JPH07131593A - 画像読み取り装置 - Google Patents
画像読み取り装置Info
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- JPH07131593A JPH07131593A JP27545093A JP27545093A JPH07131593A JP H07131593 A JPH07131593 A JP H07131593A JP 27545093 A JP27545093 A JP 27545093A JP 27545093 A JP27545093 A JP 27545093A JP H07131593 A JPH07131593 A JP H07131593A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 読み取り中断可能な画像読み取り装置を画像
劣化を抑えて容易に実現する。 【構成】 読み取りが開始されると原稿19はステッピ
ングモータ12のステップに従い搬送される。画像読み
取り素子16は各同期信号にしたがって搬送される原稿
上の画像データを読み取り必要な処理を施した後に画像
処理部18から符号化器等へ出力する。モータドライバ
13からのモータステップトリガの出力間隔はライン同
期信号の1/2倍に設定される。有効画像を示す画像イ
ネーブル信号*は当該画像制御信号*により間引き処理
される。ここでの間引き後画像イネーブル信号*は、読
み取られた画像データを1ラインおきに間引き処理す
る。以上の制御により、読み取り画像データは1ライン
おきに均等間引き処理がなされ、上記目的を達成する。
劣化を抑えて容易に実現する。 【構成】 読み取りが開始されると原稿19はステッピ
ングモータ12のステップに従い搬送される。画像読み
取り素子16は各同期信号にしたがって搬送される原稿
上の画像データを読み取り必要な処理を施した後に画像
処理部18から符号化器等へ出力する。モータドライバ
13からのモータステップトリガの出力間隔はライン同
期信号の1/2倍に設定される。有効画像を示す画像イ
ネーブル信号*は当該画像制御信号*により間引き処理
される。ここでの間引き後画像イネーブル信号*は、読
み取られた画像データを1ラインおきに間引き処理す
る。以上の制御により、読み取り画像データは1ライン
おきに均等間引き処理がなされ、上記目的を達成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリやディジタ
ル複写機等の画像読み取り装置に関するものである。
ル複写機等の画像読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に一般的なファクシミリの基本構成
を示す。画像読み取り部21において読み取られた画像
データは画像信号処理部22において、シェーディング
補正、MTF補正等各種の補正処理を行った後2値化処
理される。2値化処理された画像データは符号化処理部
23においてMMR,MR,MH等のファクシミリ符号
化される。符号化により圧縮された画像データは画像メ
モリ24に蓄積され通信制御部25により回線上に送出
される。26は制御部であり各部の制御を司る。
を示す。画像読み取り部21において読み取られた画像
データは画像信号処理部22において、シェーディング
補正、MTF補正等各種の補正処理を行った後2値化処
理される。2値化処理された画像データは符号化処理部
23においてMMR,MR,MH等のファクシミリ符号
化される。符号化により圧縮された画像データは画像メ
モリ24に蓄積され通信制御部25により回線上に送出
される。26は制御部であり各部の制御を司る。
【0003】画像メモリが原稿1ページ以上の容量を有
し、画像処理・符号化処理等が画像読み取り装置より高
速の場合、回線の通信速度等に因らず画像読み取り装置
は読み取りの開始から終了まで停止することなく読み取
り動作を実行することが可能である。ところが、例えば
画像メモリが十分な容量を有さない場合で符号化器の出
力するデータ速度が回線上の通信速度を上回る場合、バ
ッファとして使用される画像メモリをオーバーフローさ
せないために読み取り動作を一時停止させる必要があ
る。
し、画像処理・符号化処理等が画像読み取り装置より高
速の場合、回線の通信速度等に因らず画像読み取り装置
は読み取りの開始から終了まで停止することなく読み取
り動作を実行することが可能である。ところが、例えば
画像メモリが十分な容量を有さない場合で符号化器の出
力するデータ速度が回線上の通信速度を上回る場合、バ
ッファとして使用される画像メモリをオーバーフローさ
せないために読み取り動作を一時停止させる必要があ
る。
【0004】図3に上記一時停止動作を行う場合におけ
る画像読み取り装置の加減速パターン例を示す。横軸は
搬送開始からの経過時間、縦軸は搬送速度を表す。一般
にステッピングモータを高速駆動する場合、十分な加速
時間T1 を要して所望の速度に加速する。従って高速動
作中に一時停止た場合再起動時に再び加速時間T1 を必
要とし、加速区間中に読み取られた画像データをそのま
ま入力すると画像に歪が発生する。加速区間中におい
て、後述する画像イネーブル信号*(*:負論理信号を
表す)を制御し適当な割合で画像データを間引き処理す
ることにより歪のない読み取りを行うことも可能である
が、原稿の紙質等により実際の搬送動作が異なる等によ
り無歪読み取りが困難である。
る画像読み取り装置の加減速パターン例を示す。横軸は
搬送開始からの経過時間、縦軸は搬送速度を表す。一般
にステッピングモータを高速駆動する場合、十分な加速
時間T1 を要して所望の速度に加速する。従って高速動
作中に一時停止た場合再起動時に再び加速時間T1 を必
要とし、加速区間中に読み取られた画像データをそのま
ま入力すると画像に歪が発生する。加速区間中におい
て、後述する画像イネーブル信号*(*:負論理信号を
表す)を制御し適当な割合で画像データを間引き処理す
ることにより歪のない読み取りを行うことも可能である
が、原稿の紙質等により実際の搬送動作が異なる等によ
り無歪読み取りが困難である。
【0005】このような加速時の画像歪を避けるため
に、図4に示すように再起動時の搬送速度をステッピン
グモータの自起動範囲内で低速動作させる方法が考えら
れている。この場合、再起動後は搬送速度が搬送開始速
度の1/2倍に拡大される。そこで、画像イネーブル信
号*を所定の割合(ここでは1/2倍)で間引き処理す
ることにより歪の内画像読み取りを実現する。
に、図4に示すように再起動時の搬送速度をステッピン
グモータの自起動範囲内で低速動作させる方法が考えら
れている。この場合、再起動後は搬送速度が搬送開始速
度の1/2倍に拡大される。そこで、画像イネーブル信
号*を所定の割合(ここでは1/2倍)で間引き処理す
ることにより歪の内画像読み取りを実現する。
【0006】各同期信号およびイネーブル信号の実際を
図5に示す。ライン同期信号および画像同期クロックは
CCD等画像読み取り素子の蓄積時間によって定まる同
期信号であり、当該同期信号に従って画像読み取り素子
は1ライン分の画像データを出力する。画像イネーブル
信号*は画像読み取り素子から出力されるデータの有効
領域をライン単位に示す信号であり、画像処理部では当
該信号がLowの区間の信号を有効画素として処理す
る。その他に図示しないページイネーブル信号は1ペー
ジの有効区間を表す。一般的には再起動時の搬送速度が
スタート時搬送速度の1/nの場合画像イネーブル信号
*を1/n個に間引き処理することで歪の無い読み取り
信号が得られる。以下では、一時停止後の搬送速度が読
み取り開始時の搬送速度の1/2倍の場合について説明
する。間引き処理を行うための画像制御信号*はコント
ローラのタイマを有効に利用するために、通常ステッピ
ングモータドライバに対して出力するモータステップト
リガ信号と同時に出力する。
図5に示す。ライン同期信号および画像同期クロックは
CCD等画像読み取り素子の蓄積時間によって定まる同
期信号であり、当該同期信号に従って画像読み取り素子
は1ライン分の画像データを出力する。画像イネーブル
信号*は画像読み取り素子から出力されるデータの有効
領域をライン単位に示す信号であり、画像処理部では当
該信号がLowの区間の信号を有効画素として処理す
る。その他に図示しないページイネーブル信号は1ペー
ジの有効区間を表す。一般的には再起動時の搬送速度が
スタート時搬送速度の1/nの場合画像イネーブル信号
*を1/n個に間引き処理することで歪の無い読み取り
信号が得られる。以下では、一時停止後の搬送速度が読
み取り開始時の搬送速度の1/2倍の場合について説明
する。間引き処理を行うための画像制御信号*はコント
ローラのタイマを有効に利用するために、通常ステッピ
ングモータドライバに対して出力するモータステップト
リガ信号と同時に出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、1−2相制
御等によりステッピングモータを駆動する従来の画像読
み取り装置で上記低速再起動を実現した場合、モータ駆
動単位に画像制御信号*を出力すると図6に示すように
複数ライン単位に画像データが間引き処理され読み取り
画像が劣化するという問題があった。ここで、モータス
テッピングトリガはコントローラ部のタイマ割り込みを
表し当該トリガ単位でモータは1ライン分ステップす
る。また、画像イネーブル信号*の間引きは画像制御信
号*をライン同期信号でラッチした結果(ラッチド画像
制御信号)を用いて行うものとする。マイクロステップ
制御によるモータ駆動の場合にも図7に示すような分割
数(3ステップで1ライン分ステップ)で制御を行った
場合図に示すように複数ライン単位に間引き処理が行わ
れ同様な問題が生じる。
御等によりステッピングモータを駆動する従来の画像読
み取り装置で上記低速再起動を実現した場合、モータ駆
動単位に画像制御信号*を出力すると図6に示すように
複数ライン単位に画像データが間引き処理され読み取り
画像が劣化するという問題があった。ここで、モータス
テッピングトリガはコントローラ部のタイマ割り込みを
表し当該トリガ単位でモータは1ライン分ステップす
る。また、画像イネーブル信号*の間引きは画像制御信
号*をライン同期信号でラッチした結果(ラッチド画像
制御信号)を用いて行うものとする。マイクロステップ
制御によるモータ駆動の場合にも図7に示すような分割
数(3ステップで1ライン分ステップ)で制御を行った
場合図に示すように複数ライン単位に間引き処理が行わ
れ同様な問題が生じる。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、読み取り中断可能な画像読み取り
装置を画像劣化を抑えて容易に実現することを目的とし
ている。
なされたものであり、読み取り中断可能な画像読み取り
装置を画像劣化を抑えて容易に実現することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明では、原稿読み取りを一時中断可能な画像読み
取り装置において、原稿画像に照射された光の反射光を
電気信号に変換する光電変換手段と、前記原稿画像を搬
送するためのステッピングモータと、前記原稿読み取り
の一時中断再開後に前記光電変換手段に関するライン同
期信号周期の1/n(n:整数)の周期で前記ステッピ
ングモータを駆動制御する手段と、前記原稿読み取りの
一時中断再開後に前記光電変換手段から出力された画像
信号に関するイネーブル信号を前記ライン同期信号周期
の1/nの単位で制御する画像制御信号を出力する手段
とを具えたことを特徴とする。
に本発明では、原稿読み取りを一時中断可能な画像読み
取り装置において、原稿画像に照射された光の反射光を
電気信号に変換する光電変換手段と、前記原稿画像を搬
送するためのステッピングモータと、前記原稿読み取り
の一時中断再開後に前記光電変換手段に関するライン同
期信号周期の1/n(n:整数)の周期で前記ステッピ
ングモータを駆動制御する手段と、前記原稿読み取りの
一時中断再開後に前記光電変換手段から出力された画像
信号に関するイネーブル信号を前記ライン同期信号周期
の1/nの単位で制御する画像制御信号を出力する手段
とを具えたことを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明にかかる好
適な実施例を説明する。
適な実施例を説明する。
【0011】図1に本実施例の基本構成を示す。11は
原稿搬送を行うための搬送機構を構成する上下対の搬送
ローラ、12は搬送ローラ11を駆動するステッピング
モータ。13はステッピングモータ12を直接駆動する
ために必要な電力を供給するモータドライバ。14は所
望の搬送速度でモータを駆動するために必要なパルス信
号をドライバ13に対して出力するコントローラ。15
は光源であり例えば蛍光灯やLED等により原稿19を
照射する。16はCCD(Charge Cupple
de Dvice)等の画像読み取り素子であり光源1
5より照射された原稿の反射光を電気信号に変換して読
み取る。17はA/D変換器であり、画像読み取り素子
16により読み取られたアナログ信号をサンプリング
し、8ビット程度のディジタルデータに変換する機能を
有する。18は画像処理部でありA/D変換器17から
のデータに対しシェーディング補正、MTF補正等の各
種補正処理を行う機能および多値データを2値化処理す
る機能を有する。前記コントローラ14は読み取り画像
のライン単位の間引き処理を行うために画像処理部で使
用する画像イネーブル信号*の制御も行う。20は同期
信号発生手段であり前記図5に示す各同期信号およびイ
ネーブル信号を生成する機能を有する。
原稿搬送を行うための搬送機構を構成する上下対の搬送
ローラ、12は搬送ローラ11を駆動するステッピング
モータ。13はステッピングモータ12を直接駆動する
ために必要な電力を供給するモータドライバ。14は所
望の搬送速度でモータを駆動するために必要なパルス信
号をドライバ13に対して出力するコントローラ。15
は光源であり例えば蛍光灯やLED等により原稿19を
照射する。16はCCD(Charge Cupple
de Dvice)等の画像読み取り素子であり光源1
5より照射された原稿の反射光を電気信号に変換して読
み取る。17はA/D変換器であり、画像読み取り素子
16により読み取られたアナログ信号をサンプリング
し、8ビット程度のディジタルデータに変換する機能を
有する。18は画像処理部でありA/D変換器17から
のデータに対しシェーディング補正、MTF補正等の各
種補正処理を行う機能および多値データを2値化処理す
る機能を有する。前記コントローラ14は読み取り画像
のライン単位の間引き処理を行うために画像処理部で使
用する画像イネーブル信号*の制御も行う。20は同期
信号発生手段であり前記図5に示す各同期信号およびイ
ネーブル信号を生成する機能を有する。
【0012】読み取りが開始されると原稿19はステッ
ピングモータ12のステップに従い搬送機構によって搬
送される。画像読み取り素子16は各同期信号にしたが
って搬送される原稿上の画像データを読み取り必要な処
理を施した後に画像処理部18から符号化器・メモリ等
へ出力する。
ピングモータ12のステップに従い搬送機構によって搬
送される。画像読み取り素子16は各同期信号にしたが
って搬送される原稿上の画像データを読み取り必要な処
理を施した後に画像処理部18から符号化器・メモリ等
へ出力する。
【0013】次に、以上のうちの主要な各部の処理につ
いて説明する。
いて説明する。
【0014】図8にコントローラの構成を示す。81は
CPUであり画像読み取り部の制御を司る。CPU81
はシステム制御部(本画像読み取り装置を使用するシス
テム全体の制御を司る制御部)が指示する搬送開始・搬
送停止・搬送速度・搬送ステップ数等のコマンドに従っ
てモータドライバに対する所定のパルス信号出力を処理
する。82はタイマでありCPU81が予め設定する所
定の間隔でCPU81に割り込み信号を出力する。本タ
イマ周期および搬送機構の減速比により原稿の搬送速度
が決定される。以下の説明では搬送機構の減速比がハー
フステップ(1−2相制御を行った場合の1ステップ)
=1ラインの場合について説明する。83はROM(リ
ード・オンリ・メモリ)でありCPU81は当該ROM
83に予め書き込まれた命令に従って動作する。84は
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)でありCPU8
1の動作に必要な一時メモリとして使用される。85は
出力ポートでありCPU81のI/Oライト動作により
外部のモータドライバに対し必要な信号を出力する。8
6はD/AコンバータでありCPU81のライト動作に
よりマイクロステップ制御に必要なドライバ制御のため
のアナログ電圧値を出力する。コントローラは汎用の1
チップマイクロコンピュータ等により1チップで上記機
能を実現することが可能である。
CPUであり画像読み取り部の制御を司る。CPU81
はシステム制御部(本画像読み取り装置を使用するシス
テム全体の制御を司る制御部)が指示する搬送開始・搬
送停止・搬送速度・搬送ステップ数等のコマンドに従っ
てモータドライバに対する所定のパルス信号出力を処理
する。82はタイマでありCPU81が予め設定する所
定の間隔でCPU81に割り込み信号を出力する。本タ
イマ周期および搬送機構の減速比により原稿の搬送速度
が決定される。以下の説明では搬送機構の減速比がハー
フステップ(1−2相制御を行った場合の1ステップ)
=1ラインの場合について説明する。83はROM(リ
ード・オンリ・メモリ)でありCPU81は当該ROM
83に予め書き込まれた命令に従って動作する。84は
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)でありCPU8
1の動作に必要な一時メモリとして使用される。85は
出力ポートでありCPU81のI/Oライト動作により
外部のモータドライバに対し必要な信号を出力する。8
6はD/AコンバータでありCPU81のライト動作に
よりマイクロステップ制御に必要なドライバ制御のため
のアナログ電圧値を出力する。コントローラは汎用の1
チップマイクロコンピュータ等により1チップで上記機
能を実現することが可能である。
【0015】モータドライバ13はここではバイポーラ
定電流駆動回路による場合について説明する。ドライバ
出力電流を制御するためには、出力電流値を規定するア
ナログ電圧値および電流極性を規定する極性信号を入力
する。当該極性信号が1および0の場合モータドライバ
出力はそれぞれ正および負の極性となる。図10にマイ
クロステップ制御を行った場合のモータ駆動波形例(2
相モータ)を示す。1010a,101bは極性出力を
示す信号、102a,102bはD/A出力を示す信
号、103は画像制御信号*、104a,104bはモ
ータドライバ出力電流を示す信号である。ここで添字
a,bはそれぞれモータのA相,B相に対応する。ここ
では、1ラインを4マイクロステップにより搬送する場
合の例を示している。図に示すように駆動電流値を微小
ステップで正弦波的に制御することでモータを微小ステ
ップ単位で駆動することが可能になる。モータドライバ
は前記極性信号101a,101bおよび基準電圧(D
/A出力)信号102a,102bに従ってモータドラ
イバ出力104a,104bを出力する。2相モータの
場合前記モータドライバ出力電流104a,104bを
A,B各相に加えることでいわゆるマイクロステップ動
作する。
定電流駆動回路による場合について説明する。ドライバ
出力電流を制御するためには、出力電流値を規定するア
ナログ電圧値および電流極性を規定する極性信号を入力
する。当該極性信号が1および0の場合モータドライバ
出力はそれぞれ正および負の極性となる。図10にマイ
クロステップ制御を行った場合のモータ駆動波形例(2
相モータ)を示す。1010a,101bは極性出力を
示す信号、102a,102bはD/A出力を示す信
号、103は画像制御信号*、104a,104bはモ
ータドライバ出力電流を示す信号である。ここで添字
a,bはそれぞれモータのA相,B相に対応する。ここ
では、1ラインを4マイクロステップにより搬送する場
合の例を示している。図に示すように駆動電流値を微小
ステップで正弦波的に制御することでモータを微小ステ
ップ単位で駆動することが可能になる。モータドライバ
は前記極性信号101a,101bおよび基準電圧(D
/A出力)信号102a,102bに従ってモータドラ
イバ出力104a,104bを出力する。2相モータの
場合前記モータドライバ出力電流104a,104bを
A,B各相に加えることでいわゆるマイクロステップ動
作する。
【0016】図11に画像処理部の構成を示す。111
はシェーディング補正処理部であり、A/D変換器17
でA/D変換された読み取り画像データに対し、センサ
感度や光源の不均一性をビット単位に補正する機能を有
する。113はMTF補正処理部でありラプラシアンフ
ィルタ等を用いていわゆるエッジ強調処理を行う。11
4は2値化処理部であり、例えば文字や線画を2値化処
理する場合、予め設定する閾値との比較により単純2値
化処理を行う。各処理は画像同期クロックに従って画素
単位に、画像イネーブル信号*に従ってライン単位に処
理される。115はフリップフロップであり、ライン同
期信号をクロックして間引き処理を行うための画像制御
信号*をストローブする。112は負論理の論理積素子
である。画像イネーブル信号*は当該論理素子112に
よりライン同期信号でストローブされたラッチド画像制
御信号*11aにより間引き処理される。つまりラッチ
ド画像制御信号がLowの区間に対してのみ画像イネー
ブル信号を出力する。MTF補正、2値化等の処理およ
び次段の符号化処理等は画像イネーブル信号*が有効な
区間のデータを有効画素として処理することから、当該
画像イネーブル信号*の間引き処理により画像データの
ライン単位の間引き処理が実現される。
はシェーディング補正処理部であり、A/D変換器17
でA/D変換された読み取り画像データに対し、センサ
感度や光源の不均一性をビット単位に補正する機能を有
する。113はMTF補正処理部でありラプラシアンフ
ィルタ等を用いていわゆるエッジ強調処理を行う。11
4は2値化処理部であり、例えば文字や線画を2値化処
理する場合、予め設定する閾値との比較により単純2値
化処理を行う。各処理は画像同期クロックに従って画素
単位に、画像イネーブル信号*に従ってライン単位に処
理される。115はフリップフロップであり、ライン同
期信号をクロックして間引き処理を行うための画像制御
信号*をストローブする。112は負論理の論理積素子
である。画像イネーブル信号*は当該論理素子112に
よりライン同期信号でストローブされたラッチド画像制
御信号*11aにより間引き処理される。つまりラッチ
ド画像制御信号がLowの区間に対してのみ画像イネー
ブル信号を出力する。MTF補正、2値化等の処理およ
び次段の符号化処理等は画像イネーブル信号*が有効な
区間のデータを有効画素として処理することから、当該
画像イネーブル信号*の間引き処理により画像データの
ライン単位の間引き処理が実現される。
【0017】図9(a),(b)にコントローラ14の
制御フローチャートを示す。(a)においてS900は
初期化処理でありCPU起動後内部レジスタ,タイマ等
の各部の初期化処理を行う。S901はコマンド入力待
ち処理でありシステム制御部の出力するコマンドの有無
を判断する。S902はパラメータ設定処理でありシス
テム制御部からの指示に従いステップ数、搬送速度等の
パラメータをCPU内部レジスタに設定する。S903
はタイマ値設定処理であり前記パラメータ値に従ってラ
イン同期信号周期の1/n(n:整数)倍の周期にタイ
マ値を設定する。S904は割り込み許可処理であり前
記タイマの出力する割り込みを許可する、S905はタ
イマスタート処理であり、前記タイマIC82を起動す
る。S906は割り込み待ち処理でありタイマ割り込み
が発生するまでループを繰り返す。S907はポート出
力データロード処理であり、割り込み処理後に次の割り
込み処理時に必要な極性信号等のポート出力データをR
OM83からロードする。S908,S909はそれぞ
れD/A出力データロード処理、画像制御データロード
処理であり、次の割り込み処理に備えて出力データをR
OMからロードする。図13にROMテーブルデータの
例を示す。ROM上には極性データ,電圧データ,画像
制御信号データが順に配置されており、割り込み発生単
位に前記1ブロック内の各データを内部レジスタにロー
ドする。処理速度等に応じて当該テーブルを1周期分予
めプログラムし、順番に参照することで所望のデータを
得る。S910はステップ終了判断処理部であり、予め
設定したステップの終了を判定する。S911はタイマ
ストップ処理であり、全ステップが終了した場合タイマ
動作をストップさせる。図9(b)に割り込み処理内容
を示す。S921はモータドライバに対し出力の極性を
指示するためのポート出力処理であり、S922はモー
タドライバ出力電流値を決定するための電圧値出力処理
であり、S923は画像イネーブル信号*を制御するた
めの画像制御信号*出力処理である。各処理部では予め
S907〜S909においてROMテーブルから内部レ
ジスタにロードされたデータを出力する。上記各I/O
の出力終了後、割り込み処理を終了する。タイマ割り込
み発生単位に前記テーブルデータを出力することで図1
0に示す各信号を得ることができる。加速動作は当該割
り込み単位にタイマ設定値を再設定することで実現され
る。
制御フローチャートを示す。(a)においてS900は
初期化処理でありCPU起動後内部レジスタ,タイマ等
の各部の初期化処理を行う。S901はコマンド入力待
ち処理でありシステム制御部の出力するコマンドの有無
を判断する。S902はパラメータ設定処理でありシス
テム制御部からの指示に従いステップ数、搬送速度等の
パラメータをCPU内部レジスタに設定する。S903
はタイマ値設定処理であり前記パラメータ値に従ってラ
イン同期信号周期の1/n(n:整数)倍の周期にタイ
マ値を設定する。S904は割り込み許可処理であり前
記タイマの出力する割り込みを許可する、S905はタ
イマスタート処理であり、前記タイマIC82を起動す
る。S906は割り込み待ち処理でありタイマ割り込み
が発生するまでループを繰り返す。S907はポート出
力データロード処理であり、割り込み処理後に次の割り
込み処理時に必要な極性信号等のポート出力データをR
OM83からロードする。S908,S909はそれぞ
れD/A出力データロード処理、画像制御データロード
処理であり、次の割り込み処理に備えて出力データをR
OMからロードする。図13にROMテーブルデータの
例を示す。ROM上には極性データ,電圧データ,画像
制御信号データが順に配置されており、割り込み発生単
位に前記1ブロック内の各データを内部レジスタにロー
ドする。処理速度等に応じて当該テーブルを1周期分予
めプログラムし、順番に参照することで所望のデータを
得る。S910はステップ終了判断処理部であり、予め
設定したステップの終了を判定する。S911はタイマ
ストップ処理であり、全ステップが終了した場合タイマ
動作をストップさせる。図9(b)に割り込み処理内容
を示す。S921はモータドライバに対し出力の極性を
指示するためのポート出力処理であり、S922はモー
タドライバ出力電流値を決定するための電圧値出力処理
であり、S923は画像イネーブル信号*を制御するた
めの画像制御信号*出力処理である。各処理部では予め
S907〜S909においてROMテーブルから内部レ
ジスタにロードされたデータを出力する。上記各I/O
の出力終了後、割り込み処理を終了する。タイマ割り込
み発生単位に前記テーブルデータを出力することで図1
0に示す各信号を得ることができる。加速動作は当該割
り込み単位にタイマ設定値を再設定することで実現され
る。
【0018】図12に本発明の制御による場合のタイミ
ングチャートを示す。本発明に従えば、モータドライバ
13からのモータステップトリガの出力間隔はライン同
期信号の1/2倍に設定される。モータステップトリガ
に同期して出力される画像制御信号*はライン同期信号
によりラッチされ、ラッチド画像制御信号*として出力
される。有効画像を示す画像イネーブル信号*は当該画
像制御信号*により間引き処理される。ここでの間引き
後画像イネーブル信号*は、読み取られた画像データを
1ラインおきに間引き処理する。以上の制御により、読
み取り画像データは1ラインおきに均等間引き処理がな
される。
ングチャートを示す。本発明に従えば、モータドライバ
13からのモータステップトリガの出力間隔はライン同
期信号の1/2倍に設定される。モータステップトリガ
に同期して出力される画像制御信号*はライン同期信号
によりラッチされ、ラッチド画像制御信号*として出力
される。有効画像を示す画像イネーブル信号*は当該画
像制御信号*により間引き処理される。ここでの間引き
後画像イネーブル信号*は、読み取られた画像データを
1ラインおきに間引き処理する。以上の制御により、読
み取り画像データは1ラインおきに均等間引き処理がな
される。
【0019】以上の実施例ではコントローラをCPUに
より実現する方法について説明したが本発明はこのよう
な方法に限るわけではなく、ワイヤード・ロジックによ
り実現することも可能である。また、前記実施例では再
起動後の搬送速度が搬送開始速度の1/2倍の場合につ
いて説明したが本発明はこのような倍率に限定されるわ
けではなく、あらゆる倍率についても実現することが可
能である。
より実現する方法について説明したが本発明はこのよう
な方法に限るわけではなく、ワイヤード・ロジックによ
り実現することも可能である。また、前記実施例では再
起動後の搬送速度が搬送開始速度の1/2倍の場合につ
いて説明したが本発明はこのような倍率に限定されるわ
けではなく、あらゆる倍率についても実現することが可
能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば読
み取り中断可能な画像読み取り装置を画像劣化を抑えて
容易に実現することが可能になる。
み取り中断可能な画像読み取り装置を画像劣化を抑えて
容易に実現することが可能になる。
【図1】本発明による画像読み取り装置の基本構成を示
す図である。
す図である。
【図2】ファクシミリ装置の基本システムを説明する図
である。
である。
【図3】搬送中断処理時の搬送速度の一例を示す図であ
る。
る。
【図4】搬送中断処理時の搬送速度の他の例を示す図で
ある。
ある。
【図5】各画像同期信号を示す図である。
【図6】従来の再起動後の画像データ間引き処理例を示
すタイミング図である。
すタイミング図である。
【図7】従来の再起動後の画像データ間引き処理の他の
例を示すタイミング図である。
例を示すタイミング図である。
【図8】コントローラの構成を示す図である。
【図9】本実施例でのコントローラ制御フローを示す図
である。
である。
【図10】マイクロステップ制御によるモータドライバ
制御波形を示す図である。
制御波形を示す図である。
【図11】画像処理部の構成を示す図である。
【図12】本実施例による再起動後の画像データ間引き
処理例を示すタイミング図である。
処理例を示すタイミング図である。
【図13】コントローラの出力するパラメータを格納す
るROMの例を示す図である。
るROMの例を示す図である。
【符号の説明】 11 原稿搬送機構 12 ステッピングモータ 13 モータドライバ 14 コントローラ 15 光源 16 画像読み取り素子 17 A/D変換器 18 画像処理部 19 原稿 20 同期信号発生手段
Claims (1)
- 【請求項1】 原稿読み取りを一時中断可能な画像読み
取り装置において、 原稿画像に照射された光の反射光を電気信号に変換する
光電変換手段と、 前記原稿画像を搬送するためのステッピングモータと、 前記原稿読み取りの一時中断再開後に前記光電変換手段
に関するライン同期信号周期の1/n(n:整数)の周
期で前記ステッピングモータを駆動制御する手段と、 前記原稿読み取りの一時中断再開後に前記光電変換手段
から出力された画像信号に関するイネーブル信号を前記
ライン同期信号周期の1/nの単位で制御する画像制御
信号を出力する手段とを具えたことを特徴とする画像読
み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27545093A JPH07131593A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27545093A JPH07131593A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 画像読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07131593A true JPH07131593A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17555701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27545093A Pending JPH07131593A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 画像読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07131593A (ja) |
-
1993
- 1993-11-04 JP JP27545093A patent/JPH07131593A/ja active Pending
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