JPH07134643A - Fifoメモリ - Google Patents

Fifoメモリ

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Publication number
JPH07134643A
JPH07134643A JP5304866A JP30486693A JPH07134643A JP H07134643 A JPH07134643 A JP H07134643A JP 5304866 A JP5304866 A JP 5304866A JP 30486693 A JP30486693 A JP 30486693A JP H07134643 A JPH07134643 A JP H07134643A
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JP
Japan
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read
write
data
memory
memory block
Prior art date
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Withdrawn
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JP5304866A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Egawa
英和 江川
Hidenori Kitajima
秀則 北島
Masahiko Sato
昌彦 佐藤
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部とのデータ転送効率を向上させることが
できるFIFOメモリを提供することにある。 【構成】 書込み指示、読出し指示に同期して切り替え
動作されるメモリブロックMA,MBが設けられると共
に夫々のメモリブロックMA,MBに対応して入出力用
データ保持回路IDLA,IDLBが設けられ、書込み
指示が与えられるときには、その動作が選択されるメモ
リブロックMA,MB側の入力用データ保持回路IDL
A,IDLBが書込みデータを保持して当該メモリブロ
ックMA,MBに並列的に供給し、読出し指示が与えら
れるときには、その動作が選択されるメモリブロックM
A,MBから読出しデータをマルチプレクサMPXに並
列的に出力し、データ転送効率を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データを先入れ先出し
形式で一時的に蓄積するFIFOメモリ(ファーストイ
ン・ファーストアウトメモリ)に関し、例えば装置間の
データ転送のスピード調整用バッファメモリに適用して
有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データの処理速度や転送速度が相違する
複数の装置や機能モジュール間でデータ受け渡しを行う
場合にそのような能力や速度の相違などを吸収するため
に、FIFOメモリなどをバッファメモリとして利用す
ることができる。例えば通信制御用LSIにおいては、
通信回線との間でデータの送受信を行う回線制御部と上
位装置と接続されるバスインタフェース部との間に送信
FIFOメモリや受信FIFOメモリが配置されてい
る。受信FIFOメモリは回線制御部で受信されたデー
タを順番に蓄えていき、蓄えられたデータはバスインタ
フェース部を介して上位装置が順番に読み出してデータ
転送やデータ処理に供される。上記送信FIFOはバス
インタフェース部を介して上位装置から供給される送信
データを順番に蓄えていき、蓄えられたデータは回線制
御部によって順番に読出されて送信に供される。上記F
IFOメモリは、回路構成的には外部アドレスが不要
で、その代わりにチップ内にアドレス発生回路であるア
ドレスカウンタ、又はシフトレジスタにより構成され、
行・列線を順番に選択するアドレスポインタを内蔵して
いる。アドレスポインタは、単一メモリアレイに含まれ
る複数の記憶段を先入れ先出し形式で指定していく。な
お、FIFOメモリについて記載された文献の例として
は、昭和60年12月25日に株式会社オーム社発行の
「マイクロコンピュータハンドブック」第257頁があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上位システムとの間で
のデータ転送のためのオーバーヘッド低減や上位システ
ムのデータ処理能力との関係でFIFOメモリの処理能
力を向上させることの必要性を本発明者らは見出した。
しかしながら、外部からの書込み又は読出し指示に対す
るメモリブロックの動作速度には限界があり、外部から
の書込み又は読出し指示によって動作されるメモリブロ
ックが単一であれば、FIFOメモリの処理能力はその
メモリブロックの動作速度に制限され、該メモリブロッ
クからなるFIFOメモリをバッファメモリに用いた場
合に異なるデータ処理速度をもつ装置間におけるデータ
転送処理能力には限界のあることが本発明者らによって
見いだされた。すなわち、従来のFIFOメモリの構成
ではデータ転送処理能力を向上させることは困難であっ
た。また、メモリブロックに読出されるデータが存在し
ないエンプティ状態の場合、次に書込まれたデータを読
出す場合にもメモリブロックからそのデータを読出すと
いう効率の悪いデータ処理を行っていた。
【0004】本発明の目的は、外部とのデータ転送効率
を向上させることができるFIFOメモリを提供するこ
とにある。
【0005】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。すなわち、書込み指示、読出し指示に同
期して切り替え動作される複数個のメモリブロックが設
けられると共に、夫々のメモリブロックに対応して入力
用データ保持用回路が設けられ、書込み指示が与えられ
るときには、その動作が選択されるメモリブロック側の
入力用データ保持回路が書込みデータを保持して当該メ
モリブロックに供給し、読出し指示が与えられるときに
は、その動作が選択されるメモリブロックから読出しデ
ータを出力回路に出力し、データ転送効率の向上を可能
にFIFOメモリを構成するものである。
【0007】上記FIFOメモリにおいて、読出される
べきデータがメモリブロックに存在しないエンプティ状
態の場合にデータが書込まれた直後にそのデータを読出
しするときの読出し速度を向上させるには、その書込み
データを保持する上記入力用データ保持回路の出力と上
記出力回路の入力の間にバイパス回路を設けるとよい。
【0008】上記動作されるべきメモリブロックの切り
替え制御を比較的簡単に行うには、上記アドレス発生回
路から発生する書き込みアドレスと、読出しアドレスに
含まれる所定ビットの値を切り替え制御のための情報と
して採用することが望ましい。
【0009】
【作用】上記した手段によれば、1つのメモリブロック
に対し連続して書込み動作が行われることはなく、1つ
のメモリブロックに書込み動作が行われている際に、次
の書込み動作は次の書込み指示に同期して別のメモリブ
ロックで行われ、各メモリブロックは、相互にタイミン
グをずらして並列的にデータの書込みをすることができ
る。読出し動作も書込み動作と同様にして行われる。換
言すれば、N個のメモリブロックがFIFOメモリに内
蔵されている場合、書込み又は読出し動作のサイクルタ
イムは見かけ上各メモリブロックの動作に必要な時間の
1/Nとされる。ここで、動作されるべきメモリブロッ
クの選択を、アドレス発生装置から発生するアドレスを
用いて行うことができる。例えば、2つのメモリブロッ
クを用いる場合は上記アドレスの最下位1ビットを用
い、4つのメモリブロックを用いる場合は下位2ビット
を用いて、書込み,読出しされるべくメモリブロックを
選定する。また、読出されるべきデータがメモリブロッ
クに存在しないエンプティ状態のメモリブロックにデー
タが書込まれた直後に読出し指示が外部から供給される
と、その書込みデータを保持する上記入力用データ保持
回路の出力はバイパス回路に接続され、その書込みデー
タはバイパス回路を経由して出力回路に出力される。よ
って、メモリブロックからの読出し動作を経なくとも直
接入力用データ保持回路に設定されたデータを外部に出
力することができる。
【0010】
【実施例】図1には、本発明の一実施例であるFIFO
メモリ1のブロック図が示される。このFIFOメモリ
1は、特に制限されないが、2つのメモリブロックM
A,MBを有し、各メモリブロックMA,MBは夫々8
ビットの記憶段を複数個有するメモリアレイを備える。
上記各メモリブロックMA,MBには、読出し指示又は
書込み指示に同期してアドレスを発生するリードアドレ
スカウンタRACと書込みアドレスを発生するライトア
ドレスカウンタWACが接続されており、発生するアド
レスの最下位ビット(LSB)によって動作が制御され
るリードアドレスデコーダRADA,RADBとライト
アドレスデコーダWADA,WADBが含まれる。ここ
で、リードアドレスカウンタRACとライトアドレスカ
ウンタWACが出力するアドレスは、次に書込み又は読
出しされるべき記憶段を指示するための情報とされる。
該アドレスの最下位ビット(LSB)が論理値”1”の
場合に動作可能にされる対象はリードアドレスデコーダ
RADA又はライトアドレスデコーダWADAであり、
最下位ビット(LSB)が論理値”0”の場合に動作可
能にされる対象は、リードアドレスデコーダRADBと
ライトアドレスデコーダWADBである。上記書込みア
ドレスは、書込み信号W*がローレベルにされる書込み
指示毎にインクリメントされる。したがって、ライトア
ドレスデコーダWADA,WADBは交互に動作され
る。同様に、上記読出しアドレスは、読出し信号R*が
ローレベルにされる読出し指示毎にインクリメントさ
れ、リードアドレスデコーダRADA,RADBは交互
に動作される。また、上記各メモリブロックMAとMB
には、外部からのデータを入力する入力用データ保持回
路IDLAとIDLB及び外部へデータを出力する出力
用データ保持回路ODLAとODLBを含むマルチプレ
クサMPXが接続される。ここで、出力用データ保持回
路ODLAとODLBは特に制限されないが、入力を単
にスタティックに保持するラッチである。これら入力用
データ保持回路IDLAとIDLB及びマルチプレクサ
MPXも、上記リードアドレスデコーダRADA,RA
DB及びライトアドレスデコーダWADA,WADBを
制御する該アドレスの最下位ビット(LSB)により制
御される。ここで、該アドレスの最下位ビット(LS
B)が論理値”1”の場合に、書込み指示に呼応してメ
モリブロックMAと対応する入力用データ保持回路ID
LAが動作可能にされる。また、該アドレスの最下位ビ
ット(LSB)が論理値”1”の場合には、読出し指示
に呼応してメモリブロックMAが動作可能にされると共
にマルチプレクサMPXによって上記出力用データ保持
回路ODLAの出力がバッファBFに供給される。該ア
ドレスの最下位ビット(LSB)が論理値”0”の場合
に、書込み指示に呼応してメモリブロックMBと対応す
る入力用データ保持回路IDLBが動作可能にされる。
また、該アドレスの最下位ビット(LSB)が論理値”
0”の場合には、読出し指示に呼応してメモリブロック
MBが動作可能にされると共にマルチプレクサMPXに
よって上記出力用データ保持回路ODLBの出力がバッ
ファBFに供給される。
【0011】データをメモリブロックMA又はMBに書
込む動作は次のようにして行われる。以下、メモリブロ
ックMAに書込まれる場合について説明する。外部より
書込み指示(書込み信号W*の立ち下がり時)がライト
コントローラWCに供給されると、ライトコントローラ
WCによりライトアドレスカウンタWACへ起動信号D
2が与えられる。その指示で今まで保持されたライトア
ドレスカウンタWACのアドレスの最下位ビット(LS
B)(ここでは、論理値”1”とする)により書込み動
作されるべきメモリブロックMAのライトアドレスデコ
ーダWADAの動作が起動され、該アドレスの上位ビッ
トにより書込まれるメモリアレイMAの記憶段が指示さ
れる。該アドレスはそれがメモリブロックMAに取り込
まれるとインクリメントされ、ライトアドレスカウンタ
WACには次に書込むメモリブロックMBのアドレスが
保持される。上記ライトアドレスデコーダWADAの動
作の起動と同時に、ライトアドレスカウンタWACの値
の最下位ビット(LSB)”1”は、入力用データ保持
回路IDLAへも供給される。ライトアドレスカウンタ
WACから出力された書込みアドレスの最下位ビット
(LSB)とライトコントロールWCのイネーブル信号
E1(ハイイネーブル)とは、アンド回路A1を介して
入力用データ保持回路IDLAへ信号E2(ハイイネー
ブル)として供給される。このアンド回路A1を介して
入力された信号E2により入力用データ保持回路IDL
Aは、メモリブロックMAに書込まれるべきデータを保
持する。すなわち、上記のように書込まれるべきメモリ
ブロックMAが指示されると、そのメモリブロックMA
に接続されている入力用データ保持回路IDLAに外部
から取り込まれたデータが、メモリブロックMAの指定
された記憶段に書込まれる。また、ライトアドレスカウ
ンタWACの値は、フラグロジックFLに送られ、各メ
モリブロックMA,MBの書込み、書込み及び読出し、
又は読出し可否の判断に用いられる。メモリブロックM
Bへの書込み動作も、上記メモリブロックMAへの書込
み動作と同様にして行われる。但し、メモリブロックM
Bへの書込み動作はライトアドレスカウンタWACから
出力される書込みアドレスの最下位ビット(LSB)が
論理値”0”の場合に行われる。これらメモリブロック
MA,メモリブロックMBへの書込み動作は、書込み指
示に同期してインクリメントされるライトアドレスカウ
ンタWACの値の最下位ビット(LSB)”0”又は”
1”によって指定されることから、順次交互に行われ
る。
【0012】一方、データをメモリブロックMA又はM
Bから読出す動作は次のようにして行われる。以下、メ
モリブロックMAから読出される場合について説明す
る。外部より読出し指示(読出し信号R*の立ち下がり
時)がリードコントローラRCに供給されると、リード
コントローラRCによりリードアドレスカウンタRAC
へ起動信号D1が与えられる。その指示で今まで保持さ
れたリードアドレスカウンタWACのアドレスの最下位
ビット(LSB)(ここでは、論理値”1”とする)に
より読出し動作されるべきメモリブロックMAのリード
アドレスデコーダRADAの動作が起動され、該アドレ
スの上位ビットにより読出されるメモリアレイMAの記
憶段が指示される。該アドレスは出力されるとインクリ
メントされ、リードアドレスカウンタWACには次に読
出すメモリブロックMBのアドレスが保持される。上記
リードアドレスデコーダRADAの動作の起動と同時
に、リードアドレスカウンタRACのアドレスの最下位
ビット(LSB)論理値”1”はマルチプレクサMPX
の出力切り替えスイッチ部位に供給され、出力用データ
保持回路ODLAに保持されたデータはバッファBFを
介して外部に出力するように制御される。すなわち、上
記のように読出されるべきメモリブロックMAが指示さ
れると、そのメモリブロックMAの指定された記憶段に
書込まれたデータが、出力用データ保持回路ODLAに
読出される。また、リードアドレスカウンタWACの値
は、フラグロジックFLに送られ各メモリブロックM
A,MBの書込み、書込み及び読出し、又は読出し可否
の判断に用いられる。メモリブロックMBからの読出し
動作も、上記メモリブロックMAからの読出し動作と同
様にして行われる。但し、メモリブロックMBからの読
出し動作はリードアドレスカウンタRACから出力され
る読出しアドレスの最下位ビット(LSB)が論理値”
0”の場合行われる。これらメモリブロックMA,MB
からの読出し動作は、読出し指示に同期してインクリメ
ントされるリードアドレスカウンタRACの値の最下位
ビット”0”又は”1”によって指示されることから、
順次交互に行われる。
【0013】上記書込み動作、読出し動作はそれぞれ別
に行われることに限定されず、メモリアレイの構成に応
じて並行処理も可能とされる。
【0014】該メモリブロックMA,MBの書込み又は
読出し動作の可否の判断は、上記ライトアドレスカウン
タWACの値とリードアドレスカウンタRACの値との
比較により行われる。例えば、リードアドレスカウンタ
RACの値よりライトアドレスカウンタWACの値の方
が大きいときには、ライトアドレスカウンタWACの値
からリードアドレスカウンタRACの値を減じた値が読
出し可能データ数として認識される。一方、リードアド
レスカウンタRACの値の方がライトアドレスカウンタ
WACの値より大きいときには、ライトアドレスカウン
タWACの値に記憶段の総数を加えた値からリードアド
レスカウンタRACの値を減じた値が読出し可能データ
数として認識される。又、ライトアドレスカウンタWA
Cを示すライトポインタにリードアドレスカウンタRA
Cを示すリードポインタが追いついた場合には読出しデ
ータが存在しないエンプティ状態を示す信号EFがフラ
グロジックFLより外部に出力され、読出し指示が抑制
される。該信号EFは、書込み指示が供給されることに
より解除される。リードポインタにライトポインタが追
いた場合にはメモリ容量がいっぱいであるフル状態を示
す信号FFがフラグロジックFLより外部に出力され、
書込み指示が抑制される。該信号FFは、読出し指示が
供給された際、その指示に同期して解除される。
【0015】図3には上記図1のFIFOメモリの書込
み動作の一例タイミングチャートが示される。例えば外
部より供給される入力データD0,D1は図示の連続す
る書込み指示のタイミング(時刻T0,T1)でメモリ
ブロックMA,MBに書込まれる。上記書込み指示の間
隔は、一つのメモリブロックMA,MBで必要とされる
書込み動作時刻よりも短くされている。この例に従え
ば、上記書込み動作に必要な時間は概ねT4とされる。
書込み信号W*の立ち下がり(時刻T0)に同期して、
ライトアドレスカウンタWACから出力される書込みア
ドレスの最下位ビット(LSB)論理値”1”がライト
アドレスデコーダWADAに供給され、メモリブロック
MAは動作可能とされる。同時に上記最下位ビット(L
SB)以外の上位ビット情報により該メモリブロックM
Aの書込まれるべき記憶段(書込みアドレスWA1)が
指示される。また、このとき上記ライトアドレスカウン
タWACの値の最下位ビット(LSB)は論理値”1”
であるので入力用データ保持回路IDLAがメモリブロ
ックに書込まれるべきデータD0を保持する。保持され
たデータD0は、メモリブロックMAの所望の記憶段に
書込まれる。メモリブロックMBへの書込み動作は、ラ
イトアドレスカウンタWACから出力される書込みアド
レスの最下位ビット(LSB)が論理値”0”であると
きの書込み指示(時刻T1)に同期して開始される。そ
のタイミングは上記メモリブロックMAがデータD0を
書込んでいる後半とされる。このように、メモリブロッ
クMA,MBへの書込み動作はライト信号W*を1サイ
クルずらしながら並列的に行われていることが図3より
解る。このように、メモリブロックMBへの書込み動作
はメモリブロックMAの書込み動作の終了を待たずに可
能にされる。したがって、夫々のメモリブロックMA,
MBの書込み動作時間は概ねT4であっても、FIFO
メモリ1は見かけ上Tw(<T4)の書込みサイクル時
間を実現することができる。
【0016】図4には上記図1のFIFOメモリの読出
し動作の一例タイミングチャートが示される。例えばメ
モリブロックMA,MBに書込まれたデータD3(読出
しアドレスRA1),D4(読出しアドレスRA2)
は、連続する読出し指示のタイミング(時刻T2,T
3)で外部に出力される。上記読出し指示の間隔は、一
つのメモリブロックMA,MBで必要とされる読出し動
作時間よりも短くされている。この例に従えば、上記読
出し動作に必要とされる時間は概ね時間T5とされる。
読出し信号R*の立ち下がり(時刻T2)に同期して、
リードアドレスカウンタRACから出力される読出しア
ドレスの最下位ビット(LSB)”1”がリードアドレ
スデコーダRADAに供給され、メモリブロックMAに
起動が駆けられる。同時に上記最下位ビット(LSB)
以外の上位情報により該メモリブロックMAの読出され
るべき記憶段(読出しアドレスRA1)が指示される。
また、出力用データ保持回路ODLAはメモリブロック
MAから読出されたデータD3を保持する。このとき上
記リードアドレスカウンタRACの値の最下位ビット
(LSB)は論理値”1”であるので、マルチプレクサ
MPXにて上記リードアドレスカウンタRACの値の最
下位ビット(LSB)によりスイッチの切り替えが行わ
れ、上記出力用データ保持回路ODLAに保持されたデ
ータD3(読出しアドレスRA1)がバッファBFを介
して外部へ出力される。メモリブロックMBからの読出
し動作は、ライトアドレスカウンタWACから出力され
る読出しアドレスの最下位ビット(LSB)が論理値”
0”であるときの読出し指示(時刻T3)に同期して開
始される。そのタイミングはメモリブロックMAがデー
タD3を読出している最中とされる。このように、メモ
リブロックMA,MBからの読出し動作はリード信号R
*を1サイクルずらしながら並列に行われていることが
図4より解る。このように、メモリブロックMBからの
読出し動作はメモリブロックMAからの読出し動作の終
了を待たずに可能にされる。したがって、夫々のメモリ
ブロックMA,MBからの読出し動作時間は概ねT5で
あっても、FIFOメモリ1は見かけ上Tr(<T5)
の読出しサイクル時間を実現することができる。
【0017】図2には本発明の一実施例である図1のブ
ロック図にバイパス回路BA及びBBを設けたブロック
図が示されている。上記バイパス回路は、上記エンプテ
ィ状態の際に信号EFとは別にフラグロジックFLから
出力される信号φにより制御される。該信号φ(ハイイ
ネーブル)は、エンプティ状態の直後の書込み後に読み
だし指示が与えられると、その読みだしサイクルの一定
時間だけハイレベルにされる信号(図5参照)である。
該信号φがハイレベルにされ、かつ書込み動作の直後に
読出し指示が供給されると、該信号φとリードアドレス
カウンタRACから出力される読出しアドレスの最下位
ビット(LSB)”1”を入力するアンド回路A3の出
力信号E4(ハイイネーブル)がバイパス回路BAに供
給される。該信号E4がハイレベルにされると、バイパ
ス回路BAは入力用データ保持回路IDLAの出力と出
力用データ保持回路ODLAの入力を直結させる。すな
わち、バイパス回路BAの入出力が導通されると、書込
み動作にて入力用データ保持回路IDLAに保持された
データは出力用データ保持回路ODLAへ転送される。
上記転送されたデータは、マルチプレクサMPXにおい
てリードアドレスカウンタRACから出力される読出し
アドレスの最下位ビット(LSB)”1”により出力用
データ保持回路ODLAを選択するスイッチングにより
バッファBFを介して外部に出力される。バイパス回路
BBへの接続動作も、上記バイパス回路BAへの接続動
作と同様にして行われる。但し、バイパス回路BBへの
接続動作はリードアドレスカウンタRACから出力され
る読出しアドレスの最下位ビット(LSB)が論理値”
0”の場合行われる。
【0018】図5には上記図2のバイパス回路BA又は
バイパス回路BBを介してデータ転送される場合の書込
み及び読出し動作のタイミングチャートが示される。バ
イパス回路BAは、メモリブロックMAに読出しデータ
が存在しないエンプティ状態に(信号φがハイレベル状
態)おいて、外部より書込み指示に次いで読出し指示が
供給された場合に、その入力と出力が導通される。ここ
で、書込み動作は上述と同様にして行われデータDiが
書込まれたとする。続いて読出し指示が供給されると、
読出し信号R*の立ち下がりに同期してバイパス回路B
Aの入出力が導通され、入力用データ保持回路IDLA
のデータDiは、該バイパス回路BAを介して出力用デ
ータ保持回路ODLAへ転送される。出力用データ保持
回路ODLAへ転送されたデータDiは、マルチプレク
サMPXにて上記リードアドレスカウンタRACから出
力される読出しアドレスの最下位ビット(LSB)の論
理値”1”によるスイッチの切り替えで外部へ出力され
る。バイパスBBへの接続は、リードアドレスカウンタ
RACから出力される読出しアドレスの最下位ビット
(LSB)の論理値”0”を用いる他は上記バイパスB
Aへの接続と同様のタイミングで行われる。前記図4と
上記図5とに表した読出し動作を比較すると、図5のデ
ータ出力は読出し指示(時刻T10)とほぼ同時に行わ
れており、図4の読出し動作の指示(時刻T2)からメ
モリブロックMAのデータを読み出し確定するまでの時
間T6を必要としない。つまり、バイパス回路BAを介
してデータを出力すると、読出し確定時間T6だけデー
タ転送処理を短縮することができる。
【0019】上記実施例によれば、以下の作用効果を得
るものである。 (1)メモリブロックMAに書込み,読出し動作が行わ
れている際に、次の書込み動作は次の書込み指示に同期
してメモリブロックMBで行われ、各メモリブロックM
A,MBは、相互にタイミングをずらして並列的にデー
タの書込みをすることができる。換言すれば、書込み又
は読出し動作のサイクルタイムは見かけ上各メモリブロ
ックMA,MBの動作に必要な時間の1/2とされる。
よって、単位時間当たりのデータ転送効率を向上させる
ことができる。 (2)入力用データ保持回路IDLAの出力と出力用デ
ータ保持回路IDLAの入力の間にバイパス回路BAを
設けることにより、エンプティ状態の書込んだ情報の読
出し動作を高速化できる。よって、書込み,読出し動作
におけるデータ転送効率を向上させることができる。 (3)リードアドレスカウンタRAC又はライトアドレ
スカウンタWACから発生するアドレスを用いて動作さ
れるべきメモリブロックMA又はメモリブロックMBの
切り替え動作を行うことにより、FIFOの制御動作を
簡単にすることができる。
【0020】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0021】例えば、上記実施例では2つのメモリブロ
ックを用いた場合を示したが、用いるメモリブロックの
個数は2つ以上であればいくらでもよい。また、マルチ
プレクサ内に出力用データラッチ回路を設けることな
く、入力用データラッチ回路と同様に個別に出力用デー
タラッチ回路を設けて出力データの制御を行ってもよ
い。さらに、複数のメモリブロックを用いる場合は、順
次存在するメモリブロックを選定することはなく、メモ
リブロックの空き状態に応じて書込み動作の優先度を指
定する回路を設けてメモリブロックを選択してもよい。
【0022】本発明は、通信バッファやデータバッファ
はもとより少なくとも装置間のデータ転送を必要とする
ものに広く適用する事ができる。
【0023】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0024】すなわち、N個のメモリブロックがFIF
Oメモリに内蔵されている場合、書込み又は読出し動作
のサイクルタイムは見かけ上各メモリブロックの動作に
必要な時間の1/Nとされ、1つのメモリブロックを用
いたFIFOメモリの場合よりもデータ転送の効率を見
かけ上向上させることができる。また、メモリブロック
がエンプティ状態の場合に書込み動作の直後読出し指示
が行われる場合には、読出すべきデータをバイパス回路
を経由して出力させるためメモリブロックの読出し動作
の確立を待つ必要がなく、その分だけデータ転送の効率
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデータ転送装置のブロ
ック図である。
【図2】図1においてバイパス回路を設けたブロック図
である。
【図3】本発明の一実施例に係る書込み動作のタイミン
グチャートである。
【図4】本発明の一実施例に係る読出し動作のタイミン
グチャートである。
【図5】本発明の一実施例に係るバイパス回路を用いた
場合の書込み読出し動作のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 FIFOメモリ MA メモリブロック MB メモリブロック IDLA 入力用データ保持回路 IDLB 入力用データ保持回路 ODLA 出力用データ保持回路 ODLB 出力用データ保持回路 BA バイパス回路 BB バイパス回路 MPX マルチプレクサ RAC リードアドレスカウンタ WAC ライトアドレスカウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北島 秀則 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 佐藤 昌彦 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込み指示、読出し指示に同期して切り
    替え動作される複数個のメモリブロックと、 動作されるべきメモリブロックに供給される書き込みア
    ドレスと読出しアドレスを発生するアドレス発生回路
    と、 上記メモリブロックと1対1で設けられ、書込み指示に
    同期して動作されるべきメモリブロックに対応するもの
    が外部からの書込みデータを保持してメモリブロックに
    供給する複数の入力用データ保持回路と、 上記読出し指示に同期して動作されるべきメモリブロッ
    クから読出される読出しデータを選択して外部に出力す
    る出力回路と、からなることを特徴とするFIFOメモ
    リ。
  2. 【請求項2】 読出されるべきデータがメモリブロック
    に存在しないエンプティ状態のメモリブロックにデータ
    が書込まれた直後に読出し指示が外部から供給されるの
    に同期して、その書込みデータを保持する上記入力用デ
    ータ保持回路の出力を上記出力回路の入力に接続するバ
    イパス回路を設けてなることを特徴とする請求項1記載
    のFIFOメモリ。
  3. 【請求項3】 上記動作されるべきメモリブロックは、
    上記アドレス発生回路から発生する書き込みアドレスと
    読出しアドレスにより切り替えられて動作することを特
    徴とする請求項1又は2に記載のFIFOメモリ。
JP5304866A 1993-11-10 1993-11-10 Fifoメモリ Withdrawn JPH07134643A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2006131964A1 (ja) * 2005-06-08 2009-01-08 富士通株式会社 半導体記憶装置および電子機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006131964A1 (ja) * 2005-06-08 2009-01-08 富士通株式会社 半導体記憶装置および電子機器
JP4746038B2 (ja) * 2005-06-08 2011-08-10 富士通セミコンダクター株式会社 半導体記憶装置および電子機器

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