JPH07135367A - 反射鏡およびこれを用いた波長可変レーザ装置 - Google Patents
反射鏡およびこれを用いた波長可変レーザ装置Info
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- JPH07135367A JPH07135367A JP27934893A JP27934893A JPH07135367A JP H07135367 A JPH07135367 A JP H07135367A JP 27934893 A JP27934893 A JP 27934893A JP 27934893 A JP27934893 A JP 27934893A JP H07135367 A JPH07135367 A JP H07135367A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 共振させる波長が変化しても反射率が変
化することの無い反射膜を設けたOPO波長可変レーサ
装置用の出力側反射鏡とこれを用いたOPO波長変換レ
ーザ装置の提供を目的とする。 【構成】 反射鏡に設ける反射膜を、波長変換素子
の回転角に応じて、波長変換素子より出射されたレーザ
光が照射される位置の反射率が照射される波長のレーザ
光に対して所望の反射率となるような膜厚分布をもった
反射膜とする。 【効果】 反射膜がレーザ光の反射位置で、当該レ
ーザ光の波長に対して常に一定の反射率を示すため、波
長により出力が変動するという現象は起きない。よっ
て、本発明の出力側反射鏡を用いた波長可変レーザ装置
の出力は波長依存性の無いものとなる。
化することの無い反射膜を設けたOPO波長可変レーサ
装置用の出力側反射鏡とこれを用いたOPO波長変換レ
ーザ装置の提供を目的とする。 【構成】 反射鏡に設ける反射膜を、波長変換素子
の回転角に応じて、波長変換素子より出射されたレーザ
光が照射される位置の反射率が照射される波長のレーザ
光に対して所望の反射率となるような膜厚分布をもった
反射膜とする。 【効果】 反射膜がレーザ光の反射位置で、当該レ
ーザ光の波長に対して常に一定の反射率を示すため、波
長により出力が変動するという現象は起きない。よっ
て、本発明の出力側反射鏡を用いた波長可変レーザ装置
の出力は波長依存性の無いものとなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オプティカルパラメト
リック発振による波長可変レーザ装置に関し、詳しくは
出力側反射鏡とこれを用いた波長可変レーザ装置に関す
る。
リック発振による波長可変レーザ装置に関し、詳しくは
出力側反射鏡とこれを用いた波長可変レーザ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、盛んに研究が進められているオプ
ティカルパラメトリック発振(以下、OPOと言う。)
を用いた波長可変レーザは、アイセーフレーザ(波長:
1.4〜1.8μm)、分光学的化学分析用近赤外線域
波長可変レーザなどを可能にする。
ティカルパラメトリック発振(以下、OPOと言う。)
を用いた波長可変レーザは、アイセーフレーザ(波長:
1.4〜1.8μm)、分光学的化学分析用近赤外線域
波長可変レーザなどを可能にする。
【0003】図7に従来のOPO波長可変レーザ装置に
用いられる共振器の概略図を示した。この共振器を用い
て、OPOによる波長変換について簡単に説明する。図
7の共振器は入力側反射鏡1と波長変換素子2と出力側
反射鏡3により構成され、入力側反射鏡1と出力側反射
鏡3の波長変換素子2側の鏡面には反射膜4,5が設け
られている。これらの反射膜4,5は、波長変換素子2
により発生するアイドラ光とシグナル光とのどちらか一
方、あるいは双方を反射し、共振器内で光を共振させて
増幅させる役割を持つ。そして、反射によるロスを最小
限に止めるために波長変換素子の両面には反射防止膜6
を設けている。
用いられる共振器の概略図を示した。この共振器を用い
て、OPOによる波長変換について簡単に説明する。図
7の共振器は入力側反射鏡1と波長変換素子2と出力側
反射鏡3により構成され、入力側反射鏡1と出力側反射
鏡3の波長変換素子2側の鏡面には反射膜4,5が設け
られている。これらの反射膜4,5は、波長変換素子2
により発生するアイドラ光とシグナル光とのどちらか一
方、あるいは双方を反射し、共振器内で光を共振させて
増幅させる役割を持つ。そして、反射によるロスを最小
限に止めるために波長変換素子の両面には反射防止膜6
を設けている。
【0004】このような共振器内に外部より波長λpの
レーザ光を励起光7として入射すると、励起光7は入力
側反射鏡1を通過し、共振器内の波長変換素子2に到
る。励起光7は波長変換素子2より下記数1に示した関
係に基づき波長λi のアイドラ光と波長λs のシグナル
光とに変換される。そして、例えばアイドラ光7は出力
側反射鏡3に設けられた反射膜5により反射され、波長
変換素子2を通過して入力側反射鏡1に設けられた反射
膜4に到る。そして、反射膜4により反射され、共振器
内で共振し、増幅され、最終的に出力側反射鏡3より外
部に出射される。
レーザ光を励起光7として入射すると、励起光7は入力
側反射鏡1を通過し、共振器内の波長変換素子2に到
る。励起光7は波長変換素子2より下記数1に示した関
係に基づき波長λi のアイドラ光と波長λs のシグナル
光とに変換される。そして、例えばアイドラ光7は出力
側反射鏡3に設けられた反射膜5により反射され、波長
変換素子2を通過して入力側反射鏡1に設けられた反射
膜4に到る。そして、反射膜4により反射され、共振器
内で共振し、増幅され、最終的に出力側反射鏡3より外
部に出射される。
【0005】
【数1】1/λp =1/λi +1/λs
【0006】ところで、波長変換素子2への励起光7の
入射角を変えると発生するアイドラ光とシグナル光の波
長が変化することが知られている。図8に示したよう
に、励起光として波長1.06μmのNd:YAGレー
ザ光を用い、波長変換素子にKTiOPO4 (以下、K
TPと言う。)を用いた場合、発生するアイドラ光とシ
グナル光との波長可変範囲は共に約1.6〜3.1μm
となる(IEEE JOURNAL OF QUANT
UM ELECTRONICS,VOL.27,NO.
5,P.1137,MAY 1991参照)。
入射角を変えると発生するアイドラ光とシグナル光の波
長が変化することが知られている。図8に示したよう
に、励起光として波長1.06μmのNd:YAGレー
ザ光を用い、波長変換素子にKTiOPO4 (以下、K
TPと言う。)を用いた場合、発生するアイドラ光とシ
グナル光との波長可変範囲は共に約1.6〜3.1μm
となる(IEEE JOURNAL OF QUANT
UM ELECTRONICS,VOL.27,NO.
5,P.1137,MAY 1991参照)。
【0007】この場合、波長変換素子を図7の矢印で示
したように、A〜A’で振幅運動させると、発生するす
るアイドラ光とシグナル光との波長はこれに応じて前記
約1.6〜3.1μmの範囲で各々変化する。よって、
発生したアイドラ光やシグナル光を共振器内で共振させ
るためには入力側反射鏡と出力側反射鏡に設ける反射膜
はこれらの波長範囲において所定の反射率を有すること
が必要となる。たとえば、波長約1.6〜1.75μm
のシグナル光を共振させる場合には、反射鏡材質として
合成石英を使用した場合、入力側反射鏡には図9に示す
分光反射特性のTa2O5とSiO2とを交互に積層して
得た全21層の反射膜を、出力側反射鏡には図10に示
す分光反射特性のTa2O5とSiO2とを交互に積層し
て得た全15層の反射膜を施すことが必要とされる。
したように、A〜A’で振幅運動させると、発生するす
るアイドラ光とシグナル光との波長はこれに応じて前記
約1.6〜3.1μmの範囲で各々変化する。よって、
発生したアイドラ光やシグナル光を共振器内で共振させ
るためには入力側反射鏡と出力側反射鏡に設ける反射膜
はこれらの波長範囲において所定の反射率を有すること
が必要となる。たとえば、波長約1.6〜1.75μm
のシグナル光を共振させる場合には、反射鏡材質として
合成石英を使用した場合、入力側反射鏡には図9に示す
分光反射特性のTa2O5とSiO2とを交互に積層して
得た全21層の反射膜を、出力側反射鏡には図10に示
す分光反射特性のTa2O5とSiO2とを交互に積層し
て得た全15層の反射膜を施すことが必要とされる。
【0008】ところで、入力側反射鏡に設ける反射膜は
反射率98%以上とするため、積層する各層の厚さは、
いずれも光学的膜厚n・d=λ/4に等しくできる。そ
して、このような膜を真空蒸着で製膜することは自動制
御装置を用いて容易に実施できる。一方、出力側反射鏡
に設ける反射膜は一般に反射率80〜90%の所望の値
とする。
反射率98%以上とするため、積層する各層の厚さは、
いずれも光学的膜厚n・d=λ/4に等しくできる。そ
して、このような膜を真空蒸着で製膜することは自動制
御装置を用いて容易に実施できる。一方、出力側反射鏡
に設ける反射膜は一般に反射率80〜90%の所望の値
とする。
【0009】例えば反射率87%の反射鏡をえる場合、
広い波長範囲で反射率87%を得ることが必要であり、
そのためには積層する各層の厚さは1層毎に異なること
になる。このような膜の製造は手動で行わなければなら
ない。よって、各層の厚さを度の程度とし、何層設けれ
ば良いかという反射膜の設計自体はコンピューターを用
いた計算により比較的容易に行うことができるものの、
出力側反射鏡の反射膜を設計値通りに作成することは困
難であった。この結果、予定の波長領域での反射率が例
えば前記した87%で一定となっているようなものは得
られなかった。
広い波長範囲で反射率87%を得ることが必要であり、
そのためには積層する各層の厚さは1層毎に異なること
になる。このような膜の製造は手動で行わなければなら
ない。よって、各層の厚さを度の程度とし、何層設けれ
ば良いかという反射膜の設計自体はコンピューターを用
いた計算により比較的容易に行うことができるものの、
出力側反射鏡の反射膜を設計値通りに作成することは困
難であった。この結果、予定の波長領域での反射率が例
えば前記した87%で一定となっているようなものは得
られなかった。
【0010】しかしながら、従来のOPO波長可変レー
ザ装置ではこのような反射膜を設けた出力側反射鏡を用
いざるを得なかった。そのため、波長の違いにより反射
率が大きく変動し、結果的に波長毎に出力が大きく変動
するという現象が避けられなかった。
ザ装置ではこのような反射膜を設けた出力側反射鏡を用
いざるを得なかった。そのため、波長の違いにより反射
率が大きく変動し、結果的に波長毎に出力が大きく変動
するという現象が避けられなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような状
況に鑑みてなされたものであり、OPO波長可変レーサ
装置の出力側反射鏡において、波長毎に反射率の変化す
ることの無い反射膜を設けた反射鏡とこれを用いたOP
O波長変換レーザ装置の提供を目的とする。
況に鑑みてなされたものであり、OPO波長可変レーサ
装置の出力側反射鏡において、波長毎に反射率の変化す
ることの無い反射膜を設けた反射鏡とこれを用いたOP
O波長変換レーザ装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく種々の検討を試みた結果、波長変換素子を回
転させると、発生するレーザ光が反射膜に照射される位
置が回転角に応じて移動することを見いだし、本発明に
至った。即ち、上記課題を解決する本発明の反射鏡は、
励起光が入射される波長変換素子を回転させ、波長変換
素子の回転角に応じて発生するレーザ光を共振器で共振
させ、増幅し、出力光として得るOPO波長可変レーザ
装置の出力側反射鏡として用いるものであり、以下の反
射膜を有する反射鏡である。
解決すべく種々の検討を試みた結果、波長変換素子を回
転させると、発生するレーザ光が反射膜に照射される位
置が回転角に応じて移動することを見いだし、本発明に
至った。即ち、上記課題を解決する本発明の反射鏡は、
励起光が入射される波長変換素子を回転させ、波長変換
素子の回転角に応じて発生するレーザ光を共振器で共振
させ、増幅し、出力光として得るOPO波長可変レーザ
装置の出力側反射鏡として用いるものであり、以下の反
射膜を有する反射鏡である。
【0013】波長変換素子の回転角に応じて、波長変換
素子より出射されたレーザ光が照射される反射膜の、照
射される位置の反射率が照射される波長のレーザ光に対
して所望の反射率となるような膜厚分布を有する反射膜
を設けた反射鏡である。
素子より出射されたレーザ光が照射される反射膜の、照
射される位置の反射率が照射される波長のレーザ光に対
して所望の反射率となるような膜厚分布を有する反射膜
を設けた反射鏡である。
【0014】このような構成を採る結果、反射膜を構成
する各層の膜厚をn・d=λ/4とすることができ、自
動制御装置を用いて製膜できる。このため、反射膜の製
膜は容易となる。このような膜を製造するに際しては、
例えば斜め蒸着法といわれる真空蒸着法が適用できる。
又、被製膜基板の前面で遮蔽板を回転させ、基板の単位
時間当たりの遮蔽率が一方向に連続的に変化するような
条件で真空蒸着してもよい。そして、本発明の波長可変
レーザ装置は、前記本発明の反射鏡を用いたものであ
る。
する各層の膜厚をn・d=λ/4とすることができ、自
動制御装置を用いて製膜できる。このため、反射膜の製
膜は容易となる。このような膜を製造するに際しては、
例えば斜め蒸着法といわれる真空蒸着法が適用できる。
又、被製膜基板の前面で遮蔽板を回転させ、基板の単位
時間当たりの遮蔽率が一方向に連続的に変化するような
条件で真空蒸着してもよい。そして、本発明の波長可変
レーザ装置は、前記本発明の反射鏡を用いたものであ
る。
【0015】
【作用】本発明の出力側反射鏡は反射膜が、該反射膜に
照射されるレーザ光の照射される位置の反射率が当該レ
ーザ光の波長に対して、例えば80〜90%の内の所望
の値、例えば87%で一定となるようになっている。こ
のため、レーザ光の波長に反射率が異なるという現象は
発生せず、常に一定の反射率が得られる。よって、出力
光の強度も安定する。
照射されるレーザ光の照射される位置の反射率が当該レ
ーザ光の波長に対して、例えば80〜90%の内の所望
の値、例えば87%で一定となるようになっている。こ
のため、レーザ光の波長に反射率が異なるという現象は
発生せず、常に一定の反射率が得られる。よって、出力
光の強度も安定する。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例について述べる。 (実施例1)ここでは、励起光に波長1.06μmのN
d:YAGレーザを用い、KTP結晶のX−カット面を
レーザ入出射面とした波長変換素子を用いて膜設計をす
る方法を説明する。
d:YAGレーザを用い、KTP結晶のX−カット面を
レーザ入出射面とした波長変換素子を用いて膜設計をす
る方法を説明する。
【0017】a.波長変換素子の各波長における屈折率
の算出 まず、所望のアイドラ光とシグナル光との波長を決定
し、図8より対応するフェーズマッチングアングルθを
求める。そして、数2,3よりアイドラ光あるいはシグ
ナル光のそれぞれに対するKTPの屈折率nS,nIを求
める。数2,3において、nX,nY とnZ はKTP結
晶のx軸、y軸とz軸方向における屈折率であり、この
屈折率は波長により異なる。各波長に置けるこの屈折率
は、たとえばIEEE JOURNAL OF QUA
NTUM ELECTRONICS,VOL.27,N
O.5,P.1137,MAY 1991に記載のセル
マイヤー方程式から求めることができる。
の算出 まず、所望のアイドラ光とシグナル光との波長を決定
し、図8より対応するフェーズマッチングアングルθを
求める。そして、数2,3よりアイドラ光あるいはシグ
ナル光のそれぞれに対するKTPの屈折率nS,nIを求
める。数2,3において、nX,nY とnZ はKTP結
晶のx軸、y軸とz軸方向における屈折率であり、この
屈折率は波長により異なる。各波長に置けるこの屈折率
は、たとえばIEEE JOURNAL OF QUA
NTUM ELECTRONICS,VOL.27,N
O.5,P.1137,MAY 1991に記載のセル
マイヤー方程式から求めることができる。
【0018】
【数2】nS =nY
【0019】
【数3】
【0020】フェーズマッチングアングルと、アイドラ
光あるいはシグナル光の波長と、これらに対応する屈折
率nS,nIの計算結果を表1にまとめた。
光あるいはシグナル光の波長と、これらに対応する屈折
率nS,nIの計算結果を表1にまとめた。
【0021】
【表1】
【0022】b.各フェーズマッチングアングルにおけ
る波長変換素子への励起光の入射角の算出 フェーズマッチングアングルθmatch(波長変換素子の
入射面と波長変換素子を通過する光とがなす角度)とな
るための入射光の入射角を各波長毎に表1のKTPの屈
折率を用いて数4に従い算出する。数4において、θ
pumpは励起光の波長変換素子の入射面への入射角であ
る。そして、nairは空気の屈折率(=1)であり、n
KTPはθmatchに対応するKTPの屈折率である。
る波長変換素子への励起光の入射角の算出 フェーズマッチングアングルθmatch(波長変換素子の
入射面と波長変換素子を通過する光とがなす角度)とな
るための入射光の入射角を各波長毎に表1のKTPの屈
折率を用いて数4に従い算出する。数4において、θ
pumpは励起光の波長変換素子の入射面への入射角であ
る。そして、nairは空気の屈折率(=1)であり、n
KTPはθmatchに対応するKTPの屈折率である。
【0023】
【数4】sin(θpump)・nair=sin(90−θ
match)・nKTP
match)・nKTP
【0024】c.各フェーズマッチングアングルにおけ
るレーザ光の出力側反射鏡上の照射位置の算出図1は波
長変換素子に斜めに入射したレーザ光の光路を示したも
のである。図1から分かるように、共振器内で共振して
いるレーザ光8は、波長変換素子2に斜めに入出射する
ので屈折により光路がずれる。すなわち、変換される波
長により、出力側反射鏡の反射膜に照射される位置が入
射光の光軸9よりずれることになる。このずれの距離D
は、数5により求められる。ただし、数5においてLは
波長変換素子の長さである。
るレーザ光の出力側反射鏡上の照射位置の算出図1は波
長変換素子に斜めに入射したレーザ光の光路を示したも
のである。図1から分かるように、共振器内で共振して
いるレーザ光8は、波長変換素子2に斜めに入出射する
ので屈折により光路がずれる。すなわち、変換される波
長により、出力側反射鏡の反射膜に照射される位置が入
射光の光軸9よりずれることになる。このずれの距離D
は、数5により求められる。ただし、数5においてLは
波長変換素子の長さである。
【0025】
【数5】D=(L・tan(θpump)−L・tan(9
0−θmatch))×cos(θpump)
0−θmatch))×cos(θpump)
【0026】これを変形すると、
【0027】
【数6】D=(L・tan(sin-1((90−θ
match)・nKTP))−L・tan(90−θmatch))
×cos(θpump)
match)・nKTP))−L・tan(90−θmatch))
×cos(θpump)
【0028】波長変換素子の長さLを20mm、nKYP
を1.73一定と仮定し、数6を用いて入射角0〜20
度(フェーズマッチングアングルθmatch約90〜79
度)で波長変換素子を回転させた場合のDを求める。こ
の場合、発生するシグナル光の波長は1.58〜1.6
6μmとなる。得られた結果を図2に示した。図2は横
軸に入射角をとり左縦軸にシグナル光の波長をとり右縦
軸にDをとったものであり、実線が入射角とDとの関係
を示し、点線が入射角とシグナル光の波長との関係を示
している。
を1.73一定と仮定し、数6を用いて入射角0〜20
度(フェーズマッチングアングルθmatch約90〜79
度)で波長変換素子を回転させた場合のDを求める。こ
の場合、発生するシグナル光の波長は1.58〜1.6
6μmとなる。得られた結果を図2に示した。図2は横
軸に入射角をとり左縦軸にシグナル光の波長をとり右縦
軸にDをとったものであり、実線が入射角とDとの関係
を示し、点線が入射角とシグナル光の波長との関係を示
している。
【0029】なお、ここでは、KTPの屈折率nKTPを
1.73で一定であると仮定しているが、計算の精度か
ら考えて問題はない。d.反射膜の設計及び膜厚分布の
算出次に出力鏡側反射鏡に施す希望の反射率の反射膜を
設計する。光学的膜厚材料として使用する低屈折率物質
の屈折率をnL、その物理的膜厚をdLとし、高屈折率物
質の屈折率をnH、その物理的膜厚をdHとし、反射すべ
きシグナル光の波長をλとする。そうすると、光学的膜
厚nL・dLがλ/4の低屈折率物質層と、光学的膜厚n
H・dH がλ/4の高屈折率物質層を交互に2p+1層
積層した反射膜のλにおける反射率は数7で表すことが
できる。なお、数7において、nSは反射鏡とする基板
のシグナル光に対する屈折率である。
1.73で一定であると仮定しているが、計算の精度か
ら考えて問題はない。d.反射膜の設計及び膜厚分布の
算出次に出力鏡側反射鏡に施す希望の反射率の反射膜を
設計する。光学的膜厚材料として使用する低屈折率物質
の屈折率をnL、その物理的膜厚をdLとし、高屈折率物
質の屈折率をnH、その物理的膜厚をdHとし、反射すべ
きシグナル光の波長をλとする。そうすると、光学的膜
厚nL・dLがλ/4の低屈折率物質層と、光学的膜厚n
H・dH がλ/4の高屈折率物質層を交互に2p+1層
積層した反射膜のλにおける反射率は数7で表すことが
できる。なお、数7において、nSは反射鏡とする基板
のシグナル光に対する屈折率である。
【0030】
【数7】
【0031】今、反射鏡用基板として屈折率1.43の
合成石英を用い、光学的膜厚λ/4、屈折率1.93の
Ta2O5の膜と、光学的膜厚λ/4、屈折率1.43の
SiO2の膜とを用いて、波長約1.58〜1.66μ
mのシグナル光にたいしてR=0.87、すなわち反射
率87%の反射膜を屈折率1.44の基板表面に製膜し
ようとすれば、数7よりTa2O5膜とSiO2膜とを交
互に9層積層すれば良いことになる。この反射膜の具体
的構造は、反射膜の設計中心波長1.62μmのレーザ
光が照射する反射鏡の位置より前後に約1.5mmの長
さで、膜厚分布を対中心波長の照射位置の厚さに対し光
学的膜厚さで約±2.5%の厚さの反射膜を設けること
になる。
合成石英を用い、光学的膜厚λ/4、屈折率1.93の
Ta2O5の膜と、光学的膜厚λ/4、屈折率1.43の
SiO2の膜とを用いて、波長約1.58〜1.66μ
mのシグナル光にたいしてR=0.87、すなわち反射
率87%の反射膜を屈折率1.44の基板表面に製膜し
ようとすれば、数7よりTa2O5膜とSiO2膜とを交
互に9層積層すれば良いことになる。この反射膜の具体
的構造は、反射膜の設計中心波長1.62μmのレーザ
光が照射する反射鏡の位置より前後に約1.5mmの長
さで、膜厚分布を対中心波長の照射位置の厚さに対し光
学的膜厚さで約±2.5%の厚さの反射膜を設けること
になる。
【0032】(実施例2)以下に波長約1.62〜1.
75μmのシグナル光を発信するレーザ装置の組立につ
いて説明する。波長変換素子としては、10mm×10
mmのレーザ光入出射面がY軸を中心として約Z−15
度に加工してある長さ20mmのKTP結晶を用いる。
75μmのシグナル光を発信するレーザ装置の組立につ
いて説明する。波長変換素子としては、10mm×10
mmのレーザ光入出射面がY軸を中心として約Z−15
度に加工してある長さ20mmのKTP結晶を用いる。
【0033】a.反射膜の設計 本レーザ装置では波長変換素子はフェーズマッチングア
ングルθが75〜55となる範囲で回転させられる。こ
の場合実施例1の数4は以下の数8に、数6は数9に変
形される。
ングルθが75〜55となる範囲で回転させられる。こ
の場合実施例1の数4は以下の数8に、数6は数9に変
形される。
【0034】
【数8】sin(θpump)・nair=sin(75−θ
match)・nKTP
match)・nKTP
【0035】
【数9】D=(L・tan(sin-1((75−θ
match)・nKTP))−L・tan(75−θmatch))
×cos(θpump)
match)・nKTP))−L・tan(75−θmatch))
×cos(θpump)
【0036】数8,9を考慮し、光学的膜厚λ/4、屈
折率1.93のTa2O5の膜と、光学的膜厚λ/4、屈
折率1.43のSiO2の膜とを用いて、波長約1.6
2〜1.75μmのシグナル光にたいしてR=0.8
7、すなわち反射率87%の反射膜を屈折率1.44の
基板表面に製膜すべく、設計した。その結果、目的の膜
はTa2O5膜とSiO2膜とを交互に9層積層したもの
となった。
折率1.93のTa2O5の膜と、光学的膜厚λ/4、屈
折率1.43のSiO2の膜とを用いて、波長約1.6
2〜1.75μmのシグナル光にたいしてR=0.8
7、すなわち反射率87%の反射膜を屈折率1.44の
基板表面に製膜すべく、設計した。その結果、目的の膜
はTa2O5膜とSiO2膜とを交互に9層積層したもの
となった。
【0037】目的とするシグナル光の波長よりフェーズ
マッチングアングルθを求め、各フェーズマッチングア
ングルにおけるレーザ光の出力側反射鏡上の照射位置の
算出した。得られた結果を図3に示した。図3は図2と
同様に横軸に入射角をとり左縦軸にシグナル光の波長を
とり右縦軸にDをとったものであり、実線が入射角とD
との関係を示し、点線が入射角とシグナル光の波長との
関係を示している。図3から分かるように、最大ビーム
ずれの距離は3.05mmとなるので、この3.05m
mの間に波長1.62〜1.75μmに対する反射膜を
製膜することになる。この膜厚分布をシグナル光の波長
を代用値として示すと図4のようになる。
マッチングアングルθを求め、各フェーズマッチングア
ングルにおけるレーザ光の出力側反射鏡上の照射位置の
算出した。得られた結果を図3に示した。図3は図2と
同様に横軸に入射角をとり左縦軸にシグナル光の波長を
とり右縦軸にDをとったものであり、実線が入射角とD
との関係を示し、点線が入射角とシグナル光の波長との
関係を示している。図3から分かるように、最大ビーム
ずれの距離は3.05mmとなるので、この3.05m
mの間に波長1.62〜1.75μmに対する反射膜を
製膜することになる。この膜厚分布をシグナル光の波長
を代用値として示すと図4のようになる。
【0038】b.出力側反射鏡の作成 次に、得られた設計値に基づき出力側反射鏡を作成し
た。なお、出力側反射鏡の基板には直径1インチ、厚さ
1/4インチの両面光学研磨された無水合成石英製の平
行平板を用いた。そして、反射膜の作製には基板近傍に
回転遮蔽板が設けられた電子ビーム真空蒸着装置を用い
た。この装置では回転する遮蔽板の大きさにより基板表
面に膜材料が蒸着される時間が調節でき、遮蔽板の形状
を選定することにより連続的に蒸着膜の厚さを変えるこ
とができる。
た。なお、出力側反射鏡の基板には直径1インチ、厚さ
1/4インチの両面光学研磨された無水合成石英製の平
行平板を用いた。そして、反射膜の作製には基板近傍に
回転遮蔽板が設けられた電子ビーム真空蒸着装置を用い
た。この装置では回転する遮蔽板の大きさにより基板表
面に膜材料が蒸着される時間が調節でき、遮蔽板の形状
を選定することにより連続的に蒸着膜の厚さを変えるこ
とができる。
【0039】本実施例では各蒸着膜の光学的膜厚の分布
が図4の状態となるように図5に示した菱型の遮蔽板1
0を用いた。図5において10が遮蔽板であり、11が
基板である。遮蔽板10を回転しつつ基板11を300
℃まで加熱しながら、5.0×10-6Torrまで排気し
た。SiO2層蒸着には酸素を5.0×10-6Torrに保
たれるように導入し、θ=75度の照射位置に対応させ
る基板位置Aでのビーム蒸着速度を0.7nm/mi
n.になるように制御した。一方、Ta2O5層蒸着時に
は酸素を1.0×10-4Torrに保たれるように導入し、
基板位置Aでの蒸着速度を0.2nm/min.になる
ように制御した。そして、蒸着時の膜厚の制御には光学
干渉式膜厚モニターを用いた。
が図4の状態となるように図5に示した菱型の遮蔽板1
0を用いた。図5において10が遮蔽板であり、11が
基板である。遮蔽板10を回転しつつ基板11を300
℃まで加熱しながら、5.0×10-6Torrまで排気し
た。SiO2層蒸着には酸素を5.0×10-6Torrに保
たれるように導入し、θ=75度の照射位置に対応させ
る基板位置Aでのビーム蒸着速度を0.7nm/mi
n.になるように制御した。一方、Ta2O5層蒸着時に
は酸素を1.0×10-4Torrに保たれるように導入し、
基板位置Aでの蒸着速度を0.2nm/min.になる
ように制御した。そして、蒸着時の膜厚の制御には光学
干渉式膜厚モニターを用いた。
【0040】なお、この蒸着条件は、反射膜にクラック
が発生しないように求めたものである。これらの蒸着条
件は、真空蒸着装置の蒸着源から基板までの距離、酸素
を導入している位置および酸素分圧を測定している位
置、排気速度などにより異なることがあるので絶対的な
ものではない。
が発生しないように求めたものである。これらの蒸着条
件は、真空蒸着装置の蒸着源から基板までの距離、酸素
を導入している位置および酸素分圧を測定している位
置、排気速度などにより異なることがあるので絶対的な
ものではない。
【0041】反射膜作製後、大気中で20時間、250
℃で加熱処理を行った。なお、この条件も、作製した反
射膜により異なることがある。熱処理により、蒸着直後
の反射膜の着色の脱色を確認する必要がある。
℃で加熱処理を行った。なお、この条件も、作製した反
射膜により異なることがある。熱処理により、蒸着直後
の反射膜の着色の脱色を確認する必要がある。
【0042】次に、このようにして作成した出力側反射
鏡が実際に使用可能かどうか図6に示した共振器を持つ
波長可変レーザ装置を組み立ててチェックした。用いた
入力側反射鏡は従来のものと同じものであり、波長変換
素子は上記KTP結晶である。励起光として波長1.0
6μmのNd:YAGレーザ光を用い、励起光の波長変
換素子への入射角が0〜20度まで変わるように回転さ
せた。その結果、波長1.62〜1.75μmのシグナ
ル光が安定した出力で得られた。
鏡が実際に使用可能かどうか図6に示した共振器を持つ
波長可変レーザ装置を組み立ててチェックした。用いた
入力側反射鏡は従来のものと同じものであり、波長変換
素子は上記KTP結晶である。励起光として波長1.0
6μmのNd:YAGレーザ光を用い、励起光の波長変
換素子への入射角が0〜20度まで変わるように回転さ
せた。その結果、波長1.62〜1.75μmのシグナ
ル光が安定した出力で得られた。
【0043】
【発明の効果】本発明の出力側反射鏡に設けられた反射
膜を用いれば、該反射膜がレーザ光の反射位置で、当該
レーザ光の波長に対して常に一定の反射率を示すため、
波長により出力が変動するという現象は起きない。よっ
て、本発明の出力側反射鏡を用いた波長可変レーザ装置
の出力は波長依存性の無いものとなる。
膜を用いれば、該反射膜がレーザ光の反射位置で、当該
レーザ光の波長に対して常に一定の反射率を示すため、
波長により出力が変動するという現象は起きない。よっ
て、本発明の出力側反射鏡を用いた波長可変レーザ装置
の出力は波長依存性の無いものとなる。
【図1】波長変換素子に斜めに入射したレーザ光の光路
を示したものである。
を示したものである。
【図2】実施例1で検討した励起光の入射角とシグナル
光の波長とビームずれの大きさとの関係である。
光の波長とビームずれの大きさとの関係である。
【図3】実施例2で検討した励起光の入射角とシグナル
光の波長とビームずれの大きさとの関係である。
光の波長とビームずれの大きさとの関係である。
【図4】実施例2の出力側反射鏡に施す反射膜の各反射
位置Dと反射膜の光学的膜厚との関係を示した図であ
る。
位置Dと反射膜の光学的膜厚との関係を示した図であ
る。
【図5】実施例2で反射膜製造時に用いて遮蔽板と基板
との位置関係を示す概念図である。
との位置関係を示す概念図である。
【図6】本発明の出力側反射鏡を用いた共振器の概念図
である。
である。
【図7】従来のOPO波長可変レーザ装置の共振器の概
念図である。
念図である。
【図8】KTPのフェーズマッチングアングルθによる
アイドラ光とシグナル光の波長の関係である。
アイドラ光とシグナル光の波長の関係である。
【図9】図7の共振器に用いる入力側反射鏡に施した反
射膜の分光反射特性図である。
射膜の分光反射特性図である。
【図10】図7の共振器に用いる出力側反射鏡に施した
反射膜の分光反射特性図である。
反射膜の分光反射特性図である。
1−−−入力側反射鏡 2−−−波長変
換素子 3−−−出力側反射鏡 4−−−反射膜 5−−−反射膜 6−−−反射防
止膜 7−−−励起光 8−−−レーザ
光 9−−−光軸 10−−−遮蔽板 11−−−基板
換素子 3−−−出力側反射鏡 4−−−反射膜 5−−−反射膜 6−−−反射防
止膜 7−−−励起光 8−−−レーザ
光 9−−−光軸 10−−−遮蔽板 11−−−基板
Claims (2)
- 【請求項1】 励起光が入射される波長変換素子を回
転させ、波長変換素子の回転角に応じて発生するレーザ
光を共振器で共振させ、増幅し、出力光として得るOP
O波長可変レーザ装置に用いる出力側反射鏡において、
以下の反射膜を有することを特徴とする反射鏡。波長変
換素子の回転角に応じて、波長変換素子より出射された
レーザ光が照射される反射膜の、照射される位置の反射
率が照射される波長のレーザ光に対して所望の反射率と
なるような膜厚分布を有する反射膜。 - 【請求項2】 請求項1記載の反射鏡を出力側反射鏡
として用いたことを特徴とする波長可変レーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27934893A JPH07135367A (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 反射鏡およびこれを用いた波長可変レーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27934893A JPH07135367A (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 反射鏡およびこれを用いた波長可変レーザ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07135367A true JPH07135367A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=17609923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27934893A Pending JPH07135367A (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 反射鏡およびこれを用いた波長可変レーザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07135367A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018188117A1 (zh) * | 2017-04-14 | 2018-10-18 | 广州市新晶瓷材料科技有限公司 | 激光激发装置及其激发方法 |
-
1993
- 1993-11-09 JP JP27934893A patent/JPH07135367A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018188117A1 (zh) * | 2017-04-14 | 2018-10-18 | 广州市新晶瓷材料科技有限公司 | 激光激发装置及其激发方法 |
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