JP2760404B2 - 微動機構 - Google Patents

微動機構

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JP2760404B2
JP2760404B2 JP1182503A JP18250389A JP2760404B2 JP 2760404 B2 JP2760404 B2 JP 2760404B2 JP 1182503 A JP1182503 A JP 1182503A JP 18250389 A JP18250389 A JP 18250389A JP 2760404 B2 JP2760404 B2 JP 2760404B2
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健 村山
浩二郎 緒方
潔 長澤
▲吉▼弘 星野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、超精密加工、半導体製造装置、電子顕微鏡
等のサブμmオーダーの調節を必要とする装置に使用さ
れる微動機構に関する。
〔従来の技術〕
近年、各種技術分野においては、サブμmのオーダー
の微細な変位調節が可能である装置が要望されている。
その典型的な例がLSI(大規模集積回路)、超LSIの製造
工程において使用されるマスクアライナ、電子線描画装
置等の半導体製造装置である。これらの装置において
は、サブμmオーダーの微細な位置決めが必要であり、
位置決めの精度が向上するにしたがつてその集積度も増
大し、高性能の製品を製造することができる。このよう
な微細な位置決めは上記半導体装置に限らず、電子顕微
鏡をはじめとする各種の高倍率光学装置や超精密加工装
置等においても必要であり、その精度向上により、バイ
オテクノロジ、宇宙開発等の先端技術においてもそれら
の発展に大きく寄与するものである。以下、このような
微細な位置決めを行なう微動機構を図により説明する。
第2図は従来の微動機構の平面図である。図で、1は適
宜な手段で固定された剛体 部、2は剛体部1と対向す
る剛体部、3,4はそれぞれ剛体部1,2をそれらの左右端で
連結する弾性を有する平板である。各平板3,4は互いに
平行な関係にある。5は剛体部1から突出した突起、6
は剛体部2から突出した突起、7は突起5,6間に装着さ
れた圧電アクチユエータである。圧電アクチユエータ7
は突起5,6に例えば接着剤により固着される。8は平板
4の所定個所に貼着されたひずみゲージである。これら
により微動機構10が構成される。なお、X,Y,Zは座標軸
を示し、Z軸は紙面に垂直方向である。この微動機構10
はY軸方向およびZ軸方向には高い剛性を有する。
圧電アクチユエータ7に電圧を印加すると、圧電アク
チユエータ7が伸長して突起6を押圧する。これによ
り、平板3,4は破線のように変形し、剛体部2は剛体部
1に対してX軸方向に長さuxだけ並進変位する。この変
位量uxは圧電アクチユエータ7に印加される電圧によ
り、サブミクロンオーダーで調節することができる。
又、変位量uxはひずみゲージ8のひずみ量により知るこ
とができる。
ところで、実際の装置においては、一軸方向のみでな
く一平面(二軸方向)において自由に位置決めを実施す
ることができる微動機構が必要とされる場合が多い。こ
れに応じるため、第2図に示す微動機構10を1つの単位
(微動ユニツト)とし、この微動ユニツトを組合せた構
造の2軸並進の微動機構が提案されている。以下、この
ような微動機構について説明する。
第3図は従来の2軸並進の微動機構の平面図である。
図で、第2図に示す部分と同一又は等価な部分には同一
符号が付してある。10XはX軸方向の並進変位を行なう
微動ユニツト(第2図に示す微動機構10と等価の構造、
以下同じ)、10YはY軸方向の並進変位を行なう微動ユ
ニツトを示す。微動ユニツト10X,10YはX軸方向に積層
され、微動ユニツト10Xの剛体部1と微動ユニツト10Yの
剛体部2とは一体に構成されている。微動ユニツト10X
の剛体部2は、微動ユニツト10Xの圧電アクチユエータ
7が駆動されることによりX軸方向に並進変位し、微動
ユニツト10Yの圧電アクチユエータ7が駆動されること
によりY軸方向に並進変位する。これにより、この微動
機構はX軸およびY軸の2軸方向の並進変位が可能とな
る。
第3図に示す微動機構の構造は、図から明らかなよう
に片持ち梁の構造となる。ところで、2軸並進の微動機
構はZ軸方向の厚みの小さい薄型とされるのが通常であ
るから、第3図に示す片持ち梁の形の微動機構は、外力
に対してZ軸方向の剛性が弱くなるという問題が生じ
る。そこで、第3図に示す微動機構のように片持ち梁の
構造とはならない微動機構が提案されている。これを第
4図により説明する。
第4図は他の従来の微動機構の平面図である。図で、
第2図に示す部分と同一又は等価な部分には同一符号が
付してある。10X1,10X2はX軸方向の並進変位を行なう
微動ユニツト、10Y1,10Y2はY軸方向の並進変位を行な
う微動ユニツトである。微動ユニツト10X1,10X2は線I
−Iについて対称位置に配置され、微動ユニツト10Y1,1
0Y2は線J−Jについて対称位置に配置されている。そ
して、微動ユニツト10X1,10X2の剛体部1と微動ユニツ
ト10Y1,10Y2の剛体部2とは一体となつて中心剛体部12
を構成している。図示されていないが微動ユニツト10
X1,10X2の両剛体部2に跨って剛体の微動テーブルが連
結されている。微動ユニツト10X1,10X2の圧電アクチユ
エータ7を駆動することにより、微動テーブルはX軸方
向に並進変位し、微動ユニツト10Y1,10Y2の圧電アクチ
ユエータ7を駆動することにより、微動テーブルはY軸
方向に並進変位する。
〔発明が解決しようとする課題〕
第4図に示す微動機構は、片持ち梁構造とはならず、
安定した精度の高い2軸の並進変位を行なうことができ
る。しかしながら、この微動機構は、各微動ユニツト10
X1,10X2,10Y1,10Y2が四方に張り出し、全体の外形寸法
が大きくなるという問題があつた。
本発明の目的は、上記従来技術における課題を解決
し、安定した高精度の2軸並進変位を行なうことがで
き、しかも外形寸法が小形である微動機構を提供するに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本願発明は、2つの剛
体部と、これら剛体部を連結する複数の平板状弾性部材
と、前記各剛体部間に装架されこれら剛体部間に相対変
位を発生させる変位発生素子と、で構成される微動ユニ
ットを平面状に4つ組合せて互いに直交する方向の変位
を発生させる微動機構において、前記4つの微動ユニッ
トのすべてが、その一方の平板状弾性部材と他の微動ユ
ニットの一方の剛体部の外側とが間隙を介して隣接せし
められ、かつ、当該一方の剛体部のすべてが連結される
態様で組合わされているとともに、変位方向が同じ2つ
の微動ユニットの他方の剛体部間に跨って微動テーブル
が連結されていることを特徴とする。
〔作用〕
4つの微動ユニットのうち、平板状弾性部材が並行と
なる2つの微動ユニットにおいて、当該微動ユニットの
平板状弾性部材と隣接する他の2つの微動ユニットの各
剛体部を固定した状態で、当該微動ユニットの各変位発
生素子を駆動すると、他の微動ユニットの平板状弾性部
材と隣接しない側の各剛体部は第1の方向に並進変位
し、それに伴って、並進変位する各剛体部に跨って連結
された微動テーブルも同方向に変位する。又、上記他の
2つの微動ユニットの各変位発生素子を駆動すると、他
の微動ユニットの平板状弾性部材と隣接しない側の各剛
体部は第2の方向に並進変位し、それに伴って、並進変
位する各剛体部に跨って連結された微動テーブルも同方
向に変位する。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例に係る微動機構の平面図であ
る。図で、第2図に示す部分と同一又は等価な部分には
同一符号を付して説明を省略する。20X1,20X2はX軸方
向の並進変位を行なう微動ユニツト、20Y1,20Y2はY軸
方向の並進変位を行なう微動ユニツトである。
上記微動機構において、微動ユニツト20X1の平板3と
微動ユニツト20Y1の剛体部2の外側面とは間隙S1を介し
て隣接配置され、微動ユニツト20Y1の平板4と微動ユニ
ツト20X2の剛体部1の外側面とは間隙S2を介して隣接配
置される。又、微動ユニツト20X2の平板4と微動ユニツ
ト20Y2の剛体部2の外側面とは間隙S3を介して隣接配置
され、微動ユニツト20Y2の平板3と微動ユニツト20X1
剛体部1の外側面とは間隙S4を介して隣接配置される。
そして、微動ユニツト20X1,20X2の剛体部1および微動
ユニツト20Y1,20Y2の剛体部2は一体に連結される。
さらに、微動ユニツト20X1の剛体部2の外側面と微動
ユニツト20Y1の平板3とはほぼ一平面となるように配置
され、同じく、微動ユニツト20Y1の剛体部1の外側面と
微動ユニツト20X2の平板3、微動ユニツト20X2の剛体部
2の外側面と微動ユニツト20Y2の平板4、および微動ユ
ニツト20Y2の剛体部1の外側面と微動ユニツト20X1の平
板4とはそれぞれほぼ同一平面となるように配置され
る。
今、各微動ユニツト20X1,20X2,20Y1,20Y2の寸法が同
一であり、かつ、各間隙S1〜S4が同一間隙であるとする
と、微動ユニツト20X1と微動ユニツト20X2,および微動
ユニツト20Y1と微動ユニツト20Y2は、それぞれこの微動
機構の中心点Oに関して互いに点対称となるように配置
されていることとなる。
微動ユニツト20Y1,20Y2の剛体部を固定し、微動ユニ
ツト20X1,20X2の剛体部2に跨って剛体の微動テーブル
を連結した状態で、微動ユニツト20X1,20X2の圧電アク
チユエータ7を駆動すると、微動テーブルはX軸方向に
並進変位し、又、微動ユニツト20Y1,20Y2の圧電アクチ
ユエータ7を駆動すると、微動テーブルはY軸方向に並
進変位する。これにより、X軸およびY軸方向の2軸並
進変位を行なうことができる。
上記のように構成したので、本実施例の微動機構は、
片持ち梁構造をもたず、したがつて安定した高精度の2
軸並進変位を行なうことができるとともに、第4図に示
す従来の微動機構のような張出し構造による無駄な空間
を省くことができ、全体構造を小形に構成することがで
きる。
なお、上記実施例の説明では、変位発生素子として圧
電アクチユエータを用いる例について説明したが、電磁
式の直進モータ等を使用することもできる。又、微動ユ
ニツト20Y1,20Y2の剛体部を固定する例について説明し
たが、微動ユニツト20X1,20X2の剛体部を固定してもよ
いのは明らかである。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明では、4つの微動ユニツト
のすべてが、その一方の平板状弾性部材と他の微動ユニ
ツトの一方の剛体部とが間隙を介して隣接せしめられ、
かつ、内方にある各剛体部が連結されるような態様で組
合されているとともに、変位方向が同じ2つの微動ユニ
ットの他方の剛体部間に跨って微動テーブルが連結され
ているので、微動ユニットには片持ち梁構造は存在せ
ず、したがって、微動テーブルを安定した高精度の2軸
並進変位を行わせることができるとともに、微動機構全
体を小型に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る微動機構の平面図、第2
図、第3図および第4図はそれぞれ従来の微動機構の平
面図である。 1,2……剛体部、3,4……平板、7……圧電アクチユエー
タ、20X1,20X2,20Y1,20Y2……微動ユニツト、S1〜S4
…間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 ▲吉▼弘 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社土浦工場内 (56)参考文献 特開 昭64−88182(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G12B 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの剛体部と、 これら剛体部を連結する複数の平板状弾性部材と、 前記各剛体部間に装架されこれら剛体部間に相対変位を
    発生させる変位発生素子と、 で構成される微動ユニットを平面状に4つ組合せて互い
    に直交する方向の変位を発生させる微動機構において、 前記4つの微動ユニットのすべてが、その一方の平板状
    弾性部材と他の微動ユニットの一方の剛体部の外側とが
    間隙を介して隣接せしめられ、かつ、当該一方の剛体部
    のすべてが連結される態様で組合わされているととも
    に、変位方向が同じ2つの微動ユニットの他方の剛体部
    間に跨って微動テーブルが連結されていることを特徴と
    する微動機構。
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