JPH0713472A - ホログラム記録用媒体およびそれに使用する感光材料 - Google Patents

ホログラム記録用媒体およびそれに使用する感光材料

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JPH0713472A
JPH0713472A JP15496393A JP15496393A JPH0713472A JP H0713472 A JPH0713472 A JP H0713472A JP 15496393 A JP15496393 A JP 15496393A JP 15496393 A JP15496393 A JP 15496393A JP H0713472 A JPH0713472 A JP H0713472A
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JP
Japan
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compound
meth
acrylate
polymer
hologram
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JP15496393A
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English (en)
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Madoka Yasuike
円 安池
Yasumasa Toba
泰正 鳥羽
Takeo Yamaguchi
岳男 山口
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】化学的安定性や耐環境特性に優れ、高感度、高
回折効率および高解像度な特性を有するホログラム記録
用感光材料およびホログラム記録媒体を提供することを
目的とする。 【構成】高分子重合体、重合可能な官能基を1つ以上有
する化合物、化学作用放射線に露光すると、重合可能な
官能基を1つ以上有する化合物の重合を活性化する光重
合開始剤系、および溶剤から成る組成物において、高分
子重合体が溶剤(D)中に粒子状に分散して成ることを
特徴とするホログラム記録用感光材料、および該ホログ
ラム記録用感光材料を基材上に塗布して形成されるホロ
グラム記録媒体において、高分子重合体が粒子状にて分
散して皮膜形成されていることを特徴とするホログラム
記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学的安定性や耐環境
特性に優れ、且つ感度特性、解像度、回折効率および透
明性に優れたホログラム記録用媒体および感光材料に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホログラム記録媒体として、漂白
処理銀塩および重クロム酸ゼラチン系の感光材料が一般
に使用されてきた。しかし、これらのホログラム記録媒
体によるホログラムの製造は、何れも感光板の作製方
法、ホログラム製造のための処理が煩雑であったり、製
造されたホログラムが耐環境特性、例えば耐湿性、耐候
性に劣る、また解像度に限界があるという問題点を有し
ていた。
【0003】この様な問題点を解決すべく、フォトポリ
マーを用いたホログラム記録材料が提案されている。例
えば特公昭62−22152号公報においては、2個以
上のエチレン性不飽和結合を有する多官能単量体、非架
橋性の重合体および開始剤との組み合わせを特徴とする
ホログラム記録材料が開示されている。当該公知技術に
従えば、回折効率、解像度及び耐環境特性などの点にお
いて優れたホログラムを製造することができるが、長波
長領域における感度特性に劣る、あるいはホログラムの
製造において湿式処理工程を採用しているなどの製造上
の煩雑性、また、溶媒浸漬操作時に生じる空隙やひび割
れに起因する現像むらや、白化による透明性の低下など
の問題が生じるなどの欠点を有していた。また、使用さ
れる重合体が非架橋性であるために、硬化膜の強度に劣
るという欠点があった。
【0004】一方、ホログラムの製造工程において複雑
なあるいは煩雑な湿式処理工程を必要としない、唯一の
処理工程として干渉露光のみでホログラムを製造するこ
とが可能なフォトポリマーを使ったホログラム記録材料
(および)あるいはその製造法が開示されている。例え
ば、特開平2−3081号公報、特開平2−3082号
公報、USP4942112あるいはUSP50988
03においては、ポリマーあるいはモノマーのどちらか
一方が芳香環あるいはハロゲン原子を含む置換基を有す
ることを特徴とする熱可塑性ポリマーと液体エチレン性
モノマー、及び光開始剤から構成されるホログラム記録
用光重合性組成物及び屈折率画像用エレメントが開示さ
れている。この公知技術に従えば、高回折効率、高解像
度、耐環境特性及び透明性に優れたホログラムが製造さ
れることが、SPIE「Practical Holo
graphy IV」,第1212巻,30頁(199
0年)及び「Journal of Imaging
Science」,第35巻,19頁及び25頁(19
91年)にて実証されている。しかしながら、該ホログ
ラム記録材料においては、ホログラム露光によって屈折
率変調パターンを形成させるために、ホログラム露光
中、モノマーがポリマー中を拡散する必要があり、その
ための熱可塑性ポリマーとしては比較的Tgの低い材料
を選択する必要があり、耐熱性を向上させることが難し
いなどの問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、化学的安定
性や耐環境特性に優れ、且つ感度特性、解像度、回折効
率及び透明性に優れたホログラム記録用感光材料を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以上の諸
点を考慮し、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、
本発明に至ったものである。
【0007】すなわち、第一の発明は、基材上に、高分
子重合体(A)、重合可能な官能基を1つ以上有する化
合物(B)および光重合開始剤系(C)からなる組成物
を形成したホログラム記録媒体であって、高分子重合体
(A)が、化合物(B)中に粒子状に分散され連続層を
形成してなり、かつホログラム露光による屈折率差が高
分子重合体(A)と化合物(B)の重合体間で少なくと
も0.005となるようにしたことを特徴とするホログ
ラム記録用媒体に関し、第二の発明は、高分子重合体
(A)粒子、光重合開始剤系(C)および重合可能な官
能基を1つ以上有する化合物(B)を溶剤(D)に分散
ないし溶解してなり、ホログラム露光による屈折率差が
高分子重合体(A)と化合物(B)の重合体間で少なく
とも0.005となるようにしたことを特徴とするホロ
グラム記録用感光材料に関する。
【0008】以下、詳細にわたって本発明を説明する。
先ず本発明で使用の、溶剤(D)中に粒子上に分散して
いる高分子重合体(A)について例示する。このような
形態の高分子重合体は、ミクロゲル、高分子ミクロスフ
ェア、エマルジョンあるいはノン・アクエイアス・ディ
スパージョン(NAD)などの高分子微粒子と一般的に
称される高分子重合体を意味する。この様な高分子微粒
子としては、特開昭53−133233号公報、特開昭
56−76447号公報、特開昭58−129069号
公報、特開昭60−181173号公報、特開昭64−
43529号公報、特開平4−170545号公報、特
公平2−15056号公報、K.E.J.Barret
t著,「Dispersion Polymeriza
tion in Organic Media」(19
74年、John Wiley and Sons)、
あるいは室井宗一監修「超微粒子ポリマーの最先端技
術」(1991年、シーエムシー)などに記載されてい
るものが使用される。
【0009】例えば、以下の重合性エチレン性系モノマ
ーを用いて重合した高分子微粒子が用いられる。
【0010】(1)(メタ)アクリル酸エステル C1〜C18の直鎖状および分枝状アルキル基を有する
(メタ)アクリル酸エステル。例えば、メチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロ
ピル(メタ)アクリレート、iso−プロピル(メタ)
アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、is
o−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル
(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メ
タ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オ
クチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、ドデ
シル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、アダマンチル(メタ)アクリレート、イソ
ボルニル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アク
リレート、ステアリル(メタ)アクリレート、
【0011】(2)芳香環含有(メタ)アクリル酸エス
テル フェニル(メタ)アクリレート、4−ブトキシカルボニ
ルフェニル(メタ)アクリレート、4−tert−ブチ
ルフェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)ア
クリレート、4−フェニルエチル(メタ)アクリレー
ト、4−フェノキシジエチレングリコール(メタ)アク
リレート、4−フェノキシテトラエチレングリコール
(メタ)アクリレート、4−フェノキシヘキサエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、4−ビフェニリル
(メタ)アクリレート、
【0012】(3)ビニル芳香族モノマー スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニ
ルカルバゾール、ビニルピロリドン。
【0013】(4)ヒドロキシル基含有モノマー 2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート。
【0014】(5)α,β−エチレン性不飽和酸 (メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル
【0015】(6)その他 (メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、
ジアセトンアルコール(メタ)アクリルアミド、ジメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノ
プロピル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリルアミド、ジビニルベンゼン、ジアリ
ルフタレート、ジアリルテレフタレート、エチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジ(メタ)ア
クリロキシプロパン、2,2−ビス[4−((メタ)ア
クリロキシエトキシ)フェニル]プロパン、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロ
ールメタントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリ
トールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタン
テトラ(メタ)アクリレート、プレポリマーエポキシお
よびウレタン(メタ)アクリレートなどが挙げられる
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0016】前記高分子微粒子の製造方法としては、各
種の方法が使用できるが、その1つはエチレン性不飽和
単量体を架橋性の共重合性単量体と水性媒体中で乳化重
合させて微粒子共重合体を作り、溶媒置換、共沸、遠心
分離、濾過、乾燥などで水分を除去してミクロゲル粒子
を得るものであり、他の1つは、脂肪族炭化水素などの
モノマーは溶かすが、重合体は溶解しない非水系有機溶
媒中でエチレン性不飽和単量体と、架橋性の共重合性単
量体を反応させ、得られる微粒子共重合体を分取するN
AD法(ノン・アクエイアス・ディスパージョン)と称
せられる方法である。
【0017】前記方法において、重合時に使用できる重
合開始剤としては、通常のものが使用でき、例えば過酸
化ベンゾイル、tert−ブチルペルオキシド、クメン
ハイドロペルオキシドなどの有機過酸化物、アゾビスシ
アノ吉草酸、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス−
(2,4−ジメチル)パレロニトリル、アゾビス−(2
−アミジノプロパン)ハイドロクロライドなどの有機ア
ゾ化合物、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫
酸ナトリウム、過酸化水素などの無機水溶性ラジカル開
始剤、及びこれらの無機水溶性ラジカル開始剤とピロ亜
硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、2価の鉄イオ
ンなどの組合わせで得られるレドックス系開始剤が挙げ
られ、これらの1種もしくは2種以上の混合物で使用に
供する。
【0018】前記高分子微粒子の平均粒子径として好ま
しい範囲は0.4μm以下であり、ホログラム記録材料
としてより好ましい平均粒子径は、0.2μm以下であ
る。その理由として、本発明における高分子微粒子を使
用して体積位相型の反射型ホログラムを製造するに当た
って、第1図に示したレーザーの平行光線にて2光束干
渉露光し回折パターンを記録する場合、最も干渉縞の間
隔(d)が狭くなる、すなわち空間周波数(解像度)が
高くなるのは、感光板に対しどちらの光束も平行に入射
された時、すなわちθ0=180゜、θR=0゜の条件の
時である。この場合、dは式(A)によって算出され
る。
【0019】 d=λ/(2n・sin(θ´0−θ´R/2)) ・・・式(A)
【0020】ここで、θ´0=θ0=180゜、θ´R
θR=0゜であり、nは感光媒体の屈折率で一般的な値
1.5を示し、λは使用したレーザーの発振波長(μ
m)を示す。レーザー光源に短波長のHe−Cdレーザ
ーの441nm光を使用した場合dは約0.15μmで
あり、一方長波長のKrイオンレーザーの676nm光
を使用した場合dは約0.22μmとなる。従って、こ
のような回折パターンを記録するに当たっては、干渉縞
の間隔より小さい粒径を有する高分子微粒子を使用する
ことが望ましい。また、粒子径が可視光の波長範囲0.
4μmから0.8μmを越えると光散乱が生じ、白化な
どの原因になる場合があることも理由の1つである。
【0021】次に、本発明で使用の重合可能な官能基を
1つ以上有する化合物(B)について例示する。このよ
うな化合物としては、官能基として、ラジカル重合可能
なエチレン性不飽和結合を有する化合物、酸によって重
合可能なエポキシ基あるいはビニルエーテル基を有する
化合物などが挙げられるが、ラジカルおよび(あるい
は)酸によって重合可能な官能基を有する化合物であれ
ば、これらに限定されるものではない。
【0022】ラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合
を有する化合物の具体例としては、(メタ)アクリル
酸、イタコン酸、マレイン酸などの不飽和酸化合物、メ
チル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニ
ル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸アル
キルエステル化合物、テトラヒドロフリル(メタ)アク
リレート、グリシジル(メタ)アクリレート、アリル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、モルホリノエチル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アク
リルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、N−ビニルカルバゾール等のビニルモノマー、さら
には、脂肪族ポリヒドロキシ化合物、例えば、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、テトラエチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジ
オール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、1,10−デカンジオール、トリメチロール
プロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリト
ール、ネオペンチルグリコール、ソルビトール、マンニ
トールなどのジあるいはポリ(メタ)アクリルエステル
類、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、テトラ
フルオロプロピル(メタ)アクリレート、ヘキサフルオ
ロプロピル(メタ)アクリレート、オクタフルオロペン
チル(メタ)アクリレート、ヘプタデカフルオロデシル
(メタ)アクリレートなどのフッ素原子含有(メタ)ア
クリレート化合物、2,3−ジブロモプロピル(メタ)
アクリレート、トリブロモフェノールトリエチレンオキ
シド(メタ)アクリレート、p−ブロモフェノキシエチ
ル(メタ)アクレート、テトラブロモビスフェノールA
エチ(プロピ)レンオキシド変性ジ(メタ)アクリレー
トなどの臭素原子含有(メタ)アクリレート化合物、フ
ェニル(メタ)アクリレート、4−メトキシカルボニル
フェニル(メタ)アクリレート、4−エトキシカルボニ
ルフェニル(メタ)アクリレート、4−ブトキシカルボ
ニルフェニル(メタ)アクリレート、4−tert−ブ
チルフェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)
アクリレート、4−フェノキシエチル(メタ)アクリレ
ート、4−フェニルエチル(メタ)アクリレート、4−
フェノキシジエチレングルコール(メタ)アクリレー
ト、4−フェノキシテトラエチレングリコール(メタ)
アクリレート、4−フェノキシヘキサエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、4−ビフェニリル(メタ)ア
クリレート、フタル酸エピクロルヒドリン変性ジ(メ
タ)アクリレートなどの芳香環を含有する(メタ)アク
リレート化合物、芳香族ポリヒドロキシ化合物、例え
ば、ヒドロキノン、レゾルシン、カテコール、ピロガロ
ール等のジあるいはポリ(メタ)アクリレート化合物、
イソシアヌル酸のエチ(プロピ)レンオキシド変性(メ
タ)アクリレート、ビスフェノールAエチ(プロピ)レ
ンオキシド変性ジ(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リル化エポシキ樹脂、フェロセニルメチル(メタ)アク
リレート、フェロセニルエチル(メタ)アクリレート、
亜鉛ジ(メタ)アクリレートなどの重金属原子含有(メ
タ)アクリレート化合物などが挙げられる。これらは単
独あるいは複数混合して用いても良い。
【0023】また、ラジカル重合可能なエチレン性不飽
和結合を有する化合物として、開環シグマ結合開裂を経
て重合する付加重合可能な化合物も挙げられる。このよ
うな化合物は、K.J.IvinおよびT.サエグサ
編、Elsevier,NewYork、1984年中
の、第1章“General Thermodynam
ics and Mechanistic Aspec
ts ofRing−Opening Polymer
ization”第1頁〜第82頁、および第2章“R
ing Opening Polymerizatio
n via Carbon−Carbon Sigma
bond Cleavage”第83頁〜第119頁、
W.J.BaileyらのJ.Macromol.Sc
i.−Chem.,A21巻、第1611頁〜第163
9頁、1984年、およびI.ChoおよびK.−D.
AhnのJ.Polym.Sci.,Polym.Le
tt.Ed.第15巻、第751頁〜第753頁、19
77年に記載されている。具体例としては、ビニルシク
ロプロパン、例えば1,1−ジシアノ−2−ビニルシク
ロプロパン、1,1−ジクロロ−2−ビニルシクロプロ
パン、ジエチルー2−ビニルシクロプロパン−1,1−
ジカルボキシレート(EVCD)、エチル−1−アセチ
ル−2−ビニル−1−シクロプロパンカルボキシレート
(EAVC)、エチル−1−ベンゾイル−2−ビニル−
1−シクロプロパンカルボキシレート(EBVC)など
が挙げられる。これらは単独あるいは複数混合して用い
ても良い。
【0024】次に、酸によって重合可能なエポキシ基を
含有する化合物を例示する。このようなエポキシ化合物
には特に限定はないが、例えばエチレングリコールジグ
リシジルエーテル、エチレングリコールモノグリシジル
エーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、プロピレングリコールモノグリシジルエーテル、ネ
オペンチルグルコールジグリシジルエーテル、ネオペン
チルグルコールモノグリシジルエーテル、グリセロール
ジグリシジルエーテル、グルセロールトリグリシジルエ
ーテル、トリメチロールプロパンジグリシジルエーテ
ル、トリメチロールプロパンモノグリシジルエーテル、
トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ジグ
リセロールトリグリシジルエーテル、ソルビトールテト
ラグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、2
−エチルヘキシルグリシジルエーテル、フェニルグリシ
ジルエーテル、ビニルシクロヘキセンジオキサイド、
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポ
キシシクロヘキセンカルボキシレート、ビス(3,4−
エポキシシクロヘキシル)アジペート、ビス(3,4−
エポキシ−6−メチル−シクロヘキシルメチル)アジペ
ート、2,2−ビス[4−(2,3−エポキシプロポキ
シ)シクロヘキシル]プロパン、2,2−ビス[4−
(2,3−エポキシプロポキシ)シクロヘキシル]ヘキ
サフルオロプロパン、ビスフェノール−A−ジグリシジ
ルエーテル、テトラブロモビスフェノール−A−ジグリ
シジルエーテル、ビスフェノール−F−ジグリシジルエ
ーテル、フェニルグリシジルエーテル、シクロヘキセン
オキサイド、2−フェニルエチレンオキサイドなどのエ
ポキシモノマー類が挙げられる。また、エポキシ化ポリ
ブタジエンなどのエポキシ変性のポリマーなどを用いる
ことも可能である。これらは単独あるいは複数混合して
用いても良い。
【0025】さらに、酸によって重合可能なビニルエー
テル基を含有する化合物を例示する。このようなビニル
エーテル化合物に特に限定はないが、例えばエチレング
リゴールジビニルエーテル、エチレングリコールモノビ
ニルエーテル、プロピレングリコールジビニルエーテ
ル、プロピレングリコールモノビニルエーテル、ネオペ
ンチルグリコールジビニルグリコール、ネオペンチルグ
リコールモノビニルグリコール、グリセロールジビニル
エーテル、グリセロールトリビニルエーテル、トリメチ
ロールプロパンモノビニルエーテル、トリメチロールプ
ロパンジビニルエーテル、トリメチロールプロパントリ
ビニルエーテル、ジグリセロールトリビニルエーテル、
ソルビトールテトラビニルエーテル、アリルビニルエー
テル、2,2−ビス(4−シクロヘキサノール)プロパ
ンジビニルエーテル、2,2−ビス(4−シクロヘキサ
ノール)トリフルオロプロパンジビニルエーテル、4−
ビニルエーテルスチレン、ハイドロキノンジビニルエー
テルおよびフェニルビニルエーテル、ビスフェノールA
ジビニルエーテル、テトラブロモビスフェノールAジビ
ニルエーテル、ビスフェノールFジビニルエーテル、フ
ェノキシエチレンビニルエーテル、p−ブロモフェノキ
シエチレンビニルエーテル、などのアリールビニルエー
テル類やtert−ブチルビニルエーテルなどのアルキ
ルビニルエーテル類でビニルエーテル基を有する化合
物、あるいは水酸基をビニルエーテル変性したモノマ
ー、オリゴマーあるいはポリマー類を挙げることができ
る。これらは単独あるいは複数混合して用いても良い。
【0026】次に、本発明で使用される、化学放射線に
露光すると重合可能な官能基を1つ以上有する化合物
(B)の重合を活性化する光重合開始剤系(C)を例示
する。このような光重合開始剤系としては、紫外から近
赤外に渡る波長領域において吸収を有する増感剤(イ)
の少なくとも1種と、活性放射線に露光された増感剤
(イ)との相互作用によって、重合可能な官能基を1つ
以上有する化合物(B)の重合を誘起する活性種を発生
する開始剤(ロ)の少なくとも1種との混合系、あるい
は増感剤と開始剤がイオン結合または共有結合で一体化
された化合物系を挙げることができる。
【0027】増感剤(イ)の具体例としては、例えばカ
ルコン誘導体やジベンザルアセトン誘導体などに代表さ
れる不飽和ケトン類、ベンジルやカンファーキノンなど
の代表される1,2−ジケトン誘導体、ベンゾイン誘導
体、フルオレン誘導体、ナフトキノン誘導体、アントラ
キノン誘導体、キサンテン誘導体、チオキサンテン誘導
体、キサントン誘導体、チオキサントン誘導体、クマリ
ン誘導体、ケトクマリン誘導体、シアニン誘導体、メロ
シアニン誘導体、オキソノール誘導体、スチリル誘導
体、アクリジン誘導体、アジン誘導体、チアジン誘導
体、オキサジン誘導体、インドリン誘導体、アズレン誘
導体、アズレニウム誘導体、スクワリリウム誘導体、ポ
ルフィリン誘導体、テトラベンゾポルフィリン誘導体、
テトラナフトポリフィリン誘導体、トリアリールメタン
誘導体、テトラアザポルフィリン誘導体、フタロシアニ
ン誘導体、ナフタロシアニン誘導体、テトラアザポルフ
ィラジン誘導体、テトラピラジノポルフィラジン誘導
体、テトラキノキサリロポルフィラジン誘導体、テトラ
フィリン誘導体、アヌレン誘導体、ピリリウム誘導体、
チオピリリウム誘導体、スピロピラン誘導体、スピロオ
キサジン誘導体、チオスピロピラン誘導体、有機ルテニ
ウム錯体などが挙げられ、その他には、さらに大河原信
ら編、「色素ハンドブック」(1986年、講談社)、
大河原信ら編、「機能性色素の化学」(1981年、シ
ーエムシー)、池森忠三朗ら編、「特殊機能材料」(1
986年、シーエムシー)に記載の色素および増感剤な
ど、輻射線の波長に吸収がある化合物が挙げられる。こ
れらの増感剤(イ)は、必要に応じて任意の比率で2種
以上の混合物として用いてもよい。また、これらの増感
剤(イ)のうち、キサンテン誘導体、チオキサンテン誘
導体あるいはオキソノール誘導体のごときアニオン性染
料の場合は、アリールジアゾニウムカチオン、ジアリー
ルヨードニウムカチオン、トリアリールスルホニウムカ
チオン、ジアルキルフェナシルスルホニウムカチオン、
ジアルキルフェナシルスルホキソニウムカチオン、アル
キルアリールフェナシルスルホニウムカチオン、アルキ
ルアリールフェナシルスルホキソニウムカチオン、ジア
リールフェナシルスルホニウムカチオンあるいはジアリ
ールフェナシルスルホキソニウムカチオンなどのオニウ
ムカチオンがイオン結合した化合物であっても良く、ま
た、一方、シアニン誘導体、アズレニウム誘導体、ピリ
リウム誘導体あるいはチオピリリウム誘導体のごときカ
チオン性染料の場合は、トリアリールアルキルホウ素ア
ニオンなどのホウ酸アニオンがイオン結合した化合物で
も良い。
【0028】次に開始剤(ロ)としては、以下に示す化
合物が例示できる。例えば、2,3−ボルナンジオン
(カンファーキノン)、2,2,5,5−テトラメチル
テトラヒドロ−3,4−フラン酸(イミダゾールトリオ
ン)などの環状シス−α−ジカルボニル化合物、ベンゾ
フェノン、ジアセチル、ベンジル、ミヒラーズケトン、
ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチ
ルプロピオフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフ
ェニルケトンなどのケトン類、ベンゾイルパーオキシ
ド、ジ−tert−ブチルパーオキシドなどの過酸化
物、アリールジアゾニウムなどのジアゾニウム塩、N−
フェニルグリシンなどの芳香族カルボン酸、2−クロロ
チオキサンテン、2,4−ジエチルチオキサンテンなど
のキサンテン類、ジアリールヨードニウム塩、スルホニ
ウム塩、トリフェニルアルキルホウ酸塩、金属アレーン
錯体、ビスイミダゾール類、ポリハロゲン化合物、フェ
ニルイソオキサゾロン、ベンゾインエチルエーテル、ベ
ンジルジメチルケタールなどがあげられる。これらの光
重合開始剤系(C)は、必要に応じて任意の比率で2種
以上の混合物として用いてもよい。特に、本発明で使用
の重合可能な官能基を1つ以上有する化合物(B)が、
異なる官能基をその分子内に有する場合、あるいは異な
る官能基を有する化合物を混合して使用する場合は、適
宜それらの官能基に応じた光重合開始剤系を選択する必
要がある。
【0029】好ましい光重合開始剤としては、英国特許
1388492号および特開昭53−133428号公
報記載のトリス(トリクロロメチル)−2、4、6−ト
リアジンなどの2、4、6−置換トリアジン化合物、特
開昭59−189340号公報および特開昭60−76
503号公報記載の3,3’−4,4’−テトラ(te
rt−ブチルペルオキシカルボニル)ベンゾフェノンな
どの有機過酸化物、特開平1−54440号、ヨーロッ
パ特許第109851号、ヨーロッパ特許第12671
2号および「ジャーナル・オブ・イメージング・サイエ
ンス(J.Imag.Sci.)」、第30巻、第174頁(19
86年)記載の鉄アレーン錯体、ジフェニルヨードニウ
ムヘキサフルオロホスフェート、ジ(p−トリル)ヨー
ドニウムヘキサフルオロホスフェート、ジフェニルヨー
ドニウムヘキサフルオロアンチモネートなどのジアリー
ルヨードニウム塩、トリフェニルスルホニウムヘキサフ
ルオロホスフェート、ジフェニルフェナシルスルホニウ
ムヘキサフルオロアンチモネート、ジメチルフェナシル
スルホニウムヘキサフルオロホスフェート、ベンジル−
4−ヒドロキシフェニルメチルスルホニウムヘキサフル
オロアンチモネートなどのスルホニウム塩、テトラフェ
ニルオキソスルホニウムヘキサフルオロホスフェートな
どのオキソスルホニウム塩、特開平3−704号公報記
載のジフェニルヨードニウム(n−ブチル)トリフェニ
ルボレートなどのヨードニウム有機ホウ素錯体、特願平
4−89535号記載のジフェニルフェナシルスルホニ
ウム(n−ブチル)トリフェニルボレート、特願平4−
56831号記載のジメチルフェナシルスルホニウム
(n−ブチル)トリフェニルボレートなどのスルホニウ
ム有機ホウ素錯体、「オルガノメタリックス(Organome
tallics)」、第8巻、第2737頁(1989年)記
載の鉄アレーン有機ホウ素錯体などが挙げられる。
【0030】例えば、トリス(トリクロロメチル)−
2、4、6−トリアジン、鉄アレーン錯体、ジフェニル
ヨードニウム塩、トリアリールスルホニウム塩、ジメチ
ルフェナシルスルホニウム塩などの光重合開始剤は、光
励起状態における増感剤との相互作用によってラジカル
および酸の両方を発生させることが可能である。
【0031】次に溶剤(D)としては、アルコール系、
ケトン系、n−アルカン系、エステル系、エーテル系、
芳香族系などの一般的な有機溶媒および水を挙げること
ができる。これらの溶剤は、高分子重合体(A)を粒子
状に安定に分散させることが要求され、必要に応じて、
分散安定剤あるいは乳化剤などを併用することが可能で
ある。
【0032】本発明のホログラム記録用感光材料は、溶
剤中に分散した高分子重合体(A)の分散液に、光重合
開始剤系(C)(増感剤と開始剤)及び重合可能な官能
基を1つ以上有する化合物(B)を混合溶解させて使用
される。上記各成分の配合比に特定の制限はないが、照
射に供する光源から放射される光の透過率が1%以上と
なるように増感剤の濃度を調製することが好ましい。さ
らに必要に応じて、各種添加剤、例えば高分子バインダ
ー、オリゴマー、屈折率調整用の添加剤、可塑剤、酸化
防止剤、熱重合禁止剤等を添加してもよい。またトリエ
タノールアミン、N,N−ジエチルアニリン、N−フェ
ニルグリシンなどのアミン類を重合促進用の添加剤とし
て混合使用しても良い。
【0033】高分子重合体(A)のホログラム記録用感
光材料中に占める量は、高回折効率、高解像度、高透明
性を有するホログラムを製造するためには、10〜90
重量%、好ましくは、30〜70重量%である。重合可
能な官能基を1つ以上有する化合物(B)の使用量は、
高分子重合体(A)100重量部に対し10〜200重
量部、好ましくは40〜150重量部である。上記範囲
を逸脱すると高い回折効率の維持および感度特性の向上
が困難となるので好ましくない。
【0034】本発明のホログラム記録用感光材料で使用
される光重合開始剤系のうち増感剤(イ)は、高分子重
合体(A)100重量部に対し、0.1〜30重量部、
好ましくは、0.5〜15重量部の範囲で使用される。
使用量は、感光層膜厚と、該膜厚の光学密度によって制
限を受ける。即ち、光学密度が2を越さない範囲で使用
することが好ましい。また、開始剤(ロ)は、高分子重
合体(A)100重量部に対し、0.1〜20重量部、
好ましくは1〜15重量部の範囲で使用される。
【0035】得られた溶液は、基材上に皮膜状に塗布し
てホログラム記録用媒体として使用される。塗布される
厚みは、乾燥後の膜厚として1μmから50μmにする
ことが好ましく、4μmから20μmの範囲がより好ま
しいが、その厚みは、回折効率あるいは再生光半値幅な
ど要求されるホログラム特性と屈折率変調度(Δn)と
の関係、あるいは、製造されるホログラムが反射型ホロ
グラムか透過型ホログラムかの何れかによって、最適な
厚みに設定する必要がある。その理論的根拠について
は、H.Kogelnik著のBell.Syst.T
ech.J.,第48巻,第2909頁(1969年)
にて記載されている。
【0036】基材としてはガラス板、ポリカーボネ−ト
板、ポリメチルメタクリレート板またはポリエステルフ
ィルムなどが挙げられる。また、ポリビニルアルコー
ル、ポリエチレンテレフタレート、ポリオレフィン、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンあるいはセロファン
フィルムなど保護膜をさらに設けて使用することができ
る。保護膜の形成の方法としては、溶液状態での塗布、
静電的な密着、押し出し機を使った積層、あるいは予め
粘着剤を該保護膜に塗布したフィルムを貼り合わせるこ
とによって、該ホログラム記録媒体上に積層することが
できる。このように、ホログラム記録媒体が2つの基材
に挟まれて使用される場合は、少なくとも一方は光学的
に透明であることが要求される。
【0037】次に、本発明のホログラム記録用感光材料
を使用したホログラムの製造方法について説明する。す
なわち、前記した方法によって作成したホログラム記録
媒体を、例えば第1図に示した反射型ホログラム撮影用
の光学系にて干渉露光をする。このような唯一のホログ
ラム露光によってホログラムの製造を完了させることが
可能であるが、該ホログラム露光のみでは未反応の、重
合可能な官能基を1つ以上有する化合物(B)の重合を
さらに促進するために、加熱あるいは(および)全面露
光処理を施すことも可能である。このような処理を行っ
ても、ホログラム特性を損なうことはない。加熱処理用
の熱源としては、一般的には熱循環式オーブンあるいは
加熱ロールが好適に用いられるが、これに限定されるも
のではない。加熱処理温度に特に限定はないが、使用し
た基材の耐熱性、本発明におけるホログラム記録用感光
材料中の高分子重合体(A)および重合可能な官能基を
1つ以上有する化合物(B)の耐熱性を考慮して、好適
な温度条件を選択する必要がある。通常は、40℃から
150℃の間である。
【0038】また、全面露光に使用する光源としては、
可視光レーザーの他、カーボンアーク、高圧水銀灯、キ
セノンランプ、メタルハライドランプ、蛍光ランプ、タ
ングステンランプなどの可視光および(または)紫外光
を用いる。
【0039】
【作用】本発明のホログラム記録用感光材料は、高分子
重合体(A)、重合可能な官能基を1つ以上有する化合
物(B)、重合可能な官能基を1つ以上有する化合物
(B)の重合を活性化する光重合開始剤系(C)をおよ
び溶剤(D)から成る組成物において、高分子重合体
(A)が溶剤(D)中に粒子状に分散してなることを特
徴とする。該記録用感光材料を基材上に膜として形成し
て得られるホログラム記録媒体を使って、第1図に示し
たようなコヒーレント性の高いレーザー光源の干渉露光
においては、前記した式(A)に従った干渉パターンが
該記録媒体中に形成される。その時、干渉作用の強い部
位においては、光の作用によって、該光重合開始剤系か
らラジカルあるいは(および)酸が発生し、重合可能な
官能基を1つ以上有する化合物(B)の重合反応が誘起
される。一方、干渉作用の低い部位では、このような重
合反応は誘起されず、両部位では、重合反応に伴う体積
収縮によって生じる密度勾配が形成される。また、干渉
作用の強い部位には、未反応の重合可能な化合物(B)
が拡散によって集合するため、さらに密度が上がり、干
渉作用の低い部位との屈折率差が拡大することになり、
屈折率変調によるホログラムが形成される。特に本発明
においては、高分子重合体(A)に高分子微粒子を使用
すること特徴としており、微粒子状であるがために、通
常の直鎖状の高分子バインダーと比べ、重合可能な官能
基を1つ以上有する化合物(B)の膜中における拡散が
容易となり、前記効果が顕著になったものと推察され
る。その理由は明かではないが、粒子間の間隙が、重合
可能な官能基を1つ以上有する化合物(B)の拡散のた
めの経路となったものと推察される。
【0040】一方、本発明において使用される、高分子
重合体(A)と、重合可能な官能基を1つ以上有する化
合物(B)との屈折率が異なる組合わせを積極的に選択
することによって、さらに屈折率変調効果を向上させる
ことが可能となり、0.005以上の屈折率変調を示す
組合わせの時、その効果が顕著になったものと解釈され
る。また、このような組合わせは、高分子重合体(A)
と重合可能な官能基を1つ以上有する化合物(B)との
組合わせにおいてだけでなく、屈折率の互いに異なる2
種類以上の、重合可能な官能基を1つ以上有する化合物
(B)を組み合わせた時にも実現可能で、その場合、使
用した重合可能な官能基を1つ以上有する化合物(B)
が、互いに反応性に差がある時、その効果はさらに顕著
となる。
【0041】
【実施例】以下実施例に基づき、本発明をより詳細に説
明する。以下の各例において、部は特に断わりのない限
り重量部を表わす。
【0042】製造例1 高分子微粒子分散液(A)の製造 撹拌機、温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管を備えた
1l4つ口フラスコに、脱イオン水457部、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム4部を仕込み、温度を8
0℃に保持しながら撹拌し、均一な界面活性剤水溶液を
得た。これに過硫酸カリウム1.5部を脱イオン水50
部に溶解した液を添加し、しかる後に、メチルメタクリ
レート125部、エチレングリコールジメタクリレート
14部からなる混合液を上記界面活性剤水溶液撹拌のも
と、2時間を要して滴下した。滴下終了後、さらに過硫
酸カリウム1.5部を脱イオン水50部に溶解した液を
添加し、80℃で2時間撹拌を続けることにより、固形
分20%の水性重合体分散液Aを得た。この高分子微粒
子の粒径は0.07μmであった。次いで、この水性重
合体分散液500部に、メチルイソブチルケトン240
部を仕込み、80℃に昇温した後、1Nのビニルピリジ
ン塩酸塩水溶液を添加し、温度を80℃に保持しなが
ら、懸濁状態で1時間撹拌した。その後、この懸濁液を
60℃に冷却し、静置することにより懸濁液は水層と有
機層に分離した。この水層を分離除去したところ、水分
離率が96%の有機層を得ることができた。さらに、こ
の有機層にオルトギ酸エステル72部を添加した後、8
0℃で2時間撹拌して非水系の高分子微粒子分散液Aを
得た。この非水高分子微粒子分散液における高分子微粒
子の粒径は0.08μmで、固形分は30%であった。
【0043】実施例1 製造例1にて得られた高分子微粒子分散液(A)100
部に、フェノキシエチルアクリレート(POEA、大阪
有機化学工業製:ビスコート#192)を30部、ケト
クマリン誘導体(KCD、化合物(a))1.5部、式
(2)で示されるジフェニルヨードニウム塩(DPI、
化合物(b))1.5部、メチルイソブチルケトン10
0部とテトラクロロエタン100部からなる感光液を1
00×125×3mmのガラス板上に、感光液乾燥後の
膜厚が20μmとなるように5ミルアプリケーターを用
いて塗布し、ホログラム記録用感光板を作成した。さら
にスピンコーターでポリビニルアルコールの5%水溶液
を塗布した。この感光板に、図1に示した反射型ホログ
ラム作成用光学系を用いて2光束干渉によるホログラム
露光を行った。その際、レーザーとしては、Arイオン
レーザーの488nm光を用いた。次いで、このホログ
ラム露光した感光板を150℃のオーブンに2時間をお
いた。
【0044】以上のようにして得られたホログラムの回
折効率は、日本分光工業(株)製ART25C型分光光
度計で測定した。該装置は、幅3mmのスリットを有し
たフォトマルチメータを、試料を中心にした半径20c
mの円周上に設置できる。幅0.3mmの単色光を試料
に45度の角度で入射し、試料からの回折光を検出し
た。正反射光以外で最も大きな値と、試料を置かず直接
入射光を受光したときの値との比を回折効率とした。表
1に、最大回折効率を与える露光エネルギー量(感度特
性)、回折効率、プレイバック波長、再生光の半値幅を
表1にまとめて示した。
【0045】化合物(a)
【化1】
【0046】化合物(b)
【化2】
【0047】実施例2 実施例1におけるPOEAを、トリブロモフェノールト
リエチレンオキシドメタクリレート(大阪有機化学工業
製:ビスコート3BM)に変えた他は、実施例1と同様
の方法で操作した時の、感度特性、回折効率、プレイバ
ック波長、再生光の半値幅を表1にまとめて示した。
【0048】実施例3 実施例1におけるPOEAを、テトラブロモビスフェノ
ールAエチレンオキシド変性ジメタクリレート(大阪有
機化学工業製:ビスコート3BM)に変えた他は、実施
例1と同様の方法で操作した時の、感度特性、回折効
率、プレイバック波長、再生光の半値幅を表1にまとめ
て示した。
【0049】実施例4 実施例1におけるPOEAを、フェニルグリシジルエー
テルに変えた他は、実施例1と同様の方法で操作した時
の、感度特性、回折効率、プレイバック波長、再生光の
半値幅を表1にまとめて示した。
【0050】実施例5 実施例1におけるPOEAを、フェノキシエチレンビニ
ルエーテルに変えた他は、実施例1と同様の方法で操作
した時の、感度特性、回折効率、プレイバック波長、再
生光の半値幅を表1にまとめて示した。
【0051】
【表1】
【0052】実施例6 実施例1におけるKCD(化合物a)を、トリスビピリ
ジンRu誘導体(Ru錯体、化合物(c))に変え、光
源にHe−Cdレーザーの441nm光を使用した他
は、実施例1と同様の方法で操作した時の、感度特性、
回折効率、プレイバック波長、再生光の半値幅を表2に
まとめて示した。
【0053】化合物(c)
【化3】
【0054】実施例7 実施例1におけるKCD(化合物a)を、チオキサンテ
ン誘導体(TXD、化合物(d))に変えた他は、実施
例1と同様の方法で操作した時の、感度特性、回折効
率、プレイバック波長、再生光の半値幅を表2にまとめ
て示した。
【0055】化合物(d)
【化4】
【0056】実施例8 実施例1におけるKCD(化合物a)を、メロシアニン
誘導体(MCD、化合物(e))に変えた他は、実施例
1と同様の方法で操作した時の、感度特性、回折効率、
プレイバック波長、再生光の半値幅を表2にまとめて示
した。
【0057】化合物(e)
【化5】
【0058】実施例9 実施例1におけるKCD(化合物a)を、シアニン誘導
体(CyD、化合物(f))に変えた他は、実施例1と
同様の方法で操作した時の、感度特性、回折効率、プレ
イバック波長、再生光の半値幅を表2にまとめて示し
た。
【0059】化合物(f)
【化6】
【0060】実施例10 実施例1におけるKCD(化合物a)を、スチリル誘導
体(StD、化合物(g))に変えた他は、実施例1と
同様の方法で操作した時の、感度特性、回折効率、プレ
イバック波長、再生光の半値幅を表2にまとめて示し
た。
【0061】化合物(g)
【化7】
【0062】実施例11 実施例1におけるKCD(化合物a)を、ピリリウム誘
導体(PyD、化合物(h))に変えた他は、実施例1
と同様の方法で操作した時の、感度特性、回折効率、プ
レイバック波長、再生光の半値幅を表2にまとめて示し
た。
【0063】化合物(h)
【化8】
【0064】実施例12 実施例1におけるKCD(化合物a)を、チオピリリウ
ム誘導体(TPyD、化合物(i))に変えた他は、実
施例1と同様の方法で操作した時の、感度特性、回折効
率、プレイバック波長、再生光の半値幅を表2にまとめ
て示した。
【0065】化合物(i)
【化9】
【0066】実施例13 実施例1におけるKCD(化合物a)を、フタロシアニ
ン誘導体(PcD、化合物(j))に変え、光源にKr
イオンレーザーの676nm光を使用した他は、実施例
1と同様の方法で操作した時の、感度特性、回折効率、
プレイバック波長、再生光の半値幅を表2にまとめて示
した。
【0067】化合物(j)
【化10】
【0068】実施例14 実施例1におけるKCD(化合物a)を、テトラベンゾ
ポルフィリン誘導体(TBPD、化合物(k))に変
え、光源にHe−Neレーザーの633nm光を使用し
た他は、実施例1と同様の方法で操作した時の、感度特
性、回折効率、プレイバック波長、再生光の半値幅を表
2にまとめて示した。
【0069】化合物(k)
【化11】
【0070】実施例15 実施例1におけるKCD(化合物a)を、テトラピラジ
ノポルフィラジン誘導体(TPzD、化合物(l))に
変え、光源にHe−Neレーザーの633nm光を使用
した他は、実施例1と同様の方法で操作した時の、感度
特性、回折効率、プレイバック波長、再生光の半値幅を
表2にまとめて示した。
【0071】化合物(l)
【化12】
【0072】実施例16 実施例1におけるKCD(化合物a)を、スクワリリウ
ム誘導体(SqD、化合物(m))に変え、光源にHe
−Neレーザーの633nm光を使用した他は、実施例
1と同様の方法で操作した時の、感度特性、回折効率、
プレイバック波長、再生光の半値幅を表2にまとめて示
した。
【0073】化合物(m)
【化13】
【0074】実施例17 実施例1におけるKCD(化合物a)を、アズレニウム
誘導体(AzD、化合物(n))に変え、光源にHe−
Neレーザーの633nm光を使用した他は、実施例1
と同様の方法で操作した時の、感度特性、回折効率、プ
レイバック波長、再生光の半値幅を表2にまとめて示し
た。
【0075】化合物(n)
【化14】
【0076】実施例18 実施例1におけるKCD(化合物a)を、エオシンY有
機ヨードニウム錯体(EYI、化合物(o))に変え、
光源にArイオンレーザーの514nm光を使用した他
は、実施例1と同様の方法で操作した時の、感度特性、
回折効率、プレイバック波長、再生光の半値幅を表2に
まとめて示した。
【0077】化合物(o)
【化15】
【0078】実施例19 実施例1におけるKCD(化合物a)を、アズレニウム
有機ホウ素錯体(AzB、化合物(p))に変え、Kr
イオンレーザーの647nm光を使用した他は、実施例
1と同様の方法で操作した時の、感度特性、回折効率、
プレイバック波長、再生光の半値幅を表2にまとめて示
した。
【0079】化合物(p)
【化16】
【0080】
【表2】
【0081】実施例20 実施例1におけるDPI(化合物b)を、ジフェニルヨ
ードニウム有機ホウ素錯体(DPIB、化合物(q))
に変えた他は、実施例1と同様の方法で操作した時の、
感度特性、回折効率、プレイバック波長、再生光の半値
幅を表3にまとめて示した。
【0082】化合物(q)
【化17】
【0083】実施例21 実施例1におけるDPI(化合物b)を、ジメチルフェ
ナシルスルホニウム有機ホウ素錯体(DMPSB、化合
物(r))に変えた他は、実施例1と同様の方法で操作
した時の、感度特性、回折効率、プレイバック波長、再
生光の半値幅を表3にまとめて示した。
【0084】化合物(r)
【化18】
【0085】実施例22 実施例1におけるDPI(化合物b)を、ジフェニルフ
ェナシルスルホニウム有機ホウ素錯体(DPPSB、化
合物(s))に変えた他は、実施例1と同様の方法で操
作した時の、感度特性、回折効率、プレイバック波長、
再生光の半値幅を表3にまとめて示した。
【0086】化合物(s)
【化19】
【0087】実施例23 実施例1におけるDPI(化合物b)を、鉄アレーン有
機ホウ素錯体(FeASB、化合物(t))に変えた他
は、実施例1と同様の方法で操作した時の、感度特性、
回折効率、プレイバック波長、再生光の半値幅を表3に
まとめて示した。
【0088】化合物(t)
【化20】
【0089】実施例24 実施例1におけるDPI(化合物b)を、ベンゾフェノ
ン有機過酸化物誘導体(BTTB、化合物(u))に変
えた他は、実施例1と同様の方法で操作した時の、感度
特性、回折効率、プレイバック波長、再生光の半値幅を
表3にまとめて示した。
【0090】化合物(u)
【化21】
【0091】実施例25 実施例1におけるDPI(化合物b)を、トリアジン誘
導体(TCT、化合物(v))に変えた他は、実施例1
と同様の方法で操作した時の、感度特性、回折効率、プ
レイバック波長、再生光の半値幅を表3にまとめて示し
た。
【0092】化合物(v)
【化22】
【0093】実施例26 実施例1におけるDPI(化合物b)を、鉄アレーン誘
導体(FeA、化合物(w))に変えた他は、実施例1
と同様の方法で操作した時の、感度特性、回折効率、プ
レイバック波長、再生光の半値幅を表3にまとめて示し
た。
【0094】化合物(w)
【化23】
【0095】
【表3】
【0096】
【発明の効果】本発明におけるホログラム記録用感光材
料および該記録媒体の使用により、20mJ/cm2以
下の少ない露光エネルギーで、化学的安定性や耐環境特
性に優れ、かつ高解像度、高回折効率を有する体積位相
型ホログラムを製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 体積位相型ホログラム製造用の二光束レーザ
ー露光装置のブロック図
【符号の説明】
1:レーザー光源 2:ミラー 3:レンズ 4:スペーシャルフィルター 5:基材(ガラス板) 6:ホログラム感光膜 7:保護膜(ポリビニルアルコール膜)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に、高分子重合体(A)、重合可
    能な官能基を1つ以上有する化合物(B)および光重合
    開始剤系(C)からなる組成物を形成したホログラム記
    録媒体であって、高分子重合体(A)が、化合物(B)
    中に粒子状に分散され連続層を形成してなり、かつホロ
    グラム露光による屈折率差が高分子重合体(A)と化合
    物(B)の重合体間で少なくとも0.005となるよう
    にしたことを特徴とするホログラム記録用媒体。
  2. 【請求項2】 高分子重合体(A)粒子、光重合開始剤
    系(C)および重合可能な官能基を1つ以上有する化合
    物(B)を溶剤(D)に分散ないし溶解してなり、ホロ
    グラム露光による屈折率差が高分子重合体(A)と化合
    物(B)の重合体間で少なくとも0.005となるよう
    にしたことを特徴とするホログラム記録用感光材料。
JP15496393A 1993-06-25 1993-06-25 ホログラム記録用媒体およびそれに使用する感光材料 Pending JPH0713472A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515704B1 (ja) * 1970-08-19 1976-02-21

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