JPH07133577A - ロープ状繊維製品の気流式処理方法及びその装置 - Google Patents

ロープ状繊維製品の気流式処理方法及びその装置

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JPH07133577A
JPH07133577A JP5278398A JP27839893A JPH07133577A JP H07133577 A JPH07133577 A JP H07133577A JP 5278398 A JP5278398 A JP 5278398A JP 27839893 A JP27839893 A JP 27839893A JP H07133577 A JPH07133577 A JP H07133577A
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JP
Japan
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treatment
rope
fiber product
retention tank
air flow
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JP5278398A
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Inventor
Osamu Ishimaru
治 石丸
Masao Takigawa
正夫 滝川
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Hisaka Works Ltd
Original Assignee
Hisaka Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気流式処理で極低浴比で風合いのよい高品質
の染色加工を実現する。 【構成】 ヘッダ部2、移送管5及び滞留槽6から成る
気流式処理装置で、あらかじめ循環処理通路1を処理温
度で循環しているロープ状繊維製品に対し、別途に高温
高圧の薬液準備槽13からスプレーノズル18により処
理液を気流と共に定量注入し、ロープ状繊維製品7に噴
霧供給すると共に染色処理するようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロープ状繊維製品の気流
式処理方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の気流式処理方法は図4に示すレサ
イプで行われていた。即ち、被処理物温度が約50℃ま
で上昇した段階で、あらかじめ準備されていた染料、助
剤等の染色処理液を約2分(T1 )で注入する。薬液注
入後、約10分間(T2 )処理液の循環を行って薬液の
均一付与を図る。
【0003】次いで、昇温工程に入り、50℃から13
0℃まで約45分(T3 )かけて処理温度まで昇温す
る。処理温度(130℃)で約15分間(T4 )キープ
し、次いで冷却工程に入る。冷却工程は130℃から8
0℃まで約10分(T5 )である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の気
流式処理では薬液注入時間は約2分と短いが、昇温工程
に45分もかかり、全体の処理時間は約80分以上もか
かっている。また、気流式処理ではあるが、処理液の循
環を行っているため少なくとも浴比が1:3以上必要で
あった。
【0005】本発明の目的は上記のような難点を解消
し、あらかじめ処理温度で循環移送されているロープ状
繊維製品に対して、定量の処理液を気流中に噴霧供給す
ることにより処理液の均一付与を図ると共に、そのまま
処理温度を保持したまま気流による循環処理を継続する
ため、時間短縮が可能となり、また、風合いもふっくら
とソフトタッチとなる。また、処理液の循環を廃し、気
流中に処理液を定量づつ噴霧供給して浴比の低減を図る
ことにより、省エネルギー化が実現できる気流式処理を
提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明として、ヘッダ部内に設けた駆動リールま
たはロールにより引き上げられたロープ状繊維製品を、
処理流体噴射部から噴射される気流により移送管から滞
留槽へ搬送し、この滞留槽から再び前記駆動リールまた
はロールにより引き上げて循環させると共に、前記滞留
槽から引き抜かれた気体を、送風機、熱交換器を介して
前記処理流体噴射部から噴射供給することにより、前記
繊維製品を循環して処理するようにしたロープ状繊維製
品の気流式処理方法において、あらかじめ処理温度で循
環移送されているロープ状繊維製品に処理温度と同一ま
たはそれ以上の染色処理液を、注入量を制御しつつ噴霧
供給された気流により、浴比1:2.5以下の極低浴比
で循環処理するロープ状繊維製品の気流式処理方法とし
た。
【0007】第2発明として、ロープ状繊維製品をヘッ
ダ部内に設けた駆動リールまたはロールにより引き上
げ、処理流体噴射部から噴射される気流により移送管か
ら滞留槽へ搬送し、滞留槽から再び前記駆動リールまた
はロールにより引き上げるようにした循環処理通路と、
前記滞留槽から引き抜かれた気体を、送風機、熱交換器
を介して前記処理流体噴射部から噴射供給して循環する
気流循環路と、を備えた気流式処理装置において、染
料、助剤を収容する高温高圧の薬液準備槽と、前記薬液
準備槽に連結された定量注入機構と、供給された薬液を
循環気流中に噴霧供給するスプレーノズルを気流循環路
に備えたロープ状繊維製品の気流式処理装置とした。
【0008】
【作用】第1発明では、あらかじめ気流式処理装置の循
環処理通路内で循環しているロープ状繊維製品に処理温
度と同一またはそれ以上の染色処理液を処理流体噴射部
から定量注入し、前記ロープ状繊維製品へ気流として噴
霧供給することにより、染料が付着すると同時に固着
し、気流によるもみ効果が十分に行われてふっくらとし
た風合いを出すことができる。浴比も1:2.5以下の
低浴比が得られるようになった。
【0009】第2発明では、あらかじめ処理温度で循環
処理通路を循環しているロープ状繊維製品に対して、外
部で準備された薬液準備槽から定量注入機構を経てスプ
レーノズルから気流として噴霧供給するので、瞬時に染
液が固着し、気流によるもみ効果が連続して行われ、風
合いの良い処理が可能になった。染液等の処理液はスプ
レーノズルからの定量注入であるので、布帛全体に均一
に付与することができた。
【0010】
【実施例】以下、実施例として示した気流式処理装置の
図面に基づいて説明する。1は循環処理通路で、ヘッダ
部2に設けた駆動リールまたはロール3から処理流体噴
射部4を有する移送管5、及び滞留槽6から成ってい
る。7は布帛その他のロープ状繊維製品で、前記駆動リ
ールまたはロール3によりヘッダ部2へ引き上げられ、
処理流体噴射部4を有する移送管5で移送され、滞留槽
6を経て再び駆動リールまたはロール3で引き上げられ
循環され、処理されるようになっている。8は滞留槽6
底部に設けた多孔性巣板である。
【0011】9は気流循環路で、滞留槽6から引き抜か
れた気体は、フィルタ10を経てブロワー11で吹き出
され、熱交換器12で加熱され前記処理流体噴射部4か
ら移送管5へ送り込まれ滞留槽6から再び引き抜かれ循
環される。13は薬液準備槽で、染料や助剤を含む薬液
供給配管14から供給され、スチーム供給配管15、エ
アー供給配管16等を備えて処理槽内と同等の高温高圧
に制御できるようになっている。17は定量注入機構と
しての定量ポンプで、スプレーノズル18を介して処理
流体噴射部へ供給されるようになっている。定量注入に
は定量ポンプに代えて、ポンプと流量計を組み合わせて
もよい。
【0012】図3は、本発明の気流式処理方法を示すレ
サイプである。即ち、あらかじめ被処理物を処理温度
(130℃)までフル昇温(5分)(T 1 )しておく。
次いで、処理温度と同一またはそれ以上の温度に準備さ
れた処理液を定量注入する。ここにいう定量注入とは薬
液の供給時間(T2 )を約17.5分もかけて極めて少
量づつ(2リットル/分以下)薬液供給量を制御しつつ
行うものである。この定量注入時間も含めてキープ時間
(T3 )を約30分とした後、冷却工程(10分)(T
4 )に入る。
【0013】上記のように本実施例では薬液の注入時間
を含めて、染料の発色、固着に約30分かけて均染処理
を行っている。従って、トータル処理時間は約45分と
なり、従来の気流式処理の場合の80分以上と比較し
て、処理時間が極めて短時間であり、浴比も極限まで低
減され、生産性も向上した。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記のように、あらかじめ処理
温度で循環しているロープ状繊維製品に対し、処理温度
と同一又はそれ以上の温度に準備した薬液をスプレーノ
ズルより気流として噴霧供給することにより、処理液の
均一付与を図ると共に、そのまま処理温度を保持したま
ま気流による循環処理を継続するため、直ちに染液がロ
ープ状繊維製品上で均一に固着し、気流処理によるもみ
効果が得られるので、ふっくらとした風合いがでて品質
が極めて良好になった。染液等は気流中に定量注入して
いるので、1:2.5以下の低浴比も容易に得られ、染
料や助剤の消費量も少なく加熱/冷却に伴う省エネルギ
ー化も実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の実施例として示した断面図
【図2】スプレーノズルの拡大断面図
【図3】本発明方法のレサイプ説明図
【図4】従来例のレサイプ説明図
【符号の説明】
1 循環処理通路 2 ヘッダ部 3 駆動リールまたはロール 4 処理流体噴射部 5 移送管 6 滞留槽 7 ロープ状繊維製品 8 多孔性巣板 9 気流循環路 10 フィルタ 11 ブロワー 12 熱交換器 13 薬液準備槽 14 薬液供給配管 15 スチーム供給配管 16 エアー供給配管 17 定量注入機構 18 スプレーノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッダ部内に設けた駆動リールまたはロ
    ールにより引き上げられたロープ状繊維製品を、処理流
    体噴射部から噴射される気流により移送管から滞留槽へ
    搬送し、この滞留槽から再び前記駆動リールまたはロー
    ルにより引き上げて循環させると共に、前記滞留槽から
    引き抜かれた気体を、送風機、熱交換器を介して前記処
    理流体噴射部から噴射供給することにより、前記繊維製
    品を循環して処理するようにしたロープ状繊維製品の気
    流式処理方法において、あらかじめ処理温度で循環移送
    されているロープ状繊維製品に処理温度と同一またはそ
    れ以上の染色処理液を、注入量を制御しつつ噴霧供給さ
    れた気流により、浴比1:2.5以下の極低浴比で循環
    処理することを特徴とするロープ状繊維製品の気流式処
    理方法。
  2. 【請求項2】 ロープ状繊維製品をヘッダ部内に設けた
    駆動リールまたはロールにより引き上げ、処理流体噴射
    部から噴射される気流により移送管から滞留槽へ搬送
    し、滞留槽から再び前記駆動リールまたはロールにより
    引き上げるようにした循環処理通路と、前記滞留槽から
    引き抜かれた気体を、送風機、熱交換器を介して前記処
    理流体噴射部から噴射供給して循環する気流循環路と、
    を備えた気流式処理装置において、染料、助剤を収容す
    る高温高圧の薬液準備槽と、前記薬液準備槽に連結され
    た定量注入機構と、供給された薬液を循環気流中に噴霧
    供給するスプレーノズルを気流循環路に備えたことを特
    徴とするロープ状繊維製品の気流式処理装置。
JP5278398A 1993-11-08 1993-11-08 ロープ状繊維製品の気流式処理方法及びその装置 Pending JPH07133577A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015190068A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 東レ株式会社 繊維製品の処理装置
JP2015193969A (ja) * 2014-03-27 2015-11-05 東レ株式会社 繊維製品の処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6440659A (en) * 1987-07-21 1989-02-10 Hoechst Ag Method and apparatus for treating fiber material by liquid flow dyeing machine

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