JP3748605B2 - 布帛の処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、布帛の処理装置に関する。本発明の装置は、染めシワ欠点の発生のため従来の液流染色機によっては適用することのできなかった布帛の処理にも適用することができる。また、本発明の装置によれば、布帛をいったん取り出すことなく、同一の装置内において、減量、染色、乾燥、風合い調整処理等を連続的に行うこともできる。
【0002】
【従来の技術】
布帛の染色処理装置としては、一般に、ジッカー染色機、ビーム染色機、ウインス染色機、液流染色機、気流式染色機などが知られている。
ジッカー染色機およびビーム染色機は、布帛を拡布状で処理する装置であり、シワの面では問題ないのであるが、ビーム染色機ではバッチアップ時に、またジッカー染色機では反転によるロール巻き込み時に、布帛にかかる張力が大きく、製品の風合いがペーパーライクで、固くなる欠点を有している。さらに、ジッカー染色機およびビーム染色機では、いずれにおいても、布帛をロールに巻きつける状態で染色されるため、色相の内外層差という染めムラ欠点を生じる。
【0003】
ウインス染色機や液流染色機は、布帛をロープ状で処理する装置であり、染めシワ欠点が発生しやすい。そのため、染めシワ欠点の改善を目的とした処理装置が、特公平7−78306号などで提案されている。これらの処理装置は、布帛を拡布状で処理するものであるが、布帛を強制的に拡布する機構を備えていないため、布帛はロープ状になろうとし、従って移送部および滞留部において布帛を常時拡布状態に保つことが難しく、染めシワ欠点を十分に改善するには至っていない。
【0004】
ロープ状繊維製品の気流式処理装置による染色および風合い調整処理が、特公昭63−36385、特公平7−30505、特公平7−30506および特開平7−133578に記載されている。しかし、特公昭63−36385や特公平7−30505および7−30506に記載された処理では、布帛はロープ状で処理されるため、染めシワ欠点が発生する。一方、特開平7−133578に記載の処理は、風合い加工に関するものであるが、同様にロープ状で処理するものであるため、処理に時間がかかり、また風合いにバラツキが発生して均一な風合いを得ることができないという問題を有する。
【0005】
なお、ここで、布帛がロープ状で処理されるとは、布帛が処理装置内における液流または気流ノズル等において、ロープ状で通過して処理されることをいい、布帛がループ状で循環するすべての状態においてロープ状であることを意味するものではない。また、ロープ状とは、布帛が幅方向に何度も折れ曲がって重なり合い、細長い円柱状になっている状態を意味し、さらに撚りが加えられた状態になっている場合をも含む。一方、拡布状とは、布帛が常に幅方向に広がっており、折れ曲がったりしていない状態であることを意味する。また、本発明における準拡布状態とは、ロープ状と拡布状の中間乃至は拡布状に近い状態をいう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した如き従来技術の問題点を解消し、染めシワ欠点を発生することがなく、また同一処理装置内において減量、染色、乾燥、風合い調整処理等を連続的に行うことのできる装置および方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、駆動リールまたは駆動ロールにより引き上げられた準拡布状態の繊維布帛を、処理流体噴射部からの流体噴射により準拡布状態で移送部から滞留部へ搬送し、この滞留部から再び前記駆動リールまたは駆動ロールにより引き上げて、ループ状で循環させ、処理する布帛の処理装置であって、前記処理流体噴射部は前記移送部の上流部分に設けられ、かつ、2個以上の処理流体噴射手段を備えており、これらの処理流体噴射手段のそれぞれは、布帛を狭い間隔をもって包囲しながら準拡布状態で通過させることのできる処理通路を形成する側壁と、前記処理通路を通過する布帛の表裏各側に位置する前記側壁のそれぞれに少なくとも1個ずつ設けられ、処理流体を布帛の両側から前記処理通路に吹き込むように構成された処理流体吹き込みノズルとを有し、前記2個以上の処理流体噴射手段はそれらの処理通路が連通するように連結されており、前記移送部の上流から1個目の処理流体噴射手段における処理流体は気体であり、2個目の処理流体噴射手段における処理流体は液体であることを特徴とする布帛の処理装置を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明においては、染めシワ欠点を発生させないために、処理流体噴射部、移送部および滞留部のいずれにおいても、布帛を準拡布状態で処理することが需要である。特に、ナイロンやポリエステルのような合成繊維織物は、比重が軽く、通気性が低いため、これをロープ状で処理する場合には、折り重なった布帛間に空気を含んで風船状態になりやすく、そのため布帛が前方に押し出され気味になり、追い越し、絡み、捩れなどが発生しやすい。このため、移送部において準拡布状態にあっても、滞留部から処理流体噴射部においては布帛を常時準拡布状態に保持して循環させることは難しい。そこで、本発明においては、処理流体噴射部において強制的かつ積極的に拡布を行う手段を採用したものであり、この手段は布帛の移送速度が早い場合にも十分に対処することのできるものである。
【0009】
すなわち、本発明の装置の処理流体噴射部に設けられた処理流体噴射手段において、布帛は、狭い間隔をもってこれを包囲する側壁により形成された処理通路に通され、この処理通路内において、その表裏各側の側壁に配置された処理流体吹き込みノズルから吹き込まれる多量の処理流体により振動を与えられ、揉みほぐされる。
【0010】
さらに、処理流体は、抵抗の少ない方向に流れる傾向があるから、処理通路内の、布帛の両端部より外側に位置する部分すなわち布帛が通過しておらず、従ってその分だけ他の部分より間隔が広くなっている部分等に流れようとする。よって、布帛が前記処理通路の幅全体に広がらず、従って準拡布状態になっていない場合においても、布帛に吹きつけられた処理流体が布帛が存在せず、抵抗の少ない処理通路の両端部等に流れようとするため、布帛は処理流体の流れに従って強制的かつ積極的に拡布されることとなる。さらに、処理流体が吹きつけられることにより布帛が振動を与えられ、揉みほぐされることにより、拡布効果が助長される。
【0011】
なお、布帛に十分な拡布効果を発生させるためには、処理流体噴射手段における処理通路の狭い間隔は、50mm以下、特に30mm以下であるのが好ましい。
本発明において、処理流体とは気体、気液混合流体または液体を意味し、気体とは、一般に、空気や水または他の液体の蒸気等である。気液混合流体とは、気体中に処理液をスプレー状に噴霧した如きものである。また、液体とは、染色における染色液、精練における精練液、風合加工を含めた樹脂加工に用いられる樹脂液、水洗等に用いる水、お湯等の液体である。
【0012】
布帛は、処理通路に吹き込まれた処理流体により準拡布状態で搬送されて、処理流体噴射部から、移送部および滞留部を順次に通過し、駆動リールまたは駆動ロールにより引き上げられ、再び処理流体噴射部に至るように循環される。
布帛は準拡布状態で循環されるため、処理流体吹き込みノズル部の処理通路は、布帛が準拡布状態を維持することが可能な幅を有することが必要であり、例えば、通常のシングル幅113cmの布帛を処理する場合には、この布帛の幅の1/2を超える570mm以上の幅を有するのが好ましい。
【0013】
本発明の装置において、処理流体噴射部が前述した如き処理流体噴射手段を1個のみ有する場合には、減量や染色、水洗等の処理においては、処理流体である気体の気流循環路内に、処理液循環路と連通するスプレーノズルを有し、液体をスプレー状に噴霧した気液混合流体を処理流体噴射部から布帛に噴射供給するように構成されているのが好ましい。一方、乾燥においては、布帛は処理流体吹き込みノズルから噴射される気体により搬送、循環されて、処理される。また、このようにして吹きつけられる気体の揉みほぐし作用により、風合い調整を行うこともできる。
【0014】
また、前記滞留部の気相域の気体を、ブロアーおよび熱交換機を介して加熱し、循環して、処理流体として用いてもよい。
さらに、この装置によれば、処理流体噴射部において、布帛は振動され、揉みほぐされるため、布帛と処理流体との接触が良く、布帛を短時間で処理することができる。さらに、染色、水洗、乾燥等の処理を行うにあたり、布帛の循環を停止することなく、処理を連続的に行うことができる。あるいは、これらの処理をそれぞれ個別に行ってもよい。
【0015】
本発明の装置において、処理流体噴射部が、各処理通路が連通するように連結された、2個以上の上記処理流体噴射手段を有する場合には、最上流部に位置する処理流体噴射手段における処理流体として気体または気液混合流体を用い、他の処理流体噴射手段における処理流体として気体、気液混合流体または液体を用いるのが好ましい。また、上記他の処理流体噴射手段すなわち2個目以降の処理流体噴射手段における搬送力を高めるため、これらの処理流体噴射手段における処理通路の狭い間隔は、上記最上流部に位置する処理流体噴射手段すなわち1個目の処理流体噴射手段における処理通路の狭い間隔よりも大きいものであるのが好ましい。
【0016】
かかる構成を有する本発明の装置において、1個目の処理流体噴射手段より気体を噴出させ、2個目の処理流体噴射手段より液体を噴出させる場合、例えば、減量、染色、水洗、樹脂付与等の処理においては、1個目の処理流体噴射手段における気体の噴射により布帛は準拡布状態になる。これは、1個目の処理流体噴射手段が、布帛の搬送作用とともに、主として拡布作用を与えることとなるためである。そして、2個目の処理流体噴射手段より液体を噴射することにより、布帛の搬送とともに、染色、樹脂付与等の処理を行うのである。
【0017】
この場合、1個目の処理流体噴射手段においては、布帛の搬送および拡布作用だけでなく、気体により処理液が吹き飛ばされるため、脱水作用を生じることともなる。そのため、2個目の処理流体噴射手段において噴射される液体と布帛との接触が良く、短時間で染色や水洗等を行うことができるので、高い処理効率を達成することができる。
【0018】
また、乾燥や風合い調整処理においては、2個目の処理流体噴霧手段より気体を噴出させ、1個目の処理流体噴霧手段より噴出された気体による搬送力等をさらに高めて、搬送、乾燥、風合い調整等の効果を上げることもできる。あるいは、1個目の処理流体噴射手段からのみ気体を噴出させて、布帛の搬送とともに、乾燥、風合い調整等の処理を行うこともできる。
【0019】
また、この装置を使用することにより、同一装置内において、減量、水洗、乾燥、染色、水洗、乾燥、風合い調整の処理等を順次に連続的に行うことができ、あるいはそのような処理をそれぞれ個別に行うこともできる。
本発明に係る処理装置は、常圧タイプのものであってもよく、あるいは高圧タイプのものであってもよい。
【0020】
【実施例】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例についてさらに説明する。
図1は、本発明に係る処理装置の一態様を示す模式断面図である。図示の装置は、円筒状の処理槽2内において、繊維布帛1をループ状で循環させ、処理するためのものであり、布帛1は駆動ロール10により滞留部5より引き上げられ、処理流体噴射部3に送られる。そして、布帛1は、この処理流体噴射部3における噴流により、拡布されるとともに、処理流体噴射部3に連結された移送部4を経て搬送され、滞留部5に戻る。
【0021】
一方、気流循環路16において、処理槽2内の気相域から気流吸い込み口7を介して引き抜かれた気体または気液混合流体は、ブロワ8で圧縮されて吹き出され、熱交換器9で加熱または冷却され、前記処理流体噴射部3から移送部4へ送り込まれ、再び気流吸い込み口7より引き抜かれることにより、循環される。
さらに、処理液循環路21において、液溜槽11より引き抜かれた液体は、循環ポンプ12および熱交換器13を経て、スプレーノズル22より気流循環路16内に噴霧され、処理流体噴射部3に至り、次いで移送部4から吐き出され、液溜槽11に戻るように循環される。
【0022】
次に、この装置により、染色および水洗処理を行う場合について説明する。
処理液循環路21のバルブ14が開かれ、スプレーノズル22より液体が気流循環路16内に噴霧される。これにより得られた気液混合流体は、次いで、処理流体噴射部3における処理流体噴射手段6の処理流体吹き込みノズル17から噴射される。
【0023】
このとき、布帛1は、処理流体吹き込みノズル17から供給される処理液との接触により染色および水洗処理が行われるとともに、また気流による搬送および拡布効果により処理流体噴射手段6の幅方向に拡げられ、移送部4を経て滞留部5へ搬送され、循環される。
一方、乾燥および風合い調整処理の場合には、処理液循環路21のバルブ14が閉じられ、処理流体噴射部3における処理流体噴射手段6より、気体が噴射され、布帛1は振動され、拡布され、かつ、搬送される。この場合、気体は、熱交換器9で加熱され、従って熱風による処理がなされることとなる。
【0024】
なお、布帛1は準拡布状態にあり、ロープ状での処理に比較して短時間で処理を行うことができる。
図2は、本発明に係る処理装置の他の一態様を示す模式断面図である。
この装置により染色および水洗処理を行う場合には、処理流体噴射部3における1個目の処理流体噴射手段6の処理流体吹き込みノズル17から気体が噴射され、この噴射流体の拡布効果により、布帛1は1個目の処理流体噴射手段6の幅方向に拡げられるとともに、気体の流れに従って搬送される。
【0025】
なお、この場合、液体と同温度になるように気体を熱交換器9で加熱または冷却することも、染めシワ、染めムラ等のない良好な染色および水洗処理を行うのに効果的である。
さらに、処理液循環路21のバルブ14が開かれ、2個目の処理流体噴射手段6′に液体が供給され、噴射される。この液体噴射により、布帛1は、移送部4から滞留部5へと搬送され、同時に液体との接触により染色および水洗処理がなされる。
【0026】
また、乾燥および風合い調整処理の場合には、処理流体噴射部3における1個目の処理流体噴射手段6の処理流体吹き込みノズル17から気体が噴射され、布帛1は振動され、拡布され、搬送される。
このとき、バルブ14が閉じられ、バルブ15が開かれることにより、2個目の処理流体噴射手段6′に供給され、噴射される気体により、布帛1が拡布されるとともに、気体の流れに従って搬送される。この場合、気体は、熱交換器9で加熱され、従って熱風による処理がなされることとなる。
【0027】
なお、布帛1は準拡布状態にあり、ロープ状での処理に比較して短時間で処理を行うことができる。
また、かかる処理操作において、バルブ15を閉じた状態にし、1個目の処理流体噴射手段6のみからの気体の噴射により、布帛の搬送および乾燥等の処理を行うこともできる。
【0028】
図3は図1および図2に示した処理流体噴射手段の詳細を示す模式断面図であり、図4は図3に示したA−A’線に沿う矢視断面図である。
処理流体噴射手段6は、側壁19により準拡布状態の布帛1を、好ましくは50mm以下の、狭い間隔をもって包囲するように形成された処理通路18を有し、側壁19の一部にはこの処理通路18に布帛の表裏両側から処理流体を吹き込むことのできる処理流体噴射装置6が設けられている。
【0029】
布帛1は、処理通路18の入口に案内され、次いでこの処理通路を通過する間に、ノズル17から処理通路内に吹き込まれる処理流体の作用により振動、拡布効果、搬送力が与えられ、処理通路18の出口から送り出される。
ノズル17は、そこから吹き込まれる処理流体が布帛の幅方向にわたり作用するように処理通路の横断方向に伸びており、スリットまたは孔の列で構成されているのが好ましい。
【0030】
また、布帛1は準拡布状態で循環されるため、この処理通路は布帛1が準拡布状態を維持するのに必要な幅を有することが必要である。
【0031】
【発明の効果】
本発明の布帛処理装置によれば、繊維布帛に対して、染めシワの発生が少なく、均一な染色、風合い調整等の処理をすることが可能である。
さらに、本発明の布帛処理装置において繊維布帛の減量、染色、水洗、乾燥、風合い調整等の処理を行う場合、布帛を装置外に取り出すことなく連続的に処理を行うことができ、布帛の取り出し、投入、設備間の移動等という作業員の労力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理装置の一態様を示す模式断面図。
【図2】本発明の処理装置の他の一態様を示す模式断面図。
【図3】本発明の処理装置に有用な処理流体噴霧手段の一態様を示す模式断面図。
【図4】図3に示す処理流体噴霧手段のA−A′線矢視断面図。
【符号の説明】
1…布帛
2…処理槽
3…処理流体噴射部
4…移送部
5…滞留部
6…処理流体噴射手段
6′…処理流体噴射手段
7…気流吸い込み口
8…ブロワ
9…気流側熱交換器
10…駆動ロール
11…液溜槽
12…循環ポンプ
13…液体側熱交換器
14…液体側切替バルブ
15…気流側切替バルブ
16…気流循環路
17…処理流体吹き込みノズル
18…処理通路
19…側壁
20…薬液供給装置
21…処理液循環路
22…スプレーノズル
Claims (4)
- 駆動リールまたは駆動ロールにより引き上げられた準拡布状態の繊維布帛を、処理流体噴射部からの流体噴射により準拡布状態で移送部から滞留部へ搬送し、この滞留部から再び前記駆動リールまたは駆動ロールにより引き上げて、ループ状で循環させ、処理する布帛の処理装置であって、前記処理流体噴射部は前記移送部の上流部分に設けられ、かつ、2個以上の処理流体噴射手段を備えており、これらの処理流体噴射手段のそれぞれは、布帛を狭い間隔をもって包囲しながら準拡布状態で通過させることのできる処理通路を形成する側壁と、前記処理通路を通過する布帛の表裏各側に位置する前記側壁のそれぞれに少なくとも1個ずつ設けられ、処理流体を布帛の両側から前記処理通路に吹き込むように構成された処理流体吹き込みノズルとを有し、前記2個以上の処理流体噴射手段はそれらの処理通路が連通するように連結されており、前記移送部の上流から1個目の処理流体噴射手段における処理流体は気体であり、2個目の処理流体噴射手段における処理流体は液体であることを特徴とする布帛の処理装置。
- 前記処理通路の狭い間隔が50mm以下である、請求項1記載の装置。
- 前記2個目の処理流体噴射手段における処理通路の狭い間隔が前記1個目の処理流体噴射手段における処理通路の狭い間隔よりも大きい、請求項1記載の装置。
- 請求項1〜3のいずれかに記載した布帛の処理装置を用いて繊維布帛を処理する方法。
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