JPH07134436A - 熱磁気記録方法及び熱磁気記録装置 - Google Patents

熱磁気記録方法及び熱磁気記録装置

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JPH07134436A
JPH07134436A JP28243893A JP28243893A JPH07134436A JP H07134436 A JPH07134436 A JP H07134436A JP 28243893 A JP28243893 A JP 28243893A JP 28243893 A JP28243893 A JP 28243893A JP H07134436 A JPH07134436 A JP H07134436A
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JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
recording
thermomagnetic
preheating
magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP28243893A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Isono
仁志 磯野
Junichiro Nakayama
純一郎 中山
Hiroshi Fuji
寛 藤
Tetsuya Inui
哲也 乾
Kenji Ota
賢司 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP28243893A priority Critical patent/JPH07134436A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 磁性媒体に形成された磁気潜像を、磁性トナ
ーで現像して顕像化し、さらに記録紙へ転写、定着して
ハードコピーを得るいわゆるマグネトグラフィーにおい
て、磁気潜像を熱磁気的に形成する際に、磁性媒体が光
照射によって予備加熱する熱磁気記録方法及びその装
置。 【効果】 熱磁気記録する際に、磁性媒体が予備加熱さ
れているので記録の熱入力が小さくてすむ。さらに光に
よって予備加熱するので、非接触で媒体を傷つけること
がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潜像を記録媒体上に熱
磁気的に形成する熱磁気記録方法及び熱磁気記録装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁性媒体上に形成された磁気潜像を磁性
トナーで現像して顕像化し、さらに記録紙に転写、定着
してハードコピーを得るいわゆるマグネトグラフィー
は、 磁気潜像が保存されるのでマルチコピーが可能であ
る。 静電方式と異なり、環境安定性に優れる。 高速コピーが可能である。等の特徴を有する磁気印刷
方法である。
【0003】従来、このようなマグネトグラフィーで
は、磁気潜像を記録媒体の近くに設けられた磁気ヘッド
により、記録媒体を所望の画像情報に応じて磁化して行
っていた。この場合、磁気ヘッドは記録媒体の移動に伴
って記録媒体と直交する方向に走査するか、あるいは記
録媒体と直交する方向に一列に並べたマルチヘッドを用
いる方法がとられる。しかしながら、磁気ヘッドを走査
する方法では、画像情報に応じて磁気ヘッドを精度よく
走査するために高精度の送り系が必要となり高速度で制
御するのが困難であり、またマルチヘッドを使用する場
合には、高密度のマルチヘッドを高精度に作製するのが
困難であった。
【0004】これに対して、磁気ヘッドで潜像を形成す
るかわりに、画像情報に応じて熱を入力し、記録媒体の
熱入力部分の磁気的性質を変化させて記録する、いわゆ
る熱磁気記録が提案されている。熱磁気記録では、温度
により磁気的性質の異なる熱磁気記録媒体を利用し、サ
ーマルヘッド、レーザー光、フラッシュ光等により予め
磁化方向が揃えられた熱磁気記録媒体を画像情報に応じ
てそのキュリー点近くあるいはキュリー点以上の温度に
加熱して消磁するか、熱入力と同時に外部磁界を印加し
て熱入力部分の磁化を反転させる方法が知られている。
熱入力手段としてサーマルヘッドを用いた場合、記録媒
体と熱入力手段が接するので熱を効率良く伝えることが
できるが、サーマルヘッドと記録媒体が接触して移動す
るので、記録媒体及びサーマルヘッドの摩耗が避けられ
ずまた記録媒体に残留した磁性トナーがサーマルヘッド
に付着するという問題がある。
【0005】そこで、記録媒体に非接触で熱を入力する
手段として光照射による方法が知られている。熱入力手
段としてフラッシュ光を用いた場合、非接触で熱入力で
きるので記録媒体の摩耗はないが、画像情報を記録する
ためにはマスクパターンが必要となり工程が複雑にな
る。
【0006】一方、熱入力手段としてレーザー光を用い
た場合、画像情報に応じてレーザー光を変調して走査す
ることで磁気潜像を形成できるので、高速で高密度の記
録が可能となる。しかしながら、熱磁気記録方法で潜像
を形成し磁性トナーで現像を行う場合、磁性トナーを記
録媒体に吸引するにはある程度の厚さを持つ記録媒体が
必要となり、半導体レーザー等の低出力のレーザー光で
は記録媒体を熱磁気記録できる温度まで昇温することが
できず、CO2レーザー等の大出力のレーザー光が必要
となり、装置の小型化、低価格化が不可能であった。
【0007】そこで、低出力の半導体レーザーでも熱磁
気記録が可能となるように、記録媒体を予め予備加熱す
るいわゆる熱バイアスをかける方法が提案されている。
このような方法としては、特開昭58−34474に開
示されているような、記録媒体に接触する一対の電極で
通電することで記録媒体自身を発熱させて予備加熱する
方法がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
58−34474に開示されている方法では、記録媒体
に接触する一対の電極を用いるので記録媒体の摩耗が避
けられず、また記録媒体に電流を流してジュール熱で加
熱するので記録媒体の厚さ方向への熱の逃げが大きくな
り予備加熱の効率が悪くなったり、磁気潜像からの磁気
吸引力を大きくするために記録媒体を厚くするとジュー
ル熱の発生自体が困難になるという問題点を有してい
た。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、記録媒体に光を照射することで予
備加熱して半導体レーザーのような低出力のレーザー光
でも熱磁気記録できる方法及び装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明ではレーザー光で磁気潜像を熱磁気記録
する際に、予めもしくは熱入力と同時に熱入力部分に光
を照射して記録媒体の温度を昇温することを特徴とす
る。
【0011】即ち、潜像を記録媒体上に熱磁気的に形成
する熱磁気記録方法において、熱入力時に該記録媒体が
光の照射により予備加熱されている熱磁気記録方法を提
供するものである。
【0012】また、少なくとも熱磁気記録可能な記録媒
体と、該記録媒体を一方向に磁化する初期化磁界印加手
段と、磁気潜像記録用の熱入力手段と、外部磁界印加手
段と、該記録媒体に形成された磁気潜像を磁性トナーに
より顕像化する現像手段と、記録紙への磁性トナーの転
写手段と、記録紙への磁性トナーの定着手段とを有する
熱磁気プリンターにおいて、熱入力時に該記録媒体を予
備加熱するための光を照射する手段を有する熱磁気記録
装置を提供するものである。
【0013】
【作用】本発明に従えば、記録媒体への予備加熱を光照
射により行うので非接触で行うことができ、しかも記録
媒体面に直接光を照射できるので、記録媒体面だけを昇
温でき予備加熱の効率が良い。さらに、予備加熱用の光
照射箇所を、熱磁気記録用のレーザー光の走査と同期さ
せることもできるので、記録媒体の必要な部分だけを昇
温することができ予備加熱の効率を良くすることができ
る。
【0014】
【実施例】以下に、本発明によるところの実施例を図を
もって示す。但し、本発明は以下の実施例に限定される
ものではない。
【0015】<実施例1>図1は、本発明によるところ
の熱磁気記録方法を示した図である。
【0016】図1で、熱磁気記録可能な記録媒体が表面
に形成されたドラム1の斜線で示された部分は、光照射
により予備加熱された部分で、その温度は記録媒体のキ
ュリー点より低い温度に設定されている。そして予備加
熱された部分にレーザービーム2が照射されることで、
その部分の温度がキュリー点近くあるいはキュリー点以
上となり消磁されて磁気潜像が形成される。この時、外
部磁界を印加して消磁された部分に反転磁化からなる磁
気潜像を形成してもよい。
【0017】<実施例2>図2は、本発明によるところ
の熱磁気記録方法及び熱磁気記録装置を示した図、図3
は同じく本発明によるところの熱磁気記録方法及び熱磁
気記録装置を示した断面図である。図2あるいは図3
で、画像情報信号に応じて変調された半導体レーザー7
から出たレーザービーム2は、コリメート光学系6によ
って平行光に直された後にシリンダーレンズ5を経てポ
リゴンスキャナー3に導かれる。ポリゴンスキャナー3
が回転するとともに、レーザービーム2は走査されて、
fθレンズ4を経て、熱磁気記録可能な記録媒体が表面
に形成されたドラム1に照射される。ドラム1は、初期
化磁石12によって、予め一方向に磁化されており、ま
たレーザービーム2が集光される部分は、予備加熱用の
光源8からでた光がシリンダーレンズ9により集光され
て昇温されている。
【0018】予備加熱用の光源8によるドラム1の予備
加熱の時期は、熱磁気記録時の熱バイアスとなるなら
ば、レーザービーム2による記録と同時あるいは記録前
のどちらでもよい。ドラム1の表面に形成される熱磁気
記録可能な媒体としては、γ−Fe23、Fe34、T
b−Fe、Dy−Fe、Tb−Fe−Co、Dy−Fe
−Co、Fe−Co、Gd−Co、Gd−Fe、CrO
2、Co−Ni、Co−Ni−Pなどが適宜使用でき
る。予備加熱用の光源8としては、キセノンランプ、白
熱ランプなどが適宜使用できる。
【0019】半導体レーザー7の出力及び予備加熱用光
源8の出力は、熱磁気記録可能な媒体の種類及び予備加
熱の温度によって設定されるのがよく、例えば熱磁気記
録可能な媒体としてCrO2を使用する場合には、その
キュリー点は120℃程度であり、予備加熱温度は、媒
体温度がキュリー点である120℃以上にならないよ
う、例えば80℃になるよう光源8の強さが調節され
る。そしてドラム1の表面が80℃に予備加熱されてい
る場合には、半導体レーザー7の出力は1Wもあれば十
分である。
【0020】ドラム1のレーザービーム2が集光された
部分は、温度80℃に予備加熱されており、そこへレー
ザービーム2の出力が合わさって、約150℃に加熱さ
れて消磁される。そして、ドラム1内部に設けられたバ
イアス磁石13によって、初期化磁石による磁化方向と
は逆の磁場がかけられて、冷却する際に熱磁気記録され
て磁化方向の反転した磁気潜像が形成される。ドラム1
に形成された磁気潜像は、現像器14より磁性トナー1
5が供給されて顕像化されて、転写ローラー16によっ
て記録紙17に転写され、定着用ヒーター18によって
加熱定着される。
【0021】このように本実施例では、レーザービーム
によって磁気潜像を熱磁気的に記録する際に、記録媒体
に光照射による熱バイアスをかけるのでレーザービーム
の記録パワーを低減でき、しかも熱バイアスを光によっ
てかけるため記録媒体とは非接触であるので、記録媒体
の摩耗がない。
【0022】<実施例3>図4は本発明によるところの
熱磁気記録方法及び熱磁気記録装置の別の実施例を示し
た断面図である。実施例2で示したのと同等のものにつ
いては、同じ番号を付与しその説明を省略する。また、
磁気潜像の現像以降の工程については、実施例1と同様
であるので省略する。図4では予備加熱用の光11も熱
磁気記録用のレーザービーム2と同様にポリゴンスキャ
ナー3’によって走査されており、ポリゴンスキャナー
の回転をそれぞれ同期させることで、ドラム1にレーザ
ービーム2が集光される部分にだけ、予備加熱用の光1
1が照射されるようになっている。ポリゴンスキャナー
3’の後ろにfθレンズ4を入れてレーザービーム2を
絞るとなお良いが、なくても、熱バイアスとなる温度に
なればよい。
【0023】このように本実施例では、レーザービーム
によって磁気潜像を熱磁気的に記録する際に、記録媒体
に光照射による熱バイアスをかけるので、レーザービー
ムの記録パワーを低減でき、しかも熱バイアスを光によ
ってかけるため記録媒体とは非接触であり記録媒体の摩
耗がなく、しかも予備加熱用の光もレーザービームと同
期して走査されるので、記録部分のみを予備加熱するこ
とになり効率が良い。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記録媒体
への予備加熱を光照射により行うので非接触で行うこと
ができ、しかも記録媒体面に直接光を照射できるので、
記録媒体面だけを昇温でき予備加熱の効率が良い。さら
に、予備加熱用の光照射箇所を、熱磁気記録用のレーザ
ー光の走査と同期させることもできるので、記録媒体の
必要な部分だけを昇温することができ予備加熱の効率を
良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための構成図であ
る。
【図2】本発明の実施例を説明するための構成図であ
る。
【図3】本発明の実施例を説明するための構成図であ
る。
【図4】本発明の実施例を説明するための構成図であ
る。
【符号の説明】
1 ドラム 2 レーザービーム 3 ポリゴンスキャナー 4 fθレンズ 5 シリンダーレンズ 6 コリメート光学系 7 半導体レーザー 8 予備加熱用光源 9 シリンダーレンズ 10 カバー 11 予備加熱光 12 初期化磁石 13 バイアス磁石 14 現像器 15 磁性トナー 16 転写ローラー 17 記録紙 18 定着用ヒーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 19/00 (72)発明者 乾 哲也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 太田 賢司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像を記録媒体上に熱磁気的に形成する熱
    磁気記録方法において、熱入力時に該記録媒体が光の照
    射により予備加熱されていることを特徴とする熱磁気記
    録方法。
  2. 【請求項2】少なくとも熱磁気記録可能な記録媒体と、
    該記録媒体を一方向に磁化する初期化磁界印加手段と、
    磁気潜像記録用の熱入力手段と、外部磁界印加手段と、
    該記録媒体に形成された磁気潜像を磁性トナーにより顕
    像化する現像手段と、記録紙への磁性トナーの転写手段
    と、記録紙への磁性トナーの定着手段とを有する熱磁気
    プリンターにおいて、 熱入力時に該記録媒体を予備加熱するための光を照射す
    る手段を有することを特徴とする熱磁気記録装置。
JP28243893A 1993-11-11 1993-11-11 熱磁気記録方法及び熱磁気記録装置 Pending JPH07134436A (ja)

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