JPH07132914A - 結束機における結束用ワイヤのガイド機構 - Google Patents

結束機における結束用ワイヤのガイド機構

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JPH07132914A
JPH07132914A JP5302284A JP30228493A JPH07132914A JP H07132914 A JPH07132914 A JP H07132914A JP 5302284 A JP5302284 A JP 5302284A JP 30228493 A JP30228493 A JP 30228493A JP H07132914 A JPH07132914 A JP H07132914A
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    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B13/00Bundling articles
    • B65B13/18Details of, or auxiliary devices used in, bundling machines or bundling tools
    • B65B13/185Details of tools

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 直線ガイド部3の出口部に、直線ガイド部3
から送り出されたワイヤ1が斜めに当たるように受ける
受け面6aを有する曲げガイド部材4を配置するととも
に、受け面6aのワイヤ1に対する当り角度を調整可能
に設けた。 【効果】 ワイヤ1の先端が曲げガイド部材4の受け面
6aに当たって折り曲げられると、連続して曲げられる
から、全体としてループ状に形成され、したがって、曲
げガイド部材4は短く、前方が塞がれることがないか
ら、ワイヤ1を容易確実に被結束材aの回りに巻くこと
ができ、操作性、作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属製の結束用ワイヤに
よって鉄筋等の棒材を結束する結束機に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】この種の結束機としては特公
昭59ー39027号公報や実願平4ー40686号に
示されたようなものが知られている。これは、送り機構
により送り出された金属製の結束用ワイヤを結束機本体
の先端から弯曲状態で導出させて被結束材上に巻き回し
て結束するものである。結束機本体の先端には弯曲状の
曲げガイド部材が半円弧状に形成され、送り出されたワ
イヤは上記曲げガイド部材に沿って弯曲し、曲げガイド
部材の先端から送り出されてその内側にある鉄筋等の被
結束材にループ状に巻き回され、その後、結束機本体か
ら突出したねじり用フックにワイヤのループの一部を把
持させてねじり回転することによりワイヤループを強制
的に小さくして被結束材を締め付け結束するものであ
る。
【0003】ところで、結束作業をするときは、上述の
ように、まず曲げガイド部材の内側に被結束材を入れ込
む必要がある。しかしながら、上記曲げガイド部材は半
円弧状に形成され、前方を塞ぐように弯曲しているか
ら、その内側に鉄筋を入れ込む際、曲げガイド部材の先
端が鉄筋にぶつかりやすく、作業が面倒である。
【0004】しかも、被結束材の太さ等によりワイヤル
ープの径も変える必要があるが、ループ径が異なれば、
これに応じてねじり用フックによる把持位置も変わる。
把持位置を可変にするためには構造がさらに複雑にな
り、重量も重くなってしまうので、実現は困難であっ
た。したがって、実際には被結束材が太くても細くても
大きなループで周回させ、ねじり回数を調整することに
より被結束材が太いときはねじり部の長さが短く、細い
ときはねじり部長さを長くすることで調整していた。し
かし、これは特に被結束材が細い場合にワイヤやねじり
のエネルギーを無駄に使うことになるので、効率が悪か
った。
【0005】
【発明の目的】本発明は前記欠点を解消し、とくに簡単
な構造によって直線状に送り出された金属製ワイヤがル
ープを形成するように案内することができるとともに、
被結束材に応じてワイヤのループ径を調整することがで
きる結束機における結束用ワイヤのガイド機構を提供す
ることをその主たる目的とする。
【0006】また、上記ワイヤのガイド機構において、
ワイヤのループ径を調整可能とした場合、そのループ径
に拘らずねじり用フックによるワイヤの把持位置を常に
同じにすることができる結束用ワイヤのガイド機構を提
供することを第2の目的とする。
【0007】さらに、ワイヤのループ径に応じてワイヤ
の送り出し量を調整することができる結束用ワイヤのガ
イド機構を提供することを第3の目的とする。
【0008】
【目的を達成するための手段】前記主目的を達成するた
め、本発明に係る結束機における結束用ワイヤのガイド
機構は、送り機構により送られた金属製の結束用ワイヤ
を直線状に案内する直線ガイド部の先端の出口部からル
ープ状にして送り出し、被結束材上に巻き回した後にワ
イヤの一部をねじって結束する結束機において、前記直
線ガイド部の出口部に、上記直線ガイド部から送り出さ
れたワイヤが斜めに当たるように受ける受け面を有する
曲げガイド部材を配置するとともに、上記受け面のワイ
ヤに対する当り角度を調整可能に設けたことを特徴とす
る。
【0009】また、前記第2の目的を達成するために
は、前記直線ガイド部と曲げガイド部材の位置が、曲げ
ガイド部材の受け面に対するワイヤの当り角度に応じて
調整可能にするのが望ましい。
【0010】同様に、前記第3の目的を達成するために
は、前記ワイヤの送り出し量を、前記曲げガイド部材の
傾斜角度に応じて調整可能とするのがよい。
【0011】
【発明の作用、効果】請求項1記載の発明によれば、送
り機構により直線ガイド部から送り出されたワイヤの先
端は曲げガイド部材の受け面に当たって折り曲げられ
る。曲げられた状態は復元しないから、先端に続く部分
も同様にして上記受け面によって折り曲げられる。折り
曲げの角度は上記受け面を越えて変わることはないか
ら、送り出されたワイヤは弯曲し、全体としてループ状
に形成される。したがって、鉄筋等の被結束材のまわり
を周回させて結束することができる。
【0012】このように、上記ガイド機構によれば、曲
げガイド部材の長さは短くても、従来のものと同じワイ
ヤループを作ることができる。曲げガイド部材は短く、
前方が塞がれることがないから、ワイヤを容易確実に被
結束材の回りに巻くことができ、操作性、作業性が向上
する。
【0013】また、請求項2の発明によれば、直線ガイ
ド部と曲げガイド部材の位置が、曲げガイド部材の受け
面に対するワイヤの当り角度に応じて調整できるから、
ねじりフックによるワイヤループの把持位置はワイヤル
ープの径に拘らず常に同じにすることができる。したが
って、常にワイヤを良好に把持することができる。さら
に、請求項3の発明によれば、曲げガイド部材の傾斜角
度によりワイヤループの径が決まるから、曲げガイド部
材の傾斜角度に応じてワイヤの送り出し量を調整可能と
することにより、ワイヤループの大きさに応じてワイヤ
の送り出し量を調整することができる。したがって、ワ
イヤが無駄なく効率的に使用されるほか、ワイヤに対し
て無駄なねじりが必要なくなったから、エネルギー効率
も向上する。
【0014】
【実施例】図1は結束機における結束用ワイヤのガイド
機構の要部を示すもので、上記結束機は送り機構により
送り出された鉄等の金属製結束用ワイヤ1を結束機本体
2の先端から被結束材aのまわりにループ状に周回さ
せ、さらにワイヤループの一部をねじり回転させて被結
束材aを結束するもので、結束用ワイヤ1のガイド機構
として直線ガイド部3とその出口部に設けられた曲げガ
イド部材4とが設けられている。
【0015】直線ガイド部3は送り機構により送り出さ
れたワイヤ1を直線状に案内するもので、筒状に形成さ
れ、内部にはワイヤ1の送り通路が形成されている。ま
た、直線ガイド部3は結束機本体2の前方に突出したア
ーム5に支持されている。
【0016】曲げガイド部材4はワイヤ1が円形状に曲
がるように案内するもので、上記直線ガイド部3の出口
部3aに面して送り出されたワイヤ1を受容する受け溝
6が形成されているとともに、図2のように受け溝6の
溝底は上記ワイヤ1が斜めに当たるように受ける受け面
6aとして形成されている。この受け面6aは平面でも
曲面でもよい。
【0017】曲げガイド部材4は結束機本体2の先端の
支軸7に回動自在に支持されている。曲げガイド部材4
の長さは、直線状に送り出されたワイヤ1の延長線1p
と曲げガイド部材4の先端との間の間隔Lが、後述に示
す円形状に形成されたワイヤループpの半径よりも小さ
くなる程度で十分である。
【0018】なお、直線ガイド部3の出口部3aと曲げ
ガイド部材4の入口部との間にはカッタ8が配置されて
いる。図1、図3のように、このカッタ8は直径方向に
ワイヤ通路9a(直線ガイド部3に連続する)を形成し
た円盤体8aの周方向にカッタリンク8bを回転可能に
配置し、カッタリンク8bにもワイヤ通路9bを形成し
ておき、図3のようにカッタリンク8bを駆動リンク9
により回転させて円盤体とカッタリンク8bのワイヤ通
路をずらすことによって円盤体8a内のワイヤ1を剪断
力で切断するものである。
【0019】また、9cは円形状に曲げられて1周回し
たワイヤ1の先端を再び曲げガイド部材4の受け溝6に
誘導するための案内部である。
【0020】前記構成によれば、送り機構により直線ガ
イド部3から送り出されたワイヤ1の先端は図4のよう
に曲げガイド部材4の受け面6aに当たって折り曲げら
れる。曲げられた状態は復元しないから、先端に続く部
分も同様にして上記受け面6aによって折り曲げられ
る。折り曲げの角度は上記受け面6aを越えて変わるこ
とはないから、送り出されたワイヤ1は弯曲し、全体と
して円形のループ状に形成される。そして、1周回した
ワイヤ1の端部は案内部9cに案内されて再び曲げガイ
ド部材4の受け溝6を通って同径の円形ループ状に形成
される。したがって、鉄筋等の被結束材aがワイヤ1の
内側になるようにすれば、ワイヤ1が被結束材aのまわ
りを周回するから、3周回程度したところでワイヤ1の
送りを止め、カッタ8を駆動させてワイヤ1を切断する
と同時にねじり用フック10を前方に突出移動させてワ
イヤループの両側から把持させた後、回転させることに
より、ワイヤ1をねじってワイヤ1の径を小さくするこ
とにより被結束材aを締め付ける。その後、ねじり用フ
ック10を元の位置に戻し、結束作業が完了する。
【0021】このように、上記ガイド機構によれば、曲
げガイド部材4の長さは短くても、従来のものと同じワ
イヤループpを作ることができる。曲げガイド部材4は
短く、前方が塞がれることがないから、ワイヤ1を容易
確実に被結束材aの回りに巻くことができ、操作性、作
業性が向上する。
【0022】ところで、被結束材aの径は常に同じとは
限らないから、これに対応してワイヤ1のループ径も大
小のものを形成する必要がある。そのため、後述にも示
される適宜の手段により曲げガイド部材4の角度を調整
すればよい。角度が大きければ小さいループが、角度が
小さければ大きいループが形成されるので、被結束材a
に応じて最適なループを形成することができる。
【0023】次に、ワイヤループpの把持位置をワイヤ
ループpの径に拘らず常に同じにするため、図5のよう
に直線ガイド部3と曲げガイド部材4の位置が、曲げガ
イド部材4の受け面6aに対するワイヤ1の当り角度に
応じて調整可能に設けられている。つまり、同図におい
て直線ガイド部3を支持したアーム5の基端と中間部に
それぞれ第1の軸11と第2の軸12を設け、これら第
1の軸11と第2の軸12をそれぞれ結束機本体2に水
平に設けた水平案内溝13と斜めに設けた傾斜案内溝1
4に係合させる。また、アーム5には受け面6aと反対
側を連結リンク15の一端に軸着し、連結リンク15の
他端を作動リンク16の中間部に軸着するとともに、作
動リンク16の一端をアーム5に形成された軸17に、
他端の長孔18を結束機本体2に設けられた軸19に係
合させている。
【0024】上記構成において、アーム5の第1の軸1
1を水平案内溝13に沿って移動させると、アーム5の
先端の曲げガイド部材4はねじり用フック10に対して
接近し又は離反する。ところが、これに連動して第2の
軸12も傾斜案内溝14に沿って移動するから、アーム
5が所定の角度で傾斜し、ねじり用フック10に接近し
又は離反する。アーム5が傾斜すると、同時に作動リン
ク16も軸を中心に回動するから、この回動量は連結リ
ンク15を介して曲げガイド部材4に伝達され、曲げガ
イド部材4も回動する。そして、アーム5と曲げガイド
部材4がねじり用フック10側に近づくほど、曲げガイ
ド部材4の角度も大きくなるように設定されている。
【0025】したがって、図5のようにアーム5と曲げ
ガイド部材4がねじり用フック10から遠い位置にある
と、曲げガイド部材4の角度は小さいからワイヤループ
pは大きくなる。また、図6のようにアーム5と曲げガ
イド部材4がねじり用フック10から中程の位置にある
と、曲げガイド部材4の角度も中ぐらいでワイヤループ
pも中ぐらいである。図7のようにアーム5と曲げガイ
ド部材4がねじり用フック10に近くなると、曲げガイ
ド部材4の角度は大きくなるからワイヤループpは小さ
くなる。このように、アーム5と曲げガイド部材4がね
じり用フック10から遠い位置にあるときはループが大
きく、ねじり用フック10に近くなるとループは小さく
なるから、図5〜7に示されるように、ワイヤループp
の把持位置はワイヤループpの径に拘らず常に同じとな
る。したがって、常にワイヤ1を良好に把持することが
できる。
【0026】次に、ワイヤループの大きさに応じてワイ
ヤ1の送り出し量を調整するため、上記アーム5の基端
の第1の軸11の位置を検出し、第1の軸11の位置に
応じてワイヤ1の送り量を調整すればよい。第1の軸1
1の位置を検出するには、図7のように第1の軸11の
直近に磁石20を取り付ける一方、第1の軸11を案内
する水平案内溝13と平行に位置検出センサーとして、
ワイヤループの大きさの種類に応じて複数個(ここでは
3個)のホール素子21、22、23を並設すればよ
い。磁石20がホール素子21、22、23のいずれか
に接近するとホール素子が反応するから、これにより第
1の軸11の位置を検出することができる。第1の軸1
1の位置により曲げガイド部材4の傾斜角度が決まり、
曲げガイド部材4の傾斜角度に応じてワイヤループpの
径が決まる。このように、第1の軸11の位置によりワ
イヤループpの径を知ることができるから、それぞれに
応じて最適なワイヤ1の送り量を設定することにによ
り、ワイヤループpの大きさに応じてワイヤ1の送り出
し量を調整することができる。
【0027】なお、上述の例は曲げガイド部材4の回動
量の調整とアーム5の移動の調整とを同時に行なうもの
であるが、これを別個独立に調整するようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る結束機における結束用ワイヤのガ
イド機構の側面の説明図
【図2】図1のXーX線上の断面図
【図3】ワイヤの切断機構の説明図
【図4】ワイヤのループの形成態様説明図
【図5】上記ガイド機構の直線ガイド部と曲げガイド部
材の位置調整機構の説明図
【図6】上記位置調整機構の作動態様説明図
【図7】上記位置調整機構の作動態様説明図
【符号の説明】
1 ワイヤ 3 直線ガイド部 4 曲げガイド部材 6a 受け面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り機構により送られた金属製の結束用
    ワイヤを直線状に案内する直線ガイド部の先端の出口部
    からループ状にして送り出し、被結束材上に巻き回した
    後にワイヤの一部をねじって結束する結束機において、 前記直線ガイド部の出口部に、上記直線ガイド部から送
    り出されたワイヤが斜めに当たるように受ける受け面を
    有する曲げガイド部材を配置するとともに、上記受け面
    のワイヤに対する当り角度を調整可能に設けたことを特
    徴とする結束機における結束用ワイヤのガイド機構。
  2. 【請求項2】前記直線ガイド部と曲げガイド部材の位置
    を、曲げガイド部材の受け面に対するワイヤの当り角度
    に応じて調整可能とした請求項1記載の結束機における
    結束用ワイヤのガイド機構。
  3. 【請求項3】前記ワイヤの送り出し量を、前記曲げガイ
    ド部材の傾斜角度に応じて調整可能とした請求項1又は
    2記載の結束機における結束用ワイヤのガイド機構。
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