JPH07135300A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH07135300A
JPH07135300A JP6134503A JP13450394A JPH07135300A JP H07135300 A JPH07135300 A JP H07135300A JP 6134503 A JP6134503 A JP 6134503A JP 13450394 A JP13450394 A JP 13450394A JP H07135300 A JPH07135300 A JP H07135300A
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Japan
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signal
column
row
circuit
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JP6134503A
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Yasuhiko Okasaka
康彦 岡阪
Hiroshi Miyamoto
博司 宮本
Takeshi Hamamoto
武史 濱本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 列デコーダおよび行デコーダの動作の立ち上
げを高速化できるような半導体記憶装置を提供する。 【構成】 メモリセルアレイ12aの近くにそれぞれ行
デコーダ13aと列デコーダ14aが配置され、行デコ
ーダ13aを制御する行系制御回路17がそれに近接し
て設けられ、列デコーダ14aの近くに、Pre Am
p(プリアンプ)やライトバッファ回路のような回路で
ある読出書込回路19およびそれを制御する第1列系制
御回路19が設けられる。列デコーダ14aに対して制
御を行なう第2列系制御回路23が第1列系制御回路1
9の近くに設けられる。メモリセルアレイ12aにおけ
るスペアメモリセルに行または列アドレス信号を送るた
めの行系ヒューズ回路24または列系ヒューズ回路23
がそれぞれ行系制御回路17、第2列系制御回路20に
近接して設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に関
し、特にスペアワード線、スペアコラム選択線を使用す
る際にプログラムを行なうたとえばポリサイドでできた
ヒューズの配置および配列に特徴を有する半導体記憶装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図24は、従来の半導体記憶装置の概略
ブロック図であり、図25は、図24の要部拡大ブロッ
ク図である。
【0003】図24を参照して、半導体記憶装置10に
は、まずメモリセルとたとえば不良メモリセルをスペア
ワード線およびスペアコラム選択線によって救済するス
ペアメモリセルとを備えたメモリセルアレイ12a,1
2b,12c,12dがチップ11上に4ヵ所設けられ
る。メモリセルアレイ12aとメモリセルアレイ12b
との間には、行デコーダ13a,13bがそれぞれメモ
リセルアレイ12a,12bに近接して設けられる。メ
モリセルアレイ12cとメモリセルアレイ12dとの間
には、行デコーダ13c,13dがそれぞれメモリセル
アレイ12c,12dに近接して設けられる。メモリセ
ルアレイ12aとメモリセルアレイ12dとの間には、
列デコーダ14a,14dがそれぞれメモリセルアレイ
12a,12dに近接して設けられる。メモリセルアレ
イ12bとメモリセルアレイ12cとの間には、列デコ
ーダ14b,14cがそれぞれメモリセルアレイ12
b,12cに近接して設けられる。列デコーダ14aと
列デコーダ14dとの間には、メモリセルアレイ12
a,12dのスペアワード線およびスペアコラム選択線
を使用するためにプログラムを行なうヒューズブロック
15a,15dが設けられる。同様に列デコーダ14b
と列デコーダ14cとの間には、ヒューズブロック15
b,15cが設けられる。
【0004】次に、図24において破線で示した範囲を
拡大した図25を用いて、さらに構成を詳しく説明する
とともに動作について説明する。
【0005】図24では示していなかったが、ヒューズ
ブロック15aを内部に含む行および列系ヒューズ回路
16からの入力を受けて、行デコーダ13aを制御する
行系制御回路17が、行デコーダ13aの一方側に設け
られる。また、行および列系ヒューズ回路16からの入
力を受けて、列デコーダ14aを制御する第2列系制御
回路20が列デコーダ14aと行および列系ヒューズ回
路16との間に設けられる。さらに、行デコーダ14a
と第2の列系制御回路20との間には、メモリセルアレ
イ12aに記憶された情報の読出しのために用いられる
Pre Amp(プリアンプ)と書込みのためのライト
バッファ回路である読出書込回路18と、読出書込回路
18を制御する第1列系制御回路19とが設けられる。
読出書込回路18は、列デコーダ14aを介してメモリ
セルアレイ12aに記憶された情報を読出したり、情報
を書き込んだりする。第1列系制御回路19は読出書込
回路18でアクセスした情報をセレクトして第2列系制
御回路20に入力する。第2列系制御回路20は、図示
していない出力バッファ回路などにセレクトした情報を
出力する。
【0006】まず、行デコーダ13aが動作する場合に
ついて説明する。行および列系ヒューズ回路16から、
メモリセルアレイ12aのスペアワード線を使用するた
めにプログラムを行なうヒューズが使用されていない場
合には、メモリセルアレイ12aのワード線を活性化す
る信号が行デコーダ13aに入力され、スペアワード線
を非活性化する信号が行系制御回路17に入力される。
非活性化された行系制御回路17から、スペアワード線
を非活性化する信号が行デコーダ13aに入力される。
これにより、ワード線は活性化され、スペアワード線は
活性化されないことになる。一方、行および列系ヒュー
ズ回路16から、ヒューズが使用されている場合には、
メモリセルアレイ12aのワード線を非活性化する信号
が行デコーダ13aに入力され、行系制御回路17を活
性化する信号が入力される。活性化された行系制御回路
17から、行デコーダ13aにスペアワード線を活性化
する信号が入力される。これにより、ワード線は非活性
化され、スペアワード線は活性化されることになる。
【0007】次に、列デコーダ14aが動作する場合に
ついて説明する。行および列系ヒューズ回路16から、
メモリセルアレイ12aのコラム選択線を活性化する信
号が列デコーダ14aに入力され、第2列系制御回路2
0を非活性化する信号が入力される。非活性化された第
2列系制御回路20から、メモリセルアレイ12aのス
ペアコラム選択線を非活性化する信号が列デコーダ14
aに入力される。これにより、コラム選択線は活性化さ
れ、スペアコラム選択線は活性化されないことになる。
一方、行および列系ヒューズ回路16から、ヒューズが
使用されている場合には、メモリセルアレイ12aのコ
ラム選択線を非活性化する信号が列デコーダ14aに入
力され、第2列系制御回路20を活性化する信号が入力
される。活性化された第2列系制御回路20から、メモ
リセルアレイ12aのスペアコラム選択線を活性化する
信号が列デコーダ14aに入力される。これによりコラ
ム選択線は非活性化され、スペアコラム選択線は活性化
されることになる。
【0008】図26は、図24のヒューズブロックがチ
ップの中央部に配置された理由について説明するための
図である。
【0009】図26を参照して、チップ11には、メモ
リセルアレイ12a,12b,12c,12dのそれぞ
れの外側に外部からの信号を入力する外部信号入力パッ
ド201a〜201xが設けられている。これらの外部
信号入力パッド201a〜201xは、外部からの信号
をワイヤボンディングしてチップ11内に伝える働きを
する。
【0010】外部信号入力パッド201a,201l
は、電源電位Vccを入力する。外部信号入力パッド2
01b,201c,201d,201e,201f,2
01g,201n,201o,201p,201q,2
01r,201sは、アドレスピンであり、ロウアドレ
スおよびコラムアドレス信号A0〜A11を入力する。
外部信号入力パッド201hは、ロウアドレスストロー
ブ信号/RASを入力する。ロウアドレスストローブ信
号/RASは、ロウアドレスの取込みの制御を行なうた
めの信号である。外部信号入力パッド201iは、ライ
トイネーブル信号/WEを入力する。ライトイネーブル
信号/WEは、書込みの制御を行なうための信号であ
る。外部信号入力パッド201j,201k,201
v,201wは、データの入出力ピンであり、データの
入出力が行なわれる。外部信号入力パッド201m,2
01xは、接地電位Vssを入力する。外部信号入力パ
ッド201tは、アウトプットイネーブル信号/OEを
入力する。アウトプットイネーブル信号/OEは、デー
タの出力を制御するための信号である。外部信号入力パ
ッド201uは、コラムアドレスストローブ信号/CA
Sを入力する。コラムアドレスストローブ信号/CAS
は、コラムアドレスの取込みの制御を行なうための信号
である。
【0011】たとえば、外部信号入力パッド201bの
出力信号であるアドレス信号A3は図示していないアド
レスバッファに入力されて増幅され、プリデコーダ20
3a,203bに入力される。同様に、外部信号入力パ
ッド201nの出力信号であるアドレス信号A4は図示
しないアドレスバッファで増幅されてプリデコーダ20
3a,203bに入力される。ただし、以下説明を簡単
にするために行系についてのみ説明する。
【0012】プリデコーダ203aでプリデコードされ
た信号は図26では図示していない行デコーダ13aと
ヒューズブロック205aに入力される。メモリセルア
レイ12aのメモリセルがスペアメモリセルに置き換え
られない場合には、行デコーダ13aが動作して、ワー
ド線が立上げられる。これに対して、いずれかのメモリ
セルがスペアメモリセルに置き換えられる場合には、ヒ
ューズブロック205aによってプログラムされたアド
レスが選択され、スペアワード線を立上げる信号がヒュ
ーズブロック205aから出力される。このようにし
て、メモリセルアレイ12a内のメモリセルとスペアメ
モリセルとが置き換えられていた。
【0013】同様に、ヒューズブロック205dでプロ
グラムされたアドレスによってメモリセルアレイ12d
内のメモリセルとスペアメモリセルとが置き換えられて
いた。メモリセルアレイ12b,12cにおいても、ヒ
ューズブロック205b,205cによってそれぞれメ
モリセルとスペアメモリセルとの置き換えが行なわれて
いた。
【0014】外部信号入力パッド201b〜201g,
201n〜201sの出力であるアドレスが集められる
ためには、チップ11の中央に集められた場合に最短時
間で済む。そのため、ヒューズブロック205a,20
5b,205c,205dなどがチップ11の中央部分
にまとめられて配置されていた。
【0015】図27は、図26に示したメモリセルアレ
イに対してのアドレス割付を説明するための図である。
【0016】図27を参照して、メモリアレイ12a,
12b,12c,12dは16Mのメモリセルアレイで
ある。各メモリセルアレイ12a,12b,12c,1
2dは、行方向で16分割されている。以下、ロウアド
レスRAおよびコラムアドレスCAがそれぞれ同時に入
力されるが、説明を簡単にするために時系列的に説明す
る。
【0017】ロウアドレスRA10の値が0または1に
よって、メモリセルアレイ12a,12bまたはメモリ
セルアレイ12c,12dが選択される。ロウアドレス
RA10の値が0の場合であって、さらにロウアドレス
RA11の値が0または1によってさらにメモリセルア
レイ12a,12bの上部または下部が選択される。以
下同様にして、ロウアドレスRA11の値が0であっ
て、ロウアドレスRA8,9の値がともに0の場合に、
メモリセルアレイ12aの分割された1つのメモリセル
アレイ部207a,207bとメモリセルアレイ12b
のメモリセルアレイ部207c,207dが選択され
る。このようにロウアドレスRAによって、4つのメモ
リセルアレイ部が選択される。
【0018】これに対して、コラムアドレスCA11の
値が0または1によって、メモリセルアレイ12b,1
2cまたはメモリセルアレイ12a,12dが選択され
る。すなわち、ロウアドレスRAとコラムアドレスCA
11までで、メモリセルアレイ12a,12b,12
c,12dのいずれかにおけるメモリセルアレイ部が2
つ選択される。そして、たとえばメモリセルアレイ部2
07a,207bが選択された場合に、コラムアドレス
CA10の値が0または1によって、メモリセルアレイ
部207aまたはメモリセルアレイ部207bが選択さ
れる。最終的に、ロウアドレスRAおよびコラムアドレ
スCAによって、1つのメモリセルが指定される。
【0019】図28は、図27のメモリセルアレイの拡
大図であって、スペアワード線による置き換えを説明す
るための図であり、図29は、図26に示したヒューズ
ブロック内部の回路構成を示した図である。
【0020】図28および図29を参照して、前述した
ようにロウアドレスRAによって、メモリセルアレイ1
2aのメモリセルアレイ部207a,207bが同時に
選択される。このとき、メモリセルアレイ部207aの
メモリセルAをスペアメモリセルに置き換えるために
は、スペアワード線SWLが立上げられる必要がある。
スペアワード線SWLを立上げるか否かは、図29に示
すヒューズボックス205aに設けられたヒューズ20
9a〜209pの接続状態によって生成されるスペアロ
ウ信号SR0〜SR3によって決定される。スペアロウ
信号SR0はヒューズ209a〜209dに接続された
ORゲート211aの出力である。スペアロウ信号SR
1は、ヒューズ209e〜209hに接続されたORゲ
ート211bの出力である。スペアロウ信号SR2は、
ヒューズ209i〜209lに接続されたORゲート2
11cの出力である。スペアロウ信号SR3は、ヒュー
ズ209m〜209pに接続されたORゲート211d
の出力である。このように16個のヒューズ209a〜
209pによっていずれのスペアワード線SWLが立上
げられるかが決定されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図25に示すように、行および列系ヒューズ回路が列
デコーダに対して近く、行デコーダに対して離れて設け
られているので、コラム選択線を活性化、または非活性
化するために列デコーダに入力される信号の伝搬距離に
比べて、ワード線を活性化または非活性化するために行
デコーダに入力される信号の伝搬距離は長くなってい
る。したがって、伝搬距離が長ければ信号の伝搬時間も
かかってしまうので、行デコーダの動作の立上げは、列
デコーダの動作の立上げに比べて遅くなってしまう。
【0022】さらに、スペアワード線を活性化するかも
しくはしないか、またはスペアコラム線を活性化するか
もしくはしないかをそれぞれの制御回路が判定してお
り、行デコーダの動作の立上げおよび、列デコーダの立
上げを高速化するためには、行および列系ヒューズ回路
から行デコーダおよび列デコーダに入力される信号の伝
播時間が出来るだけかかわらないことが望まれる。
【0023】しかしながら、図26から明らかなよう
に、スペアワード線を活性化するかもしくはしないかの
信号は、かなり伝播距離が長い。すなわち、たとえばヒ
ューズブロック205cから出力された信号は、少なく
ともメモリセルアレイ12cの端面の半分の長さL1
播される。さらに、最長長さは、メモリセルアレイの他
の端面の長さL2 をも加えて、長さL1 +L2 にも及
ぶ。これは、伝播時間をかなり必要としている。
【0024】一方、伝播時間のみならず、置換効率の上
でも従来の半導体記憶装置では問題がある。図28を参
照して以下説明する。たとえば、メモリセルアレイ部2
07aのメモリセルAにたとえば不良が生じて置き換え
られる必要があるとする。そのとき、スペアロウ信号S
R3によってスペアワード線SWLaが立上げられて置
換が行なわれる。それと同時に、メモリセルアレイ部2
07aと同時に選択されるメモリセルアレイ部207b
のスペアワード線SWLa′も立上げられる。同様に、
メモリセルBにたとえば不良が生じて置換される必要が
あるとする。スペースロウ信号SR2によってスペアワ
ード線SWLbが立上げられて置換が行なわれる。それ
と同時に、メモリセルアレイ部207aとともに選択さ
れたメモリセルアレイ部207bのスペアワード線SW
Lb′も立上げられてしまう。
【0025】したがって、メモリセルA,Bがスペアワ
ード線SWLa,bで救済された場合であって、メモリ
セルアレイ部207bのメモリセルCに不良が生じる
と、メモリセルCは救済されない。すなわち、メモリセ
ルCを救済するためのスペアワード線SWLa′,b′
はメモリセルA,Bの救済のために立上げられるため、
メモリセルCを救済することの可能なスペアワード線S
WLが存在しない。したがって、置換の自由度が制限さ
れていた。
【0026】ゆえに、この発明は、上記のような問題を
解決し、行デコーダの動作の立上げを高速化して、ワー
ド線またはスペアワード線を高速に活性化し、ひいては
装置全体を高速に動作させることができ、さらに、置き
換えの自由度を大きくでき、チップ面積を有効に利用で
きるような半導体記憶装置を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る半
導体記憶装置は、それぞれが行方向および列方向に配設
された複数のメモリセルおよび複数のスペアメモリセル
を有するメモリセルアレイ、行アドレスをデコードして
複数のメモリセルまたは複数のスペアメモリセルの各行
を指定する行デコーダ手段、列アドレスをデコードして
複数のメモリセルまたは複数のスペアメモリセルの各列
を指定する列デコーダ手段、複数のメモリセルのいずれ
かに対応した行アドレスを複数のスペアメモリセルのい
ずれかに対応した行アドレスに変更する行アドレス変更
手段、および複数のメモリセルのいずれかに対応した列
アドレスを複数のスペアメモリセルのいずれかに対応し
た列アドレスに変更する列アドレス変更手段を備え、行
デコーダ手段および行アドレス変更手段間の距離は、行
デコーダ手段および列アドレス変更手段間の距離に比べ
て小さく、列デコーダ手段および列アドレス変更手段間
の距離は、列デコーダ手段および行アドレス変更手段間
の距離に比べて小さくしていることを特徴としている。
【0028】請求項2の発明に係る半導体記憶装置は、
行アドレス変更手段は、第1のヒューズを含み、列アド
レス変更手段は、第2のヒューズを含み、第1のヒュー
ズおよび第2のヒューズは同一方向で配列されることを
特徴としている。
【0029】請求項3の発明に係る半導体記憶装置は、
さらに、メモリセルアレイを機能させるための第3のヒ
ューズを備え、第1、第2および第3のヒューズは同一
方向で配列されることを特徴としている。
【0030】請求項4の発明に係る半導体記憶装置は、
メモリセルアレイは、基板上に設けられ、さらに、基板
の外部からの信号をメモリセルアレイを機能させるため
の信号として基板の内部に入力する複数の外部信号入力
手段を備え、各外部信号入力手段は、基板上に一列で設
けられることを特徴としている。
【0031】請求項5の発明に係る半導体記憶装置は、
メモリセルアレイは、それぞれが行方向および列方向で
分割された複数のメモリセルアレイ部を含み、行デコー
ダ手段および列アドレス変更手段は、それぞれが複数の
メモリセルアレイ部の行方向の分割に対応して設けられ
る複数の行デコーダ手段および複数の行アドレス変更手
段を含み、列デコーダ手段および列アドレス変更手段
は、それぞれが複数のメモリセルアレイ部の列方向の分
割に対応して設けられる複数の列デコーダ手段および複
数の列アドレス変更手段を含むことを特徴としている。
【0032】
【作用】請求項1の発明に係る半導体記憶装置は、行デ
コーダ手段および行アドレス変更手段間の距離が行デコ
ーダ手段および列アドレス変更手段間の距離に比べて小
さく、列デコーダ手段および列アドレス変更手段間の距
離が列デコーダ手段および行アドレス変更手段間の距離
に比べて小さいので、行アドレス変更手段で変更された
行アドレスを行デコーダ手段に高速に入力でき、列アド
レス変更手段で変更された列アドレスを列デコーダ手段
に高速に入力できる。
【0033】請求項2の発明に係る半導体記憶装置は、
行アドレス変更手段としての第1のヒューズと列アドレ
ス変更手段としての第2のヒューズが同一方向で配列さ
れているので、たとえばマスクずれが起きにくく、第1
のヒューズまたは第2のヒューズを簡単にブローでき
る。
【0034】請求項3の発明に係る半導体記憶装置は、
第1のヒューズおよび第2のヒューズに加えて、メモリ
セルアレイを機能させるための第3のヒューズをも同一
方向で配列されているので、たとえばよりマスクずれが
起きにくく、第1のヒューズ、第2のヒューズまたは第
3のヒューズを簡単にブローできる。
【0035】請求項4の発明に係る半導体記憶装置は、
基板上で必要とされる複数の外部信号入力手段の設けら
れる面積を1列分だけで済ますことができる。
【0036】請求項5の発明に係る半導体記憶装置は、
メモリセルアレイが複数のメモリセルアレイ部に分割さ
れ、行方向の分割に対応して複数の行デコーダ手段およ
び複数の行アドレス変更手段が設けられ、列方向の分割
に対応して複数の列デコーダ手段および複数の列アドレ
ス変更手段が設けられたので、メモリセルアレイ部ごと
に、複数のメモリセルのいずれかに対応した行アドレス
を複数のスペアメモリセルのいずれかに対応した行アド
レスに変更でき、かつ、複数のメモリセルのいずれかに
対応した列アドレスを複数のスペアメモリセルのいずれ
かに対応した列アドレスに変更できる。
【0037】
【実施例】図1は、この発明の第1の実施例による半導
体記憶装置の概略ブロック図であり、図2は、図1の要
部拡大ブロック図である。
【0038】まず、図1および図2を参照して、図24
および図25に示した従来例と異なる構成の概略につい
て説明する。
【0039】行デコーダ13aと行デコーダ13bとの
間には、メモリセルアレイ12a,12bのそれぞれの
スペアワード線を活性化するめたにプログラムを行なう
行系ヒューズブロック21a,21bが設けられる。行
デコーダ13cと行デコーダ13dとの間には、メモリ
セルアレイ12c,12dのスペアワード線を活性化す
るためのプログラムを行なう行系ヒューズブロック21
c,21dが設けられる。また、列デコーダ14aと列
デコーダ14dとの間には、メモリセルアレイ12a,
12dのスペアコラム選択線を活性化するためにプログ
ラムを行なう列系ヒューズブロック22a,22dが設
けられる。列デコーダ14bと列デコーダ14cとの間
には、メモリセルアレイ12b,12cのスペアコラム
選択線を活性化するためのプログラムを行なう列系ヒュ
ーズブロック22b,22cがそれぞれ設けられる。こ
れにより、図1における破線で示した範囲を拡大した図
2では、図24における行および列系ヒューズ回路16
の代わりに列系ヒューズ回路23が第2列系制御回路2
0の一方側に設けられ、行系ヒューズ回路24が行系制
御回路17の一方側に設けられる。
【0040】図3は、図2のメモリセルアレイの分割状
態を示した第1の要部拡大図であり、図4は、図2のメ
モリセルアレイの分割状態を示した第2の要部拡大図で
あり、図5は、図3の行方向に分割されたメモリセルア
レイの1つの分割に対応する行デコーダおよびヒューズ
ブロックを示した図であり、図6は、図4の列方向に分
割されたメモリセルアレイの1つの分割に対応する列デ
コーダおよびヒューズブロックを示した図である。
【0041】図3に示すように、16Mのメモリアレイ
12aは、行方向に32分割されている。また、図4に
示すように、メモリアレイ12aは、列方向に4分割さ
れている。
【0042】図3の32分割されたうちの1つであるメ
モリセルアレイ部213aに対応して、行デコーダ13
aは、図5に示すように、比較回路26と、比較回路2
6の上下にそれぞれ2本ずつのスペアワード線27a,
27b,27c,27dと、センスクロック回路203
a,203bとを含む。そして、これらの比較回路26
などに対応してヒューズブロックA25a,ヒューズブ
ロックB25bが配置される。ヒューズブロックA25
aによってスペアワード線27a,27bが使用される
か否かのプログラム設定が行なわれる。同様に、ヒュー
ズブロックB25bによってスペアワード線27c,2
7dが使用されるか否かのプログラム設定が行なわれ
る。比較回路26は、ヒューズブロックA25aおよび
ヒューズブロックB25bのプログラム設定に応じて、
スペアワード線27a,27b,27c,27dを使用
するか否かを判定する。
【0043】また、図6に示すように、図4のメモリセ
ルアレイ12aが4つに分割されたうちの1つであるメ
モリセルアレイ部213bに対応して、列デコーダ14
aは、4つの比較回路83a,83b,83c,83d
と、4つのスペアコラム線82a,82b,82c,8
2dとを含む。比較回路83aおよびスペアコラム線8
2aに対応してスペアコラム線82aを使用するか否か
のプログラム設定を行なうヒューズブロックA81aが
配置される。同様に、比較回路83bおよびスペアコラ
ム線82bに対応してヒューズブロックB81bが配置
され、比較回路83cおよびスペアコラム線82cに対
応してヒューズブロックC81cが配置され、比較回路
83dおよびスペアコラム線82dに対応してヒューズ
ブロックD81dが配置される。そして、比較回路83
aは、ヒューズブロックA81aのプログラム設定に応
じて、スペアコラム線82aを使用するか否かの判定を
行なう。同様に、比較回路83bは、ヒューズブロック
B81bのプログラム設定に応じてスペアコラム線82
bを使用するか否かの判定を行ない、比較回路83c
は、ヒューズブロックC81cのプログラム設定に応じ
てスペアコラム線82cを使用するか否かの判定を行な
い、比較回路83dは、ヒューズブロックD81dのプ
ログラム設定に応じてスペアコラム線82dを使用する
か否かの判定を行なう。
【0044】このように、行および列方向で分割される
メモリセルアレイ部に対応して、ヒューズブロックおよ
び比較回路が設けられている。
【0045】図7は、図5に示した部分の詳細なブロッ
ク図であって、図2における行系ヒューズ回路、行系制
御回路および行デコーダに対応した図である。図7を参
照して、図7に示した部分の動作について簡単に説明す
る。
【0046】ヒューズブロックA25aの出力は、信号
SRE0(スペアローイネーブル)を出力するSRE0
回路(図ではSRE0で表わす)28aに入力されると
ともに、信号NEE(ノーマルエレメントイネーブル)
を出力するNEE回路(図ではNEEで表わす)30に
入力される。ヒューズブロックB25bの出力は、信号
SRE1を出力するSRE1回路(図ではSRE1で表
わす)28bに入力されるとともに、NEE回路30に
入力される。SRE0回路28aの出力は、トリガ信号
SWL0AT(スペアワード線トリガ)を出力するSW
L0AT(図ではSWL0ATで表わす)回路29aに
入力されるとともに、トリガ信号SWL1ATを出力す
るSWL1AT回路(図ではSWL1ATで表わす)2
9bに入力される。SRE1回路28bの出力は、トリ
ガ信号SWL0BTを出力するSWL0BT回路(図で
はSWL0BTで表わす)29cに入力されるととも
に、トリガ信号SWL1BTを出力するSWL1BT回
路(図ではSWL1BTで表わす)29dに入力され
る。NEE回路30の出力は、ワード線に信号WLを出
力するWL回路(図ではWLで表わす)26をイネーブ
ルする信号であり、WL回路26に入力される。SWL
0AT回路29aの出力は、スペアワード線に信号SW
L0Aを出力するSWL0A回路(図ではSWL0Aで
表わす)27aをトリガする信号であり、SWL0A回
路27aに入力される。SWL1AT回路29bの出力
は、スペアワード線に信号SWL1Aを出力するSWL
1A回路(図ではSWL1Aで表わす)27bをトリガ
する信号であり、SWL1A回路27bに入力される。
SWL0BT回路29cの出力は、スペアワード線に信
号SWL0Bを出力するSWL0B回路(図ではSWL
0Bで表わす)27cをトリガする信号であり、SWL
0B回路27cに入力される。SWL1BT回路29d
の出力は、スペアワード線に信号SWL1Bを出力する
SWL1B回路(図ではSWL1Bで表わす)27dを
トリガする信号であり、SWL1B回路27dに入力さ
れる。
【0047】まず、ワード線を活性化するためにWL回
路26が動作する場合について説明する。ヒューズブロ
ックA25a,ヒューズブロックB25bは、スペアワ
ード線を活性化しないためにヒューズが使用されていな
いという信号をSRE0回路28a、SRE1回路28
bおよびNEE回路30に入力する。SRE0回路28
a,SRE1回路28bは、スペアワード線を活性化し
ないためにヒューズが使用されていないという信号をS
WL0AT回路29a,SWL1AT回路29b,SW
L0BT回路29c,SWL1BT回路29dに入力す
る。また、NEE回路30は、ヒューズが使用されてい
ないという信号が入力されることにより、ワード線を活
性化する信号をWL回路26に入力する。これにより、
WL回路26は動作して、ワード線が活性化され、スペ
アワード線は活性化されない。
【0048】次に、スペアワード線のうち1つのスペア
ワード線が活性化される場合について説明する。たとえ
ば、ヒューズブロックA25aのヒューズが使用されて
いるときには、ヒューズブロックA25aは、SRE0
回路28aおよびNEE回路30にヒューズが使用され
ているという信号を入力する。これにより、SRE0回
路28aは、SWL0AT回路29a,SWL1AT回
路29bを活性化させる信号をそれぞれに入力する。S
WL0AT回路29aとSWL1AT回路29bは、後
で詳しく説明するが、行アドレス信号RA0,ZRA0
信号により制御されており、どちらか一方が活性化され
る。この制御は図5のセンスクロック回路25aによっ
て行なわれる。たとえば、行アドレス信号RA0が活性
化されたとするとSWL1AT回路29bが活性化され
ることになる。したがって、信号SWL0ATまたは信
号SWL1ATのどちらか一方の活性化された信号の入
力を受けて、SWL0A回路27aまたはSWL1A回
路27bのどちらか一方が活性化されて動作する。これ
により、スペアワード線の一本が活性化されることにな
る。一方、NEE回路30は、ヒューズブロックA25
aのヒューズが使用されているという信号が入力される
ことにより、ワード線を非活性化する信号をWL回路2
6に入力し、そのためワード線は活性化されない。ヒュ
ーズブロックB25bのヒューズが使用されている場合
も、ヒューズブロックA25aのヒューズが使用された
場合と同様である。
【0049】図8および図9は、図7における行系ヒュ
ーズ回路の具体的回路図であり、特に、図8は、ヒュー
ズブロックAまたはヒューズブロックBの具体的回路図
であり、図9(a)は、SRE0回路の具体的回路図で
あり、図9(b)は、NEE回路の具体的回路図であ
り、図9(c)は、SRE1回路の具体的回路図であ
る。図10は、図7における行系制御回路の具体的回路
図であり、特に、図10(a)は、SWL0AT回路お
よびSWL1AT回路の具体的回路図であり、図10
(b)は、SWL0BT回路およびSWL1BT回路の
具体的回路図である。図11および図12は、図7にお
ける行デコーダの具体的回路図であり、特に、図11
は、WL回路の具体的回路図であり、図12(a)は、
SWL0A回路の具体的回路図であり、図12(b)
は、SWL1A回路の具体的回路図である。図13は、
図8から図12で必要とされる信号のタイミングチャー
トである。
【0050】次に、図8から図13を参照して、さらに
詳細に説明する。図8を参照して、p型トランジスタ3
2aのゲートには信号ZSRP(スペアロープリチャー
ジ)が入力される。p型トランジスタ32aのソース/
ドレインの一方はVDDに接続される。p型トランジス
タ32aのソース/ドレインの他方は、ヒューズ33a
〜33nのそれぞれの一端に接続され、p型トランジス
タ32bのソース/ドレインの一方に接続され、インバ
ータ34の入力側に接続される。そして、p型トランジ
スタ32aのソース/ドレインの他方からの出力は、ヒ
ューズを使用しているかどうかの信号LINKとして出
力される。また、n型トランジスタ31a〜33nのゲ
ートには、行アドレス信号RA1〜RA7,ZRA1〜
ARA7がそれぞれが入力される。n型トランジスタ3
1a〜33nのソース/ドレインの一方がそれぞれ接地
される。n型トランジスタ31a〜33nのソース/ド
レインの他方がヒューズ33a〜33nの残りの一端に
それぞれ接続される。なお、行アドレス信号ZRA1は
アドレス信号RA1の反転信号であり、他も同様であ
る。p型トランジスタ32bのゲートには、インバータ
34の出力が入力される。そして、p型トランジスタ3
2aに接続されてないp型トランジスタ32bのソース
/ドレインがVDDに接続される。
【0051】図9を参照して、図8により生成された信
号LINKは、信号LINKAまたはLINKBであ
る。図9(a)に示すように信号LINKAと信号RD
E(ロウデコーダイネーブル)がNANDゲート41a
に入力される。そのNANDゲート41aの出力がイン
バータ42aに入力されて、信号SRE0が出力され
る。同様に、図9(c)に示すように、信号LINKB
と信号RDEがNANDゲート41cに入力される。そ
のNANDゲート42cの出力がインバータ42cに入
力されて、信号SRE1が出力される。また、図9
(b)に示すように信号LINKA,LINKBがNO
Rゲート43に入力される。そのNORゲート43の出
力は信号RDEとともにNANDゲート41bに入力さ
れ、その出力はインバータ42bに入力されて信号NE
Eが出力される。
【0052】図10を参照して、図10(a)に示すよ
うに、行アドレス信号のプリデコード信号の1つである
信号XL,アドレス信号ZRA0および信号SRE0が
NANDゲート51aに入力される。そのNANDゲー
ト51aの出力がインバータ52aに入力されて信号S
WL0ATが出力される。行アドレス信号RA0,信号
XLおよび信号SRE0がNANDゲート51bに入力
される。そのNANDゲート51bの出力はインバータ
52bに入力されて信号SWL1ATが出力される。ま
た、図10(b)に示すように、行アドレス信号ZRA
0,信号XLおよび信号SRE1がNANDゲート51
cに入力される。そのNANDゲート51cの出力がイ
ンバータ52cに入力されて信号SWL0BTが出力さ
れる。行アドレス信号RA0,プリデコード信号XLお
よび信号SRE1がNANDゲート51dに入力され
る。そのNANDゲート51dの出力はインバータ52
dに入力されて信号SWL1BTが出力される。
【0053】図11を参照して、図10に示した行アド
レス信号のプリデコード信号である信号XI,XLおよ
び信号NEEがNANDゲート61aに入力される。そ
のNANDゲート61aの出力はインバータ62に入力
される。さらに、そのインバータ62の出力はn型トラ
ンジスタ64aのゲートに入力される。同様に、行アド
レス信号のプリデコード信号である信号XK,XJがN
ANDゲート61bに入力される。そのNANDゲート
61bの出力はn型トランジスタ64aのソース/ドレ
インの一方に入力される。n型トランジスタ64aの他
方のソース/ドレインは、p型トランジスタ63bおよ
びゲートに信号ZWDP(ワードドライバプリチャー
ジ)が入力されるp型トランジスタ63aのソース/ド
レインの一方にそれぞれ接続される。さらに、n型トラ
ンジスタ64aの他方のソース/ドレインは、ソース/
ドレインの一方がVPPに接続されたp型トランジスタ
63cおよびソース/ドレインの一方が接地されたn型
トランジスタ64bのそれぞれのゲートに接続される。
p型トランジスタ63a,63bの他方のソース/ドレ
インは、VPPに接続される。p型トランジスタ63c
およびn型トランジスタ64bの残りのソース/ドレイ
ンは、p型トランジスタ63bのゲートに接続され、信
号WLが出力される。
【0054】図12を参照して、図12(a)に示すよ
うに信号SWL0ATがゲートに入力されるn型トラン
ジスタ72aのソース/ドレインの一方は接地される。
n型トランジスタ72aのソース/ドレインの他方はp
型トランジスタ71bおよびゲートに信号ZWDPが入
力されるp型トランジスタ71aのソース/ドレインの
一方にそれぞれ接続される。さらに、n型トランジスタ
72aのソース/ドレインの他方は、ソース/ドレイン
一方がVPPに接続されたp型トランジスタ71cおよ
びソース/ドレインの一方が接地されたn型トランジス
タ72bのそれぞれのゲートに接続される。p型トラン
ジスタ71a,71bの他方のソース/ドレインはVP
Pに接続される。p型トランジスタ71cおよびn型ト
ランジスタ72bの残りのソース/ドレインは、p型ト
ランジスタ71bのゲートにそれぞれ接続され、信号S
WL0Aが出力される。図12(b)に示すように、ゲ
ートに信号SWL1ATが入力されるn型トランジスタ
72cのソース/ドレインの一方は接地される。n型ト
ランジスタ72cのソース/ドレインの他方はp型トラ
ンジスタ71eおよびゲートに信号ZWDPが入力され
るp型トランジスタ71dのソース/ドレインの一方に
それぞれ接続される。さらに、n型トランジスタ72c
のソース/ドレインの他方は、ソース/ドレインの一方
がVPPに接続されたp型トランジスタ71fおよびソ
ース/ドレインの一方が接地されたn型トランジスタ7
2dのそれぞれのゲートに接続される。p型トランジス
タ71d,71eの他方のソース/ドレインは、VPP
に接続される。p型トランジスタ71fおよびn型トラ
ンジスタ72dの残りのソース/ドレインは、p型トラ
ンジスタ71eのゲートに接続され、信号SWL1Aが
出力される。
【0055】次に、図8から図12の動作について図1
3に示すタイムチャートを参照して詳細に説明する。実
線はワード線使用時のタイムチャートを示し、点線はス
ペアワード線使用時のタイムチャートを示す。
【0056】まず、ワード線使用時について説明する。
図8において信号ZSRPが“L”レベルのとき、p型
トランジスタ32aがONし、信号LINKを“H”レ
ベルにする。インバータ34の出力が“L”レベルに変
化するのでp型トランジスタ32bがONする。次に、
信号ZSRPが“L”レベルから“H”レベルに変化す
ると、p型トランジスタ32aがOFFする。このと
き、p型トランジスタ32bがONしているので、信号
LINKは“H”レベルのままとなる。
【0057】次に、行アドレス信号RA1〜RA7,Z
RA1〜ZRA7の1つが“H”レベルに変化すると、
n型トランジスタ31a〜31nのうちゲートが“H”
レベルになっているものがONして、信号LINKが
“L”レベルになる。信号LINKが“L”レベルにな
ると、信号LINKA,LINKBが“L”レベルであ
る。したがって、図9に示すように、NANDゲート4
1a,41cの出力はともに“H”レベルでインバータ
42a,42cにより反転され、信号SRE0,SRE
1は、“L”レベルとなる。したがって、図10におい
て、信号SRE0,SRE1が“L”レベルになってい
るので、NANDゲート51a,51b,51c,51
dの出力はすべて“H”レベルになる。インバータ52
a,52b,52c,52dで反転された信号SWL0
AT,SWL1AT,SWL0BT,SWL1BTは、
すべて“L”レベルになる。
【0058】信号LINKA,LINKBは“L”レベ
ルなので、図9(b)に示すようにNORゲート43の
出力は“H”レベルとなる。次に、信号RDEが“L”
レベルから“H”レベルに変化すると、NANDゲート
41bの出力は“L”レベルとなる。インバータ42b
により反転された信号NEEは“H”レベルとなる。次
に、図11において、信号ZWDPが“L”レベルのと
きp型トランジスタ63aがONして、NODE1が
“H”レベルであるVPPとなる。n型トランジスタ6
4bがONして信号WLは“L”レベルとなる。信号W
Lが“L”レベルになっていることにより、p型トラン
ジスタ63bがONし、NODE1は“H”レベルであ
るVPPになる。次に、信号ZWDPが“H”レベルに
変化すると、p型トランジスタ63aがOFFする。し
かし、p型トランジスタ63bがONしているので、N
ODE1は“H”レベルであるVPPのレベルに保たれ
る。
【0059】次に、信号XI,XL,XK,XJが
“H”レベルになっているので、NANDゲート61b
の出力は“L”レベルとなる。ここで、信号NEEが
“L”レベルから“H”レベルに変化するとNANDゲ
ート61aの出力が“L”レベルとなる。インバータ6
2により反転されたその出力は“H”レベルとなり、n
型トランジスタ64aがONする。これにより、NOD
E1は“H”レベルであるVPPから“L”レベルへ変
化する。そして、n型トランジスタ64bがOFFし、
p型トランジスタ63cがONして、信号WLが“H”
レベルであるVPPとなる。また、これによりp型トラ
ンジスタ63bはOFFする。
【0060】以上のように信号WLは“H”レベルとな
り、信号SWL0AT,SWL1AT,SWL0BT,
SWL1BTは“L”レベルとなるので、ワード線は活
性化され、スペアワード線は活性化されないこととな
る。
【0061】次に、スペアワード線が活性化される場合
について説明する。図8で示した信号ZSRPが“L”
レベルのとき、p型トランジスタ32aがONする。信
号LINKは“H”レベルになる。インバータ34の出
力は、“L”レベルになるので、p型トランジスタ32
bがONして、信号LINKは“H”レベルになる。次
に、信号ZSRPが“L”レベルから“H”レベルに変
化すると、p型トランジスタ32aがOFFする。しか
し、p型トランジスタ32bがONしているので、信号
LINKは“H”レベルのままである。ここで、予めわ
かっている不良行アドレスが選択されたときに信号LI
NKが“H”レベルを保持するようにヒューズはブロー
されているとする。すなわちたとえば、不良行アドレス
がRA1=1,RA2=0,RA3=1,RA4=0,
RA5=1,RA6=1,RA7=0だとすると、ブロ
ーされるヒューズは、ヒューズ33a,33i,33
c,33k,33e,33f,33nである。つまり、
不良行アドレスが選択されたときでも、信号LINKは
“H”レベルのままとなる。
【0062】不良行アドレスが選択されて信号LINK
Aが“H”レベルであるとすると、図9(b)におい
て、NORゲート43の出力は“L”レベルとなり、N
ANDゲート41bの出力は“H”レベルになる。イン
バータ42bにより反転された信号NEEは“L”レベ
ルとなる。また、不良行アドレスが選択されてないこと
により信号LINKBは、“L”レベルなので、信号S
RE1は、“L”レベルになっている。信号RDEが
“L”レベルから“H”レベルに変化すると、NAND
ゲート41aの出力は“L”レベルになる。インバータ
41aにより反転され信号SRE0は“H”レベルにな
る。
【0063】次に、図10に示すように、たとえば行ア
ドレス信号RA0=1とすると、信号XLは既に“H”
レベルになっているので、信号SRE0が“L”レベル
から“H”レベルに変化すると、NANDゲート51b
の出力が“L”レベルになる。インバータ52bにより
反転された信号SWL1ATが“H”レベルになる。ま
た、行アドレス信号RA0=1としたので、行アドレス
信号ZRA0=0となり、NANDゲート51aの出力
は、“H”レベルである。インバータ52aにより反転
された信号SWL0ATは“L”レベルとなっている。
【0064】図12に示すように、信号ZRDPが
“L”レベルのとき、p型トランジスタ71a,71d
がONする。NODE2,NODE3は、“H”レベル
であるVPPになる。これにより、n型トランジスタ7
2b,72dがONし、信号SWL0A,SWL1Aは
“L”レベルとなる。p型トランジスタ71b,71e
がONし、NODE2,NODE3は、“H”レベルで
あるVPPになる。次に、信号SWL1ATが“L”レ
ベルから“H”レベルに変化すると、n型トランジスタ
72cがONし、NODE3は“L”レベルになる。p
型トランジスタ71fがONして、信号SWL1Aが
“H”レベルであるVPPになる。これにより、p型ト
ランジスタ71eはOFFする。また、信号SW0AT
は“L”レベルのままであったので、信号SWL0A
は、“L”レベルのままである。このようにして、スペ
アワード線の一方が動作することになる。
【0065】図14は、図6に示した部分の詳細なブロ
ック図であって、図2における列系ヒューズ回路、第2
列系制御回路、第1列系制御回路、読出書込回路および
列デコーダに対応した図である。
【0066】図14を参照して、図14に示した部分の
動作について簡単に説明する。ヒューズブロックA81
aの出力は、SCSL回路(図ではSCSLで表わす)
82aを制御する信号SCS(スペアコラムセレクト)
Aおよびその反転信号ZSCS(スペアコラムセレクト
バー)Aであり、それぞれSCSL回路82aおよび信
号NCE(ノーマルコラムイネーブル)を出力するNC
E回路(図ではNCEで表わす)84に入力される。同
様に、ヒューズブロックA81bの出力は、信号SCS
Bおよび信号ZSCSBであり、それぞれSCSL回路
82bおよびNCE回路84に入力される。ヒューズブ
ロックC81cの出力は、信号SCSCおよび信号ZS
CSCであり、それぞれSCSL回路82cおよびNC
E回路82に入力される。ヒューズブロックD81dの
出力は、信号SCSDおよび信号ZSCSDであり、そ
れぞれSCSL回路82dおよびNCE回路84に入力
される。NCE回路84の出力は、CSL回路(図では
CSLで表わす)83a,83b,83c,83dにそ
れぞれ信号CBS(コラムブロックセレクト)を出力す
るCBS回路(図ではCBSで表わす)85a,85
b,85c,85d,85e,85f,85g,85h
に入力される。また、SCSL回路82a,82b,8
2c,82dをイネーブルする信号SCSE(スペアコ
ラムイネーブル)を出力するSCSE回路(図ではSC
SEで表わす)20の出力は、SCSL回路82a,8
2b,82c,82dに入力される。CSL回路83
a,83b,83c,83dは、コラム選択線に信号C
SLを出力し、SCSL回路82a,82b,82c,
82dはスペアコラム選択線に信号SCSLを出力す
る。なお、読出書込回路18および第1列系制御回路1
9は、従来例で示したものと同じであり、説明を簡単に
するために省略する。
【0067】まず、コラム選択線が活性化される場合に
ついて説明する。コラム選択線を活性化させる場合に
は、ヒューズは使用されていない。したがって、ヒュー
ズブロックA81a,B81b,C81c,D81d
は、ヒューズが使用されてないという信号ZSCSA,
ZSCSB,ZSCSC,ZSCSDをNCE回路84
に入力する。さらに、ヒューズブロックA81a,81
b,C81c,D81dは、ヒューズが使用されていな
いという信号SCSA,SCSB,SCSC,SCSD
をSCSL回路82a,82b,82c,82dに入力
し、スペアコラム選択線を非活性化する。NCE回路8
4は、信号NCEをCBS回路85a,85b,85
c,85d,85e,85f,85g,85hに入力し
て活性化する。後で説明するコラムアドレスデコード信
号が活性化されたもののうちの1つが入力されること
で、CSL回路83a,83b,83c,83dのうち
の1つが動作して、1本のコラム選択線が活性化され
る。
【0068】次に、不良列アドレスが選択されて、スペ
アコラム選択線が使用される場合について説明する。た
とえば、ヒューズブロックA81aのヒューズがブロー
されていたとする。これにより、ヒューズブロックA8
1aからヒューズが使用されているという信号ZSCS
AがNCE回路84に入力される。NCE回路84はC
BS回路85a,85b,85c,85d,85e,8
5f,85g,85hを非活性にする信号を入力する。
これにより、CSL回路83a,83b,83c,83
dを非活性にする信号がそれぞれに入力され、コラム選
択線は活性化されない。ヒューズブロックA81aから
ヒューズが使用されているという信号SCSAがSCS
L回路82aに送られ、SCSL回路82aは活性化さ
れる。そこでSCSE回路86からイネーブル信号であ
るSCSE信号が入力されてSCSL回路82aが動作
する。これによって、スペア選択線が活性化される。
【0069】図15および図16は、図14における列
系ヒューズ回路の具体的回路図であり、特に、図15
は、ヒューズブロックの具体的回路図であり、図16
は、NCE回路の具体的回路図である。図17は、図1
4における第2列系制御回路の具体的回路図であり、特
に、図17(a)は、CBS回路の具体的回路図であ
り、図17(b)は、SCSE回路の具体的回路図であ
る。図18は、図14における列デコーダの具体的回路
図であり、特に、図18(a)は、SCSL回路の具体
的回路図であり、図18(b)は、CSL回路の具体的
回路図である。図15は、図15から図18で必要とさ
れる信号のタイムチャートである。実際はコラム選択線
使用時のタイムチャートを示し、点線はスペアコラム選
択線使用時のタイムチャートを示す。
【0070】図15から図19を参照してさらに詳細に
説明する。図15を参照して、n型トランジスタ92と
p型トランジスタ91aのゲートには、信号ZSCP
(スペアコラムプリチャージ)が入力され、n型トラン
ジスタ92のソース/ドレインの一方は、ヒューズ93
の一端に接続される。n型トランジスタ92のソース/
ドレインの他方は接地される。ヒューズ93の残りの一
端は、p型トランジスタ91a,91bのソース/ドレ
インの一方に接続されるとともに、インバータ94aの
入力側に接続される。インバータ94aの出力は、イン
バータ94bに入力されるとともにp型トランジスタ9
1bのゲートに入力される。p型トランジスタ91a,
91bの他方のソース/ドレインは、ともに電源に接続
される。インバータ94bの出力は、n型トランジスタ
95a〜95n,95p,95qのゲートに入力され
る。n型トランジスタ95a〜95n,95p,95q
のソース/ドレインの一方は、ソース/ドレインの一方
がそれぞれ接地されたn型トランジスタ97a〜97
n,97p,97qの残りのソース/ドレインにそれぞ
れ接続される。n型トランジスタ95a〜95n,95
p,95qの他方のソース/ドレインは、ソース/ドレ
インの一方が電源にそれぞれ接続されたp型トランジス
タ96a〜96n,96p,96qの残りのソース/ド
レインにそれぞれ接続される。
【0071】n型トランジスタ97a〜97n,97
p,97qおよびp型トランジスタ96a〜96n,9
6p,96qのゲートには、それぞれ列アドレス信号C
A<0>〜CA<7>,ZCA<1>〜ZCA<7>が
入力される。また、n型トランジスタ95a〜95n,
95p,95qとp型トランジスタ96a〜96n,9
6p,96qとの接続におけるそれぞれ途中とヒューズ
98a〜98n,98p,98qの一端がそれぞれ接続
される。ヒューズ98a,98bとヒューズ98c,9
8dの他方は、NORゲート99dの入力側に接続され
る。ヒューズ98e,98fと、ヒューズ98g,98
hの他端は、NORゲート99cの入力側に接続され
る。ヒューズ98i,98jとヒューズ98k,98l
の他端は、NORゲート99bの入力側に接続される。
ヒューズ98m,98nとヒューズ98p,98qの他
端は、NORゲート99aの入力側に接続される。NO
Rゲート99a,99b,99c,99dの出力は、N
ANDゲート100に入力される。NANDゲート10
0の出力は、インバータ94cで反転されて出力される
信号SCSの反転信号ZSCSである。
【0072】図16を参照して、信号ZSCSである信
号ZSCSA,ZSCSB,ZSCSC,ZSCSDが
NANDゲート111に入力される。そのNANDゲー
ト111の出力はインバータ112に入力されて、信号
NCEが出力される。図17を参照して、図17(a)
に示すように、列アドレス信号CA<5>,CA<6
>,CA<7>がNANDゲート121aに入力され
る。そのNANDゲートの出力はインバータ122aに
入力される。インバータ122aの出力と信号CDE,
NCEは、NANDゲート121cに入力される。その
NANDゲート121cの出力はインバータ122cに
入力されて信号CBSが出力される。図17(b)に示
すように信号CDEと列アドレス信号CA<8>は、N
ANDゲート121bに入力される。そのNANDゲー
ト121bの出力はインバータ122bに入力されて信
号SCSEが出力される。
【0073】図18を参照して、図18(a)に示すよ
うに、信号SCSと信号SCSEはNANDゲート13
1に入力される。そのNANDゲート131の出力はイ
ンバータ132aに入力されて、信号SCSLが出力さ
れる。図18(b)に示すように、コラムプリデコード
信号Y<0>は、p型トランジスタ134aおよびn型
トランジスタ133aのゲートに入力される。コラムプ
リデコード信号Y<1>は、p型トランジスタ134
d,n型トランジスタ133bのゲートに入力される。
コラムプリデコード信号Y<2>は、p型トランジスタ
134g,n型トランジスタ133cのゲートに入力さ
れる。コラムプリデコード信号Y<3>は、p型トラン
ジスタ133jおよびn型トランジスタ133dのゲー
トに入力される。信号CBSは、p型トランジスタ13
4b,134e,134h,134kおよびn型トラン
ジスタ133eのゲートに入力される。コラムプリデコ
ード信号YJは、p型トランジスタ134c,134
f,134i,134lおよびn型トランジスタ133
fのゲートに入力される。
【0074】p型トランジスタ134a〜134lのソ
ース/ドレインの一方は、電源に接続される。n型トラ
ンジスタ133a,133b,133c,133d,1
33eのソース/ドレインの一方はともに接続される。
p型トランジスタ134a,134b,134cとn型
トランジスタ133aの他方のソース/ドレインおよび
インバータ132bの入力側は接続される。p型トラン
ジスタ134d,134e,134fとn型トランジス
タ133bの他方のソース/ドレインおよびインバータ
132cの入力側は接続される。p型トランジスタ13
4g,134h,134iとn型トランジスタ133c
の他方のソース/ドレインおよびインバータ132dの
入力側は接続される。p型トランジスタ134j,13
4k,134lとn型トランジスタ133dの他方のソ
ース/ドレインおよびインバータ132eの入力側が接
続される。n型トランジスタ133eの残りのソース/
ドレインは、n型トランジスタ133fの接地されてい
ないソース/ドレインに接続される。
【0075】次に、図15から図18の動作について図
19に示すタイムチャートを参照して詳細に説明する。
【0076】図15において、信号ZSCPが“H”レ
ベルのとき、n型トランジスタ92がONして、NOD
E4は“L”レベルになる。インバータ94a,94b
を通過して、NODE5は、“L”レベルになる。イン
バータ94aの出力は“H”レベルになっていることか
らp型トランジスタ91bはOFFしている。そして、
インバータ94bの出力であるNODE5が“L”レベ
ルなので、n型トランジスタ95a〜95n,95p,
95qはOFFする。このとき、列アドレス信号CA,
ZCAは、“L”レベルになっているので、p型トラン
ジスタ96a〜96n,96p,96qは、ONしてい
る。したがって、NORゲート99a,99b,99
c,99dの出力は、“L”レベルとなる。NANDゲ
ート100の出力であるZSCS信号は“H”レベルと
なり、インバータ94cにより反転され、信号SCSは
“L”レベルとなる。
【0077】次に、信号ZSCPが“H”レベルから
“L”レベルに変化すると、p型トランジスタ91aが
ONし、NODE4を“H”レベルにする。これによ
り、インバータ94aの出力は“L”レベルになり、p
型トランジスタ91bがONする。また、インバータ9
4bにより反転されたNODE5は、“H”レベルとな
り、トランジスタ95a〜95n,95p,95qは、
ONする。また、このとき列アドレス信号CA,ZCA
は、“L”レベルのままなので、p型トランジスタ96
a〜96n,96p,96qはONし、NORゲート9
9a,99b,99c,99dに“H”レベルが入力さ
れる。NORゲート99a,99b,99c,99dの
出力は“L”レベルとなる。NANDゲート100の出
力である信号ZSCSは“H”レベルとなり、インバー
タ94cにより反転された信号SCSは“L”レベルの
ままとなる。
【0078】次に、信号ZSCPが“L”レベルから
“H”レベルに変化すると、n型トランジスタ92がO
Nし、NODE4は“L”レベルに変化する。インバー
タ94aの出力は“H”レベルとなり、p型トランジス
タ91bはOFFする。インバータ94bにより反転さ
れNODE5は“L”レベルに変化し、n型トランジス
タ95a〜95n,95p,95qはOFFする。次
に、列アドレス信号CA<0>〜CA<7>,ZCA<
0>〜ZCA<7>が変化するが、そのうち1つは必ず
“L”レベルになる。したがって、p型トランジスタ9
6a〜96n,96p,96qのうち半分は必ずONす
る。NORゲート99a,99b,99c,99dに
は、“H”レベルが入力されるので、NORゲート99
a,99b,99c,99dの出力は“L”レベルとな
る。NANDゲート100の出力である信号ZSCSは
“H”レベルのままで、インバータ94cの出力である
信号SCSは“L”レベルのまま保持される。以上のよ
うに、ヒューズ93,98a〜98n,98p,98q
が使用されてない場合には、信号ZSCSは“H”レベ
ルのままで、信号SCSは“L”レベルのまま保持され
る。
【0079】図18(a)において、信号SCSは
“L”レベルであるので、NANDゲート131の出力
は“H”レベルとなる。インバータ132aにより反転
された、信号SCSLは“L”レベルになり、スペアコ
ラム選択線は活性化されない。また、図16に示すよう
に、信号ZSCSのそれぞれである信号ZSCSA,Z
SCSB,ZSCSC,ZSCSDが入力されるNAN
Dゲート111の出力は“L”レベルとなる。インバー
タ112により反転された信号NCEは“H”レベルと
なる。ここで、たとえば列アドレスおよびコラムプリデ
コード信号が取込まれ、CA<5>=1,CA<6>=
1,CA<7>=1,CA<8>=1,Y<0>=1,
Y<1>=0,Y<2>=0,Y<3>=0,YJ=1
とすると、図17(a)においてNANDゲート121
aの出力は“L”レベルとなる。NANDゲート121
cにインバータ122aにより反転された“H”レベル
が入力される。
【0080】次に、図17(b)において、信号CDE
が“L”レベルから“H”レベルに変化すると、NAN
Dゲート121bの出力は“L”レベルになる。インバ
ータ122bにより反転された信号SCSEは“H”レ
ベルになる。なお、図18(a)において、信号SCS
Eが“H”レベルに変化するが、NANDゲート131
の他方の入力である信号SCSが“L”レベルのままで
ある。したがって、NANDゲート131の出力は
“H”レベルであり、インバータ132aの出力である
信号SCSLは“L”レベルのままである。次に、図1
7(a)において、NANDゲート121aの入力は、
すべて“H”レベルであるので、出力は“L”レベルと
なる。したがって、インバータ122aの出力は“H”
レベルとなる。ここで、信号NCEも“H”レベルなの
で、信号CDEが“L”レベルから“H”レベルに変化
すると、NANDゲート121cの出力は“L”レベル
になる。インバータ122cにより反転された信号CB
Sは“H”レベルになる。図18(b)において、Y<
0>=1,Y<1>=Y<2>=Y<3>=0,YJ=
1としていたので、p型トランジスタ134d,134
g,134jがONし、NODE7,8,9は、“H”
レベルになる。インバータ132c,132d,132
eの出力である信号CSL<1>,CSL<2>,CS
L<3>は、“L”レベルになる。また、n型トランジ
スタ133a,133fは、ONしているので、信号C
BSが“H”レベルになると、n型トランジスタ133
eがONしてNODE6は“L”レベルになる。インバ
ータ132bの出力である信号CSL<0>は、“H”
レベルになる。このようにして、信号CSL<0>によ
り、コラム選択線が活性化されることになる。
【0081】次に、スペアコラム選択線が活性化される
ことについて説明する。図15において、スペアコラム
選択線が使用される場合には、必ずヒューズ93はブロ
ーされる。次に、たとえば列アドレス信号CA<0>=
0,CA<1>=0,CA<2>=0,CA<3>=
0,CA<4>=0,CA<5>=1,CA<6>=
1,CA<7>=1が不良列アドレスだとする。その場
合、ブローされるヒューズは、ヒューズ98a,98
c,98e,98g,98i,98l,98n,98q
である。
【0082】信号ZSCPが“L”レベルのとき、p型
トランジスタ91aがONし、NODE4は“H”レベ
ルとなる。インバータ94aの出力は“L”レベルとな
るので、p型トランジスタ91bがONする。インバー
タ94bの出力であるNODE5は“H”レベルになる
ので、n型トランジスタ95a〜95n,95p,95
qはONする。このとき、列アドレス信号CA<0>〜
CA<7>,ZCA<0>〜ZCA<7>は“L”レベ
ルなので、p型トランジスタ96a〜96n,96p,
96qがONして、NORゲート99a,99b,99
c,99dに“H”レベルが入力される。その出力は
“L”レベルとなるので、NANDゲート100の出力
である信号ZSCSは“H”レベルになり、インバータ
94cの出力である信号SCSは“L”レベルになる。
【0083】次に、信号ZSCPが“H”レベルに変化
すると、n型トランジスタ92がONするが、ヒューズ
93がブローされているので、NODE4は“H”レベ
ルであり、p型トランジスタ91bがONしたままなの
で、NODE4は“H”レベルに保たれる。このため、
NODE5は、“H”レベルの状態を保持することにな
る。次に、不良列アドレスであるCA<0>=0,CA
<1>=0,CA<2>=0,CA<3>=0,CA<
4>=0,CA<5>=1,CA<6>=1,CA<7
>=1が選択されると、p型トランジスタ96a,96
c,96e,96g,96i,96l,96n,96q
がONする。ヒューズ98a,98c,98e,98
g,98i,98l,98n,96qはブローされてお
り、それぞれの“H”レベルは、NORゲート99a,
99b,99c,99dには入力されない。また、n型
トランジスタ97b,97d,97f,97h,97
j,97k,97m,97pはONし、NORゲート9
9a,99b,99c,99dにはすべて“L”レベル
が入力され、その出力はすべて“H”レベルになる。こ
れにより、NANDゲート100の出力である信号ZS
CSは“L”レベルに変化し、インバータ94cの出力
である信号SCSは“H”レベルとなる。
【0084】図16において、信号ZSCSである信号
ZSCSA,ZSCSB,ZSCSC,ZSCSDのう
ちヒューズが使用されている信号は“L”レベルなの
で、NANDゲート111の出力は“H”レベルにな
る。インバータ112の出力である信号NCEは“L”
レベルになる。これにより、図17(a)における信号
NCEが入力されるNANDゲート121cの出力は
“H”レベルになり、インバータ122cの出力である
信号CBSは“L”レベルになる。ここで、CA<5>
=CA<6>=CA<7>=1なので、NANDゲート
121aの出力は“L”レベルでインバータ122aの
出力は“H”レベルとなる。信号CDEが“H”レベル
に変化しても、信号NCEが“L”レベルのままなの
で、NANDゲート121cの出力は“H”レベルであ
る。インバータ122cで反転された信号CBSは
“L”レベルのままである。次に、図18において、信
号CBSが“L”レベルなので、p型トランジスタ13
4b,134e,134h,134kがONし、NOD
E6,7,8,9は“H”レベルとなる。インバータ1
32b,132c,132d,132eの出力である信
号CSL<0>,CSL<1>,CSL<2>,CSL
<3>は“L”レベルのままとなる。これにより、コラ
ム選択線は活性化されないことになる。
【0085】次に、図17(b)において、CA<8>
=1の状態で信号CDEが“L”レベルから“H”レベ
ルに変化すると、NANDゲート121bの出力は
“L”レベルになる。インバータ122bの出力である
信号SCSEは“H”レベルになる。ここで、図18
(a)において、信号SCSが“H”レベルなので、信
号SCSEが“H”レベルになると、NANDゲート1
31の出力は、“L”レベルになる。インバータ132
aの出力である信号SCSLは“H”レベルとなる。こ
れにより、スペアコラム選択線が活性化されることにな
る。
【0086】以上のような動作で、不良メモリセルにで
はなく、スペアメモリセルに行アドレスが送られるよう
にプログラムするヒューズを行デコーダの近くに配置
し、不良メモリセルでなく、スペアメモリセルに列アド
レスが送られるようにプログラムするヒューズを列デコ
ーダの近くに配置したので、ワード線、スペアワード
線、コラム選択線およびスペアコラム選択線の立上げを
高速化できる。
【0087】図20は、図1のヒューズブロックが行系
および列系に分離されたことによる効果を説明するため
の図である。
【0088】以下、図26に示した従来例と異なる部分
について特に説明する。メモリセルアレイ12a,12
b,12c,12dは、前述したように行方向および列
方向に分割されている。そのため、たとえばメモリセル
アレイ12aの行方向の分割によるメモリセルアレイ部
に対して、2組のヒューズブロック217a,217b
が配置される。同様に、他のメモリセルアレイ部に対し
ても、ヒューズブロック217c,217dが配置され
る。他のメモリセルアレイ12bにおいても、ヒューズ
ブロック217i,217jが対になって配置され、2
17k,217lが対になって配置される。メモリセル
アレイ12cに対しても、ヒューズブロック217m,
217nが配置され、ヒューズブロック217o,21
7pが配置される。メモリセルアレイ12dに対して
も、ヒューズブロック217e,217fが配置され、
ヒューズブロック217g,217hが配置される。他
の異なる構成としては、図26に示した従来例では、外
部信号入力パッド201a〜201xがチップ11の外
側に二列に分かれて設けられていたのに対し、図20に
示した実施例では、外部信号入力パッド221a〜22
1pがメモリセルアレイ12c,12dの間およびメモ
リセルアレイ12a,12bの間に1列で設けられてい
る。.外部信号入力パッド221a,221oは、接地
電位Vssを入力する。外部信号入力パッド221b,
221pは、電源VDDを入力する。外部信号入力パッ
ド221c〜221fは、アドレスピンであり、図では
省略したが、13個並んでいる。その順は、A6、A
5、A7、A4、A8、A3、A9、A2、A10、A
1、A11、A0、A12である。そして、それぞれの
アドレスピンは、アドレス信号A0〜A12を入力す
る。外部信号入力パッド221gは、ロウアドレススト
ローブ信号/RASを入力する。外部信号入力パッド2
21hは、アウトプットイネーブル信号/OEを入力す
る。外部信号入力パッド221iは、ライトイネーブル
信号/WEを入力する。外部信号入力パッド221j
は、コラムアドレスストローブ信号/CASを入力す
る。外部信号入力パッド221k,221l,221
m,221nは、入出力ピンであり、図では省略したが
16個並んでいる。その順は、DQ7、DQ8、DQ
6、DQ9、DQ5、DQ10、DQ4、DQ11、D
Q3、DQ12、DQ2、DQ1、DQ14、DQ0、
DQ15である。これにより、I/O構成が16倍まで
1チップで作製可能となっている。
【0089】たとえば外部信号入力パッド221c,2
21dのそれぞれからプリデコーダ219に行アドレス
および列アドレスであるアドレスA6,A5がそれぞれ
入力される。そして、プリデコーダ219でプリデコー
ドされた行アドレスは、ヒューズブロック217a〜2
17pにそれぞれ入力される。そして、設定されたプロ
グラムに応じて、メモリセルに対応した行アドレスがス
ペアメモリセルに対応した行アドレスに変更される。
【0090】特に、この図20から明らかなように、プ
リデコーダ219から各メモリセルに伝達する信号の伝
播距離は、たとえばメモリセルアレイ12cであれば、
最長で長さL2 で済み、図26に示した従来例に比べ
て、長さL1 だけ短くて済む。さらに、図26に示した
従来例に比べて、伝播距離が長さL1 だけ短くてすむだ
けでなく、プリデコーダ219から出力されるヒューズ
を使用する場合の信号とヒューズを使用しない場合の信
号との時間差がなくなる。また、メモリセルアレイ12
cに関してだけでなく、全体としても最長伝播距離は短
くなる。すなわち、プリデコーダ219からメモリセル
アレイ12a,12b,12c,12dのそれぞれに入
力されるまでの伝播距離は、最長で4×L2 +2×L3
である。これに対して、図26に示した従来例では、最
長長さは、4×L2 +4×L1 +2×L3 である。した
がって、全体の最長伝播距離は、図26に示した従来例
に比べて図20に示した実施例では、4×L1 の分だけ
短くなる。このことは、特に、ワード線またはスペアワ
ード線を立上げることを高速化できる。
【0091】さらに、図20から明らかなように、外部
信号入力パッド221a〜221oが1列で配列されて
設けられているため、図26に示した従来例に比べてチ
ップ面積が有効に利用される。すなわち、図26に示し
た従来例では、外部信号入力パッド201a〜201x
が2列にわたって配列されているため、外部信号入力パ
ッドとしてのチップ部分を2列必要としている。しかし
ながら、図20に示した実施例では、1列で外部信号入
力パッド221a,221bが配列されているので、約
1列分だけチップ面積が有効に利用される。
【0092】図21は、図20に示したメモリアレイに
対してのアドレス割付を説明するための図である。
【0093】以下、図27に示した従来のアドレス割付
と異なる部分について特に説明する。図27に示した従
来例では、たとえばメモリセルアレイ12a,12bの
中で分割されたメモリセルアレイ部がロウアドレスRA
によって同時に立上げられた。しかしながら、図21に
示した実施例では、たとえばメモリセルアレイ12a,
12dの中で分割されたメモリセルアレイ部が同時に立
上げられる。すなわち、たとえばロウアドレスRA11
が1の場合には、メモリセルアレイ12a,12dが選
択される。そして、ロウアドレスRA12が0の場合
に、メモリセルアレイ12a,12dのそれぞれの上部
が選択される。ロウアドレスRA10が0、ロウアドレ
スRA9が0、ロウアドレスRA8が0の場合に、分割
されたメモリセルアレイ部223a,223b,223
c,223dが選択される。これらの4つのメモリセル
アレイ部223a,223b,223c,223dか
ら、1つが選択されるためには、コラムアドレスCA1
2と、コラムアドレス10の値が0または1に決定され
ればよい。すなわち、コラムアドレスCA12が0で、
コラムアドレスCA10が0の場合には、メモリセルア
レイ部223aが選択される。さらに、メモリセルアレ
イ部223aは、コラムアドレスCA11と、コラムア
ドレスCA8によって列方向の4分割のうちのいずれか
1つが選択される。
【0094】このようなアドレス割付によって選択され
る行方向の32分割および列方向の4分割によるメモリ
セルアレイ部に対して、図5および図6に示したヒュー
ズブロックおよび比較回路などが設けられたので、メモ
リセルアレイ部ごとにスペアワード線およびスペアコラ
ム選択線を使用できる。したがって、その分だけ不良の
生じたメモリセルアレイを救済する自由度は大きくな
る。
【0095】図22は、この発明の第2の実施例による
半導体記憶装置の概略ブロック図である。
【0096】図1から図21に示した第1の実施例で
は、列系デコーダの近くに列系ヒューズブロックを配置
し、行デコーダの近くに行系ヒューズブロックを配置す
ることにとどまった。しかしながら、さらに、この実施
例では、列系ヒューズブロック内のヒューズ141と行
系ヒューズブロック内のヒューズ142のすべてのヒュ
ーズが同一方向で配列される。これにより、マスクずれ
が起きにくいだけでなく、ヒューズをブローすることも
簡単になるので、装置の生産性を上げることができる。
【0097】図23は、この発明の第3の実施例による
半導体記憶装置の概略ブロック図である。
【0098】図23を参照して、図22に示した第2の
実施例では、列系ヒューズブロック22c内のヒューズ
141と行系ヒューズブロック21c内のヒューズ14
2の配列の向きに着目したが、この実施例では、メモリ
セルアレイ12cを機能させる装置内152に設けられ
た他のヒューズ151の向きも考慮する。すなわち、列
系ヒューズブロック22c内のヒューズ141と行系ヒ
ューズブロック21c内のヒューズ142および装置内
152のヒューズ151がすべて同一方向で配列され
る。これにより、図16に示した第2の実施例よりもさ
らに生産性の高い半導体記憶装置を提供することができ
る。
【0099】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、行デコーダ手段および行アドレス変更手段間の
距離が行デコーダ手段および列アドレス変更手段間の距
離に比べて小さく、列デコーダ手段および列アドレス変
更手段間の距離が列デコーダ手段および行アドレス変更
手段間の距離に比べて小さくしたので、行アドレスおよ
び列アドレスの信号伝播時間を小さくでき、行デコーダ
手段および列デコーダ手段の動作を高速化できる。
【0100】さらに、請求項2に記載の発明によれば、
行アドレス変更手段としての第1のヒューズと列アドレ
ス変更手段としての第2のヒューズが同一方向で配列さ
れたので、たとえばマスクずれが起きにくいだけでな
く、ヒーズがブローされることも簡単になるため、生産
性の高い半導体記憶装置が提供される。
【0101】さらに、請求項3に記載の本発明によれ
ば、第1のヒューズおよび第2のヒューズに加えて、メ
モリセルアレイを機能させるための第3のヒューズをも
同一方向で配列されたので、より生産正の高い半導体記
憶装置が提供される。
【0102】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
複数の外部信号入力手段が基板の上に1列に配列された
ので、外部信号入力手段として必要とされる面積を少な
くでき、基板の面積を有効に利用できる。
【0103】請求項5に記載の発明によれば、行デコー
ダ手段および行アドレス手段が複数のメモリセルアレイ
部の行方向の分割に対応して設けられ、列デコーダ手段
および列アドレス変更手段が複数のメモリセルアレイ部
の列方向の分割に対応して設けられたので、その分割ご
とにメモリセルまたはスペアメモリセルの行および列を
指定でき、置換の自由度を大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例による半導体記憶装
置の概略ブロック図である。
【図2】 図1の要部拡大ブロック図である。
【図3】 図2のメモリセルアレイの分割状態を示した
第1の要部拡大図である。
【図4】 図2のメモリセルアレイの分割状態を示した
第2の要部拡大図である。
【図5】 図3の行方向に分割されたメモリセルアレイ
の1つの分割に対応する行デコーダおよびヒューズブロ
ックを示した図である。
【図6】 図4の列方向に分割されたメモリセルアレイ
の1つの分割に対応する列デコーダおよびヒューズブロ
ックを示した図である。
【図7】 図5に示した部分の詳細なブロック図であっ
て、図2における行系ヒューズ回路、行系制御回路およ
び行デコーダに対応した図である。
【図8】 図7における行系ヒューズ回路の一部の第1
の具体的回路図である。
【図9】 図7における行系ヒューズ回路の一部の第2
の具体的回路図である。
【図10】 図7の行系制御回路の具体的回路図であ
る。
【図11】 図7の行デコーダにおける一部の第1の具
体的回路図である。
【図12】 図7における行デコーダの一部の第2の具
体的回路図である。
【図13】 この発明の第1の実施例による半導体記憶
装置の動作を説明するための第1のタイムチャートであ
る。
【図14】 図6に示した部分の詳細なブロック図であ
って、図2における列系ヒューズ回路、第2列系制御回
路、第1列系制御回路、読出書込回路および列デコーダ
に対応した図である。
【図15】 図14における列系ヒューズ回路の一部の
第1の具体的回路図である。
【図16】 図14における列系ヒューズ回路の一部の
第2の具体的回路図である。
【図17】 図14の第2列系制御回路の具体的回路図
である。
【図18】 図14の列デコーダの具体的回路図であ
る。
【図19】 この発明の第1の実施例による半導体記憶
装置の動作を説明するための第2のタイムチャートであ
る。
【図20】 図1のヒューズブロックが行系および列系
に分離されたことによる効果を説明するための図であ
る。
【図21】 図20に示したメモリセルアレイに対して
のアドレス割付を説明するための図である。
【図22】 この発明の第2の実施例による半導体記憶
装置の概略ブロック図である。
【図23】 この発明の第3の実施例による半導体記憶
装置の概略ブロック図である。
【図24】 従来の半導体記憶装置の概略ブロック図で
ある。
【図25】 図22の要部拡大ブロック図である。
【図26】 図24のヒューズブロックがチップの中央
部に配置された理由について説明するための図である。
【図27】 図26に示したメモリセルアレイに対して
のアドレス割付を説明するための図である。
【図28】 図27のメモリセルアレイの拡大図であっ
て、スペアワード線による置換を説明するための図であ
る。
【図29】 図26に示したヒューズブロック内部の回
路構成を示した図である。
【符号の説明】
10 半導体記憶装置、12a,12b,12c,12
d メモリセルアレイ、13a,13b,13c,13
d 行デコーダ、14a,14b,14c,14d 列
デコーダ、15a,15b,15c,15d ヒューズ
ブロック、21a,21b,21c,21d 行系ヒュ
ーズブロック、22a,22b,22c,22d 列系
ヒューズブロック、23 列系ヒューズ回路、24 行
系ヒューズ回路、25a,81a ヒューズブロック
A、25b,81b ヒューズブロックB、33a,3
3b,33c,33d,33e,33f,33g,33
h,33i,33j,33k,33l,33m,33
n,98a,98b,98c,98d,98e,98
f,98g,98h,98i,98j,98k,98
l,98m,98n,98p,98q,141,14
2,151 ヒューズ、31a,31b,31c,31
d,31e,31f,31g,31h,31i,31
j,31k,31l,31m,31n,92,95a,
95b,95c,95d,95e,95f,95g,9
5h,95i,95j,95k,95l,95m,95
n,95p,95q,97a,97b,97c,97
d,97e,97f,97g,97h,97i,97
j,97k,97l,97m,97n,97p,97q
n型トランジスタ、32a,32b,91a,91
b,96a,96b,96c,96d,96e,96
f,96g,96h,96i,96j,96k,96
l,96m,96n,96p,96q p型トランジス
タ、34,94a,94b,94c インバータ、81
c ヒューズブロックC、81d ヒューズブロック
D、99a,99b,99c,99d NORゲート、
100 NANDゲート、152 装置内、201a,
201b,221a,221b 外部信号入力パッド、
205a,205b,205c,205d,217a〜
217p ヒューズブロック、207a,207b,2
07c,207d,213a,213b,223a,2
23b,223c,223d メモリセルアレイ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱本 武史 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社ユー・エル・エス・アイ開発研究 所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが行方向および列方向に配設さ
    れた複数のメモリセルおよび複数のスペアメモリセルを
    有するメモリセルアレイ、 行アドレスをデコードして前記複数のメモリセルまたは
    前記複数のスペアメモリセルの各行を指定する行デコー
    ダ手段、 列アドレスをデコードして前記複数のメモリセルまたは
    前記複数のスペアメモリセルの各列を指定する列デコー
    ダ手段、 前記複数のメモリセルのいずれかに対応した行アドレス
    を前記複数のスペアメモリセルのいずれかに対応した行
    アドレスに変更する行アドレス変更手段、および前記複
    数のメモリセルのいずれかに対応した列アドレスを前記
    複数のスペアメモリセルのいずれかに対応した列アドレ
    スに変更する列アドレス変更手段を備え、 前記行デコーダ手段および前記行アドレス変更手段間の
    距離は、前記行デコーダ手段および前記列アドレス変更
    手段間の距離に比べて小さく、 前記列デコーダ手段および前記列アドレス変更手段間の
    距離は、前記列デコーダ手段および前記行アドレス変更
    手段間の距離に比べて小さい、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記行アドレス変更手段は、第1のヒュ
    ーズを含み、 前記列アドレス変更手段は、第2のヒューズを含み、 前記第1のヒューズおよび前記第2のヒューズは同一方
    向で配列される、請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記メモリセルアレイを機能さ
    せるための第3のヒューズを備え、 前記第1、第2および第3のヒューズは同一方向で配列
    される、請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリセルアレイは、基板上に設け
    られ、 さらに、前記基板の外部からの信号を前記メモリセルア
    レイを機能させるための信号として前記基板の内部に入
    力する複数の外部信号入力手段を備え、 前記各外部信号入力手段は、前記基板上に一列で設けら
    れる、請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリセルアレイは、それぞれが行
    方向および列方向で分割された複数のメモリセルアレイ
    部を含み、 前記行デコーダ手段および前記行アドレス変更手段は、
    それぞれが前記複数のメモリセルアレイ部の行方向の分
    割に対応して設けられる複数の行デコーダ手段および複
    数の行アドレス変更手段を含み、 前記列デコーダ手段および前記列アドレス変更手段は、
    それぞれが前記複数のメモリセルアレイ部の列方向の分
    割に対応して設けられる複数の列デコーダ手段および複
    数の列アドレス変更手段を含む、請求項1記載の半導体
    記憶装置。
JP6134503A 1993-09-16 1994-06-16 半導体記憶装置 Withdrawn JPH07135300A (ja)

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JP6134503A JPH07135300A (ja) 1993-09-16 1994-06-16 半導体記憶装置
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KR100466512B1 (ko) * 2001-11-17 2005-01-15 기아자동차주식회사 차량용 이동식 루프 캐리어
KR100463198B1 (ko) * 2002-02-05 2004-12-23 삼성전자주식회사 데이터 라인 리던던시 스킴을 구비한 반도체 메모리 장치

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