JPH07137080A - 中空射出成形方法及びそれに用いる加圧流体圧入・排出装置 - Google Patents

中空射出成形方法及びそれに用いる加圧流体圧入・排出装置

Info

Publication number
JPH07137080A
JPH07137080A JP15966194A JP15966194A JPH07137080A JP H07137080 A JPH07137080 A JP H07137080A JP 15966194 A JP15966194 A JP 15966194A JP 15966194 A JP15966194 A JP 15966194A JP H07137080 A JPH07137080 A JP H07137080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressurized fluid
molten resin
pressurizing
fluid nozzle
hot runner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15966194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3294006B2 (ja
Inventor
Yuji Tanaka
裕二 田中
Hirobumi Ozeki
博文 尾関
Hidetaka Hori
秀孝 堀
Hiroshi Shimazaki
廣志 嶋崎
Kunio Sekido
邦雄 関戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Kata Systems Co
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Kata Systems Co
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Kata Systems Co, Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP15966194A priority Critical patent/JP3294006B2/ja
Publication of JPH07137080A publication Critical patent/JPH07137080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3294006B2 publication Critical patent/JP3294006B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1703Introducing an auxiliary fluid into the mould
    • B29C45/1704Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1703Introducing an auxiliary fluid into the mould
    • B29C45/1704Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
    • B29C2045/1718Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles sealing or closing the fluid injection opening

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホットランナー1を有する金型を用いた中空
射出成形方法において、ホットランナー1中の溶融樹脂
に加圧流体を混入させることなく、しかも加圧流体の圧
入によって成形品に残される加圧流体圧入孔6を容易に
閉塞できるようにする。 【構成】 金型キャビティ2内に溶融樹脂を射出した
後、加圧流体ノズル4をゲート5に接続して加圧流体の
圧入と排出を行い、加圧流体ノズル4とゲート5の接続
を解除した後、少量の溶融樹脂を射出して、加圧流体圧
入孔6を閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型キャビティ内に溶
融樹脂を射出した後、金型キャビティ内の溶融樹脂中へ
の加圧流体の圧入・排出を行うことで中空部を有する射
出成形品を成形する中空射出成形方法及びその加圧流体
の圧入・排出に用いる加圧流体圧入・排出装置に関す
る。更に詳しくは、特にホットランナーを有する金型に
よる上記中空射出成形方法及びそれに用いる加圧流体圧
入・排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中空射出成形方法及びそれに用い
る加圧流体圧入・排出装置としては次のようなものが知
られている。
【0003】(1)図4に示されるように、成形機の射
出ノズル103内に加圧流体ノズル101を設け、金型
104に射出された溶融樹脂と同じ経路を経て、加圧流
体ノズル101から加圧流体を圧入して中空部を形成
し、樹脂の冷却固化の後、中空部内の加圧流体を排出し
てから成形品を取り出す方法及び装置(特公昭57−1
4968号公報)。
【0004】(2)図5に示されるように、細い筒状の
加圧流体ノズル101を金型キャビティ102内に向か
って進退可能に設け、加圧流体ノズル101を金型キャ
ビティ102内に突出させた状態で溶融樹脂を射出した
後、加圧流体ノズル101から金型キャビティ102内
の溶融樹脂中に加圧流体を圧入して中空部を形成し、樹
脂の冷却固化の後、加圧流体ノズル101を介して中空
部内の加圧流体を排出してから、加圧流体ノズル101
を引っ込めて成形品を取り出す方法及び装置(特公昭4
8−41264号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)の方法及び装置の場合、これをホットランナーを
有する金型に対して適用すると、加圧流体の圧入・排出
時に、加圧流体が、ホットランナー内の溶融樹脂中を通
ることになるので、ホットランナー内の溶融樹脂中に加
圧流体が混合残留しやすい。この加圧流体が混合残留し
たホットランナー内の溶融樹脂は、次回の射出時に金型
キャビティ内に流入し、所謂流れ模様等、成形品の表面
欠陥を発生させる原因となる問題がある。
【0006】また、上記(2)の方法及び装置の場合、
溶融樹脂の射出経路と加圧流体の圧入・排出経路が違う
ので、ホットランナーを有する金型に対して適用しても
上記(1)の方法及び装置のような問題はない。しか
し、加圧流体の圧入時に形成された加圧流体圧入孔が成
形品に残ることから、例えばメッキ等の後加工の種類や
成形品の使用環境によっては、中空部内への溶媒や水の
浸入を生じる。その防止のためには、ゴムやシリコーン
の栓や溶着によって圧入孔を塞ぐことが考えられるが、
このようにしたのでは成形後の工程が増し、生産性が低
下する問題がある。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、ホットランナーを有する金型を用いた中空射出成
形において、ホットランナー中の溶融樹脂に加圧流体を
混入させることなく、しかも加圧流体の圧入によって成
形品に残される加圧流体圧入孔を容易に閉塞できるよう
にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このために請求項1の発
明では、図1及び図2に示されるように、ホットランナ
ー1を有する金型を用いた中空射出成形方法において、
金型キャビティ2内に溶融樹脂を射出した後、加圧流体
圧入・排出系3に接続された加圧流体ノズル4をホット
ランナー1側からゲート5に接続し、金型キャビティ2
内の溶融樹脂中への加圧流体の圧入・排出を加圧流体ノ
ズル4を介して行い、その後、加圧流体ノズル4のゲー
ト5への接続を解除し、少量の溶融樹脂を射出して成形
品の加圧流体圧入孔6を閉塞する中空射出成形方法とし
ているものである。
【0009】また、請求項2の発明では、図1に示され
るように、ホットランナー1を有する金型に設けられる
中空射出成形用の加圧流体圧入・排出装置において、加
圧流体圧入・排出系3に接続された加圧流体ノズル4
が、ホットランナー1側からゲート5に向って進退可能
で、しかも前進時に先端をゲート5に接続可能に設けら
れている加圧流体圧入・排出装置としているものであ
る。
【0010】
【実施例及び作用】まず、図1によって請求項2の一実
施例を説明する。
【0011】金型は固定型7aと可動型7bとから構成
されており、両者間に金型キャビティ2が形成されてい
る。
【0012】金型は、固定型7a側にホットランナー1
を有し、またやはり固定型7a側には、先端をホットラ
ンナー1からゲート5に向けて、加圧流体ノズル4が設
けられている。
【0013】加圧流体ノズル4は、中空の筒状をなすも
ので、後端側(反ホットランナー1側)は径のやや大き
な頭部8となっている。加圧流体ノズル4の頭部側は駆
動シリンダー10内に収容されていて、頭部8は、加圧
流体ノズル4をゲート5に向かって進退させるためのピ
ストンとしての役割をなすものとなっている。
【0014】即ち、加圧流体ノズル4は、作動ライン
A,Bからの、例えば圧気や油圧等の駆動媒体の供給と
排出によって、頭部8をピストンとしてゲート5に向か
って進退するものとなっている。
【0015】また、加圧流体ノズル4の先端(ゲート5
側)は、前進時にゲート5に嵌り込んで連結されるもの
となっている。
【0016】加圧流体ノズル4内には、加圧流体ノズル
4の中心軸方向にスライド可能な軸芯9が周囲に隙間を
持って設けられている。この軸芯9の後端側は、前記加
圧流体ノズルの頭部8をシリンダーとするピストン部1
1となっており、また、軸芯9の先端部は、加圧流体ノ
ズル4の先端開口部を開閉する栓体12となっている。
【0017】作動ラインC,Dは、軸芯9を進退させる
ためのもので、加圧流体ノズル4が後退位置にある時に
は、図1に示されるように、駆動シリンダー10と加圧
流体ノズル4の頭部8との間がずれて不連続になってい
る。しかし、この作動ラインC,Dは、前記のようにし
て加圧流体ノズル4が前進すると、各々一連に連結され
るものとなっている。
【0018】軸芯9は、加圧流体ノズル4の前進時に、
この作動ラインC,Dからの駆動媒体の供給と排出によ
って進退される。軸芯9が前進すると、軸芯9先端部の
栓体12が加圧流体ノズル4外へ突出して、加圧流体ノ
ズル4が開放され、軸芯9が後退すると、栓体12が再
び加圧流体ノズル4の先端部に嵌り込んでこれを閉鎖す
ることになる。
【0019】加圧流体ノズル4、駆動シリンダー10及
び固定型7aには、加圧流体ノズル4の前進時に一連に
連結される加圧流体ライン13が形成されている。この
加圧流体ライン13は、図1に示されるように、加圧流
体ノズル4が後退位置にある時には、駆動シリンダー1
0と加圧流体ノズル4との間がずれて不連続になってい
るが、加圧流体ノズル4の前進時には一連に連結される
ものとなっている。
【0020】この加圧流体ライン13は加圧流体圧入・
排出系3に接続されている。従って、加圧流体ノズル4
が前進して、加圧流体ライン13が一連に連結される
と、加圧流体ノズル4内が加圧流体圧入・排出系3に接
続されることになる。
【0021】加圧流体圧入・排出系3は、加圧流体源1
4、加圧流体回収タンク15、加圧流体源14との接続
を開閉する弁体16a、加圧流体回収タンク15との接
続を開閉する弁体16b、及び大気への開放を行う16
cとから構成されているものである。
【0022】従って、加圧流体ノズル4を前進させて、
加圧流体ノズル4をゲート5に接続すると共に加圧流体
ライン13を一連に連結し、更に軸芯9を前進させて加
圧流体ノズル4先端の開口部を開放させた状態で、弁体
16b,16cを閉じて弁体16aを開放すると、金型
キャビティ2内に加圧流体源14から加圧流体を圧入す
ることができる。また、上記と同じ状態で、弁体16
a,16cを閉じ、弁体16bを開放すると、金型キャ
ビティ2内に圧入した加圧流体を加圧流体回収タンク1
5へと回収することができ、また、弁体16a,16b
を閉じて弁体16cを開放すると、金型キャビティ2内
を大気に開放することができる。
【0023】尚、図1に示される加圧流体圧入・排出装
置においては、上述したように、加圧流体ノズル4の後
退時には作動ラインC,Dが夫々不連続になって軸芯9
を進退させることができず、また加圧流体ライン13も
不連続となる。
【0024】しかし、図3に示されるように、加圧流体
ノズル4の後退時でも作動ラインC,Dが連続するよう
にしておけば、加圧流体ノズル4の後退時でも軸芯9を
進退させることができる。また、加圧流体ライン13に
ついても同様に常に連結状態を保たせることができる。
尚、図3において図1と同じ符号は同様の部材を示す。
【0025】次に、図2に基づいて請求項1の発明につ
いて説明すると共に、更に図1の装置及びその作動につ
いても説明する。
【0026】まず、図2(a)に示されるように、加圧
流体ノズル4が後退位置にある状態で、金型キャビティ
2内に溶融樹脂を射出する。射出された溶融樹脂は、ホ
ットランナー1からゲート5を介して金型キャビティ2
内に流入する。
【0027】この時加圧流体ノズル4内に溶融樹脂が侵
入しないよう、加圧流体ノズル4は、図1で説明したよ
うに、先端の開口部を閉鎖できるようにしておくことが
好ましい。加圧流体ノズル4先端開口部の閉鎖は、溶融
樹脂の射出時に溶融樹脂が侵入できなければ、完全な気
密状態でなくともよい。射出される溶融樹脂の粘度や圧
力にもよるが、通常、加圧流体ノズル4の内径(直径)
と栓体12の外径(直径)の差を0.2mm以下、栓体
12周側の軸方向長さを1〜10mm程度とするれば足
る。
【0028】樹脂としては、一般の射出成形や押し出し
成形に用いられる熱可塑性樹脂を広く使用することがで
きる。また、必要に応じて熱硬化性樹脂も使用すること
ができる。これらの樹脂には、通常の添加剤、フィラー
等の充填材を加えることができる。
【0029】次に、図2(b)に示されるように、作動
ラインAに駆動媒体を供給し、作動ラインBから排出さ
せることで、加圧流体ノズル4を前進させ、加圧流体ノ
ズル4の先端部をゲート5に嵌め込んで、加圧流体ノズ
ル4をゲート5に接続する。この時、加圧流体ノズル4
の先端開口部は閉鎖したままである。また、図2(a)
の状態では不連続になっていた作動ラインC,D及び加
圧流体ライン13は夫々一連に連結される。
【0030】図2(c)に示されるように、作動ライン
Cへ駆動媒体を供給し、作動ラインDから排気させるこ
とで、軸芯9を前進させる。これによって、軸芯9先端
の栓体12が加圧流体ノズル4の先端開口部から外れ、
当該先端開口部が開放される。
【0031】上記加圧流体ノズル4の先端開口部開放の
後、図1に示される弁体16aを開放して(弁体16b
及び16cは閉鎖状態)、加圧流体を加圧流体ライン1
3を介して加圧流体ノズル4内に供給し、開放されてい
るその先端開口部を介して金型キャビティ2内に圧入す
る。金型キャビティ2内に圧入された加圧流体は、金型
キャビティ2内の溶融樹脂中に中空部17を形成する。
【0032】加圧流体の圧入は、金型キャビティ2内に
所定量の溶融樹脂を射出した後行われるが、金型キャビ
ティ2内を満たすに充分な量の溶融樹脂を射出(フルシ
ョット)した後でも、金型キャビティ2内を満たすに不
十分な量の溶融樹脂を射出(ショートショット)した後
でもよい。
【0033】フルショットの場合、金型キャビティ2内
の溶融樹脂が冷却されて収縮するにつれて、その収縮量
に応じて加圧流体が圧入されることになる。また、ショ
ートショットの場合、溶融樹脂の未充填容積と樹脂の収
縮量に応じた加圧流体が圧入されることになる。
【0034】加圧流体としては、常温常圧でガス状又は
液状のもので、射出成形の温度及び圧力下で、成形に用
いる樹脂と反応しないものが使用される。例えば窒素ガ
ス、炭酸ガス、空気、ヘリウムガス、グリセリン、流動
パラフィン、溶融樹脂等であるが、窒素ガス等の不活性
ガスが好ましい。この加圧流体の圧力は、一般的には1
0〜500kg/cm2 程度である。
【0035】加圧流体の圧入によって中空部17を形成
し、設定した時間の後、弁体16aを閉じ、そのまま設
定した時間保持する。この時、作動ラインDより駆動媒
体を供給して軸芯9を後退させて、加圧流体ノズル4の
先端開口部を閉鎖してもよい。軸芯9を後退させておく
と、次の加圧流体の排出時に再度軸芯9を前進させて栓
体12を突出させることで、加圧流体の通路を確保する
ことができ、加圧流体の排出が確実となる。
【0036】金型キャビティ2内の樹脂が、少なくとも
その表面が固化し、金型から取り出しても変形を生じな
い程度に冷却された後、中空部17内の加圧流体を排出
する。
【0037】中空部17からの加圧流体の排出の際、軸
芯9が前進した状態に維持されている時には、そのまま
の状態で弁体16bを開き、中空部17内の加圧流体
を、加圧流体ノズル4及び加圧流体ライン13を介して
加圧流体回収タンク15に回収する。軸芯9が後退した
状態にある時には、作動ラインCより駆動媒体を供給
し、軸芯9を前進させた後、上記と同様に弁体16bを
開いて加圧流体を加圧流体回収タンク15に回収する。
また、加圧流体回収タンク15へ回収し切れなかった加
圧流体は、弁体16bを閉じて弁体16cを開放し、中
空部17を大気に開放することで排出する。
【0038】上記のようにして加圧流体を排出した後、
図2(d)に示されるように、作動ラインDから駆動媒
体を送り込んで軸芯9を後退させた後、作動ラインBに
駆動媒体を送り込んで加圧流体ノズル4を後退させ、更
に少量の溶融樹脂を再度射出して、加圧流体の圧入のた
めに形成された加圧流体圧入孔6(図2(c)参照)を
閉塞する。
【0039】この加圧流体圧入孔6の閉塞後、金型を開
放して成形品を取り出す。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りのものであ
り、次の効果を奏するものである。
【0041】(1)加圧流体の圧入と排出が、加圧流体
ノズル4をゲート5に接続することで、ホットランナー
1に加圧流体を通すことなく行われるので、加圧流体の
圧入と排出時に、ホットランナー1内の溶融樹脂に加圧
流体が混ざる心配がない。従って、ホットランナー1中
の溶融樹脂に加圧流体が混ざることで発生する成形品の
表面欠陥を防止することができる。
【0042】(2)少量の溶融樹脂を再射出すること
で、加圧流体の圧入によって形成される加圧流体圧入孔
6を塞ぐことができる。従って、メッキ等の後加工の種
類や成形品の使用環境により生じる、中空部17内への
溶媒や水の浸入を防止するために、加圧流体圧入孔6を
塞ぐ新たな工程を設ける必要がなく、これによる、生産
性の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2の発明に係る加圧流体圧入・排出装置
の一実施例を示す金型回りの断面図である。
【図2】請求項1の発明に係る中空射出成形方法の説明
図である。
【図3】請求項2の発明に係る加圧流体圧入・排出装置
の他の実施例を示す金型回りの断面図である。
【図4】従来技術の説明図である。
【図5】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 ホットランナー 2 金型キャビティ 3 加圧流体圧入・排出系 4 加圧流体ノズル 5 ゲート 6 加圧流体圧入孔 7a 固定型 7b 可動型 8 頭部 9 軸芯 10 駆動シリンダー 11 ピストン部 12 栓体 13 加圧流体ライン 14 加圧流体源 15 加圧流体回収タンク 16a〜16c 弁体 17 中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾関 博文 岐阜県本巣郡巣南町十七条793 株式会社 型システム内 (72)発明者 堀 秀孝 岐阜県本巣郡巣南町十七条793 株式会社 型システム内 (72)発明者 嶋崎 廣志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 関戸 邦雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホットランナーを有する金型を用いた中
    空射出成形方法において、金型キャビティ内に溶融樹脂
    を射出した後、加圧流体圧入・排出系に接続された加圧
    流体ノズルをホットランナー側からゲートに接続し、金
    型キャビティ内の溶融樹脂中への加圧流体の圧入・排出
    を加圧流体ノズルを介して行い、その後、加圧流体ノズ
    ルのゲートへの接続を解除し、少量の溶融樹脂を射出し
    て成形品の加圧流体圧入孔を閉塞することを特徴とする
    中空射出成形方法。
  2. 【請求項2】 ホットランナーを有する金型に設けられ
    る中空射出成形用の加圧流体圧入・排出装置において、
    加圧流体圧入・排出系に接続された加圧流体ノズルが、
    ホットランナー側からゲートに向って進退可能で、しか
    も前進時に先端をゲートに接続可能に設けられているこ
    とを特徴とする加圧流体圧入・排出装置。
JP15966194A 1993-09-22 1994-06-20 中空射出成形方法及びそれに用いる加圧流体圧入・排出装置 Expired - Fee Related JP3294006B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15966194A JP3294006B2 (ja) 1993-09-22 1994-06-20 中空射出成形方法及びそれに用いる加圧流体圧入・排出装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25746293 1993-09-22
JP5-257462 1993-09-22
JP15966194A JP3294006B2 (ja) 1993-09-22 1994-06-20 中空射出成形方法及びそれに用いる加圧流体圧入・排出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07137080A true JPH07137080A (ja) 1995-05-30
JP3294006B2 JP3294006B2 (ja) 2002-06-17

Family

ID=26486384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15966194A Expired - Fee Related JP3294006B2 (ja) 1993-09-22 1994-06-20 中空射出成形方法及びそれに用いる加圧流体圧入・排出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3294006B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003001665A (ja) * 2001-06-25 2003-01-08 Mitsubishi Engineering Plastics Corp 加圧流体導入ノズル用の移動装置、加圧流体導入装置、金型組立体及び射出成形方法
EP1337389A2 (en) * 2000-10-23 2003-08-27 Incoe Corporation Gas valve pin mechanism
EP1021286B1 (en) * 1996-12-31 2003-09-03 Incoe Corporation Fluid assist valve-gate bushing with concentric pin members
WO2004071742A1 (de) * 2003-02-11 2004-08-26 Günther Gmbh & Co., Metallverarbeitung Verfahren zum herstellen von spritzgiessartikeln und nadelverschlussdüse für ein spritzgiesswerkzeug
JP2011037062A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Tekunohama Co Ltd 射出成形機
KR101145768B1 (ko) * 2009-12-03 2012-05-16 아주대학교산학협력단 사출성형용 워터 인젝터
CN108527792A (zh) * 2018-04-10 2018-09-14 宁波科隆阁机械有限公司 一种水辅注塑成型带压力检测的注射装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1021286B1 (en) * 1996-12-31 2003-09-03 Incoe Corporation Fluid assist valve-gate bushing with concentric pin members
EP1337389A2 (en) * 2000-10-23 2003-08-27 Incoe Corporation Gas valve pin mechanism
EP1337389A4 (en) * 2000-10-23 2006-03-08 Incoe Corp GAS SHUT-OFF NEEDLE MECHANISM
AU2002232474B2 (en) * 2000-10-23 2007-08-09 Incoe Corporation Gas valve pin mechanism
JP2003001665A (ja) * 2001-06-25 2003-01-08 Mitsubishi Engineering Plastics Corp 加圧流体導入ノズル用の移動装置、加圧流体導入装置、金型組立体及び射出成形方法
JP4553520B2 (ja) * 2001-06-25 2010-09-29 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 加圧流体導入ノズル用の移動装置、加圧流体導入装置、金型組立体及び射出成形方法
WO2004071742A1 (de) * 2003-02-11 2004-08-26 Günther Gmbh & Co., Metallverarbeitung Verfahren zum herstellen von spritzgiessartikeln und nadelverschlussdüse für ein spritzgiesswerkzeug
JP2011037062A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Tekunohama Co Ltd 射出成形機
KR101145768B1 (ko) * 2009-12-03 2012-05-16 아주대학교산학협력단 사출성형용 워터 인젝터
CN108527792A (zh) * 2018-04-10 2018-09-14 宁波科隆阁机械有限公司 一种水辅注塑成型带压力检测的注射装置
CN108527792B (zh) * 2018-04-10 2021-06-08 宁波科隆阁机械有限公司 一种水辅注塑成型带压力检测的注射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3294006B2 (ja) 2002-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3118645B2 (ja) 射出成形品のガス援用射出成形方法および装置
US4498860A (en) Injection molding apparatus having a sprue holder with an inclined retractable ram
EP2089207B1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Verbundbauteils, insbesondere umfassend ein Spritzgussteil mit einer Polyurethan-Beschichtung
JPH0720637B2 (ja) 中空型物の射出成形方法及びその装置
JPH09187834A (ja) 射出成形方法および装置
JPH07137080A (ja) 中空射出成形方法及びそれに用いる加圧流体圧入・排出装置
JPH05177667A (ja) 中空射出成形方法及びそれに用いる加圧流体圧入排出装置
US5273707A (en) Method of injection molding
EP0438279A1 (en) A method and system for gas injection moulding a hollow object
JPH039820A (ja) 中空型物の成形法
KR950009716B1 (ko) 사출 성형 노즐장치
JP3394129B2 (ja) 射出成形装置
JPH07100864A (ja) 中空射出成形方法及びそれに用いる加圧流体圧入・排出装置
JP2794268B2 (ja) 合成樹脂中空体,発泡体等の成形用射出装置
JP3417988B2 (ja) 溶湯鍛造装置
JP2788669B2 (ja) 中空樹脂製品の製造方法
JP2704715B2 (ja) 中空物の射出成形方法及びその装置
JP2004167574A (ja) 無孔性ダイカストの金型構造および無孔性ダイカスト部品の製造方法
JP2784748B2 (ja) 中空物の射出成形方法及びその装置
JP2004148765A (ja) ゴム製品の射出成形方法
JP2936282B2 (ja) ノズル装置
JPH04164618A (ja) 射出成形用金型のバルブゲート制御方法
JP3224840B2 (ja) 中空樹脂成形品の製造方法及び装置
JPH09323340A (ja) 射出成形装置及び射出成形方法
JPH05200794A (ja) 中空射出成形用加圧流体圧入装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020305

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees