JPH07135580A - 輪郭補正回路 - Google Patents

輪郭補正回路

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JPH07135580A
JPH07135580A JP5279520A JP27952093A JPH07135580A JP H07135580 A JPH07135580 A JP H07135580A JP 5279520 A JP5279520 A JP 5279520A JP 27952093 A JP27952093 A JP 27952093A JP H07135580 A JPH07135580 A JP H07135580A
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JP
Japan
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contour correction
amplitude
signal
correction signal
circuit
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Application number
JP5279520A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Fukui
克幸 福井
Kazuma Motoda
一真 元田
Ryuichiro Kuga
龍一郎 久我
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像信号の特に限界解像度に近い高域の周波
数帯に対して画像全体のギラツキ感の増加を抑制しつつ
輪郭補正量を多くすることができる輪郭補正回路を提供
する。 【構成】 映像信号(a)から輪郭補正信号抽出回路1
02にて輪郭補正信号(b)を取り出し、振幅調整回路
103のよって振幅の大きい輪郭補正信号(b)に対し
てのみ振幅を小さくして輪郭補正信号(c)を得て、加
算器104で映像信号(a)に加算して輪郭補正された
映像信号(d)を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号における高域
の成分を補正ないし強調することにより画像の輪郭を補
正する輪郭補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号を取り扱うシステムにおいて、
映像信号の高域における特性が不十分な場合、映像信号
の高い周波数成分を抽出し、元の映像信号に加算するこ
とにより、高域における特性を補正すること、すなわち
輪郭補正が行われる。輪郭補正において高域を持ち上げ
すぎると画像がギラギラした感じになり、不自然さが生
じる。これは、振幅値の大きい輪郭補正信号が多くなり
すぎるために起こる。そこで、画像のギラツキが気にな
らない程度にゲインを調整して輪郭補正の量を抑えるこ
とが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特にシ
ステムの限界解像度に近い高域の輪郭補正量としては不
十分となる場合がある。これは、システムの限界解像度
に近い信号はもともと振幅が小さいために、抽出される
輪郭補正信号そのものも小さくなっていることが原因で
ある。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、画像のギラツキを増加させることなくシステムの
限界解像度に近い高域の輪郭補正を十分に行うことがで
きる輪郭補正回路の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の輪郭補正回路
は、映像信号から第1の輪郭補正信号を抽出する輪郭補
正信号抽出手段と、第1の輪郭補正信号の振幅と符号に
より、第1の輪郭補正信号の振幅を調整する振幅調整手
段と、前記振幅調整手段から出力される第2の輪郭補正
信号を前記映像信号に加算する加算器とを具備する構成
である。
【0006】また、前記振幅調整手段は、第1の輪郭補
正信号の振幅が第1の基準振幅値より大なる場合、第1
の輪郭補正信号を−K倍し、第1の基準振幅値の1+K
倍の振幅かつ第1の輪郭補正信号の符号と同一符号であ
る信号を加算した第2の輪郭補正信号を得ることを特徴
とする。
【0007】また、前記振幅調整手段は、振幅調整した
第2の輪郭補正信号の振幅が前記第1の基準振幅値より
大なる第2の基準振幅値より大なるとき、前記第2の輪
郭補正信号の振幅を前記第2の基準振幅値に置換するこ
とを特徴とする。
【0008】また、前記振幅調整手段は、振幅調整した
第2の輪郭補正信号の振幅が前記第2の基準振幅値より
大なる第3の基準振幅値より大なるとき、前記第2の輪
郭補正信号の振幅を第1の所定の値に置換するか或い
は、前記振幅調整手段は、振幅調整により符号が反転し
た前記第2の輪郭補正信号を第2の所定の値に置換する
ことを特徴とする。
【0009】また、ディジタル信号処理回路を用いた場
合、前記振幅調整手段は、前記第1の輪郭補正信号の振
幅を示すビット列の符号ビットと値の最上位ビットとの
排他的論理和をとる排他的論理和回路と、前記第1の輪
郭補正信号の振幅を示すビット列の最下位ビットから最
上位ビットの1つ下のビットまでの各ビットの信号の否
定を出力する否定回路と、前記排他的論理和の出力信号
を制御信号として前記否定回路の出力信号叉は前記第1
の輪郭補正信号の振幅を示すビット列の最下位ビットか
ら最上位ビットの1つ下のビットまでの各ビットの信号
のいずれか一方を選択して出力する選択手段とを具備す
る構成である。
【0010】
【作用】上記構成により、過剰な輪郭補正による画像の
ギラツキ感を抑制しつつ、システムの限界解像度に近い
高域の輪郭補正量を増加させる輪郭補正が行なわれる。
【0011】また、本発明の輪郭補正回路で輪郭補正信
号の振幅調整の方法によっては発生する凹型の輪郭補正
信号や低域炉波器の効果が生じることのない輪郭補正が
行なわれる。
【0012】また、ディジタル信号処理により同振幅か
つ異符号の輪郭補正信号に対して対象性が失われるもの
の、極めて簡易な回路構成にて振幅の大きい輪郭補正信
号の振幅を小さくするものである。
【0013】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について説明する。
図1は、本発明の第1の実施例における輪郭補正回路の
構成を示している。
【0014】図1において、101は映像信号(a)が
入力される輪郭補正回路の入力端子、102は映像信号
(a)から輪郭補正信号(b)を抽出する輪郭補正信号
抽出回路、103は輪郭補正信号(b)の振幅を調整し
て輪郭補正信号(c)を生成する振幅調整回路、104
は輪郭補正信号(c)と映像信号(a)を加算して映像
信号(d)を生成する加算器、105は映像信号(d)
を輪郭補正回路の出力信号として出力する出力端子であ
る。
【0015】図2は、図1の振幅調整回路の構成例を示
す図である。図2において、201は輪郭補正信号
(b)が入力される振幅調整回路の入力端子、202は
値が「V1」の定数、203は定数202と輪郭補正信
号(b)の振幅を比較し、輪郭補正信号(b)が定数2
02以上のときは「High」を、輪郭補正信号(b)
が定数202未満のときは「Low」を出力する比較回
路、204は値が「1」の定数、205は値が「−K」
の定数、206は比較回路203の出力信号が「Lo
w」のときは定数204を選択し、比較回路203の出
力信号が「High」のときは定数205を選択して出
力する選択回路である。
【0016】207は選択回路205の出力信号と入力
端子201から入力された輪郭補正信号(b)を乗算す
る乗算器、208は乗算器207から出力される輪郭補
正信号の符号が正の場合は「Low」を出力し、負の場
合は「High」を出力する符号判定回路、209は値
が「0」の定数、210は値が(1+K)×(−V1)
である定数、211は値が(1+K)×V1である定数
である。
【0017】212は、比較回路203の出力信号が
「Low」のときは定数208を選択し、比較回路20
3の出力信号が「High」でかつ符号判定回路208
の出力信号が「High」のときは定数209を選択
し、比較回路203の出力信号が「High」でかつ符
号判定回路208の出力信号が「Low」のときは定数
210を選択して出力する選択回路、213は乗算器2
07から出力される輪郭補正信号と選択回路212から
の出力信号を加算する加算器、214は加算器213か
ら出力される輪郭補正信号を振幅調整回路の出力信号と
して出力する出力端子である。
【0018】図3は図1に示す輪郭補正処理における各
部信号波形を示した図であり、以下図3を併用して輪郭
補正回路の動作を述べる。映像信号(a)を入力端子1
に入力すると、輪郭補正信号抽出回路2で輪郭補正信号
(b)が抽出され、輪郭補正信号(b)は振幅調整回路
103によって振幅が調整されて輪郭補正信号(c)と
なり、映像信号(a)と輪郭補正信号(c)を加算器1
04で加算し映像信号(d)が得られる。
【0019】次に、図2の回路構成を用いた振幅調整回
路103の動作を述べる。入力端子201から入力され
た輪郭補正信号(b)は比較回路203と乗算器207
に入力される。比較回路203では図3の領域1に対し
ては「Low」を、領域2に対しては「High」を出
力するので、乗算器において領域1の輪郭補正信号には
「1」を掛け、領域2の輪郭補正信号には「−K」を掛
ける。
【0020】次に、選択回路2から領域1に対しては定
数208が出力され、領域2に対しては輪郭補正信号の
符号が負であれば定数209の信号が、正であれば定数
210の信号が出力され、加算器212において乗算器
207から出力された輪郭補正信号と加算され、輪郭補
正信号(c)が得られる。即ち、輪郭補正信号(b)を
入力すると図4に示す関数に従って輪郭補正信号(c)
が得られる。なお、振幅調整回路103はディジタル信
号処理回路であればルックアップテーブル方式を用いて
実現することもできる。
【0021】従って、以上述べた輪郭補正回路によっ
て、振幅の大き過ぎる輪郭補正信号は存在しなくなるの
で、輪郭補正量を増加させても過剰な輪郭補正が行われ
なくなり、画像のギラツキ感を抑制しつつ、高域の特に
限界解像度近くの周波数を強調することができる。
【0022】(実施例2)次に図1の輪郭補正回路にお
いて振幅調整回路103に図5に示す構成を用いた実施
例について説明する。図5において、501は輪郭補正
信号(b)が入力される振幅調整回路の入力端子、50
2は図2と同じ構成を有する基本振幅調整回路、503
は値が「V2」の定数、504は基本振幅調整回路50
2からの出力信号と定数503を比較し、輪郭補正信号
の振幅が定数503より大きければ「High」を、小
さければ「Low」を出力する比較回路、505は基本
振幅調整回路502の出力信号の符号が正の場合は「H
igh」を負の場合は「Low」を出力する符号判定回
路である。
【0023】506は値が「−V2」の定数、507は
値が「V2」の定数、508は比較回路504の出力が
「Low」ならば基本振幅調整回路502の出力信号を
選択し、比較回路504の出力信号が「High」かつ
符号判定回路505の出力信号が「High」ならば定
数507を選択し、比較回路504の出力信号が「Hi
gh」かつ符号判定回路505の出力信号が「Low」
ならば定数506を選択して出力する選択回路、509
は選択回路508から出力される輪郭補正信号(c)を
出力する出力端子である。
【0024】図6は図1の輪郭補正回路における各部信
号波形例を示した図であり、以下図6を併用して輪郭補
正回路の動作を述べる。映像信号(a)を入力端子10
1に入力すると、輪郭補正信号抽出回路102で輪郭補
正信号(b)が抽出され、輪郭補正信号(b)は振幅調
整回路103によって振幅が調整されて輪郭補正信号
(c)の実線で示す信号となり、映像信号(a)と輪郭
補正信号(c)を加算器104で加算し映像信号(d)
の実線で示す信号が得られる。
【0025】次に図5に示した構成を有する振幅調整回
路103の動作を説明する。基本振幅調整回路502は
(実施例1)で述べた図2の振幅調整回路と同じ動作な
ので説明は省略する。入力端子501から入力された輪
郭補正信号(b)は基本振幅調整回路502によって図
6の(c)に示す破線の波形となる。
【0026】この輪郭補正信号は、振幅が「V2」より
小さい場合は比較回路504の出力が「Low」となる
ので選択回路508を通してそのまま出力端子509か
ら出力される。また、振幅が「V2」より大きい場合は
比較回路504の出力が「High」となるので、選択
回路508で輪郭補正信号の符号が正のときは「V2」
を選択して出力し、負のときは「−V2」を選択し出力
するので、図6の(c)に示す波形が得られる。従っ
て、図5に示す構成を有する振幅調整回路103の入出
力特性は図7に示す特性となる。
【0027】図1における振幅調整回路103を本実施
例に示した構成にすることにより、(実施例1)では輪
郭補正信号抽出回路で抽出された輪郭補正信号の幅と振
幅が大きい場合に発生する図6の(c)と(d)に破線
で示す波形のような凹型の輪郭補正信号が生じにくくな
る。従って、図6の(c)及び(d)に破線で示す波形
の様な凹型の輪郭補正信号が目立つことが好ましくない
と判断する場合には、本実施例を用いることにより凹型
の輪郭補正信号を抑制しつつ、ギラツキを抑制する輪郭
補正を行うことができる。
【0028】(実施例3)次に図1の輪郭補正回路にお
いて振幅調整回路103に図8の回路構成を用いた実施
例について説明する。図8において、801は輪郭補正
信号(b)が入力される入力端子、802は値が「V
1」の定数、803は定数802と輪郭補正信号(b)
を比較し、輪郭補正信号(b)が定数802より大きけ
れば「High」を、小さければ「Low」を出力する
比較回路、804は値が「1」の定数、805は値が
「−K」の定数である。
【0029】806は比較回路803の出力信号が「L
ow」ならば定数804を選択し、「High」ならば
定数805を選択して出力する選択回路、807は選択
回路806の出力信号と輪郭補正信号(b)を乗算する
乗算器、808は乗算器807の出力信号の符号が負の
場合は「High」を、正の場合は「Low」を出力す
る符号判定回路、809は値が「0」の定数、810は
値が(1+K)×(−V1)である定数、811は値が
(1+K)×V1の定数である。
【0030】812は比較回路803の出力信号が「L
ow」ならば定数809を選択し、比較回路803の出
力信号が「High」かつ符号判定回路808の出力が
「Low」ならば定数810を、比較回路803の出力
信号が「High」かつ符号判定回路808の出力が
「High」ならば定数811を選択して出力する選択
回路、813は乗算器807から出力される輪郭補正信
号と選択回路からの出力信号を加算して輪郭補正信号
(c0)を生成する加算器、814は値が「V2」の定
数である。
【0031】815は輪郭補正信号(b)と定数814
を比較し、輪郭補正信号(b)の振幅が定数814より
大きければ「High」を、小さければ「Low」を出
力する比較回路、816は値が「0」の定数、817は
比較回路815の出力信号が「High」ならば定数8
16を、「Low」ならば加算器813から出力される
輪郭補正信号(c0)を選択し出力する選択回路、81
8は選択回路817から出力される輪郭補正信号(c)
を振幅調整回路103の出力信号として出力する出力端
子である図9は図1の輪郭補正回路において振幅調整回
路103に図8の回路構成を用いた場合の各部波形を示
した図であり、以下図9を併用して図1の輪郭補正回路
の動作を述べる。図1の輪郭補正回路に映像信号(a)
を入力すると輪郭補正信号抽出回路102で輪郭補正信
号(b)が抽出され、振幅調整回路103で振幅が調整
され輪郭補正信号(c)となり、加算器104で映像信
号(a)に加算されて、映像信号(d)が得られる。
【0032】次に図8に示した振幅調整回路の動作を述
べる。入力端子801から入力された輪郭補正信号
(b)は比較回路803と乗算器807と比較回路81
4に入力される。比較回路803では輪郭補正信号
(b)の振幅と定数802の値である「V1」とを比較
し、図9の領域1に対しては「Low」を、領域2に対
しては「High」を出力するので、選択回路806の
出力は領域1に対しては「1」、領域2に対しては「−
K」となり、乗算器において領域1の輪郭補正信号には
「1」を掛け、領域2の輪郭補正信号には「−K」を掛
ける。
【0033】次に、選択回路812から領域1に対して
は定数809が出力され、領域2に対しては乗算器80
7の出力信号の符号が負のときは符号判定回路808の
出力が「High」となるので選択回路812からは定
数810の信号が、乗算器807の出力信号の符号が負
のときは符号判定回路808の出力が「Low」となる
ので選択回路812からは定数811の信号が出力さ
れ、加算器813において乗算器807の出力信号と加
算され、輪郭補正信号(c0)が得られる。
【0034】さらに、輪郭補正信号(b)の振幅が「V
3」を上回る領域2では、比較回路815の出力が「H
igh」なので選択回路817では定数816を出力
し、輪郭補正信号(b)の振幅が「V3」を下回ってい
る領域1では、比較回路815の出力が「Low」なの
で選択回路817では加算器813の出力信号(c0)
を出力し、輪郭補正信号(c)が得られる。本実施例の
振幅調整回路における入出力特性を示すと図10に示す
関数となる。
【0035】なお、図8に示す構成の振幅調整回路はデ
ィジタル信号処理回路であればルックアップテーブル方
式を用いて実現することもできる。
【0036】以上の動作により、輪郭補正信号抽出回路
から出力される輪郭補正信号の振幅が大きい場合(実施
例1)で述べた構成では信号波形は図9の(c)及び
(d)の破線で示す波形となり、輪郭補正信号に低域炉
波器の効果が生じる。しかし、本実施例の構成を用いる
ことにより、低域炉波器の効果の発生を防ぎつつギラツ
キを抑制した輪郭補正を行うことができる。また、振幅
調整回路に入力される輪郭補正信号の振幅の最大値が本
実施例における「V3」より小さい場合は、低域炉波器
の効果が生じることはないので(実施例1)で述べた回
路構成で十分であるが、振幅調整回路に入力される輪郭
補正信号の振幅の最大値が大きい場合には本実施例で述
べた振幅調整回路の構成が有効になる。
【0037】(実施例4)次に図1の輪郭補正回路にお
いて振幅調整回路103に図11に示す構成を用いた実
施例について説明する。図11において、1101は輪郭補
正信号(b)が入力される振幅調整回路の入力端子、11
02は図2と同じ構成を有する基本振幅調整回路、1103は
基本振幅調整回路1102の出力信号と輪郭補正信号(b)
の符号を比較し、同符号ならば「Low」を、異符号な
ら「High」を出力する符号比較回路、1104は値が
「0」の定数である。
【0038】1105は符号判定回路1103の出力信号が「L
ow」の場合は基本振幅調整回路1102から出力される輪
郭補正信号(c0)を選択し、符号判定回路1103の出力
信号が「High」の場合は定数1104である「0」を選
択して出力する選択回路、1106は選択回路1105の出力信
号(c)を出力する振幅調整回路の出力端子である。
【0039】図9は図11における振幅調整回路の各部
波形を示す図を兼ねており、以下に図9を併用し、図1
における振幅調整回路103に図11に示す回路構成を
用いた輪郭補正回路の動作を述べる。
【0040】図1の輪郭補正回路に映像信号(a)を入
力すると輪郭補正信号抽出回路102で輪郭補正信号
(b)が抽出され、振幅調整回路103で振幅が調整さ
れ輪郭補正信号(c)となり、加算器104で映像信号
(a)に加算されて、映像信号(d)が得られる。
【0041】次に振幅調整回路103の詳細な動作を述
べる。入力端子1101に入力された輪郭補正信号(b)
は、基本振幅調整回路1102で輪郭補正信号(c0)とな
る。ここで、基本振幅調整回路の動作は(実施例1)で
述べた動作と同様なので、省略する。輪郭補正信号(c
0)の符号と輪郭補正信号(b)の符号を符号判定回路
1103にて比較し、図10の領域1の信号に対しては同符
号なので「Low」を出力し、領域2の信号に対しては
異符号なので「High」を出力する。従って選択回路
1105では領域1に対しては基本振幅調整回路1102の出力
信号(c0)を選択し、領域2に対しては、定数1104で
ある「0」を出力し、輪郭補正信号(c)を得る。本実
施例の振幅調整回路における入出力特性を示すと図10
に示す関数となる。
【0042】なお、図9に示す構成の振幅調整回路はデ
ィジタル信号処理回路であればルックアップテーブル方
式を用いて実現することもできる。
【0043】以上の動作により、(実施例3)で述べた
構成とは異なる回路構成にて、(実施例3)で述べた振
幅調整回路を用いた場合と同等の効果を得ることができ
る。ディジタル信号処理では、システムのクロック周波
数が低い場合には本実施例の方が(実施例3)よりも回
路規模が小さくなる。なぜなら、符号比較回路は排他的
論理和回路1個で実現できるからである。
【0044】しかし、システムのクロック周波数が高い
場合は、符号比較回路での演算遅延量が原因で1クロッ
ク分のDラッチがデータのビット数だけ必要になってく
る場合がある。この場合、輪郭補正信号生成に必要なク
ロック数が増えると共に映像信号処理側の遅延補償量が
増加することもあり、全体としては回路規模が大きくな
る。しかし、(実施例3)では振幅調整回路の出力端子
前の比較回路の制御信号のために演算遅延量が増加する
ことはない。故に、回路規模の点からはシステムのクロ
ック周波数が高い場合は(実施例3)の方が有効であ
り、システムのクロック周波数が低い場合は本実施例の
方が有効となる。
【0045】(実施例5)次に図1の輪郭補正回路にお
いて振幅調整回路103に図12に示す構成を用いた実
施例について説明する。図12において、1201は輪郭補
正信号が入力される入力端子、1202は入力された輪郭補
正信号の符号ビットと振幅値を示すビット列の最上位ビ
ットを入力信号とする2入力の排他的論理和、1203は排
他的論理和1202の出力信号と入力端子1201から入力され
た輪郭補正信号の振幅値を示すビット列の上から2番目
のビットから最下位ビットまで各ビットを入力とする2
入力の排他的論理和、1204は排他的論理和1203からの出
力信号を出力するための出力端子である。
【0046】図12を用いた輪郭補正信号振幅調整回路
について、詳細な動作を以下に述べる。図12におい
て、入力端子1201から符号ビットと振幅値を示す9ビッ
トの計10ビットからなる輪郭補正信号が入力されたと
すると、輪郭補正信号の符号ビットと振幅値を示すビッ
ト列の最上位ビットである9ビット目の排他的論理和と
8ビット目から最下位ビットである1ビット目までの各
ビットの排他的論理和をとり、出力端子1204から振幅の
調整された輪郭補正信号が出力される。
【0047】これは、入力端子1201から入力された輪郭
補正信号が−257以下または+256以上の場合、8
ビット目から1ビット目までの各ビットの否定が出力さ
れ、輪郭補正信号が−256〜255の場合、8ビット
目から1ビット目までの各ビットがそのまま出力され、
符号ビットは入力されたまま保存されて出力されるの
で、図13に示す入出力特性が得られる。
【0048】この回路構成により振幅調整回路へ入力さ
れる輪郭補正信号の振幅が同じで符号が異なる場合、振
幅の調整量が異なるが、その効果は(実施例1)に述べ
た例と大差がないにも関わらず、極めて少ない回路規模
で回路が実現できる利点がある。但し、本実施例の回路
はディジタル信号処理回路に限られる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明の輪郭補正回路は、
映像信号から抽出した輪郭補正信号の振幅が大き過ぎる
場合、その振幅が小さくなるので、過剰な輪郭補正によ
る画像のギラツキ感を抑制しつつ、システムの限界解像
度に近い高域の輪郭補正量を増加させることができる。
【0050】また、本来凸型の輪郭補正信号になるとこ
ろを、本発明の輪郭補正回路で輪郭補正信号の振幅調整
の方法によっては凹型の輪郭補正信号が発生する場合が
あるが、回路規模や消費電力があまり問題とされない高
級機種などで凹型の輪郭補正信号が好ましくないと判断
される場合には、凹型の輪郭補正信号を生じにくくする
ことも可能である。
【0051】また、本発明の輪郭補正回路の輪郭補正信
号の振幅調整方法によっては、発生する輪郭補正信号の
振幅調整により低域炉波器の効果が生じる場合がある
が、この低域炉波器の効果が生じることのない輪郭補正
を行うことも可能であり、要求される信号処理速度に応
じて回路規模を選択することも可能である。
【0052】また、ディジタル信号処理により同振幅か
つ異符号の輪郭補正信号に対して対象性が失われるもの
の、極めて簡易な回路構成にて振幅の大きい輪郭補正信
号の振幅を小さくすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における輪郭補正回路の
構成を示す図
【図2】第1の実施例の輪郭補正信号における振幅調整
回路の構成を示す図
【図3】第1の実施例の輪郭補正回路の信号波形図
【図4】第1の実施例の輪郭補正信号における振幅調整
回路の入出力関数を示す図
【図5】本発明の第2の実施例の輪郭補正信号における
振幅調整回路の構成を示す図
【図6】第2の実施例の輪郭補正回路の信号波形図
【図7】第2の実施例の輪郭補正信号における振幅調整
回路の入出力関数を示す図
【図8】本発明の第3の実施例の輪郭補正信号における
振幅調整回路の構成例を示す図
【図9】第3の実施例の輪郭補正回路の信号波形図
【図10】第3の実施例の輪郭補正信号における振幅調
整回路の入出力関数を示す図
【図11】本発明の第4の実施例の輪郭補正信号におけ
る振幅調整回路の構成を示す図
【図12】本発明の第5の実施例の輪郭補正信号におけ
る振幅調整回路の構成を示す図
【図13】第5の実施例の輪郭補正信号における振幅調
整回路の入出力関数を示す図
【符号の説明】
102 輪郭補正信号抽出回路 103 振幅調整回路 104 加算器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号から第1の輪郭補正信号を抽出す
    る輪郭補正信号抽出手段と、第1の輪郭補正信号の振幅
    と符号により、前記第1の輪郭補正信号の振幅を調整す
    る振幅調整手段と、前記振幅調整手段から出力される第
    2の輪郭補正信号を前記映像信号に加算する加算器とを
    具備する輪郭補正回路。
  2. 【請求項2】振幅調整手段は、第1の輪郭補正信号の振
    幅が第1の基準振幅値より大なる場合、第1の輪郭補正
    信号を−K倍した上で第1の基準振幅値の1+K倍の振
    幅かつ第1の輪郭補正信号の符号と同一符号である信号
    を加算した第2の輪郭補正信号を得ることを特徴とする
    請求項1記載の輪郭補正回路。
  3. 【請求項3】振幅調整手段は、第1の基準振幅値より大
    なる第2の基準振幅値より振幅調整した第2の輪郭補正
    信号の振幅が大なるとき、前記第2の輪郭補正信号の振
    幅を前記第2の基準振幅値に置換することを特徴とする
    請求項2記載の輪郭補正回路。
  4. 【請求項4】振幅調整手段は、第2の基準振幅値より大
    なる第3の基準振幅値より振幅調整した第2の輪郭補正
    信号の振幅が大なるとき、前記第2の輪郭補正信号の振
    幅を第1の所定の値に置換することを特徴とする請求項
    2記載の輪郭補正回路。
  5. 【請求項5】振幅調整手段は、前記第1の輪郭補正信号
    の符号と前記第2の輪郭補正信号の符号が異なるときに
    前記第2の輪郭補正信号を第2の所定の値に置換するこ
    とを特徴とする請求項2記載の輪郭補正回路。
  6. 【請求項6】振幅調整手段は、ディジタル信号処理回路
    で構成され、第1の輪郭補正信号の符号ビットと前記第
    1の輪郭補正信号の振幅を示すビット列の最上位ビット
    との排他的論理和をとる排他的論理和回路と、前記第1
    の輪郭補正信号の振幅を示すビット列の最下位ビットか
    ら最上位ビットの1つ下のビットまでの各ビットの信号
    の否定を出力する否定回路と、前記排他的論理和の出力
    信号を制御信号として前記否定回路の出力信号叉は前記
    第1の輪郭補正信号の振幅を示すビット列の最下位ビッ
    トから最上位ビットの1つ下のビットまでの各ビットの
    信号のいずれか一方を選択して出力する選択手段とを具
    備する請求項1記載の輪郭補正回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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