JPH07132775A - アウトサイドミラーの取付構造 - Google Patents
アウトサイドミラーの取付構造Info
- Publication number
- JPH07132775A JPH07132775A JP27841093A JP27841093A JPH07132775A JP H07132775 A JPH07132775 A JP H07132775A JP 27841093 A JP27841093 A JP 27841093A JP 27841093 A JP27841093 A JP 27841093A JP H07132775 A JPH07132775 A JP H07132775A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車体への取付状態において、風切り音の発生
を防止することができると共に、ベースカバー部材とベ
ース部材との間にガタ付きの無い固着状態が得られるこ
と。 【構成】 ベースカバー部材102及びベース部材10
3が樹脂で形成されており、ベースカバー部材102に
ピン3が突出形成されると共に、ベース部材103に、
ベースカバー部材102とベース部材103の組付時に
ピン3の周辺部に位置する係合爪5が形成されており、
ベース部材103に、ベースカバー部材102に形成さ
れたピン3を透通する透通孔4が形成されており、ベー
スカバー部材102に形成されたピン3を透通孔4に透
通させてベースカバー部材102とベース部材103と
を組付けると共に、ピン3及び係合爪5を熱かしめして
ベース部材103とベースカバー部材102とを固着し
た。
を防止することができると共に、ベースカバー部材とベ
ース部材との間にガタ付きの無い固着状態が得られるこ
と。 【構成】 ベースカバー部材102及びベース部材10
3が樹脂で形成されており、ベースカバー部材102に
ピン3が突出形成されると共に、ベース部材103に、
ベースカバー部材102とベース部材103の組付時に
ピン3の周辺部に位置する係合爪5が形成されており、
ベース部材103に、ベースカバー部材102に形成さ
れたピン3を透通する透通孔4が形成されており、ベー
スカバー部材102に形成されたピン3を透通孔4に透
通させてベースカバー部材102とベース部材103と
を組付けると共に、ピン3及び係合爪5を熱かしめして
ベース部材103とベースカバー部材102とを固着し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の外側に設置する
ドアミラー、あるいはフェンダーミラー等のアウトサイ
ドミラーの取付構造に関する。
ドアミラー、あるいはフェンダーミラー等のアウトサイ
ドミラーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばドアミラーは、一般に図1
0に示す取付構造を有して自動車のドアに取付けられて
いる。
0に示す取付構造を有して自動車のドアに取付けられて
いる。
【0003】すなわち、ドアミラー100は、ミラー本
体101を回転可能に支持するベースカバー部材102
を、ベース部材103を介して、自動車のドア200に
設けたミラー取付基板201に固着することによって、
自動車のドア200に取付けられている(実開昭60−
70447号公報参照)。
体101を回転可能に支持するベースカバー部材102
を、ベース部材103を介して、自動車のドア200に
設けたミラー取付基板201に固着することによって、
自動車のドア200に取付けられている(実開昭60−
70447号公報参照)。
【0004】このとき、ベース部材103とミラー取付
基板201は、ベース部材103に形成されたねじ孔1
04に螺合するビス202で固着されており、かつベー
ス部材103とベースカバー部材102は、三箇所a,
b,cで相互に固着されて取付けられている。
基板201は、ベース部材103に形成されたねじ孔1
04に螺合するビス202で固着されており、かつベー
ス部材103とベースカバー部材102は、三箇所a,
b,cで相互に固着されて取付けられている。
【0005】このベース部材103とベースカバー部材
102との固着には、従来、次に示す二つの固着手段が
採用されている。
102との固着には、従来、次に示す二つの固着手段が
採用されている。
【0006】第1の固着手段は、図11に示すように、
ベースカバー部材102に一体に突出形成された基台1
02aにねじ孔102bが形成されており、この基台1
02aにベース部材103を当接させ、かつねじ孔10
2bに螺合するタッピングスクリュー105により、ベ
ースカバー部材102とベース部材103とを固着して
いる。
ベースカバー部材102に一体に突出形成された基台1
02aにねじ孔102bが形成されており、この基台1
02aにベース部材103を当接させ、かつねじ孔10
2bに螺合するタッピングスクリュー105により、ベ
ースカバー部材102とベース部材103とを固着して
いる。
【0007】また、第2の固着手段は、図12に示すよ
うに、ベースカバー部材102にピン102cが一体に
突出形成されており、このピン102cにカバー部材1
03の取付穴103aを外挿した後、取付穴103aか
ら抜き出たピン102cの先端部を熱かしめすることに
よって、ベースカバー部材102とベース部材103と
を固着している。
うに、ベースカバー部材102にピン102cが一体に
突出形成されており、このピン102cにカバー部材1
03の取付穴103aを外挿した後、取付穴103aか
ら抜き出たピン102cの先端部を熱かしめすることに
よって、ベースカバー部材102とベース部材103と
を固着している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ベースカバー部材102とカバー部材103との固着手
段にはいずれも次の様な課題を有していた。
ベースカバー部材102とカバー部材103との固着手
段にはいずれも次の様な課題を有していた。
【0009】すなわち、第1の固着手段は、タッピング
スクリュー105の充分なねじ込み代を確保する必要性
から、基台102aの高さを低くすることが制限され、
ひいてはベースカバー部材102の厚さH1 が厚くな
り、車体(ドア200)への設置で車体外方への突出量
が大きくなり風切り音が出易くなるという課題を有して
いた。
スクリュー105の充分なねじ込み代を確保する必要性
から、基台102aの高さを低くすることが制限され、
ひいてはベースカバー部材102の厚さH1 が厚くな
り、車体(ドア200)への設置で車体外方への突出量
が大きくなり風切り音が出易くなるという課題を有して
いた。
【0010】また、第2の固着手段はベースカバー部材
102の厚さH2 を薄くすることができるが、ベースカ
バー部材102とベース部材103,及びベース部材1
03の取付孔103aとピン102cとの各間にクリア
ランスが生じ易く、車体への設置後ベースカバー部材1
02がピン102cの軸方向d及び径方向eにガタ付き
を生じる恐れがあるという課題を有していた。
102の厚さH2 を薄くすることができるが、ベースカ
バー部材102とベース部材103,及びベース部材1
03の取付孔103aとピン102cとの各間にクリア
ランスが生じ易く、車体への設置後ベースカバー部材1
02がピン102cの軸方向d及び径方向eにガタ付き
を生じる恐れがあるという課題を有していた。
【0011】本発明は、前記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、車体への取付状態において風
切り音の発生を防止することができると共に、ベースカ
バー部材とベース部材との間にガタ付きの無い固着状態
が得られるアウトサイドミラーの取付構造を提供するに
ある。
ものであり、その目的は、車体への取付状態において風
切り音の発生を防止することができると共に、ベースカ
バー部材とベース部材との間にガタ付きの無い固着状態
が得られるアウトサイドミラーの取付構造を提供するに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため、請求項1の発明は、ミラー本体を支持するベース
カバー部材が、ベース部材を介して、車体に設けたミラ
ー取付基板に取付けられるアウトサイドミラーの取付構
造において、前記ベースカバー部材及びベース部材が樹
脂で形成されており、前記ベースカバー部材及びベース
部材のいずれか一方にピンが突出形成されると共に、他
方に前記ベースカバー部材とベース部材の組付時に前記
ピンの周辺部に位置する係合爪が形成されており、前記
ベース部材に、前記ベースカバー部材に形成されたピン
あるいは係合爪を透通する透通孔が形成されており、前
記ベースカバー部材に形成されたピンあるいは係合爪を
前記透通孔に透通させて前記ベースカバー部材とベース
部材とを組付けると共に、前記ピン及び係合爪を熱かし
めして前記ベース部材と前記ベースカバー部材とを固着
したことを特徴としている。
ため、請求項1の発明は、ミラー本体を支持するベース
カバー部材が、ベース部材を介して、車体に設けたミラ
ー取付基板に取付けられるアウトサイドミラーの取付構
造において、前記ベースカバー部材及びベース部材が樹
脂で形成されており、前記ベースカバー部材及びベース
部材のいずれか一方にピンが突出形成されると共に、他
方に前記ベースカバー部材とベース部材の組付時に前記
ピンの周辺部に位置する係合爪が形成されており、前記
ベース部材に、前記ベースカバー部材に形成されたピン
あるいは係合爪を透通する透通孔が形成されており、前
記ベースカバー部材に形成されたピンあるいは係合爪を
前記透通孔に透通させて前記ベースカバー部材とベース
部材とを組付けると共に、前記ピン及び係合爪を熱かし
めして前記ベース部材と前記ベースカバー部材とを固着
したことを特徴としている。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のアウトサイドミラーの取付構造であって、前記ベー
スカバー部材のピンあるいは係合爪の形成個所が、前記
ベース部材に当接する肉厚の取付座に形成されているこ
とを特徴としている。
載のアウトサイドミラーの取付構造であって、前記ベー
スカバー部材のピンあるいは係合爪の形成個所が、前記
ベース部材に当接する肉厚の取付座に形成されているこ
とを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明は、ベースカバー部材及び
ベース部材のいずれか一方に形成されたピン、及び他方
に形成された係合爪を共に熱かしめすることによって、
ベースカバー部材とベース部材とを固着するものである
から、タッピングスクリュー等の取付用ねじ部材のねじ
込み代を確保する必要がなくなって、ベースカバー部材
の厚みを薄くすることができる。
ベース部材のいずれか一方に形成されたピン、及び他方
に形成された係合爪を共に熱かしめすることによって、
ベースカバー部材とベース部材とを固着するものである
から、タッピングスクリュー等の取付用ねじ部材のねじ
込み代を確保する必要がなくなって、ベースカバー部材
の厚みを薄くすることができる。
【0015】その上、請求項1記載の発明は、前記係合
爪が前記ベースカバー部材とベース部材の組付時に前記
ピン周辺部に位置するように前記ベースカバー部材及び
ベース部材のいずれか一方に設けられ、かつ前記ピンと
共に熱かしめされるので、熱かしめ後、ピンと協働して
前記両部材のガタ付きの無い固着状態を得ることができ
る。
爪が前記ベースカバー部材とベース部材の組付時に前記
ピン周辺部に位置するように前記ベースカバー部材及び
ベース部材のいずれか一方に設けられ、かつ前記ピンと
共に熱かしめされるので、熱かしめ後、ピンと協働して
前記両部材のガタ付きの無い固着状態を得ることができ
る。
【0016】また、請求項2記載の発明は、前記ベース
カバー部材に前記ベース部材が当接する肉厚の取付座を
形成したので、両部材のガタ付きの無い固着状態を一層
安定したものとして得ることができると共に、前記取付
座に前記ピンあるいは係合爪を形成するようにしたので
ピンあるいは係合爪の成形時の冷却サイクルの相違に起
因するヒケの発生を防止することができる。
カバー部材に前記ベース部材が当接する肉厚の取付座を
形成したので、両部材のガタ付きの無い固着状態を一層
安定したものとして得ることができると共に、前記取付
座に前記ピンあるいは係合爪を形成するようにしたので
ピンあるいは係合爪の成形時の冷却サイクルの相違に起
因するヒケの発生を防止することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基づいて具
体的に説明する。
体的に説明する。
【0018】図1に一実施例としてのドアミラー1を示
す。このドアミラー1はベースカバー部材とベース部材
との固着手段が相違するのみで、他の構成は前述した従
来のドアミラー100と同一の構成になっており、かつ
ドアミラー100と同一の固着手段で自動車のドアに取
付けられる。このため以下、ドアミラー100と同一構
成要素は同一符号を付して説明する。
す。このドアミラー1はベースカバー部材とベース部材
との固着手段が相違するのみで、他の構成は前述した従
来のドアミラー100と同一の構成になっており、かつ
ドアミラー100と同一の固着手段で自動車のドアに取
付けられる。このため以下、ドアミラー100と同一構
成要素は同一符号を付して説明する。
【0019】ドアミラー1は、ミラー本体101を回転
可能に支持するベースカバー部材102を、ベース部材
103を介して自動車のドアに固着することによって取
付けられる。この取付状態において、ベースカバー部材
102とベース部材103は三箇所a,b,cで固着し
ており、ベース部材103は従来のドアミラー100と
同様にねじ孔104に螺合するビスによって自動車のド
アに設けたミラー取付基板に固着している(図10参
照)。
可能に支持するベースカバー部材102を、ベース部材
103を介して自動車のドアに固着することによって取
付けられる。この取付状態において、ベースカバー部材
102とベース部材103は三箇所a,b,cで固着し
ており、ベース部材103は従来のドアミラー100と
同様にねじ孔104に螺合するビスによって自動車のド
アに設けたミラー取付基板に固着している(図10参
照)。
【0020】このとき、ベースカバー部材102とベー
ス部材103は次に示す固着手段により固着されてい
る。
ス部材103は次に示す固着手段により固着されてい
る。
【0021】すなわち、図2に示すようにベースカバー
部材102には、他の個所よりも肉厚に形成されて取付
座2が形成されており、この取付座2の略中央部にピン
3が突出形成されている。また、ベース部材103には
ピンが透通する透通孔4が形成されており、この透通孔
4の周辺部に4個の係合爪5が等間隔で突出形成されて
いる。このようなベースカバー部材102及びベース部
材103は合成樹脂材で形成され、各部材102及び1
03にそれぞれ形成される取付座2,ピン3及び透通孔
4,係合爪5は各部材102及び103の成形時に一体
に形成される。
部材102には、他の個所よりも肉厚に形成されて取付
座2が形成されており、この取付座2の略中央部にピン
3が突出形成されている。また、ベース部材103には
ピンが透通する透通孔4が形成されており、この透通孔
4の周辺部に4個の係合爪5が等間隔で突出形成されて
いる。このようなベースカバー部材102及びベース部
材103は合成樹脂材で形成され、各部材102及び1
03にそれぞれ形成される取付座2,ピン3及び透通孔
4,係合爪5は各部材102及び103の成形時に一体
に形成される。
【0022】そして図3及び図4に示すようにピン3を
透通孔4に透通させると共に、ベース部材103を取付
座2に当接させて、ベース部103をベースカバー部材
102に組付ける。この組付状態においては、係合爪5
は透通孔4から抜き出たピン3の周辺部に位置してい
る。
透通孔4に透通させると共に、ベース部材103を取付
座2に当接させて、ベース部103をベースカバー部材
102に組付ける。この組付状態においては、係合爪5
は透通孔4から抜き出たピン3の周辺部に位置してい
る。
【0023】このようにベース部材103をベースカバ
ー部材102に組付けた後、図4に示すように熱かしめ
治具6を用いて、透通孔4から抜き出たピン3の先端
部、及び係合爪5を同時に熱かしめする。
ー部材102に組付けた後、図4に示すように熱かしめ
治具6を用いて、透通孔4から抜き出たピン3の先端
部、及び係合爪5を同時に熱かしめする。
【0024】このときの熱かしめ治具6は下端面が係合
爪5を押圧する凹んだ湾曲面6aに形成されており、か
つこの湾曲面の中央部にピン3の先端部を押圧する突起
部6bが突出形成されている。
爪5を押圧する凹んだ湾曲面6aに形成されており、か
つこの湾曲面の中央部にピン3の先端部を押圧する突起
部6bが突出形成されている。
【0025】この熱かしめにより、図5及び図6に示す
ようにピン3の先端部3aはボルトの頭部状に熱変形し
てベース部材103に形成した透通孔4を塞ぎ、かつ係
合爪5はピン3の先端部3aを覆うように熱変形する。
しかして、ベース部材103は熱変形したピン3の先端
部3aと係合爪5との協働によりガタ付きの無い状態に
支持されてベースカバー部材102に固着される。本実
施例では更にベース部材103の下面側が取付座2に当
接しているので、前記支持状態がより安定すると共に固
着部位の強度の向上が図れる。
ようにピン3の先端部3aはボルトの頭部状に熱変形し
てベース部材103に形成した透通孔4を塞ぎ、かつ係
合爪5はピン3の先端部3aを覆うように熱変形する。
しかして、ベース部材103は熱変形したピン3の先端
部3aと係合爪5との協働によりガタ付きの無い状態に
支持されてベースカバー部材102に固着される。本実
施例では更にベース部材103の下面側が取付座2に当
接しているので、前記支持状態がより安定すると共に固
着部位の強度の向上が図れる。
【0026】更に取付座2を設けることにより、ピン3
の成形時の冷却サイクルの相違に起因するヒケの発生を
防止して、不良品の発生率を低下させることができる。
の成形時の冷却サイクルの相違に起因するヒケの発生を
防止して、不良品の発生率を低下させることができる。
【0027】このような熱かしめによるベースカバー部
材102とベース部材103との取付構造は、タッピン
グスクリュー等の取付用ねじ部材を用いることがないの
で、このねじ部材のねじ込み代の確保も不要となり、結
果としてベースカバー部材102の厚さH(図5参照)
を薄くすることができる。このためドアミラー1を自動
車のドアに取付けた場合にも風切り音の発生を防止する
ことができる。
材102とベース部材103との取付構造は、タッピン
グスクリュー等の取付用ねじ部材を用いることがないの
で、このねじ部材のねじ込み代の確保も不要となり、結
果としてベースカバー部材102の厚さH(図5参照)
を薄くすることができる。このためドアミラー1を自動
車のドアに取付けた場合にも風切り音の発生を防止する
ことができる。
【0028】図7乃至図9にベースカバー部材102と
ベース部材103との他の実施例としての固着手段を示
す。
ベース部材103との他の実施例としての固着手段を示
す。
【0029】すなわち、図7に示すようにベースカバー
部材102の取付座2には4個の係合爪5が同心円上に
等間隔に突出形成されており、ベース部材103にはピ
ン3が突出形成される共に、このピン3の周辺部には係
合爪5が透通する透通孔7が係合爪5の形成位置に対応
させて形成されている。
部材102の取付座2には4個の係合爪5が同心円上に
等間隔に突出形成されており、ベース部材103にはピ
ン3が突出形成される共に、このピン3の周辺部には係
合爪5が透通する透通孔7が係合爪5の形成位置に対応
させて形成されている。
【0030】そして図8に示すように、係合爪5を透通
孔7に透通させると共に、ベース部材103を取付座2
に当接させて、ベース部材103をベースカバー部材1
02に組付ける。この組付状態においては、透通孔7か
ら抜き出た係合爪5の先端部がピン3の周辺部に位置し
ている。
孔7に透通させると共に、ベース部材103を取付座2
に当接させて、ベース部材103をベースカバー部材1
02に組付ける。この組付状態においては、透通孔7か
ら抜き出た係合爪5の先端部がピン3の周辺部に位置し
ている。
【0031】このようにベース部材103をベースカバ
ー部材102に組付けた後、図8に示すように熱かしめ
治具8を用いて透通孔7から抜き出た係合爪5の先端部
及びピン3を同時に熱かしめする。このときの熱かしめ
治具8は下端面が水平の平坦面となっている。
ー部材102に組付けた後、図8に示すように熱かしめ
治具8を用いて透通孔7から抜き出た係合爪5の先端部
及びピン3を同時に熱かしめする。このときの熱かしめ
治具8は下端面が水平の平坦面となっている。
【0032】この熱かしめにより、図9に示すように、
係合爪5の先端部5aはピン3の離反方向へ折曲するよ
うに熱変形して透通孔7の穿設部位のベース部材103
の上面に当接し、かつピン3は径方向に膨出するように
熱変形して係合爪5の折曲部の内側に喰い込む。
係合爪5の先端部5aはピン3の離反方向へ折曲するよ
うに熱変形して透通孔7の穿設部位のベース部材103
の上面に当接し、かつピン3は径方向に膨出するように
熱変形して係合爪5の折曲部の内側に喰い込む。
【0033】しかして、ベース部材103は熱変形した
ピン3及び係合爪5の先端部5aとの協働によりガタ付
きの無い支持状態でベースカバー部材102に固着され
る。このときベース部材103の下面側が前記実施例と
同様に取付座2に当接しているので、より一層安定した
ガタ付きの無い支持状態が得られると共に固着部位の強
度の向上が図れる。
ピン3及び係合爪5の先端部5aとの協働によりガタ付
きの無い支持状態でベースカバー部材102に固着され
る。このときベース部材103の下面側が前記実施例と
同様に取付座2に当接しているので、より一層安定した
ガタ付きの無い支持状態が得られると共に固着部位の強
度の向上が図れる。
【0034】本実施例のベースカバー部材102とベー
ス部材103の取付構造を有するドアミラー1も又熱か
しめによる取付構造であるからベースカバー部材102
の厚みH(図9参照)を薄くすることができ、自動車の
ドアへ取付けた場合にも風切り音の発生を防止すること
ができる。
ス部材103の取付構造を有するドアミラー1も又熱か
しめによる取付構造であるからベースカバー部材102
の厚みH(図9参照)を薄くすることができ、自動車の
ドアへ取付けた場合にも風切り音の発生を防止すること
ができる。
【0035】以上述べた実施例は自動車のドアミラーに
ついて述べたが、本発明はこれに限定されるものでな
く、他のアウトサイドミラーとしてのフェンダーミラー
にも同様に適用でき、同様の効果を奏することができ
る。
ついて述べたが、本発明はこれに限定されるものでな
く、他のアウトサイドミラーとしてのフェンダーミラー
にも同様に適用でき、同様の効果を奏することができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
は、ミラー本体を支持するベースカバー部材がベース部
材を介して、車体に設けたミラー取付基板に取付けられ
るアウトサイドミラーの取付構造において、前記ベース
カバー部材及びベース部材のいずれか一方にピンが突出
形成されると共に、他方に前記ベースカバー部材とベー
ス部材の組付時に前記ピンの周辺部に位置する係合爪が
形成されており、前記ベースカバー部材に形成されたピ
ンあるいは係合爪を前記ベース部材に穿設した透通孔に
透通させて前記ベースカバー部材とベース部材とを組付
けると共に、前記ピン及び係合爪を熱かしめして前記ベ
ース部材と前記ベースカバー部材とを固着したので、熱
かしめ後のピンと係合爪とが協働して両部材をガタ付き
の無い固着状態に取付けることができると共に、タッピ
ングスクリュー等の取付用ねじ部材のねじ込み代の確保
も不要となってベースカバー部材の厚みを薄くすること
ができ、結果として車体取付状態における風切り音の発
生を防止することができる。
は、ミラー本体を支持するベースカバー部材がベース部
材を介して、車体に設けたミラー取付基板に取付けられ
るアウトサイドミラーの取付構造において、前記ベース
カバー部材及びベース部材のいずれか一方にピンが突出
形成されると共に、他方に前記ベースカバー部材とベー
ス部材の組付時に前記ピンの周辺部に位置する係合爪が
形成されており、前記ベースカバー部材に形成されたピ
ンあるいは係合爪を前記ベース部材に穿設した透通孔に
透通させて前記ベースカバー部材とベース部材とを組付
けると共に、前記ピン及び係合爪を熱かしめして前記ベ
ース部材と前記ベースカバー部材とを固着したので、熱
かしめ後のピンと係合爪とが協働して両部材をガタ付き
の無い固着状態に取付けることができると共に、タッピ
ングスクリュー等の取付用ねじ部材のねじ込み代の確保
も不要となってベースカバー部材の厚みを薄くすること
ができ、結果として車体取付状態における風切り音の発
生を防止することができる。
【0037】また、請求項2記載の発明は、ベースカバ
ー部材のピンあるいは係合爪の形成個所がベース部材に
当接する肉厚の取付座に形成されているので、ベースカ
バー部材とベース部材とのガタ付きの無い固着状態が一
層安定したものとなっていると共に、この固着部位の強
度の向上が図れる。その上、ベースカバー部材は前記取
付座に前記ピンあるいは係合爪を形成するようにしたの
で、ピンあるいは係合爪の成形時の冷却サイクルの相違
に起因するヒケの発生を防止して成形性の向上を図るこ
とができる。
ー部材のピンあるいは係合爪の形成個所がベース部材に
当接する肉厚の取付座に形成されているので、ベースカ
バー部材とベース部材とのガタ付きの無い固着状態が一
層安定したものとなっていると共に、この固着部位の強
度の向上が図れる。その上、ベースカバー部材は前記取
付座に前記ピンあるいは係合爪を形成するようにしたの
で、ピンあるいは係合爪の成形時の冷却サイクルの相違
に起因するヒケの発生を防止して成形性の向上を図るこ
とができる。
【図1】一実施例としてのドアミラーの斜視図である。
【図2】図1のA部の分解斜視図である。
【図3】図2の組付状態の平面図である。
【図4】図2のベースカバー部材とベース部材との固着
手段を説明する断面図である。
手段を説明する断面図である。
【図5】図2のベースカバー部材とベース部材との固着
手段を説明する断面図である。
手段を説明する断面図である。
【図6】図1のA部の拡大平面図である。
【図7】図1のA部の他の実施例の分解斜視図である。
【図8】図7のベースカバー部材とベース部材との固着
手段を説明する断面図である。
手段を説明する断面図である。
【図9】図7のベースカバー部材とベース部材との固着
手段を説明する断面図である。
手段を説明する断面図である。
【図10】従来のドアミラーの車体への取付構造を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図11】図10のドアミラーのベースカバー部材とベ
ース部材との取付構造を示す断面図である。
ース部材との取付構造を示す断面図である。
【図12】図10のドアミラーのベースカバー部材とベ
ース部材との他の取付構造を示す断面図である。
ース部材との他の取付構造を示す断面図である。
1 ドアミラー(アウトサイドミラー) 2 取付座 3 ピン 4 透通孔(ピンの) 5 係合爪 7 透通孔(係合爪の) 101 ミラー本体 102 ベースカバー部材 103 ベース部材 200 ドア(車体) 201 ミラー取付基板
Claims (2)
- 【請求項1】 ミラー本体を支持するベースカバー部材
が、ベース部材を介して、車体に設けたミラー取付基板
に取付けられるアウトサイドミラーの取付構造におい
て、 前記ベースカバー部材及びベース部材が樹脂で形成され
ており、 前記ベースカバー部材及びベース部材のいずれか一方に
ピンが突出形成されると共に、他方に前記ベースカバー
部材とベース部材の組付時に前記ピンの周辺部に位置す
る係合爪が形成されており、 前記ベース部材に、前記ベースカバー部材に形成された
ピンあるいは係合爪を透通する透通孔が形成されてお
り、 前記ベースカバー部材に形成されたピンあるいは係合爪
を前記透通孔に透通させて前記ベースカバー部材とベー
ス部材とを組付けると共に、前記ピン及び係合爪を熱か
しめして前記ベース部材と前記ベースカバー部材とを固
着したことを特徴とするアウトサイドミラーの取付構
造。 - 【請求項2】 請求項1記載のアウトサイドミラーの取
付構造であって、前記ベースカバー部材のピンあるいは
係合爪の形成個所が、前記ベース部材に当接する肉厚の
取付座に形成されていることを特徴とするアウトサイド
ミラーの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27841093A JPH07132775A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | アウトサイドミラーの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27841093A JPH07132775A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | アウトサイドミラーの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07132775A true JPH07132775A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=17596961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27841093A Pending JPH07132775A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | アウトサイドミラーの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07132775A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006182305A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Nissan Motor Light Truck Co Ltd | 車両用サイドミラーの支持装置 |
US7530625B2 (en) | 2007-05-23 | 2009-05-12 | Ford Global Technologies, Llc | Exterior mirror sail air flow spoiler |
-
1993
- 1993-11-08 JP JP27841093A patent/JPH07132775A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006182305A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Nissan Motor Light Truck Co Ltd | 車両用サイドミラーの支持装置 |
US7530625B2 (en) | 2007-05-23 | 2009-05-12 | Ford Global Technologies, Llc | Exterior mirror sail air flow spoiler |
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