JP3279787B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3279787B2
JP3279787B2 JP33996293A JP33996293A JP3279787B2 JP 3279787 B2 JP3279787 B2 JP 3279787B2 JP 33996293 A JP33996293 A JP 33996293A JP 33996293 A JP33996293 A JP 33996293A JP 3279787 B2 JP3279787 B2 JP 3279787B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置、さら
にはそれの動作速度の高速化技術に関し、例えばシンク
ロナスDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・
メモリ)に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMは、アドレスバッファ、デコー
ダ、センス増幅器などの周辺回路にはクロックに同期し
て動作するダイナミック型の回路が用いられ、消費電力
の低下が図られている。このため、1〜3相の外部クロ
ックが必要とされ、これらのクロックに基づいて内部回
路クロックを発生させて周辺回路を制御、あるいは駆動
するようにしている。そのようなDRAMにおいては、
ランダムアクセスが主体であり、アクセス毎にロウアド
レス、カラムアドレスの読み込みを順次行うことによ
り、メモリセルが選択される。周辺回路の各部は、メモ
リセルの情報破壊を防ぐため、行選択、メモリセル情報
の検出、列選択の手順に従うように内部クロックによっ
て制御される。
【0003】尚、DRAMについて記載された文献の例
としては、昭和59年11月30日に株式会社オーム社
から発行された「LSIハンドブック(第486頁
〜)」がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、MPU
(マイクロ・プロセッシング・ユニット)の動作サイク
ルの向上により、それとDRAMとの動作時間差が問題
となっており、それの解決方法一つとして、MPUのク
ロックに同期してデータの書込み、読出しを行うように
したシンクロナスDRAMが提案されている。従来のD
RAMには、1本のワード線が選択レベルに駆動される
と、それにつながる全てのメモリセルが活性化されるの
を利用して、列デコーダのみの活性化により高速読出し
/書込みを可能とするページモードがあり、DRAMの
バーストモードにおいて上記ページモードに相当するモ
ードを実現することにより、データ入出力の高速化が可
能とされる。
【0005】図5にはシンクロナスDRAMの構成例が
示される。
【0006】このシンクロナスDRAMは、メモリバン
ク1(Bank1)と、メモリバンク0(Bank0)
とを有する。このメモリバンク(以下、単に「バンク」
ともいう)1とメモリバンク0とは基本的には同一構成
とされ、それぞれ複数のメモリセルがアレイ状に配列さ
れて成るメモリマット511,512、513,514
を含む。また、カラムアドレスバッファ515、カラム
アドレスプリデコーダ517、カラムデコーダ501〜
508、冗長比較回路518、カラム系制御回路51
6、メインアンプMAが設けられている。上記カラムア
ドレスバッファ515を介して取込まれたカラムアドレ
スは、上記カラムアドレスプリデコーダ517によって
プリデコードされる。このカラムアドレスプリデコーダ
517のプリデコード出力は、それぞれバンク0、バン
ク1に対応して形成されたカラムアドレスバスYBUS
1、YBUS0を介して、カラムデコーダ501〜50
4、及びカラムデコーダ505〜508へ伝達され、そ
こでデコードされることにより、各メモリマット531
〜538においてカラム選択スイッチを制御するための
データ線選択信号512が生成されるようになってい
る。つまり、カラムデコード結果に基づいて、対応する
データ線選択信号が521が選択レベルにアサートさ
れ、各メモリマット531〜538におけるデータ線が
選択的にコモンデータ線に結合されることによって、メ
モリセルデータの読出しが可能とされる。読出されたメ
モリセルデータは、対応するメインアンプMAを介して
外部出力可能とされる。また、カラムアドレスが冗長比
較回路518に入力されると、その入力アドレスと冗長
救済アドレスとが比較され、それらが一致した場合に
は、正規のカラムアドレスに代えて冗長救済アドレスが
選択されるようになっている。
【0007】図5に示されるシンクロナスDRAMのよ
うに、複数のバンクを有する半導体メモリにおいて、カ
ラム系回路の高速動作を図るため、カラムデコーダ50
1〜508の分散配置が必要不可欠とされるが、バンク
B0/1では、互いに独立して活性化マット選択が行わ
れるため、バンク別にカラムアドレス信号を供給する必
要がある。そのためにカラムアドレスプリデコーダ51
8のプリデコード出力をカラムアドレスデコーダ501
〜508へ伝達するためのカラムアドレスバスYBUS
1,YBUS0を、バンク1,バンク0に対応して形成
しなければならず、そのことが、半導体記憶装置のチッ
プ面積の縮小化を阻害する主たる要因とされるのが、本
発明者によって見いだされた。
【0008】また、カラム系回路動作において、アドレ
スバッファ515からのアドレス出力と冗長救済アドレ
スとが、冗長比較回路518で比較され、その判定結果
により、カラムアドレスプリデコーダ517からノーマ
ルアドレス/冗長救済アドレスのいずれかのプリデコー
ド信号が出力されるようになっているため、プリデコー
ド対象とされるカラムアドレスがカラムアドレスプリデ
コーダ517に既に取込まれているにもかかわらず、冗
長比較回路518からアドレス比較結果が伝達されるま
ではプリデコード出力を行うことができない。そしてこ
のことが、カラム系アドレシングの高速化を妨げる主た
る要因とされるのが、本発明者によって明らかとされ
た。
【0009】さらに、メインアンプMAを起動するため
の信号は、カラム系制御回路516からの遅延信号に基
づいて生成されるため、その生成において、データ線選
択信号512のばらつきを考慮する必要がある。つま
り、データ線選択信号512の生成系としての冗長比較
回路518や、カラムデコーダ501〜508の応答を
勘案して、上記メインアンプMAの起動信号の遅延量を
設定する必要がある。その場合、カラムアドレスの遅延
量のばらつきを見込んでタイミングマージンを大きくと
る必要があることから、そのことも、動作高速化の妨げ
になっている。
【0010】本発明の目的は、半導体記憶装置のチップ
面積の低減化を図ることがある。また、本発明の別の目
的は、半導体記憶装置の動作の高速化を図ることにあ
る。
【0011】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0013】すなわち、カラムアドレスバスを複数のメ
モリバンク間で共有させ、当該カラムアドレスバスを介
して伝達されたカラムアドレスをカラムデコーダに選択
的に取込むための選択手段を設けて半導体記憶装置を構
成する。このとき、上記選択手段は、上記カラムデコー
ダ毎に、それの近傍に配置することができる。さらに、
入力されたカラムアドレスと、予め設定された冗長救済
アドレスとを比較するための比較手段と、この比較結果
に基づいて、上記カラムデコーダのデコード対象アドレ
スを冗長救済アドレスに置き代えるための冗長救済手段
とを含む場合において、この冗長救済手段を、対応する
カラムデコーダ毎に、それの近傍に配置することができ
る。
【0014】
【作用】上記した手段によれば、カラムアドレスバスを
複数のメモリバンク間で共有させることは、メモリバン
ク毎に専用のカラムアドレスバスを設けるのに比べて、
カラムアドレスバスの占有面積を低減するように作用
し、このことが、チップ面積の低減化を達成する。
【0015】また、上記選択手段を、対応するカラムデ
コーダ毎に、それの近傍に配置することは、カラムアド
レスバスと、上記カラムデコーダとの間の配線の適正化
を達成する。
【0016】さらに、上記冗長救済手段を、上記カラム
デコーダ毎に、それの近傍に配置することは、入力アド
レスと冗長救済アドレスとの比較動作に要する時間を利
用して、カラムアドレスを全てのカラムデコーダの近傍
にまで伝達することを可能とする。このことが、メイン
アンプMAの起動信号の遅延量設定における動作タイミ
ングマージンの減少化を可能とし、カラムアドレシング
の高速化、ひいては半導体記憶装置の動作の高速化を達
成する。
【0017】
【実施例】図4には本発明に係る半導体記憶装置の一実
施例であるシンクロナスDRAMの全体的な構成が機能
的に示される。同図に示されるシンクロナスDRAM
は、特に制限されないが、公知の半導体集積回路製造技
術により、単結晶シリコン基板などの一つの半導体基板
に形成される。
【0018】図4に示されるシンクロナスDRAMは、
特に制限されないが、外部から入力されるロウアドレス
の一部によって選択可能な二つのメモリバンク1(Ba
nk1),メモリバンク0(Bank0)を有する。バ
ンク1,0は、それぞれダイナミック型メモリセルをア
レイ状に配列して成る複数のメモリマットを有する。こ
のバンク選択回路405は、上記バンク1,0に対して
カラムアドレスを選択的に伝達させることによって、ア
クセス対象バンクを選択するためのバンク選択回路40
5が設けられている。このバンク選択回路405は、後
に詳述するように、メモリマットに対応して配置された
複数のバンクセレクタを含む。
【0019】ロウアドレスバッファ411が設けられ、
このロウアドレスバッファ411を介して取込まれたロ
ウアドレスが、後段のロウアドレスプリデコーダ410
によってプリデコードされた後に、ロウデコード回路4
08,409に伝達されるようになっている。このロー
デコード回路408、409のデコード出力に基づい
て、上記バンク1,0に含まれるワード線の選択信号が
生成される。尚、ロウアドレス上位ビットは、バンク
1,0の選択ビットとして利用される。
【0020】また、外部からカラムアドレスバッファ1
15を介して入力されたカラムアドレスを初期アドレス
としてそれに続くカラムアドレスを生成するためのカラ
ムアドレスカウンタ414が設けられ、生成されたカラ
ムアドレスが、カラムアドレスプリデコーダ117に伝
達され、そこでプリデコードされた後に、上記バンク選
択回路405に伝達されるようになっている。
【0021】ロウアドレスのデコード出力に基づいて一
つのワード線が選択レベルに駆動されると、それに結合
されたメモリセルが選択される。このとき、カラムアド
レスのデコードによって生成されたデータ線選択信号に
基づいてカラム選択スイッチが動作されることによっ
て、データ線が選択的にコモンデータ線に結合され、そ
れによって、上記メモリセルへのデータ書込み、又は当
該メモリセルからのデータ読出しが可能とされる。メモ
リセルデータの信号レベルは微弱であるため、それを増
幅するためのセンスアンプ403,407が設けられて
いる。このセンスアンプ403,407で増幅されたメ
モリセルデータは、それぞれ入出力回路401,402
に含まれるメインアンプMAを介して、外部出力可能と
される。また、外部からの書込みデータは、上記入出力
回路401に含まれるライトアンプWAで増幅された後
にコモンデータ線に伝達され、上記のようにカラムアド
レスに基づいて選択されたデータ線を介して、対応する
メモリセルに伝達されることによって、書込み可能とさ
れる。
【0022】図1には上記シンクロナスDRAMにおけ
る主要部の構成例が、実際のレイアウトに近い形で示さ
れる。
【0023】特に制限されないが、バンク1(Bank
1)と、バンク0(Bank0)は半導体チップにおい
て対応配置される。バンク1とバンク0とは、基本的に
同一構成とされ、それぞれ複数のメモリセルがアレイ状
に配列されて成るメモリマット131〜138を含む。
また、カラムアドレスバッファ115や、比較的大きな
レイアウト面積を占めるカラムアドレスプリデコーダ1
17、冗長比較回路118、カラム系制御回路116
は、全てのメモリマットのアクセスパスが可能な限り短
くなるような位置に配置される。本実施例では、特に制
限されないが、バンク1において、メモリマット132
とメモリマット133との間に、カラムアドレスバッフ
ァ115や、カラムアドレスプリデコーダ117、冗長
比較回路118、カラム系制御回路116を配置するよ
うにしている。
【0024】バンク1とバンク0との間に、プリデコー
ド信号を伝達するためのカラムアドレスバスYBUSが
設けられている。本実施例においては、チップ面積の低
減のため、カラムアドレスバスYBUSを一系統とし、
バンク1とバンク0とで当該一系統のカラムアドレスバ
スYBUSを共有している。そしてそのようにカラムア
ドレスバスが共有された場合において、カラムアドレス
伝達の適正化図るため、カラムアドレスデコーダ101
〜108に対応してバンクセレクタBS1〜BS8が設
けられ、カラムアドレスバスYBUSに伝達されたカラ
ムアドレスが、バンクセレクタBS1〜BS8によっ
て、対応するカラムデコーダ101〜108に選択的に
取込まれるようになっている。
【0025】上記カラムアドレスバッファ115を介し
て取込まれたカラムアドレスが、上記カラムアドレスプ
リデコーダ117によってプリデコードされ、このプリ
デコード出力が、カラムデコーダ101〜108へ伝達
され、そこでデコードされることにより、カラム選択ス
イッチを選択的に制御するための制御信号が生成される
ようになっている。このカラムスイッチによってデータ
線が選択的にコモンデータ線に結合されることによっ
て、メモリセルデータの読出しが可能とされる。読出さ
れたメモリセルデータは、対応するメインアンプMAを
介して外部出力可能とされる。メモリセルからの読出し
データを外部出力可能とするためのメインアンプMA
は、バンク1,0毎に、それぞれメモリマット131〜
138の近傍に複数配列される。
【0026】また、カラムアドレスが冗長比較回路11
8に入力されると、その入力アドレスと冗長救済アドレ
スとが比較され、それらが一致した場合には、正規のカ
ラムアドレスに代えて冗長救済アドレスが選択されるよ
うになっている。
【0027】ここで、この冗長比較回路118が、本発
明における比較手段の一例とされる。
【0028】そのような冗長比較回路118での比較結
果は上記バンクセレクタBS1〜BS8に伝達される。
バンクセレクタBS1〜BS8では、上記冗長比較回路
118から伝達されたアドレス比較結果に基づいて、カ
ラムデコーダへ出力すべきカラム冗長救済信号の論理状
態が決定される。このカラム冗長救済信号125は、特
に制限されないが、ハイアクティブの信号とされ、この
カラム冗長救済信号がハイレベルにアサートされた場合
に、カラムアドレスデコーダ101〜108においてカ
ラムアドレスの置換えが行われる。尚、カラム冗長救済
信号は2系統有する。つまり、本実施例においては、特
に制限されないが、冗長救済可能なアドレスが2種類用
意されている。
【0029】上記カラム系制御回路116は、外部から
取込まれるクロック信号CLKや、ロウアドレスストロ
ーブ信号RAS*、カラムアドレスストローブ信号CA
S*、ライトイネーブル信号WE*等に応じて、上記カ
ラムアドレスプリデコーダ117や、冗長比較回路11
8、バンクセレクタBS1〜BS8を含むカラム系の動
作を制御する機能を有する。特に、上記バンクセレクタ
BS1〜BS8に対して2系統のカラム系起動信号12
0が出力され、バンク1とバンク0とが個別的に制御さ
れるようになっている。すなわち、バンク1に対応する
バンクセレクタBS1〜BS4に対してカラム系起動信
号120Aを、また、バンク0に対応するバンクセレク
タBS5〜BS8に対してカラム系起動信号120B
を、それぞれ出力するようになっている。この2系統の
カラム系起動信号120A,120Bには、リード動作
を指示するためのリード起動信号や、ライト動作を起動
するためのライト起動信号とが含まれる。
【0030】次に、バンクセレクタについて詳述する。
【0031】図3には上記複数のバンクセレクタBS1
〜BS8のうち、バンクセレクタBS1について構成例
が代表的に示される。
【0032】バンクセレクタBS1は、特に制限されな
いが、図3に示されるようにインバータや、ナンド回
路、CMOSトランスファゲートなどの論理回路の組合
わせによって構成される。
【0033】特に制限されないが、カラムアドレスプリ
デコーダ117から図1に示されるカラムデコーダ10
1に伝達されるべきプリデコード信号の通過を規制する
ための上位ゲート回路301、及び下位ゲート回路30
2が設けられる。上位ゲート回路301は、上記カラム
アドレスプリデコーダ117から伝達されたプリデコー
ド信号のうち、上位12ビットについての伝達を一定条
件下で制限するもので、特に制限されないが、入力初段
のインバータ303と、それの後段に配置されたCMO
Sトランスファゲート304と、このCMOSトランス
ファゲート304の出力論理を反転するためのインバー
タ305との結合回路が、12組配置されて成る。ま
た、上記下位ゲート回路302は、上記カラムアドレス
プリデコーダ117から伝達されたプリデコード信号の
うち、下位8ビットについての伝達を一定条件下で制限
するもので、特に制限されないが、入力初段の3入力ナ
ンド回路306と、その論理出力を反転するためのイン
バータ307と、それの後段に配置されたCMOSトラ
ンスファゲート308と、このCMOSトランスファゲ
ート308の出力論理を反転するためのインバータ30
9との結合回路が、8組配置されて成る。
【0034】そして、上記冗長比較回路118からの2
系統の冗長救済信号125の伝達を一定条件下で制限す
るため、冗長救済信号125の構成に対応するカラム冗
長系ゲート回路330が設けられている。カラム冗長系
の第1ゲート回路は、入力初段のインバータ310と、
それの出力論理を反転するためのインバータ312と、
このインバータ312の後段に配置されたCMOSトラ
ンスファゲート313と、その出力論理を反転するため
のインバータ314とが結合されて成る。また、同様に
カラム冗長系の第2ゲート回路は、入力初段のインバー
タ315と、それの出力論理を反転するためのインバー
タ316と、このインバータ316の後段に配置された
CMOSトランスファゲート317と、その出力論理を
反転するためのインバータ318とが結合されて成る。
【0035】さらに、上位ゲート回路301,下位ゲー
ト回路303,及びカラム冗長系ゲート回路330に含
まれる全てのMOSトランスファゲート304,30
8,313,317の動作や、メインアンプMA、ライ
トアンプWA(図4参照)の動作を制御するため、制御
論理回路331が設けられている。この制御論理回路3
31は、特に制限されないが、次のように構成される。
【0036】カラム系起動信号120、すなわちリード
起動信号、及びライト起動信号と、マット活性化信号と
のナンド論理を得るため、2入力ナンド回路319,3
20が設けられ、それの出力論理を反転するためのイン
バータ321,322が設けられる。そしてこのインバ
ータ321,322の論理出力のノア論理を得るための
2入力ノア回路323、及びその出力論理を反転するた
めのインバータ326が設けられる。このインバータ3
26の論理出力は、上記CMOSトランスファゲートを
制御するための信号とされる。また、上記CMOSトラ
ンスファゲート304,308,313,317が、p
チャンネル型MOSトランジスタとnチャンネル型MO
Sトランジスタとを含み、それの動作制御のために相補
レベルの信号を供給する必要があることから、上記イン
バータ326の出力論理を反転するためのインバータ3
29が設けられている。
【0037】ここで、上記マット活性化信号は、図1に
示されるメモリマット131〜138を選択的に活性化
するための信号とされ、特に制限されないが、ロウアド
レス信号の上位ビットをデコードすることによって得ら
れる。例えば図3に示されるバンクセレクタBS1は、
図1から明らかなように、メモリマット131に対応す
るものであるから、図3において示されるマット活性化
信号は、メモリマット131の活性化を指示するための
信号とされる。つまり、このマット活性化信号がハイレ
ベルにアサートされた場合には、制御論理回路331に
おけるナンド回路319,320の一方の入力端子がハ
イレベルとされるので、それぞれリード起動信号、及び
ライト信号の論理状態に応じて、上位ゲート回路30
1,下位ゲート回路302,カラム冗長系ゲート回路3
30に含まれる全てのCMOSトランスファゲート30
4,308,314,317、そしてメインアンプMA
及びライトアンプWAの動作制御が可能とされる。
【0038】例えば、マット活性化信号がハイレベルに
アサートされた状態で、カラム系制御回路116によっ
てリード起動信号がハイレベルにアサートされた場合に
は、ナンド回路319の論理出力がローレベルとされる
から、上位ゲート回路301,下位ゲート回路302,
カラム冗長系ゲート回路330に含まれる全てのCMO
Sトランスファゲート304,308,314,317
がオン状態とされ、そのとき、カラムアドレスバスYB
USを介してカラムアドレスプリデコーダ117から伝
達されたプリデコード信号が、図1に示されるカラムデ
コーダ101に伝達されるので、メモリマット131の
アクセスが可能とされる。つまり、カラムデコーダ10
1にプリデコード信号が入力され、それがデコードされ
ることによって、当該メモリマットに含まれるカラム選
択スイッチが動作制御されることによって、メモリセル
データの読出しが可能とされる。そして、上記のように
リード起動信号がハイレベルとされることによってナン
ド回路の出力論理がローレベルとされた場合には、イン
バータ327の出力論理がハイレベルとされることによ
って、メインアンプ起動信号120がハイレベルにアサ
ートされるので、図1においてメモリマット131に対
応する4個のメインアンプMAが一斉に動作可能状態と
され、それによって、上記メモリセルデータの外部出力
が可能とされる。
【0039】また、上記リードモードにおいて、上記メ
モリマット131において冗長救済がなされている場合
には、次のようにカラムアドレスの置換えが行われる。
【0040】冗長比較回路118でのアドレス比較にお
いて、入力アドレスと冗長救済アドレスとが一致するこ
とによって、当該冗長救済回路118の2系統の冗長救
済信号125のうちの少なくとも一方がハイレベルとさ
れるので、下位ゲート回路302内の全てのナンド回路
306が非活性状態とされ、それにより、カラムアドレ
スバスYBUSを介して入力されたプリデコード信号の
うちの下位8ビットの出力が阻止される。このとき、下
位ゲート回路302内の全ての出力段インバータ309
の出力論理はハイレベルとされる。さらに、インバータ
314,318の少なくとも一方がローレベルとなるこ
とにより、図1に示されるカラムデコーダ501におい
ては、正規のカラムアドレスに代えて冗長救済アドレス
のデコードが行われる。つまり、冗長比較回路118の
比較結果である冗長救済信号125に応じて、複数の3
入力ナンド回路306の入力端子の論理が制御されるこ
とによって正規アドレスから冗長救済アドレスへの置換
えが可能とされる。そのような意味で、複数の3入力ナ
ンド回路306やカラム冗長系ゲート回路330を含む
論理回路が、本発明における冗長救済手段の一例とされ
る。
【0041】一方、マット活性化信号がハイレベルにア
サートされた状態で、ライト起動信号がハイレベルにア
サートされた場合には、ナンド回路320の出力論理が
ハイレベルとされるので、上記の場合と同様に、上位ゲ
ート回路301,下位ゲート回路302,カラム冗長系
ゲート回路330に含まれる全てのCMOSトランスフ
ァゲート304,308,313,317がオン状態と
され、そのとき、カラムアドレスバスYBUSを介して
カラムアドレスプリデコーダ117から伝達されたプリ
デコード信号が、図1に示されるカラムデコーダ101
に伝達されるので、メモリマット131のアクセスが可
能とされる。つまり、カラムデコーダ101にプリデコ
ード信号が入力され、それがデコードされることによっ
て、当該メモリマットに含まれるカラム選択スイッチの
動作制御のためのデータ選択信号121が生成され、そ
れにより、データ線選択が行われるので、メモリセルデ
ータの読出しが可能とされる。そして、上記のようにラ
イト起動信号がハイレベルとされることによってナンド
回路320の出力論理がローレベルとされた場合には、
インバータ328の出力論理がハイレベルとされること
によって、ライトアンプ起動信号122がハイレベルに
アサートされるので、図1においてメモリマット131
に対応するライトアンプWA(図4参照)がほぼ同時に
動作可能状態とされ、それによって、メモリセルへのデ
ータ書込みが可能とされる。
【0042】また、上記ライトモードにおいても、上記
メモリマット131において冗長救済がなされている場
合には、次のようにカラムアドレスの置換えが行われ
る。
【0043】冗長比較回路118でのアドレス比較にお
いて、入力アドレスと冗長救済アドレスとが一致するこ
とによって、当該冗長救済回路118の2系統の冗長救
済信号125のうちの少なくとも一方がハイレベルとさ
れ、下位ゲート回路302内の全てのナンド回路306
が非活性状態とされるので、カラムアドレスバスYBU
Sを介して入力されたプリデコード信号のうちの下位8
ビットの出力が阻止される。このとき、インバータ31
4,318の少なくとも一方がローレベルとなることに
より、図1に示されるカラムデコーダ501において
は、正規のカラムアドレスに代えて冗長救済アドレスの
デコードが行われる。
【0044】尚、シンクロナスDRAMの場合、図4に
示されるように、バンク1とバンク0とによって、デー
タ入出力ポートが共有されているので、上記のようにバ
ンク1におけるメモリマット131が活性化された状態
においては、データの衝突を避けるため、バンク0にお
けるメモリマットは活性化されるが、バンク0/1のリ
ード/ライト起動信号が同時にアサートされることはな
い。
【0045】尚、他のバンクセレクタBS2〜BS8に
ついても同様に構成される。
【0046】図2には本実施例シンクロナスDRAMに
おける主要部の動作タイミングが示される。尚、比較の
ため図5に示される回路構成での動作タイミングが図6
に示される。
【0047】例えば、図5に示される回路構成では、カ
ラム系回路動作において、アドレスバッファ515から
のアドレス出力と冗長救済アドレスとが、冗長比較回路
518で比較され、その判定結果により、カラムアドレ
スプリデコーダ517からノーマルアドレス/冗長救済
アドレスのいずれかのプリデコード信号が出力されるよ
うになっているため、プリデコード対象とされるカラム
アドレスがカラムアドレスプリデコーダ517に既に取
込まれているにもかかわらず、冗長比較回路518から
アドレス比較結果が伝達されるまではプリデコード出力
を行うことができない。また、カラムアドレスプリデコ
ーダ517側(近端側)に比してカラムデコーダ501
〜508側(遠端側)でのプリデコードアドレスが遅れ
る。そのため、読出しデータを的確にメインアンプMA
に取込むためには、データ線選択信号521がアサート
されてから、メインアンプ起動信号520がアサートさ
れるまでの時間を比較的長くすることによって十分な長
さのタイミングマージンを確保する必要がある。
【0048】それに対して、本実施例では、カラムアド
レスバスYBUSを複数のメモリバンク1,0間で共有
させ、バンクセレクタBS1〜BS8によって、カラム
アドレスを選択的にカラムデコーダ101〜108に取
込むようにし、入力アドレスと冗長救済アドレスとの比
較動作に要する時間を利用して、カラムアドレスを全て
のカラムデコーダの近傍にまで伝達することが可能とな
るので、例えば図2に示されるように外部からのクロッ
クCLK、カラムアドレスストローブ信号CAS*等に
同期動作される場合において、上記冗長比較回路118
でのアドレス比較結果が出力される頃には、上記カラム
アドレスのプリデコード信号をバンクセレクタBS1〜
BS8(遠端側)にまで伝達させることができる。その
ため、上記冗長比較回路118でのアドレス比較結果が
出力された後に速やかに正規のカラムアドレス、又は冗
長救済アドレスをカラムデコーダ101108へ選択的
に伝達することができる。それにより、各メモリマット
間で、データ線選択信号121の遅延量(発生タイミン
グ)のばらつきを大幅に低減することができるので、メ
インアンプ起動信号120の遅延量設定おいて動作タイ
ミングマージンを小さくすることができる。そのように
タイミングマージンを小さくできるので、カラムアドレ
シングの高速化が可能とされ、それによって半導体記憶
装置の高速動作を図ることができる。
【0049】上記実施例によれば以下の作用効果が得ら
れる。
【0050】(1)カラムアドレスバスYBUSを複数
のメモリバンク1,0間で共有させることことにより、
図5に示される構成のようにメモリバンク毎にカラムア
ドレスバスを設けるのに比べて、カラムアドレスバスの
占有面積を低減することができるので、メモリバンク1
とメモリバンク0との間隔を小さくでき、その分、半導
体チップ面積の低減化を図ることができる。
【0051】(2)また、カラムアドレスをカラムデコ
ーダ501〜508に選択的に取込むための選択手段と
しての機能や、メインアンプ起動信号120の生成論
理,ライトアンプ起動信号の生成論理を備えたバンクセ
レクタBS1〜BS8を、それぞれカラムデコーダ10
1〜108毎に、且つ、対応するカラムデコーダの近傍
に配置することにより、カラムアドレスバスYBUS
と、カラムデコーダ101〜108との間の配線の適正
化を図ることができる。換言すれば、無駄な配線の引き
回しを避けることができる。
【0052】(3)冗長救済手段としての複数のナンド
回路306やカラム冗長系ゲート回路330が、対応す
るカラムデコーダ101〜108の近傍に配置されるこ
とにより、入力アドレスと冗長救済アドレスとの比較動
作に要する時間を利用して、カラムアドレスを全てのカ
ラムデコーダの近傍にまで伝達することが可能となる。
つまり、図5に示される構成では、アドレスバッファ5
15からのアドレス出力と冗長救済アドレスとが冗長比
較回路518で比較され、その判定結果に基づいてカラ
ムアドレスプリデコーダ517からプリデコード信号が
出力されるようになっているが、本実施例では、冗長比
較回路118において、入力アドレスと冗長救済アドレ
スとの比較が行われている期間に、カラムアドレスプリ
デコーダ117からカラムアドレスバスYBUSにプリ
デコード信号を送出することにより、例えば、上記冗長
比較回路118でのアドレス比較結果が出力される頃に
は、上記カラムアドレスのプリデコード信号をバンクセ
レクタBS1〜BS8にまで伝達させることができる。
そのため、本実施例では、各メモリマット間で、データ
線選択信号121の遅延量(発生タイミング)のばらつ
きを大幅に低減することができ、それにより、メインア
ンプMAの起動信号の遅延量設定において動作タイミン
グマージンを小さくすることができるので、カラムアド
レシングの高速化、ひいては半導体記憶装置の高速動作
を図ることができる。また、図5に示されるように、カ
ラム系制御回路516において、メインアンプやライト
アンプの制御信号を生成する場合には、当該信号の生成
手段であるカラム系制御回路516から各メインアンプ
及び各ライトアンプまでの距離が異ってしまうために、
そこでの信号遅延のばらつきがどうしても大きくなって
しまうが、上記実施例のように、メインアンプ起動信号
120やライトアンプ起動信号122を生成するための
論理を、バンクセレクタBS1〜BS8内に形成するこ
とにより、つまり、起動信号120やライトアンプ起動
信号122の生成論理を、対応するカラムデータ毎に、
それの近傍に分散配置することにより、当該生成論理か
ら、対応するメインアンプやライトアンプまでの距離を
短く、しかも互いにほぼ等しくすることができるので、
図5に示される場合に比して信号遅延量及びそれのばら
つきを減少することができる。このことは、動作の高速
化を図る上で非常に有効とされる。
【0053】(4)カラムデコーダのデコード対象アド
レスを冗長救済アドレスに置き代えるための冗長救済手
段として、インバータ310,315の論理出力によっ
て、活性、非活性状態が制御される複数の3入力ナンド
回路306や、カラム冗長系ゲート回路330が、複数
のバンクセレクタBS1〜BS8内にそれぞれ設けられ
ることにより、論理回路の構成上の無駄を抑えることが
できる。
【0054】図7には、本発明にかかる半導体記憶装置
を含むコンピュータシステムが示される。
【0055】このシステムは、システムバス700を介
して、CPU(中央処理装置)701、DRAM制御部
703、SRAM(スタティック・ランダム・アクセス
・メモリ)706、ROM(リード・オンリ・メモリ)
705、周辺装置制御部707、表示系710などが、
互いに信号のやり取り可能に結合されることによって、
予め定められたプログラムに従って所定のデータ処理を
行うコンピュータシステムとして構成される。
【0056】上記CPU701は、本システムの論理的
中核とされ、主として、アドレス指定、情報の読出しと
書込み、データの演算、命令のシーケンス、割り込の受
付け、記憶装置と入出力装置との情報交換の起動等の機
能を有し、演算制御部や、バス制御部、メモリアクセス
制御部などの各部から構成される。
【0057】内部記憶装置として、上記DRAM制御部
703によって制御されるDRAM702や、SRAM
706、このSRAM706のバックアップを制御する
ためのバックアップ制御部704、ROM705が設け
られる。RAM702やSRAM706は、CPU70
1での計算や制御に必要なプログラムやデータが格納さ
れる。ROM705には、読出し専用であるため、通常
は変更を要しないプログラムが可能される。
【0058】上記周辺装置制御部707は、特に制限さ
れないが、磁気記憶装置を一例とする外部記憶装置70
8や、キーボード(KB)709を一例とする入力装置
などの周辺装置のインタフェースとして機能する。
【0059】上記表示系710は、VRAM(ビデオ・
ランダム・アクセス・メモリ)710A、及びそれの制
御回路を含み、システムバス700を介して転送された
表示用データは、CRTディスプレイ装置712に同期
して当該ディスプレイ装置712に出力される。また、
電源供給部711が設けられ、ここで生成された各種電
圧が、本システムの各部に供給されるようになってい
る。
【0060】このようなコンピュータシステムにおい
て、上記DRAM702や、VRAM710Aとして、
上記実施例にかかるシンクロナスDRAMを適用するこ
とができる。その場合において、上記DRAM702
や、VRAM710Aの動作の高速化は、システム全体
の高速化のために重要とされるから、そのような上記D
RAM702や、VRAM710Aに、上記実施例にか
かるシンクロナスDRAMを適用することは、高速シス
テムを構築する上で、極めて有効とされる。
【0061】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0062】例えば、上記実施例では、冗長比較回路1
18でのアドレス比較結果に基づいてカラムデコーダ1
01〜108のデコード対象アドレスを冗長救済アドレ
スに置き代えるための冗長救済手段として、複数の3入
力ナンド回路306を設け、しかもこの3入力ナンド回
路306を、対応するカラムデコーダ101〜108の
近傍に配置するようにしたが、カラムアドレスバスYB
USを複数のメモリバンク間で共有することによって、
単に半導体チップ面積の低減を図る限りにおいて、上記
冗長救済手段の形成や、それの配置箇所は限定されな
い。また、CMOSトランスファゲート304,30
8,313,317に代えて、クロックドインバータ、
さらにはアンド回路やナンド回路などの適宜のゲート回
路を適用することができる。そして、上記実施例では二
つのメモリバンクを有するものについて説明したが、さ
らに多くのメモリバンクを備えた場合においても、それ
ら間でカラムアドレスバスを共有することによって、上
記実施例の場合と同様の作用効果を得ることができる。
【0063】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるシンク
ロナスDRAMに適用した場合について説明したが、本
発明はそれに限定されるものではなく、通常のDRAM
やスタティック形RAMなどの各種半導体記憶装置、さ
らにはそのような半導体記憶装置を含むマイクロコンピ
ュータなどの各種データ処理装置に広く適用することが
できる。
【0064】本発明は、少なくとも複数のメモリバンク
を有することを条件に適用することができる。
【0065】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0066】すなわち、カラムアドレスバスを複数のメ
モリバンク間で共有させることことにより、メモリバン
ク毎にカラムアドレスバスを設けるのに比べて、カラム
アドレスバスの占有面積を低減することができるので、
半導体記憶装置のチップ面積の低減化を図ることができ
る。
【0067】また、選択手段を、対応カラムデコーダ毎
に、それの近傍に配置することにより、カラムアドレス
バスと、上記カラムデコーダとの間の配線の適正化を図
ることができる。
【0068】さらに、冗長救済手段を、対応するカラム
デコーダ毎に、それの近傍に配置することにより、入力
アドレスと冗長救済アドレスとの比較動作に要する時間
を利用して、カラムアドレスを全てのカラムデコーダの
近傍にまで伝達することが可能となるので、カラムアド
レシングの高速化、ひいては半導体記憶装置の高速動作
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるシンクロナスDRA
Mの主要部構成ブロック図である。
【図2】上記シンクロナスDRAMの動作タイミング図
である。
【図3】上記シンクロナスDRAMに含まれるバンクセ
レクタの回路図である。
【図4】上記シンクロナスDRAMの全体的な構成ブロ
ック図である。
【図5】上記シンクロナスDRAMの比較対象とされる
シンクロナスDRAMの主要部構成ブロック図である。
【図6】図5に示されるシンクロナスDRAMの動作タ
イミング図である。
【図7】本発明に係るシンクロナスDRAMを含むコン
ピュータシステムの構成例ブロック図である。
【符号の説明】
101〜108 カラムデコーダ 115 カラムアドレスバッファ 116 カラム系制御回路 117 カラムアドレスプリデコーダ 118 冗長比較回路 120(120A,120B) カラム系起動信号 125 冗長救済信号 131〜138 メモリマット 301 上位ゲート回路 302 下位ゲート回路 306 ナンド回路 330 カラム冗長系ゲート回路 331 制御論理回路 BS1〜BS8 バンクセレクタ Bank1 バンク Bank2 バンク MA メインアンプ YBUS カラムアドレスバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−37889(JP,A) 特開 平4−136783(JP,A) 特開 平4−370595(JP,A) 特開 平5−282894(JP,A) 特開 平6−325575(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/401 - 11/4099 G11C 29/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部端子から入力されるカラムアドレス
    信号をデコードして、プリデコード信号を出力するため
    のカラムアドレスプリデコーダと、 複数の第1ビット線に接続された複数の第1メモリセル
    を含む第1メモリマットと、前記プリデコード信号に基
    づいて前記複数の第1ビット線に対する選択信号を生成
    するための第1カラムデコーダとを含む第1メモリバン
    クと、 複数の第2ビット線に接続された複数の第2メモリセル
    を含む第2メモリマットと、前記プリデコード信号に基
    づいて前記複数の第2ビット線に対する選択信号を生成
    するための第2カラムデコーダとを含む第2メモリバン
    クと、 前記第1メモリバンク及び前記第2メモリバンクで共有
    され、 前記プリデコード信号を伝達するためのカラムア
    ドレスバスと、前記カラムアドレスバスから前記第1カラムデコーダへ
    の前記プリデコード信号の供給を制御する第1バンクセ
    レクト手段と、 前記カラムアドレスバスから前記第2カラムデコーダへ
    の前記プリデコード信号の供給を制御する第2バンクセ
    レクト手段と、を有する ことを特徴とする半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 前記外部端子から入力される前記カラム
    アドレス信号を取り込んで前記カラムアドレスプリデコ
    ーダに供給するためのカラムアドレスバッファを含み、 前記カラムアドレスバッファから前記カラムアドレスプ
    リデコーダに至る信号配線の長さは、前記カラムアドレ
    スプリデコーダから前記第1バンクセレクト手段及び前
    記第2バンクセレクト手段に至るカラムアドレスパスの
    長さよりも短くされて成る 請求項1記載の半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1バンクセレクト手段及び前記第
    2バンクセレクト手段は、前記カラムアドレスバスを介
    して伝達された前記プリデコード信号を選択的に前記第
    カラムデコーダ又は前記第2カラムデコーダに供給す
    る請求項1又は2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の第1ビット線に関する不良が
    含まれる場合に、冗長回路に置き換える冗長救済信号を
    出力するための冗長比較回路を含み、 前記第1バンクセレクト手段は、前記冗長救済信号を受
    けて前記プリデコード信号の前記第1カラムデコーダへ
    の供給を制御する請求項乃至3の何れか1項記載の半
    導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の第1メモリセルから読み出さ
    れた情報を増幅するための第1メインアンプと、前記複
    数の第1メモリセルに情報を書き込むために外部端子か
    ら入力された情報を増幅するための第1ライトアンプと
    が前記第1メモリバンクに対応して配置され、 前記第1バンクセレクト手段は、前記第1メインアン及
    び前記第1ライトアンプの動作を制御するための制御信
    号を出力する請求項乃至4の何れか1項記載の半導体
    記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第1メモリバンクは、複数の第3ビ
    ット線に接続された複数の第3メモリセルを含む第3メ
    モリマットと、前記プリデコード信号に基づいて前記複
    数の第3ビット線に対する選択信号を生成するための第
    3カラムデコーダと、を含み、 前記第1バンクセレクト手段は、前記第1メモリマット
    に対応して設けられた第1バンクセレクタと、前記第3
    メモリマットに対応して設けられた第2バンクセレクタ
    とを含み、 前記第1バンクセレクタ及び前記第2バンクセレクタ
    は、ロウアドレス信号に基づいて生成されたメモリマッ
    ト活性化信号を受けて、選択的に前記第1カラムデコー
    又は前記第3カラムデコーダに前記プリデコード信号
    を供給する請求項乃至5の何れか1項記載の半導体記
    憶装置。
  7. 【請求項7】 外部から供給されたクロック信号に同期
    動作されるブロックを含んでシンクロナスDRAMとし
    て構成された請求項1乃至6の何れか1項記載の半導体
    記憶装置。
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