JPH0780196B2 - 中空物の射出成形方法及びその装置 - Google Patents

中空物の射出成形方法及びその装置

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JPH0780196B2
JPH0780196B2 JP6931590A JP6931590A JPH0780196B2 JP H0780196 B2 JPH0780196 B2 JP H0780196B2 JP 6931590 A JP6931590 A JP 6931590A JP 6931590 A JP6931590 A JP 6931590A JP H0780196 B2 JPH0780196 B2 JP H0780196B2
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1703Introducing an auxiliary fluid into the mould
    • B29C45/1704Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、合成樹脂の中空物の射出成形方法及びその装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の中空物の射出成形方法としては、例えば
特公昭57-14968号公報記載の方法が知られている。
この方法は、金型キャビティに未充填量の溶融合成樹脂
を射出した後、引き続きガス体を単独であるいは溶融合
成樹脂を注入しつつ圧入し、更に必要に応じて溶融合成
樹脂を射出して金型キャビティを満たす中空物の射出成
形方法である。
又、この中空物の射出成形方法を実施する装置として
は、ノズル装置におけるノズル孔の軸心部に気体吹込ノ
ズルを配設したもの(実開昭56-91015号公報参照)、ノ
ズル装置におけるノズル本体内にそのノズル孔の内端縁
と係合する弁体を軸方向へ移動可能に設け、かつ弁体の
軸心部に逆止弁を有する流体路を設けたもの(特願昭50
-43385号参照)又はノズル装置におけるノズル本体内に
そのノズル孔に嵌脱される弁体を軸方向へ移動可能に設
け、かつ弁体の軸心部に流体路を設ける一方、弁体内に
その流体路の出口を閉塞するニードルを軸方向へ移動可
能に設けたもの(特公昭59-49902号公報)が知られてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の中空物の射出成形方法による
中空物は、その外形を形成する合成樹脂と流体とからな
るため、剛性及び耐荷重性に劣る問題があり、かかる傾
向は、中空物が大型になると顕著となる。
一方、実開昭56-91015号公報記載の中空物の射出成形装
置においては、気体吹込孔及び樹脂路相互の関係を遮断
する手段がないため、溶融合成樹脂の射出時に樹脂が気
体吹込孔の冷えている部分まで侵入して気体吹込孔を閉
塞し、その機能を失わせ、又、樹脂の射出後に気体吹込
を行う際に気体が樹脂路に侵入し、再射出時には、気体
が混入した溶融合成樹脂が射出されることとなり、希望
しない状態の製品が成形される問題がある。
特願昭50-43385号記載の中空物の射出成形装置において
は、流体路に逆止弁があるため、流体の圧入後にその圧
力を低く制御することができず、型締エネルギーが大き
くなる問題がある。
又、特公昭59-49902号公報記載の中空物の射出成形装置
においては、実開昭56-91015号公報及び特願昭50-43385
号記載のものの問題点は、概ね解決し得るものの、樹脂
路及び流体路を同時に開として樹脂と流体を同時射出で
きず、成形の多様性に欠ける問題がある。
そこで、本発明は、剛性及び耐荷重性に優れた中空物を
多様な成形手段によって得ることができる中空物の射出
成形方法及びその装置の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、本発明の中空物の射出成形方
法は、金型キャビティに溶融合成樹脂及び流体を圧入す
る中空物の射出成形方法において、金型キャビティに未
充填量の1次溶融合成樹脂を射出した後、1次流体を圧
入し、次いで2次溶融合成樹脂を射出した後、1次流体
とほぼ同圧の2次流体を圧入し、かつ2次溶融合成樹脂
が固化しないうちに2次流体圧を下げて1次流体と2次
流体との間に形成される補強壁を2次流体側に膨らませ
る方法である。
そして、必要に応じて補強壁を2次流体側に膨らませた
後、更に少量の溶融合成樹脂を射出する。
又、金型キャビティに溶融合成樹脂及び流体を圧入する
中空物の射出成形方法において、金型キャビティに未充
填量の1次溶融合成樹脂を射出した後、1次流体を圧入
し、次いで2次溶融合成樹脂を射出した後、1次流体と
ほぼ同圧の2次流体を圧入し、かつ2次溶融合成樹脂が
固化しないうちに2次流体圧を下げて1次流体と2次流
体との間に形成される補強壁の一部を破壊する方法であ
る。
そして、必要に応じて補強壁の一部を破壊した後、更に
少量の溶融合成樹脂を射出する。
更に、金型キャビティに溶融合成樹脂及び流体を圧入す
る中空物の射出成形方法において、金型キャビティに未
充填量の1次溶融合成樹脂を射出するのと並行して1次
流体を圧入し、次いで2次溶融合成樹脂を射出するのと
並行して1次流体とほぼ同圧の2次流体を圧入し、かつ
2次溶融合成樹脂が固化しないうちに2次流体圧を下げ
て1次流体と2次流体との間に形成される補強壁を2次
流体側に膨らませる方法である。
そして、必要に応じて補強壁を2次流体側に膨らませた
後、更に少量の溶融合成樹脂を射出する。
更に又、金型キャビティに溶融合成樹脂及び流体を圧入
する中空物の射出成形方法において、金型キャビティに
未充填量の1次溶融合成樹脂を射出するのと並行して1
次流体を圧入し、次いで2次溶融合成樹脂を射出するの
と並行して1次流体とほぼ同圧の2次流体を圧入し、か
つ2次溶融合成樹脂が固化しないうちに2次流体圧を下
げて1次流体と2次流体との間に形成される補強壁の一
部を破壊する方法である。
そして、必要に応じて補強壁の一部を破壊した後、更に
少量の溶融合成樹脂を射出する。
一方、上述した各方法を実施する中空物の射出成形装置
は、金型と、この金型のキャビティに溶融合成樹脂及び
流体を圧入するノズル装置とを有する中空物の射出成形
装置において、前記ノズル装置は加熱シリンダーに一端
部を介して連設され、加熱シリンダー内と連なる樹脂通
路が外周部に形成されたノズル本体と、ノズル本体の他
端部に連設され、ノズル本体と協働してその樹脂通路と
連なる樹脂路を形成するノズルキャップと、ノズル本体
の他端軸心部に突設され、先端部に設けたノズル部がノ
ズルキャップのノズル孔に遊嵌され、かつ流体圧源と接
続される流体パイプと、ノズル本体の他端軸心部におい
て流体パイプの外周に軸方向へ摺動可能に嵌装され、先
端部外周にテーパーを形成した中空ピストン棒の端面の
ノズルキャップのノズル孔内端縁周辺との当接により前
記樹脂路を閉塞可能に設けられた第1ピストンと、ノズ
ル本体の一端軸心部に軸方向へ移動可能に設けられ、上
記流体パイプ内に遊挿した一方のピストン棒の先端部に
より流体パイプのノズル孔を閉塞可能に設けた第2ピス
トンと、溶融合成樹脂の射出圧P1と無負荷圧P4との間の
樹脂圧を射出圧P1側からP2,P3の2段階(P1>P2>P3>P
4)に設定した場合、射出圧P1によって第1ピストンに
作用する力より小さく、かつ樹脂圧P2によって第1ピス
トンに作用する力より大きくなるように第1ピストンを
付勢する第1付勢手段と、樹脂圧P3以上の場合に一方の
ピストン棒の先端部により流体パイプのノズル孔を閉塞
させ、かつ樹脂圧P4以下の場合にノズル孔を開放させる
ように第2ピストンを付勢する第2付勢手段とからなる
ものである。
第1付勢手段は、第1ピストンをノズルキャップのノズ
ル孔へ接近させるように付勢する圧縮ばねである。
第2付勢手段は、第2ピストンを流体パイプのノズル孔
から離反させるように付勢する圧縮ばねと、これに抗す
べく流体パイプのノズル孔より大径に設けられ、先端部
を常時加熱シリンダー内に突出させた第2ピストンの他
方のピストン棒とからなる。
又、第2付勢手段は、第2ピストンを流体パイプのノズ
ル孔へ接近させるように付勢する圧力流体であってもよ
い。
更に、上述した各装置において、流体パイプのノズル孔
は複数に分岐してもよい。〔作用〕 上記方法においては、1次溶融合成樹脂から形成される
中空物の外殻内が2次溶融合成樹脂から形成される補強
壁によって1次流体室及び2次流体室に区画される。
そして、補強壁を2次流体室側に膨らませることによ
り、1次流体室が2次流体室より多少高圧の状態で封入
され、又、補強壁の一部を破壊することにより、1次流
体室と2次流体室が同圧になり、かつ、少量の溶融合成
樹脂を射出することにより中空物が密封される。
又、1次及び2次溶融合成樹脂の断続的な射出と並行し
て1次及び2次流体の圧入を行うことにより、1次及び
2次流体室の形成が1次及び2次溶融合成樹脂の射出と
並行して行われる。
一方、装置においては、溶融合成樹脂の射出時の樹脂圧
(射出圧)P1と無負荷時の樹脂圧(無負荷圧)P4との間
の樹脂圧を射出圧P1側からP2,P3の2段階(P1>P2>P3
>P4)に圧力調整可能とし、又、第1付勢手段の付勢力
を射出圧P1によって第1ピストンに作用する力より小さ
く、かつ樹脂圧P2によって第1ピストンに作用する力よ
り大きく設定すると共に、第2付勢手段の付勢力を樹脂
圧P3以上の場合に一方のピストン棒の先端部により流体
パイプのノズル孔を閉塞させ、かつ樹脂圧がP4以下の場
合にノズル孔を開放させる大きさに設定することによ
り、樹脂路の開閉及び流体路の開閉が個別に行われ、
又、流体圧を射出圧P1と等しくすることにより、樹脂路
と流体路とが同時に開放される。
第2付勢手段が、第2ピストンを流体のパイプのノズル
孔から離反させるように付勢する圧縮ばねと、これに抗
すべく流体パイプのノズル孔より大径に設けられ、先端
部を常時加熱シリンダー内に突出させた第2ピストンの
他方のピストン棒とから構成される場合、圧縮ばねの付
勢力は、P3以上の樹脂圧によって第2ピストンが受ける
力より小さく、かつP4以下の樹脂圧によって第2ピスト
ンが受ける力より大きく設定される。
又、第2付勢手段が、第2ピストンを流体パイプのノズ
ル孔へ接近させるように付勢する圧力流体である場合、
その付勢力は、流体の圧入時にはその圧力によって第2
ピストンが受ける力より小さく、樹脂の射出時にはその
圧力によって第2ピストンが受ける力より大きく設定さ
れる。
流体パイプのノズル部を複数に分岐することにより、1
次,2次流体室が複数個形成される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面と共に説明する。
第1図は中空物の射出成形方法の実施に用いた第1実施
例の射出成形装置の要部の縦断面図である。
図中1は金型で、固定型2と可動型3とにより金型キャ
ビティ4を形成する。
5は金型1のスプルー6と接触離反して金型キャビティ
4に溶融合成樹脂7及び流体(例えば空気、N2ガス等の
気体又は水等の液体)を圧入するノズル装置であり、加
熱シリンダー8に一端部(図においては右端部)を介し
て連設され、加熱シリダー8内と連なる軸方向(図にお
いては左右方向)の樹脂通路9が外周部に形成された円
柱状のノズル本体10を備えている。ノズル本体10の他端
部(図においては左端部)には、このノズル本体10と協
働してその樹脂通路9と連なる樹脂路11を形成するノズ
ルキャップ12が連設されている。
ノズル本体10の他端軸心部には、後述する接続パイプを
介して図示しない流体圧源と接続される流体パイプ13が
突設されており、流体パイプ13の先端部に設けたノズル
部13aは、ノズルキャプ12のノズル孔14に遊嵌されてい
る。なお、ノズル装置5は、ノズルキャップ12のノズル
孔14がスプルー6と連通するように金型1に接触離反さ
れる。又、ノズル本体10の他端軸心部には、流体パイプ
13を囲むリング状のピストン室15を設けてあり、このピ
ストン室15には、第1ピストン16が流体パイプ13の外周
に軸方向へ摺動可能に嵌装した中空ピストン棒17を介し
て収容されており、第1ピストン16は、中空ピストン棒
17を挿通可能としてノズル本体10の他端部に取り付けた
ノズルトーピード18によってピストン室15からの離脱を
防止されている。第1ピストン16の中空ピストン棒17
は、その端面をノズルキャップ12のノズル孔14の内端縁
周辺と当接することにより樹脂路11を閉塞可能とするも
ので、先端部外周に樹脂路11開閉時の受圧面となるテー
パー19が形成されている。そして、第1ピストン16は、
このピストン室15の底部との間に介装した圧縮ばね20か
らなる第1付勢手段によって樹脂路11を閉塞すべく付勢
されている。
一方、ノズル本体10の一端軸心部には、円形状のピスト
ン室21を設けてあり、このピストン室21には、第2ピス
トン22が軸方向へ移動可能に収容されており、第2ピス
トン22は、ノルズ本体10の一端部に取り付けたトーピー
ド23によってピストン室21からの離脱を防止されてい
る。第2ピストン22の一方(図においては左方)のピス
トン棒24は、流体パイプ13の内径より適宜小径に設けら
れ、ピストン室21と流体パイプ13内とを連通する流体パ
イプ13の内径と同径の連通孔25内を挿通して流体パイプ
13内に挿入されており、その先端部は、流体パイプ13の
ノズル部13aのノズル孔26を閉塞可能に設けられてい
る。又、第2ピストン22の他方(図においては右方)の
ピストン棒27は、流体パイプ13のノズル孔26より適宜大
径に設けられており、その先端部は、トーピード23に設
けた貫通孔28を摺動可能に挿通し、常時加熱シリンダー
8内に突出されている。そして、第2ピストン22とピス
トン室21の底部との間には、圧縮ばね29が介装されてい
る。この圧縮ばね29は、上記他方のピストン棒27と共に
一方のピストン棒24の先端部により流体パイプ13のノズ
ル孔26を閉塞するため第2ピストン22を付勢する第2付
勢手段を構成するものである。
第1図において30はノズル本体10に取り付けた接続パイ
プで、連通孔31を介してピストン室21と連通されてい
る。
なお、溶融合成樹脂の圧力は、射出時の樹脂圧(射出
圧;例えば1000〜2000kg f/cm2)P1と無負荷時の樹脂圧
(無負荷圧)P4との間を、射出圧P1側からP2,P3の2段
階(P1>P2>P3>P4)に圧力調整されるものであり、第
1付勢手段となる圧縮ばね20の付勢力は、射出圧P1によ
って第1ピストン16に作用する力より小さく、かつ樹脂
圧P2によって第1ピストン16に作用する力より大きく設
定され、又、第2付勢手段の一部となる圧縮ばね29の付
勢力は、P3以上の樹脂圧によって第2ピストン22が受け
る力より小さく、かつP4以下の樹脂圧によって第2ピス
トン22が受ける力より大きく制定されている。
次に、上記構成の射出成形装置により中空物を射出成形
する場合について説明する。
まず、溶融合成樹脂及び流体の圧力が共に無負荷圧P4,
P′である場合には、第2図に示すように、圧縮ばね2
0の付勢力により第1ピストン16がノズルキャップ12側
に押され、中空ピストン棒17の先端面とノズルキャップ
12のノズル孔14の内端縁周辺との当接によって、樹脂路
11は閉塞され、又、圧縮ばね29の付勢力により第2ピス
トン22が加熱シリンダー8側に押され、一方のピストン
棒24の先端部の流体パイプ13のノズル孔26からの離反に
よって、流体路は開放されている。
次いで、流体の圧力を無負荷圧P′の状態に保持し、
溶融合成樹脂の圧力を樹脂圧P3にすると、第3図に示す
ように、圧縮ばね29の付勢力が樹脂圧P3によって第2ピ
ストン22をノズルキャップ12側に付勢する力 (H;他方のピストン棒の外径)〕に負けて流体路は閉塞
され、又、圧縮ばね20の付勢力が樹脂圧P3によって第1
ピストン16を加熱シリンダー8側に付勢する力 (A;中空ピストン棒の外径、B;中空ピストン棒の先端面
の外径)〕に勝って樹脂路11は閉塞状態に保持される。
そして、流体の圧力を無負荷圧P′の状態に保持し、
溶融合成樹脂7の圧力を射出圧P1にすると、第4図に示
すように、圧縮ばね29の付勢力が射出圧P1によって第2
ピストン22をノズルキャップ12側に付勢する力 に負けて流体路は閉塞状態に保持され、又、圧縮ばね20
の付勢力が射出圧P1によって第1ピストン16を加熱シリ
ンダー8側に付勢する力 に負けて樹脂路11は開放され、第6図(a)に示すよう
に、未充填量の1次溶融合成樹脂PL1がノズルキャップ1
2のノズル孔14及びスプルー6を経て金型キャビティ4
に射出される。
上記1次溶融合成樹脂PL1の射出により、あるいは射出
後に金型1を微少量開くことにより又はスクリュー(図
示せず)を押す力の排除若しくはスクリューの後退によ
り、溶融合成樹脂7の圧力が樹脂圧P2となり、流体の圧
力を無負荷圧P′の状態に保持されると、第5図に示
すように、圧縮ばね20の付勢力が樹脂圧P2によって第1
ピストン16を加熱シリンダー8側に付勢する力 (C;中空ピストン棒の内径)〕に勝って樹脂路11は閉塞
され、又、圧縮ばね29の付勢力が樹脂圧P2によって第2
ピストン22をノズルキャップ12側に付勢する力 (D;流体パイプのノズル孔径)〕に負けて流体路は閉塞
状態に保持される。
この状態から、スクリューを押す力の排除又はスクリュ
ーの後退により溶融合成樹脂7の圧力が樹脂圧P3を経て
無負荷圧P4になると、第2図に示すように、第1付勢手
段の圧縮ばね20によって樹脂路11は閉塞され、又第2付
勢手段の圧縮ばね29によって流体路は開放される。そし
て、圧縮された1次流体FL1(例えば150〜180kg f/cm2
を流体圧源から接続パイプ30、連通孔31、ピストン室21
及び連通孔25を経て流体パイプ13に供給し、そのノズル
孔26、ノズルキャップ12のノズル孔14及びスプルー6を
経て金型キャビティ4に圧入すると、第6図(b)に示
すように、1次溶融合成樹脂PL1が1次流体FL1によって
膨らませられる。
1次流体FL1の圧入後、溶融合成樹脂7の圧力を樹脂圧P
2にすると、第5図に示すように、圧縮ばね20の付勢力
が樹脂圧P2によって第1ピストン16を加熱シリンダー8
側に付勢する力に勝って樹脂路11は閉塞され、又、圧縮
ばね29の付勢力及び1次流体FL1の圧入圧P′によっ
て第2ピストン22を加熱シリンダー8側に付勢する力 が樹脂圧P2によって第2ピストン22をノズルキャップ12
側に付勢する力 に負けて流体路は閉塞される。その流体路の閉塞後、流
体パイプ13の流体圧源との接続を遮断して流体パイプ13
内を無負荷圧P′とする。
次いで、溶融合成樹脂7の圧力を射出圧P1にすると、第
4図に示すように、流体路が閉塞された状態で樹脂路11
が開放され、第6図(c)に示すように、2次溶融合成
樹脂PL2がノズルキャップ12のノズル孔14及びスプルー
6を経て金型キャビティ4に射出され、1次流体FL1
に位置する。
上記2次溶融合成樹脂PL2の射出により、あるいは射出
後に金型1を微少量開くこと等により、溶融合成樹脂7
の圧力が樹脂圧P2となり(第5図参照)、更にスクリュ
ーを押す力の排除又はスクリューの後退により溶融合成
樹脂7の圧力が樹脂圧P3(第3図参照)を経て無負荷圧
P4になると、第1図に示すように、第1付勢手段の圧縮
ばね20によって樹脂路11は閉塞され、又第2付勢手段の
圧縮ばね29によって流体路は開放される。次いで、圧縮
された2次流体FL2を流体圧源から流体パイプ13に供給
し、そのノズル孔26等を経て金型キャビティ4に圧入す
ると、第6図(d)に示すように、2次溶融合成樹脂PL
2が2次流体FL2によって膨らませられると共に、1次溶
融合成樹脂PL1も同様に膨らませられて、第1図、第7
図に示すように、1次溶融合成樹脂PL1が金型キャビテ
ィ4の内輪郭に倣って中空物の外殻32として形成される
と共に、この外殻32内が2次溶融合成樹脂PL2から形成
される補強壁33によって1次流体FL1を充満した1次流
体室34と2次流体FL2を充満した2次流体室35とに区画
される。この2次流体FL2の圧入は、1次及び2次溶融
合成樹脂PL1,PL2が固化しない状態で行われる。
そして、2次溶融合成樹脂PL2、すなわち補強壁33が未
だ固化しない状態において、2次流体FL2の圧力を適宜
に低下すると、1次流体FL1が2次流体FL2より多少高圧
の状態で封入され、かつ補強壁33が2次流体FL2側に膨
らんだ状態で固化される。次いで、1次,2次溶融合成樹
脂PL1,PL2が固化した後、流体路の圧力を無負荷圧P′
に低下した後、型開きを行って脱型すると、1次流体
FL1を封入した中空物が得られる。
この場合、合成樹脂の引張強度が高く、内部圧に充分に
耐え得ればそのままでもよいが、そうでなければ後から
孔を明けて1次流体FL1を抜いてもよい。
一方、補強壁33が未だ固化しない状態において、2次流
体FL2の圧力を例えば大気圧程度に低下し、第8図に示
すように、補強壁33の一部を破壊(樹脂の弾性強度を超
えた時に、弱い部分に生ずる)すると、1次流体室34内
の1次流体FL1が2次流体室35へ流出し、2次流体FL2
同圧になる。次いで、1次,2次溶融合成樹脂PL1,PL2
固化した後、型開きを行って脱型すると、1次,2次流体
FL1,FL2が流出した中空物が得られる。この中空物は、
補強壁33の大部分が残存しているので、その効果は失わ
れない。
上記補強壁33の破壊部位を特定するため、第1図に示す
ように、破壊部位を除いた補強壁33と対応する金型キャ
ビティ4内に突起36を設け、突起36と対応する部位をよ
り速く凝固させるようにしてもよい。突起36は、中空物
の形状や使用に差し支えない範囲で設けられる。
なお、上記補強壁33の変形又は一部の破壊後、必要に応
じて少量の溶融合成樹脂を射出してもよく、このように
することにより、密封した中空物が得られる。
又、上述した中空物の射出成形に際しては、1次,2次溶
融合成樹脂PL1,PL2を射出した後、1次,2次流体FL1,FL2
をそれぞれ圧入する場合について述べたが、これに限定
されるものではなく、第9図に示すように、溶融合成樹
脂7の圧力を射出圧P1にして樹脂路11が開放された状態
で、流体の圧力を射出圧P1と同圧の圧入圧P′にして
流体路を開放し、1次及び2次溶融合成樹脂PL1,PL2
断続的な射出と並行して1次及び2次流体FL1,FL2の圧
入を行ってよい。このようにすることにより、成形サイ
クルのスピード化が計られると共に補強壁の厚さ及び一
部の破壊をコントロールできる。
更に、溶融合成樹脂の射出と流体の圧入は、2次に限ら
ず3次以上としてもよく、このようにすることにより多
数の流体室を区画することができ、中空物の剛性及び耐
荷重性等を更に一層高めることができる。
第10図は中空物の射出成形方法の実施に用いた第2実施
例の射出成形装置の要部の縦断面図である。
この実施例の射出成形装置は、そのノズル装置501にお
ける樹脂圧又は流体圧の変化に応じて流体路を開閉する
ように第2ピストン221を付勢する第2付勢手段を第1
実施例のものと異ならせたものである。他の構成部材等
は、第1実施例のものとほぼ同様であるので、同一の構
成部材等には同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、第2ピストン221が軸方向へ摺動可能に嵌挿
されたピストン室21の加熱シリンダー8側には、第2付
勢手段である圧力流体を給排する給排孔37が開口されて
おり、この給排孔37は、接続パイプ38を介して図示しな
い操作流体圧源と接続可能に設けられている。
従って、流体パイプ13内の流体の圧力より大きい圧力流
体を操作流体圧源からピストン室21の加熱シリンダー8
側に供給することによって、第10図に示すように、第2
ピストン221をノズルキャップ12側に摺動させて流体路
を閉塞させ、又流体パイプ13内の流体の圧力より小さい
圧力流体を操作流体圧源からピストン室21の加熱シリン
ダー8側に供給することによって、あるいは流体パイプ
13内の流体の圧力が圧入圧である場合にはピストン室21
の加熱シリンダー8側を大気圧とすることによって、第
11図に示すように、第2ピストン221を加熱シリンダー
8側へ摺動させて流体路を開放させることができ、第1
実施例のものと同様な中空物の射出成形方法の実施に用
いることができる。
第12図(a)及び第13図(a)はそれぞれ中空物の射出
成形方法の実施に用いた第3実施例及び第4実施例の射
出成形装置の要部の縦断面図である。
第3図及び第4実施例の射出成形装置は、そのノズル装
置502及び503における1次,2次流体FL1,FL2を圧入する
流体パイプ13のノズル部13aのノズル孔26を2個のノズ
ル孔262及び3個のノズル孔263に分岐したものである。
他の構成部材等は第1実施例のものとほぼ同様であるの
で、同一の構成部材等には同一の符号を付してその説明
を省略する。
従って、第3及び第4実施例の射出成形装置において
は、第12図(b)及び第113図(b)に示すように、2
個の1次,2次流体室342,352及び3個の1次,2次流体室3
43,353を同時に形成することができると共に、1次流体
室342,343と2次流体室352,353を区画する補強壁332,33
3のみならず複数の1次流体室342,343相互を区画する補
強壁3321,3331及び複数の2次流体室352,353相互を区画
する補強壁3322,3332を形成することができ、かつ1次
流体室342,343と2次流体室352,353を区画する補強壁33
21,3331を2次流体室352,353側へ膨らませる変形やその
一部を破壊したりすることができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の方法によれば、1次溶融合成樹脂
からなる中空物の外殻内が2次溶融合成樹脂から形成さ
れる補強壁によって1次流体室及び2次流体室に区画さ
れるので、中空物を剛性及び耐荷重性に優れたものとす
ることができ、特に大型の中空物にとって効果的であ
る。
補強壁を2次流体室側に膨らませることにより、1次流
体室が2次流体室より多少高圧の状態で封入されるの
で、中空物の剛性を一層優れたものとすることができ、
又、補強壁の一部を破壊することにより、1次流体室と
2次流体室が同圧になるので、中空物の剛性等を均質に
することができると共に、液体の排出、再利用を計るこ
とができ、かつ、少量の溶融合成樹脂を射出することに
より中空物が密封されるので、中空物の用途を一層拡大
できる。
又、1次及び2次溶融合成樹脂の断続的な射出と並行し
て1次及び2次流体の圧入を行うことにより、1次及び
2次流体室の形成が1次および2次溶融合成樹脂の射出
と並行して行われるので、成形サイクルのスピード化が
計られると共に、補強壁の厚さ及び一部の破壊をコント
ロールできる。
一方、本発明の装置によれば、樹脂路の開閉及び流体路
の開閉が別個に行われ、又、流体圧を射出圧と等しくす
ることにより、樹脂路と流体路とが同時に開放されるの
で、従来のように流体路の機能が損われたり、溶融合成
樹脂が混入したり、あるいは流体圧をコントロールでき
なかったりすることはなく、方法の発明を実施でき、し
かも圧入後の流体圧をコントロールできるため、型締力
を下げることができ、ひいては中空物の製造コストを低
減できる。
又、流体パイプのノズル孔を複数に分岐することによ
り、1次,2次流体室が複数個形成されるので、1次流体
室と2次流体室との間のみならず、1次流体室相互間及
び2次流体室相互間に補強壁が形成され、中空物の剛性
及び耐荷重性等を更に一層優れたものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示し、第1図は中空物の射出成形
方法の実施に用いた第1実施例の射出成形装置の要部の
縦断面図、第2図、第3図、第4図及び第5図はそれぞ
れ上記射出成形装置のノズル装置の作用を示す縦断面
図、第6図(a),(b),(c)及び(d)はそれぞ
れ第1実施例の射出成形装置を用いた中空物の射出成形
方法を示す断面図、第7図は第1図におけるVII-VII線
断面図、第8図は中空物の他の射出成形方法を示す断面
図、第9図は第1実施例の射出成形装置のノズル装置の
他の作用を示す縦断面図、第10図は第2実施例の射出成
形装置のノズル装置の縦断面図で、第11図はその作用を
示す縦断面図、第12図(a)及び第13図(a)はそれぞ
れ第3実施例及び第4実施例の射出成形装置のノズル装
置の要部の断面図で、第12図(b)及び第13図(b)は
それぞれの装置による中空物の射出成形方法を示す説明
図である。 1……金型、4……金型キャビティ 5……ノズル装置、7……溶融合成樹脂 9……樹脂通路、10……ノズル本体 11……樹脂路、12……ノズルキャップ 13……流体パイプ、13a……ノズル部 14……ノズル孔、16……第1ピストン 17……中空ピストン棒、19……テーパー 20……圧縮ばね 22,221……第2ピストン 24……一方のピストン棒 26,262,263……ノズル孔 27……他方のピストン棒 29……圧縮ばね 33,332,333,3321,3322,3331,3332……補強壁 34,342,343……1次流体室 35,352,353……2次流体室 37……給排孔、38……接続パイプ PL1……1次溶融合成樹脂 PF2……2次溶融合成樹脂 FL1……1次流体、FL2……2次流体

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型キャビティに溶融合成樹脂及び流体を
    圧入する中空物の射出成形方法において、金型キャビテ
    ィに未充填量の1次溶融合成樹脂を射出した後、1次流
    体を圧入し、次いで2次溶融合成樹脂を射出した後、1
    次流体とほぼ同圧の2次流体を圧入し、かつ2次溶融合
    成樹脂が固化しないうちに2次流体圧を下げて1次流体
    と2次流体との間に形成される補強壁を2次流体側に膨
    らませることを特徴とする中空物の射出成形方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の中空物の射出成形方法にお
    いて、補強壁を2次流体側に膨らませた後、更に少量の
    溶融合成樹脂を射出することを特徴とする中空物の射出
    成形方法。
  3. 【請求項3】金型キャビティに溶融合成樹脂及び流体を
    圧入する中空物の射出成形方法において、金型キャビテ
    ィに未充填量の1次溶融合成樹脂を射出した後、1次流
    体を圧入し、次いで2次溶融合成樹脂を射出した後、1
    次流体とほぼ同圧の2次流体を圧入し、かつ2次溶融合
    成樹脂が固化しないうちに2次流体圧を下げて1次流体
    と2次流体との間に形成される補強壁の一部を破壊する
    ことを特徴とする中空物の射出成形方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の中空物の射出成形方法にお
    いて、補強壁の一部を破壊した後、更に少量の溶融合成
    樹脂を射出することを特徴とする中空物の射出成形方
    法。
  5. 【請求項5】金型キャビティに溶融合成樹脂及び流体を
    圧入する中空物の射出成形方法において、金型キャビテ
    ィに未充填量の1次溶融合成樹脂を射出するのと並行し
    て1次流体を圧入し、次いで2次溶融合成樹脂を射出す
    るのと並行して1次流体とほぼ同圧の2次流体を圧入
    し、かつ2次溶融合成樹脂が固化しないうちに2次流体
    圧を下げて1次流体と2次流体との間に形成される補強
    壁を2次流体側に膨らませることを特徴とする中空物の
    射出成形方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の中空物の射出成形方法にお
    いて、補強壁を2次流体側に膨らませた後、更に少量の
    溶融合成樹脂を射出することを特徴とする中空物の射出
    成形方法。
  7. 【請求項7】金型キャビティに溶融合成樹脂及び流体を
    圧入する中空物の射出成形方法において、金型キャビテ
    ィに未充填量の1次溶融合成樹脂を射出するのと並行し
    て1次流体を圧入し、次いで2次溶融合成樹脂を射出す
    るのと並行して1次流体とほぼ同圧の2次流体を圧入
    し、かつ2次溶融合成樹脂が固化しないうちに2次流体
    圧を下げて1次流体と2次流体との間に形成される補強
    壁の一部を破壊することを特徴とする中空物の射出成形
    方法。
  8. 【請求項8】請求項7記載の中空物の射出成形方法にお
    いて、補強壁の一部を破壊した後、更に少量の溶融合成
    樹脂を射出することを特徴とする中空物の射出成形方
    法。
  9. 【請求項9】金型と、この金型のキャビティに溶融合成
    樹脂及び流体を圧入するノズル装置とを有する中空物の
    射出成形装置において、前記ノズル装置は加熱シリンダ
    ーに一端部を介して連設され、加熱シリンダー内と連な
    る樹脂通路が外周部に形成されたノズル本体と、ノズル
    本体の他端部に連設され、ノズル本体と協働してその樹
    脂通路と連なる樹脂路を形成するノズルキャップと、ノ
    ズル本体の他端軸心部に突設され、先端部に設けたノズ
    ル部がノズルキャップのノズル孔に遊嵌され、かつ流体
    圧源と接続される流体パイプと、ノズル本体の他端軸心
    部において流体パイプの外周に軸方向へ摺動可能に嵌装
    され、先端部外周にテーパーを形成した中空ピストン棒
    の端面のノズルキャップのノズル孔内端縁周辺との当接
    により前記樹脂路を閉塞可能に設けられた第1ピストン
    と、ノズル本体の一端軸心部に軸方向へ移動可能に設け
    られ、上記流体パイプ内に遊挿した一方のピストン棒の
    先端部により流体パイプのノズル孔を閉塞可能に設けた
    第2ピストンと、溶融合成樹脂の射出圧P1と無負荷圧P4
    との間の樹脂圧を射出圧P1側からP2,P3の2段階(P1>P
    2>P3>P4)に設定した場合、射出圧P1によって第1ピ
    ストンに作用する力より小さく、かつ樹脂圧P2によって
    第1ピストンに作用する力より大きくなるように第1ピ
    ストンを付勢する第1付勢手段と、樹脂圧P3以上の場合
    に一方のピストン棒の先端部により流体パイプのノズル
    孔を閉塞させ、かつ樹脂圧P4以下の場合にノズル孔を開
    放させるように第2ピストンを付勢する第2付勢手段と
    からなることを特徴とする中空物の射出成形装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の中空物の射出成形装置に
    おいて、第1付勢手段は第1ピストンをノズルキャップ
    のノズル孔へ接近させるように付勢する圧縮ばねである
    ことを特徴とする中空物の射出成形装置。
  11. 【請求項11】請求項9又は10記載の中空物の射出成形
    装置において、第2付勢手段は第2ピストンを流体パイ
    プのノズル孔から離反させるように付勢する圧縮ばね
    と、これに抗すべく流体パイプのノズル孔より大径に設
    けられ、先端部を常時加熱シリンダー内に突出させた第
    2ピストンの他方のピストン棒とからなることを特徴と
    する中空物の射出成形装置。
  12. 【請求項12】請求項9又は10記載の中空物の射出成形
    装置において、第2付勢手段は第2ピストンを流体パイ
    プのノズル孔へ接近させるように付勢する圧力流体であ
    ることを特徴とする中空物の射出成形装置。
  13. 【請求項13】請求項9,10,11又は12記載の中空物の射
    出成形装置において、流体パイプのノズル孔は複数に分
    岐されていることを特徴とする中空物の射出成形装置。
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