JPH0713713Y2

JPH0713713Y2 - 足裏の半球状体指圧器

Info

Publication number: JPH0713713Y2
Application number: JP1989103965U
Authority: JP
Inventors: 玲子河村
Original assignee: 玲子河村
Priority date: 1989-09-06
Filing date: 1989-09-06
Publication date: 1995-04-05
Anticipated expiration: 2004-09-06
Also published as: JPH0343844U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は足裏の土踏まずの指圧器に関するもので、土踏
まずを指圧して血液の循環を助け、肩凝りなどをやわら
げることに利用される。

（従来の技術）従来の足裏の土踏まずの指圧器には、履物の中敷に凸状
の突起部を設け、足裏の土踏まずを押圧させるもの、履
物を履かなくても指圧できるように、足裏にゴムベルト
で装着できるようにしたもの等があるが、更に改良した
指圧器では、足裏の土踏まずに当接する凸状の突起部を
土踏まずの部分の内側から反対側の外側方向にかけて土
踏まず部分の全体に当接するように、傾斜をもって設け
られた台座に複数個の等径で篇平な突起部材を並べて固
着した構造となっている。

（考案が解決しようとする課題）前記の改良された指圧器においては、土踏まずの曲面に
倣った傾斜の台座を設け、その台座に複数個の等径で篇
平な突起部材を固着しているから、土踏まずの部分が全
体的に押圧されて相応の指圧効果を期待できる。

しかしながら突起部材の位置及び傾斜が一定しているか
ら、すべての使用者の土踏まずの曲面にはなじみにく
く、人によっては必ずしも足裏のツボを指圧しない欠点
を有する。

（課題を解決するための手段）本考案は前記の欠点を解消して、すべての使用者の足裏
の土踏まずになじみ易く、足裏のツボを有効に指圧する
指圧器を提供しようとするものである。

本考案による指圧器は、両端に装着用ベルトを備えた可
撓性の台板上に、大・中・小の直径の半球状体を、土踏
まず側には大径の半球状体を反対側には小径の半球状体
を、また中間には中径の半球状体を配置して、すべての
使用者の土踏まずの曲面になじみ易くすると共に指圧効
果を高めたことを特徴とする。

（作用）本考案による指圧器は大・中・小径の半球状体を、台板
上に足裏の土踏まずの位置、曲面形状に合わせて配設し
たものであるから、使用者の土踏まずを効果的に押圧で
き、使用者は簡易かつ有効に足裏のツボを指圧できる。

また、使用者が指圧器を装着して起立した場合、押圧体
が半球状体であるため、押圧体高さが球体の1/2に半減
し、土踏まずの部分の全体に安定的に体重がかかるか
ら、使用者は通常の直立姿勢を長時間保持することが容
易となる。

（実施例）以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本考案の足裏の半球状体指圧器の説明用たて断
面図、第２図は半球状体を柔らかい生地で被覆した本考
案の半球状体指圧器の説明用たて断面図、第３図は本考
案の半球状体指圧器を足裏に装着した状態を示す斜視図
である。

図中、１は本考案の半球状体指圧器、２は台板、３は装
着用ゴムベルト、４は大径の半球状体、５は中径の半球
状体、６は小径の半球状体、７は感圧接着剤、８は被覆
生地、９は足裏の土踏まずである。

本考案の半球状体指圧器１は可撓性の台板２の上に、金
属、セラミック、ガラス、プラスチック、ゴム、木、磁
石体等よりなる大径の半球状体４、中径の半球状体５、
小径の半球状体６を足裏の土踏まず９の曲面に倣って並
設している。

特に土踏まず９側には大径の半球状体４を、反対側には
小径の半球状体６を、中間には中径の半球状体５を配置
して、使用者の土踏まず９の曲面に倣い易くしている。
従って、使用者が指圧器１を装着して起立すると、半球
状体４、５、６を介して土踏まず９の部分が支えられ、
半球状体４、５、６は体重によって集中的に土踏まずの
部分を押圧し、いわゆる土踏まず９のツボを有効に指圧
する。

また各半球状体４、５、６は土踏まず９の曲面に倣って
並設されているから、使用者は起立した場合、土踏まず
９の部分の全体で体重を支えることができて、通常の直
立姿勢を容易に長時間保持できる。

特に土踏まず９側に大径の半球状体４を当接させるか
ら、集中的な苦痛が少なく、長時間の使用に適する。ま
た、台板２の両端には装着用ゴムベルト３が具備されて
いて、指圧器１を足に装着すると、大、中、小径の半球
状体４、５、６は土踏まず９の部分を外れることなく、
緊張状態で当接を続ける。従って、使用者は装着用ゴム
ベルト３を強力にして指圧器１を装着すれば、就寝時に
おいても土踏まず９を押圧し、有効に指圧させることが
できる。

また、第２図のごとく、半球状体４、５、６の上面を柔
らかい被覆生地８で被覆すると、土踏まず９に直接に当
接しないから、長時間装着しても皮膚を傷めることがな
く、快適に使用できる。

また、本考案の指圧器１では、半球状体４、５、６を台
板２に対し、感圧接着剤７を介して着脱自在に取着でき
るから、使用者は半球状体４、５、６を土踏まず９の曲
面に合った最適の配置に調整することができる。

さらに、使用者は押圧位置を種々に変えて使用すること
により、積極的に指圧効果を高めることができる。

以上実施例で説明したごとく、本考案の足裏の指圧器
は、足裏の土踏まずの部分の内側から反対外側方向にか
けて大・中・小径の半球状体を配置して土踏まずの部分
の全体に当接するよう配設したから、使用者の土踏まず
全体に対して安定的な指圧効果を発揮する。

また、使用者が指圧器を装着して起立した場合、土踏ま
ずの部分の全体で体重を支えることができて、通常の直
立姿勢を容易に長時間保持できる。

そしてまた、土踏まず側に大径の半球状体を当接させる
から、集中的な苦痛が少なく、長時間の使用に適する。

さらに、本考案の指圧器では、半球状体を台板に対し、
感圧接着剤を介して着脱自在に取着できるから、使用者
は各半球状体を最適の配置に容易に調整することができ
ると共に、押圧位置を種々に設定して使用することによ
り、積極的に指圧効果を高めることができる。

また使用者は、指圧器の装着用ゴムベルトを強力にし
て、就寝時にも土踏まずに対し有効に指圧させることが
できる。

さらに、指圧器の包袋は柔らかい生地で作られているか
ら、長時間、装着しても皮膚を傷めることがない。また
各球状体の材質を金属、セラミック、ガラス等に変えた
り、磁石体を使用することにより、さらに指圧効果を高
めることができる。

（考案の効果）本考案の足裏の指圧器は、足裏の土踏まずの部分の内側
から反対外側方向にかけて大・中・小径の半球状体を配
置して土踏まずの部分の全体に当接するよう配設したか
ら、使用者の土踏まず全体に対して安定的な指圧効果を
発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の足裏の半球状体指圧器の説明用たて断
面図、第２図は半球状体を柔らかい生地で被覆した指圧
器の説明用たて断面図、第３図は足裏に指圧器を装着し
た状態を示す斜視図である。図中、１…本考案の半球状体指圧器２…台板、３…装着用ゴムベルト４…大径の半球状体、５…中径の半球状体６…小径の半球状体、７…感圧接着剤８…被覆生地、９…足裏の土踏まず

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】両端に装着用ベルトを備えた可撓性の台板
上に、大・中・小の直径の半球状体を、足裏の土踏まず
に合わせて、土踏まず側には大径の半球状体を、反対側
には小径の半球状体を、中間には中径の半球状体を設け
てなることを特徴とする足裏の半球状体指圧器。
【請求項２】請求項１記載の足裏の半球状体指圧器にお
いて、半球状体の上面を柔らかい生地で被覆してなるこ
とを特徴とする足裏の半球状体指圧器。
【請求項３】請求項１又は２に記載の半球状体指圧器に
おいて、半球状体を台板上に着脱自在に取着してなるこ
とを特徴とする足裏の半球状体指圧器。