JPH07133654A - 軒 樋 - Google Patents

軒 樋

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Publication number
JPH07133654A
JPH07133654A JP15381493A JP15381493A JPH07133654A JP H07133654 A JPH07133654 A JP H07133654A JP 15381493 A JP15381493 A JP 15381493A JP 15381493 A JP15381493 A JP 15381493A JP H07133654 A JPH07133654 A JP H07133654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gutter
eaves
eaves gutter
building
decorative
Prior art date
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Pending
Application number
JP15381493A
Other languages
English (en)
Inventor
Seigo Aizaki
清吾 相崎
Yukihiro Kato
幸弘 加藤
Takenao Toyama
武尚 遠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP15381493A priority Critical patent/JPH07133654A/ja
Publication of JPH07133654A publication Critical patent/JPH07133654A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 化粧カバーを別途取り付ける必要のない軒樋
を提供すること。 【構成】 半円溝形に形成された樋部11を有し、その
樋部11の片側の側部上端に、水平部12が外方に突設
され、その水平部12の先端に、化粧部13が樋部11
の底部よりも下方まで斜め外方に延在して形成され、そ
の化粧部13の下端に、L字形の係止片14が樋部11
側に突出して形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の軒先に取り付け
られる軒樋に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特に外観が重要視される高級住宅
においては、軒先に取り付けられている軒樋を覆って化
粧カバーを取り付けることが好まれている。化粧カバー
には、例えば、実公昭56−19634号公報に記載さ
れているように、取付具によって建物の軒先に取り付け
られるものが知られているが、この種の化粧カバーを使
用すると、化粧カバー用の取付具を軒先に取り付ける作
業が必要になるので、施工が煩雑になり、また、軒先に
おいて軒樋用の取付具と化粧カバー用の取付具とが交錯
して軒樋が取り付け難くなる。
【0003】そこで、実開平4−76845号公報で
は、軒樋取付具に化粧カバーを取り付ける構造が提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のように、軒
樋取付具に化粧カバーを取り付けると、化粧カバー用の
取付具を軒先に取り付ける作業が省略できるものの、化
粧カバーを取り付けない場合と比較すると、やはり施工
手間がかかってしまうので、より施工性の向上が望まれ
ていた。
【0005】そこで、本発明は、上記のような問題に着
目し、化粧カバーを別途取り付ける必要のない軒樋を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の軒樋では、溝形に形成された樋部と、その
樋部の片側の側部上端から樋部の底部よりも下方まで斜
め外方に延在させて形成した化粧部と、を備えた構成と
した。また、前記化粧部の下端には、樋部側に突出した
係止片を設けることが望ましい。
【0007】
【作用】本発明請求項1記載の軒樋では、化粧部を建物
とは反対側に配置させた状態で軒先に取り付けると、樋
部は化粧部の後側に隠れて軒樋の前方から見えない。従
って、化粧部の意匠を建物と統一感のあるものにするな
どして、外観の向上を図ることができる。
【0008】また、本発明請求項2記載の軒樋では、化
粧部の下端に設けられている係止片を軒樋取付具に係止
させたり、前記係止片に、軒天部材の延長部を支持させ
たり化粧カバーの前端部を係止させたりすることができ
る。
【0009】
【実施例】まず、図1に基づいて、第1実施例の軒樋の
構成を説明する。
【0010】本実施例の軒樋1は、半円溝形に形成され
た樋部11を有し、その樋部11の片側の側部上端に、
水平部12が外方に突設され、その水平部12の先端
に、化粧部13が斜め下外方に延在して形成され、その
化粧部13の下端に、係止片14が樋部11側に突出し
て形成されている。前記化粧部13は、フラットに形成
されており、樋部11の底部よりも下方まで延在してい
る。また、前記係止片14は、先端が上方に立ち上げら
れてL字形に形成されている。
【0011】また、上記軒樋1は、図2に示すように、
化粧部13同士が上下に重なり合うようにして積み重ね
ると、上側の軒樋1の樋部11が下側の軒樋1の樋部1
1内に落し込まれる。すなわち、スタック効率がよいの
で、保管や輸送の際にスペースを節約できる。
【0012】図3は、前記軒樋1を建物の軒先に取り付
けるための軒樋取付具を示す斜視図である。
【0013】前記軒樋取付具2は、軒先に固定されるT
字形の固定部21と、前記軒樋1の樋部11の外側に嵌
合可能な樋受部22と、で構成されており、前記樋受部
22の片側の上端部には、樋受部22を前記固定部21
の上端部中程に連結させている連結部23と、樋受部2
2に嵌合させた樋部11の側部上端と係合する係合爪2
4とが形成されている。
【0014】図4は、前記軒樋取付具を用いた軒樋の施
工状態を示す断面図で、図中3は鼻隠し板、4は軒天部
材である。
【0015】すなわち、前記軒樋1は、軒樋取付具2の
固定部21を鼻隠し板3に固定させた後に、化粧部13
を建物とは反対側に配置させた状態で、前記軒樋取付具
2の樋受部22に樋部11を嵌合させることによって建
物に取り付けられている。また、前記軒天部材4は、軒
樋1の化粧部13まで延長されており、その延長部41
の先端が、軒樋1の係止片14に支持されている。
【0016】つまり、上記施工状態においては、軒天部
材4の荷重が軒樋1の係止片14に入力し、その軒天部
材4の荷重が、軒樋1の樋部11では、軒樋取付具2の
樋受部22に密着する方向に作用する。また、樋部11
の建物側の側部上端は、軒樋取付具2の係合爪24によ
って浮き上がりが防止されている。従って、本実施例の
軒樋1は、ビスなどの固定部材や接着剤を用いなくて
も、軒樋取付具2から脱落しないようにワンタッチで取
り付けることができる。
【0017】また、軒樋1の樋部11は、化粧部13の
後側に隠れて軒樋1の前方から見えないと共に、軒天部
材4の上方に隠れて軒樋1の下方からも見えない。従っ
て、化粧部13の意匠を建物と統一感のあるものにする
などして、化粧部13に化粧カバーと同様の機能をもた
せることにより、化粧カバーを別途取り付ける必要がな
くなる。
【0018】図5は、軒樋取付具の変形例を示す斜視
図、図6は、この軒樋取付具を用いた軒樋の施工状態を
示す断面図である。
【0019】本例の軒樋取付具2aは、樋受部22の先
端に、この樋受部22と同じ幅の傾斜片25が斜め下外
方に延在して形成されており、この傾斜片25の先端に
軒樋1の係止片14を係止できるようになっている。な
お、この他の構成は、上記軒樋取付具2と同一なので、
図面に同一符号を付して説明を省略する。
【0020】図7は、軒樋取付具の変形例を示す斜視
図、図8は、この軒樋取付具を用いた軒樋の施工状態を
示す断面図である。
【0021】本例の軒樋取付具2bは、傾斜片25の下
端部よりやや上の位置に、水平片26が樋受部22側に
突出して形成されており、この水平片26に、軒天部材
4の延長部41の先端を固定部材5で固定できるように
なっている。なお、この他の構成は、上記軒樋取付具2
と同一なので、図面に同一符号を付して説明を省略す
る。
【0022】図9は、軒樋取付具の変形例を示す斜視
図、図10は、この軒樋取付具を用いた軒樋の施工状態
を示す断面図である。
【0023】本例の軒樋取付具2cは、傾斜片25の下
端部よりやや上の位置に、一対の水平片26,27が樋
受部22側に突出して形成されており、この一対の水平
片26,27の間に、軒天部材4の延長部41の先端を
挟着して固定できるようになっている。また、この軒樋
取付具2cは、固定部21cが長方形に形成されている
と共に、この固定部21cと傾斜片25と樋受部22と
を連結する補強板28が設けられていて、高い剛性を得
ている。なお、この他の構成は、上記軒樋取付具2と同
一なので、図面に同一符号を付して説明を省略する。
【0024】図11は、軒樋取付具の変形例を示す斜視
図、図12は、化粧カバーを示す斜視図、図13は、こ
れらの軒樋取付具と化粧カバーを用いた軒樋の施工状態
を示す断面図である。
【0025】本例の軒樋取付具2dは、固定部21dが
長方形に形成されていると共に、この固定部21cと傾
斜片25と樋受部22とを連結する補強板28が設けら
れていて、高い剛性を得ている。また、本例の軒樋取付
具2dは、前記補強板28の下縁に、カバー取付板29
が前記樋受部22ならびに傾斜片25と同じ幅で形成さ
れていて、このカバー取付板29に、軒樋2の下面を覆
い隠す化粧カバー6を取り付けることができるようにな
っている。前記カバー取付板29は、固定部21dと傾
斜片25との間全長にわたって連続して形成されてお
り、前記固定部21dの近傍に凹部291が設けられて
いると共に、傾斜片25の近傍にも凹部292が設けら
れている。
【0026】前記化粧カバー6は、軒樋1の係止片13
と建物の鼻隠し板3との間に、ほとんど隙間なく納まる
大きさに形成されており、両側縁に形成されたZ状の係
止部61,61を、それぞれ、カバー取付部29の両端
部に形成された凹部291,292に係止させることに
よって軒樋取付具2dに取り付けられている。
【0027】次に、図14に基づいて、第2実施例の軒
樋の構成を説明する。
【0028】本実施例の軒樋7は、半円溝形に形成され
た樋部71を有し、その樋部71の片側の側部上端に、
化粧部72が斜め下外方に延在して形成され、その化粧
部72の下端に、一対の係止片73,74が樋部71側
に突出して形成されている。前記化粧部72は、樋部7
1側に巻き込むように湾曲して形成されており、樋部7
1の底部よりも下方まで延在している。また、前記係止
片73,74は、斜め上を向くように形成されている。
なお、作用・効果については、第1実施例と同様である
ので、説明を省略する。
【0029】次に、図15に基づいて、第3実施例の軒
樋の構成を説明する。
【0030】本実施例の軒樋8は、平らな底部811と
垂直壁812ならびに傾斜壁813とで溝形に形成され
た樋部81を有し、その樋部81の片側の側部上端に、
水平部82が外方に突設され、その水平部82の先端
に、化粧部83が斜め下外方に延在して形成され、その
化粧部83の下端に、係止片84が樋部81側に突出し
て形成されている。前記化粧部83は、中程に段差を有
する形状に形成されており、樋部81の底部811より
も下方まで延在している。また、前記係止片84は、先
端が上方に立ち上げられてL字形に形成されている。な
お、作用・効果については、第1実施例と同様であるの
で、説明を省略する。
【0031】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、樋受部を有する軒樋取付具によって建物の軒先に取
り付けることができる軒樋を示したが、樋部の側部上端
に突起や溝等を設けて、軒樋取付具に吊下げ状態で取り
付けることができるようにしてもよい。また、樋部なら
びに化粧部の形状は、実施例で示した形状に限られな
い。更に、化粧部の表面に、耐候性塗料を塗装したり、
耐候性フィルムをラッピングしたり、アクリルなどの耐
候性樹脂層を形成したりして、太陽光線や風雨による表
面の劣化や褪色ならびに変色を防止できるようにしても
よい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の軒樋にあ
っては、化粧部が化粧カバーと同様の機能を果たすの
で、化粧カバーを別途取り付ける必要がなくなり、極め
て施工性がよいという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の軒樋を示す斜視図である。
【図2】第1実施例の軒樋の積み重ね状態を示す側面図
である。
【図3】軒樋取付具を示す斜視図である。
【図4】前記軒樋取付具を用いた第1実施例の軒樋の施
工状態を示す断面図である。
【図5】軒樋取付具の変形例を示す斜視図である。
【図6】前記軒樋取付具を用いた第1実施例の軒樋の施
工状態を示す断面図である。
【図7】軒樋取付具の変形例を示す斜視図である。
【図8】前記軒樋取付具を用いた第1実施例の軒樋の施
工状態を示す断面図である。
【図9】軒樋取付具の変形例を示す斜視図である。
【図10】前記軒樋取付具を用いた第1実施例の軒樋の
施工状態を示す断面図である。
【図11】軒樋取付具の変形例を示す斜視図である。
【図12】化粧カバーを示す斜視図である。
【図13】前記軒樋取付具ならびに化粧カバーを用いた
第1実施例の軒樋の施工状態を示す断面図である。
【図14】第2実施例の軒樋を示す斜視図である。
【図15】第3実施例の軒樋を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 軒樋 11 樋部 13 化粧部 14 係止片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝形に形成された樋部と、その樋部の片
    側の側部上端から樋部の底部よりも下方まで斜め外方に
    延在させて形成した化粧部と、を備えていることを特徴
    とする軒樋。
  2. 【請求項2】 前記化粧部の下端に、樋部側に突出した
    係止片が設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の軒樋。
JP15381493A 1993-06-24 1993-06-24 軒 樋 Pending JPH07133654A (ja)

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JP15381493A JPH07133654A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 軒 樋

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JP15381493A JPH07133654A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 軒 樋

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ID=15570688

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JP15381493A Pending JPH07133654A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 軒 樋

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