JPH04333834A - 誘電体多層反射防止膜 - Google Patents

誘電体多層反射防止膜

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JPH04333834A
JPH04333834A JP3133555A JP13355591A JPH04333834A JP H04333834 A JPH04333834 A JP H04333834A JP 3133555 A JP3133555 A JP 3133555A JP 13355591 A JP13355591 A JP 13355591A JP H04333834 A JPH04333834 A JP H04333834A
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JP
Japan
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layer
wavelength
film
sio2
antireflection film
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JP3133555A
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English (en)
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Hideharu Ogami
秀晴 大上
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、KTiOPO4 (以
下、KTPという。)結晶の第2次高調波発生(以下、
SHGという。)素子のレーザ入出射端面に施す、基本
波と第2次高調波(以下、SH光という)の2波長反射
防止膜に関する。
【0002】
【従来の技術】Ndドープ固体レーザ(例えば、発振波
長1.053μmのNd:LiYF4 レーザ、発振波
長1.064μmのNd:Y3 Al5 O12レーザ
、Nd:YVO4 レーザ、発振波長1.080μmの
Nd:YAlO3 レーザ)のSHG素子として、KT
P結晶は大きな非線形光学定数を持ち、かつレーザ損傷
閾値が高く、化学的に安定なために最も理想的であると
考えられている。
【0003】特に、半導体励起Ndドープ固体レーザと
KTP結晶のSHG素子組合わせによって得ることがで
きるグリーンのSH光は、光ディスクの信号読み取り等
に使用できる。
【0004】図1は、KTP結晶のSHG素子10の位
相整合条件(タイプII:互いに垂直な偏光面の基本波
を組み合わせる位相整合の取り方)を満足する結晶軸と
基本波(波長:λω=1.06μm)とSH光(波長:
λ2 ω=0.53μm)の偏光方向の関係を示す。
【0005】SHG素子10に対し、角周波数ωのレー
ザ光16がレーザ入射端面12から入って、角周波数2
ωのレーザ光16が出射端面14から出るようになって
いる。そして、θ=24度とするときに、屈折率整合が
得られ、図1に示される偏光方向の基本波に対する屈折
率nω及びSH光に対する屈折率n2ωは、両方とも1
.785となる。そして、KTP結晶のタイプII位相
整合によるSHG素子のSH光変換可能な基本波の波長
範囲は、0.99〜3.5μmである。
【0006】KTP結晶のSHG素子10のレーザ入射
端面12と出射端面14は、光学研磨によって鏡面加工
し、さらに、基本波とSH光の反射損失を減少させるた
めに、入出射端面の片面あるいは両面には、例えば特許
出願公開(平2−247601)に記載の、基本波の波
長に対する反射防止膜あるいは基本波とSH光の両波長
に対する2波長反射防止膜が施されている。
【0007】もし、反射防止膜を施していないと、その
SHG素子の空気中での界面の反射率は約7.9%であ
る。この反射損失は、SHG変換効率を低下させる要因
になる。従って、SHG素子に反射防止膜は必要不可欠
である。
【0008】特定(基本波:λω)の1波長に対する単
層反射防止膜の屈折率条件は、基板の屈折率の平方根で
あり、このKTP結晶のSHG素子の場合は、1.34
である。
【0009】この屈折率に最も近い屈折率の誘導体光学
薄膜には、屈折率1.36のMgF2 膜がある。従っ
て、MgF2 の0.25λωの基本波反射防止膜(従
来例A)がKTPのSHG素子に従来用いられていた。
【0010】また、特定(基本波:λω)の1波長に対
する単層反射防止膜は、単層以外に、0.25λω−0
.25λω−0.25λω構成の3層反射防止膜もある
【0011】例えば、SHG素子面側に空気側の第1層
にSiO2 を用い、第2層にAl2 O3 を用い、
第3層にSiO2 を用いた3層等価膜法(H. A.
 Macleod −1986−”THIN−FILM
 OPTICAL FILTERS  第2版” Ad
m Hilger Ltd. 第118頁)により構成
したSiO2 −Al2 O3 −SiO2 の基本波
反射防止膜(従来例B)がある。
【0012】さらに、2波長に対する反射防止膜として
、0.25(0.67λω)−0.25(0.67λω
)−0.25(0.67λω)構成の3層2波長反射防
止膜もある。
【0013】例えば、SHG素子面側に空気側の第1層
にSiO2 を用い、第2層にY2 O3 を用い、第
3層にTa2 O5 を用いた構成の3層2波長反射防
止膜(従来例C)がある。
【0014】上述の従来のKTPのSHG素子の反射防
止膜の膜構成をそれぞれ表1〜表3に示す。
【0015】
【表1】従来例Aの層構成
【0016】
【表2】従来例Bの層構成
【0017】
【表3】従来例Cの層構成
【0018】
【発明が解決しようとする課題】一般には、KTP結晶
のSHG素子のレーザ入出射端面には、基本波とSH光
の両波長に対する2波長反射防止膜が必要とされる。
【0019】しかし、この反射防止膜自体にも損失があ
り、反射防止膜の損失(反射、吸収、散乱)は、レーザ
の発振効率、SHG変換効率等に顕著な影響を与える。 この損失の中でも特に反射防止膜の吸収は、KTP結晶
のSHG素子に温度上昇を与え、屈折率の変化をもたら
し、位相整合条件を満足できないものとし、従ってSH
G変換効率を低下させる要因になることが考えられてい
る。
【0020】そして、従来の3層2波長反射防止膜(S
iO2 −Y2 O3 −Ta2 O5 )では、SH
G素子面上の第3層に用いているTa2 O5 膜は、
波長1.06μmにおける吸収率が比較的高い膜として
知られており、この膜を用いては低吸収の反射防止膜は
期待できない。
【0021】従って、本発明は、以上の点からKTP結
晶のSHG素子に施す基本波とSH光の両波長に対する
低吸収の2波長反射防止膜を提供することを目的とする
【0022】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明はKTP結晶のSHG素子のレーザ入出射
端面に施す、基本波(λω)とSH光の2波長反射防止
膜において、各層の光学的膜厚が0.25λω以下であ
り、かつAl2 O3 とSiO2 の2種類の誘電体
膜を含む積層体からなる誘電体多層反射防止膜を提供す
る。
【0023】すなわち、本発明の誘電体多層反射防止膜
は、第2次高調波発生(SHG)素子として用いられる
KTiOPO4 (KTP)結晶に対し基本波と第2次
高調波(SH光)の2波長反射防止の為に使用される誘
電体多層反射防止膜において、屈折率の異なる2種類の
誘電体膜を含む積層体からなり、各誘電体膜の光学的膜
厚が基本波の波長の0.025〜0.25倍であること
を特徴とする。
【0024】さらに、本発明の誘電体多層反射防止膜で
は、前記誘電体膜の積層体が、KTP結晶の面上に設け
られた、空気側からSiO2 の第1層、該第1層下に
設けられたAl2 O3 の第2層、該第2層下に設け
られたSiO2 の第3層、該第3層下に設けられたA
l2 O3 の第4層、該第4層下に設けられたSiO
2 の第5層、該第5層下に設けられたAl2 O3 
の第6層からなる。
【0025】さらに、本発明の誘電体多層反射防止膜で
は、前記積層体の各誘電体膜の光学的膜厚が、基本波の
波長に対する反射率を0.2%以下、かつ第2次高調波
の波長に対する反射率を1.5%以下とするように選ば
れている。
【0026】
【作用】以上のように誘電体多層反射防止膜では、KT
P結晶のSHG素子のレーザ入出射端面に基本波(λω
)とSH光λ2 ωの2波長反射防止膜が施され、各層
の光学的膜厚が0.25λω以下のSiO2 とAl2
 O3 の2つの誘電体膜の積層体から成り、基本波の
波長に対する反射率が0.2%以下、SH光の波長に対
する反射率が1.5%以下になるように各層の光学的膜
厚が設定されている。
【0027】この為に、本発明の2波長反射防止膜は、
従来の2波長反射防止膜に比べて、KTPのSHG変換
効率の低下に影響を及ぼす吸収率が小さく、かつ、基本
波とSH光に対する反射損失が小さくなっている。
【0028】
【実施例】本発明の2波長反射防止膜は、基本波とSH
光の2波長に対して反射防止膜として機能することが要
求される。
【0029】空気側からKTP結晶面に向かって、Si
O2 の第1層、Al2 O3 の第2層、SiO2 
の第3層、Al2 O3 の第4層、SiO2 の第5
層、Al2 O3 の第6層から成り、基本波の波長に
対する反射率が0.2%以下、SH光の波長に対する反
射率が1.5%以下になるような各層の光学的膜厚の求
め方を以下に示す。
【0030】ただし、各層の光学的膜厚は、吸収の点か
ら薄いほど望ましいので0.25λωを最大値と設定し
た。また、極端に薄い膜は、膜作成時の膜厚制御が困難
なので、各層の光学的膜厚の最小値を0.025λωと
設定した。
【0031】はじめに、q層膜の波長λにおける反射率
Rの計算方法を示す。
【0032】
【式1】
【0033】
【式2】
【0034】
【式3】
【0035】
【式4】
【0036】但し、nj は空気側からj番目の層の屈
折率、djは空気側からj番目の層の物理的膜厚である
。 n0 は波長ωにおける空気(n0 =1)の屈折率で
、nsub は波長ωにおける基板の屈折率である。こ
こでは、計算を簡単にするために各層、基板の吸収及び
屈折率の波長分散は考慮にいれていない。
【0037】次に、SiO2 の第1層、Al2 O3
 の第2層、SiO2 の第3層、Al2 O3 の第
4層、SiO2 の第5層、Al2 O3 の第6層の
屈折率nj を代入し、各層の物理的膜厚dj を少し
ずつ変化させて、波長λωとλ2 ωにおける反射率R
ωとR2 ωを上式により計算し、反射率が最小になる
各層の物理的膜厚を求める。この反射率が最小になる各
層の物理的膜厚の最適値を求めるには、シンプレックス
法を用いる。
【0038】例として、上述の方法で求めた2種類の2
波長反射防止膜(本発明D及びE)における各層の屈折
率nj と光学的膜厚dj を表4〜表5に示し、理論
計算によって求めた本発明D及びEの反射防止膜の分光
反射特性をそれぞれ図2〜図3に示す。
【0039】
【表4】本発明D
【0040】
【表5】本発明E
【0041】本発明の反射防止膜の効果を確認するため
に、表4〜表5に基づいた反射防止膜を電子ビーム真空
蒸着装置を用いて作成した。
【0042】反射防止膜の作成にあたっては、超音波洗
浄を行ったKTP基板を300℃に加熱しながら、4×
10−6Torrまで排気した。SiO2 、Al2 
O3 の蒸着速度は、それぞれ3.0オングストローム
/秒、1.0オングストローム/秒、酸素分圧はそれぞ
れ1×10−5Torr、1×10−4Torrで行っ
た。
【0043】なお、光学的膜厚の制御には、光学干渉モ
ニターを用いた。
【0044】本発明の2種類の2波長反射防止膜を施し
たKTP結晶のSHG素子の分光反射率は、分光光度計
を用いて測定した。
【0045】また、2波長反射防止膜の吸収率は、薄膜
にレーザを照射し、その試料の温度上昇を解析すること
から吸収率を求めるレーザカロリーメータを用いて測定
を行った。
【0046】さらに、本発明の2種類の2波長反射防止
膜を施したKTP結晶のSHG素子(縦2mm×横2m
m×長さ5.5mm)を、図4に示すようなLD励起Y
VO4 レーザ共振器内に配置しSH光出力を測定した
【0047】図4のレーザ共振器は、LD20、レンズ
22、YVO4 素子24、KTP結晶26及び出力カ
プラ28で構成され、矢印のようにSH光が出力する。 YVO4 素子24には高反射膜HR及び反射防止膜A
Rが設けられ、KTP結晶26には反射防止膜ARが設
けられている。
【0048】本発明の2種類のSiO2 −Al2 O
3 −SiO2 −Al2 O3 −SiO2−Al2
 O3 の2波長反射防止膜(本発明D、E)の基本波
の波長(1064nm)に対する反射率と吸収率、SH
光の波長(532nm)に対する反射率、SH光出力の
比を表8に示す。
【0049】比較のため、従来のMgF2 の0.25
λωの基本波反射防止膜(従来例A)、SiO2 −A
l2 O3 −SiO2 の基本波反射防止膜(従来例
B)及び0.25(0.67λω)−0.25(0.6
7λω)−0.25(0.67λω)構成の3層(Si
O2 −Y2 O3 −Ta2 O5)2波長反射防止
膜(従来例C)も作成し、基本波の波長に対する反射率
と吸収率、SH光の波長に対する反射率、SH光出力の
比を表8に示す。
【0050】さらに、比較のために、表6に示すように
、本発明と同じ膜材料、同じ膜層数で、基本波の波長に
対する反射率が0.2%以下、SH光の波長に対する反
射率が1.5%以下の図5に示す分光反射特性を有する
が、光学的膜厚0.25λωを越える層が4層(第2、
3、5、6層)含まれる2波長反射防止膜(比較例F)
、および、表7に示すように、本発明と同じ膜材料、同
じ膜層数で、各層の光学的膜厚がすべて0.25λω以
下であるが、基本波の波長に対する反射率が0.2%以
上(1.75%)ある2波長反射防止膜(比較例G)も
作成し、基本波の波長に対する反射率と吸収率、SH光
の波長に対する反射率、SH光出力の比を表8に示す。
【0051】
【表6】比較例F
【0052】
【表7】比較例G
【0053】
【表8】 *表8中、SH光出力は、2波長反射防止膜(従来例C
)をKTP結晶のSHG素子に施した場合のSH光出力
を1.0として規格化した。
【0054】表4〜表5が示すように、従来の3層(S
iO2 −Y2 O3 −Ta2 O5 )2波長反射
防止膜(従来例C)は、吸収が非常に大きく、SH光の
波長に対する反射防止を考慮していないMgF2 の0
.25λωの基本波反射防止膜(従来例A)およびSi
O2 −Al2 O3 −SiO2 の基本波反射膜(
従来例B)を施したKTP結晶のSHG素子よりもSH
光出力が低かった。
【0055】一方、吸収が20ppm以下で、かつ、基
本波の波長に対する反射率が0.2%以下、SH光の波
長に対する反射率が1.5%以下の本発明の2種類の2
波長反射防止膜(本発明D、E)を施したKTP結晶の
SHG素子は、従来の3層(SiO2 −Y2 O3 
−Ta2 O5 )2波長反射防止膜を施したKTP結
晶のSHG素子(従来例C)より、5倍以上SH光出力
が向上した。
【0056】しかし、本発明と同じ膜材料、同じ膜層数
で、基本波の波長とSH光の波長に対する反射特性がほ
ぼ同じであるが、光学的膜厚0.25λωを越える層が
4層含まれる2波長反射防止膜(比較例F)は、光学的
膜厚に比例して吸収も大きい。そのため、この2波長反
射防止膜を施したKTP結晶のSHG素子は、本発明の
2種類の2波長反射防止膜を施した場合ほどSH光出力
は向上しなかった。
【0057】したがって、各層の光学的膜厚は、必要と
する分光反射特性を満足するならば、作成時の膜厚制御
可能な範囲で薄いほど望ましいといえる。
【0058】さらに、本発明と同じ膜材料、同じ膜層数
で、各層の光学的膜厚がすべて0.25λω以下である
が、基本波の波長に対する反射率が0.2%以上ある2
波長反射防止膜(比較例G)は、吸収において本発明の
2種類の2波長反射防止膜とほぼ等しいが、基本波の波
長に対する反射率が1.75%もあるために、この2波
長反射防止膜を施したKTP結晶のSHG素子が共振器
内の大きな損失になり、レーザは発振しなかった。
【0059】
【発明の効果】本発明の2波長反射防止膜は、KTP結
晶のSHG素子のレーザ入出射端面に施す、基本波(λ
ω)とSH光の2波長反射防止膜であり、かつ各層の光
学的膜厚が0.25λω以下のSiO2 とAl2 O
3 の2つの誘電体膜の積層体から成り、基本波の波長
に対する反射率が0.2%以下、SH光の波長に対する
反射率31.5%以下になるように各層の光学的膜厚の
設定してあるので、従来の2波長反射防止膜に比べて、
KTPのSHG変換効率の低下に影響を及ぼす吸収率が
小さく、かつ、基本波とSH光に対する反射損失が小さ
い。
【0060】したがって、本発明の2波長反射防止膜を
KTP結晶のSHG素子のレーザ入出射端面に施せば、
SHG変換効率は大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】KTP結晶のSHG素子の位相整合条件を満足
する結晶軸と基本波とSH光の偏光方向の関係を示す説
明図である。
【図2】本発明の実施例の2波長反射防止膜をKTP結
晶のSHG素子に施した場合の理論計算による分光反射
特性を示すグラフである。
【図3】本発明の他の実施例の2波長反射防止膜をKT
P結晶のSHG素子に施した場合の理論計算による分光
反射特性を示すグラフである。
【図4】KTP結晶のSHG素子のSH光出力を測定し
たLD励起YVO4レーザ共振器を示す説明図である。
【図5】従来の2波長反射防止膜をKTP結晶のSHG
素子に施した場合の理論計算による分光反射特性を示す
グラフである。
【符号の説明】 10  SHG素子 12  レーザ入射端面 14  出射端面 16  レーザ光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第2次高調波発生素子として用いられ
    るKTiOPO4 結晶に対し基本波と第2次高調波の
    2波長反射防止の為に使用される誘電体多層反射防止膜
    において、屈折率の異なる2種類の誘電体膜を含む積層
    体からなり、各誘電体膜の光学的膜厚が基本波の波長の
    0.025〜0.25倍であることを特徴とする誘電体
    多層反射防止膜。
  2. 【請求項2】  前記誘電体膜の積層体が、KTiOP
    O4 結晶の面上に設けられた、空気側からSiO2 
    の第1層、該第1層下に設けられたAl2 O3 の第
    2層、該第2層下に設けられたSiO2 の第3層、該
    第3層下に設けられたAl2 O3 の第4層、該第4
    層下に設けられたSiO2 の第5層、該第5層下に設
    けられたAl2 O3 の第6層からなる請求項1記載
    の誘電体多層反射防止膜。
  3. 【請求項3】  前記積層体の各誘電体膜の光学的膜厚
    が、基本波の波長に対する反射率を0.2%以下、かつ
    第2次高調波の波長に対する反射率を1.5%以下とす
    るように選ばれている請求項1記載の誘電体多層反射防
    止膜。
JP3133555A 1991-05-09 1991-05-09 誘電体多層反射防止膜 Pending JPH04333834A (ja)

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