JP2871400B2 - 輪郭補正回路 - Google Patents

輪郭補正回路

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JP2871400B2 JP5168913A JP16891393A JP2871400B2 JP 2871400 B2 JP2871400 B2 JP 2871400B2 JP 5168913 A JP5168913 A JP 5168913A JP 16891393 A JP16891393 A JP 16891393A JP 2871400 B2 JP2871400 B2 JP 2871400B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮像装置等の映像信号処
理での画質向上のために利用される輪郭補正回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、撮像装置等において、より自然で
鮮明な輪郭をもつ画像再現を行うために輪郭補正回路は
ますます重要視されている。
【0003】従来の輪郭補正回路としては、輪郭信号
(以後、DTLと呼ぶ)を生成する輝度信号がガンマ及
びニーなどの非線形変換を受けた後の信号であることか
ら、輝度信号の低レベル部分(以後、画像暗部と呼ぶ)
はDTLゲインを抑圧し輝度信号の高レベル部分(以
後、画像明部と呼ぶ)ではDTLのゲインを伸長する輪
郭補正回路がある。
【0004】以下に、従来の輪郭補正回路について説明
する。図5は従来の輪郭補正回路のブロック図を示すも
ので、デジタル回路で構成されている。図5において、
1は入力輝度信号、2は輪郭信号発生回路、3は非線形
変換回路、4はマイクロコンピュータ、5はRAMテー
ブル、11はローパスフィルター、12は乗算器、13
はコアリング回路、15は輪郭信号出力、16は設定値
Kである。
【0005】以上のように構成された輪郭補正回路での
水平輪郭補正について、以下にその動作を説明する。
【0006】まず、入力輝度信号が図6の(a)に示す
ようにある一定の時間毎に一定値増加する階段入力であ
り、そのデータのビット長が8ビットの時のDTLにつ
いて説明する。輪郭信号発生回路は輝度信号から図6の
(b)に示すように同じ振幅のDTLを生成する。しか
し、通常、撮像装置等では、図6の(a)のようなリニ
アな元信号が、輪郭信号発生回路に加えられる前段の信
号処理回路でガンマ及びニー処理を施され、実際には輪
郭信号発生回路に入力される時点では図7の(a)に示
すような非線形信号に変換されている。そのためDTL
は図7の(b)に示すように画像暗部ではレベルが大き
く、画像明部へ行くほど小さくなる。このため、画像暗
部ではS/N劣化、画像明部では輪郭補正効果が小さく
なるため解像感がなくなっていた。
【0007】従来の輪郭補正回路は、これら問題点を解
決するために、入力輝度信号1は輪郭信号発生回路2で
DTLを生成すると同時に、非線形変換回路3により、
図9のような非線形変換を受け、その出力は6ビット長
に圧縮される。RAMテーブル5は圧縮された6ビット
長の信号をアドレス入力として動作し、その内部データ
を読み出す。図10にRAMテーブル5のデータを示
す。RAMテーブル5から読み出されたデータが急峻な
変化が発生した場合でも緩やかな変化となるように、L
PF11を通した後、乗算器12に乗数として与えられ
る。乗算器12ではDTLとLPF11の出力を乗じ、
その乗算結果をコアリング回路13に入力信号として与
える。コアリング回路13では、入力信号の微少変化分
(ノイズ成分±Kの範囲の信号)を零値にしS/N改善
を行う。これら一連の動作により、DTLは入力輝度信
号のレベルに応じてゲイン調整され、図8の(b)に示
すように画像暗部ではS/N改善のためにDTLを抑圧
し、画像明部ではDTLを伸長するように動作し、輪郭
補正信号出力15となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、画像暗部の時にDTLを抑圧する動作で
あるため、S/N改善はできても画面暗部での解像感が
劣化するという問題点を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、画像暗部での解像感を残しつつS/N改善を行うこ
とができる輪郭補正回路を提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の輪郭補正回路は、入力輝度信号から輪郭信号
を生成する輪郭信号発生回路と、入力輝度信号を非線形
変換する非線形変換回路と、非線形回路の出力をアドレ
ス入力として動作するRAMテーブルと、RAMテーブ
ルを書き換えるマイクロコンピュータと、非線形変換回
路の出力と任意の設定値Pと比較する比較器と、RAM
テーブルの出力と任意の設定値Gとを比較器出力により
切り換え出力する第1の選択回路と、RAMテーブルの
出力と零値とを比較器の出力により切り換え出力する第
2の選択回路と、第1の選択回路の出力の帯域制限をす
るローパスフィルターと、輪郭信号発生回路の出力とロ
ーパスフィルター出力を乗算し輪郭信号の利得を調整す
る乗算器と、第2の選択回路の出力と任意の設定値Kと
を加算する加算器と、乗算器の出力の微少振幅成分を零
値にするコアリング回路を有している。
【0011】
【作用】上記の構成により本発明は、入力輝度信号から
DTLを生成すると同時に、非線形変換回路により入力
輝度信号を非線形変換し、非線形変換された信号をアド
レスとして動作するRAMテーブルのデータの出力先を
選択回路により切り換え出力し、この選択回路制御を入
力輝度信号と設定値とのレベルを比較する比較器の出力
により制御することで、画像暗部ではDTLゲインは一
定としコアリング回路のコアリング量を通常の設定より
増やし、画像明部ではコアリング量は通常通りとし増加
させず、従来の輪郭補正回路の動作を行うことで、画像
暗部でのDTLの過抑圧をなくし解像感が残るレベルと
し、コアリング量を増加させることでS/N改善効果を
補う。
【0012】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0013】図1は本発明の実施例における輪郭補正回
路のブロック図を示すものである。図1において、1は
入力輝度信号、2は輪郭信号発生回路、3は非線形変換
回路、4はマイクロコンピュータ、5はRAMテーブ
ル、6は設定値P、7は比較器、8は設定値G、9は選
択回路1、10は選択回路2、11はローパスフィルタ
ー、12は乗算器、13はコアリング回路、14は加算
器、15は輪郭信号出力、16は設定値Kである。
【0014】以上のように構成された輪郭補正回路につ
いて、以下にその動作について説明する。
【0015】まず、入力輝度信号1は輪郭信号発生回路
2に入力されDTLを生成する。それと同時に、入力輝
度信号1は非線形変換回路3により、図9に示すような
非線形変換を受ける。非線形変換を受けた入力輝度信号
はRAMテーブル5にアドレスとして与えられると同時
に、比較器7により設定値Pとのレベル比較が行われ
る。RAMテーブル5の内部データはマイクロコンピュ
ータ4で図2に示すように書き込まれている。これはア
ドレス0から設定値Pまでは画像暗部でコアリング回路
13の設定値Kに加算されるコアリングデータが書き込
まれており、アドレスP〜63までは画像明部で従来の
輪郭補正回路と同じデータが書き込まれている。
【0016】ここで、アドレス0〜Pまでの回路動作に
ついて説明する。まず、比較器7は入力a<入力bの時
に出力cがHIGHレベル、それ以外はLOWレベルと
いう動作をする。従って、入力aが0〜Pまでの間は出
力cはHIGHレベルであるため、選択回路9はf端子
入力を選択し、常に設定値GがLPF11に与えられて
いる。一方、選択回路10はi端子入力が選択され、R
AMテーブル5の出力が加算器14に与えられている。
つまり、図3の(b)に示すように、従来の輪郭補正回
路では画像暗部になる程DTLの利得を抑圧するのに対
して、本実施例では従来例程抑圧せずに画像暗部では一
定の利得としている。これにより、DTLレベルが過小
にならず画像の解像感を保つことができる。また、図4
の(a)に示すように、DTL信号にはノイズ成分があ
り、これらを除去するためにコアリング回路で設定値±
K以下の信号については零値にスライスするようになっ
ているが、実際には設定値±K以上の振幅のノイズつい
ては完全にスライスできず、図4の(b)のようになっ
ている。そこで、設定値KにRAMテーブル5のデータ
を加算することでノイズスライスレベルを増加させ、図
4の(c)に示すように、ノイズ成分をより多くスライ
スできるようにしS/N改善を行う。
【0017】アドレスP〜63までについては、比較器
7の出力cはLOWレベルとなり、選択回路9はe端子
入力が選択され、RAMテーブル5の出力がLPF11
に与えられている。一方、選択回路10はh端子出力が
選択され、加算器10には常に0が与えられる。
【0018】以上のように、輝度信号レベルに応じてR
AMテーブル5のデータの出力先を変えることで、画像
暗部ではDTLの利得は一定とし、コアリング量を増加
させることでS/N改善を行い、画像明部では、従来の
ようにDTLの利得を増加させ、コアリング量は増加さ
せない動作を行うことで、画像暗部から画像明部全域に
おいて解像感が残り、かつS/N改善を行うことのでき
る輪郭信号制御を提供することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、画像暗部での解
像感を残しつつS/N改善を行うことができる輪郭補正
回路を提供することができ、その実用効果は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における輪郭補正回路の構成
を示すブロック図
【図2】同実施例におけるRAMテーブルデータの説明
【図3】同実施例における輪郭信号の比較図
【図4】同実施例における輪郭補正の動作を説明するた
めの波形図
【図5】従来の輪郭補正回路の一構成例を示すブロック
【図6】ガンマ及びニー処理を受けない輪郭補正回路入
力輝度信号と輪郭信号の特性の一例を示す波形図
【図7】ガンマ及びニー処理を受けた後の輪郭補正回路
入力輝度信号と輪郭信号の特性の一例を示す波形図
【図8】従来の輪郭補正回路の動作特性の一例を示す波
形図
【図9】従来の非線形変換回路の入出力の関係を示す特
性図
【図10】従来例におけるRAMテーブルデータの説明
【符号の説明】
1 入力輝度信号 2 輪郭信号発生回路 3 非線形変換回路 4 マイクロコンピュータ 5 RAMテーブル 6 設定値P 7 比較器 8 設定値G 9 選択回路 10 選択回路 11 ローパスフィルター 12 乗算器 13 コアリング回路 14 加算器 15 輪郭信号出力 16 設定値K
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−120963(JP,A) 特開 平4−336880(JP,A) 特開 平3−32170(JP,A) 特開 平1−261083(JP,A) 特開 平3−166882(JP,A) 特開 平3−66268(JP,A) 特開 平3−235482(JP,A) 特開 平4−16075(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/14 - 5/217

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力輝度信号から輪郭信号を生成する輪
    郭信号発生回路と、 前記入力輝度信号を非線形変換する非線形変換回路と、 前記非線形回路の出力をアドレス入力として動作するR
    AMテーブルと、 前記RAMテーブルを書き換えるマイクロコンピュータ
    と、 前記非線形変換回路の出力と任意の設定値Pと比較する
    比較器と、 前記RAMテーブルの出力と任意の設定値Gとを前記比
    較器の出力により切り換え出力する第1の選択回路と、 前記RAMテーブルの出力と零値とを前記比較器の出力
    により切り換え出力する第2の選択回路と、 前記第1の選択回路の出力の帯域制限をするローパスフ
    ィルターと、 前記輪郭信号発生回路の出力と前記ローパスフィルター
    の出力を乗算し前記輪郭信号の利得を調整する乗算器
    と、 第2の選択回路の出力と任意の設定値Kとを加算する加
    算器と、 前記乗算器の出力の微少振幅成分を零値にするコアリン
    グ回路と、を有する輪郭補正回路。
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