２へ出力する。

【００１８】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、インスト
ール情報媒体中の情報を基にしてインストール媒体から
ファイルをインストールし、インストール結果をインス
トール情報と比較することにより、より確実にインスト
ール作業が行えるようになるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】本発明の一実施例の概略を示すブロック図であ
る。

【符号の説明】

１ インストール媒体 ２ インストール情報媒体 ３ インストールファイル入力手段 ４ インストール情報入出力手段 ５ インストール管理手段 ６ ディスク入出力手段 ７ 磁気ディスク

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 インストール媒体内のファイルを磁気デ
   ィスクにインストールするときのインストール確認方式
   において、 インストール情報媒体から入力されたインストール情報
   を記憶するインストール情報領域と、 該インストール情報に基づいて前記インストール媒体内
   のファイルを検索した結果および前記インストールが行
   われた結果の情報を記憶するファイル検索情報領域と、 前記検索と前記インストールを制御するとともに、前記
   インストール情報領域と前記ファイル検索情報領域の各
   内容を比較し、その結果により前記インストール情報を
   更新して前記インストール情報媒体への書戻しを制御す
   る制御手段とを設けたことを特徴とするインストール確
   認方式。
2. 【請求項２】 前記インスロール情報は、インストール
   対象のファイルを指定するためのファイル名，該ファイ
   ルをインストールすべき前記磁気ディスクのアドレスを
   指定するファイル配置，前記検索の結果情報であるファ
   イル検索および前記インストールの結果情報であるイン
   ストール確認の各欄から成ることを特徴とする請求項１
   記載のインストール確認方式。