JPH07100864A - 中空射出成形方法及びそれに用いる加圧流体圧入・排出装置 - Google Patents

中空射出成形方法及びそれに用いる加圧流体圧入・排出装置

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JPH07100864A
JPH07100864A JP26541493A JP26541493A JPH07100864A JP H07100864 A JPH07100864 A JP H07100864A JP 26541493 A JP26541493 A JP 26541493A JP 26541493 A JP26541493 A JP 26541493A JP H07100864 A JPH07100864 A JP H07100864A
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pressurized fluid
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pressurizing
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fluid passage
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JP26541493A
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Yuji Tanaka
裕二 田中
Hirobumi Ozeki
博文 尾関
Hidetaka Hori
秀孝 堀
Hiroshi Shimazaki
廣志 嶋崎
Kunio Sekido
邦雄 関戸
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Toyota Motor Corp
Kata Systems Co
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Kata Systems Co
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1703Introducing an auxiliary fluid into the mould
    • B29C45/1734Nozzles therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 先端が金型3内に開口した加圧流体通路1を
介して、金型3内に射出された溶融樹脂中への加圧流体
の圧入と、圧入した加圧流体の排出とを行う中空射出成
形方法において、加圧流体通路1先端の面倒な大きさ設
定を行うことなく、加圧流体通路1内への溶融樹脂の侵
入を確実に防止し、かつ確実な加圧流体の圧入を可能に
する。 【構成】 溶融樹脂の射出時には、加圧流体通路1の先
端を栓体4で閉鎖しておき、栓体4を金型3内方に突出
させることで、加圧流体通路1の先端を開放すると共に
固化樹脂層19を突き破った状態で、加圧流体の圧入と
排出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型内へ射出された溶
融樹脂中へ加圧流体を圧入し、樹脂の冷却後この加圧流
体を排出することで、中空射出成形品を成形する中空射
出成形方法及びその加圧流体の圧入・排出に用いる加圧
流体圧入・排出装置に関する。更に詳しくは、先端が金
型内に開口した加圧流体通路を介して、金型内に射出さ
れた溶融樹脂中への加圧流体の圧入と、圧入した加圧流
体の排出とを行う中空射出成形方法及びそれに用いる加
圧流体圧入・排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中空射出成形方法及びそれに用い
る加圧流体圧入・排出装置としては次のようなものが知
られている。
【0003】(1)図4に示されるように、内部が加圧
流体通路101で、先端が金型102内に開口した細い
筒状の加圧流体ノズル103を、金型キャビティ104
内に向かって進退可能に設け、加圧流体ノズル103を
金型キャビティ104内に突出させた状態で溶融樹脂を
射出した後、加圧流体通路101を介して金型キャビテ
ィ104内の溶融樹脂中に加圧流体を圧入して中空部を
形成し、樹脂が冷却固化した後、加圧流体通路101を
介して中空部内の加圧流体を排出してから、加圧流体ノ
ズル103を引っ込めて成形品を取り出す方法及び装置
(特公昭48−41264号公報)。
【0004】(2)図5に示されるように、金型102
内に開口した先端部内径がやや小さな加圧流体ノズル1
03内に、加圧流体通路101となる隙間を残し、しか
も金型キャビティ104内に向かって進退可能に軸芯1
05を設け、軸芯105の前進時に、加圧流体ノズル1
03先端部の内周と軸芯105外周との間に、加圧流体
は通過させるが溶融樹脂は侵入させない狭隘状態の隙間
を形成し、この状態で溶融樹脂の射出から加圧流体の圧
入を行う一方、この加圧流体ノズル103先端部内周と
軸芯105外周との間の隙間を、軸芯105を後退させ
ることで、加圧流体が通過しやすい拡大状態にし、この
状態で、圧入した加圧流体の排出を行う方法及び装置
(特開平5−177667号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)の方法及び
装置の場合、溶融樹脂の射出時に、加圧流体通路101
へと溶融樹脂が侵入するのを防止するには、金型102
内に開口した加圧流体通路101の先端を狭くし、加圧
流体は通過できるが、溶融樹脂は侵入できないようにて
おく必要がある。
【0006】しかし、溶融樹脂が侵入するかしないか
は、樹脂の種類や射出圧力等によって相違するので、加
圧流体通路101の先端の大きさを適切に設定すること
が難しい問題がある。これに加えて、加圧流体通路10
1の先端が狭いと、形成した中空部からの加圧流体の排
出に時間がかかるようになり、成形サイクルが長くなっ
て、成形効率が低下する問題もある。
【0007】更に、溶融樹脂の射出後、加圧流体の圧入
までに、加圧流体通路101の先端を覆う溶融樹脂が冷
却固化し、この固化樹脂層に遮断されて、加圧流体が溶
融樹脂中に圧入されずに、固化樹脂層と加圧流体ノズル
103や金型102内面との間を通って金型102外へ
逃げ、中空部が形成できなくなったり、中空部が形成で
きても必要な圧力が維持できずに成形性が悪化する問題
もある。
【0008】上記(2)の方法及び装置の場合、加圧流
体の排出時に加圧流体通路101の先端を拡大できるの
で、成形サイクルが長くなるのは防止できる。
【0009】しかし、狭隘状態にした時の加圧流体通路
101先端の大きさの設定が困難な点は上記(1)の方
法及び装置の場合と同様であり、また、固化樹脂層によ
って加圧流体の圧入が妨げられやすいことも、上記
(1)の方法及び装置の場合と同様である。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、先端が金型内に開口した加圧流体通路を介して加
圧流体の圧入と排出を行う中空射出成形方法において、
加圧流体通路先端の面倒な大きさ設定を行うことなく、
加圧流体通路への溶融樹脂の侵入を確実に防止し、かつ
確実な加圧流体の圧入を可能にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このために請求項1の発
明では、図2及び図3に示されるように、先端が金型3
内に開口した加圧流体通路1を介して、金型3内に射出
された溶融樹脂中への加圧流体の圧入と、圧入した加圧
流体の排出とを行う中空射出成形方法において、加圧流
体通路1の先端を閉鎖して溶融樹脂を射出し、加圧流体
圧入時に、加圧流体通路1の先端を開放すると共に、加
圧流体通路1の先端を覆う固化樹脂層19を突き破る中
空射出成形方法としているものである。
【0012】また、請求項2の発明では、図1に示され
るように、先端が金型3内に開口した加圧流体通路1を
介して、金型3内に射出された溶融樹脂中への加圧流体
の圧入と、圧入した加圧流体の排出とを行う中空射出成
形用の加圧流体圧入・排出装置において、先端部に加圧
流体通路1の先端が開口した中空の加圧流体ノズル5内
に、加圧流体通路1となる隙間を残し、しかも金型3内
に向かって進退可能に軸芯6が設けられており、この軸
芯6の先端に、軸芯6の後退時に加圧流体通路1の先端
を閉鎖し、軸芯6の前進時に金型3内方へ突き出される
と共に加圧流体通路1の先端を開放する栓体4が設けら
れている加圧流体圧入・排出装置としているものであ
る。
【0013】
【実施例及び作用】まず、図1によって請求項2の一実
施例を説明する。
【0014】金型3は固定型3aと移動型3bとから構
成されており、両者の間に金型キャビティ2が形成され
ている。また、移動型3b側から金型キャビティ2に対
して、加圧流体ノズル5、軸芯6及び駆動装置7を主な
構成部材とする加圧流体圧入・排出装置が設けられてい
る。
【0015】加圧流体圧入・排出装置は、本実施例のよ
うに移動型3b側に設けなければならないものではな
く、固定型3a側に設けてもよい。また、加圧流体圧入
・排出装置は、金型キャビティ2に対してのみではな
く、溶融樹脂が流入する金型3内であれば他の空間部、
例えばスプルーやランナー等に対して設けることもで
き、複数の加圧流体圧入・排出装置を、金型3内の1つ
の空間部に対して設けたり、金型3内の複数の空間部に
分けて設けることもできる。
【0016】加圧流体圧入・排出装置の加圧流体ノズル
5は、円筒状をなし、先端が加圧流体の圧入・排出位置
となる金型3内(本実施例では金型キャビティ2)に開
口し、後端部に形成された鍔部8によって移動型3b内
に係止されている。
【0017】加圧流体ノズル5内の中心部には、頭部が
錐形をなす栓体4を先端に有する軸芯6が、周囲に加圧
流体通路1となる隙間を残して挿入されている。加圧流
体ノズル5の後端部と軸芯6間には、シールのためのO
リング9aが介在されている。また、軸芯6の後端部
は、加圧流体ノズル5の後端部より突出し、駆動装置7
内のピストン11に接続されている。
【0018】駆動装置7は、駆動シリンダー10と、こ
の駆動シリンダー10との間にOリング9bを介在させ
たピストン11とからなる空圧装置や油圧装置等で、空
圧(油圧等の駆動媒体圧)ライン12a,12bから供
給される空圧(油圧等の駆動媒体圧)によって駆動され
るものである。従って、駆動装置7のピストン11の移
動と共に、軸芯6はその中心軸方向に加圧流体ノズル5
内を進退するものとなっている。尚、駆動装置7は上記
のように油圧装置等であってもよいが、空圧装置とした
場合を例に以下に説明する。
【0019】移動型3bには、先端が加圧流体通路1に
接続された加圧流体給排路13が形成されている。この
加圧流体給排路13の後端側には、圧入用開閉弁14、
回収用開閉弁15及び大気開放用開閉弁16が夫々並列
に接続されている。また、圧入用開閉弁14には加圧流
体源17が接続されれており、回収用開閉弁15には回
収タンク18が接続されている。従って、各開閉弁1
4,15,16を開閉制御することにより、加圧流体給
排路13及び加圧流体通路1を介して、加圧流体源17
から金型3内への加圧流体の供給、金型3内から回収タ
ンク18への加圧流体の回収及び金型3内の加圧流体の
大気への放出が夫々可能になっている。
【0020】図1に示される状態は、軸芯6が駆動装置
7によって後退された状態で、図2に拡大して示すよう
に、この状態における加圧流体通路1の先端は、軸芯6
先端の栓体4が嵌り込むことによって閉鎖されている。
【0021】上記栓体4による加圧流体通路1先端の閉
鎖は、溶融樹脂を射出した時に、溶融樹脂が加圧流体ノ
ズル5内、即ち加圧流体通路1内に侵入するのを防止す
るためのものである。この閉鎖は、溶融樹脂の射出時に
溶融樹脂が侵入できなければ、完全な気密状態でなくと
もよい。射出される溶融樹脂の粘度や圧力にもよるが、
通常、加圧流体ノズル5の内径(直径)と栓体4の外径
(直径)の差を0.2mm以下、栓体4周側の軸方向長
さを1〜10mm程度とすれば足る。
【0022】一方、駆動装置7によって軸芯6を前進さ
せると、軸芯6先端の栓体4が金型3の内方に突出し
て、加圧流体通路1の先端から外れ、加圧流体通路1の
先端が開放される。
【0023】上記栓体4の突出による加圧流体通路1先
端の開放は、図2及び図3で説明するように、加圧流体
通路1先端の開放と共に固化樹脂層19(図2及び図3
参照)を突き破るためのものである。また、加圧流体通
路1の断面積は、形成する中空部20(図2及び図3参
照)の大きさにもよるが、圧入した加圧流体の迅速な排
出ができるよう、一般的には0.5mm以上であること
が好ましい。
【0024】次に、上述の加圧流体圧入・排出装置を備
えた金型3を用いた場合を例に、請求項1の発明につい
て説明する。
【0025】まず、金型3を閉鎖すると共に、空圧ライ
ン12aから駆動シリンダー10に空圧を供給し、ピス
トン11を後退させ、これによって軸芯6を図1及び図
2に示される後退位置とする。即ち、加圧流体通路1の
先端を閉鎖状態とする。
【0026】次に、射出成形機の射出シリンダー(図示
されていない)から溶融樹脂を射出する。
【0027】樹脂としては、一般の射出成形や押し出し
成形に用いられる熱可塑性樹脂を広く使用することがで
きる。また、必要に応じて熱硬化性樹脂も使用すること
ができる。これらの樹脂には、通常の添加剤、フィラー
等の充填材を加えることができる。
【0028】溶融樹脂の射出開始後、空圧ライン12b
より駆動シリンダー10に空圧を供給し、ピストン11
を前進させることによって軸芯6を前進させる。これに
よって、図3に示されるように、栓体4を金型3内方に
突出させて、加圧流体通路1の先端を開放する。そし
て、この加圧流体通路1先端の開放と共に、圧入用開閉
弁14を開放し(回収用開閉弁15及び大気開放用開閉
弁16は閉鎖状態にある)、加圧流体通路1から加圧流
体の圧入を行う。
【0029】上記加圧流体の圧入は、金型キャビティ2
内を満たすに充分な量の溶融樹脂を射出(フルショッ
ト)した後でも、金型キャビティ2内を満たすに不十分
な量の溶融樹脂を射出(ショートショット)した後でも
よい。ショートショットの場合、所定量の溶融樹脂を射
出した後、残りの量の溶融樹脂の射出と同時に加圧流体
の圧入を行うこともできる。
【0030】フルショットの場合、金型キャビティ2内
の樹脂が冷却されて収縮するにつれて、その収縮量に応
じて加圧流体が圧入されることになる。また、ショート
ショットの場合、溶融樹脂の未充填容積と樹脂の収縮量
に応じた加圧流体が圧入されることになる。
【0031】加圧流体の圧入は、直接金型キャビティ2
に対して行う他、例えばスプルーやランナー等に対して
行ってもよい。金型キャビティ2以外の箇所に加圧流体
を圧入する場合でも、圧入した加圧流体を、金型3内の
溶融樹脂中を介して金型キャビティ2内へと流入させる
ことができるので、成形品に中空部20を形成すること
ができる。
【0032】加圧流体としては、常温常圧でガス状又は
液状のもので、射出成形の温度及び圧力下で、成形に用
いる樹脂と反応しないものが使用される。例えば窒素ガ
ス、炭酸ガス、空気、ヘリウムガス、グリセリン、流動
パラフィン、溶融樹脂等であるが、窒素ガス等の不活性
ガスが好ましい。この加圧流体の圧力は、一般的には1
0〜500kg/cm2 程度である。
【0033】ところで、金型3内に射出されて金型3の
内壁面と接触した溶融樹脂の表面は、冷却によって固化
し、固化樹脂層19が形成される。従って、図2に示さ
れるように、加圧流体圧入開始前の加圧流体通路1先端
部は、この固化樹脂層19で覆われた状態となる。
【0034】このような状態のまま加圧流体の圧入を行
うと、加圧流体が固化樹脂層19によって遮られて溶融
樹脂中に入りにくく、固化樹脂層19と金型3の内壁面
との間に入り込んで、加圧流体ノズル5と金型3(移動
型3b)間の隙間や、固定型3aと移動型3bの合わせ
目より金型3外に漏れやすくなる。
【0035】そこで本発明では、前述したように、栓体
4を金型3内方に突出させて加圧流体通路1の先端を開
放することとし、これによって、加圧流体通路1先端の
開放と同時に固化樹脂層19を突き破ることとしている
ものである。
【0036】このようにして加圧流体の圧入を行って中
空部20を形成した後、設定された時間保圧を行う。こ
の保圧は、圧入用開閉弁14を閉じるだけでもよい。し
かし、この圧入用開閉弁14の閉鎖と共に、軸芯6を後
退させて、栓体4で加圧流体通路1先端を閉鎖し、保圧
時間中に溶融樹脂が加圧流体通路1内に浸入する危険を
回避することが好ましい。
【0037】金型キャビティ2内の樹脂は、保圧時間中
に充分金型キャビティ2の表面に押し付けられると共
に、冷却される。
【0038】金型キャビティ2内の樹脂が、金型3から
取り出しても変形しない程度に充分冷却された後、中空
部20内の加圧流体を排出する。
【0039】この排出は、回収用開閉弁15を開放し、
中空部20内の加圧流体を回収タンク18に回収するこ
とで行われる。
【0040】タンク保圧時に加圧流体通路1の先端を閉
鎖していた場合には、回収用開閉弁15の開放に先立っ
て、軸芯6を前進させて再度加圧流体通路1先端を開放
する。この再度の開放時に再び栓体4が金型3内に突出
するので、例え保圧中に加圧流体通路1先端に樹脂が被
さっていても、確実に加圧流体の流出路を確保すること
ができる。
【0041】回収タンク18に回収し切れなかった中空
部20内の加圧流体は、回収用開閉弁15を閉じた後、
大気開放用開閉弁16を開放することで大気中に排出さ
れる。
【0042】この加圧流体の排出の後、金型3を開放し
て成形品を取り出す。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りのものであ
り、次の効果を奏するものである。
【0044】(1)加圧流体通路1の先端を覆う固化樹
脂層19を突き破った状態で加圧流体の圧入が行われる
ので、加圧流体を確実に溶融樹脂中に圧入でき、加圧流
体の金型3外への逃げによる成形不良を防止することが
できる。
【0045】(2)圧入した加圧流体の排出時には、加
圧流体通路1の先端を充分広く開放することができ、加
圧流体の排出を迅速に行うことができるので、成形サイ
クルの効率の良い成形が可能となる。
【0046】(3)射出時の加圧流体通路1の先端は溶
融樹脂が浸入しないように閉鎖できれば足り、ことさら
加圧流体が通過できる隙間を残す必要がないので、加圧
流体通路1の先端回りの加工が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2の発明に係る加圧流体圧入・排出装置
の一実施例を示す金型回りの断面図である。
【図2】請求項1の発明に係る中空射出成形方法の説明
図である。
【図3】請求項1の発明に係る中空射出成形方法の説明
図である。
【図4】従来技術の説明図である。
【図5】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 加圧流体通路 2 金型キャビティ 3 金型 3a 固定型 3b 移動型 4 栓体 5 加圧流体ノズル 6 軸芯 7 駆動装置 8 鍔部 9a,9b Oリング 10 駆動シリンダー 11 ピストン 12a,12b 圧気ライン 13 加圧流体給排路 14 圧入用開閉弁 15 回収用開閉弁 16 大気開放用開閉弁 17 加圧流体源 18 回収タンク 19 固化樹脂層 20 中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29C 45/00 8823−4F B29L 22:00 (72)発明者 尾関 博文 岐阜県本巣郡巣南町十七条793 株式会社 型システム内 (72)発明者 堀 秀孝 岐阜県本巣郡巣南町十七条793 株式会社 型システム内 (72)発明者 嶋崎 廣志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 関戸 邦雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端が金型内に開口した加圧流体通路を
    介して、金型内に射出された溶融樹脂中への加圧流体の
    圧入と、圧入した加圧流体の排出とを行う中空射出成形
    方法において、加圧流体通路の先端を閉鎖して溶融樹脂
    を射出し、加圧流体圧入時に、加圧流体通路の先端を開
    放すると共に、加圧流体通路の先端を覆う固化樹脂層を
    突き破ることを特徴とする中空射出成形方法。
  2. 【請求項2】 先端が金型内に開口した加圧流体通路を
    介して、金型内に射出された溶融樹脂中への加圧流体の
    圧入と、圧入した加圧流体の排出とを行う中空射出成形
    用の加圧流体圧入・排出装置において、先端部に加圧流
    体通路の先端が開口した中空の加圧流体ノズル内に、加
    圧流体通路となる隙間を残し、しかも金型内に向かって
    進退可能に軸芯が設けられており、この軸芯の先端に、
    軸芯の後退時に加圧流体通路の先端を閉鎖し、軸芯の前
    進時に金型内方へ突き出されると共に加圧流体通路の先
    端を開放する栓体が設けられていることを特徴とする加
    圧流体圧入・排出装置。
JP26541493A 1993-09-30 1993-09-30 中空射出成形方法及びそれに用いる加圧流体圧入・排出装置 Pending JPH07100864A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101379382B1 (ko) * 2013-04-19 2014-04-01 구인모 사출성형용 워터 인젝터

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