JPH07131925A - ワイヤーハーネスの異常検出装置 - Google Patents

ワイヤーハーネスの異常検出装置

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JPH07131925A
JPH07131925A JP27537493A JP27537493A JPH07131925A JP H07131925 A JPH07131925 A JP H07131925A JP 27537493 A JP27537493 A JP 27537493A JP 27537493 A JP27537493 A JP 27537493A JP H07131925 A JPH07131925 A JP H07131925A
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Koji Sugiyama
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の安全性を考慮したワイヤーハーネス異
常検出装置を提供する。 【構成】 ワイヤーハーネス異常検出装置において、電
源1と負荷2をつなぐワイヤーハーネス6の過電流レベ
ルを検出する過電流検出手段10Aと、過電流検出手段
10Aの信号に応じて過電流レベルが小のとき警報信号
を発生し、過電流レベルが大のとき警報信号と共に切断
信号を発生する判断手段10Bと、前記警報信号に応答
して警報を発生する警報手段11と、前記切断信号に応
答して前記ワイヤーハーネス6の通電を遮断する切断手
段10Cとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に使用される
ワイヤーハーネスの異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、自動車の電気回路の基本例を示
す。この回路においては、電源である車載バッテリー1
のプラス端子と負荷2の一端が、途中に負荷2側からス
イッチ3、ヒューズ4、ヒュージブルリンク5を介装し
たワイヤーハーネス6で接続され、バッテリー1のマイ
ナス端子と負荷2の他端が車両のボディ7にアースされ
ている。
【0003】この回路においては、ヒュージブルリンク
5とヒューズ4との間の点Pが、車両のボディ7にある
時間(ヒュージブルリンク5の溶断に至る時間)以上シ
ョートすると、ヒュージブルリンク5が溶断して、回路
が遮断され、ワイヤーハーネス6の発火が防止される。
【0004】しかし、短時間のショートに対しては、ヒ
ュージブルリンク5が溶断するまでには至らず、点Pで
断続的なショートが繰り返されることにより、点P部分
の温度が上昇して、最終的にワイヤーハーネス6の発火
を引き起こすことにもなりかねない。
【0005】そこで、このようなショートが発生した場
合に、それを表示して運転者に知らせると共に、ブレー
カを遮断して火災の発生を未然に防ぐようにした技術
が、特開昭61−191231号公報で提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来公報の
技術では、ショートの程度(レベル)に関係なく、ショ
ートと判断したらブレーカを遮断するようになっている
ので、ワイヤーハーネスの発火防止の点では安全性が高
まるものの、回路が遮断されて初めて運転者が状況を認
識することになるため、回路遮断による他の安全面での
影響を無視できないという問題がある。
【0007】本発明は、上記事情を考慮し、安全性を十
分に配慮したワイヤーハーネスの異常検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電源
と負荷をつなぐワイヤーハーネスの過電流レベルを検出
する過電流検出手段と、過電流検出手段の信号に応じて
過電流レベルが小のとき警報信号を発生し、過電流レベ
ルが大のとき警報信号と共に切断信号を発生する判断手
段と、前記警報信号に応答して警報を発生する警報手段
と、前記切断信号に応答して前記ワイヤーハーネスの通
電を遮断する切断手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、前記過電流レベルを単
位時間当たりの過電流の積算値としたものである。
【0010】請求項3の発明は、前記判断手段が過電流
レベルに応じて異なる警報信号を発生するようにしたも
のである。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、ワイヤーハーネスがショ
ートして、軽微な過電流レベルが検出された場合、警報
を発生して、予め運転者にワイヤーハーネスがショート
したことを知らせる。また、さらにショートの程度が悪
化して、過電流レベルが高くなった場合、警報を発生し
て、運転者にワイヤーハーネスが危険な状況にあること
を知らせると共に、回路を遮断して火災の発生を防止す
る。
【0012】通常、ワイヤーハーネスの発火に至るまで
には、多くの場合、レアショート(ある抵抗値をもった
ショート)やスライスショート(短時間の断続ショー
ト)等の前兆があるので、初期段階での警報の発生によ
り、車両の安全性を全く損なわない段階で、ショートに
対する処置を施すことができる。
【0013】請求項2の発明では、過電流レベルを単位
時間当たりの過電流の積算値としたので、実際にワイヤ
ーハーネスの発熱に寄与する要因に基づいて、的確にシ
ョートのレベルを判断することができる。
【0014】請求項3の発明では、過電流レベルに応じ
て警報信号を異ならせるので、運転者はショートのレベ
ルを警報の違いで認識することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1は本発明の第1実施例の電気回路を示
す。この電気回路は、図4に示した従来のヒュージブル
リンク5の代わりに異常処理回路10を設け、この異常
処理回路10の信号を警報手段11に送出するようにし
たものである。それ以外は図4の回路と同一であるの
で、同一要素に同一符号を付して説明を省略する。この
場合の警報手段11としては、計器盤の中などに設けた
LEDや、ブザー等を用いることができる。
【0017】前記異常処理回路10は、ワイヤーハーネ
ス6の過電流レベルを検出する過電流検出手段10A
と、過電流レベルに応じて警報手段11に警報信号を送
出したり、切断信号を発生したりする切断判断手段(判
断手段)10Bと、発生した切断信号に応答してワイヤ
ーハーネス6の通電を遮断する切断手段10Cとからな
る。異常処理回路10は、外部接続端子a、b、cを持
ち、端子aがバッテリー1のプラス端子に接続され、端
子bがヒューズ4、スイッチ3を介して負荷2に接続さ
れ、端子cが警報手段11に接続されている。
【0018】この回路において、異常処理回路10の後
段でショートが発生すると、過電流検出手段10Aがそ
れを検出し、切断判断手段10Bが過電流レベルに応じ
て、過電流レベルが小のときは警報信号のみ、過電流レ
ベルが大のときは警報信号と切断信号を発生する。警報
信号は警報手段11に、切断信号は切断手段10Cに送
出される。そして、警報手段11に警報信号が入力され
ると警報が発生する。また、切断手段10Cに切断信号
が入力されるとワイヤーハーネス6の通電が遮断され
る。なお、過電流レベルは、過電流と時間との関係で割
り出される。
【0019】次に、この異常処理回路10の処理の流れ
を、図2のフローチャートを参照しながら説明する。な
お、このフローチャートには、警報の発生及び回路の切
断までの流れを便宜上一緒に記載してある。
【0020】処理がスタートすると、最初のステップ1
01で過電流を検出したか否かを判断する。NOの間は
ステップ101の判断を繰り返す。ショートや負荷の異
常による過電流の発生を検出すると、次のステップ10
2に進み、単位時間当たりの積算電流値∫Idtを演算
する。そして、ステップ103で積算電流値∫Idt
が、「警報のみを発する場合のレベル」か否かを判断す
る。ショートのレベルが低い場合、つまり即座にワイヤ
ーハーネスの安全性を損なう程ではない場合は、当座は
車両の安全機能を優先させて、回路遮断までは行わな
い。そのため、この判断を行う。警報のみを行うか否か
の判断は、次の式に基づいて行う。
【0021】Id>∫Idt≧Ic …(1) ここで、 Id=ワイヤーハーネスの火災が発生するであろう電流
値の80% Ic=ワイヤーハーネスの火災が発生するであろう電流
値の50% である。
【0022】この式(1)が成立する場合は、ステップ
103の判断がYESとなって、ステップ104に進
み、警報信号を発生して、ステップ105でLEDを点
滅させたり、ブザーを鳴動させたりして、警報を発生す
る。この際、さらに積算電流値のレベルに応じて、細か
く警報信号を異ならせ、警報の種類や程度を異ならせて
もよい。
【0023】ステップ103の判断がNOの場合は、ス
テップ106に進み、積算電流値∫Idtが、「回路遮
断を行うべきレベル」にあるか否かを判断する。回路遮
断を行うべきレベルであるか否かの判断は、次の式に基
づいて行う。
【0024】∫Idt≧Id …(2) この式(2)が成立する場合は、積算電流値が回路遮断
を行うべきレベルにあるということであるから、ステッ
プ107に進んで、前述の警報信号とは異なる警報信号
を発生すると共に切断信号を発生する。そして、ステッ
プ108で警報を発生すると共に、切断手段により回路
の通電を遮断する。回路の切断は、切断信号の発生と共
に即座に行ってもよいし、警報の発生からある程度時間
をおいて行ってもよい。この場合の警報は、回路切断を
知らせるための警報であるから、先の警報よりも注意を
喚起するものとする。例えば、点滅の速度を速めたり、
ブザーの鳴動周波数や周期を変化させたりする。
【0025】式(2)が成立しない場合はステップ10
1に戻り、再度過電流の発生を検出したか否かの判断を
行う。
【0026】以上のように、この電気回路においては、
ワイヤーハーネス6が軽くショートした場合、警報を発
生して予め運転者に知らせる。また、ショートの程度が
悪化した場合は、警報を発生して運転者にワイヤーハー
ネスが危険な状況にあることを知らせると共に、回路を
遮断して火災の発生を防止する。したがって、全く安全
な段階でショートに対する処置を講ずることができ、信
頼性を高めることができる。また、単位時間当たりの過
電流の積算値を用いて、ショートのレベルを判断するの
で、判断が的確で誤りがない。また、ショートのレベル
に応じて警報を異ならせるので、運転者は警報の違いで
ショートのレベルを認識することができる。
【0027】次に、図3を参照して本発明の第2実施例
を説明する。この第2実施例の電気回路では、2系統の
ワイヤーハーネス6a、6bが設けられ、それぞれのワ
イヤーハーネス6a、6bの先端にスイッチ3あるいは
ヒューズ4などを介して負荷2が接続されている。そし
て、各ワイヤーハーネス6a、6bの途中にそれぞれ前
述の異常処理回路10が接続され、各異常処理回路10
の警報信号がダイオード12を介して警報手段11に送
出されるようになっている。それ以外の構成は第1実施
例と略同様である。
【0028】この電気回路によれば、各異常処理回路1
0においてそれぞれのワイヤーハーネス6a、6bの過
電流レベルの検出が行われ、それに基づいて警報信号あ
るいは切断信号が発生され、それに応じて回路の切断が
行われる。また、警報については、共通の警報手段11
が使われる。それ以外は第1実施例と共通である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、発火の原因を回路切断前に運転者に認識させる
ことにより、全く安全な段階での処置を可能にする。よ
って、常に安心して運転できるようになると共に、メン
テナンス性が向上する。
【0030】請求項2の発明によれば、より正確にショ
ートのレベルを判断することができるようになるため、
的確な異常検出ができるようになる。
【0031】請求項3の発明によれば、警報の違いによ
りショートのレベルを認識することができ、処置の目安
を予め決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】本発明の一実施例のフローチャートである。
【図3】本発明の他の実施例の回路図である。
【図4】従来例の回路図である。
【符号の説明】
1 バッテリー(電源) 2 負荷 6 ワイヤーハーネス 10A 過電流検出手段 10B 切断判断手段(判断手段) 10C 切断手段 11 警報手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と負荷をつなぐワイヤーハーネスの
    過電流レベルを検出する過電流検出手段と、過電流検出
    手段の信号に応じて過電流レベルが小のとき警報信号を
    発生し、過電流レベルが大のとき警報信号と共に切断信
    号を発生する判断手段と、前記警報信号に応答して警報
    を発生する警報手段と、前記切断信号に応答して前記ワ
    イヤーハーネスの通電を遮断する切断手段とを備えたこ
    とを特徴とするワイヤーハーネスの異常検出装置。
  2. 【請求項2】 前記過電流レベルは、単位時間当たりの
    過電流の積算値である請求項1記載のワイヤーハーネス
    の異常検出装置。
  3. 【請求項3】 前記判断手段は、過電流レベルに応じて
    異なる警報信号を発生するものである請求項1または2
    記載のワイヤーハーネスの異常検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100452449B1 (ko) * 2002-05-09 2004-10-12 현대자동차주식회사 차량의 암전류 검출방법
US7050281B2 (en) 2000-09-04 2006-05-23 Pacific Engineering Corp. Device and method for determining rare short circuit
JP2007230278A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Yazaki Corp 過熱保護機能付き半導体装置の制御回路
JP2008290705A (ja) * 2007-02-28 2008-12-04 Stmicroelectronics Inc 電気装置及び短絡回路保護の分類用の集積回路及び方法

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