JPH07135306A - 絶縁ゲート型電界効果トランジスタの製造方法 - Google Patents
絶縁ゲート型電界効果トランジスタの製造方法Info
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- JPH07135306A JPH07135306A JP17855193A JP17855193A JPH07135306A JP H07135306 A JPH07135306 A JP H07135306A JP 17855193 A JP17855193 A JP 17855193A JP 17855193 A JP17855193 A JP 17855193A JP H07135306 A JPH07135306 A JP H07135306A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドレインオフセット領域の低オン抵抗を実現
させる。 【構成】 p型領域2を形成したp型単結晶シリコン半
導体基板1上にゲート絶縁膜3を形成した後、燐添加多
結晶シリコンを堆積してゲート電極となる燐添加多結晶
シリコン電極4とドレイン電極となるべき上に形成され
たダミードレイン電極5とを残し、燐添加多結晶シリコ
ン電極4とダミードレイン電極5とに挟まれた第1の領
域上に形成された燐添加多結晶シリコンを除去し、第1
の領域にドレインオフセット領域を形成し、第1の領域
上にシリコン酸化膜7を形成した後にダミードレイン電
極5とこのダミードレイン電極5の下のゲート絶縁膜3
とを除去し、除去した第2の領域に不純物を導入しドレ
イン領域11を形成する工程とを少なくとも有してい
る。
させる。 【構成】 p型領域2を形成したp型単結晶シリコン半
導体基板1上にゲート絶縁膜3を形成した後、燐添加多
結晶シリコンを堆積してゲート電極となる燐添加多結晶
シリコン電極4とドレイン電極となるべき上に形成され
たダミードレイン電極5とを残し、燐添加多結晶シリコ
ン電極4とダミードレイン電極5とに挟まれた第1の領
域上に形成された燐添加多結晶シリコンを除去し、第1
の領域にドレインオフセット領域を形成し、第1の領域
上にシリコン酸化膜7を形成した後にダミードレイン電
極5とこのダミードレイン電極5の下のゲート絶縁膜3
とを除去し、除去した第2の領域に不純物を導入しドレ
イン領域11を形成する工程とを少なくとも有してい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高耐圧および大電流で
用いられる電力用半導体デバイスの分野において低オン
抵抗に特徴を有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
の製造方法に関するものである。
用いられる電力用半導体デバイスの分野において低オン
抵抗に特徴を有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10〜図13は、従来のこの種の絶縁
ゲート型電界効果トランジスタの製造方法の一例を説明
する工程の断面図である。まず、図10に示すように高
抵抗のp型単結晶シリコン半導体基板34を出発基板と
してボロンのイオン注入と拡散とを行うことにより、所
望の濃度を有するp型領域35を形成する。次に図11
に示すようにゲート酸化膜36を形成した後、燐添加多
結晶シリコンを堆積して加工することにより、燐添加多
結晶シリコンゲート電極37を形成し、その後、ドレイ
ンオフセット領域を形成するため、燐のイオン注入と拡
散とを行うことにより、低濃度n型領域38を形成す
る。
ゲート型電界効果トランジスタの製造方法の一例を説明
する工程の断面図である。まず、図10に示すように高
抵抗のp型単結晶シリコン半導体基板34を出発基板と
してボロンのイオン注入と拡散とを行うことにより、所
望の濃度を有するp型領域35を形成する。次に図11
に示すようにゲート酸化膜36を形成した後、燐添加多
結晶シリコンを堆積して加工することにより、燐添加多
結晶シリコンゲート電極37を形成し、その後、ドレイ
ンオフセット領域を形成するため、燐のイオン注入と拡
散とを行うことにより、低濃度n型領域38を形成す
る。
【0003】次に図12に示すように高濃度ソース領域
39および高濃度ドレイン領域40を形成するため、フ
ォトリソグラフィ工程によりパタンニングしたレジスト
をマスクとして燐のイオン注入と拡散とを行う。次に図
13に示すように化学気相成長法によりシリコン酸化膜
41を堆積し、ソースコンタクトホール,ドレインコン
タクトホールおよびゲートコンタクトホールを形成する
ため、シリコン酸化膜41を除去する。最後にこのシリ
コン酸化膜41を除去した部分にソース電極42,ゲー
ト電極43およびドレイン電極44をそれぞれ形成する
ため、Al−Siを堆積し加工してドレインオフセット
領域を有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタが完成
する。
39および高濃度ドレイン領域40を形成するため、フ
ォトリソグラフィ工程によりパタンニングしたレジスト
をマスクとして燐のイオン注入と拡散とを行う。次に図
13に示すように化学気相成長法によりシリコン酸化膜
41を堆積し、ソースコンタクトホール,ドレインコン
タクトホールおよびゲートコンタクトホールを形成する
ため、シリコン酸化膜41を除去する。最後にこのシリ
コン酸化膜41を除去した部分にソース電極42,ゲー
ト電極43およびドレイン電極44をそれぞれ形成する
ため、Al−Siを堆積し加工してドレインオフセット
領域を有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタが完成
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法により製造された絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタでは、下記に説明するようにオン抵抗の低減化に
問題があった。すなわち、上述した絶縁ゲート型電界効
果トランジスタの製造方法において、所望のドレインオ
フセット長およびマスク上のドレインオフセット長をL
とし、フォトリソグラフィ工程での位置合わせ余裕をd
とした場合、製造された絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタのドレインオフセット長は(L−d)から(L+
d)の範囲となる。
うな方法により製造された絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタでは、下記に説明するようにオン抵抗の低減化に
問題があった。すなわち、上述した絶縁ゲート型電界効
果トランジスタの製造方法において、所望のドレインオ
フセット長およびマスク上のドレインオフセット長をL
とし、フォトリソグラフィ工程での位置合わせ余裕をd
とした場合、製造された絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタのドレインオフセット長は(L−d)から(L+
d)の範囲となる。
【0005】ここで製造された絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタのドレインオフセット長が(L−d)となっ
た場合は、耐圧の低下を招き、所望の特性を得ることが
できない。一方、製造された絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタのドレインオフセット長が(L+d)となった
場合は、所望の耐圧は得られるものの、ドレインオフセ
ット領域の抵抗が増大する。
ランジスタのドレインオフセット長が(L−d)となっ
た場合は、耐圧の低下を招き、所望の特性を得ることが
できない。一方、製造された絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタのドレインオフセット長が(L+d)となった
場合は、所望の耐圧は得られるものの、ドレインオフセ
ット領域の抵抗が増大する。
【0006】以上、説明したように絶縁ゲート型電界効
果トランジスタにおいて、所望の耐圧を得るためには、
フォトリソグラフィ工程での位置合わせ余裕を加味して
パタン上のドレインオフセット長を(L+d)以上とす
る必要があり、フォトリソグラフィ工程での位置合わせ
余裕のdだけドレインオフセット長が増加するため、ド
レインオフセット領域の抵抗が増加し、オン抵抗の低減
化に不向きである。
果トランジスタにおいて、所望の耐圧を得るためには、
フォトリソグラフィ工程での位置合わせ余裕を加味して
パタン上のドレインオフセット長を(L+d)以上とす
る必要があり、フォトリソグラフィ工程での位置合わせ
余裕のdだけドレインオフセット長が増加するため、ド
レインオフセット領域の抵抗が増加し、オン抵抗の低減
化に不向きである。
【0007】したがって本発明は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、ド
レインオフセット領域の抵抗の高抵抗化に対策を施して
低オン抵抗を実現することができる高耐圧大電流の絶縁
ゲート型電界効果トランジスタの製造方法を提供するこ
とにある。
を解決するためになされたものであり、その目的は、ド
レインオフセット領域の抵抗の高抵抗化に対策を施して
低オン抵抗を実現することができる高耐圧大電流の絶縁
ゲート型電界効果トランジスタの製造方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明による絶縁ゲート型電界効果トランジス
タの製造方法は、ゲート絶縁膜として第1の絶縁膜を形
成する工程と、ゲート電極となるべき導電性膜を堆積す
る工程と、少なくともゲート電極となる第1の導電性膜
とドレイン電極となるべき上に形成された第2の導電性
膜とを残し、第1の導電性膜と第2の導電性膜とに挟ま
れた第1の領域上に形成された上記導電性膜を除去する
工程と、第1の領域にドレインオフセット領域を形成す
る工程と、第1の領域上に第2の絶縁膜を形成する工程
と、この第2の導電性膜と第2の導電性膜の下の第1の
絶縁膜とを除去し、除去した第2の領域に不純物を導入
しドレイン領域を形成する工程とを少なくとも有してい
る。
るために本発明による絶縁ゲート型電界効果トランジス
タの製造方法は、ゲート絶縁膜として第1の絶縁膜を形
成する工程と、ゲート電極となるべき導電性膜を堆積す
る工程と、少なくともゲート電極となる第1の導電性膜
とドレイン電極となるべき上に形成された第2の導電性
膜とを残し、第1の導電性膜と第2の導電性膜とに挟ま
れた第1の領域上に形成された上記導電性膜を除去する
工程と、第1の領域にドレインオフセット領域を形成す
る工程と、第1の領域上に第2の絶縁膜を形成する工程
と、この第2の導電性膜と第2の導電性膜の下の第1の
絶縁膜とを除去し、除去した第2の領域に不純物を導入
しドレイン領域を形成する工程とを少なくとも有してい
る。
【0009】
【作用】本発明による絶縁ゲート型電界効果トランジス
タの製造方法では、第2の導電性膜とこの第2の導電性
膜の下の第1の絶縁膜とを除去する自己整合技術を用い
てドレインコンタクトホールが形成されるので、ドレイ
ンオフセット領域長は、フォトリソグラフィ工程での位
置合わせ余裕を加味することなく、決定できるため、ド
レインオフセット領域の抵抗が低減でき、その結果、オ
ン抵抗が低減できる。
タの製造方法では、第2の導電性膜とこの第2の導電性
膜の下の第1の絶縁膜とを除去する自己整合技術を用い
てドレインコンタクトホールが形成されるので、ドレイ
ンオフセット領域長は、フォトリソグラフィ工程での位
置合わせ余裕を加味することなく、決定できるため、ド
レインオフセット領域の抵抗が低減でき、その結果、オ
ン抵抗が低減できる。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。 (実施例1)図1〜図4は、本発明による絶縁ゲート型
電界効果トランジスタの製造方法の一実施例を説明する
工程の断面図である。まず、図1に示すように例えば高
抵抗のp型単結晶シリコン半導体基板1を出発基板とし
てボロンのイオン注入と拡散とにより、所望の濃度を有
するp型領域2を形成する。
説明する。 (実施例1)図1〜図4は、本発明による絶縁ゲート型
電界効果トランジスタの製造方法の一実施例を説明する
工程の断面図である。まず、図1に示すように例えば高
抵抗のp型単結晶シリコン半導体基板1を出発基板とし
てボロンのイオン注入と拡散とにより、所望の濃度を有
するp型領域2を形成する。
【0011】次に図2に示すように第1の絶縁膜として
のゲート酸化膜3を形成した後、導電膜として例えば燐
添加多結晶シリコンを堆積,加工することにより燐添加
多結晶シリコンゲート電極4およびダミードレイン電極
5を形成する。その後、ドレインオフセット領域を形成
するため燐のイオン注入と拡散とにより低濃度のn型領
域6を形成し、第2の絶縁膜として例えばシリコン酸化
膜7を減圧気相成長法により堆積し、エッチバックする
ことにより、シリコン酸化膜7をドレインオフセット領
域上に埋め込む。その後、高濃度ソース領域8を形成す
るため、例えば砒素のイオン注入と拡散とを行う。
のゲート酸化膜3を形成した後、導電膜として例えば燐
添加多結晶シリコンを堆積,加工することにより燐添加
多結晶シリコンゲート電極4およびダミードレイン電極
5を形成する。その後、ドレインオフセット領域を形成
するため燐のイオン注入と拡散とにより低濃度のn型領
域6を形成し、第2の絶縁膜として例えばシリコン酸化
膜7を減圧気相成長法により堆積し、エッチバックする
ことにより、シリコン酸化膜7をドレインオフセット領
域上に埋め込む。その後、高濃度ソース領域8を形成す
るため、例えば砒素のイオン注入と拡散とを行う。
【0012】次に図3に示すように減圧気相成長法によ
りシリコン窒化膜9,シリコン酸化膜10を順次堆積
し、フォトリソグラフィ工程によりパタンニングしたレ
ジストをマスクとしてダミードレイン電極5の上部のシ
リコン窒化膜9とシリコン酸化膜10とを除去した後、
燐添加多結晶シリコンのダミードレイン電極5を例えば
水酸カリウム溶液を用いて除去してドレインコンタクト
ホールを形成する。次にこのドレインコンタクトホール
を用いて例えば砒素のイオン注入と拡散とを行って高濃
度ドレイン領域11を形成する。
りシリコン窒化膜9,シリコン酸化膜10を順次堆積
し、フォトリソグラフィ工程によりパタンニングしたレ
ジストをマスクとしてダミードレイン電極5の上部のシ
リコン窒化膜9とシリコン酸化膜10とを除去した後、
燐添加多結晶シリコンのダミードレイン電極5を例えば
水酸カリウム溶液を用いて除去してドレインコンタクト
ホールを形成する。次にこのドレインコンタクトホール
を用いて例えば砒素のイオン注入と拡散とを行って高濃
度ドレイン領域11を形成する。
【0013】次に図4に示すように高濃度ソース領域8
の上部と燐添加多結晶シリコンゲート電極4の上部とに
位置するシリコン窒化膜9およびシリコン酸化膜10を
除去する。最後にソース電極12,ゲート電極13,ド
レイン電極14を形成するためにAl−Siを堆積した
後、加工し、ドレインオフセット領域を有する絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタが完成する。
の上部と燐添加多結晶シリコンゲート電極4の上部とに
位置するシリコン窒化膜9およびシリコン酸化膜10を
除去する。最後にソース電極12,ゲート電極13,ド
レイン電極14を形成するためにAl−Siを堆積した
後、加工し、ドレインオフセット領域を有する絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタが完成する。
【0014】(実施例2)図5〜図9は、本発明による
絶縁ゲート型電界効果トランジスタの製造方法の他の実
施例を説明する工程の断面図である。まず、図5に示す
ように例えば高抵抗のp型単結晶シリコン半導体基板1
5上の第1主面側に埋め込み絶縁膜層として例えばシリ
コン酸化膜16および高抵抗p型単結晶半導体層17を
有する積層基板を出発基板としてボロンのイオン注入と
拡散とを行うことにより、図6に示すように所望の濃度
を有するp型領域18を形成する。
絶縁ゲート型電界効果トランジスタの製造方法の他の実
施例を説明する工程の断面図である。まず、図5に示す
ように例えば高抵抗のp型単結晶シリコン半導体基板1
5上の第1主面側に埋め込み絶縁膜層として例えばシリ
コン酸化膜16および高抵抗p型単結晶半導体層17を
有する積層基板を出発基板としてボロンのイオン注入と
拡散とを行うことにより、図6に示すように所望の濃度
を有するp型領域18を形成する。
【0015】次にこのp型領域18上に第1の絶縁膜の
ゲート絶縁膜としてシリコン酸化膜19の形成に引き続
き、導電性膜として例えば燐添加多結晶シリコン20と
シリコン窒化膜21とを順次堆積し、その後、このシリ
コン窒化膜21を加工する。次にフォトリソグラフィ工
程によりパタンニングしたシリコン窒化膜21およびレ
ジスト22をマスクとして燐添加多結晶シリコン20を
異方性エッチングにより加工し、ソースおよびチャネル
上に燐添加多結晶シリコンの島23と、ドレイン領域上
に燐添加多結晶シリコン20とシリコン窒化膜21とか
らなるダミードレイン電極24とをそれぞれ形成する。
ゲート絶縁膜としてシリコン酸化膜19の形成に引き続
き、導電性膜として例えば燐添加多結晶シリコン20と
シリコン窒化膜21とを順次堆積し、その後、このシリ
コン窒化膜21を加工する。次にフォトリソグラフィ工
程によりパタンニングしたシリコン窒化膜21およびレ
ジスト22をマスクとして燐添加多結晶シリコン20を
異方性エッチングにより加工し、ソースおよびチャネル
上に燐添加多結晶シリコンの島23と、ドレイン領域上
に燐添加多結晶シリコン20とシリコン窒化膜21とか
らなるダミードレイン電極24とをそれぞれ形成する。
【0016】次にレジスト22を除去し、図7に示すよ
うにドレインオフセット領域を形成するため、燐のイオ
ン注入と拡散とを行うことにより低濃度のn型領域25
を形成した後、第2の絶縁膜として例えばPSG膜26
を減圧化学気相成長法により堆積し、エッチバックする
ことにより、ドレインオフセット領域上にPSG膜26
を埋め込む。その後、ソースおよびチャネル上の燐添加
多結晶シリコンの島23を、シリコン窒化膜21とPS
G膜26とをマスクとして異方性エッチングにより除去
し、燐添加多結晶シリコンゲート電極27を形成する。
次に高濃度ソース領域28を形成するため、例えば砒素
のイオン注入と拡散とを行う。
うにドレインオフセット領域を形成するため、燐のイオ
ン注入と拡散とを行うことにより低濃度のn型領域25
を形成した後、第2の絶縁膜として例えばPSG膜26
を減圧化学気相成長法により堆積し、エッチバックする
ことにより、ドレインオフセット領域上にPSG膜26
を埋め込む。その後、ソースおよびチャネル上の燐添加
多結晶シリコンの島23を、シリコン窒化膜21とPS
G膜26とをマスクとして異方性エッチングにより除去
し、燐添加多結晶シリコンゲート電極27を形成する。
次に高濃度ソース領域28を形成するため、例えば砒素
のイオン注入と拡散とを行う。
【0017】次に図8に示すように減圧化学気相成長法
によりシリコン酸化膜29を堆積し、フォトリソグラフ
ィ工程によりパタンニングしたレジストをマスクとして
ダミードレイン電極24の上部のシリコン窒化膜21と
シリコン酸化膜29とを除去する。その後、燐添加多結
晶シリコンのダミードレイン電極24を例えば水酸化カ
リウム溶液を用いて除去し、例えば砒素のイオン注入と
拡散とを行うことにより高濃度ドレイン領域30を形成
し、このドレイン領域30上のシリコン酸化膜19のみ
を除去する。
によりシリコン酸化膜29を堆積し、フォトリソグラフ
ィ工程によりパタンニングしたレジストをマスクとして
ダミードレイン電極24の上部のシリコン窒化膜21と
シリコン酸化膜29とを除去する。その後、燐添加多結
晶シリコンのダミードレイン電極24を例えば水酸化カ
リウム溶液を用いて除去し、例えば砒素のイオン注入と
拡散とを行うことにより高濃度ドレイン領域30を形成
し、このドレイン領域30上のシリコン酸化膜19のみ
を除去する。
【0018】次に図9に示すように高濃度ソース領域2
8上のシリコン酸化膜29と、燐添加多結晶シリコンゲ
ート電極27上のシリコン酸化膜29,シリコン窒化膜
21とを除去する。最後にソース電極31,ゲート電極
32およびドレイン電極33を形成するため、Al−S
iを堆積した後、加工し、ドレインオフセット領域を有
する絶縁ゲート型電界効果トランジスタが完成する。
8上のシリコン酸化膜29と、燐添加多結晶シリコンゲ
ート電極27上のシリコン酸化膜29,シリコン窒化膜
21とを除去する。最後にソース電極31,ゲート電極
32およびドレイン電極33を形成するため、Al−S
iを堆積した後、加工し、ドレインオフセット領域を有
する絶縁ゲート型電界効果トランジスタが完成する。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
ドレインオフセット領域長がフォトリソグラフィ工程で
の位置合わせ余裕を加味することなく、決定できるの
で、ドレインオフセット領域の抵抗が低減でき、低オン
抵抗を有する高耐圧大電流の絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタが得られるという極めて優れた効果を有する。
ドレインオフセット領域長がフォトリソグラフィ工程で
の位置合わせ余裕を加味することなく、決定できるの
で、ドレインオフセット領域の抵抗が低減でき、低オン
抵抗を有する高耐圧大電流の絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタが得られるという極めて優れた効果を有する。
【図1】本発明による絶縁ゲート型電界効果トランジス
タの製造方法の一実施例を説明する工程の一断面図であ
る。
タの製造方法の一実施例を説明する工程の一断面図であ
る。
【図2】図1の工程に引き続く工程の断面図である。
【図3】図2の工程に引き続く工程の断面図である。
【図4】図3の工程に引き続く工程の断面図である。
【図5】本発明による絶縁ゲート型電界効果トランジス
タの製造方法の他の実施例を説明する工程の一断面図で
ある。
タの製造方法の他の実施例を説明する工程の一断面図で
ある。
【図6】図5の工程に引き続く工程の断面図である。
【図7】図6の工程に引き続く工程の断面図である。
【図8】図7の工程に引き続く工程の断面図である。
【図9】図8の工程に引き続く工程の断面図である。
【図10】従来の絶縁ゲート型電界効果トランジスタの
製造方法の一例を説明する工程の一断面図である。
製造方法の一例を説明する工程の一断面図である。
【図11】図10の工程に引き続く工程の断面図であ
る。
る。
【図12】図11の工程に引き続く工程の断面図であ
る。
る。
【図13】図12の工程に引き続く工程の断面図であ
る。
る。
1 高抵抗のp型単結晶シリコン半導体基板 2 p型領域 3 ゲート酸化膜 4 燐添加多結晶シリコンゲート電極 5 ダミードレイン電極 6 低濃度のn型領域 7 シリコン酸化膜 8 高濃度ソース領域 9 シリコン窒化膜 10 シリコン酸化膜 11 高濃度ドレイン領域 12 ソース電極 13 ゲート電極 14 ドレイン電極 15 高抵抗のp型単結晶シリコン半導体基板 16 シリコン酸化膜 17 高抵抗p型半導体層 18 p型領域 19 シリコン酸化膜 20 燐添加多結晶シリコン 21 シリコン窒化膜 22 レジスト 23 燐添加多結晶シリコンの島 24 ダミードレイン電極 25 低濃度のn型領域 26 PSG膜 27 燐添加多結晶シリコンゲート電極 28 高濃度ソース領域 29 シリコン酸化膜 30 高濃度ドレイン領域 31 ソース電極 32 ゲート電極 33 ドレイン電極 34 高抵抗のp型単結晶シリコン半導体基板 35 p型領域 36 ゲート酸化膜 37 燐添加多結晶シリコンゲート電極 38 低濃度n型領域 39 高濃度ソース領域 40 高濃度ドレイン領域 41 シリコン酸化膜 42 ソース電極 43 ゲート電極 44 ドレイン電極
Claims (1)
- 【請求項1】 ゲート絶縁膜,ゲート電極,ドレインオ
フセット領域,ソース領域およびドレイン領域を形成す
る工程を有するドレインオフセット領域を備えた絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタの製造方法において、 前記ゲート絶縁膜として第1の絶縁膜を形成する工程
と、 前記ゲート電極となるべき導電性膜を堆積する工程と、 少なくともゲート電極となる第1の導電性膜と、ドレイ
ン電極となるべき上に形成された第2の導電性膜とを残
し、第1の導電性膜と第2の導電性膜とに挟まれた第1
の領域上に形成された前記導電性膜を除去する工程と、 前記第1の領域にドレインオフセット領域を形成する工
程と、 前記第1の領域上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の導電性膜と前記第2の導電性膜の下の第1の
絶縁膜とを除去し、除去した第2の領域に不純物を導入
しドレイン領域を形成する工程と、を少なくとも含むこ
とを特徴とする絶縁ゲート型電界効果トランジスタの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17855193A JPH07135306A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 絶縁ゲート型電界効果トランジスタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17855193A JPH07135306A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 絶縁ゲート型電界効果トランジスタの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07135306A true JPH07135306A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=16050464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17855193A Pending JPH07135306A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 絶縁ゲート型電界効果トランジスタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07135306A (ja) |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP17855193A patent/JPH07135306A/ja active Pending
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