JPH0713260A - 一眼レフカメラのサブミラー駆動装置 - Google Patents
一眼レフカメラのサブミラー駆動装置Info
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- JPH0713260A JPH0713260A JP15164693A JP15164693A JPH0713260A JP H0713260 A JPH0713260 A JP H0713260A JP 15164693 A JP15164693 A JP 15164693A JP 15164693 A JP15164693 A JP 15164693A JP H0713260 A JPH0713260 A JP H0713260A
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- mirror frame
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成でサブミラーを正確に作動させ
る。 【構成】 メインミラー枠5の側面の軸13にサブミラ
ー枠15の両側部を軸着し、その突起部15aをミラー
ボックス1に前後に移動可能に設けた調整部材17の位
置決めピン20に接離可能とし、ばね16でサブミラー
枠15をメインミラー枠5の方向に付勢する。メインミ
ラー枠5がスイングバックして回転しながら上昇する
と、突起部15aと位置決めピン20との位置関係が変
化し、サブミラー枠15がメインミラー枠5に密接する
まで回転して共に上昇する。この状態からメインミラー
枠5が復帰すると、途中で突起部15aが位置決めピン
20に係合してサブミラー枠15を所定の角度位置に回
転させる。
る。 【構成】 メインミラー枠5の側面の軸13にサブミラ
ー枠15の両側部を軸着し、その突起部15aをミラー
ボックス1に前後に移動可能に設けた調整部材17の位
置決めピン20に接離可能とし、ばね16でサブミラー
枠15をメインミラー枠5の方向に付勢する。メインミ
ラー枠5がスイングバックして回転しながら上昇する
と、突起部15aと位置決めピン20との位置関係が変
化し、サブミラー枠15がメインミラー枠5に密接する
まで回転して共に上昇する。この状態からメインミラー
枠5が復帰すると、途中で突起部15aが位置決めピン
20に係合してサブミラー枠15を所定の角度位置に回
転させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、撮影レンズ通過光線
の一部を測距用あるいは測光用のセンサに導くためのサ
ブミラーを有する一眼レフカメラのサブミラー駆動装置
に関する。
の一部を測距用あるいは測光用のセンサに導くためのサ
ブミラーを有する一眼レフカメラのサブミラー駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動焦点や自動露出の一眼レフカメラに
おいては、通常測距用あるいは測光用のセンサをミラー
ボックスの底面に配し、照準時には撮影レンズ通過光線
をメインミラーのハーフミラー部を通過させ、メインミ
ラー背後に斜設したサブミラーで反射させて下方の上記
センサに導き、撮影時にはメインミラー及びサブミラー
を撮影光路外に退避させるようになっている。
おいては、通常測距用あるいは測光用のセンサをミラー
ボックスの底面に配し、照準時には撮影レンズ通過光線
をメインミラーのハーフミラー部を通過させ、メインミ
ラー背後に斜設したサブミラーで反射させて下方の上記
センサに導き、撮影時にはメインミラー及びサブミラー
を撮影光路外に退避させるようになっている。
【0003】従来、このような一眼レフカメラのサブミ
ラー駆動装置としては、例えば実開昭62−19972
8号公報に示されるようなものがある。これは、メイン
ミラーを支持するメインミラー枠の回転軸と、サブミラ
ーを支持するサブミラー枠の回転軸とを共にミラーボッ
クス側面に回転自在に装着し、上記メインミラー枠及び
サブミラー枠をミラーアーム及びサブミラーアームを介
してミラー上げレバーにそれぞれ連繋させると共に、サ
ブミラー枠にメインミラー上昇時にメインミラーのハー
フミラー部を上記サブミラー枠と協同して遮光する遮光
板を枢着したものである。
ラー駆動装置としては、例えば実開昭62−19972
8号公報に示されるようなものがある。これは、メイン
ミラーを支持するメインミラー枠の回転軸と、サブミラ
ーを支持するサブミラー枠の回転軸とを共にミラーボッ
クス側面に回転自在に装着し、上記メインミラー枠及び
サブミラー枠をミラーアーム及びサブミラーアームを介
してミラー上げレバーにそれぞれ連繋させると共に、サ
ブミラー枠にメインミラー上昇時にメインミラーのハー
フミラー部を上記サブミラー枠と協同して遮光する遮光
板を枢着したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の一眼レフカメラのサブミラー駆動装置にあっ
ては、ミラー上げレバーの僅かな回動によりサブミラー
枠を225度回転させなくてはならないので、各部に少
しでも誤差があるとサブミラー枠の回転角が大きくばら
つき、メインミラー上昇時にそのハーフミラー部の遮光
が完全でなかったり、両面のけられが生じたりするおそ
れがあった。
うな従来の一眼レフカメラのサブミラー駆動装置にあっ
ては、ミラー上げレバーの僅かな回動によりサブミラー
枠を225度回転させなくてはならないので、各部に少
しでも誤差があるとサブミラー枠の回転角が大きくばら
つき、メインミラー上昇時にそのハーフミラー部の遮光
が完全でなかったり、両面のけられが生じたりするおそ
れがあった。
【0005】そのため、各部材にきわめて高度の精度を
必要とするだけでなく、ミラー駆動機構の構成に設計上
の自由度が制約され、メインミラー上昇時にそのハーフ
ミラー部をサブミラー枠だけで遮光することができず、
それを補完する遮光板が必要になる等、構成が複雑化し
て部品点数と組付工数が増加し、生産コストが上昇する
点にも問題があった。この発明は上記の点に鑑みてなさ
れたものであり、簡単な構成でサブミラーを正確に作動
させることを目的とする。
必要とするだけでなく、ミラー駆動機構の構成に設計上
の自由度が制約され、メインミラー上昇時にそのハーフ
ミラー部をサブミラー枠だけで遮光することができず、
それを補完する遮光板が必要になる等、構成が複雑化し
て部品点数と組付工数が増加し、生産コストが上昇する
点にも問題があった。この発明は上記の点に鑑みてなさ
れたものであり、簡単な構成でサブミラーを正確に作動
させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、メインミラーのハーフミラー部を通過し
た光線を、このメインミラーの背後に設けたサブミラー
で反射させてミラーボックス底面に配設したセンサに導
き、上記サブミラーを支持するサブミラー枠を上記メイ
ンミラーを支持するメインミラー枠に枢着してなる一眼
レフカメラのサブミラー駆動装置において、上記サブミ
ラー枠を上記メインミラー枠に密接させる方向に付勢す
る付勢手段と、上記ミラーボックスに設けられ上記メイ
ンミラー枠下降時には上記サブミラー枠に係合してこの
サブミラー枠を上記付勢手段の付勢力に抗して所定の角
度位置に保持し、上記メインミラー枠上昇時には上記サ
ブミラー枠から離脱する位置決め部材とを設けた一眼レ
フカメラのサブミラー駆動装置を提供するものである。
そして、上記の装置において、上記位置決め部材が位置
調整手段を有するようにするのが好ましい。
達成するため、メインミラーのハーフミラー部を通過し
た光線を、このメインミラーの背後に設けたサブミラー
で反射させてミラーボックス底面に配設したセンサに導
き、上記サブミラーを支持するサブミラー枠を上記メイ
ンミラーを支持するメインミラー枠に枢着してなる一眼
レフカメラのサブミラー駆動装置において、上記サブミ
ラー枠を上記メインミラー枠に密接させる方向に付勢す
る付勢手段と、上記ミラーボックスに設けられ上記メイ
ンミラー枠下降時には上記サブミラー枠に係合してこの
サブミラー枠を上記付勢手段の付勢力に抗して所定の角
度位置に保持し、上記メインミラー枠上昇時には上記サ
ブミラー枠から離脱する位置決め部材とを設けた一眼レ
フカメラのサブミラー駆動装置を提供するものである。
そして、上記の装置において、上記位置決め部材が位置
調整手段を有するようにするのが好ましい。
【0007】
【作用】この発明による一眼レフカメラのサブミラー駆
動装置は上記のように構成することにより、メインミラ
ー下降時にはサブミラー枠は位置決め部材に係合して所
定の角度位置に保持され、撮影レンズを通過した光線の
一部はメインミラーのハーフミラー部を通りサブミラー
により反射されてミラーボックス底面のセンサに達し、
所定の測距又は測光を可能とする。
動装置は上記のように構成することにより、メインミラ
ー下降時にはサブミラー枠は位置決め部材に係合して所
定の角度位置に保持され、撮影レンズを通過した光線の
一部はメインミラーのハーフミラー部を通りサブミラー
により反射されてミラーボックス底面のセンサに達し、
所定の測距又は測光を可能とする。
【0008】この状態からレリーズ操作によりメインミ
ラー枠が上昇すると、メインミラー枠に枢着されたサブ
ミラー枠が共に上昇して位置決め部材から離脱する。こ
れによりサブミラー枠は付勢手段の付勢力によりメイン
ミラー枠方向へ回転してメインミラー枠裏面に密接し、
撮影光路外に退避すると共にメインミラーのハーフミラ
ー部を遮光して外光の進入を防止する。
ラー枠が上昇すると、メインミラー枠に枢着されたサブ
ミラー枠が共に上昇して位置決め部材から離脱する。こ
れによりサブミラー枠は付勢手段の付勢力によりメイン
ミラー枠方向へ回転してメインミラー枠裏面に密接し、
撮影光路外に退避すると共にメインミラーのハーフミラ
ー部を遮光して外光の進入を防止する。
【0009】撮影が終ってメインミラー枠が下降する
と、その下降途中でサブミラー枠が位置決め部材に係合
し、メインミラー枠の下降につれてサブミラー枠も回転
する。メインミラー枠が所定の位置で停止するとサブミ
ラー枠の回転も停止して所定の角度位置に保持される。
なお、上記の装置において、位置決め部材が位置調整手
段を有するようにすると、各部の累積誤差に起因するサ
ブミラー枠の角度位置のばらつきを容易に補正すること
ができる。
と、その下降途中でサブミラー枠が位置決め部材に係合
し、メインミラー枠の下降につれてサブミラー枠も回転
する。メインミラー枠が所定の位置で停止するとサブミ
ラー枠の回転も停止して所定の角度位置に保持される。
なお、上記の装置において、位置決め部材が位置調整手
段を有するようにすると、各部の累積誤差に起因するサ
ブミラー枠の角度位置のばらつきを容易に補正すること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1は、この発明の一実施例のメイン
ミラー下降状態を示す斜視図であり、左右の相対応する
位置に設けた一対の部材は同一の符号を付して説明する
が、図ではその一方のみしか示していないものもある。
体的に説明する。図1は、この発明の一実施例のメイン
ミラー下降状態を示す斜視図であり、左右の相対応する
位置に設けた一対の部材は同一の符号を付して説明する
が、図ではその一方のみしか示していないものもある。
【0011】ミラーボックス1の左右両側面の相対応す
る軸2,2にコの字状のミラーアーム3の両側部3a,
3aを端部で回動自在に軸着し、この両側部3a,3a
の先端近傍に軸孔3b,3bを設け、メインミラー4を
支持するメインミラー枠5の後部側面に植設した一対の
ピン6,6をミラーアーム3の軸孔3b,3bに嵌挿す
る。
る軸2,2にコの字状のミラーアーム3の両側部3a,
3aを端部で回動自在に軸着し、この両側部3a,3a
の先端近傍に軸孔3b,3bを設け、メインミラー4を
支持するメインミラー枠5の後部側面に植設した一対の
ピン6,6をミラーアーム3の軸孔3b,3bに嵌挿す
る。
【0012】メインミラー枠5の両側面に支持片7,7
を固設し、この支持片7,7の相対応する位置に連結ピ
ン8,8を植設する。連結ピン8,8にガイドローラ
9,9を転動自在に環装してミラーボックス1の両側面
に設けたガイド孔1a,1aを挿通して外部へ突出さ
せ、ガイドローラ9,9がガイド孔1a,1a内を自由
に移動し得るようにする。
を固設し、この支持片7,7の相対応する位置に連結ピ
ン8,8を植設する。連結ピン8,8にガイドローラ
9,9を転動自在に環装してミラーボックス1の両側面
に設けたガイド孔1a,1aを挿通して外部へ突出さ
せ、ガイドローラ9,9がガイド孔1a,1a内を自由
に移動し得るようにする。
【0013】メインミラー枠5の図で左側面の支持片7
に植設した連結ピン8をミラー上げレバー10の一端に
緩嵌し、その他端二股部10aをミラーボックス1の左
側面に螺着したガイド軸11に挿通して、ミラー上げレ
バー10の長手方向の中間部に植設した連動ピン12を
上下方向に駆動することにより、ガイドローラ9がガイ
ド溝1aに案内されて上下動すると共に、メインミラー
枠5のピン6がミラーアーム3に案内されて軸2を支点
として回動し、メインミラー枠5が反時計方向に回転し
ながら上昇し得るようにする。
に植設した連結ピン8をミラー上げレバー10の一端に
緩嵌し、その他端二股部10aをミラーボックス1の左
側面に螺着したガイド軸11に挿通して、ミラー上げレ
バー10の長手方向の中間部に植設した連動ピン12を
上下方向に駆動することにより、ガイドローラ9がガイ
ド溝1aに案内されて上下動すると共に、メインミラー
枠5のピン6がミラーアーム3に案内されて軸2を支点
として回動し、メインミラー枠5が反時計方向に回転し
ながら上昇し得るようにする。
【0014】また、メインミラー枠両側面の支持片7,
7に軸13,13を植設し、軸13,13にサブミラー
14を支持するサブミラー枠15の両側部を回動自在に
軸着し、サブミラー枠15の片側に突起部15aを設
け、この突起部15aと支持片7との間に弱いばね16
を係着してサブミラー枠15をメインミラー枠5に密接
させる方向に付勢する。
7に軸13,13を植設し、軸13,13にサブミラー
14を支持するサブミラー枠15の両側部を回動自在に
軸着し、サブミラー枠15の片側に突起部15aを設
け、この突起部15aと支持片7との間に弱いばね16
を係着してサブミラー枠15をメインミラー枠5に密接
させる方向に付勢する。
【0015】さらに、ミラーボックス1の側面に位置調
整部材17を上下方向の長孔17aと偏心軸18とによ
り前後方向に調整可能に設け、その調整位置で前後方向
の長孔17bを挿通してミラーボックス1に螺着する止
ねじ19により固定する。そして、この位置調整部材1
7の一端に位置決めピン20を植設し、ミラーボックス
1の長孔1bを挿通してサブミラー枠15の突起部15
aに圧接させ、長孔17aと偏心軸18とにより位置決
めピン20の位置調整手段を構成する。
整部材17を上下方向の長孔17aと偏心軸18とによ
り前後方向に調整可能に設け、その調整位置で前後方向
の長孔17bを挿通してミラーボックス1に螺着する止
ねじ19により固定する。そして、この位置調整部材1
7の一端に位置決めピン20を植設し、ミラーボックス
1の長孔1bを挿通してサブミラー枠15の突起部15
aに圧接させ、長孔17aと偏心軸18とにより位置決
めピン20の位置調整手段を構成する。
【0016】なお、ミラーボックス1の底面には、撮影
レンズを通過しメインミラー4のハーフミラー部4aを
通ってサブミラー14で下方に反射した光線が投影され
る測距用あるいは測光用のセンサ21を設け、ミラーボ
ックス1の側壁内面にはメインミラー枠5のストッパ2
2を突設し、ミラーボックス1の上方には、メインミラ
ー4で上方に反射した光線が投影されるファインダ面
(図示しない)を配設する。また、メインミラー枠5
は、図2に示すように、その背面両側にL字状に折れ曲
って一対のピン6,6にそれぞれ枢支された一対の軸受
片23,23を固設してある。
レンズを通過しメインミラー4のハーフミラー部4aを
通ってサブミラー14で下方に反射した光線が投影され
る測距用あるいは測光用のセンサ21を設け、ミラーボ
ックス1の側壁内面にはメインミラー枠5のストッパ2
2を突設し、ミラーボックス1の上方には、メインミラ
ー4で上方に反射した光線が投影されるファインダ面
(図示しない)を配設する。また、メインミラー枠5
は、図2に示すように、その背面両側にL字状に折れ曲
って一対のピン6,6にそれぞれ枢支された一対の軸受
片23,23を固設してある。
【0017】次に、上記のように構成した実施例の作用
を図2乃至図4に示す作動説明図によって説明する。図
2に示すメインミラー4下降時の状態では、メインミラ
ー枠5の先端部はミラーボックス1の内面に突設したス
トッパ22に当接し、後端部はミラーアーム3に支持さ
れている。また、サブミラー枠15の両側部はメインミ
ラー枠5と一体の支持片7,7の軸13,13に支持さ
れ、突起部15aの先端部は位置決めピン20に当接し
て、メインミラー4及びサブミラー14は撮影光軸Lに
対してそれぞれ45度の状態に保持されて互いに直交し
ている。
を図2乃至図4に示す作動説明図によって説明する。図
2に示すメインミラー4下降時の状態では、メインミラ
ー枠5の先端部はミラーボックス1の内面に突設したス
トッパ22に当接し、後端部はミラーアーム3に支持さ
れている。また、サブミラー枠15の両側部はメインミ
ラー枠5と一体の支持片7,7の軸13,13に支持さ
れ、突起部15aの先端部は位置決めピン20に当接し
て、メインミラー4及びサブミラー14は撮影光軸Lに
対してそれぞれ45度の状態に保持されて互いに直交し
ている。
【0018】この状態で撮影のためカメラ本体側がレリ
ーズされると、図示しない駆動レバーにより連動ピン1
2が上方に駆動され、ミラー上げレバー10がガイド軸
11を支点にして長手方向に摺動しながら右旋し、連結
ピン8に環装したガイドローラ9がガイド孔1a内を転
動して上昇する。これにより、メインミラー枠5の中間
部がほぼ上方に持ち上げられ、その後端部のピン6がミ
ラーアーム3を軸2を支点として右旋させる。
ーズされると、図示しない駆動レバーにより連動ピン1
2が上方に駆動され、ミラー上げレバー10がガイド軸
11を支点にして長手方向に摺動しながら右旋し、連結
ピン8に環装したガイドローラ9がガイド孔1a内を転
動して上昇する。これにより、メインミラー枠5の中間
部がほぼ上方に持ち上げられ、その後端部のピン6がミ
ラーアーム3を軸2を支点として右旋させる。
【0019】メインミラー枠5が上昇を始めると、これ
に一体の支持片7上の軸13がほぼ上方へ移動し、この
軸13に軸着されたサブミラー枠15の突起部15aと
位置決めピン20との位置関係が変化する。これにより
サブミラー枠突起部15aがばね16の付勢力により位
置決めピン20に摺接しながらメインミラー枠5とのな
す角を次第に減少させる。そして、メインミラー枠5の
引き続く上昇により突起部15aが位置決めピン20か
ら離脱する直前にはサブミラー枠15がメインミラー枠
5の裏面に密接してメインミラー4のハーフミラー部4
a(図1)を完全に遮光する。図3はこの作動途中状態
を示している。
に一体の支持片7上の軸13がほぼ上方へ移動し、この
軸13に軸着されたサブミラー枠15の突起部15aと
位置決めピン20との位置関係が変化する。これにより
サブミラー枠突起部15aがばね16の付勢力により位
置決めピン20に摺接しながらメインミラー枠5とのな
す角を次第に減少させる。そして、メインミラー枠5の
引き続く上昇により突起部15aが位置決めピン20か
ら離脱する直前にはサブミラー枠15がメインミラー枠
5の裏面に密接してメインミラー4のハーフミラー部4
a(図1)を完全に遮光する。図3はこの作動途中状態
を示している。
【0020】この状態からさらにメインミラー枠5が反
時計方向に回転しながら上昇すると、サブミラー枠15
の突起部15aが位置決めピン20から完全に離脱し、
サブミラー枠15がメインミラー枠5に密接したまま共
に上昇して図4に示す水平状態になって停止し、メイン
ミラー枠5及びサブミラー枠15がファインダ面からの
外光を遮光すると同時に撮影光路内から退避する。
時計方向に回転しながら上昇すると、サブミラー枠15
の突起部15aが位置決めピン20から完全に離脱し、
サブミラー枠15がメインミラー枠5に密接したまま共
に上昇して図4に示す水平状態になって停止し、メイン
ミラー枠5及びサブミラー枠15がファインダ面からの
外光を遮光すると同時に撮影光路内から退避する。
【0021】このようなメインミラー枠5の作動によ
り、例えば長焦点レンズ使用時のミラー切れによるファ
インダ面の一部暗黒化や、大口径レンズ使用時のメイン
ミラー枠による画面けられ等を有効に防止することがで
きる。
り、例えば長焦点レンズ使用時のミラー切れによるファ
インダ面の一部暗黒化や、大口径レンズ使用時のメイン
ミラー枠による画面けられ等を有効に防止することがで
きる。
【0022】メインミラー枠5の上昇が終ると、それに
連動してシャッタが作動し、シャッタ動作が終ると、図
示しない駆動レバーにより連動ピン12が押し下げられ
てミラー上げレバー10が反時計方向に回動し、連結ピ
ン8を介してメインミラー枠5が時計方向に回転しなが
ら下降する。
連動してシャッタが作動し、シャッタ動作が終ると、図
示しない駆動レバーにより連動ピン12が押し下げられ
てミラー上げレバー10が反時計方向に回動し、連結ピ
ン8を介してメインミラー枠5が時計方向に回転しなが
ら下降する。
【0023】メインミラー枠5の下降途中で図3に示す
状態になると、サブミラー枠15の突起部15aが再び
位置決めピン20に係合するようになり、その後はメイ
ンミラー枠5の下降に伴い、サブミラー枠15が軸13
を支点としばね16の付勢力に抗してメインミラー枠5
から離間する方向に回転し、メインミラー枠5がストッ
パ22に当接して停止するとサブミラー枠15の回転も
停止して図2に示す状態に復帰する。
状態になると、サブミラー枠15の突起部15aが再び
位置決めピン20に係合するようになり、その後はメイ
ンミラー枠5の下降に伴い、サブミラー枠15が軸13
を支点としばね16の付勢力に抗してメインミラー枠5
から離間する方向に回転し、メインミラー枠5がストッ
パ22に当接して停止するとサブミラー枠15の回転も
停止して図2に示す状態に復帰する。
【0024】ここで、図2に示すメインミラー4の下降
状態において、各部の寸法の累積誤差でサブミラー14
の設定角度に誤差が生じた時は、ミラーボックス1の外
側から位置調整部材17の止ねじ19を緩め、偏心軸1
8を回転させて位置調整部材17を微動させればよく、
これにより位置決めピン20が前後方向に変位し、突起
部15aを駆動してサブミラー枠15の角度を微細に変
化させることが可能になる。
状態において、各部の寸法の累積誤差でサブミラー14
の設定角度に誤差が生じた時は、ミラーボックス1の外
側から位置調整部材17の止ねじ19を緩め、偏心軸1
8を回転させて位置調整部材17を微動させればよく、
これにより位置決めピン20が前後方向に変位し、突起
部15aを駆動してサブミラー枠15の角度を微細に変
化させることが可能になる。
【0025】なお、上記実施例では、長焦点レンズのミ
ラー切れ等を考慮して、この考案をメインミラー枠の後
端部が上方及び後方に移動しながら回転するスイングバ
ックミラータイプの一眼レフカメラに適用した場合につ
いて説明したが、この発明は、メインミラー枠の回転軸
位置が移動しない通常の一眼レフカメラにも何等支障な
く実施することができる。
ラー切れ等を考慮して、この考案をメインミラー枠の後
端部が上方及び後方に移動しながら回転するスイングバ
ックミラータイプの一眼レフカメラに適用した場合につ
いて説明したが、この発明は、メインミラー枠の回転軸
位置が移動しない通常の一眼レフカメラにも何等支障な
く実施することができる。
【0026】以上述べたように、この発明による一眼レ
フカメラのサブミラー駆動装置は、メインミラー枠に枢
着したサブミラー枠を上記メインミラー枠に密接する方
向に付勢すると共に、メインミラー枠下降時には上記サ
ブミラー枠に係合し上昇時には係合しない固定の位置決
め部材を設けたので、スイングバックタイプのメインミ
ラーを備えた一眼レフカメラのようにきわめて複雑な作
動をするサブミラーでも簡単な機構で確実な作動をさせ
ることができる。
フカメラのサブミラー駆動装置は、メインミラー枠に枢
着したサブミラー枠を上記メインミラー枠に密接する方
向に付勢すると共に、メインミラー枠下降時には上記サ
ブミラー枠に係合し上昇時には係合しない固定の位置決
め部材を設けたので、スイングバックタイプのメインミ
ラーを備えた一眼レフカメラのようにきわめて複雑な作
動をするサブミラーでも簡単な機構で確実な作動をさせ
ることができる。
【0027】また、メインミラー枠復帰の終期にサブミ
ラー枠が回転することによりその付勢手段が蓄勢されて
メインミラー枠の下降にブレーキをかけるので、別個に
専用のブレーキ部材を設けることなくメインミラー復帰
時の衝撃を緩和させることが可能になる。さらに、上記
の装置において、位置決め部材が位置調整手段を有する
ようにすると、各部の精度を上げずにサブミラーを容易
に所定の角度位置に位置決めすることができる。
ラー枠が回転することによりその付勢手段が蓄勢されて
メインミラー枠の下降にブレーキをかけるので、別個に
専用のブレーキ部材を設けることなくメインミラー復帰
時の衝撃を緩和させることが可能になる。さらに、上記
の装置において、位置決め部材が位置調整手段を有する
ようにすると、各部の精度を上げずにサブミラーを容易
に所定の角度位置に位置決めすることができる。
【図1】この発明の一実施例のメインミラー下降状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】同じくメインミラー下降状態を示す作動説明図
である。
である。
【図3】同じくそのメインミラー上昇途中状態を示す作
動説明図である。
動説明図である。
【図4】同じくそのメインミラー上昇状態を示す作動説
明図である。
明図である。
1 ミラーボックス 3 ミラーアーム 4 メインミラー 5 メインミラー枠 7 支持片 8 連結ピン 9 ガイドローラ 10 ミラー上げレバー 14 サブミラー 15 サブミラー枠 17 位置調整部材 18 偏心軸 19 止ねじ 20 位置決めピン 21 センサ 23 軸受片
Claims (2)
- 【請求項1】 メインミラーのハーフミラー部を通過し
た光線を、該メインミラーの背後に設けたサブミラーで
反射させてミラーボックス底面に配設したセンサに導
き、上記サブミラーを支持するサブミラー枠を上記メイ
ンミラーを支持するメインミラー枠に枢着してなる一眼
レフカメラのサブミラー駆動装置において、 上記サブミラー枠を上記メインミラー枠に密接させる方
向に付勢する付勢手段と、上記ミラーボックスに設けら
れ上記メインミラー枠下降時には上記サブミラー枠に係
合して該サブミラー枠を上記付勢手段の付勢力に抗して
所定の角度位置に保持し、上記メインミラー枠上昇時に
は上記サブミラー枠から離脱する位置決め部材とを設け
たことを特徴とする一眼レフカメラのサブミラー駆動装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の一眼レフカメラのサブミ
ラー駆動装置において、上記位置決め部材が位置調整手
段を有することを特徴とする一眼レフカメラのサブミラ
ー駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15164693A JPH0713260A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 一眼レフカメラのサブミラー駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15164693A JPH0713260A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 一眼レフカメラのサブミラー駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0713260A true JPH0713260A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15523117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15164693A Pending JPH0713260A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 一眼レフカメラのサブミラー駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0713260A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008047969A1 (de) * | 2008-09-18 | 2010-04-08 | Leica Camera Ag | Spiegelanordnung für Reflexkameras |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59104979A (ja) * | 1982-12-07 | 1984-06-18 | Tokyo Electric Co Ltd | シリアルプリンタ |
JPS59104980A (ja) * | 1982-12-07 | 1984-06-18 | Sanyo Electric Co Ltd | 電子タイプライタ |
-
1993
- 1993-06-23 JP JP15164693A patent/JPH0713260A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59104979A (ja) * | 1982-12-07 | 1984-06-18 | Tokyo Electric Co Ltd | シリアルプリンタ |
JPS59104980A (ja) * | 1982-12-07 | 1984-06-18 | Sanyo Electric Co Ltd | 電子タイプライタ |
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JP2012503213A (ja) * | 2008-09-18 | 2012-02-02 | ライカ カメラ アクチエンゲゼルシャフト | レフレックスカメラ用ミラー装置 |
US8708581B2 (en) | 2008-09-18 | 2014-04-29 | Leica Camera Ag | Mirror arrangement for reflex cameras |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960618 |