JPH08134767A - ロープ状繊維製品の流体処理方法及びその処理装置 - Google Patents

ロープ状繊維製品の流体処理方法及びその処理装置

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JPH08134767A
JPH08134767A JP27079894A JP27079894A JPH08134767A JP H08134767 A JPH08134767 A JP H08134767A JP 27079894 A JP27079894 A JP 27079894A JP 27079894 A JP27079894 A JP 27079894A JP H08134767 A JPH08134767 A JP H08134767A
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JP
Japan
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fluid
retention tank
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rope
air flow
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JP27079894A
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English (en)
Inventor
Osamu Ishimaru
治 石丸
Masao Takigawa
正夫 滝川
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Hisaka Works Ltd
Original Assignee
Hisaka Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被処理物の種類や目付量により液流と気流と
の混合割合を制御して、敏速且つ適正な布速が得られ広
範囲な繊維製品の処理を可能にする。 【構成】 ヘッダ2に内蔵された駆動リール又はロール
3により引上げられた布帛を液流噴射部4と気流噴射部
5との組合せからなる処理流体噴射部、移送管6、滞溜
槽7を経て再びヘッダ2に戻る循環路を循環する間に布
帛が処理される方法において、被処理物の種類と目付量
に応じて前記処理流体噴射部からの液流と気流との混合
割合を制御して、適正な布速にして処理するようにした
ロープ状繊維製品の流体処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロープ状繊維製品の流体
処理方法及びその処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロープ状繊維製品を処理流体噴射部から
の液流により循環処理する液流処理装置は、公知公用で
ある。また処理流体噴射部からの気流によりロープ状繊
維製品を循環処理する技術に関しても公知である。例え
ば、特公昭63−36385号公報では、熱空気又は蒸
気を用いてブロワによる気流で布循環を開始し、次いで
供給導管から供給された蒸気を用いて設定温度まで昇温
し、所定時間循環処理するようにしている。
【0003】なお、本願出願人は気液混合流体を噴霧供
給して、極限の低浴比を実現させ、テンションレスで布
帛等を移行する間にリラックス効果を与える気流式処理
装置として、特開平6−73658号公報に記載の技術
を提供している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の気流式処理装置
の場合、ポリエステルのような目付の軽い合成繊維につ
いては、気流噴射部からの気流により十分且つ円滑に移
送できるが、綿やウールの織物のように目付の重い繊維
に対しては円滑な移送が難しく、布速が著しく低下し、
むら染めとなったり、目的とする風合加工ができないと
いう難点がみられた。
【0005】又、上記気液混合流体を噴霧供給する処理
装置においても、気流中に処理液を混合噴霧したもので
あり、被処理物の目付量に応じた適正な混合流体が得ら
れず、十分な布速が得られない場合があった。本発明の
目的は、目付の軽い繊維から目付の重い繊維まで広範囲
に対応できる処理流体噴射部を設け、目付量に応じて液
流と気流の混合割合を制御することのできるロープ状繊
維製品の流体処理方法及びその処理装置を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明として、ヘッダ内に設けられた駆動リール
又はロールにより引上げられたロープ状繊維製品が、処
理流体噴射部から噴射される流体により移送管から滞溜
槽へ搬送され、この滞溜槽から再び前記駆動リール等に
より引上げられて循環する間に処理されるようにしたロ
ープ状繊維製品の流体処理方法において、前記処理流体
噴射部から噴射される処理流体が、被処理物の種類と目
付量に応じて液流と気流との混合割合を適宜制御できる
ようにしたロープ状繊維製品の流体処理方法とした。
【0007】第2発明として、駆動リール又はロールを
内蔵したヘッダと、このヘッダに連結して水平方向に設
けられた処理流体噴射部と、この処理流体噴射部から滞
溜槽の入口側に連結した移送管と、この移送管に連結さ
れ入口側を傾斜し、底部に多孔性巣板を設けて二重底と
した滞溜槽と、この滞溜槽の出口側から立上がり部を経
て再び前記ヘッダと連結してなる被処理物の循環路を備
えたロープ状繊維製品の流体処理装置において、前記滞
溜槽の液相部からポンプ、熱交換器、制御弁を介して液
流噴射部に至る処理液循環路と、前記滞溜槽の気相部か
らブロワ、熱交換器、制御弁を介して気流噴射部に至る
気流循環路とを設け、前記液流噴射部と気流噴射部との
組合せからなる処理流体噴射部からの液流と気流との割
合を被処理物の種類と目付量に応じて前記各制御弁の開
度を調整する制御部を設けたロープ状繊維製品の流体処
理装置とした。
【0008】
【作用】第1発明では、処理流体噴射部から噴射される
液流と気流との組合せからなる処理流体が被処理物の種
類と目付量に応じて、液流と気流との混合割合を制御す
るように組合わせたので、ポリエステルのような目付の
軽いものでは気流の割合を多くして敏速且つ円滑に循環
させることができ、ソフトタッチな風合い加工も可能と
なった。又、綿やウールのように目付の重いものに対し
ては液流の割合が多くなるよう制御された流体により、
移送を円滑にして処理むらの生じない処理方法が実現で
きる。従って、本発明方法では、各種の繊維製品が被処
理物の循環路内を最適な布速で循環している間に均一な
染色作用及び風合加工に処理することができる。
【0009】第2発明では、処理流体噴射部を液流噴射
部と気流噴射部との組合せからなる噴射部を設けること
により、それぞれの制御弁が制御部の指令に基づき、あ
らかじめ設定された被処理物の種類と目付量に応じた混
合割合により処理流体を噴射するようにしているので、
十分且つ円滑な移送ができ、適正な処理ができるように
なった。
【0010】
【実施例】以下、実施例として示した図面につき説明す
る。1は処理装置、2はヘッダで、駆動リール又はロー
ル3を内蔵している。4はヘッダ2に連結された液流噴
射部、5は気流噴射部であり、両者により処理流体噴射
部を構成している。6は移送管で、ほぼ水平方向に延
び、滞溜槽7の入口側と連結されている。滞溜槽7は移
送管6の端部と連結され、入口側8では徐々に傾斜して
布帛9等を滞溜移行するようになり、出口側では立上が
り部10を経て、ヘッダ2と連結されている。11は多
孔性巣板で、滞溜槽7の底部全面に設けられ、布帛等の
移行する時、水切り作用をする。12は液溜部である。
【0011】布帛9等はヘッダ2の駆動リール又はロー
ル3により液流噴射部4、気流噴射部5で液流及び気流
の混合流体により移送管6中を移送され、滞溜槽7へ送
り込まれ、立上がり部10より再びヘッダ2の駆動リー
ル又はロール3で引上げられ循環する。前記滞溜槽7の
液相部から吸込まれた処理液はポンプ13、熱交換器1
4、制御弁15を介して液流噴射部4に至る液流循環路
16が設けられている。滞溜槽7の気相域から引抜かれ
た気体は、熱交換器17、ブロワ18、制御弁19を介
して、気流噴射部5に至る気流循環路20が設けられて
いる。
【0012】制御弁15、19は、被処理物の種類や目
付量により適正な混合割合が得られるよう制御調整する
制御部21により制御されている。22は薬液貯溜槽、
23は制御弁、24は薬液注入ポンプを示す。本発明で
は、被処理物の種類、例えばポリエステル繊維やウール
のような素材の異なる繊維及び目付の差異により、制御
部21からの指令により、制御弁15、19の開度を調
整し、液流噴射部4と気流噴射部5の組合せからなる処
理流体噴射部に導入される液流と気流との混合割合を適
正に制御することにより、被処理物を十分且つ円滑に移
送し、循環される間に染色及び風合加工等の処理が行わ
れる。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記のように、第1発明では、
被処理物の種類と目付量に応じて液流と気流との混合割
合を制御して処理流体噴射部から噴射するので、十分な
移送力が与えられ、循環処理することにより適正な処理
が行なわれる。従って、目付の軽いポリエステル繊維か
ら目付の重い綿やウールの織物に至るまで、広範囲な繊
維製品に対して円滑な移送が可能となり、布帛の品質を
一段と向上させることができる。 第2発明では、上記
処理方法を実現するための装置として、制御部を有する
制御弁の調整により繊維の種類や目付量の変化に応じて
適切な処理が実現できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の概略断面図
【符号の説明】
1 処理装置 2 ヘッダ 3 駆動リール又はロール 4 液流噴射部 5 気流噴射部 6 移送管 7 滞溜槽 8 入口側 9 布帛 10 立上がり部 11 多孔性巣板 12 液溜部 13 ポンプ 14、17 熱交換器 15、19 制御弁 16 液流循環路 18 ブロワ 20 気流循環路 21 制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッダ内に設けられた駆動リール又はロ
    ールにより引上げられたロープ状繊維製品が、処理流体
    噴射部から噴射される流体により移送管から滞溜槽へ搬
    送され、この滞溜槽から再び前記駆動リール等により引
    上げられて循環する間に処理されるようにしたロープ状
    繊維製品の流体処理方法において、前記処理流体噴射部
    から噴射される処理流体が、被処理物の種類と目付量に
    応じて液流と気流との混合割合を適宜制御できるように
    したことを特徴とするロープ状繊維製品の流体処理方
    法。
  2. 【請求項2】 駆動リール又はロールを内蔵したヘッダ
    と、このヘッダに連結して水平方向に設けられた処理流
    体噴射部と、この処理流体噴射部から滞溜槽の入口側に
    連結した移送管と、この移送管に連結され入口側を傾斜
    し、底部に多孔性巣板を設けて二重底とした滞溜槽と、
    この滞溜槽の出口側から立上がり部を経て再び前記ヘッ
    ダと連結してなる被処理物の循環路を備えたロープ状繊
    維製品の流体処理装置において、前記滞溜槽の液相部か
    らポンプ、熱交換器、制御弁を介して液流噴射部に至る
    処理液循環路と、前記滞溜槽の気相部からブロワ、熱交
    換器、制御弁を介して気流噴射部に至る気流循環路とを
    設け、前記液流噴射部と気流噴射部との組合せからなる
    処理流体噴射部からの液流と気流との割合を被処理物の
    種類と目付量に応じて前記各制御弁の開度を調整する制
    御部を設けたことを特徴とするロープ状繊維製品の流体
    処理装置。
JP27079894A 1994-11-04 1994-11-04 ロープ状繊維製品の流体処理方法及びその処理装置 Pending JPH08134767A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207044A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Then Maschinen (Bvi) Ltd 紐状の繊維製品を処理する装置
JP2006207042A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Then Maschinen (Bvi) Ltd 紐製品に処理剤を均等に塗布する方法および装置

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JPS6336385A (ja) * 1986-07-30 1988-02-17 Nec Corp 物体動作制御方式および装置

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