JPH07137576A - ハイマウントストップランプの取付け構造 - Google Patents

ハイマウントストップランプの取付け構造

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Publication number
JPH07137576A
JPH07137576A JP8728194A JP8728194A JPH07137576A JP H07137576 A JPH07137576 A JP H07137576A JP 8728194 A JP8728194 A JP 8728194A JP 8728194 A JP8728194 A JP 8728194A JP H07137576 A JPH07137576 A JP H07137576A
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JP
Japan
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cover
hooked
mount stop
high mount
upper back
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Application number
JP8728194A
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English (en)
Inventor
Takumi Katayama
拓己 片山
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハイマウントストップランプを取り付けるカ
バーを自動車の後部の狭い空間に容易に取り付けること
ができること。 【構成】 アッパバックの上方に配置されるパッケージ
トレーと、このパッケージトレーの上方に配置されるリ
ヤウインドゥガラスとの間の自動車の後部の空間にハイ
マウントストップランプ(18)を取り付ける構造であ
る。後方の1つの被掛止部(36)と、前方の2つの被
掛止部(38)とを有する、ハイマウントストップラン
プ(18)を取り付けるカバー(20)を備える。アッ
パバックの補強材であるアッパバックリィインフォース
(10)は、カバー(20)を前方から後方へ向けて移
動させ、所定の取付け位置にもたらしたとき、被掛止部
(36、38)を固定状態に保持する複数の穴(52、
54)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハイマウントストップラ
ンプの取付け構造に関し、特に、ハイマウントストップ
ランプをパッケージトレーと、このパッケージトレーの
上方にあるリヤウインドゥガラスとの間の自動車の後部
の空間に取り付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】下方へ突出する複数のフックをランプの
カバーに設け、カバーを上方から下方へ向けて移動して
複数のフックをパネルの穴に押し込み、カバーをパネル
に取り付ける構造がある(実開昭60- 100236号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に乗用車では、パッ
ケージトレーと、このパッケージトレーの上方にあるリ
ヤウインドゥガラスとの間の後部の空間は、前後方向へ
伸びる鉛直仮想面で切断した断面が三角形状であって非
常に狭いことと、ハイマウントストップランプの場合、
光が車室に漏れるのを防ぐため、ハイマウントストップ
ランプを取り付けるカバーをリヤウインドゥガラスに沿
わせ、実質的に密接することから、前記取付け構造のよ
うに、上方から下方へ向けてカバーを移動して取り付け
ることは実際には難しい。また、そのような取付けがで
きるとしても、不自然な姿勢での作業を作業者に強いる
こととなり、作業者の負担が大きく、作業性が悪い。
【0004】本発明の目的は、ハイマウントストップラ
ンプを取り付けるカバーを自動車の後部の狭い空間に容
易に取り付けることができ、また取付けの際の作業者の
負担を軽くし、作業能率を高めることができる、ハイマ
ウントストップランプの取付け構造を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、アッ
パバックの上方に配置されるパッケージトレーと、該パ
ッケージトレーの上方に配置されるリヤウインドゥガラ
スとの間の自動車の後部の空間にハイマウントストップ
ランプを取り付ける構造であって、複数の被掛止部を有
する、前記ハイマウントストップランプを取り付けるカ
バーを備え、前記パッケージトレー、アッパバックまた
は該アッパバックの補強材であるアッパバックリィイン
フォースは、前記カバーを前方から後方へ向けて移動さ
せ、所定の取付け位置にもたらしたとき、前記複数の被
掛止部を固定状態に保持する複数の掛止部を有する。
【0006】請求項2の発明によれば、前記複数の被掛
止部は、前後方向へ間隔をおいた前方の少なくとも1個
と後方の少なくとも1個とからなる。この場合、前方の
被掛止部は前方へ向けて凸となったつめを有し、後方の
被掛止部は後方へ向けて凸となったつめを有する。そし
て、前記前方の被掛止部および後方の被掛止部の少なく
とも一方は、前後方向へたわみ可能に形成されている。
【0007】請求項3の発明によれば、前記複数の被掛
止部は、前後方向へ間隔をおいた前方の少なくとも1個
と後方の少なくとも1個とからなる。この場合、後方の
被掛止部およびこの後方の被掛止部を保持する前記掛止
部の一方は、前方から後方へ向けて狭まるように形成さ
れたガイドを有する。
【0008】請求項4の発明は、アッパバックの上方に
配置されるパッケージトレーと、該パッケージトレーの
上方に配置されるリヤウインドゥガラスとの間の自動車
の後部の空間にハイマウントストップランプを取り付け
る構造であって、下方へ突出する複数のフックを有す
る、前記ハイマウントストップランプを取り付けるカバ
ーを備え、前記パッケージトレーは前記複数のフックを
貫通させる穴を有し、前記アッパバックまたは該アッパ
バックの補強材であるアッパバックリィインフォース
は、前記カバーが所定の取付け位置となったとき前記複
数のフックを固定状態に保持する複数の穴を有する。
【0009】
【作用および効果】請求項1の発明によれば、カバーが
複数の被掛止部を有するため、カバーを前方から後方へ
向けて移動させ、所定の取付け位置にもたらしたとき、
前記複数の被掛止部がパッケージトレー、アッパバック
またはアッパバックリィインフォースの複数の掛止部に
保持される。これによってハイマウントストップランプ
を所定の位置に取り付けることができる。
【0010】カバーを前方から後方へ向けて移動させる
ことにより、カバーを所定の位置に取り付けることがで
きるため、自動車の後部の狭い空間でのハイマウントス
トップランプの取付けが容易である。また、不自然な姿
勢を作業者に強いることがなく、作業性を高めうる。
【0011】請求項2の発明によれば、前方の被掛止部
および後方の被掛止部の少なくとも一方が前後方向へた
わみ可能であるため、その一方の被掛止部をたわませて
他方の被掛止部のつめをパッケージトレー、アッパバッ
クまたはアッパバックリィインフォースの掛止部に引っ
掛け、カバーを固定する。固定後、前後のつめによって
固定状態に保持する。
【0012】カバーを取り付ける際、前後方向の力が加
わるが、上下方向の力が実質的に加わらないため、特
に、上下方向へたわみ易いパッケージトレーにカバーを
直接取り付ける際に好適である。ところで、パッケージ
トレーとこの下方にあるアッパバックとの間にはすきま
があり、このすきまの大きさがばらつくため、カバーを
アッパバックまたはアッパバックリィインフォースに取
り付ける場合には、取付けの際に調整することが必要と
なる。これに対し、特に、カバーをパッケージトレーに
直接取り付ける場合には、このような不具合は起こら
ず、作業性を向上できる。
【0013】請求項3の発明によれば、後方の被掛止部
およびこの後方の被掛止部を保持する前記掛止部の一方
が前方から後方へ向けて狭まるように形成されたガイド
を有するため、カバーを前方から後方へ向けて移動させ
るにつれ、車体の幅方向ないし左右方向におけるカバー
の位置合せができる。これによって、作業性を向上でき
る。
【0014】請求項4の発明によれば、カバーが複数の
フックを有し、パッケージトレーがこれらフックを貫通
させる穴を有するため、複数のフックをパッケージトレ
ーの穴に差し込み、アッパバックまたはアッパバックリ
ィインフォースの穴に到達させた後、カバーを後方へ向
けて移動させると、フックはアッパバックまたはアッパ
バックリィインフォースの穴に係合して固定状態とな
る。
【0015】フックをアッパバックまたはアッパバック
リィインフォースの穴に係合させるだけであるため、自
動車の後部の狭い空間でのハイマウントストップランプ
の取付けが容易である。また、不自然な姿勢を作業者に
強いることがなく、作業性を高めうる。
【0016】
【実施例】本発明は、第1の実施例を示す図1および図
2を参照するに、アッパバックの補強材であるアッパバ
ックリィインフォース10の上方にあるパッケージトレ
ー12と、パッケージトレー12の上方にあるリヤウイ
ンドゥガラス14との間の自動車の後部の空間16にハ
イマウントストップランプ18を取り付ける構造であっ
て、カバー20を備える。
【0017】カバー20にはハイマウントストップラン
プ18が取り付けられる。図示の実施例では、ハイマウ
ントストップランプ18は、バルブ22と、バルブ22
を覆うハウジング23と、レンズ24とからなる。一
方、カバー20はプラスチックによって成形されたもの
で、ハイマウントストップランプのハウジング23の上
方、左右の側方および前方を覆う被覆部28と、被覆部
28と一体となり、被覆部28の内側にある底部29と
からなる。被覆部28の左右の側部は、リヤウインドゥ
ガラスの傾斜に沿うように先細形状であり、被覆部28
の後方は開口30となっており、底部29にはハウジン
グ23を下方から、また下方へ向けて出入させる穴31
が設けられている。
【0018】カバー20の底部29は、中央部の1つの
つめ32と、左右の側部の2つのつめ33とを有する。
これらつめ32、33の掛止片は、ハイマウントストッ
プランプのハウジング23の張出し部25に設けたスリ
ットを貫通して張出し部に掛け止め可能である。したが
って、ハイマウントストップランプのハウジング23を
カバー20の底部29の穴31に差し込んでつめ32、
33をハウジング23のスリットに貫通させ、掛止片を
張出し部25に掛け止めることによって、ハイマウント
ストップランプ18はカバー20に取り付けられる。
【0019】カバー20は複数の被掛止部を有する。こ
れら被掛止部は、カバー20を前方から後方へ向けて移
動させ、所定の取付け位置にもたらしたとき、パッケー
ジトレー、アッパバックまたはアッパバックリィインフ
ォースの複数の掛止部に保持され、固定状態となる。
【0020】図1および図2に示した実施例では、カバ
ー20の複数の被掛止部は、下方へ突出する3つのフッ
ク、すなわち、後方の1つのフック36と、前方の2つ
のフック38である。
【0021】1つのフック36は、底部29の後方の中
央部にあり、下方の第1挾持片40と、第1挾持片40
から間隙をおいた上方の第2挾持片41とを有する。前
記間隙は、アッパバックリィインフォース10の厚みよ
りわずかに小さい。第1挾持片40は、図3に示すよう
に、平面視の面積が第2挾持片41の平面視の面積より
大きくなるように形成してあり、前方から後方へ狭まる
ように形成されたガイドエッジ42を有する。ガイドエ
ッジ42は、フック36の左右方向の位置合せをするガ
イドとなる。
【0022】2つのフック38は、被覆部28の左右の
側部にそれぞれ1つ設けたもので、カバー20の前後方
向へ伸びる中心軸線を含む鉛直面に対して対称形状であ
る。フック38は溝44と、溝44内にあって後方から
前方へ向けて末広状となった傾斜面45とを有し、さら
に、その下端に傾斜面46を有する。
【0023】パッケージトレー12は、カバー20の3
つのフック36、38を貫通させる穴を有する。この穴
は、3つのフック36、38が一緒に貫通するような1
つの穴とすることができ、また図1に仮想線で示すよう
に、フック36用の穴48と、2つのフック38用の穴
50との2つにすることができる。図示の実施例では、
穴50は、さらに、ハイマウントストップランプ18の
ハウジング23を出入させる。
【0024】アッパバックリィインフォース10は、カ
バー20が後方へ移動し、所定の取付け位置となったと
き前記3つのフック36、38を固定状態に保持する複
数の掛止部を有する。図示の実施例では、掛止部は3つ
の穴、すなわち後方の1つの穴52と、前方の2つの穴
54である。
【0025】図1に示すように1つの穴52にはフック
36が係合し、2つの穴54にはフック38がそれぞれ
係合する。穴52は、フック36の第1挾持片40が入
る大きさであり、穴52の両側に位置するアッパバック
リィインフォース10の部分は、前方から後方へ向けて
立ち上がった傾斜面56と、傾斜面56から後方へ向け
て立ち下がった傾斜面57とを有する。穴52の両側の
2つの傾斜面57は、穴52の終端で1つの傾斜面58
となっている。フック36の第1挾持片40と第2挾持
片41とは、傾斜面58を挾持する。一方、穴54は、
平面視の形状がL字を呈しており、左右の穴は対称であ
る。穴54の左右方向の外側となるアッパバックリィイ
ンフォース10の部分は、張出し片60と、掛止片61
とを有する。
【0026】図1および図2に示したカバー20は、次
のようにして固定される。まず、カバー20のフック3
6をパッケージトレーの穴48に、2つのフック38を
パッケージトレーの穴50にそれぞれ差し込む。そのす
ると、図3に示すように、フック36がアッパバックリ
ィインフォース10の穴52に、またフック38が穴5
4にそれぞれ対向する。そこで、カバー20を後方へ押
し込んで移動させると、フック36のガイドエッジ42
が傾斜面56の穴52に臨んでいるエッジに当たって、
フック36の第1挾持片40を穴52に導き、位置合せ
する。一方、フック38は、傾斜面45が張出し片60
の穴54に臨んでいるエッジに当たり、内方へ向けて変
形する。
【0027】さらに、カバー20を後方へ押し込んで移
動させると、フック36の第1挾持片40と第2挾持片
41とが傾斜面58を挾持し、フック36は固定状態と
なる。一方、フック38の傾斜面45が張出し片60の
穴54に臨んでいるエッジを滑ることから、傾斜面45
が張出し片60を外れたとき復元し、掛止片61が溝4
4に嵌まってフック38は固定状態となる。この固定状
態で、カバー20の被覆部28がパッケージトレー12
の上面に密接し、上下方向のがたつきが生じないように
フック36、38の長さを定めておく。その結果、カバ
ー20は3つのフック36、38によってアッパバック
リィインフォース10に堅固に取り付けられる。
【0028】図示の実施例では、フック38の下端に傾
斜面46を設けてあり、この傾斜面46によって次のよ
うな作用が行われる。カバー20を下方へ押し込んだと
き、フック38がたまたま張出し片60に載ってしまう
ことがあるが、このときフック38の傾斜面46が張出
し片60を滑り、張出し片60を傾斜面45に対向させ
る。その後、前記作用をするようになる。
【0029】前記実施例では、カバー20の3つのフッ
ク36、38は、アッパバックリィインフォース10の
穴に係合しているが、これに代え、3つのフック36、
38をアッパバックリィインフォース10の下方のアッ
パバック(図示せず)の穴に係合させることもできる。
【0030】本発明の第2の実施例を示す図4および図
5の取付け構造は、アッパバックリィインフォース10
の上方に配置されるパッケージトレー12と、パッケー
ジトレー12の上方に配置されるリヤウインドゥガラス
14との間の自動車の後部の空間16にハイマウントス
トップランプ18を取り付けるものであって、ハイマウ
ントストップランプ18を取り付けるカバー70を備え
る。この取付け構造では、カバー70が図1および図2
に示した取付け構造のカバー20とは異なる。その他の
部品は実質的に同じであるが、わずかな変更があるもの
もある。
【0031】カバー70はプラスチックによって成形さ
れたもので、ハイマウントストップランプ18のハウジ
ング23の上方、左右の側方および前方を覆う被覆部7
2と、被覆部72の内側にある底部73とからなる。被
覆部72の左右の側部はリヤウインドゥガラス14の傾
斜に沿うように先細形状であり、被覆部72の後方は開
口74となっており、底部73にはハウジング23を下
方から、また下方へ向けて出入させる穴75が設けられ
ている。
【0032】カバー70は、その底部73の後方の中央
部に1つのつめ76を、被覆部72の前方の左右の側部
に2つのつめ77を有する。つめ76の掛止片は、ハイ
マウントストップランプ18のハウジング23の底部か
ら張り出した張出し部26に設けたスリットを貫通して
張出し部26に掛け止め可能である。一方、つめ77の
掛止片は、ハイマウントストップランプ18のハウジン
グ23の底部に開けたスリット27を貫通して底部に掛
け止め可能である。したがって、ハイマウントストップ
ランプのハウジング23をカバー70の底部73の穴7
5に差し込んでつめ76、77をハウジング23のスリ
ットに貫通させることによって、ハイマウントストップ
ランプ18はカバー70に取り付けられる。
【0033】カバー70は複数の被掛止部を有する。こ
れら被掛止部は、カバー70を前方から後方へ向けて移
動させ、所定の取付け位置にもたらしたとき、パッケー
ジトレー、アッパバックまたはアッパバックリィインフ
ォースの複数の掛止部に保持され、固定状態となる。
【0034】図示の実施例では、カバー70は、後方の
2つの被掛止部80と、前方の2つの被掛止部82との
合計4つの被掛止部を有する。後方の2つの被掛止部8
0は、底部73の左右の側部にそれぞれ1つ設けたもの
で、底部73から一体に伸びる扁平なスペーサ片84
と、スペーサ片84から後方へ斜めに伸びる扁平な掛止
片85とを有する。一方、前方の2つの被掛止部82
は、被覆部72の左右の側部の、後方の被掛止部80よ
り車体の幅方向の外方となる位置にそれぞれ1つ設けた
もので、カバー70の前後方向へ伸びる中心軸線を含む
鉛直面に対して対称形状である。被掛止部82は、扁平
なスペーサ片87と、スペーサ片87から車体の幅方向
の外方へ突出する掛止片88と、掛止片88との間にわ
ずかな間隙をおくように掛止片88に対向するリブ89
と、スペーサ片87の下端の傾斜したガイド面90とを
有し、スペーサ片87は幅方向へ変形可能である。掛止
片88とリブ89との間の前記間隙は、アッパバックリ
ィインフォース10の厚みよりわずかに大きい。
【0035】パッケージトレー12はカバー70の4つ
の被掛止部80、82を貫通させる1つの穴92を有
し、アッパバックリィインフォース10は、被掛止部8
0の掛止片85を貫通させる細長い穴94と、被掛止部
82のスペーサ片87および掛止片88を貫通させる細
長い穴95とを左右の側部に有する。穴94と穴95と
は被掛止部80、82を固定状態に保持する掛止部とな
る。穴94は、アッパバックリィインフォース10の頂
部にあり、カバー70を前方から後方へ移動させると
き、被掛止部80の掛止片85が進入できる位置に形成
されている。一方、穴95は、被掛止部82のスペーサ
片87の下端が穴95に入ったとき、前後方向へわずか
な遊びができる大きさである。
【0036】図4および図5の実施例のカバー70は、
次のようにして固定される。まず、ハイマウントストッ
プランプ18を取り付けたカバー70を空間16に導
き、4つの被掛止部80、82をパッケージトレー12
の穴92に貫通させ、カバー70を前方から後方へ向け
て移動させる。そうすると、後方の被掛止部80の掛止
片85がアッパバックリィインフォース10の穴94に
進入する。その後、前方の被掛止部82の掛止片88よ
り下方のスペーサ片87の下端がアッパバックリィイン
フォース10の穴95に進入する。このとき、ガイド面
90が穴95の前方エッジを滑り、進入を容易にする。
スペーサ片87の下端が穴95に入ったとき、カバー7
0を下方へ押すと、スペーサ片87が変形し、掛止片8
8が穴95のエッジを越えたとき復元する。その結果、
掛止片88が穴95の側方エッジの下側に引っ掛かり、
掛止片88からアッパバックリィインフォース10の板
厚分の間隔をおいた被掛止部82の水平部96が穴95
の前方エッジの上側に突き当たる。これによって、被掛
止部82の上下方向のがたつきが防止される。一方、ガ
イド面90の上にある被掛止部82の鉛直部97が穴9
5の前方エッジに突き当たり、後方の被掛止部80のス
ペーサ片84と掛止片85との遷移部86がアッパバッ
クリィインフォース10の穴94の後方エッジに突き当
たる。このように、カバー70は、被掛止部82の鉛直
部97と被掛止部80の遷移部86との相互作用によっ
て前後方向の移動を規制された状態で所定位置に固定さ
れる。
【0037】本発明の第3の実施例を示す図6および図
7の取付け構造は、アッパバック11およびアッパバッ
クリィインフォース10の上方に配置されるパッケージ
トレー12と、パッケージトレー12の上方に配置され
るリヤウインドゥガラス14との間の自動車の後部の空
間16にハイマウントストップランプ18を取り付ける
ものであって、ハイマウントストップランプ18を取り
付けるカバー100を備える。この取付け構造では、カ
バー100が図1、図2および図4に示した取付け構造
のカバー20、70とは異なる。その他の部品は実質的
に同じであるが、わずかな変更があるものもある。
【0038】カバー100はプラスチックによって成形
されたもので、ハイマウントストップランプ18のハウ
ジング23の上方、左右の側方および前方を覆う被覆部
102と、被覆部102と一体となり、被覆部102の
内側にある底部103とからなる。被覆部102の左右
の側部はリヤウインドゥガラス14の傾斜に沿うように
先細形状であり、被覆部102の後方は開口104とな
っており、底部103にはハウジング23を下方から、
また下方へ向けて出入させる穴105が設けられてい
る。
【0039】カバー100の底部103はつめを有し、
一方、ハイマウントストップランプ18のハウジング2
3の底部から張り出した張出し部はスリットを有する。
ハイマウントストップランプのハウジング23をカバー
100の底部103の穴105に差し込んでつめをハウ
ジング23のスリットに貫通させることによって、ハイ
マウントストップランプ18はカバー100に取り付け
られる。この構造は前記実施例と同様であるので、図示
は省略してある。
【0040】カバー100は複数の被掛止部を有する。
これら被掛止部は、カバー100を前方から後方へ向け
て移動させ、所定の取付け位置にもたらしたとき、パッ
ケージトレー、アッパバックまたはアッパバックリィイ
ンフォースの複数の掛止部に保持され、固定状態とな
る。
【0041】図示の実施例では、カバー100は、後方
の1つの被掛止部106と、前方の2つの被掛止部10
8との合計3つの被掛止部を有する。後方の1つの被掛
止部106は、前後方向へ伸びる鉛直仮想面で切断した
断面がU字状を呈し、その一端がカバー100の底部1
03に一体に結合され、他端が自由端となっているたわ
み片110と、後方へ向けて凸となったつめ111とを
有する。被掛止部106は、たわみ片110によって前
後方向へたわみ可能である。一方、前方の2つの被掛止
部108は、カバー100の被覆部102の左右の側部
にそれぞれ1つ設けた、前方へ向けて凸となったつめで
あり、その下端に前方へ向けて上向きの傾斜面114
を、傾斜面114の終端に切欠き115を有する。
【0042】後方の被掛止部106のたわみ片110
は、真直ぐな片とすることもできるが、図示の実施例の
ように、断面がU字状を呈し、その一端で底部103に
結合した形態であれば、上下方向の寸法を小さく保ちな
がら、たわみ代を大きくすることができる。
【0043】パッケージトレー12は、カバー100の
後方の被掛止部106を貫通させる穴120と、カバー
100の前方の2つの被掛止部108をそれぞれ貫通さ
せる2つの穴122と、ハイマウントストップランプの
ハウジング23を出入させる1つの穴124とを有す
る。穴120と穴122とは、被掛止部106、108
をそれぞれ固定状態に保持する掛止部となる。
【0044】図8に示すように、穴120は、前方の幅
広部分126と、2つのガイド面127と、後方の幅狭
部分128とからなり、2つのガイド面127は、前方
から後方へ向けて狭まるように形成され、ガイドとなっ
ている。幅広部分126は、被掛止部106が余裕を持
って入る大きさであり、幅狭部分128は被掛止部10
6が入ると左右方向にわずかなすきまができる大きさで
ある。一方、穴122は、前方の被掛止部108が入る
大きさであるが、後方の被掛止部106のたわみ片11
0が穴120の後方エッジに接したとき、被掛止部10
8の傾斜面114が穴122の前方エッジに載るよう
に、前後の穴120、122間のスパンを定めてある。
【0045】図8に示す実施例では、穴120が2つの
ガイド面127を有するが、これに代え、被掛止部10
6にガイド面を設けることもできる。すなわち、穴12
0の幅広部分126と幅狭部分128とをガイド面を介
することなく接続すると共に、被掛止部106の後方端
部に2つの傾斜したガイド面を設けるようにする。
【0046】図6および図7の実施例のカバー100
は、次のようにして固定される。まず、ハイマウントス
トップランプ18を取り付けたカバー100を空間16
に導き、後方の被掛止部106をパッケージトレー12
の穴120に差し込む。このとき、被掛止部106は、
図8に示すように、穴120の幅広部分126に入る。
その後、カバー100を後方へ移動させると、被掛止部
106は2つのガイド面127のいずれかに接して移動
し、幅狭部分128に至ったとき、左右方向の位置合せ
がなされる。被掛止部106のたわみ片110が穴12
0の後方エッジに接したとき、図9のaのように、前方
の被掛止部108の傾斜面114が前方の穴122の前
方エッジに載る。この状態になったとき、カバー100
に後方へ向く力Fを加えると、同図bのように、後方の
被掛止部106のたわみ片110がたわみ、前方の被掛
止部108の傾斜面114が穴122の前方エッジを越
える。その後、同図cのように、カバー100をわずか
に下方へ押し、パッケージトレー12を被掛止部108
の切欠き115に嵌める。そうすると、後方の被掛止部
106のつめ111がアッパバックリィインフォース1
0の穴130に入り、穴のエッジに掛け止められる。こ
れによって、カバー100はパッケージトレー12の所
定位置に固定される。
【0047】パッケージトレー12は、通常、木質系ま
たは樹脂系のボードによって形成し、不織布のような表
面材で覆う。そのため、上下方向へたわみ易い。図6お
よび図7の取付け構造では、後方の被掛止部106のた
わみを利用して取り付けているため、前後方向の力は加
わるが、上下方向の力はパッケージトレー12にほとん
ど加わらないことから、良好な取付けが可能である。
【0048】図10に示すように、カバー100の底部
103にL字状のホルダ部132を設けておき、ここに
パッケージトレー12を差し込んでパッケージトレー1
2のたわみを抑えることができる。
【0049】図11に示すように、通常、アッパバック
11とパッケージトレー12との間にウレタンチップ1
34を置き、パッケージトレー12のたわみを防ぐ。図
6および図7の取付け構造でも、これによってパッケー
ジトレー12のたわみを防ぐことができる。しかし、図
6および図7の取付け構造では、カバー100とハイマ
ウントストップランプ18との重量が常にパッケージト
レー12に加わることから、図11の仮想線で示すよう
に、アッパバックリィインフォース10に折曲げ部分1
36を設けることによって、もしくはアッパバック11
に折曲げ部分138を設けることによって、または両者
によって、パッケージトレー12のたわみを防ぐことが
できる。これによれば、形状変更で対処でき、ウレンタ
チップ134を省略できることから、部品点数およびコ
ストを減らすことができる。
【0050】図6および図7の取付け構造では、カバー
100はパッケージトレー12に取り付けてあるが、こ
れに代え、カバー100をアッパバックリィインフォー
ス10またはアッパバック11に取り付けることもでき
る。この場合であっても、被掛止部106のたわみ性能
を利用して、迅速かつ容易な取付け作業ができる。ま
た、後方の被掛止部106が前後方向へたわみ可能であ
り、このたわみを利用してカバー100を取り付けてい
るが、これに代え、前方の被掛止部108をたわみ可能
に、または両方の被掛止部106、108をたわみ可能
に形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハイマウントストップランプを取り付ける前の
状態を示す1つの実施例の斜視図である。
【図2】本発明に係るハイマウントストップランプの取
付け構造の、図1と同じ実施例の、車両の前後方向へ伸
びる中心線を含む鉛直面で切断した断面図である。
【図3】図1の実施例の3つのフックと3つの穴との関
係を示す模式図である。
【図4】ハイマウントストップランプを取り付ける前の
状態を示す別の実施例の斜視図である。
【図5】本発明に係るハイマウントストップランプの取
付け構造の、図4と同じ実施例の、車両の前後方向へ伸
びる中心線を含む鉛直面に平行な面で切断した断面図で
ある。
【図6】ハイマウントストップランプを取り付ける前の
状態を示すさらに別の実施例の斜視図である。
【図7】本発明に係るハイマウントストップランプの取
付け構造の、図6と同じ実施例の、車両の前後方向へ伸
びる中心線を含む鉛直面で切断した断面図である。
【図8】図6の実施例の被掛止部と掛止部との関係を示
す模式図である。
【図9】図6の実施例の取付け手順を示す断面図で、
a、b、cは異なる状態を示している。
【図10】本発明に係るハイマウントストップランプの
取付け構造に採用することによって別の効果が期待でき
る支持部を示す断面図である。
【図11】本発明に係るハイマウントストップランプの
取付け構造に付随して採用することができる車体の部分
を示す断面図である。
【符号の説明】
10 アッパバックリィインフォース 11 アッパバック 12 パッケージトレー 14 リヤウインドゥガラス 16 空間 18 ハイマウントストップランプ 20、70、100 カバー 36、38、80、82、106、108 被掛止部 42、127 ガイド面 48、50、92、124 穴 52、54、94、95、120、122 掛止部
(穴)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アッパバックの上方に配置されるパッケ
    ージトレーと、該パッケージトレーの上方に配置される
    リヤウインドゥガラスとの間の自動車の後部の空間にハ
    イマウントストップランプを取り付ける構造であって、
    複数の被掛止部を有する、前記ハイマウントストップラ
    ンプを取り付けるカバーを備え、前記パッケージトレ
    ー、アッパバックまたは該アッパバックの補強材である
    アッパバックリィインフォースは、前記カバーを前方か
    ら後方へ向けて移動させ、所定の取付け位置にもたらし
    たとき、前記複数の被掛止部を固定状態に保持する複数
    の掛止部を有する、ハイマウントストップランプの取付
    け構造。
  2. 【請求項2】 前記複数の被掛止部は、前後方向へ間隔
    をおいた前方の少なくとも1個と後方の少なくとも1個
    とからなり、前方の被掛止部は前方へ向けて凸となった
    つめを有し、後方の被掛止部は後方へ向けて凸となった
    つめを有し、前記前方の被掛止部および後方の被掛止部
    の少なくとも一方は前後方向へたわみ可能である、請求
    項1に記載のハイマウントストップランプの取付け構
    造。
  3. 【請求項3】 前記複数の被掛止部は、前後方向へ間隔
    をおいた前方の少なくとも1個と後方の少なくとも1個
    とからなり、後方の被掛止部および該後方の被掛止部を
    保持する前記掛止部の一方は、前方から後方へ向けて狭
    まるように形成されたガイドを有する、請求項1に記載
    のハイマウントストップランプの取付け構造。
  4. 【請求項4】 アッパバックの上方に配置されるパッケ
    ージトレーと、該パッケージトレーの上方に配置される
    リヤウインドゥガラスとの間の自動車の後部の空間にハ
    イマウントストップランプを取り付ける構造であって、
    下方へ突出する複数のフックを有する、前記ハイマウン
    トストップランプを取り付けるカバーを備え、前記パッ
    ケージトレーは前記複数のフックを貫通させる穴を有
    し、前記アッパバックまたは該アッパバックの補強材で
    あるアッパバックリィインフォースは、前記カバーが所
    定の取付け位置となったとき前記複数のフックを固定状
    態に保持する複数の穴を有する、ハイマウントストップ
    ランプの取付け構造。
JP8728194A 1993-09-21 1994-04-04 ハイマウントストップランプの取付け構造 Pending JPH07137576A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005048413A1 (de) * 2005-10-10 2007-04-12 Hyundai Motor Co. Montagestruktur für eine hoch-montierte Bremsleuchte
KR100926142B1 (ko) * 2007-12-03 2009-11-10 한일이화주식회사 하이 마운티드 스톱 램프의 장착 구조

Cited By (3)

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DE102005048413A1 (de) * 2005-10-10 2007-04-12 Hyundai Motor Co. Montagestruktur für eine hoch-montierte Bremsleuchte
DE102005048413B4 (de) * 2005-10-10 2007-12-06 Hyundai Motor Co. Montagestruktur für eine hoch-montierte Bremsleuchte
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