JPH07136888A - 精密位置決め装置の変位拡大機構 - Google Patents

精密位置決め装置の変位拡大機構

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JPH07136888A
JPH07136888A JP29327693A JP29327693A JPH07136888A JP H07136888 A JPH07136888 A JP H07136888A JP 29327693 A JP29327693 A JP 29327693A JP 29327693 A JP29327693 A JP 29327693A JP H07136888 A JPH07136888 A JP H07136888A
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JP29327693A
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English (en)
Inventor
Chihiro Marumo
千尋 丸茂
Aritsune Hama
有恒 濱
Mikiya Teraguchi
幹也 寺口
Kazuhiko Hidaka
和彦 日高
Kunitoshi Nishimura
国俊 西村
Kiyokazu Okamoto
清和 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実用上要請のあるmmオーダの範囲に渡って
位置決めできるように拡大比を大きくできる精密位置決
め装置の変位拡大機構を提供する。 【構成】 互いに対向する一対の第1出力リンク5とこ
れらの第1出力リンク5に連結されるとともに互いに対
向する一対の第1梃用リンク6とから平行リンク機構2
を形成し、前記一対の第1梃用リンク6を互いに離れる
方向に変位させる変位発生素子(圧電素子4)を一対の
第1梃用リンク6の間に配置し、第1梃用リンク6上の
力点である弾性ヒンジ9を一対の第1梃用リンク6の各
々の長手方向を2等分する中心であるY軸から互いに反
対側に距離αだけ離れた位置に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子、磁歪素子等
の変位発生素子を利用して被位置決め部材の微小変位の
位置決めをする精密位置決め装置の変位拡大機構に係
り、例えば半導体素子等の製造、検査に使用される位置
決め装置や走査型トンネル顕微鏡(STM)並びに原子
間力顕微鏡(AFM)のアクチュエータに利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、高分解能でかつ発熱量が微小等
の利点のため精密位置決め装置に圧電素子や磁歪素子等
が利用されている。例えば、走査型トンネル顕微鏡(S
TM)では、探針の位置合わせのために探針に取り付け
られた圧電素子が利用されている(特開平3-252506号、
特開平3-257302号)。この圧電素子や磁歪素子の最大発
生変位量は一般に10μm程度と小さく、これらを直接的
に利用する限りにおいては実用上の要請であるmmオー
ダの範囲に渡っての位置決めをすることは極めて困難で
ある。また、圧電素子は、ヒステリシス特性において直
線的な変化を期待できない。そこで、圧電素子の微小な
変位量を拡大するため、2個の入力リンク、2個の出力
リンク及び4個の連結リンクからなる平面8節リンクを
利用し、2個の入力リンクの中心の間に圧電素子を入力
リンクの長手方向と直交する方向に配置した変位拡大機
構が提案されている(精密工学会誌56,10(1990)1823
〜1828)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例は、入力リンクの間の寸法を圧電素子により変位
させ、この変位を連結リンクを介して2個の出力リンク
の相対的変位に置換するため、十分な拡大比を実現でき
ず、実用上の要請であるmmオーダの範囲に渡っての位
置決めには不足であるという問題点がある。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、拡大比を大きくできる精密位置決
め装置の変位拡大機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、平行リンク機
構の中に変位発生素子を配置するとともに互いに対向す
る一対のリンクに相互にずらした力点を形成して前記目
的を達成しようとするものである。具体的には、本発明
の精密位置決め装置の変位拡大機構は、互いに対向する
一対の出力リンクとこれらの出力リンクに連結されると
ともに互いに対向する一対の梃用リンクとから平行リン
ク機構を形成し、前記一対の梃用リンクを互いに離れる
方向に変位させる圧電素子、磁歪素子等の変位発生素子
を一対の梃用リンクの間に配置し、梃用リンク上の力点
を一対の梃用リンクの各々の長手方向を2等分する中心
線あるいはこの中心線と平行な基準線から互いに反対側
に離れた位置に形成したことを特徴とする。
【0006】ここで、前記平行リンク機構を第1平行リ
ンク機構と第2平行リンク機構とで構成し、前記第1平
行リンク機構を、互いに対向する一対の第1出力リンク
とこれらの第1出力リンクに連結されるとともに互いに
対向する一対の第1梃用リンクとから形成し、前記変位
発生素子を一対の第1梃用リンクの間に配置し、第1梃
用リンク上の力点を一対の第1梃用リンクの各々の長手
方向を2等分する中心線あるいはこの中心線と平行な基
準線から互いに反対側に離れた位置に形成し、前記第2
平行リンク機構を、互いに対向する一対の第2出力リン
クとこれらの第2出力リンクに連結されるとともに互い
に対向する一対の第2梃用リンクとから形成し、これら
の一対の第2梃用リンクの間に前記第1平行リンク機構
を配置するとともに少なくとも第2梃用リンクの一方と
第1出力リンクの一方及び第2梃用リンクの他方と第1
出力リンクの他方とを連結し、これらの連結点である第
2梃用リンク上の力点を一対の第2梃用リンクの各々の
長手方向を2等分する中心線あるいはこの中心線と平行
な基準線から互いに反対側に離れた位置に形成した構造
としてもよい。さらに、前記平行リンク機構を弾性素材
から構成するとともに平行リンク機構のヒンジを弾性ヒ
ンジから形成してもよい。
【0007】
【作用】本発明では、一方の出力リンクを精密位置決め
装置のベース等に固定するとともに他方の出力リンクに
探針等の被位置決め部材を取り付ける。この状態で変位
発生素子により一対の梃用リンクを互いに離れる方向に
変位させると、梃用リンク上の力点が相互にずれている
から、梃用リンクに連結された一対の出力リンクは互い
に反対側に変位する。この時の変位発生素子の変位量と
一対の出力リンクの相対変位量との比は、梃用リンク上
の力点間の寸法と梃用リンク上の作用点の間の寸法、つ
まり梃用リンク上の出力リンク間の寸法の比に等しい。
【0008】
【実施例】次に、本発明に係る精密位置決め装置の変位
拡大機構の好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しな
がら詳細に説明する。図1は本実施例に係る変位拡大機
構を示す断面図、図2は本実施例の原理を説明するため
の概略図である。図1において、変位拡大機構1は、第
1平行リンク機構2、第2平行リンク機構3及び変位発
生素子としての圧電素子4を備えて構成され、この圧電
素子4はアクチュエータとして機能する。変位拡大機構
1は、図1中、XY座標原点に関して点対称である。第
1平行リンク機構2及び第2平行リンク機構3は、ベリ
リウム銅、ばね用ステンレス鋼、ジュラルミン等の弾性
材料から形成された縦横の寸法がLとMの板材をワイヤ
カットすることにより形成されている。
【0009】第1平行リンク機構2は、互いに対向する
一対の第1出力リンク5とこれらの第1出力リンク5に
連結されるとともに互いに対向する一対の第1梃用リン
ク6とから形成されている。第1出力リンク5は、それ
ぞれ第1梃用リンク6を囲うように略コ字型に形成され
ている。この第1出力リンク5の変形を阻止する当板7
が第1出力リンク5に取り付けられている。なお、図
中、符号7Aは当板7を第1出力リンク5に図示しない
ねじで取り付けるために必要なねじ孔である。
【0010】一対の第1梃用リンク6には、それぞれア
クチュエータ保持部8が一体形成され、これらのアクチ
ュエータ保持部8の間には前記圧電素子4が配置されて
いる。この圧電素子4は、複数枚が積層されて形成され
ているもので、その変位方向は第1出力リンク5の長手
方向と平行なY軸方向である。第1梃用リンク6とアク
チュエータ保持部8との連結部分及び第1出力リンク5
と第1梃用リンク6との連結部分には、それぞれXY平
面内のみで可動する弾性ヒンジ9,10が形成され、こ
のうち、第1梃用リンク6とアクチュエータ保持部8と
の間の弾性ヒンジ9は第1梃用リンク6上の力点とさ
れ、この力点は、一対の第1梃用リンク6の各々の長手
方向を2等分するとともに圧電素子4の中心であるY軸
から互いに反対側に距離α離れた位置に形成されてい
る。また、第1出力リンク5と第1梃用リンク6との連
結部分の弾性ヒンジ10は作用点であり、この弾性ヒン
ジ10とY軸との間の距離はεである。
【0011】前記第2リンク機構3は、互いに対向する
一対の第2出力リンク11とこれらの第2出力リンク1
1に連結されるとともに互いに対向する一対の第2梃用
リンク12とから略長方形に形成されている。一方の第
2出力リンク11は精密位置決め装置(図示せず)のベ
ース13に固定されている。他方の第2出力リンク11
には図示しない被位置決め部材が固定されている。これ
らの一対の第2梃用リンク12の間には前記第1リンク
機構2が配置され、第1リンク機構2の第1出力リンク
5と第2梃用リンク12とは連結されている。第2梃用
リンク12と第1出力リンク5との連結部分及び第2出
力リンク11と第2梃用リンク12との連結部分には、
それぞれXY平面内のみで可動する弾性ヒンジ14,1
5が形成され、このうち、第2梃用リンク12と第1出
力リンク5との間の弾性ヒンジ14は第2梃用リンク1
2上の力点とされ、この力点は、一対の第2梃用リンク
12の各々の長手方向を2等分するY軸から互いに反対
側に距離β離れた位置に形成されている。また、第2出
力リンク11と第2梃用リンク12との連結部分の弾性
ヒンジ15は作用点であり、この弾性ヒンジ15とY軸
との間の距離はηである。
【0012】次に、図2に基づいて本実施例の作用を説
明する。図2では、本実施例の作用を分かりやすくする
ため、図1のものに比べ、構成要素の形状及び力点間、
作用点間の寸法比を変えて示している。図2に示される
通り、変位拡大機構1では、前記圧電素子4に電圧をか
けると、圧電素子4は伸長して両端でδ/2づつ、合計
δだけ変位する。すると、アクチュエータ保持部8及び
弾性ヒンジ9を介して一対の第1梃用リンク6が互いに
離れる方向に変位されるが、第1梃用リンク6上の力点
である弾性ヒンジ9が第1梃用リンク6の中心であるY
軸から互いに反対側にαだけ離れているから、第1梃用
リンク6は角度arctan(δ/2α)だけ反時計方向へ回
転し、第1梃用リンク6に連結された一対の第1出力リ
ンク5は互いに反対側に変位する。ここで、第1出力リ
ンク5のY軸における弾性ヒンジ10間の相対変位量を
νとすると、この変位量νと圧電素子4の変位量δとの
比は、第1梃用リンク6上の作用点の間の寸法、つまり
第1出力リンク5の弾性ヒンジ10間の寸法2εと第1
梃用リンク6上の力点間、つまり弾性ヒンジ9間の寸法
2αとの比に等しく、よって、変位量νは(ε/α)δ
である。
【0013】一対の第1出力リンク5が相対的に変位す
ると、第2梃用リンク12上の力点である弾性ヒンジ1
4を介して一対の第2梃用リンク12が互いに離れる方
向に変位されるが、弾性ヒンジ14が第2梃用リンク1
2の中心であるY軸から互いに反対側にβだけ離れてい
るから、第2梃用リンク12は角度arctan(ν/2β)
だけ反時計方向へ回転し、第2梃用リンク12に連結さ
れた一対の第2出力リンク11は互いに反対側に変位す
る。ここで、第2出力リンク11のY軸における弾性ヒ
ンジ15間の相対変位量をΔとすると、この変位量Δと
第1出力リンク5の相対変位量νとの比は、第2梃用リ
ンク12上の作用点の間の寸法、つまり第2出力リンク
11の弾性ヒンジ15間の寸法2ηと第2梃用リンク1
2上の力点間、つまり弾性ヒンジ14間の寸法2βとの
比に等しく、よって、変位量Δは(η/β)νであり、
ν=(ε/α)δであるから、Δ=(η/β)・(ε/
α)δである。
【0014】従って、本実施例によれば、互いに対向す
る一対の第1出力リンク5とこれらの第1出力リンク5
に連結されるとともに互いに対向する一対の第1梃用リ
ンク6とから第1平行リンク機構2を形成し、前記一対
の第1梃用リンク6を互いに離れる方向に変位させる圧
電素子4を一対の第1梃用リンク6の間に配置し、第1
梃用リンク6上の力点である弾性ヒンジ9を一対の第1
梃用リンク6の各々の長手方向を2等分する中心である
Y軸から互いに反対側に寸法αだけ離れた位置に形成し
たから、拡大比を大きくできる。しかも、本実施例で
は、第1平行リンク機構2に加えて第2平行リンク機構
3を設け、この第2平行リンク機構3を、互いに対向す
る一対の第2出力リンク11とこれらの第2出力リンク
11に連結されるとともに互いに対向する一対の第2梃
用リンク12とから形成し、これらの一対の第2梃用リ
ンク12の間に前記第1平行リンク機構2を配置すると
ともに第2梃用リンク12と第1出力リンク5とを連結
し、第2梃用リンク12上の力点である弾性ヒンジ14
を一対の第2梃用リンク12の各々の長手方向を2等分
する中心であるY軸から互いに反対側に寸法βだけ離れ
た位置に形成したから、拡大比をより大きくできる。例
えば、第1梃用リンク6の作用点間の寸法2εの第1梃
用リンク6の力点間の寸法2αに対する比(ε/α)を
10とし、第2梃用リンク12の作用点間の寸法2ηの第
2梃用リンク12の力点間の寸法2βに対する比(η/
β)を10とすると、本実施例の変位拡大機構1では拡大
率が100 倍となり、圧電素子4自体の最大発生変位量が
10μmとすると、実用上の要請である1mm程度の変位
の発生が可能となる。
【0015】また、本実施例では、第1及び第2平行リ
ンク機構2,3を弾性素材から構成するとともに第1及
び第2平行リンク機構2,3のヒンジを弾性ヒンジ9,
10,14,15から形成したので、第1及び第2平行
リンク機構2,3をβ<εとしてコンパクトに形成して
も、弾性ヒンジ10,14でのX方向歪みの吸収により
ε=βでなくとも第1及び第2平行リンク機構2,3が
確実に作動できる。換言すれば、第2平行リンク機構3
の第2梃用リンク12上の力点とY軸との間の寸法βを
小さくできるから、大きな拡大比を確保しつつ変位拡大
機構1を小型化できる。
【0016】さらに、第1平行リンク機構2の第1出力
リンク5に当板7を取り付けたから、第1出力リンク5
の変形を阻止して第1平行リンク機構2の適正な作動を
期待できる。
【0017】以上、本発明について好適な実施例を挙げ
て説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の
改良並びに設計の変更が可能なことは勿論である。例え
ば、前記実施例では、第1及び第2平行リンク機構2,
3を弾性素材から構成するとともに第1及び第2平行リ
ンク機構2,3のヒンジを弾性ヒンジ9,10,14,
15から形成したが、本発明では、図3に示される通
り、変位拡大機構21を第1及び第2平行リンク機構2
2,23から構成し、この第1及び第2平行リンク機構
22,23を剛性部材の第1及び第2出力リンク25,
31及び第1及び第2梃用リンク26,32から構成す
るとともに第1及び第2平行リンク機構22,23のヒ
ンジをε=βとなるようにピン29,30,34,35
から形成し、第2梃用リンク32の一方と第1出力リン
ク25の一方及び第2梃用リンク32の他方と第1出力
リンク25の他方とを連結してもよい。
【0018】また、前記実施例では、第1及び第2平行
リンク機構2,3から2段の平行リンク機構を構成した
が、本発明では、第1平行リンク機構2の1段のみ、あ
るいは、3段以上の平行リンク機構でもよい。3段以上
平行リンク機構を設けた場合では、前記実施例に準じて
3段以後の平行リンク機構を組み立てる。さらに、前記
実施例及び図3の変形例では、梃用リンク6,12,2
6,32上の力点を梃用リンク6,12,26,32の
長手方向を2等分する中心線Yから互いに反対側に離れ
た位置に形成したが、この力点は中心線Yと平行な基準
線から互いに反対側に離れた位置に形成してもよい。
【0019】さらに、変位発生素子を圧電素子4とした
が圧電素子4に代えて磁歪素子を用いてもよい。また、
当板7は必ずしも用いることを要しない。また、本発明
の原理をブロックゲージに応用することができる。即
ち、ブロックゲージに本発明の機構を組み込み、ブロッ
クゲージの基準寸法を可変とすることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
互いに対向する一対の出力リンクとこれらの出力リンク
に連結されるとともに互いに対向する一対の梃用リンク
とから平行リンク機構を形成し、前記一対の梃用リンク
を互いに離れる方向に変位させる変位発生素子を一対の
梃用リンクの間に配置し、梃用リンク上の力点を一対の
梃用リンクの各々の長手方向を2等分する中心から互い
に反対側に離れた位置に形成したから、拡大比を大きく
できる。また、平行リンク機構を第1平行リンク機構と
第2平行リンク機構とで構成し、この第2平行リンク機
構を、互いに対向する一対の第2出力リンクとこれらの
第2出力リンクに連結されるとともに互いに対向する一
対の第2梃用リンクとから形成し、これらの一対の第2
梃用リンクの間に前記第1平行リンク機構を配置すると
ともに第2梃用リンクと第1平行リンク機構の第1出力
リンクとを連結し、第2梃用リンク上の力点を一対の第
2梃用リンクの各々の長手方向を2等分する中心から互
いに反対側に離れた位置に形成したから、拡大比をより
大きくできる。さらに、平行リンク機構を弾性素材から
構成するとともに平行リンク機構のヒンジを弾性ヒンジ
から形成すれば、平行リンク機構をコンパクトに形成し
ても、弾性ヒンジにより平行リンク機構を確実に作動で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る変位拡大機構を示す断
面図である。
【図2】本実施例の原理を説明するための概略図であ
る。
【図3】本発明の変形例に係る変位拡大機構を示す正面
図である。
【符号の説明】
1,21 変位拡大機構 2,22 第1平行リンク機構 3,23 第2平行リンク機構 4 変位発生素子である圧電素子 5,25 第1出力リンク 6,26 第1梃用リンク 11,31 第2出力リンク 12,32 第2梃用リンク 9,29 ヒンジ(力点) 10,30 ヒンジ(作用点) 14,34 ヒンジ(力点) 15,35 ヒンジ(作用点)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日高 和彦 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内 (72)発明者 西村 国俊 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内 (72)発明者 岡本 清和 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する一対の出力リンクとこれ
    らの出力リンクに連結されるとともに互いに対向する一
    対の梃用リンクとから平行リンク機構を形成し、前記一
    対の梃用リンクを互いに離れる方向に変位させる変位発
    生素子を一対の梃用リンクの間に配置し、梃用リンク上
    の力点を一対の梃用リンクの各々の長手方向を2等分す
    る中心線あるいはこの中心線と平行な基準線から互いに
    反対側に離れた位置に形成したことを特徴とする精密位
    置決め装置の変位拡大機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の精密位置決め装置の変位
    拡大機構において、前記平行リンク機構を第1平行リン
    ク機構と第2平行リンク機構とで構成し、前記第1平行
    リンク機構を、互いに対向する一対の第1出力リンクと
    これらの第1出力リンクに連結されるとともに互いに対
    向する一対の第1梃用リンクとから形成し、前記変位発
    生素子を一対の第1梃用リンクの間に配置し、第1梃用
    リンク上の力点を一対の第1梃用リンクの各々の長手方
    向を2等分する中心線あるいはこの中心線と平行な基準
    線から互いに反対側に離れた位置に形成し、前記第2平
    行リンク機構を、互いに対向する一対の第2出力リンク
    とこれらの第2出力リンクに連結されるとともに互いに
    対向する一対の第2梃用リンクとから形成し、これらの
    一対の第2梃用リンクの間に前記第1平行リンク機構を
    配置するとともに少なくとも第2梃用リンクの一方と第
    1出力リンクの一方及び第2梃用リンクの他方と第1出
    力リンクの他方とを連結し、これらの連結点である第2
    梃用リンク上の力点を一対の第2梃用リンクの各々の長
    手方向を2等分する中心線あるいはこの中心線と平行な
    基準線から互いに反対側に離れた位置に形成したことを
    特徴とする精密位置決め装置の変位拡大機構。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の精密位置決め装置
    の変位拡大機構において、前記平行リンク機構を弾性素
    材から構成するとともに平行リンク機構のヒンジを弾性
    ヒンジから形成したことを特徴とする精密位置決め装置
    の変位拡大機構。
JP29327693A 1993-11-24 1993-11-24 精密位置決め装置の変位拡大機構 Withdrawn JPH07136888A (ja)

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