JPH1112916A - 繊維製品処理装置における洗浄方法 - Google Patents

繊維製品処理装置における洗浄方法

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JPH1112916A
JPH1112916A JP9161416A JP16141697A JPH1112916A JP H1112916 A JPH1112916 A JP H1112916A JP 9161416 A JP9161416 A JP 9161416A JP 16141697 A JP16141697 A JP 16141697A JP H1112916 A JPH1112916 A JP H1112916A
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liquid
tank
cooling
textile product
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JP9161416A
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Osamu Ishimaru
治 石丸
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Hisaka Works Ltd
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06BTREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
    • D06B5/00Forcing liquids, gases or vapours through textile materials to effect treatment, e.g. washing, dyeing, bleaching, sizing impregnating
    • D06B5/12Forcing liquids, gases or vapours through textile materials to effect treatment, e.g. washing, dyeing, bleaching, sizing impregnating through materials of definite length
    • D06B5/16Forcing liquids, gases or vapours through textile materials to effect treatment, e.g. washing, dyeing, bleaching, sizing impregnating through materials of definite length through yarns, threads or filaments

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理工程における冷却・排液工程と、その後
の洗浄工程とを同時進行させることにより、短時間処理
を可能にする。 【解決手段】 密閉された処理槽(1)内にロープ状繊
維製品(R)を収納配置する。繊維製品(R)を循環移
動させつつ処理液(F)を昇温および一定温度保持する
ことで繊維製品(R)を処理する。その後、繊維製品
(R)の循環移動を継続させたまま、処理槽(1)内を
所定圧に調整しつつ、冷却洗浄水(Wa)を処理槽
(1)内に供給すると共に、処理槽(1)内の処理液
(F)を排液する。このように処理液(F)を冷却洗浄
水(Wb)に徐々に置換しながら繊維製品(R)を冷却
および洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺な布帛等のロ
ープ状繊維製品またはチーズ状繊維製品を処理液で染色
その他の処理を行う繊維製品処理装置における洗浄方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】長尺な布帛等のロープ状繊維製品に染色
その他の処理を行う装置として、処理液を循環させなが
ら処理する液流式繊維製品処理装置がある。前記液流式
繊維製品処理装置は、滞留槽と移送通路とを環状に接続
した処理槽内に、無端状にした前記繊維製品を収納配置
し、移送通路の一端に付設された液噴射部から処理液を
繊維製品に噴射供給すると共に、ポンプで吸出した処理
槽内の処理液を熱交換器によって昇温して再び液噴射部
に循環させ、これを一定時間継続することにより繊維製
品を処理するもので、この処理の後、処理液を所定温度
まで冷却させて排液し、改めて洗浄水を処理槽に供給し
て繊維製品を洗浄している。
【0003】前記処理装置はロープ状繊維製品を処理す
るものの他、チーズ状繊維製品を処理するものもある。
前記チーズ状繊維製品処理装置は、処理槽内にチーズ状
繊維製品を収納配置し、処理槽に接続された循環路によ
り処理液を一定時間循環させて繊維製品を処理するもの
で、この処理の後、前記と同様に処理液を冷却・排液
し、繊維製品を洗浄している。
【0004】前記処理装置による処理工程を図3を参照
して説明すると、処理液をまず直線(La)のように約
130℃まで昇温した後(0〜Ta)、直線(Lb)の
ように一定温度に保持して前記繊維製品を処理する(T
a〜Tb)。次に直線(Lc)のように処理液を約80
℃まで冷却した後(Tb〜Tc)、直線(Ld)で処理
槽内の処理液を排出する(Tc〜Td)。その後、直線
(Le)のように洗浄水を供給昇温した後(Td〜T
e)、直線(Lf)のように一定温度に保持した洗浄水
を所定時間処理槽内で循環移動させながら繊維製品の洗
浄処理を行う(Te〜Tg)。最後に直線(Lg)で洗
浄水を排出する(Tg〜Th)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の繊維
製品処理装置では処理工程における冷却および排液操作
と、洗浄工程とが完全に分離しており、排液工程を完了
した後に洗浄工程に移行するため、全体工程が比較的長
時間となっていた。
【0006】本発明の目的は、処理工程における冷却・
排液工程とその後の洗浄工程とを同時進行させることに
より短時間処理を可能にする、ロープ状またはチーズ状
繊維製品処理装置における洗浄方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、密閉された処
理槽内にロープ状またはチーズ状繊維製品を収納配置
し、処理槽内の処理液による前記繊維製品の処理後に洗
浄する方法であって、前記繊維製品を昇温および一定温
度保持で処理した後に冷却するにあたり、処理槽内を所
定圧に調整しつつ、冷却洗浄水を処理槽内に供給すると
共に処理槽内の処理液を排液することにより、処理液を
前記冷却洗浄水に置換しながら前記繊維製品を冷却およ
び洗浄することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る繊維製品処理装置に
おける洗浄方法の一実施形態を、図1および図3を参照
して以下に説明する。図1は本発明に用いられるロープ
状繊維製品処理装置の一例を示し、この処理装置は従来
と同様に密閉された処理槽(1)と、液噴射部(11)
へ仕切弁(Va)を通して処理液を供給する処理液循環
路(2)と、逆流ノズル(11’)へ処理液を供給する
供給路(3)とを有する。ただし逆流ノズル(11’)
は故障時等にロープ状繊維製品(R)を逆移動させるた
めのもので、直前の仕切弁(Vb)は常時は閉じられて
いる。
【0009】前記処理槽(1)は、滞留槽(4)の両端
部と、移送通路(5)の両端部とを相互に連結して環状
に構成したもので、無端状のロープ状繊維製品(R)を
滞留槽(4)においてリラックス処理するため蛇行状態
で移送させると共に、移送通路(5)においては略真直
状態で移送させる。前記滞留槽(4)の一方には、駆動
リール(7)が内蔵されたヘッダ部(6)が連結されて
いる。移送通路(5)には、ヘッダ部(6)に連結され
た入口側に液噴射部(11)が付設されて処理液(F)
を繊維製品(R)に噴射供給する。なお、滞留槽(4)
の上面には加圧弁(12)、圧力計(13)および圧力
調整弁(14)を有する空気導入管(15)が付設さ
れ、処理槽(1)内に空気(A)を導入して内部圧力を
調整する。また、滞留槽(4)の上面には液面計(1
6)が配設される。
【0010】処理液循環路(2)は、滞留槽(4)底部
に接続された3本の吸込み用配管(8)〜(10)と、
これら吸込み用配管(8)〜(10)に共通接続された
共通配管(17)と、この共通配管(17)と液噴射部
(11)との間に配設された主ポンプ(18)および熱
交換器(19)とで構成される。吸込み用配管(8)の
途中には排液管(22)が接続され、この排液管(2
2)の出口に排液弁(23)が取付けられる。
【0011】処理液循環路(2)の途中には開閉弁(2
0)を介して染料溶解槽(21)が接続される。染料溶
解槽(21)の下端出口は、注入ポンプ(24)と注入
弁(25)を有する注入管(26)によって吸込み用配
管(8)の端部に接続される。
【0012】前記共通配管(17)には給水弁(27)
を介して定量ポンプ(28)が接続され、この定量ポン
プ(28)から供給された冷却洗浄水(Wa)を処理槽
(1)に供給する。なお、処理液循環路(2)、供給路
(3)および各吸込み用配管(8)〜(10)にはそれ
ぞれ仕切弁(Vc)〜(Ve)を配設する。
【0013】以上の処理装置によるロープ状繊維製品
(R)の処理方法を次に説明する。まず処理槽(1)内
に無端状にしたロープ状繊維製品(R)を収納配置した
後、排液弁(23)を閉じ、給水弁(27)から処理槽
(1)へ所定量給水する。その後、注入ポンプ(24)
を駆動し、染料溶解槽(21)から注入管(26)を経
て所定量の染料、助剤等を含む処理液(F)を処理槽
(1)内に注入する。
【0014】次に、熱交換器(19)に蒸気等の昇温用
媒体を供給し、仕切弁(Va)および仕切弁(Vc)〜
(Ve)を開き、注入弁(25)を閉じた後主ポンプ
(18)を駆動する。これにより、処理液(F)が滞留
槽(4)→吸込み用配管(8)〜(10)→共通配管
(17)→主ポンプ(18)→熱交換器(19)→処理
液循環路(2)→液噴射部(11)の経路で循環供給さ
れる。そして液噴射部(11)から噴射された処理液
(F)によって処理槽(1)内の繊維製品(R)が一定
時間、循環処理される。
【0015】処理液(F)による繊維製品(R)の循環
処理が終了すると、駆動リール(7)と主ポンプ(1
8)はそのまま継続駆動させるが、熱交換器(19)に
供給していた蒸気等の昇温用媒体は供給停止する。この
状態で圧力調整弁(14)により処理槽(1)内を徐々
に減圧調整しつつ、排液弁(23)と給水弁(27)を
開いて処理液(F)を排液管(22)を通して連続排出
すると共に、その排出液量にほぼ見合う量の冷却洗浄水
(Wa)を液噴射部(11)から処理槽(1)内に連続
噴射する。このとき仕切弁(Vc)〜(Ve)は半開状
態にして滞留槽(4)内の処理液(F)を共通配管(1
7)に吸出し、冷却洗浄水(Wa)に混入させて液噴射
部(11)に循環させる。これにより処理槽(1)内の
繊維製品(R)は処理液(F)による循環移動とまった
く同じように処理槽(1)内で循環移動し、時間の経過
と共に処理槽(1)内の処理液(F)が冷却洗浄水(W
a)によって次第に薄められ、遂には冷却洗浄水(W
a)100%に置換される。このように、処理槽(1)
内で繊維製品(R)が循環移動されつつ処理液(F)が
冷却洗浄水(Wb)に置換されることにより、繊維製品
(R)の冷却と洗浄が同時進行し、処理工程と処理時間
の大幅短縮となる。
【0016】以上述べた昇温、定温保持および冷却洗浄
の各工程を図3で説明すると、昇温工程と定温保持工程
は従来と同様に直線(La)と直線(Lb)で示され
る。この定温保持の時間は約40分、温度は約130℃
である。その後、直線(Lc)と直線(Lc’)で連続
的に冷却洗浄工程が行われ、液温度が約20℃になった
時点(Tf)で冷却洗浄が完了し、新たな冷却洗浄水
(Wa)の供給をストップして処理槽(1)内の冷却洗
浄水(Wb)が全て排出される。このように冷却と洗浄
の同時進行により、処理時間が従来と比較して(Th)
−(Tf)だけ短縮されることになり、実際、約15〜
20分間もの時間短縮となった。
【0017】以上は本発明をロープ状繊維製品の処理装
置に適用した実施形態であるが、本発明はチーズ状繊維
製品の処理装置にも同様に適用可能であって、その実施
形態を図2を参照して示す。図2のチーズ状繊維製品処
理装置は開閉可能な上蓋(30a)付の密閉形処理槽
(30)を有し、この処理槽(30)内で多数のチーズ
状繊維製品(C)をキャリア(33)に搭載した状態で
一度に染色処理する。キャリア(33)は垂直な多孔ス
ピンドル(35)を複数本具備するもので、処理槽(3
0)からキャリア(33)を取出した状態でチーズ状繊
維製品(C)を多孔スピンドル(35)に嵌挿する。
【0018】処理槽(30)の底部には注入管(34)
を介して染料溶解槽(41)が接続され、注入弁(4
3)を開いて注入ポンプ(42)を駆動することにより
処理液(F)が処理槽(30)内に注入されるようにな
っている。なお、染料溶解槽(41)にはコイル状熱交
換器(39)とミキサー(40)が付設され、また処理
槽(30)内底部近傍にはコイル状熱交換器(38)が
配設されている。
【0019】処理槽(30)の下方には主ポンプ(3
7)が配設され、この主ポンプ(37)の吸込口と処理
槽(30)の底部とが、仕切弁(49)付の吸込側配管
(31)で接続されている。また主ポンプ(37)の吐
出口には、処理槽(30)の底部中央から処理槽(3
0)内に垂直に延在した吐出側配管(36)が接続さ
れ、この吐出側配管(36)の上端部にキャリア(3
3)の底面中央口が着脱自在に結合されることにより、
多孔スピンドル(35)内と吐出側配管(36)とが連
通されるようになっている。なお、吸込側配管(31)
には排液弁(51)付の排液菅(50)が接続されてい
る。
【0020】吐出側配管(36)の途中には洗浄水供給
路(32)が配設され、給水弁(52)を開いて定量ポ
ンプ(53)を駆動することにより吐出側配管(36)
に冷却洗浄水(Wa)が供給されるようになっている。
【0021】その他、処理槽(30)の側面には加圧弁
(44)付空気導入管(47)、圧力計(45)、圧力
調整弁(46)、液面計(48)が付設される。
【0022】このようなチーズ状繊維製品処理装置にお
いて、染料溶解槽(41)で準備された適温の処理液
(F)が処理槽(30)内に注入されると、主ポンプ
(37)が駆動されて処理液(F)が多孔スピンドル
(35)から放射状に噴出してチーズ状繊維製品(C)
を内側から外側へと貫流し、チーズ状繊維製品(C)を
染色処理する。この間、コイル状熱交換器(38)には
熱媒体としての蒸気が供給され、処理液(F)を定温に
保持する。
【0023】以上の染色処理を所定時間行なった後、コ
イル状熱交換器(38)に供給していた蒸気を停止し、
圧力調整弁(46)により処理槽(30)内を徐々に減
圧調整しつつ、排液弁(51)と給水弁(52)を開
き、排液管(50)を通して処理液(F)を連続排出す
ると共に、その排出量にほぼ見合う量の冷却洗浄水(W
a)を吐出側配管(36)に連続供給する。これにより
処理槽(30)内の処理液(F)は冷却洗浄水(Wa)
によって徐々に薄められる一方、チーズ状繊維製品
(C)は処理液(F)に置き換わった冷却洗浄水(W
a)によって冷却洗浄される。このようにチーズ状繊維
製品(C)の冷却と洗浄が同時進行する結果、処理工程
と処理時間の大幅短縮が達成される。
【0024】
【発明の効果】本発明は前述の如く、繊維製品処理後の
処理液を冷却洗浄水に置換することにより冷却と洗浄工
程を同時進行させることができ、かつ、高温状態から洗
浄を開始するため従来よりも高い洗浄効果を得ることが
でき、前記冷却と洗浄工程の同時進行と相俟って染色時
間の大幅短縮を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄方法に使用するロープ状繊維製品
処理装置の概略側面図。
【図2】本発明の洗浄方法に使用するチーズ状繊維製品
処理装置の概略側面図。
【図3】従来方法および本発明方法による処理液の時間
的温度変化を示すグラフ図。
【符号の説明】
1 処理槽 2 処理液循環路 3 供給路 8〜10 吸込み用配管 11 液噴射部 11’ 逆流ノズル 18 主ポンプ 19 熱交換器 22 排液管 23 排液弁 27 給水弁 C チーズ状繊維製品 F 処理液 R 繊維製品 Wa 冷却洗浄水 Wb 冷却洗浄水

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉された処理槽内にロープ状またはチー
    ズ状繊維製品を収納配置し、処理槽内の処理液による前
    記繊維製品の処理後に洗浄する方法であって、 前記繊維製品を昇温および一定温度保持で処理した後に
    冷却するにあたり、処理槽内を所定圧に調整しつつ、冷
    却洗浄水を処理槽内に供給すると共に処理槽内の処理液
    を排液することにより、処理液を前記冷却洗浄水に置換
    しながら前記繊維製品を冷却および洗浄することを特徴
    とする繊維製品処理装置における洗浄方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006104626A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Hisaka Works Ltd 繊維品の洗浄方法およびそれに用いる繊維品の処理装置
WO2006098149A1 (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Hisaka Works, Ltd. 繊維品の洗浄方法
WO2006126316A1 (ja) * 2005-05-25 2006-11-30 Hisaka Works, Ltd. 繊維品の洗浄方法

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