JPH07130965A - ラッチアップ検証装置 - Google Patents
ラッチアップ検証装置Info
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- JPH07130965A JPH07130965A JP5275457A JP27545793A JPH07130965A JP H07130965 A JPH07130965 A JP H07130965A JP 5275457 A JP5275457 A JP 5275457A JP 27545793 A JP27545793 A JP 27545793A JP H07130965 A JPH07130965 A JP H07130965A
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- JP
- Japan
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- layout pattern
- region
- latch
- pattern data
- semiconductor
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- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 CMOS構造のレイアウトパターンに対する
ラッチアップ検証の大幅な効率向上を図ったラッチアッ
プ検証装置及びラッチアップ検証方法を得る。 【構成】 ラッチアップ検証部18は、オーバーサイズ
領域設定済みレイアウトパターンデータD17に基づ
き、オーバーサイズ領域内にP+ 拡散領域及びNウェル
領域の前領域が存在すればラッチアップ危険性なしと判
定し、存在しなければオーバーサイズ領域外にあるNウ
ェル内P+ 拡散領域とNウェル領域はラッチアップ発生
の危険性有りと判定し、ラッチアップ発生危険性有りと
判定されたNウェル内P+ 拡散領域とNウェル領域から
なるラッチアップ検証結果データD4を検証結果出力部
19に出力する。
ラッチアップ検証の大幅な効率向上を図ったラッチアッ
プ検証装置及びラッチアップ検証方法を得る。 【構成】 ラッチアップ検証部18は、オーバーサイズ
領域設定済みレイアウトパターンデータD17に基づ
き、オーバーサイズ領域内にP+ 拡散領域及びNウェル
領域の前領域が存在すればラッチアップ危険性なしと判
定し、存在しなければオーバーサイズ領域外にあるNウ
ェル内P+ 拡散領域とNウェル領域はラッチアップ発生
の危険性有りと判定し、ラッチアップ発生危険性有りと
判定されたNウェル内P+ 拡散領域とNウェル領域から
なるラッチアップ検証結果データD4を検証結果出力部
19に出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CMOS半導体集積
回路(IC)のレイアウトパターンデータのラッチアッ
プ検証装置に関するものである。
回路(IC)のレイアウトパターンデータのラッチアッ
プ検証装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16はCMOS半導体集積回路の代表
的なゲートであるインバータの断面図である。同図に示
すように、P- 基板101の上層部にNウェル領域10
2が形成される。Nウェル領域102の表面にP+ 拡散
領域103及び104、N+ 拡散領域105が選択的に
形成される。一方、Nウェル領域102の形成されてい
ないP- 基板101の表面にN+ 拡散領域106及び1
07、P+ 拡散領域108が選択的に形成される。そし
て、P+ 拡散領域103,104間上に図示しない酸化
膜を介してゲート電極109が形成され、N+ 拡散領域
106,107間上に図示しない酸化膜を介してゲート
電極110が形成される。これらのゲート電極109及
び110は共通に接続される。
的なゲートであるインバータの断面図である。同図に示
すように、P- 基板101の上層部にNウェル領域10
2が形成される。Nウェル領域102の表面にP+ 拡散
領域103及び104、N+ 拡散領域105が選択的に
形成される。一方、Nウェル領域102の形成されてい
ないP- 基板101の表面にN+ 拡散領域106及び1
07、P+ 拡散領域108が選択的に形成される。そし
て、P+ 拡散領域103,104間上に図示しない酸化
膜を介してゲート電極109が形成され、N+ 拡散領域
106,107間上に図示しない酸化膜を介してゲート
電極110が形成される。これらのゲート電極109及
び110は共通に接続される。
【0003】このような構成により、P+ 拡散領域10
3,104及びゲート電極109からなるPMOSトラ
ンジスタと、N+ 拡散領域106、107及びゲート電
極110からなるNMOSトランジスタとによりCMO
Sインバータが形成される。なお、N+ 拡散領域105
はNウェル領域102の電位固定用、P+ 拡散領域10
8はP- 基板101の電位固定用に設けられた拡散領域
である。
3,104及びゲート電極109からなるPMOSトラ
ンジスタと、N+ 拡散領域106、107及びゲート電
極110からなるNMOSトランジスタとによりCMO
Sインバータが形成される。なお、N+ 拡散領域105
はNウェル領域102の電位固定用、P+ 拡散領域10
8はP- 基板101の電位固定用に設けられた拡散領域
である。
【0004】図17は図16の構造のCMOSインバー
タに寄生するラッチアップ構造を示す回路図である。同
図に示すように、図16で示したようなCMOSインバ
ータには、P+ 拡散領域104、Nウェル領域102及
びP- 基板101からなる寄生PNPバイポーラトラン
ジスタT1と、N+ 拡散領域106、P- 基板101及
びNウェル領域102からなる寄生NPNバイポーラト
ランジスタT2とにより寄生サイリスタが形成される。
なお、R1は電源VDDからP+ 拡散領域104までの
配線抵抗、R2は電源VDDからN+ 拡散領域105あ
るいはNウェル領域102までの配線抵抗、R3は接地
レベルからP+ 拡散領域108あるいは基板101まで
の配線抵抗、R4は接地レベルからN+ 拡散領域106
までの配線抵抗を示している。
タに寄生するラッチアップ構造を示す回路図である。同
図に示すように、図16で示したようなCMOSインバ
ータには、P+ 拡散領域104、Nウェル領域102及
びP- 基板101からなる寄生PNPバイポーラトラン
ジスタT1と、N+ 拡散領域106、P- 基板101及
びNウェル領域102からなる寄生NPNバイポーラト
ランジスタT2とにより寄生サイリスタが形成される。
なお、R1は電源VDDからP+ 拡散領域104までの
配線抵抗、R2は電源VDDからN+ 拡散領域105あ
るいはNウェル領域102までの配線抵抗、R3は接地
レベルからP+ 拡散領域108あるいは基板101まで
の配線抵抗、R4は接地レベルからN+ 拡散領域106
までの配線抵抗を示している。
【0005】このような構造において、PNPバイポー
ラトランジスタT1あるいはNPNバイポーラトランジ
スタT2のいずれかに順方向のベース電流が流れるとい
う現象が生じた場合、PNPとNPNの両バイポーラト
ランジスタが共にオンし正帰還状態となり電源供給を止
めない限りオン状態が終了しなくなるというラッチアッ
プ現象が発生する。
ラトランジスタT1あるいはNPNバイポーラトランジ
スタT2のいずれかに順方向のベース電流が流れるとい
う現象が生じた場合、PNPとNPNの両バイポーラト
ランジスタが共にオンし正帰還状態となり電源供給を止
めない限りオン状態が終了しなくなるというラッチアッ
プ現象が発生する。
【0006】図18はラッチアップ現象が発生するレイ
アウトパターン例を示す平面図である。同図において、
111はNウェル領域、112〜116はP+ 拡散領
域、117はN+ 拡散領域、119、120及び123
はポリシリコン領域、118、121及び135は金属
配線領域、125はNウェル領域、126、127はP
+ 拡散領域、128はN+ 拡散領域、130はポリシリ
コン領域、124、129、131及び139は金属配
線領域、132〜134及び147はN+ 拡散領域、1
36及び137はN+ 拡散領域、138及び146はP
+ 拡散領域である。なお、同図中の×印はコンタクト領
域を示し、金属配線領域131には電源VDDが図示し
ないVDD配線を介して得られる第1の電源電圧VDD
1が付与され、金属配線領域118には電源VDDが図
示しない他のVDD配線を介して得られる第2の電源電
圧VDD2が付与される。また、ポリシリコン領域11
9、123及び130にはそれぞれ入力信号S1、S2
及びS3が付与される。なお、図示していないが、この
レイアウトパターンはP基板上に形成されたパターンで
ある。
アウトパターン例を示す平面図である。同図において、
111はNウェル領域、112〜116はP+ 拡散領
域、117はN+ 拡散領域、119、120及び123
はポリシリコン領域、118、121及び135は金属
配線領域、125はNウェル領域、126、127はP
+ 拡散領域、128はN+ 拡散領域、130はポリシリ
コン領域、124、129、131及び139は金属配
線領域、132〜134及び147はN+ 拡散領域、1
36及び137はN+ 拡散領域、138及び146はP
+ 拡散領域である。なお、同図中の×印はコンタクト領
域を示し、金属配線領域131には電源VDDが図示し
ないVDD配線を介して得られる第1の電源電圧VDD
1が付与され、金属配線領域118には電源VDDが図
示しない他のVDD配線を介して得られる第2の電源電
圧VDD2が付与される。また、ポリシリコン領域11
9、123及び130にはそれぞれ入力信号S1、S2
及びS3が付与される。なお、図示していないが、この
レイアウトパターンはP基板上に形成されたパターンで
ある。
【0007】図19は図18のレイアウトパターンより
構成されるCMOS集積回路の電気的接続関係を示す回
路図である。同図において、PMOSトランジスタQ1
はP+ 拡散領域112、113及びポリシリコン領域1
19から構成されており、PMOSトランジスタQ2は
P+ 拡散領域113、114及びポリシリコン領域12
0から構成される。
構成されるCMOS集積回路の電気的接続関係を示す回
路図である。同図において、PMOSトランジスタQ1
はP+ 拡散領域112、113及びポリシリコン領域1
19から構成されており、PMOSトランジスタQ2は
P+ 拡散領域113、114及びポリシリコン領域12
0から構成される。
【0008】また、NMOSトランジスタQ3はN+ 拡
散領域134、133及びポリシリコン領域119から
構成され、NMOSトランジスタQ4はN+ 拡散領域1
47、132及びポリシリコン領域120から構成され
る。PMOSトランジスタQ5は、P+ 拡散領域11
5、116及びポリシリコン領域123から構成され、
PMOSトランジスタQ6はP+ 拡散領域126、12
7及びポリシリコン領域130から構成され、NMOS
トランジスタQ7はN+ 拡散領域136、137及びポ
リシリコン領域130から構成される。
散領域134、133及びポリシリコン領域119から
構成され、NMOSトランジスタQ4はN+ 拡散領域1
47、132及びポリシリコン領域120から構成され
る。PMOSトランジスタQ5は、P+ 拡散領域11
5、116及びポリシリコン領域123から構成され、
PMOSトランジスタQ6はP+ 拡散領域126、12
7及びポリシリコン領域130から構成され、NMOS
トランジスタQ7はN+ 拡散領域136、137及びポ
リシリコン領域130から構成される。
【0009】図20は、図18のP拡散領域116に着
目して寄生サイリスタ構造を表した回路図である。この
構造において、P+ 拡散領域116、Nウェル領域11
1、P基板とにより寄生PNPバイポーラトランジスタ
T1が形成されることになるため、PMOSトランジス
タQ5がオン状態のとき、電源電圧VDD1とVDD2
の間に電位差が生じると、その電位差のためPNPバイ
ポーラトランジスタT1に順方向のベース電流が流れる
ことにより、ラッチアップが発生してしまう。
目して寄生サイリスタ構造を表した回路図である。この
構造において、P+ 拡散領域116、Nウェル領域11
1、P基板とにより寄生PNPバイポーラトランジスタ
T1が形成されることになるため、PMOSトランジス
タQ5がオン状態のとき、電源電圧VDD1とVDD2
の間に電位差が生じると、その電位差のためPNPバイ
ポーラトランジスタT1に順方向のベース電流が流れる
ことにより、ラッチアップが発生してしまう。
【0010】図21はCMOSICのチップ例を示す平
面図である。同図に示すように、半導体チップ145上
に、セル141及び142、VDDパッド140及びG
NDパッド143が形成される。したがって、セル14
1における電源電圧VDD1のVDDパッド140から
の配線経路の抵抗はR5となり、セル142における電
源電圧VDD2のVDDパッド140からの配線経路の
抵抗は(R5+R6)となる。同様に、セル142にお
ける接地電圧GND2のGNDパッド143からのGN
D配線経路の抵抗はR8となり、セル141における接
地電圧GND1のGNDパッド143からのGND配線
経路の抵抗は(R7+R8)となる。
面図である。同図に示すように、半導体チップ145上
に、セル141及び142、VDDパッド140及びG
NDパッド143が形成される。したがって、セル14
1における電源電圧VDD1のVDDパッド140から
の配線経路の抵抗はR5となり、セル142における電
源電圧VDD2のVDDパッド140からの配線経路の
抵抗は(R5+R6)となる。同様に、セル142にお
ける接地電圧GND2のGNDパッド143からのGN
D配線経路の抵抗はR8となり、セル141における接
地電圧GND1のGNDパッド143からのGND配線
経路の抵抗は(R7+R8)となる。
【0011】このように、従来のCMOSICでは、V
DD配線経路、GND配線経路の違いに基づく抵抗値の
違いや、各セルへの供給の仕方及び各セルでの動作モー
ドあるいは動作タイミングによって、本来同一電圧値を
とるべきVDD2とVDD1との間に電位差は容易に発
生する構造をとるのが一般的である。
DD配線経路、GND配線経路の違いに基づく抵抗値の
違いや、各セルへの供給の仕方及び各セルでの動作モー
ドあるいは動作タイミングによって、本来同一電圧値を
とるべきVDD2とVDD1との間に電位差は容易に発
生する構造をとるのが一般的である。
【0012】以上のことから、従来のCMOS構造のレ
イアウトパターンの場合、容易にラッチアップを発生し
てしまう構造をとる可能性が高いといえる。
イアウトパターンの場合、容易にラッチアップを発生し
てしまう構造をとる可能性が高いといえる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、ラッチア
ップが発生し易いと言える典型的なレイアウトパターン
例は何通りもあり、さらにこれらの組合せにより、より
発生し易くなるため、CMOS集積回路を設計する際、
ラッチアップが発生しやすい構造のレイアウトパターン
を設計してしまう可能性は高い。
ップが発生し易いと言える典型的なレイアウトパターン
例は何通りもあり、さらにこれらの組合せにより、より
発生し易くなるため、CMOS集積回路を設計する際、
ラッチアップが発生しやすい構造のレイアウトパターン
を設計してしまう可能性は高い。
【0014】したがって、レイアウトパターン設計後、
ラッチアップが発生しやすいレイアウトパターンである
か否かを検証する必要があるが、従来の検証方法は、ラ
ッチアップが発生しやすい構造の規則性を意識しながら
人手により目視検証を行うのが一般的であった。このた
め、大規模なレイアウトパターンを検証するとなると、
期間も莫大となり目視精度も低下し結果的にラッチアッ
プが発生しやすいレイアウトパターンを見逃してしまう
可能性が多分にある。またラッチアップを起こし易いと
されるレイアウトパターンの定義もノウハウ的なものが
多く、定量的に把握するのが困難で、かつレイアウト時
の禁止項目が多すぎるため、設計者の経験度によっても
その検証能力が大きくばらついてしまうなどの問題点が
あった。
ラッチアップが発生しやすいレイアウトパターンである
か否かを検証する必要があるが、従来の検証方法は、ラ
ッチアップが発生しやすい構造の規則性を意識しながら
人手により目視検証を行うのが一般的であった。このた
め、大規模なレイアウトパターンを検証するとなると、
期間も莫大となり目視精度も低下し結果的にラッチアッ
プが発生しやすいレイアウトパターンを見逃してしまう
可能性が多分にある。またラッチアップを起こし易いと
されるレイアウトパターンの定義もノウハウ的なものが
多く、定量的に把握するのが困難で、かつレイアウト時
の禁止項目が多すぎるため、設計者の経験度によっても
その検証能力が大きくばらついてしまうなどの問題点が
あった。
【0015】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、CMOS構造のレイアウトパ
ターンに対するラッチアップ検証の大幅な効率向上と、
その検証精度が設計経験にかかわらず一率に検証できる
ラッチアップ検証装置及びラッチアップ検証方法を得る
ことを目的とする。
るためになされたもので、CMOS構造のレイアウトパ
ターンに対するラッチアップ検証の大幅な効率向上と、
その検証精度が設計経験にかかわらず一率に検証できる
ラッチアップ検証装置及びラッチアップ検証方法を得る
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1記載のラッチアップ検証装置は、第1の導電型の半導
体基板上に少なくとも1つの第2の導電型のウェル領域
を設けた構造のCMOS半導体集積回路のレイアウトパ
ターンを規定したレイアウトパターンデータを付与する
レイアウトパターンデータ付与手段と、前記レイアウト
パターンデータを受け、前記レイアウトパターンデータ
から、第2の導電型のウェル領域と、該ウェル領域の表
面に形成された第1の導電型の第1の半導体領域と、前
記ウェル領域の表面に形成され、かつ所定の電源が電源
配線を介して入力される第2の導電型の第2の半導体領
域上における前記電源配線とのコンタクト領域を抽出す
る半導体領域抽出手段と、前記コンタクト領域と前記第
1の半導体領域との距離に基づき、前記レイアウトパタ
ーンデータで規定されたレイアウトパターンのラッチア
ップ発生の危険性を検証するラッチアップ検証手段とを
備えて構成される。
1記載のラッチアップ検証装置は、第1の導電型の半導
体基板上に少なくとも1つの第2の導電型のウェル領域
を設けた構造のCMOS半導体集積回路のレイアウトパ
ターンを規定したレイアウトパターンデータを付与する
レイアウトパターンデータ付与手段と、前記レイアウト
パターンデータを受け、前記レイアウトパターンデータ
から、第2の導電型のウェル領域と、該ウェル領域の表
面に形成された第1の導電型の第1の半導体領域と、前
記ウェル領域の表面に形成され、かつ所定の電源が電源
配線を介して入力される第2の導電型の第2の半導体領
域上における前記電源配線とのコンタクト領域を抽出す
る半導体領域抽出手段と、前記コンタクト領域と前記第
1の半導体領域との距離に基づき、前記レイアウトパタ
ーンデータで規定されたレイアウトパターンのラッチア
ップ発生の危険性を検証するラッチアップ検証手段とを
備えて構成される。
【0017】望ましくは、請求項2記載のラッチアップ
検証装置のように、前記レイアウトパターン中に存在す
る電源パッド、電源配線、ウェル領域、第1の導電型の
半導体領域及び第2の導電型の半導体領域を前記レイア
ウトパターンから特定する情報からなる抽出ルールを付
与する抽出用ルール付与手段をさらに備え、前記半導体
領域抽出手段は、前記レイアウトパターンデータから、
前記抽出ルールを参照して、前記所定の電源用の電源パ
ッドを抽出して、電源パッド抽出済みレイアウトパター
ンデータを出力する電源パッド抽出手段と、前記電源パ
ッド抽出済みレイアウトパターンデータから、前記抽出
ルールを参照して、前記電源パッドから延設して形成さ
れる前記電源配線を抽出して、電源配線抽出済みのレイ
アウトパターンデータを出力する電源配線抽出手段と、
前記電源配線抽出済みレイアウトパターンデータから、
前記抽出ルールを参照して、前記電源配線に直接接続さ
れる第2の導電型の第2の半導体領域を抽出して、第2
の半導体領域抽出済みのレイアウトパターンデータを出
力する電源接続半導体領域抽出手段と、前記半導体領域
抽出済みレイアウトパターンデータから、前記抽出ルー
ルを参照して、前記第2の半導体領域と前記電源配線と
を接続するコンタクト領域を抽出して、コンタクト領域
抽出済みのレイアウトパターンデータを出力するコンタ
クト領域抽出手段と、前記コンタクト領域抽出済みのレ
イアウトパターンデータから、前記抽出ルールを参照し
て、前記コンタクト領域を含む第2の導電型のウェル領
域を抽出して、ウェル領域抽出済みのレイアウトパター
ンデータを出力するウェル領域抽出手段と、前記ウェル
領域抽出済みのレイアウトパターンデータから、前記抽
出ルールを参照して、前記ウェル領域内にある第1の導
電型の第1の半導体領域を抽出して、ウェル領域内半導
体領域抽出済みのレイアウトパターンデータを出力する
ウェル領域内半導体領域抽出手段とを備え、前記ラッチ
アップ検証手段は、前記ウェル領域内半導体領域抽出済
みのレイアウトパターンデータに基づき、前記コンタク
ト領域と前記第1の半導体領域との距離に基づき、前記
レイアウトパターンデータで規定されたレイアウトパタ
ーンのラッチアップ危険性を検証するように構成しても
よい。
検証装置のように、前記レイアウトパターン中に存在す
る電源パッド、電源配線、ウェル領域、第1の導電型の
半導体領域及び第2の導電型の半導体領域を前記レイア
ウトパターンから特定する情報からなる抽出ルールを付
与する抽出用ルール付与手段をさらに備え、前記半導体
領域抽出手段は、前記レイアウトパターンデータから、
前記抽出ルールを参照して、前記所定の電源用の電源パ
ッドを抽出して、電源パッド抽出済みレイアウトパター
ンデータを出力する電源パッド抽出手段と、前記電源パ
ッド抽出済みレイアウトパターンデータから、前記抽出
ルールを参照して、前記電源パッドから延設して形成さ
れる前記電源配線を抽出して、電源配線抽出済みのレイ
アウトパターンデータを出力する電源配線抽出手段と、
前記電源配線抽出済みレイアウトパターンデータから、
前記抽出ルールを参照して、前記電源配線に直接接続さ
れる第2の導電型の第2の半導体領域を抽出して、第2
の半導体領域抽出済みのレイアウトパターンデータを出
力する電源接続半導体領域抽出手段と、前記半導体領域
抽出済みレイアウトパターンデータから、前記抽出ルー
ルを参照して、前記第2の半導体領域と前記電源配線と
を接続するコンタクト領域を抽出して、コンタクト領域
抽出済みのレイアウトパターンデータを出力するコンタ
クト領域抽出手段と、前記コンタクト領域抽出済みのレ
イアウトパターンデータから、前記抽出ルールを参照し
て、前記コンタクト領域を含む第2の導電型のウェル領
域を抽出して、ウェル領域抽出済みのレイアウトパター
ンデータを出力するウェル領域抽出手段と、前記ウェル
領域抽出済みのレイアウトパターンデータから、前記抽
出ルールを参照して、前記ウェル領域内にある第1の導
電型の第1の半導体領域を抽出して、ウェル領域内半導
体領域抽出済みのレイアウトパターンデータを出力する
ウェル領域内半導体領域抽出手段とを備え、前記ラッチ
アップ検証手段は、前記ウェル領域内半導体領域抽出済
みのレイアウトパターンデータに基づき、前記コンタク
ト領域と前記第1の半導体領域との距離に基づき、前記
レイアウトパターンデータで規定されたレイアウトパタ
ーンのラッチアップ危険性を検証するように構成しても
よい。
【0018】また、望ましくは、請求項3記載のラッチ
アップ検証装置のように、所定のオーバーサイズ設定デ
ータを付与するオーバーサイズ情報付与手段をさらに備
え、前記ラッチアップ検証手段は、前記ウェル内半導体
領域抽出済みのレイアウトパターンデータから、前記コ
ンタクト領域を中心とし、前記オーバーサイズ設定デー
タで規定された大きさの正方形よりなるオーバーサイズ
領域を設定して、オーバーサイズ領域設定済みレイアウ
トパターンデータを出力するオーバーサイズ領域設定手
段と、前記オーバーサイズ領域設定済みレイアウトパタ
ーンデータから、前記オーバーサイズ領域内に存在しな
い前記第1の半導体領域の有無の検出結果に基づき、前
記レイアウトパターンデータで規定されたレイアウトパ
ターンのラッチアップ発生の危険性を検証するオーバー
サイズ検証手段とを備えてもよい。
アップ検証装置のように、所定のオーバーサイズ設定デ
ータを付与するオーバーサイズ情報付与手段をさらに備
え、前記ラッチアップ検証手段は、前記ウェル内半導体
領域抽出済みのレイアウトパターンデータから、前記コ
ンタクト領域を中心とし、前記オーバーサイズ設定デー
タで規定された大きさの正方形よりなるオーバーサイズ
領域を設定して、オーバーサイズ領域設定済みレイアウ
トパターンデータを出力するオーバーサイズ領域設定手
段と、前記オーバーサイズ領域設定済みレイアウトパタ
ーンデータから、前記オーバーサイズ領域内に存在しな
い前記第1の半導体領域の有無の検出結果に基づき、前
記レイアウトパターンデータで規定されたレイアウトパ
ターンのラッチアップ発生の危険性を検証するオーバー
サイズ検証手段とを備えてもよい。
【0019】さらに望ましくは、請求項4記載のラッチ
アップ検証装置のように、前記ラッチアップ検証手段に
よる検証結果に基づき、前記前記オーバーサイズ領域内
に存在しない前記第1の半導体領域及び前記ウェル領域
を特徴づけた検証結果情報を出力する検証結果出力手段
をさらに備えてもよい。
アップ検証装置のように、前記ラッチアップ検証手段に
よる検証結果に基づき、前記前記オーバーサイズ領域内
に存在しない前記第1の半導体領域及び前記ウェル領域
を特徴づけた検証結果情報を出力する検証結果出力手段
をさらに備えてもよい。
【0020】また、請求項5記載のラッチアップ検証装
置は、前記CMOS半導体集積回路は、第1の電源と前
記第1の電源より低電位の電源とを駆動用電源とし、前
記所定の電源は第1の電源であり、前記第1の導電型は
P型であり、前記第2の導電型はN型である。
置は、前記CMOS半導体集積回路は、第1の電源と前
記第1の電源より低電位の電源とを駆動用電源とし、前
記所定の電源は第1の電源であり、前記第1の導電型は
P型であり、前記第2の導電型はN型である。
【0021】さらにまた、請求項6記載のラッチアップ
検証装置は、前記CMOS半導体集積回路は、第1の電
源と前記第1の電源より低電位の電源とを駆動用電源と
し、前記所定の電源は第2の電源であり、前記第1の導
電型はN型であり、前記第2の導電型はP型である。
検証装置は、前記CMOS半導体集積回路は、第1の電
源と前記第1の電源より低電位の電源とを駆動用電源と
し、前記所定の電源は第2の電源であり、前記第1の導
電型はN型であり、前記第2の導電型はP型である。
【0022】この発明にかかる請求項7記載のラッチア
ップ検証装置は、半導体基板上に少なくとも1つのウェ
ル領域を設けた構造で、第1の電源と前記第1の電源よ
り低電位の電源とを駆動用電源としたCMOS半導体集
積回路のレイアウトパターンを規定したレイアウトパタ
ーンデータを付与するレイアウトパターンデータ付与手
段を備え、前記半導体基板と前記少なくとも1つのウェ
ル領域とは導電型式が異なっており、前記レイアウトパ
ターンデータを受け、前記レイアウトパターンデータか
ら、各々が前記第1の電源に直接接続される第1の導電
型の第1の半導体領域及び前記第2の電源に直接接続さ
れる第2の導電型の第2の半導体領域を抽出して、第1
及び第2の半導体領域抽出済みのレイアウトパターンデ
ータを出力する半導体領域抽出手段をさらに備え、前記
第1の半導体領域及び第2の半導体領域のうち、一方の
半導体領域は前記半導体基板の表面に形成され、他方の
半導体領域は前記ウェル領域内に形成され、前記第1の
半導体領域と前記第2の半導体領域との距離に基づき、
前記レイアウトパターンデータで規定されたレイアウト
パターンのラッチアップ発生の危険性を検証するラッチ
アップ検証手段をさらに備えて構成される。
ップ検証装置は、半導体基板上に少なくとも1つのウェ
ル領域を設けた構造で、第1の電源と前記第1の電源よ
り低電位の電源とを駆動用電源としたCMOS半導体集
積回路のレイアウトパターンを規定したレイアウトパタ
ーンデータを付与するレイアウトパターンデータ付与手
段を備え、前記半導体基板と前記少なくとも1つのウェ
ル領域とは導電型式が異なっており、前記レイアウトパ
ターンデータを受け、前記レイアウトパターンデータか
ら、各々が前記第1の電源に直接接続される第1の導電
型の第1の半導体領域及び前記第2の電源に直接接続さ
れる第2の導電型の第2の半導体領域を抽出して、第1
及び第2の半導体領域抽出済みのレイアウトパターンデ
ータを出力する半導体領域抽出手段をさらに備え、前記
第1の半導体領域及び第2の半導体領域のうち、一方の
半導体領域は前記半導体基板の表面に形成され、他方の
半導体領域は前記ウェル領域内に形成され、前記第1の
半導体領域と前記第2の半導体領域との距離に基づき、
前記レイアウトパターンデータで規定されたレイアウト
パターンのラッチアップ発生の危険性を検証するラッチ
アップ検証手段をさらに備えて構成される。
【0023】望ましくは、請求項8記載のラッチアップ
検証装置のように、前記レイアウトパターン中に存在す
る電源パッド、第1及び第2の電源配線、ウェル領域、
第1の導電型の半導体領域及び第2の導電型の半導体領
域を前記レイアウトパターンから特定する情報からなる
抽出ルールを付与する抽出用ルール付与手段をさらに備
え、前記半導体領域抽出手段は、前記レイアウトパター
ンデータから、前記抽出ルールを参照して、前記第1及
び第2の電源用の第1及び第2の電源パッドをそれぞれ
抽出して、電源パッド抽出済みレイアウトパターンデー
タを出力する電源パッド抽出手段と、前記電源パッド抽
出済みレイアウトパターンデータから、前記抽出ルール
を参照して、前記第1及び第2の電源パッドからそれぞ
れ延設して形成される第1及び第2の電源配線を抽出し
て、電源配線抽出済みのレイアウトパターンデータを出
力する電源配線抽出手段と、前記電源配線抽出済みレイ
アウトパターンデータから、前記抽出ルールを参照し
て、前記第1の電源配線に直接接続される第1の導電型
の第1の半導体領域と前記第2の電源配線に直接接続さ
れる第2の導電型の第2の半導体領域とを抽出して、前
記第1及び第2の半導体領域抽出済みレイアウトパター
ンデータを出力する電源接続半導体領域抽出手段とを備
え、前記第1の半導体領域及び第2の半導体領域のう
ち、一方の半導体領域は前記半導体基板の表面に形成さ
れ、他方の半導体領域は前記ウェル領域内に形成され、
前記ラッチアップ検証手段は、前記第1及び第2の半導
体領域抽出済みのレイアウトパターンデータより得られ
る前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域との拡
散領域間距離に基づき、前記レイアウトパターンデータ
で規定されたレイアウトパターンのラッチアップ発生の
危険性を検証するように構成してもよい。
検証装置のように、前記レイアウトパターン中に存在す
る電源パッド、第1及び第2の電源配線、ウェル領域、
第1の導電型の半導体領域及び第2の導電型の半導体領
域を前記レイアウトパターンから特定する情報からなる
抽出ルールを付与する抽出用ルール付与手段をさらに備
え、前記半導体領域抽出手段は、前記レイアウトパター
ンデータから、前記抽出ルールを参照して、前記第1及
び第2の電源用の第1及び第2の電源パッドをそれぞれ
抽出して、電源パッド抽出済みレイアウトパターンデー
タを出力する電源パッド抽出手段と、前記電源パッド抽
出済みレイアウトパターンデータから、前記抽出ルール
を参照して、前記第1及び第2の電源パッドからそれぞ
れ延設して形成される第1及び第2の電源配線を抽出し
て、電源配線抽出済みのレイアウトパターンデータを出
力する電源配線抽出手段と、前記電源配線抽出済みレイ
アウトパターンデータから、前記抽出ルールを参照し
て、前記第1の電源配線に直接接続される第1の導電型
の第1の半導体領域と前記第2の電源配線に直接接続さ
れる第2の導電型の第2の半導体領域とを抽出して、前
記第1及び第2の半導体領域抽出済みレイアウトパター
ンデータを出力する電源接続半導体領域抽出手段とを備
え、前記第1の半導体領域及び第2の半導体領域のう
ち、一方の半導体領域は前記半導体基板の表面に形成さ
れ、他方の半導体領域は前記ウェル領域内に形成され、
前記ラッチアップ検証手段は、前記第1及び第2の半導
体領域抽出済みのレイアウトパターンデータより得られ
る前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域との拡
散領域間距離に基づき、前記レイアウトパターンデータ
で規定されたレイアウトパターンのラッチアップ発生の
危険性を検証するように構成してもよい。
【0024】さらに望ましくは、請求項9記載のラッチ
アップ検証装置のように、検証用の基準距離を規定した
距離データを付与する距離データ付与手段をらに備え、
前記ラッチアップ検証手段は、前記第1及び第2の半導
体領域抽出済みのレイアウトパターンデータから得られ
る前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域との前
記拡散領域間距離と、前記距離データから得られる前記
基準距離との比較検証を行いその比較結果に基づき、前
記レイアウトパターンデータで規定されたレイアウトパ
ターンのラッチアップ発生の危険性を検証するように構
成してもよい。
アップ検証装置のように、検証用の基準距離を規定した
距離データを付与する距離データ付与手段をらに備え、
前記ラッチアップ検証手段は、前記第1及び第2の半導
体領域抽出済みのレイアウトパターンデータから得られ
る前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域との前
記拡散領域間距離と、前記距離データから得られる前記
基準距離との比較検証を行いその比較結果に基づき、前
記レイアウトパターンデータで規定されたレイアウトパ
ターンのラッチアップ発生の危険性を検証するように構
成してもよい。
【0025】また、請求項10記載のラッチアップ検証
装置のように、前記距離データ付与手段は、前記レイア
ウトパターンデータ受け、前記レイアウトパターンデー
タで規定されるレイアウトパターンを表示するレイアウ
トパターン表示手段と、前記レイアウトパターン表示手
段で表示されたレイアウトパターン上に対し、所定の領
域区分操作を行うことにより、前記レイアウトパターン
を第1〜第n(n≧2)の部分領域に区分する領域区分
手段と、前記第1〜第nの区分領域それぞれに対する検
証用の第1〜第nの部分基準距離を決定する部分基準距
離決定手段とを備え、前記ラッチアップ検証手段は、第
i(1≦i≦n)の部分領域においては第iの部分基準
距離を前記基準距離として、前記比較検証を行うように
してもよい。
装置のように、前記距離データ付与手段は、前記レイア
ウトパターンデータ受け、前記レイアウトパターンデー
タで規定されるレイアウトパターンを表示するレイアウ
トパターン表示手段と、前記レイアウトパターン表示手
段で表示されたレイアウトパターン上に対し、所定の領
域区分操作を行うことにより、前記レイアウトパターン
を第1〜第n(n≧2)の部分領域に区分する領域区分
手段と、前記第1〜第nの区分領域それぞれに対する検
証用の第1〜第nの部分基準距離を決定する部分基準距
離決定手段とを備え、前記ラッチアップ検証手段は、第
i(1≦i≦n)の部分領域においては第iの部分基準
距離を前記基準距離として、前記比較検証を行うように
してもよい。
【0026】また、請求項11記載のラッチアップ検証
装置は、n=2であり、前記領域区分手段は、前記レイ
アウトパターン表示手段で表示されたレイアウトパター
ン上に2つの選択点が入力可能であり、前記2つの選択
点を対角とした矩形領域を第1の部分領域とし、それ以
外の領域を第2の部分領域としている。
装置は、n=2であり、前記領域区分手段は、前記レイ
アウトパターン表示手段で表示されたレイアウトパター
ン上に2つの選択点が入力可能であり、前記2つの選択
点を対角とした矩形領域を第1の部分領域とし、それ以
外の領域を第2の部分領域としている。
【0027】さらに望ましくは、請求項12記載のラッ
チアップ検証装置のように、前記ラッチアップ検証手段
による検証結果に基づき、前記拡散領域間距離が前記基
準距離より短い関係にある前記第1及び第2の半導体領
域を特徴づけた検証結果情報を出力する検証結果出力手
段をさらに備えてもよい。
チアップ検証装置のように、前記ラッチアップ検証手段
による検証結果に基づき、前記拡散領域間距離が前記基
準距離より短い関係にある前記第1及び第2の半導体領
域を特徴づけた検証結果情報を出力する検証結果出力手
段をさらに備えてもよい。
【0028】この発明にかかる請求項13記載のラッチ
アップ検証装置は、半導体基板上に少なくとも1つのウ
ェル領域を設けた構造で、第1の電源と前記第1の電源
より低電位の電源とを駆動用電源としたCMOS半導体
集積回路のレイアウトパターンを規定したレイアウトパ
ターンデータを付与するレイアウトパターンデータ付与
手段を備え、前記半導体基板と前記少なくとも1つのウ
ェル領域とは導電型式が異なっており、前記レイアウト
パターンデータを受け、前記レイアウトパターンデータ
から、各々が前記第1及び第2の電源に接続されていな
い信号配線に接続される第1の導電型の第1の半導体領
域及び第2の導電型の第2の半導体領域を抽出して、第
1及び第2の半導体領域抽出済みのレイアウトパターン
データを出力する半導体領域抽出手段をさらに備え、前
記第1の半導体領域及び第2の半導体領域のうち、一方
の半導体領域は前記半導体基板の表面に形成され、他方
の半導体領域は前記ウェル領域内に形成され、前記第1
の半導体領域及び前記第2の半導体領域と前記信号配線
の接続状況に基づき、前記レイアウトパターンデータで
規定されたレイアウトパターンのラッチアップ発生の危
険性を検証するラッチアップ検証手段をさらに備えて構
成される。
アップ検証装置は、半導体基板上に少なくとも1つのウ
ェル領域を設けた構造で、第1の電源と前記第1の電源
より低電位の電源とを駆動用電源としたCMOS半導体
集積回路のレイアウトパターンを規定したレイアウトパ
ターンデータを付与するレイアウトパターンデータ付与
手段を備え、前記半導体基板と前記少なくとも1つのウ
ェル領域とは導電型式が異なっており、前記レイアウト
パターンデータを受け、前記レイアウトパターンデータ
から、各々が前記第1及び第2の電源に接続されていな
い信号配線に接続される第1の導電型の第1の半導体領
域及び第2の導電型の第2の半導体領域を抽出して、第
1及び第2の半導体領域抽出済みのレイアウトパターン
データを出力する半導体領域抽出手段をさらに備え、前
記第1の半導体領域及び第2の半導体領域のうち、一方
の半導体領域は前記半導体基板の表面に形成され、他方
の半導体領域は前記ウェル領域内に形成され、前記第1
の半導体領域及び前記第2の半導体領域と前記信号配線
の接続状況に基づき、前記レイアウトパターンデータで
規定されたレイアウトパターンのラッチアップ発生の危
険性を検証するラッチアップ検証手段をさらに備えて構
成される。
【0029】望ましくは、請求項14記載のラッチアッ
プ検証装置のように、前記レイアウトパターン中に存在
する前記第1及び第2の電源に接続されない信号パッ
ド、信号配線、ウェル領域、第1の導電型の半導体領域
及び第2の導電型の半導体領域を前記レイアウトパター
ンから特定する情報からなる抽出ルールを付与する抽出
用ルール付与手段をさらに備え、前記半導体領域抽出手
段は、前記レイアウトパターンデータから、前記抽出ル
ールを参照して、前記信号パッドを抽出して、信号パッ
ド抽出済みレイアウトパターンデータを出力する信号パ
ッド抽出手段と、前記信号パッド抽出済みレイアウトパ
ターンデータから、前記抽出ルールを参照して、前記信
号パッドからそれぞれ延設して形成される少なくとも1
つの信号配線を抽出して、信号配線抽出済みのレイアウ
トパターンデータを出力する信号線抽出手段と、前記信
号配線抽出済みレイアウトパターンデータから、前記抽
出ルールを参照して、前記信号配線に直接接続される第
1の導電型の第1の半導体領域及び第2の導電型の第2
の半導体領域とを抽出して、前記第1及び第2の半導体
領域抽出済みレイアウトパターンデータを出力する信号
線接続半導体領域抽出手段とを備え、前記第1の半導体
領域及び第2の半導体領域のうち、一方の半導体領域は
前記半導体基板の表面に形成され、他方の半導体領域は
前記ウェル領域内に形成され、前記ラッチアップ検証手
段は、前記第1及び第2の半導体領域抽出済みのレイア
ウトパターンデータより得られる前記第1の半導体領域
と前記第2の半導体領域とが同一の前記信号配線に接続
されているか否かに基づき、前記レイアウトパターンデ
ータで規定されたレイアウトパターンのラッチアップ発
生の危険性を検証するように構成してもよい。
プ検証装置のように、前記レイアウトパターン中に存在
する前記第1及び第2の電源に接続されない信号パッ
ド、信号配線、ウェル領域、第1の導電型の半導体領域
及び第2の導電型の半導体領域を前記レイアウトパター
ンから特定する情報からなる抽出ルールを付与する抽出
用ルール付与手段をさらに備え、前記半導体領域抽出手
段は、前記レイアウトパターンデータから、前記抽出ル
ールを参照して、前記信号パッドを抽出して、信号パッ
ド抽出済みレイアウトパターンデータを出力する信号パ
ッド抽出手段と、前記信号パッド抽出済みレイアウトパ
ターンデータから、前記抽出ルールを参照して、前記信
号パッドからそれぞれ延設して形成される少なくとも1
つの信号配線を抽出して、信号配線抽出済みのレイアウ
トパターンデータを出力する信号線抽出手段と、前記信
号配線抽出済みレイアウトパターンデータから、前記抽
出ルールを参照して、前記信号配線に直接接続される第
1の導電型の第1の半導体領域及び第2の導電型の第2
の半導体領域とを抽出して、前記第1及び第2の半導体
領域抽出済みレイアウトパターンデータを出力する信号
線接続半導体領域抽出手段とを備え、前記第1の半導体
領域及び第2の半導体領域のうち、一方の半導体領域は
前記半導体基板の表面に形成され、他方の半導体領域は
前記ウェル領域内に形成され、前記ラッチアップ検証手
段は、前記第1及び第2の半導体領域抽出済みのレイア
ウトパターンデータより得られる前記第1の半導体領域
と前記第2の半導体領域とが同一の前記信号配線に接続
されているか否かに基づき、前記レイアウトパターンデ
ータで規定されたレイアウトパターンのラッチアップ発
生の危険性を検証するように構成してもよい。
【0030】さらに望ましくは、請求項15記載のラッ
チアップ検証装置のように、前記ラッチアップ検証手段
による検証結果に基づき、同一信号配線に接続される前
記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域とを特徴づ
けた検証結果情報を出力する検証結果出力手段をさらに
備えてもよい。
チアップ検証装置のように、前記ラッチアップ検証手段
による検証結果に基づき、同一信号配線に接続される前
記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域とを特徴づ
けた検証結果情報を出力する検証結果出力手段をさらに
備えてもよい。
【0031】この発明にかかる請求項16記載のラッチ
アップ検証方法は、第1の導電型の半導体基板上に少な
くとも1つの第2の導電型のウェル領域を設けた構造の
CMOS半導体集積回路のレイアウトパターンを規定し
たレイアウトパターンデータを付与するステップと、前
記レイアウトパターンデータを受け、前記レイアウトパ
ターンデータから、第2の導電型のウェル領域と、該ウ
ェル領域の表面に形成された第1の導電型の第1の半導
体領域と、前記ウェル領域の表面に形成され、かつ所定
の電源が電源配線を介して入力される第2の導電型の第
2の半導体領域上における前記電源配線とのコンタクト
領域を抽出するステップと、前記コンタクト領域と前記
第1の半導体領域との距離に基づき、前記レイアウトパ
ターンデータで規定されたレイアウトパターンのラッチ
アップ発生の危険性を検証するステップとを備えて構成
される。
アップ検証方法は、第1の導電型の半導体基板上に少な
くとも1つの第2の導電型のウェル領域を設けた構造の
CMOS半導体集積回路のレイアウトパターンを規定し
たレイアウトパターンデータを付与するステップと、前
記レイアウトパターンデータを受け、前記レイアウトパ
ターンデータから、第2の導電型のウェル領域と、該ウ
ェル領域の表面に形成された第1の導電型の第1の半導
体領域と、前記ウェル領域の表面に形成され、かつ所定
の電源が電源配線を介して入力される第2の導電型の第
2の半導体領域上における前記電源配線とのコンタクト
領域を抽出するステップと、前記コンタクト領域と前記
第1の半導体領域との距離に基づき、前記レイアウトパ
ターンデータで規定されたレイアウトパターンのラッチ
アップ発生の危険性を検証するステップとを備えて構成
される。
【0032】この発明にかかる請求項17記載のラッチ
アップ検証方法は、半導体基板上に少なくとも1つのウ
ェル領域を設けた構造で、第1の電源と前記第1の電源
より低電位の電源とを駆動用電源としたCMOS半導体
集積回路のレイアウトパターンを規定したレイアウトパ
ターンデータを付与するステップを備え、前記半導体基
板と前記少なくとも1つのウェル領域とは導電型式が異
なっており、前記レイアウトパターンデータを受け、前
記レイアウトパターンデータから、各々が前記第1の電
源に直接接続される第1の導電型の第1の半導体領域及
び前記第2の電源に直接接続される第2の導電型の第2
の半導体領域を抽出して、第1及び第2の半導体領域抽
出済みのレイアウトパターンデータを出力するステップ
をさらに備え、前記第1の半導体領域及び第2の半導体
領域のうち、一方の半導体領域は前記半導体基板の表面
に形成され、他方の半導体領域は前記ウェル領域内に形
成され、前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域
との距離に基づき、前記レイアウトパターンデータで規
定されたレイアウトパターンのラッチアップ発生の危険
性を検証するステップをさらに備えて構成される。
アップ検証方法は、半導体基板上に少なくとも1つのウ
ェル領域を設けた構造で、第1の電源と前記第1の電源
より低電位の電源とを駆動用電源としたCMOS半導体
集積回路のレイアウトパターンを規定したレイアウトパ
ターンデータを付与するステップを備え、前記半導体基
板と前記少なくとも1つのウェル領域とは導電型式が異
なっており、前記レイアウトパターンデータを受け、前
記レイアウトパターンデータから、各々が前記第1の電
源に直接接続される第1の導電型の第1の半導体領域及
び前記第2の電源に直接接続される第2の導電型の第2
の半導体領域を抽出して、第1及び第2の半導体領域抽
出済みのレイアウトパターンデータを出力するステップ
をさらに備え、前記第1の半導体領域及び第2の半導体
領域のうち、一方の半導体領域は前記半導体基板の表面
に形成され、他方の半導体領域は前記ウェル領域内に形
成され、前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域
との距離に基づき、前記レイアウトパターンデータで規
定されたレイアウトパターンのラッチアップ発生の危険
性を検証するステップをさらに備えて構成される。
【0033】この発明にかかる請求項18記載のラッチ
アップ検証方法は、半導体基板上に少なくとも1つのウ
ェル領域を設けた構造で、第1の電源と前記第1の電源
より低電位の電源とを駆動用電源としたCMOS半導体
集積回路のレイアウトパターンを規定したレイアウトパ
ターンデータを付与するステップを備え、前記半導体基
板と前記少なくとも1つのウェル領域とは導電型式が異
なっており、前記レイアウトパターンデータを受け、前
記レイアウトパターンデータから、各々が前記第1及び
第2の電源に接続されていない信号配線に接続される第
1の導電型の第1の半導体領域及び第2の導電型の第2
の半導体領域を抽出して、第1及び第2の半導体領域抽
出済みのレイアウトパターンデータを出力するステップ
をさらに備え、前記第1の半導体領域及び第2の半導体
領域のうち、一方の半導体領域は前記半導体基板の表面
に形成され、他方の半導体領域は前記ウェル領域内に形
成され、前記第1の半導体領域及び前記第2の半導体領
域と前記信号配線の接続状況に基づき、前記レイアウト
パターンデータで規定されたレイアウトパターンのラッ
チアップ発生の危険性を検証するステップをさらに備え
て構成される。
アップ検証方法は、半導体基板上に少なくとも1つのウ
ェル領域を設けた構造で、第1の電源と前記第1の電源
より低電位の電源とを駆動用電源としたCMOS半導体
集積回路のレイアウトパターンを規定したレイアウトパ
ターンデータを付与するステップを備え、前記半導体基
板と前記少なくとも1つのウェル領域とは導電型式が異
なっており、前記レイアウトパターンデータを受け、前
記レイアウトパターンデータから、各々が前記第1及び
第2の電源に接続されていない信号配線に接続される第
1の導電型の第1の半導体領域及び第2の導電型の第2
の半導体領域を抽出して、第1及び第2の半導体領域抽
出済みのレイアウトパターンデータを出力するステップ
をさらに備え、前記第1の半導体領域及び第2の半導体
領域のうち、一方の半導体領域は前記半導体基板の表面
に形成され、他方の半導体領域は前記ウェル領域内に形
成され、前記第1の半導体領域及び前記第2の半導体領
域と前記信号配線の接続状況に基づき、前記レイアウト
パターンデータで規定されたレイアウトパターンのラッ
チアップ発生の危険性を検証するステップをさらに備え
て構成される。
【0034】
【作用】この発明の請求項1記載のラッチアップ検証装
置によれば、ラッチアップ検証手段により、ウェル領域
の表面に形成された第2の半導体領域のコンタクト領域
と半導体基板の表面に形成された第1の半導体領域との
距離を検証材料としている。
置によれば、ラッチアップ検証手段により、ウェル領域
の表面に形成された第2の半導体領域のコンタクト領域
と半導体基板の表面に形成された第1の半導体領域との
距離を検証材料としている。
【0035】この検証材料により、第1の導電型の第1
の半導体領域及び第2の導電型のの第2の半導体領域の
うち一方の半導体領域、第2の導電型のウェル領域及び
第1の導電型の半導体基板とからなる寄生バイポーラト
ランジスタのPN接合が順バイアスされやすい構造であ
るか否かをを検証することができる。
の半導体領域及び第2の導電型のの第2の半導体領域の
うち一方の半導体領域、第2の導電型のウェル領域及び
第1の導電型の半導体基板とからなる寄生バイポーラト
ランジスタのPN接合が順バイアスされやすい構造であ
るか否かをを検証することができる。
【0036】また、請求項2記載のラッチアップ検証装
置の抽出用ルール付与手段は、レイアウトパターン中に
存在する電源パッド、電源配線、ウェル領域、第1の導
電型の半導体領域及び第2の導電型の半導体領域をレイ
アウトパターンから特定する情報からなる抽出ルールを
付与するため、この抽出ルールを参照することにより、
半導体領域抽出手段を構成する各手段は、レイアウトパ
ターン上の所望の箇所を正確に抽出することができる。
置の抽出用ルール付与手段は、レイアウトパターン中に
存在する電源パッド、電源配線、ウェル領域、第1の導
電型の半導体領域及び第2の導電型の半導体領域をレイ
アウトパターンから特定する情報からなる抽出ルールを
付与するため、この抽出ルールを参照することにより、
半導体領域抽出手段を構成する各手段は、レイアウトパ
ターン上の所望の箇所を正確に抽出することができる。
【0037】また、請求項3記載のラッチアップ検証装
置のオーバーサイズ情報付与手段は所定のオーバーサイ
ズ設定データを付与し、上記ラッチアップ検証手段のオ
ーバーサイズ検証手段は、コンタクト領域を中心として
所定のオーバーサイズデータで規定された大きさの正方
形よりなるオーバーサイズ領域内に存在しない第1の半
導体領域の有無の検出結果に基づき、ラッチアップ検証
を行っているため、比較基準であるオーバーサイズデー
タをオーバーサイズ情報付与手段から付与することがで
きる。
置のオーバーサイズ情報付与手段は所定のオーバーサイ
ズ設定データを付与し、上記ラッチアップ検証手段のオ
ーバーサイズ検証手段は、コンタクト領域を中心として
所定のオーバーサイズデータで規定された大きさの正方
形よりなるオーバーサイズ領域内に存在しない第1の半
導体領域の有無の検出結果に基づき、ラッチアップ検証
を行っているため、比較基準であるオーバーサイズデー
タをオーバーサイズ情報付与手段から付与することがで
きる。
【0038】さらに、請求項4記載のラッチアップ検証
装置の検証結果出力手段は、ラッチアップ検証手段によ
る検証結果に基づき、オーバーサイズ領域内に存在しな
い第1の半導体領域を特徴づけた検証結果情報を出力す
るため、ラッチアップ発生の危険性のある箇所を容易に
認識することができる。
装置の検証結果出力手段は、ラッチアップ検証手段によ
る検証結果に基づき、オーバーサイズ領域内に存在しな
い第1の半導体領域を特徴づけた検証結果情報を出力す
るため、ラッチアップ発生の危険性のある箇所を容易に
認識することができる。
【0039】また、請求項5記載のラッチアップ検証装
置のCMOS半導体集積回路は、第1の電源と第1の電
源より低電位の電源とを駆動用電源とし、所定の電源は
第1の電源であり、第1の導電型はP型であり、第2の
導電型はN型である。すなわち、P型基板上にN型ウェ
ル領域が形成された構造のCMOS半導体集積回路をラ
ッチアップ検証の対象としている。
置のCMOS半導体集積回路は、第1の電源と第1の電
源より低電位の電源とを駆動用電源とし、所定の電源は
第1の電源であり、第1の導電型はP型であり、第2の
導電型はN型である。すなわち、P型基板上にN型ウェ
ル領域が形成された構造のCMOS半導体集積回路をラ
ッチアップ検証の対象としている。
【0040】さらに、請求項6記載のラッチアップ検証
装置のCMOS半導体集積回路は、第1の電源と第1の
電源より低電位の電源とを駆動用電源とし、所定の電源
は第2の電源であり、第1の導電型はN型であり、第2
の導電型はP型である。すなわち、N型基板上にP型ウ
ェル領域が形成された構造のCMOS半導体集積回路を
ラッチアップ検証の対象としている。
装置のCMOS半導体集積回路は、第1の電源と第1の
電源より低電位の電源とを駆動用電源とし、所定の電源
は第2の電源であり、第1の導電型はN型であり、第2
の導電型はP型である。すなわち、N型基板上にP型ウ
ェル領域が形成された構造のCMOS半導体集積回路を
ラッチアップ検証の対象としている。
【0041】この発明の請求項7記載のラッチアップ検
証装置のラッチアップ検証手段は、第1の電源に直接接
続される第1の導電型の第1の半導体領域と第2の電源
に直接接続される第2の導電型の第2の半導体領域との
距離を検証材料としている。
証装置のラッチアップ検証手段は、第1の電源に直接接
続される第1の導電型の第1の半導体領域と第2の電源
に直接接続される第2の導電型の第2の半導体領域との
距離を検証材料としている。
【0042】この検証材料により、第1の導電型の第1
の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体領域のう
ち一方の半導体領域、ウェル領域及び半導体基板とから
なる寄生バイポーラトランジスタのPN接合が順バイア
スされやすい構造であるか否かをを検証することができ
る。
の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体領域のう
ち一方の半導体領域、ウェル領域及び半導体基板とから
なる寄生バイポーラトランジスタのPN接合が順バイア
スされやすい構造であるか否かをを検証することができ
る。
【0043】また、請求項8記載のラッチアップ検証装
置の抽出用ルール付与手段は、レイアウトパターン中に
存在する電源パッド、第1及び第2の電源配線、ウェル
領域、第1の導電型の半導体領域及び第2の導電型の半
導体領域をレイアウトパターンから特定する情報からな
る抽出ルールを付与するため、この抽出ルールを参照す
ることにより、半導体領域抽出手段を構成する各手段
は、レイアウトパターン上の所望の箇所を正確に抽出す
ることができる。
置の抽出用ルール付与手段は、レイアウトパターン中に
存在する電源パッド、第1及び第2の電源配線、ウェル
領域、第1の導電型の半導体領域及び第2の導電型の半
導体領域をレイアウトパターンから特定する情報からな
る抽出ルールを付与するため、この抽出ルールを参照す
ることにより、半導体領域抽出手段を構成する各手段
は、レイアウトパターン上の所望の箇所を正確に抽出す
ることができる。
【0044】さらに、請求項9記載のラッチアップ検証
装置の距離データ付与手段は、検証用の基準距離を規定
した距離データを付与し、上記ラッチアップ検証手段の
第1及び第2の半導体領域抽出済みのレイアウトパター
ンデータから得られる第1の半導体領域と第2の半導体
領域との拡散領域間距離と、距離データから得られる基
準距離との比較検証を行いその比較結果に基づき、ラッ
チアップ検証を行うため、比較基準である距離データを
距離データ付与手段から付与することができる。
装置の距離データ付与手段は、検証用の基準距離を規定
した距離データを付与し、上記ラッチアップ検証手段の
第1及び第2の半導体領域抽出済みのレイアウトパター
ンデータから得られる第1の半導体領域と第2の半導体
領域との拡散領域間距離と、距離データから得られる基
準距離との比較検証を行いその比較結果に基づき、ラッ
チアップ検証を行うため、比較基準である距離データを
距離データ付与手段から付与することができる。
【0045】また、請求項10記載のラッチアップ検証
装置は、レイアウトパターン表示手段で表示されたレイ
アウトパターン上に対し、所定の領域区分を操作を行う
ことにより、レイアウトパターンを第1〜第n(n≧
2)の部分領域に区分する領域区分手段と、第1〜第n
の区分領域それぞれに対する検証用の第1〜第nの部分
基準距離を決定する部分基準距離決定手段とを備えてお
り、ラッチアップ検証手段は、第i(1≦i≦n)の部
分領域においては第iの部分基準距離を基準距離とし
て、比較検証を行うため、レイアウトパターンを形成す
る第1〜第nの区分領域それぞれに異なる値の基準距離
に用いてラッチアップ検証を行うことができる。
装置は、レイアウトパターン表示手段で表示されたレイ
アウトパターン上に対し、所定の領域区分を操作を行う
ことにより、レイアウトパターンを第1〜第n(n≧
2)の部分領域に区分する領域区分手段と、第1〜第n
の区分領域それぞれに対する検証用の第1〜第nの部分
基準距離を決定する部分基準距離決定手段とを備えてお
り、ラッチアップ検証手段は、第i(1≦i≦n)の部
分領域においては第iの部分基準距離を基準距離とし
て、比較検証を行うため、レイアウトパターンを形成す
る第1〜第nの区分領域それぞれに異なる値の基準距離
に用いてラッチアップ検証を行うことができる。
【0046】さらに、請求項11記載のラッチアップ検
証装置の領域区分手段は、レイアウトパターン表示手段
で表示されたレイアウトパターン上に2つの選択点が入
力可能であり、2つの選択点を対角とした矩形領域を第
1の部分領域とし、それ以外の領域を第2の部分領域と
しているため、比較的簡単にレイアウトパターンを第1
の部分領域と第2の部分領域とに区分することができ
る。
証装置の領域区分手段は、レイアウトパターン表示手段
で表示されたレイアウトパターン上に2つの選択点が入
力可能であり、2つの選択点を対角とした矩形領域を第
1の部分領域とし、それ以外の領域を第2の部分領域と
しているため、比較的簡単にレイアウトパターンを第1
の部分領域と第2の部分領域とに区分することができ
る。
【0047】さらにまた、請求項12記載のラッチアッ
プ検証装置の検証結果出力手段は、ラッチアップ検証手
段による検証結果に基づき、拡散領域間距離が基準距離
より短い関係にある第1及び第2の半導体領域を特徴づ
けた検証結果情報を出力するため、ラッチアップ発生の
危険性のある箇所を容易に認識することができる。
プ検証装置の検証結果出力手段は、ラッチアップ検証手
段による検証結果に基づき、拡散領域間距離が基準距離
より短い関係にある第1及び第2の半導体領域を特徴づ
けた検証結果情報を出力するため、ラッチアップ発生の
危険性のある箇所を容易に認識することができる。
【0048】この発明の請求項13記載のラッチアップ
検証装置のラッチアップ検証手段は、第1及び第2の電
源に接続されていない信号配線に接続される第1の導電
型の第1の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体
領域信号配線の接続状況を検証材料としている。
検証装置のラッチアップ検証手段は、第1及び第2の電
源に接続されていない信号配線に接続される第1の導電
型の第1の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体
領域信号配線の接続状況を検証材料としている。
【0049】この検証材料により、第1の導電型の第1
の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体領域のう
ち一方の半導体領域、ウェル領域及び半導体基板とから
なる寄生バイポーラトランジスタのPN接合が順バイア
スされやすい構造であるか否かを検証することができ
る。
の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体領域のう
ち一方の半導体領域、ウェル領域及び半導体基板とから
なる寄生バイポーラトランジスタのPN接合が順バイア
スされやすい構造であるか否かを検証することができ
る。
【0050】また、請求項14記載のラッチアップ検証
装置の抽出用ルール付与手段は、レイアウトパターン中
に存在する第1及び第2の電源に接続されない信号パッ
ド、信号配線、ウェル領域、第1の導電型の半導体領域
及び第2の導電型の半導体領域をレイアウトパターンか
ら特定する情報からなる抽出ルールを付与するため、こ
の抽出ルールを参照することにより、半導体領域抽出手
段を構成する各手段は、レイアウトパターン上の所望の
箇所を正確に抽出することができる。
装置の抽出用ルール付与手段は、レイアウトパターン中
に存在する第1及び第2の電源に接続されない信号パッ
ド、信号配線、ウェル領域、第1の導電型の半導体領域
及び第2の導電型の半導体領域をレイアウトパターンか
ら特定する情報からなる抽出ルールを付与するため、こ
の抽出ルールを参照することにより、半導体領域抽出手
段を構成する各手段は、レイアウトパターン上の所望の
箇所を正確に抽出することができる。
【0051】また、請求項15記載のラッチアップ検証
装置の検証結果出力手段は、ラッチアップ検証手段によ
る検証結果に基づき、同一信号配線に接続される第1の
半導体領域と第2の半導体領域とを特徴づけた検証結果
情報を出力するため、ラッチアップ発生の危険性のある
箇所を容易に認識することができる。
装置の検証結果出力手段は、ラッチアップ検証手段によ
る検証結果に基づき、同一信号配線に接続される第1の
半導体領域と第2の半導体領域とを特徴づけた検証結果
情報を出力するため、ラッチアップ発生の危険性のある
箇所を容易に認識することができる。
【0052】この発明の請求項16記載のラッチアップ
検証方法によれば、ウェル領域の表面に形成された第2
の半導体領域のコンタクト領域と半導体基板の表面に形
成された第1の半導体領域との距離を検証材料としてい
る。
検証方法によれば、ウェル領域の表面に形成された第2
の半導体領域のコンタクト領域と半導体基板の表面に形
成された第1の半導体領域との距離を検証材料としてい
る。
【0053】この検証材料により、第1の導電型の第1
の半導体領域及び第2の導電型のの第2の半導体領域の
うち一方の半導体領域、第2の導電型のウェル領域及び
第1の導電型の半導体基板とからなる寄生バイポーラト
ランジスタのPN接合が順バイアスされやすい構造であ
るか否かをを検証することができる。
の半導体領域及び第2の導電型のの第2の半導体領域の
うち一方の半導体領域、第2の導電型のウェル領域及び
第1の導電型の半導体基板とからなる寄生バイポーラト
ランジスタのPN接合が順バイアスされやすい構造であ
るか否かをを検証することができる。
【0054】この発明の請求項17記載のラッチアップ
検証方法は、第1の電源に直接接続される第1の導電型
の第1の半導体領域と第2の電源に直接接続される第2
の導電型の第2の半導体領域との距離を検証材料として
いる。
検証方法は、第1の電源に直接接続される第1の導電型
の第1の半導体領域と第2の電源に直接接続される第2
の導電型の第2の半導体領域との距離を検証材料として
いる。
【0055】この検証材料により、第1の導電型の第1
の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体領域のう
ち一方の半導体領域、ウェル領域及び半導体基板とから
なる寄生バイポーラトランジスタのPN接合が順バイア
スされやすい構造であるか否かをを検証することができ
る。
の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体領域のう
ち一方の半導体領域、ウェル領域及び半導体基板とから
なる寄生バイポーラトランジスタのPN接合が順バイア
スされやすい構造であるか否かをを検証することができ
る。
【0056】この発明の請求項18記載のラッチアップ
検証方法は、第1及び第2の電源に接続されていない信
号配線に接続される第1の導電型の第1の半導体領域及
び第2の導電型の第2の半導体領域信号配線の接続状況
を検証材料としている。
検証方法は、第1及び第2の電源に接続されていない信
号配線に接続される第1の導電型の第1の半導体領域及
び第2の導電型の第2の半導体領域信号配線の接続状況
を検証材料としている。
【0057】この検証材料により、第1の導電型の第1
の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体領域のう
ち一方の半導体領域、ウェル領域及び半導体基板とから
なる寄生バイポーラトランジスタのPN接合が順バイア
スされやすい構造であるか否かを検証することができ
る。
の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体領域のう
ち一方の半導体領域、ウェル領域及び半導体基板とから
なる寄生バイポーラトランジスタのPN接合が順バイア
スされやすい構造であるか否かを検証することができ
る。
【0058】
【実施例】<第1の実施例>図1は、この発明の第1の
実施例であるラッチアップ検証装置の構成を示すブロッ
ク図である。
実施例であるラッチアップ検証装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0059】同図に示すように、抽出ルール付与部20
より、VDDパッド情報、VDD配線情報、P+ 拡散領
域情報、N+ 拡散領域情報、コンタクト情報及びNウェ
ル情報等を含んだ各種抽出用ルールD2を、VDDパッ
ド抽出部11、VDD配線抽出部12、N+ 拡散領域抽
出部13、コンタクト領域抽出部14、Nウェル領域抽
出部15及びNウェル内P+ 拡散領域抽出部16に出力
する。各抽出部11〜16は、抽出ルール付与部20か
らの各種抽出用ルールD2を参照することにより、レイ
アウトパターン上の所望の箇所を正確に抽出することが
できる。
より、VDDパッド情報、VDD配線情報、P+ 拡散領
域情報、N+ 拡散領域情報、コンタクト情報及びNウェ
ル情報等を含んだ各種抽出用ルールD2を、VDDパッ
ド抽出部11、VDD配線抽出部12、N+ 拡散領域抽
出部13、コンタクト領域抽出部14、Nウェル領域抽
出部15及びNウェル内P+ 拡散領域抽出部16に出力
する。各抽出部11〜16は、抽出ルール付与部20か
らの各種抽出用ルールD2を参照することにより、レイ
アウトパターン上の所望の箇所を正確に抽出することが
できる。
【0060】VDDパッド抽出部11は、図示しないレ
イアウトパターンデータ付与手段よりレイアウトパター
ンデータD1を受け、レイアウトパターンデータD1か
ら、各種抽出用ルールD2のVDDパッド情報を用いて
VDDパッドを抽出して、VDDパッド抽出済みのレイ
アウトパターンデータD1をVDD配線抽出部12に出
力する。
イアウトパターンデータ付与手段よりレイアウトパター
ンデータD1を受け、レイアウトパターンデータD1か
ら、各種抽出用ルールD2のVDDパッド情報を用いて
VDDパッドを抽出して、VDDパッド抽出済みのレイ
アウトパターンデータD1をVDD配線抽出部12に出
力する。
【0061】VDD配線抽出部12はVDDパッド抽出
済みのレイアウトパターンデータD1から、各種抽出用
ルールD2のVDD配線情報を用いて、VDDパッドか
ら延設して形成されるVDD配線を抽出してVDD配線
抽出済みのレイアウトパターンデータD1をN+ 拡散領
域抽出部13に出力する。
済みのレイアウトパターンデータD1から、各種抽出用
ルールD2のVDD配線情報を用いて、VDDパッドか
ら延設して形成されるVDD配線を抽出してVDD配線
抽出済みのレイアウトパターンデータD1をN+ 拡散領
域抽出部13に出力する。
【0062】N+ 拡散領域抽出部13は、VDD配線抽
出済みのレイアウトパターンデータD1から、各種抽出
用ルールD2のN+ 拡散領域情報を用いて、VDD配線
で直接接続されたN+ 拡散領域を抽出してVDD配線直
接接続のN+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデ
ータD1をコンタクト領域抽出部14に出力する。
出済みのレイアウトパターンデータD1から、各種抽出
用ルールD2のN+ 拡散領域情報を用いて、VDD配線
で直接接続されたN+ 拡散領域を抽出してVDD配線直
接接続のN+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデ
ータD1をコンタクト領域抽出部14に出力する。
【0063】コンタクト領域抽出部14は、N+ 拡散領
域抽出済みのレイアウトパターンデータD1から、各種
抽出用ルールD2のコンタクト情報を用いて、N+ 拡散
領域抽出部13で抽出したN+ 拡散領域のコンタクト領
域を抽出して、コンタクト領域抽出済みのレイアウトパ
ターンデータD1をNウェル領域抽出部15に出力す
る。
域抽出済みのレイアウトパターンデータD1から、各種
抽出用ルールD2のコンタクト情報を用いて、N+ 拡散
領域抽出部13で抽出したN+ 拡散領域のコンタクト領
域を抽出して、コンタクト領域抽出済みのレイアウトパ
ターンデータD1をNウェル領域抽出部15に出力す
る。
【0064】Nウェル領域抽出部15は、コンタクト領
域抽出済みのレイアウトパターンデータD1から、各種
抽出用ルールD2のNウェル情報を用いて、コンタクト
領域抽出部14で抽出されたコンタクト領域を含んだN
ウェル領域を抽出して、Nウェル領域抽出済みのレイア
ウトパターンデータD1をNウェル内P+ 拡散領域抽出
部16に出力する。
域抽出済みのレイアウトパターンデータD1から、各種
抽出用ルールD2のNウェル情報を用いて、コンタクト
領域抽出部14で抽出されたコンタクト領域を含んだN
ウェル領域を抽出して、Nウェル領域抽出済みのレイア
ウトパターンデータD1をNウェル内P+ 拡散領域抽出
部16に出力する。
【0065】Nウェル内P+ 拡散領域抽出部16は、N
ウェル抽出済みのレイアウトパターンデータD1から、
各種抽出用ルールD2のP+ 拡散領域情報を用いて、N
ウェル領域の上層部に設けられたP+ 拡散領域を抽出し
てP+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデータD
1をオーバサイズ領域設定部17に出力する。
ウェル抽出済みのレイアウトパターンデータD1から、
各種抽出用ルールD2のP+ 拡散領域情報を用いて、N
ウェル領域の上層部に設けられたP+ 拡散領域を抽出し
てP+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデータD
1をオーバサイズ領域設定部17に出力する。
【0066】一方、オーバーサイズ情報付与部21は、
検証データとなるオーバーサイズ設定データD3をオー
バーサイズ領域設定部17に出力する。なお、オーバー
サイズ設定データD3は、半導体基板の不純物濃度及び
ウェル領域の不純物濃度に基づき、CMOS半導体集積
回路の実用に適合した値に決定される。
検証データとなるオーバーサイズ設定データD3をオー
バーサイズ領域設定部17に出力する。なお、オーバー
サイズ設定データD3は、半導体基板の不純物濃度及び
ウェル領域の不純物濃度に基づき、CMOS半導体集積
回路の実用に適合した値に決定される。
【0067】オーバサイズ領域設定部17は、Nウェル
内P+ 拡散領域抽出部16より得たレイアウトパターン
データD1から、オーバーサイズ設定データD3を用い
て、VDD配線直接接続のN+ 拡散領域のコンタクト領
域を中心とし、オーバーサイズ設定データD3で規定さ
れた大きさの正方形よりなるオーバサイズ領域を設定し
て、オーバーサイズ領域設定済みレイアウトパターンデ
ータD17をラッチアップ検証部18に出力する。
内P+ 拡散領域抽出部16より得たレイアウトパターン
データD1から、オーバーサイズ設定データD3を用い
て、VDD配線直接接続のN+ 拡散領域のコンタクト領
域を中心とし、オーバーサイズ設定データD3で規定さ
れた大きさの正方形よりなるオーバサイズ領域を設定し
て、オーバーサイズ領域設定済みレイアウトパターンデ
ータD17をラッチアップ検証部18に出力する。
【0068】ラッチアップ検証部18は、オーバーサイ
ズ領域設定済みレイアウトパターンデータD17から、
オーバーサイズ領域内にP+ 拡散領域及びNウェル領域
があるか否かを検証し、オーバーサイズ領域内にP+ 拡
散領域及びNウェル領域の前領域が存在すればラッチア
ップ危険性なしと判定し、存在しなければオーバーサイ
ズ領域外にあるNウェル内P+ 拡散領域とNウェル領域
はラッチアップ発生の危険性有りと判定する。そして、
ラッチアップ発生危険性有りと判定されたNウェル内P
+ 拡散領域とNウェル領域からなるラッチアップ検証結
果データD4を検証結果出力部19に出力する。
ズ領域設定済みレイアウトパターンデータD17から、
オーバーサイズ領域内にP+ 拡散領域及びNウェル領域
があるか否かを検証し、オーバーサイズ領域内にP+ 拡
散領域及びNウェル領域の前領域が存在すればラッチア
ップ危険性なしと判定し、存在しなければオーバーサイ
ズ領域外にあるNウェル内P+ 拡散領域とNウェル領域
はラッチアップ発生の危険性有りと判定する。そして、
ラッチアップ発生危険性有りと判定されたNウェル内P
+ 拡散領域とNウェル領域からなるラッチアップ検証結
果データD4を検証結果出力部19に出力する。
【0069】すなわち、ラッチアップ検証部18は、N
+ 拡散領域のコンタクト領域を中心としたオーバーサイ
ズ領域外のNウェル内にP+ 拡散領域が存在すれば、N
+ 拡散領域とP+ 拡散領域との間に電位差が生じやす
く、P基板、Nウェル領域及びP+ 拡散領域で構成され
る寄生PNPバイポーラトランジスタのPN接合部に順
バイアスがかかる可能性が強いため、ラッチアップ発生
の危険性が高いとみなす。
+ 拡散領域のコンタクト領域を中心としたオーバーサイ
ズ領域外のNウェル内にP+ 拡散領域が存在すれば、N
+ 拡散領域とP+ 拡散領域との間に電位差が生じやす
く、P基板、Nウェル領域及びP+ 拡散領域で構成され
る寄生PNPバイポーラトランジスタのPN接合部に順
バイアスがかかる可能性が強いため、ラッチアップ発生
の危険性が高いとみなす。
【0070】検証結果出力部19は、ラッチアップ検証
結果データD4に基づき、オーバーサイズ領域外にある
Nウェル領域及びP+ 拡散領域を特徴づけ、リスト形式
あるいはグラフィック出力等の検証結果情報(図示せ
ず)を出力する。したって、設計者はラッチアップ発生
の危険性のある箇所を容易に認識することができ、レイ
アウトパターンの設計変更を速やかに行える。
結果データD4に基づき、オーバーサイズ領域外にある
Nウェル領域及びP+ 拡散領域を特徴づけ、リスト形式
あるいはグラフィック出力等の検証結果情報(図示せ
ず)を出力する。したって、設計者はラッチアップ発生
の危険性のある箇所を容易に認識することができ、レイ
アウトパターンの設計変更を速やかに行える。
【0071】図2は第1の実施例のラッチアップ検証装
置の動作を示すフローチャートである。また、図3はそ
の動作説明用の平面図である。以下、図2及び図3を参
照して、その検証動作を説明する。
置の動作を示すフローチャートである。また、図3はそ
の動作説明用の平面図である。以下、図2及び図3を参
照して、その検証動作を説明する。
【0072】まず、ステップS1で、VDDパッド抽出
部11は、レイアウトパターンデータD1から、各種抽
出用ルールD2のVDDパッド情報を用いてVDDパッ
ド151を抽出して、VDDパッド抽出済みのレイアウ
トパターンデータD1をVDD配線抽出部12に出力す
る。
部11は、レイアウトパターンデータD1から、各種抽
出用ルールD2のVDDパッド情報を用いてVDDパッ
ド151を抽出して、VDDパッド抽出済みのレイアウ
トパターンデータD1をVDD配線抽出部12に出力す
る。
【0073】ステップS2で、VDD配線抽出部12は
VDDパッド抽出済みのレイアウトパターンデータD1
から、各種抽出用ルールD2のVDD配線情報を用い
て、VDDパッド151から延設して形成されるVDD
配線152を抽出してVDD配線抽出済みのレイアウト
パターンデータD1をN+ 拡散領域抽出部13に出力す
る。
VDDパッド抽出済みのレイアウトパターンデータD1
から、各種抽出用ルールD2のVDD配線情報を用い
て、VDDパッド151から延設して形成されるVDD
配線152を抽出してVDD配線抽出済みのレイアウト
パターンデータD1をN+ 拡散領域抽出部13に出力す
る。
【0074】ステップS3で、N+ 拡散領域抽出部13
は、VDD配線抽出済みのレイアウトパターンデータD
1から、各種抽出用ルールD2のN+ 拡散領域情報を用
いて、VDD配線152で直接接続されたN+ 拡散領域
153を抽出してVDD配線直接接続のN+ 拡散領域抽
出済みのレイアウトパターンデータD1をコンタクト領
域抽出部14に出力する。
は、VDD配線抽出済みのレイアウトパターンデータD
1から、各種抽出用ルールD2のN+ 拡散領域情報を用
いて、VDD配線152で直接接続されたN+ 拡散領域
153を抽出してVDD配線直接接続のN+ 拡散領域抽
出済みのレイアウトパターンデータD1をコンタクト領
域抽出部14に出力する。
【0075】ステップS4で、コンタクト領域抽出部1
4は、N+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデー
タD1から、各種抽出用ルールD2のコンタクト情報を
用いて、N+ 拡散領域抽出部13で抽出したN+ 拡散領
域153のコンタクト領域159を抽出して、コンタク
ト領域抽出済みのレイアウトパターンデータD1をNウ
ェル領域抽出部15に出力する。
4は、N+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデー
タD1から、各種抽出用ルールD2のコンタクト情報を
用いて、N+ 拡散領域抽出部13で抽出したN+ 拡散領
域153のコンタクト領域159を抽出して、コンタク
ト領域抽出済みのレイアウトパターンデータD1をNウ
ェル領域抽出部15に出力する。
【0076】ステップS5で、Nウェル領域抽出部15
は、コンタクト領域抽出済みのレイアウトパターンデー
タD1から、各種抽出用ルールD2のNウェル情報を用
いて、コンタクト領域抽出部14で抽出されたコンタク
ト領域159を含んだNウェル領域154を抽出して、
Nウェル領域抽出済みのレイアウトパターンデータD1
をNウェル内P+ 拡散領域抽出部16に出力する。
は、コンタクト領域抽出済みのレイアウトパターンデー
タD1から、各種抽出用ルールD2のNウェル情報を用
いて、コンタクト領域抽出部14で抽出されたコンタク
ト領域159を含んだNウェル領域154を抽出して、
Nウェル領域抽出済みのレイアウトパターンデータD1
をNウェル内P+ 拡散領域抽出部16に出力する。
【0077】ステップS6で、Nウェル内P+ 拡散領域
抽出部16は、Nウェル抽出済みのレイアウトパターン
データD1から、各種抽出用ルールD2のP+ 拡散領域
情報を用いて、Nウェル領域154の上層部に設けられ
たP+ 拡散領域155〜158を抽出してP+ 拡散領域
抽出済みのレイアウトパターンデータD1をオーバサイ
ズ領域設定部17に出力する。
抽出部16は、Nウェル抽出済みのレイアウトパターン
データD1から、各種抽出用ルールD2のP+ 拡散領域
情報を用いて、Nウェル領域154の上層部に設けられ
たP+ 拡散領域155〜158を抽出してP+ 拡散領域
抽出済みのレイアウトパターンデータD1をオーバサイ
ズ領域設定部17に出力する。
【0078】ステップS7で、オーバーサイズ情報付与
部21は、検証データとなるオーバーサイズ設定データ
D3をオーバーサイズ領域設定部17に出力する。そし
て、オーバサイズ領域設定部17は、Nウェル内P+ 拡
散領域抽出部16より得たレイアウトパターンデータD
1から、オーバーサイズ設定データD3を用いて、VD
D配線直接接続のN+ 拡散領域153のコンタクト領域
159を中心とし、オーバーサイズ設定データD3で規
定された一辺が(2*d2)の正方形よりなるオーバサ
イズ領域A1を設定して、オーバーサイズ領域設定済み
レイアウトパターンデータD17をラッチアップ検証部
18に出力する。
部21は、検証データとなるオーバーサイズ設定データ
D3をオーバーサイズ領域設定部17に出力する。そし
て、オーバサイズ領域設定部17は、Nウェル内P+ 拡
散領域抽出部16より得たレイアウトパターンデータD
1から、オーバーサイズ設定データD3を用いて、VD
D配線直接接続のN+ 拡散領域153のコンタクト領域
159を中心とし、オーバーサイズ設定データD3で規
定された一辺が(2*d2)の正方形よりなるオーバサ
イズ領域A1を設定して、オーバーサイズ領域設定済み
レイアウトパターンデータD17をラッチアップ検証部
18に出力する。
【0079】ステップS8で、ラッチアップ検証部18
は、オーバーサイズ領域設定済みレイアウトパターンデ
ータD17から、オーバーサイズ領域内にP+ 拡散領域
及びNウェル領域があるか否かを検証し、オーバーサイ
ズ領域内にP+ 拡散領域及びNウェル領域の前領域が存
在すればラッチアップ危険性なしと判定し、存在しなけ
ればオーバーサイズ領域外にあるNウェル内P+ 拡散領
域とNウェル領域はラッチアップ発生の危険性有りと判
定する。そして、ラッチアップ発生危険性有りと判定さ
れたNウェル内P+ 拡散領域とNウェル領域からなるラ
ッチアップ検証結果データD4を検証結果出力部19に
出力する例えば、図3の例では、オーバーサイズ領域A
1外にあるNウェル領域154A及び154Bが存在
し、オーバーサイズ領域A1外にP+ 拡散領域157が
存在するため、これらの領域154A,154B及びP
+ 拡散領域157をラッチアップエラー領域からなるラ
ッチアップ検証結果データD4を検証結果出力部19に
出力する。
は、オーバーサイズ領域設定済みレイアウトパターンデ
ータD17から、オーバーサイズ領域内にP+ 拡散領域
及びNウェル領域があるか否かを検証し、オーバーサイ
ズ領域内にP+ 拡散領域及びNウェル領域の前領域が存
在すればラッチアップ危険性なしと判定し、存在しなけ
ればオーバーサイズ領域外にあるNウェル内P+ 拡散領
域とNウェル領域はラッチアップ発生の危険性有りと判
定する。そして、ラッチアップ発生危険性有りと判定さ
れたNウェル内P+ 拡散領域とNウェル領域からなるラ
ッチアップ検証結果データD4を検証結果出力部19に
出力する例えば、図3の例では、オーバーサイズ領域A
1外にあるNウェル領域154A及び154Bが存在
し、オーバーサイズ領域A1外にP+ 拡散領域157が
存在するため、これらの領域154A,154B及びP
+ 拡散領域157をラッチアップエラー領域からなるラ
ッチアップ検証結果データD4を検証結果出力部19に
出力する。
【0080】ステップS9で、ラッチアップ検証結果デ
ータD4に基づき、図3に示すように、ラッチアップエ
ラー領域154A,154B及び157を特徴づけたリ
スト形式あるいはグラフィック出力等の検証結果情報を
出力する。
ータD4に基づき、図3に示すように、ラッチアップエ
ラー領域154A,154B及び157を特徴づけたリ
スト形式あるいはグラフィック出力等の検証結果情報を
出力する。
【0081】このように、第1の実施例のラッチアップ
検証装置は、VDD配線に直接接続されたNウェル領域
内のN+ 拡散領域のコンタクト領域から距離に基づき、
Nウェル領域及びNウェル内P+ 拡散領域を検証するこ
とにより、ラッチアップ発生の危険性の高いレイアウト
パターンを自動的に検証することができる。すなわち、
CMOS構造のレイアウトパターンに対するラッチアッ
プ検証の大幅効率向上を図るとともに、一定の検証精度
を保った検証を行うことができる。
検証装置は、VDD配線に直接接続されたNウェル領域
内のN+ 拡散領域のコンタクト領域から距離に基づき、
Nウェル領域及びNウェル内P+ 拡散領域を検証するこ
とにより、ラッチアップ発生の危険性の高いレイアウト
パターンを自動的に検証することができる。すなわち、
CMOS構造のレイアウトパターンに対するラッチアッ
プ検証の大幅効率向上を図るとともに、一定の検証精度
を保った検証を行うことができる。
【0082】<第2の実施例>図4は、この発明の第2
の実施例であるラッチアップ検証装置の構成を示すブロ
ック図である。
の実施例であるラッチアップ検証装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0083】同図に示すように、抽出ルール付与部40
より、GNDパッド情報、GND配線情報、P+ 拡散領
域情報、N+ 拡散領域情報、コンタクト情報及びPウェ
ル情報等を含んだ各種抽出用ルールD5を、GNDパッ
ド抽出部31、GND配線抽出部32、P+ 拡散領域抽
出部33、コンタクト領域抽出部34、Pウェル領域抽
出部35及びPウェル内N+ 拡散領域抽出部36に出力
する。各抽出部11〜16は、抽出ルール付与部40か
らの各種抽出用ルールD5を参照することにより、レイ
アウトパターン上の所望の箇所を正確に抽出することが
できる。
より、GNDパッド情報、GND配線情報、P+ 拡散領
域情報、N+ 拡散領域情報、コンタクト情報及びPウェ
ル情報等を含んだ各種抽出用ルールD5を、GNDパッ
ド抽出部31、GND配線抽出部32、P+ 拡散領域抽
出部33、コンタクト領域抽出部34、Pウェル領域抽
出部35及びPウェル内N+ 拡散領域抽出部36に出力
する。各抽出部11〜16は、抽出ルール付与部40か
らの各種抽出用ルールD5を参照することにより、レイ
アウトパターン上の所望の箇所を正確に抽出することが
できる。
【0084】GNDパッド抽出部31は、図示しないレ
イアウトパターンデータ付与手段よりレイアウトパター
ンデータD1を受け、レイアウトパターンデータD1か
ら、各種抽出用ルールD5のGNDパッド情報を用いて
GNDパッドを抽出して、GNDパッド抽出済みのレイ
アウトパターンデータD1をGND配線抽出部32に出
力する。
イアウトパターンデータ付与手段よりレイアウトパター
ンデータD1を受け、レイアウトパターンデータD1か
ら、各種抽出用ルールD5のGNDパッド情報を用いて
GNDパッドを抽出して、GNDパッド抽出済みのレイ
アウトパターンデータD1をGND配線抽出部32に出
力する。
【0085】GND配線抽出部32はGNDパッド抽出
済みのレイアウトパターンデータD1から、各種抽出用
ルールD5のGND配線情報を用いて、GNDパッドか
ら延設して形成されるGND配線を抽出してGND配線
抽出済みのレイアウトパターンデータD1をP+ 拡散領
域抽出部33に出力する。
済みのレイアウトパターンデータD1から、各種抽出用
ルールD5のGND配線情報を用いて、GNDパッドか
ら延設して形成されるGND配線を抽出してGND配線
抽出済みのレイアウトパターンデータD1をP+ 拡散領
域抽出部33に出力する。
【0086】P+ 拡散領域抽出部33は、GND配線抽
出済みのレイアウトパターンデータD1から、各種抽出
用ルールD5のP+ 拡散領域情報を用いて、GND配線
で直接接続されたP+ 拡散領域を抽出してGND配線直
接接続のP+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデ
ータD1をコンタクト領域抽出部34に出力する。
出済みのレイアウトパターンデータD1から、各種抽出
用ルールD5のP+ 拡散領域情報を用いて、GND配線
で直接接続されたP+ 拡散領域を抽出してGND配線直
接接続のP+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデ
ータD1をコンタクト領域抽出部34に出力する。
【0087】コンタクト領域抽出部34は、N+ 拡散領
域抽出済みのレイアウトパターンデータD1から、各種
抽出用ルールD5のコンタクト情報を用いて、P+ 拡散
領域抽出部33で抽出したP+ 拡散領域のコンタクト領
域を抽出して、コンタクト領域抽出済みのレイアウトパ
ターンデータD1をPウェル領域抽出部35に出力す
る。
域抽出済みのレイアウトパターンデータD1から、各種
抽出用ルールD5のコンタクト情報を用いて、P+ 拡散
領域抽出部33で抽出したP+ 拡散領域のコンタクト領
域を抽出して、コンタクト領域抽出済みのレイアウトパ
ターンデータD1をPウェル領域抽出部35に出力す
る。
【0088】Pウェル領域抽出部35は、コンタクト領
域抽出済みのレイアウトパターンデータD1から、各種
抽出用ルールD5のPウェル情報を用いて、コンタクト
領域抽出部34で抽出されたコンタクト領域を含んだP
ウェル領域を抽出して、Pウェル領域抽出済みのレイア
ウトパターンデータD1をPウェル内N+ 拡散領域抽出
部36に出力する。
域抽出済みのレイアウトパターンデータD1から、各種
抽出用ルールD5のPウェル情報を用いて、コンタクト
領域抽出部34で抽出されたコンタクト領域を含んだP
ウェル領域を抽出して、Pウェル領域抽出済みのレイア
ウトパターンデータD1をPウェル内N+ 拡散領域抽出
部36に出力する。
【0089】Pウェル内N+ 拡散領域抽出部36は、P
ウェル抽出済みのレイアウトパターンデータD1から、
各種抽出用ルールD5のN+ 拡散領域情報を用いて、P
ウェル領域の上層部に設けられたN+ 拡散領域を抽出し
てN+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデータD
1をオーバサイズ領域設定部37に出力する。
ウェル抽出済みのレイアウトパターンデータD1から、
各種抽出用ルールD5のN+ 拡散領域情報を用いて、P
ウェル領域の上層部に設けられたN+ 拡散領域を抽出し
てN+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデータD
1をオーバサイズ領域設定部37に出力する。
【0090】一方、オーバーサイズ情報付与部41は、
検証データとなるオーバーサイズ設定データD6をオー
バーサイズ領域設定部37に出力する。なお、オーバー
サイズ設定データD6は、半導体基板の不純物濃度及び
ウェル領域の不純物濃度に基づき、CMOS半導体集積
回路の実用に適合した値に決定される。
検証データとなるオーバーサイズ設定データD6をオー
バーサイズ領域設定部37に出力する。なお、オーバー
サイズ設定データD6は、半導体基板の不純物濃度及び
ウェル領域の不純物濃度に基づき、CMOS半導体集積
回路の実用に適合した値に決定される。
【0091】オーバサイズ領域設定部37は、Pウェル
内N+ 拡散領域抽出部36より得たレイアウトパターン
データD1から、オーバーサイズ設定データD6を用い
て、GND配線直接接続のP+ 拡散領域のコンタクト領
域を中心とし、オーバーサイズ設定データD6で規定さ
れた大きさの正方形よりなるオーバサイズ領域を設定し
て、オーバーサイズ領域設定済みレイアウトパターンデ
ータD37をラッチアップ検証部38に出力する。
内N+ 拡散領域抽出部36より得たレイアウトパターン
データD1から、オーバーサイズ設定データD6を用い
て、GND配線直接接続のP+ 拡散領域のコンタクト領
域を中心とし、オーバーサイズ設定データD6で規定さ
れた大きさの正方形よりなるオーバサイズ領域を設定し
て、オーバーサイズ領域設定済みレイアウトパターンデ
ータD37をラッチアップ検証部38に出力する。
【0092】ラッチアップ検証部38は、オーバーサイ
ズ領域設定済みレイアウトパターンデータD37から、
オーバーサイズ領域内にN+ 拡散領域及びPウェル領域
があるか否かを検証し、オーバーサイズ領域内にN+ 拡
散領域及びPウェル領域の前領域が存在すればラッチア
ップ危険性なしと判定し、存在しなければオーバーサイ
ズ領域外にあるPウェル内N+ 拡散領域とPウェル領域
はラッチアップ発生の危険性有りと判定する。そして、
ラッチアップ発生危険性有りと判定されたPウェル内N
+ 拡散領域とPウェル領域からなるラッチアップ検証結
果データD7を検証結果出力部19に出力する。
ズ領域設定済みレイアウトパターンデータD37から、
オーバーサイズ領域内にN+ 拡散領域及びPウェル領域
があるか否かを検証し、オーバーサイズ領域内にN+ 拡
散領域及びPウェル領域の前領域が存在すればラッチア
ップ危険性なしと判定し、存在しなければオーバーサイ
ズ領域外にあるPウェル内N+ 拡散領域とPウェル領域
はラッチアップ発生の危険性有りと判定する。そして、
ラッチアップ発生危険性有りと判定されたPウェル内N
+ 拡散領域とPウェル領域からなるラッチアップ検証結
果データD7を検証結果出力部19に出力する。
【0093】すなわち、ラッチアップ検証部38は、P
+ 拡散領域のコンタクト領域を中心としたオーバーサイ
ズ領域外のPウェル内にP+ 拡散領域が存在すれば、N
+ 拡散領域とP+ 拡散領域との間に電位差が生じやす
く、N基板、Pウェル領域及びN+ 拡散領域で構成され
る寄生NPNバイポーラトランジスタのPN接合部に順
バイアスがかかる可能性が強いため、ラッチアップ発生
の危険性が高いとみなす。
+ 拡散領域のコンタクト領域を中心としたオーバーサイ
ズ領域外のPウェル内にP+ 拡散領域が存在すれば、N
+ 拡散領域とP+ 拡散領域との間に電位差が生じやす
く、N基板、Pウェル領域及びN+ 拡散領域で構成され
る寄生NPNバイポーラトランジスタのPN接合部に順
バイアスがかかる可能性が強いため、ラッチアップ発生
の危険性が高いとみなす。
【0094】検証結果出力部19は、ラッチアップ検証
結果データD7に基づき、オーバーサイズ領域外にある
Pウェル領域及びN+ 拡散領域を特徴づけ、リスト形式
あるいはグラフィック出力等の検証結果情報(図示せ
ず)を出力する。したって、設計者はラッチアップ発生
の危険性のある箇所を容易に認識することができ、レイ
アウトパターンの設計変更を速やかに行える。
結果データD7に基づき、オーバーサイズ領域外にある
Pウェル領域及びN+ 拡散領域を特徴づけ、リスト形式
あるいはグラフィック出力等の検証結果情報(図示せ
ず)を出力する。したって、設計者はラッチアップ発生
の危険性のある箇所を容易に認識することができ、レイ
アウトパターンの設計変更を速やかに行える。
【0095】図5は第2の実施例のラッチアップ検証装
置の動作を示すフローチャートである。また、図6はそ
の動作説明用の平面図である。以下、図5及び図6を参
照して、その検証動作を説明する。
置の動作を示すフローチャートである。また、図6はそ
の動作説明用の平面図である。以下、図5及び図6を参
照して、その検証動作を説明する。
【0096】まず、ステップS11で、GNDパッド抽
出部31は、レイアウトパターンデータD1から、各種
抽出用ルールD5のGNDパッド情報を用いてGNDパ
ッド161を抽出して、GNDパッド抽出済みのレイア
ウトパターンデータD1をGND配線抽出部32に出力
する。
出部31は、レイアウトパターンデータD1から、各種
抽出用ルールD5のGNDパッド情報を用いてGNDパ
ッド161を抽出して、GNDパッド抽出済みのレイア
ウトパターンデータD1をGND配線抽出部32に出力
する。
【0097】ステップS12で、GND配線抽出部32
はGNDパッド抽出済みのレイアウトパターンデータD
1から、各種抽出用ルールD5のGND配線情報を用い
て、GNDパッド161から延設して形成されるGND
配線162を抽出してGND配線抽出済みのレイアウト
パターンデータD1をP+ 拡散領域抽出部33に出力す
る。
はGNDパッド抽出済みのレイアウトパターンデータD
1から、各種抽出用ルールD5のGND配線情報を用い
て、GNDパッド161から延設して形成されるGND
配線162を抽出してGND配線抽出済みのレイアウト
パターンデータD1をP+ 拡散領域抽出部33に出力す
る。
【0098】ステップS13で、P+ 拡散領域抽出部3
3は、GND配線抽出済みのレイアウトパターンデータ
D1から、各種抽出用ルールD5のP+ 拡散領域情報を
用いて、GND配線162で直接接続されたP+ 拡散領
域163を抽出してGND配線直接接続のP+ 拡散領域
抽出済みのレイアウトパターンデータD1をコンタクト
領域抽出部34に出力する。
3は、GND配線抽出済みのレイアウトパターンデータ
D1から、各種抽出用ルールD5のP+ 拡散領域情報を
用いて、GND配線162で直接接続されたP+ 拡散領
域163を抽出してGND配線直接接続のP+ 拡散領域
抽出済みのレイアウトパターンデータD1をコンタクト
領域抽出部34に出力する。
【0099】ステップS14で、コンタクト領域抽出部
34は、P+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデ
ータD1から、各種抽出用ルールD5のコンタクト情報
を用いて、P+ 拡散領域抽出部33で抽出したP+ 拡散
領域163のコンタクト領域169を抽出して、コンタ
クト領域抽出済みのレイアウトパターンデータD1をP
ウェル領域抽出部35に出力する。
34は、P+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデ
ータD1から、各種抽出用ルールD5のコンタクト情報
を用いて、P+ 拡散領域抽出部33で抽出したP+ 拡散
領域163のコンタクト領域169を抽出して、コンタ
クト領域抽出済みのレイアウトパターンデータD1をP
ウェル領域抽出部35に出力する。
【0100】ステップS15で、Pウェル領域抽出部3
5は、コンタクト領域抽出済みのレイアウトパターンデ
ータD1から、各種抽出用ルールD5のPウェル情報を
用いて、コンタクト領域抽出部34で抽出されたコンタ
クト領域169を含んだPウェル領域164を抽出し
て、Pウェル領域抽出済みのレイアウトパターンデータ
D1をPウェル内N+ 拡散領域抽出部36に出力する。
5は、コンタクト領域抽出済みのレイアウトパターンデ
ータD1から、各種抽出用ルールD5のPウェル情報を
用いて、コンタクト領域抽出部34で抽出されたコンタ
クト領域169を含んだPウェル領域164を抽出し
て、Pウェル領域抽出済みのレイアウトパターンデータ
D1をPウェル内N+ 拡散領域抽出部36に出力する。
【0101】ステップS16で、Pウェル内N+ 拡散領
域抽出部36は、Pウェル抽出済みのレイアウトパター
ンデータD1から、各種抽出用ルールD5のN+ 拡散領
域情報を用いて、Pウェル領域164の上層部に設けら
れたN+ 拡散領域165〜168を抽出してN+ 拡散領
域抽出済みのレイアウトパターンデータD1をオーバサ
イズ領域設定部37に出力する。
域抽出部36は、Pウェル抽出済みのレイアウトパター
ンデータD1から、各種抽出用ルールD5のN+ 拡散領
域情報を用いて、Pウェル領域164の上層部に設けら
れたN+ 拡散領域165〜168を抽出してN+ 拡散領
域抽出済みのレイアウトパターンデータD1をオーバサ
イズ領域設定部37に出力する。
【0102】ステップS17で、オーバーサイズ情報付
与部41は、検証データとなるオーバーサイズ設定デー
タD6をオーバーサイズ領域設定部37に出力する。そ
して、オーバサイズ領域設定部37は、Pウェル内N+
拡散領域抽出部36より得たレイアウトパターンデータ
D1から、オーバーサイズ設定データD6を用いて、G
ND配線直接接続のP+ 拡散領域163のコンタクト領
域169を中心とし、オーバーサイズ設定データD6で
規定された一辺が(2*d2)の正方形よりなるオーバ
サイズ領域A2を設定して、オーバーサイズ領域設定済
みレイアウトパターンデータD37をラッチアップ検証
部38に出力する。
与部41は、検証データとなるオーバーサイズ設定デー
タD6をオーバーサイズ領域設定部37に出力する。そ
して、オーバサイズ領域設定部37は、Pウェル内N+
拡散領域抽出部36より得たレイアウトパターンデータ
D1から、オーバーサイズ設定データD6を用いて、G
ND配線直接接続のP+ 拡散領域163のコンタクト領
域169を中心とし、オーバーサイズ設定データD6で
規定された一辺が(2*d2)の正方形よりなるオーバ
サイズ領域A2を設定して、オーバーサイズ領域設定済
みレイアウトパターンデータD37をラッチアップ検証
部38に出力する。
【0103】ステップS18で、ラッチアップ検証部3
8は、オーバーサイズ領域設定済みレイアウトパターン
データD37から、オーバーサイズ領域内にN+ 拡散領
域及びPウェル領域があるか否かを検証し、オーバーサ
イズ領域内にN+ 拡散領域及びPウェル領域の前領域が
存在すればラッチアップ危険性なしと判定し、存在しな
ければオーバーサイズ領域外にあるPウェル内N+ 拡散
領域とPウェル領域はラッチアップ発生の危険性有りと
判定する。そして、ラッチアップ発生危険性有りと判定
されたPウェル内N+ 拡散領域とPウェル領域からなる
ラッチアップ検証結果データD7を検証結果出力部19
に出力する例えば、図6の例では、オーバーサイズ領域
A2外にあるPウェル領域164A及び164Bが存在
し、オーバーサイズ領域A2外にN+ 拡散領域167が
存在するため、これらの領域164A,164B及びN
+ 拡散領域167をラッチアップエラー領域からなるラ
ッチアップ検証結果データD7を検証結果出力部19に
出力する。
8は、オーバーサイズ領域設定済みレイアウトパターン
データD37から、オーバーサイズ領域内にN+ 拡散領
域及びPウェル領域があるか否かを検証し、オーバーサ
イズ領域内にN+ 拡散領域及びPウェル領域の前領域が
存在すればラッチアップ危険性なしと判定し、存在しな
ければオーバーサイズ領域外にあるPウェル内N+ 拡散
領域とPウェル領域はラッチアップ発生の危険性有りと
判定する。そして、ラッチアップ発生危険性有りと判定
されたPウェル内N+ 拡散領域とPウェル領域からなる
ラッチアップ検証結果データD7を検証結果出力部19
に出力する例えば、図6の例では、オーバーサイズ領域
A2外にあるPウェル領域164A及び164Bが存在
し、オーバーサイズ領域A2外にN+ 拡散領域167が
存在するため、これらの領域164A,164B及びN
+ 拡散領域167をラッチアップエラー領域からなるラ
ッチアップ検証結果データD7を検証結果出力部19に
出力する。
【0104】ステップS19で、ラッチアップ検証結果
データD7に基づき、図6に示すように、ラッチアップ
エラー領域164A,164B及び167を特徴づけた
リスト形式あるいはグラフィック出力等の検証結果情報
を出力する。
データD7に基づき、図6に示すように、ラッチアップ
エラー領域164A,164B及び167を特徴づけた
リスト形式あるいはグラフィック出力等の検証結果情報
を出力する。
【0105】このように、第2の実施例のラッチアップ
検証装置は、GND配線に直接接続されたPウェル領域
内のN+ 拡散領域のコンタクト領域から距離に基づき、
Pウェル領域及びPウェル内N+ 拡散領域を検証するこ
とにより、ラッチアップ発生の危険性の高いレイアウト
パターンを自動的に検証することができる。すなわち、
CMOS構造のレイアウトパターンに対するラッチアッ
プ検証の大幅効率向上を図るとともに、一定の検証精度
を保った検証を行うことができる。
検証装置は、GND配線に直接接続されたPウェル領域
内のN+ 拡散領域のコンタクト領域から距離に基づき、
Pウェル領域及びPウェル内N+ 拡散領域を検証するこ
とにより、ラッチアップ発生の危険性の高いレイアウト
パターンを自動的に検証することができる。すなわち、
CMOS構造のレイアウトパターンに対するラッチアッ
プ検証の大幅効率向上を図るとともに、一定の検証精度
を保った検証を行うことができる。
【0106】<第3の実施例>図7は、この発明の第3
の実施例であるラッチアップ検証装置の構成を示すブロ
ック図である。
の実施例であるラッチアップ検証装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0107】同図に示すように、抽出ルール付与部58
より、VDDパッド情報、GNDパッド情報、VDD配
線情報、GND配線情報、P+ 拡散領域情報及びN+ 拡
散領域等を含んだ各種抽出用ルールD8を、VDD&G
NDパッド抽出部51、VDD配線抽出部52、GND
配線抽出部53、P+ 拡散領域抽出部54及びN+ 拡散
領域抽出部55に出力する。各抽出部51〜56は、抽
出ルール付与部58からの各種抽出用ルールD8を参照
することにより、レイアウトパターン上の所望の箇所を
正確に抽出することができる。
より、VDDパッド情報、GNDパッド情報、VDD配
線情報、GND配線情報、P+ 拡散領域情報及びN+ 拡
散領域等を含んだ各種抽出用ルールD8を、VDD&G
NDパッド抽出部51、VDD配線抽出部52、GND
配線抽出部53、P+ 拡散領域抽出部54及びN+ 拡散
領域抽出部55に出力する。各抽出部51〜56は、抽
出ルール付与部58からの各種抽出用ルールD8を参照
することにより、レイアウトパターン上の所望の箇所を
正確に抽出することができる。
【0108】VDD&GNDパッド抽出部51は、図示
しないレイアウトパターンデータ付与手段よりレイアウ
トパターンデータD1を受け、レイアウトパターンデー
タD1から、各種抽出用ルールD8のVDDパッド情報
及びGNDパッド情報を用いてVDDパッド及びGND
パッドをそれぞれ抽出して、VDDパッド及びGNDパ
ッド抽出済みのレイアウトパターンデータD1をVDD
配線抽出部52に出力する。
しないレイアウトパターンデータ付与手段よりレイアウ
トパターンデータD1を受け、レイアウトパターンデー
タD1から、各種抽出用ルールD8のVDDパッド情報
及びGNDパッド情報を用いてVDDパッド及びGND
パッドをそれぞれ抽出して、VDDパッド及びGNDパ
ッド抽出済みのレイアウトパターンデータD1をVDD
配線抽出部52に出力する。
【0109】VDD配線抽出部52はVDDパッド及び
GNDパッド抽出済みのレイアウトパターンデータD1
から、各種抽出用ルールD8のVDD配線情報を用い
て、VDDパッドから延設して形成されるVDD配線を
抽出してVDD配線抽出済みのレイアウトパターンデー
タD1をGND配線抽出部53に出力する。
GNDパッド抽出済みのレイアウトパターンデータD1
から、各種抽出用ルールD8のVDD配線情報を用い
て、VDDパッドから延設して形成されるVDD配線を
抽出してVDD配線抽出済みのレイアウトパターンデー
タD1をGND配線抽出部53に出力する。
【0110】GND配線抽出部53は、VDD配線抽出
済みのレイアウトパターンデータD1から、各種抽出用
ルールD8のGND配線情報を用いて、GNDパッドか
ら延設して形成されるGND配線を抽出してGND配線
抽出済みのレイアウトパターンデータD1をVDD配線
接続P+ 拡散領域抽出部54に出力する。
済みのレイアウトパターンデータD1から、各種抽出用
ルールD8のGND配線情報を用いて、GNDパッドか
ら延設して形成されるGND配線を抽出してGND配線
抽出済みのレイアウトパターンデータD1をVDD配線
接続P+ 拡散領域抽出部54に出力する。
【0111】VDD配線接続P+ 拡散領域抽出部54
は、GND配線抽出済みのレイアウトパターンデータD
1から、各種抽出用ルールD8のP+ 拡散領域情報を用
いて、Nウェル領域(あるいはN基板)の上層部に設け
られたP+ 拡散領域のうち、VDD配線で直接接続され
たP+ 拡散領域を抽出してVDD配線直接接続のP+ 拡
散領域抽出済みのレイアウトパターンデータD1をGN
D配線接続N+ 拡散領域抽出部55に出力する。
は、GND配線抽出済みのレイアウトパターンデータD
1から、各種抽出用ルールD8のP+ 拡散領域情報を用
いて、Nウェル領域(あるいはN基板)の上層部に設け
られたP+ 拡散領域のうち、VDD配線で直接接続され
たP+ 拡散領域を抽出してVDD配線直接接続のP+ 拡
散領域抽出済みのレイアウトパターンデータD1をGN
D配線接続N+ 拡散領域抽出部55に出力する。
【0112】GND配線接続N+ 拡散領域抽出部55
は、P+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデータ
D1から、各種抽出用ルールD8のN+ 拡散領域情報を
用いて、Pウェル領域(あるいはP基板)の上層部に設
けられたN+ 拡散領域のうち、GND配線で直接接続さ
れたN+ 拡散領域を抽出してGND配線直接接続のN+
拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデータD1をラ
ッチアップ検証部56に出力する。
は、P+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデータ
D1から、各種抽出用ルールD8のN+ 拡散領域情報を
用いて、Pウェル領域(あるいはP基板)の上層部に設
けられたN+ 拡散領域のうち、GND配線で直接接続さ
れたN+ 拡散領域を抽出してGND配線直接接続のN+
拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデータD1をラ
ッチアップ検証部56に出力する。
【0113】距離データ付与部59は、検証データとな
る基準距離が規定された距離データD9をラッチアップ
検証部18に出力する。距離データ付与部59はCMO
S半導体集積回路の実用に適合した値に設定される。
る基準距離が規定された距離データD9をラッチアップ
検証部18に出力する。距離データ付与部59はCMO
S半導体集積回路の実用に適合した値に設定される。
【0114】ラッチアップ検証部18は、GND配線直
接接続のN+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデ
ータD1から、VDD配線直接接続のP+ 拡散領域とG
ND配線直接接続のN+ 拡散領域との拡散領域間距離を
測定して、拡散領域間距離が距離データD9で規定され
た基準距離以上であれば、ラッチアップ危険性なしと判
定し、基準距離以下であれば、VDD配線直接接続のP
+ 拡散領域、Nウェル領域(N基板)及びP基板(Pウ
ェル領域)からなるPNPバイポーラトランジスタある
いはGND配線直接接続のN+ 拡散領域、P基板(Pウ
ェル領域)及びNウェル領域(N基板)からなるNPN
バイポーラトランジスタが活性状態になりやすくラッチ
アップ発生の危険性有りと判定する。そして、ラッチア
ップ発生危険性有りと判定した場合、ラッチアップ発生
危険性有りと判定されたVDD配線直接接続のP+ 拡散
領域及びGND配線直接接続のN+ 拡散領域をペアにし
たラッチアップ検証結果データD10を検証結果出力部
57に出力する。
接接続のN+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデ
ータD1から、VDD配線直接接続のP+ 拡散領域とG
ND配線直接接続のN+ 拡散領域との拡散領域間距離を
測定して、拡散領域間距離が距離データD9で規定され
た基準距離以上であれば、ラッチアップ危険性なしと判
定し、基準距離以下であれば、VDD配線直接接続のP
+ 拡散領域、Nウェル領域(N基板)及びP基板(Pウ
ェル領域)からなるPNPバイポーラトランジスタある
いはGND配線直接接続のN+ 拡散領域、P基板(Pウ
ェル領域)及びNウェル領域(N基板)からなるNPN
バイポーラトランジスタが活性状態になりやすくラッチ
アップ発生の危険性有りと判定する。そして、ラッチア
ップ発生危険性有りと判定した場合、ラッチアップ発生
危険性有りと判定されたVDD配線直接接続のP+ 拡散
領域及びGND配線直接接続のN+ 拡散領域をペアにし
たラッチアップ検証結果データD10を検証結果出力部
57に出力する。
【0115】検証結果出力部57は、ラッチアップ検証
結果データD10に基づき、ラッチアップ発生危険性有
りと判定されたVDD配線直接接続のP+ 拡散領域及び
GND配線直接接続のN+ 拡散領域を特徴づけ、リスト
形式あるいはグラフィック出力等の検証結果情報(図示
せず)を出力する。したがって、設計者はラッチアップ
発生の危険性のある箇所を容易に認識することができ、
レイアウトパターンの設計変更を速やかに行える。
結果データD10に基づき、ラッチアップ発生危険性有
りと判定されたVDD配線直接接続のP+ 拡散領域及び
GND配線直接接続のN+ 拡散領域を特徴づけ、リスト
形式あるいはグラフィック出力等の検証結果情報(図示
せず)を出力する。したがって、設計者はラッチアップ
発生の危険性のある箇所を容易に認識することができ、
レイアウトパターンの設計変更を速やかに行える。
【0116】図8は第2の実施例のラッチアップ検証装
置の動作を示すフローチャートである。また、図9はそ
の動作説明用の平面図である。以下、図8及び図9を参
照して、その検証動作を説明する。
置の動作を示すフローチャートである。また、図9はそ
の動作説明用の平面図である。以下、図8及び図9を参
照して、その検証動作を説明する。
【0117】まず、ステップS21で、VDD&GND
パッド抽出部51は、レイアウトパターンデータD1か
ら、各種抽出用ルールD8のVDDパッド情報及びGN
Dパッド情報を用いてVDDパッド161及びGNDパ
ッド162を抽出して、VDDパッド抽出済みのレイア
ウトパターンデータD1をVDD配線抽出部52に出力
する。
パッド抽出部51は、レイアウトパターンデータD1か
ら、各種抽出用ルールD8のVDDパッド情報及びGN
Dパッド情報を用いてVDDパッド161及びGNDパ
ッド162を抽出して、VDDパッド抽出済みのレイア
ウトパターンデータD1をVDD配線抽出部52に出力
する。
【0118】ステップS22で、VDD配線抽出部52
はVDDパッド及びGNDパッド抽出済みのレイアウト
パターンデータD1から、各種抽出用ルールD8のVD
D配線情報を用いて、VDDパッド161から延設して
形成されるVDD配線163抽出してVDD配線抽出済
みのレイアウトパターンデータD1をGND配線抽出部
53に出力する。
はVDDパッド及びGNDパッド抽出済みのレイアウト
パターンデータD1から、各種抽出用ルールD8のVD
D配線情報を用いて、VDDパッド161から延設して
形成されるVDD配線163抽出してVDD配線抽出済
みのレイアウトパターンデータD1をGND配線抽出部
53に出力する。
【0119】ステップS23で、GND配線抽出部53
は、VDD配線抽出済みのレイアウトパターンデータD
1から、各種抽出用ルールD8のGND配線情報を用い
て、GNDパッド162から延設して形成されるGND
配線164を抽出してGND配線抽出済みのレイアウト
パターンデータD1をVDD配線接続P+ 拡散領域抽出
部54に出力する。
は、VDD配線抽出済みのレイアウトパターンデータD
1から、各種抽出用ルールD8のGND配線情報を用い
て、GNDパッド162から延設して形成されるGND
配線164を抽出してGND配線抽出済みのレイアウト
パターンデータD1をVDD配線接続P+ 拡散領域抽出
部54に出力する。
【0120】ステップS24で、VDD配線接続P+ 拡
散領域抽出部54は、GND配線抽出済みのレイアウト
パターンデータD1から、各種抽出用ルールD8のP+
拡散領域情報を用いて、Nウェル領域166の上層部に
設けられたP+ 拡散領域のうち、VDD配線163で直
接接続されたP+ 拡散領域165を抽出してVDD配線
直接接続のP+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターン
データD1をGND配線接続N+ 拡散領域抽出部55に
出力する。
散領域抽出部54は、GND配線抽出済みのレイアウト
パターンデータD1から、各種抽出用ルールD8のP+
拡散領域情報を用いて、Nウェル領域166の上層部に
設けられたP+ 拡散領域のうち、VDD配線163で直
接接続されたP+ 拡散領域165を抽出してVDD配線
直接接続のP+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターン
データD1をGND配線接続N+ 拡散領域抽出部55に
出力する。
【0121】ステップS25で、GND配線接続N+ 拡
散領域抽出部55は、P+ 拡散領域抽出済みのレイアウ
トパターンデータD1から、各種抽出用ルールD8のN
+ 拡散領域情報を用いて、P基板の上層部に設けられた
N+ 拡散領域のうち、GND配線で直接接続されたN+
拡散領域167を抽出してGND配線直接接続のN+拡
散領域抽出済みのレイアウトパターンデータD1をラッ
チアップ検証部56に出力する。
散領域抽出部55は、P+ 拡散領域抽出済みのレイアウ
トパターンデータD1から、各種抽出用ルールD8のN
+ 拡散領域情報を用いて、P基板の上層部に設けられた
N+ 拡散領域のうち、GND配線で直接接続されたN+
拡散領域167を抽出してGND配線直接接続のN+拡
散領域抽出済みのレイアウトパターンデータD1をラッ
チアップ検証部56に出力する。
【0122】ステップS26で、距離データ付与部59
は、検証データとなる基準距離が規定された距離データ
D9をラッチアップ検証部18に出力する。
は、検証データとなる基準距離が規定された距離データ
D9をラッチアップ検証部18に出力する。
【0123】ステップS27で、ラッチアップ検証部1
8は、GND配線直接接続のN+ 拡散領域抽出済みのレ
イアウトパターンデータD1から、VDD配線直接接続
のP+ 拡散領域165とGND配線直接接続のN+ 拡散
領域167との拡散領域間距離d2を測定して、拡散領
域間距離d2が距離データD9で規定された基準距離以
上であれば、ラッチアップ危険性なしと判定し、基準距
離以下であればラッチアップ発生の危険性有りと判定す
る。そして、ラッチアップ発生危険正有りと判定した場
合、ラッチアップ発生危険性有りと判定されたVDD配
線直接接続のP+ 拡散領域165及びGND配線直接接
続のN+ 拡散領域167をペアにしたラッチアップ検証
結果データD10を検証結果出力部57に出力する。
8は、GND配線直接接続のN+ 拡散領域抽出済みのレ
イアウトパターンデータD1から、VDD配線直接接続
のP+ 拡散領域165とGND配線直接接続のN+ 拡散
領域167との拡散領域間距離d2を測定して、拡散領
域間距離d2が距離データD9で規定された基準距離以
上であれば、ラッチアップ危険性なしと判定し、基準距
離以下であればラッチアップ発生の危険性有りと判定す
る。そして、ラッチアップ発生危険正有りと判定した場
合、ラッチアップ発生危険性有りと判定されたVDD配
線直接接続のP+ 拡散領域165及びGND配線直接接
続のN+ 拡散領域167をペアにしたラッチアップ検証
結果データD10を検証結果出力部57に出力する。
【0124】ステップS28で、検証結果出力部57
は、ラッチアップ検証結果データD10に基づき、ラッ
チアップ発生危険性有りと判定されたVDD配線直接接
続のP+ 拡散領域及びGND配線直接接続のN+ 拡散領
域をと特徴づけてリスト形式あるいはグラフィック出力
等の検証結果情報を出力する。
は、ラッチアップ検証結果データD10に基づき、ラッ
チアップ発生危険性有りと判定されたVDD配線直接接
続のP+ 拡散領域及びGND配線直接接続のN+ 拡散領
域をと特徴づけてリスト形式あるいはグラフィック出力
等の検証結果情報を出力する。
【0125】このように、第3の実施例のラッチアップ
検証装置は、VDD配線に直接接続されたP+ 拡散領域
とGND配線に直接接続されたN+ 拡散領域との拡散領
域間距離を検証することにより、ラッチアップ発生の危
険性の高いレイアウトパターンを自動的に検証すること
ができる。すなわち、CMOS構造のレイアウトパター
ンに対するラッチアップ検証の大幅効率向上を図るとと
もに、一定の検証精度を保った検証を行うことができ
る。
検証装置は、VDD配線に直接接続されたP+ 拡散領域
とGND配線に直接接続されたN+ 拡散領域との拡散領
域間距離を検証することにより、ラッチアップ発生の危
険性の高いレイアウトパターンを自動的に検証すること
ができる。すなわち、CMOS構造のレイアウトパター
ンに対するラッチアップ検証の大幅効率向上を図るとと
もに、一定の検証精度を保った検証を行うことができ
る。
【0126】<第4の実施例>図10は、この発明の第
4の実施例であるラッチアップ検証装置の構成を示すブ
ロック図である。
4の実施例であるラッチアップ検証装置の構成を示すブ
ロック図である。
【0127】同図に示すように、抽出ルール付与部66
より、VDDパッド及びGNDパッド以外のパッドであ
る信号パッド情報、信号配線情報、GND配線情報、P
+ 拡散領域情報及びN+ 拡散領域等を含んだ各種抽出用
ルールD11を、信号パッド抽出部61、信号配線抽出
部62及びN+ &P+ 拡散領域抽出部63に出力する。
各抽出部61〜66は、抽出ルール付与部66からの各
種抽出用ルールD11を参照することにより、レイアウ
トパターン上の所望の箇所を正確に抽出することができ
る。
より、VDDパッド及びGNDパッド以外のパッドであ
る信号パッド情報、信号配線情報、GND配線情報、P
+ 拡散領域情報及びN+ 拡散領域等を含んだ各種抽出用
ルールD11を、信号パッド抽出部61、信号配線抽出
部62及びN+ &P+ 拡散領域抽出部63に出力する。
各抽出部61〜66は、抽出ルール付与部66からの各
種抽出用ルールD11を参照することにより、レイアウ
トパターン上の所望の箇所を正確に抽出することができ
る。
【0128】信号パッド抽出部61は、図示しないレイ
アウトパターンデータ付与手段よりレイアウトパターン
データD1を受け、レイアウトパターンデータD1か
ら、各種抽出用ルールD11の信号パッド情報を用いて
VDDパッド及びGNDパッド以外のパッドである信号
パッドを抽出して、信号パッド抽出済みのレイアウトパ
ターンデータD1を信号配線抽出部62に出力する。
アウトパターンデータ付与手段よりレイアウトパターン
データD1を受け、レイアウトパターンデータD1か
ら、各種抽出用ルールD11の信号パッド情報を用いて
VDDパッド及びGNDパッド以外のパッドである信号
パッドを抽出して、信号パッド抽出済みのレイアウトパ
ターンデータD1を信号配線抽出部62に出力する。
【0129】信号配線抽出部62は信号パッド抽出済み
のレイアウトパターンデータD1から、各種抽出用ルー
ルD11のVDD配線情報を用いて、信号パッドから延
設して形成される信号配線を抽出して信号配線抽出済み
のレイアウトパターンデータD1をN+ &P+ 拡散領域
抽出部63に出力する。
のレイアウトパターンデータD1から、各種抽出用ルー
ルD11のVDD配線情報を用いて、信号パッドから延
設して形成される信号配線を抽出して信号配線抽出済み
のレイアウトパターンデータD1をN+ &P+ 拡散領域
抽出部63に出力する。
【0130】VDD配線接続N+ &P+ 拡散領域抽出部
63は、信号配線抽出済みのレイアウトパターンデータ
D1から、各種抽出用ルールD11のP+ 拡散領域情報
及びN+ 拡散領域情報を用いて、Nウェル領域(あるい
はN基板)の上層部に設けられたP+ 拡散領域及びPウ
ェル領域(あるいはP基板)の上層部に設けられたN+
拡散領域のうち、信号配線で直接接続されたP+ 拡散領
域及びN+ 拡散領域を抽出して信号配線直接接続のP+
&N+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデータD
1をラッチアップ検証部64に出力する。
63は、信号配線抽出済みのレイアウトパターンデータ
D1から、各種抽出用ルールD11のP+ 拡散領域情報
及びN+ 拡散領域情報を用いて、Nウェル領域(あるい
はN基板)の上層部に設けられたP+ 拡散領域及びPウ
ェル領域(あるいはP基板)の上層部に設けられたN+
拡散領域のうち、信号配線で直接接続されたP+ 拡散領
域及びN+ 拡散領域を抽出して信号配線直接接続のP+
&N+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデータD
1をラッチアップ検証部64に出力する。
【0131】ラッチアップ検証部64は、信号配線直接
接続のN+ &P+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパター
ンデータD1から、同一の信号配線に共通接続されてい
るP+ 拡散領域とN+ 拡散領域の存在の有無を検証し、
存在しなければラッチアップ危険性なしと判定し、存在
すれば、信号配線直接接続のP+ 拡散領域、Nウェル領
域(N基板)及びP基板(Pウェル領域)からなるPN
Pバイポーラトランジスタ及び信号配線直接接続のN+
拡散領域、P基板(Pウェル領域)及びNウェル領域
(N基板)からなるNPNバイポーラトランジスタが活
性状態になりやすくラッチアップ発生の危険性有りと判
定する。そして、ラッチアップ発生危険性有りと判定し
た場合、ラッチアップ発生危険性有りと判定された信号
配線共通接続のP+ 拡散領域及びN+ 拡散領域をペアに
したラッチアップ検証結果データD12を検証結果出力
部65に出力する。
接続のN+ &P+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパター
ンデータD1から、同一の信号配線に共通接続されてい
るP+ 拡散領域とN+ 拡散領域の存在の有無を検証し、
存在しなければラッチアップ危険性なしと判定し、存在
すれば、信号配線直接接続のP+ 拡散領域、Nウェル領
域(N基板)及びP基板(Pウェル領域)からなるPN
Pバイポーラトランジスタ及び信号配線直接接続のN+
拡散領域、P基板(Pウェル領域)及びNウェル領域
(N基板)からなるNPNバイポーラトランジスタが活
性状態になりやすくラッチアップ発生の危険性有りと判
定する。そして、ラッチアップ発生危険性有りと判定し
た場合、ラッチアップ発生危険性有りと判定された信号
配線共通接続のP+ 拡散領域及びN+ 拡散領域をペアに
したラッチアップ検証結果データD12を検証結果出力
部65に出力する。
【0132】検証結果出力部65は、ラッチアップ検証
結果データD12に基づき、ラッチアップ発生危険性有
りと判定された信号配線共通接続のP+ 拡散領域及びN
+ 拡散領域を特徴づけてリスト形式あるいはグラフィッ
ク出力等の検証結果情報(図示せず)を出力する。した
がって、設計者はラッチアップ発生の危険性のある箇所
を容易に認識することができ、レイアウトパターンの設
計変更を速やかに行える。
結果データD12に基づき、ラッチアップ発生危険性有
りと判定された信号配線共通接続のP+ 拡散領域及びN
+ 拡散領域を特徴づけてリスト形式あるいはグラフィッ
ク出力等の検証結果情報(図示せず)を出力する。した
がって、設計者はラッチアップ発生の危険性のある箇所
を容易に認識することができ、レイアウトパターンの設
計変更を速やかに行える。
【0133】図11は第4の実施例のラッチアップ検証
装置の動作を示すフローチャートである。また、図12
はその動作説明用の平面図である。以下、図11及び図
12を参照して、その検証動作を説明する。
装置の動作を示すフローチャートである。また、図12
はその動作説明用の平面図である。以下、図11及び図
12を参照して、その検証動作を説明する。
【0134】まず、ステップS31で、信号パッド抽出
部61は、レイアウトパターンデータD1から、各種抽
出用ルールD11の信号パッド情報を用いてVDDパッ
ド161及びGNDパッド162以外のパッドである信
号パッド171を抽出して、信号パッド抽出済みのレイ
アウトパターンデータD1を信号配線抽出部62に出力
する。
部61は、レイアウトパターンデータD1から、各種抽
出用ルールD11の信号パッド情報を用いてVDDパッ
ド161及びGNDパッド162以外のパッドである信
号パッド171を抽出して、信号パッド抽出済みのレイ
アウトパターンデータD1を信号配線抽出部62に出力
する。
【0135】ステップS32で、信号配線抽出部62は
信号パッド抽出済みのレイアウトパターンデータD1か
ら、各種抽出用ルールD11の信号配線情報を用いて、
信号パッド171から延設して形成される信号配線17
2を抽出してVDD配線抽出済みのレイアウトパターン
データD1をN+ &P+ 拡散領域抽出部63に出力す
る。
信号パッド抽出済みのレイアウトパターンデータD1か
ら、各種抽出用ルールD11の信号配線情報を用いて、
信号パッド171から延設して形成される信号配線17
2を抽出してVDD配線抽出済みのレイアウトパターン
データD1をN+ &P+ 拡散領域抽出部63に出力す
る。
【0136】ステップS33で、N+ &P+ 拡散領域抽
出部63は、信号配線抽出済みのレイアウトパターンデ
ータD1から、各種抽出用ルールD11のP+ 拡散領域
情報を用いて、Nウェル領域173の上層部に設けられ
たP+ 拡散領域のうち、信号配線で直接接続されたP+
拡散領域174を抽出し、さらに、ステップS34で、
各種抽出用ルールD11のN+ 拡散領域情報を用いて、
P基板の上層部に設けられたN+ 拡散領域のうち、信号
配線で直接接続されたN+ 拡散領域175を抽出して信
号配線直接接続のP+ &N+ 拡散領域抽出済みのレイア
ウトパターンデータD1をラッチアップ検証部64に出
力する。
出部63は、信号配線抽出済みのレイアウトパターンデ
ータD1から、各種抽出用ルールD11のP+ 拡散領域
情報を用いて、Nウェル領域173の上層部に設けられ
たP+ 拡散領域のうち、信号配線で直接接続されたP+
拡散領域174を抽出し、さらに、ステップS34で、
各種抽出用ルールD11のN+ 拡散領域情報を用いて、
P基板の上層部に設けられたN+ 拡散領域のうち、信号
配線で直接接続されたN+ 拡散領域175を抽出して信
号配線直接接続のP+ &N+ 拡散領域抽出済みのレイア
ウトパターンデータD1をラッチアップ検証部64に出
力する。
【0137】そして、ステップS35で、ラッチアップ
検証部64は、信号配線直接接続のN+ &P+ 拡散領域
抽出済みのレイアウトパターンデータD1から、同一の
信号配線に共通接続されているP+ 拡散領域とN+ 拡散
領域の存在の有無を検証し、存在しなければラッチアッ
プ危険性なしと判定し、存在すればラッチアップ発生の
危険性有りと判定する。
検証部64は、信号配線直接接続のN+ &P+ 拡散領域
抽出済みのレイアウトパターンデータD1から、同一の
信号配線に共通接続されているP+ 拡散領域とN+ 拡散
領域の存在の有無を検証し、存在しなければラッチアッ
プ危険性なしと判定し、存在すればラッチアップ発生の
危険性有りと判定する。
【0138】図12の例では、信号配線172にP+ 拡
散領域174とN+ 拡散領域175とが共通に接続され
ているため、ラッチアップ発生危険性有りと判定し、ラ
ッチアップ発生危険性有りと判定した信号配線共通接続
のP+ 拡散領域174及びN+ 拡散領域175をペアに
したラッチアップ検証結果データD12を検証結果出力
部65に出力する。
散領域174とN+ 拡散領域175とが共通に接続され
ているため、ラッチアップ発生危険性有りと判定し、ラ
ッチアップ発生危険性有りと判定した信号配線共通接続
のP+ 拡散領域174及びN+ 拡散領域175をペアに
したラッチアップ検証結果データD12を検証結果出力
部65に出力する。
【0139】次に、ステップS36で、検証結果出力部
65は、ラッチアップ検証結果データD12に基づき、
信号配線共通接続のP+ 拡散領域174及びN+ 拡散領
域175と特徴づけてリスト形式あるいはグラフィック
出力等の検証結果情報を出力する。
65は、ラッチアップ検証結果データD12に基づき、
信号配線共通接続のP+ 拡散領域174及びN+ 拡散領
域175と特徴づけてリスト形式あるいはグラフィック
出力等の検証結果情報を出力する。
【0140】このように、第4の実施例のラッチアップ
検証装置は、信号配線に共通接続されたP+ 拡散領域と
N+ 拡散領域との拡散領域間距離を検証することによ
り、ラッチアップ発生の危険性の高いレイアウトパター
ンを自動的に検証することができる。すなわち、CMO
S構造のレイアウトパターンに対するラッチアップ検証
の大幅効率向上を図るとともに、一定の検証精度を保っ
た検証を行うことができる。
検証装置は、信号配線に共通接続されたP+ 拡散領域と
N+ 拡散領域との拡散領域間距離を検証することによ
り、ラッチアップ発生の危険性の高いレイアウトパター
ンを自動的に検証することができる。すなわち、CMO
S構造のレイアウトパターンに対するラッチアップ検証
の大幅効率向上を図るとともに、一定の検証精度を保っ
た検証を行うことができる。
【0141】<第5の実施例>図13は、この発明の第
5の実施例であるラッチアップ検証装置の構成を示すブ
ロック図である。
5の実施例であるラッチアップ検証装置の構成を示すブ
ロック図である。
【0142】同図に示すように、レイアウトパターン表
示モジュール71は、レイアウトパターンデータD1を
入力として、レイアウトパターンを視覚認識可能に表示
する。
示モジュール71は、レイアウトパターンデータD1を
入力として、レイアウトパターンを視覚認識可能に表示
する。
【0143】領域選択モジュール72は、レイアウトパ
ターン表示モジュール71で表示されたレイアウトパタ
ーン上で領域の区別が可能であり、オペレータによりマ
ウス等で入力されたレイアウトパターン上の2点を対角
としたの矩形領域が第1の部分領域、それ以外の領域が
第2の部分領域として区別される。
ターン表示モジュール71で表示されたレイアウトパタ
ーン上で領域の区別が可能であり、オペレータによりマ
ウス等で入力されたレイアウトパターン上の2点を対角
としたの矩形領域が第1の部分領域、それ以外の領域が
第2の部分領域として区別される。
【0144】領域別距離入力部73は、第1の部分領域
及び第2の部分領域それぞれの基準距離である第1の部
分基準距離及び第2の部分基準距離が入力可能であり、
オペレータによりキーボード等で入力された入力値がそ
れぞれ第1の部分基準距離及び第2の部分基準距離とさ
れ、これら第1及び第2の部分領域並びに第1及び第2
の部分基準距離を規定した距離データD13が距離検証
モジュール74に付与される。
及び第2の部分領域それぞれの基準距離である第1の部
分基準距離及び第2の部分基準距離が入力可能であり、
オペレータによりキーボード等で入力された入力値がそ
れぞれ第1の部分基準距離及び第2の部分基準距離とさ
れ、これら第1及び第2の部分領域並びに第1及び第2
の部分基準距離を規定した距離データD13が距離検証
モジュール74に付与される。
【0145】距離検証モジュール74は、第3の実施例
のVDD&GNDパッド抽出部51、VDD配線抽出部
52、GND配線抽出部53、VDD配線接続P+ 拡散
領域抽出部54、GND配線接続N+ 拡散領域抽出部5
5、ラッチアップ検証部56、抽出ルール付与部58及
び各種抽出用ルールD8を包含したモジュールであり
(図7参照)、距離データD13はラッチアップ検証部
56に相当する手段に取り込まれる。
のVDD&GNDパッド抽出部51、VDD配線抽出部
52、GND配線抽出部53、VDD配線接続P+ 拡散
領域抽出部54、GND配線接続N+ 拡散領域抽出部5
5、ラッチアップ検証部56、抽出ルール付与部58及
び各種抽出用ルールD8を包含したモジュールであり
(図7参照)、距離データD13はラッチアップ検証部
56に相当する手段に取り込まれる。
【0146】第3の実施例で述べたように、距離検証モ
ジュール74は、VDD配線に直接接続されたP+ 拡散
領域とGND配線に直接接続されたN+ 拡散領域との拡
散領域間距離に基づきラッチアップ検証を行い、その検
証結果をラッチアップ検証結果データD14として検証
結果出力部75に出力する。
ジュール74は、VDD配線に直接接続されたP+ 拡散
領域とGND配線に直接接続されたN+ 拡散領域との拡
散領域間距離に基づきラッチアップ検証を行い、その検
証結果をラッチアップ検証結果データD14として検証
結果出力部75に出力する。
【0147】ただし、レイアウトパターン上の第1の部
分領域においては第1の部分基準距離を用いてラッチア
ップ検証を行い、レイアウトパターン上の第2の部分領
域においては第2の部分基準距離を用いてラッチアップ
検証を行う。
分領域においては第1の部分基準距離を用いてラッチア
ップ検証を行い、レイアウトパターン上の第2の部分領
域においては第2の部分基準距離を用いてラッチアップ
検証を行う。
【0148】検証結果出力部75は、ラッチアップ検証
結果データD14に基づき、ラッチアップ発生危険性有
りと判定されたVDD配線直接接続のP+ 拡散領域及び
GND配線直接接続のN+ 拡散領域を特徴づけ、リスト
形式あるいはグラフィック出力等の検証結果情報(図示
せず)を出力する。したがって、設計者はラッチアップ
発生の危険性のある箇所を容易に認識することができ、
レイアウトパターンの設計変更を速やかに行える。
結果データD14に基づき、ラッチアップ発生危険性有
りと判定されたVDD配線直接接続のP+ 拡散領域及び
GND配線直接接続のN+ 拡散領域を特徴づけ、リスト
形式あるいはグラフィック出力等の検証結果情報(図示
せず)を出力する。したがって、設計者はラッチアップ
発生の危険性のある箇所を容易に認識することができ、
レイアウトパターンの設計変更を速やかに行える。
【0149】図14は第5の実施例のラッチアップ検証
動作を示すフローチャートである。また、図15はその
動作説明用の平面図である。以下、図14及び図15を
参照して、その検証動作を説明する。
動作を示すフローチャートである。また、図15はその
動作説明用の平面図である。以下、図14及び図15を
参照して、その検証動作を説明する。
【0150】ステップS41で、レイアウトパターン表
示モジュール71は、レイアウトパターンデータD1を
入力として、図15で示すようなレイアウトパターンを
視覚認識可能に表示する。
示モジュール71は、レイアウトパターンデータD1を
入力として、図15で示すようなレイアウトパターンを
視覚認識可能に表示する。
【0151】ステップS42で、領域選択モジュール7
2は、オペレータによりマウス等で入力されたレイアウ
トパターン上の2点(図15では「X」で示す)を対角
としたの矩形領域180が第1の部分領域、それ以外の
領域が第2の部分領域として区別される。このように、
2点を入力するだけで第1の部分領域と第2の部分領域
との区分を行うことにより、速やかにレイアウトパター
ンの領域区分を行える。
2は、オペレータによりマウス等で入力されたレイアウ
トパターン上の2点(図15では「X」で示す)を対角
としたの矩形領域180が第1の部分領域、それ以外の
領域が第2の部分領域として区別される。このように、
2点を入力するだけで第1の部分領域と第2の部分領域
との区分を行うことにより、速やかにレイアウトパター
ンの領域区分を行える。
【0152】ステップS43で、領域別距離入力部73
は、オペレータによりキーボード等で入力された入力値
がそれぞれ第1の部分基準距離及び第2の部分基準距離
とされ、これら第1及び第2の部分領域並びに第1及び
第2の部分基準距離を規定した距離データD13を距離
検証モジュール74に付与する。
は、オペレータによりキーボード等で入力された入力値
がそれぞれ第1の部分基準距離及び第2の部分基準距離
とされ、これら第1及び第2の部分領域並びに第1及び
第2の部分基準距離を規定した距離データD13を距離
検証モジュール74に付与する。
【0153】ステップS44で、距離検証モジュール7
4は、VDDパッド181から延設されたVDD配線1
82に直接接続された(Nウェル183内の)P+ 拡散
領域184とGNDパッド191から延設されたGND
配線192に直接接続されたN+ 拡散領域193との拡
散領域間距離dAと第1の部分基準距離とを比較するこ
とにより、第1の部分領域上のラッチアップ検証を行
い、VDD配線182に直接接続された(Nウェル18
3内の)P+ 拡散領域184とGND配線192に直接
接続されたN+ 拡散領域194との拡散領域間距離dB
と第2の部分基準距離とを比較することにより、第2の
部分領域上のラッチアップ検証を行い、その検証結果を
ラッチアップ検証結果データD14として検証結果出力
部75に出力する。
4は、VDDパッド181から延設されたVDD配線1
82に直接接続された(Nウェル183内の)P+ 拡散
領域184とGNDパッド191から延設されたGND
配線192に直接接続されたN+ 拡散領域193との拡
散領域間距離dAと第1の部分基準距離とを比較するこ
とにより、第1の部分領域上のラッチアップ検証を行
い、VDD配線182に直接接続された(Nウェル18
3内の)P+ 拡散領域184とGND配線192に直接
接続されたN+ 拡散領域194との拡散領域間距離dB
と第2の部分基準距離とを比較することにより、第2の
部分領域上のラッチアップ検証を行い、その検証結果を
ラッチアップ検証結果データD14として検証結果出力
部75に出力する。
【0154】ステップS45で、検証結果出力部75
は、ラッチアップ検証結果データD14に基づき、ラッ
チアップ発生危険性有りと判定されたVDD配線直接接
続のP+ 拡散領域及びGND配線直接接続のN+ 拡散領
域を特徴づけ、リスト形式あるいはグラフィック出力等
の検証結果情報を出力する。
は、ラッチアップ検証結果データD14に基づき、ラッ
チアップ発生危険性有りと判定されたVDD配線直接接
続のP+ 拡散領域及びGND配線直接接続のN+ 拡散領
域を特徴づけ、リスト形式あるいはグラフィック出力等
の検証結果情報を出力する。
【0155】このように、第5の実施例のラッチアップ
検証装置は、第2の実施例同様、VDD配線に直接接続
されたP+ 拡散領域とGND配線に直接接続されたN+
拡散領域との拡散領域間距離を検証することにより、ラ
ッチアップ発生の危険性の高いレイアウトパターンを自
動的に検証することができる。すなわち、CMOS構造
のレイアウトパターンに対するラッチアップ検証の大幅
効率向上を図るとともに、一定の検証精度を保った検証
を行うことができる。
検証装置は、第2の実施例同様、VDD配線に直接接続
されたP+ 拡散領域とGND配線に直接接続されたN+
拡散領域との拡散領域間距離を検証することにより、ラ
ッチアップ発生の危険性の高いレイアウトパターンを自
動的に検証することができる。すなわち、CMOS構造
のレイアウトパターンに対するラッチアップ検証の大幅
効率向上を図るとともに、一定の検証精度を保った検証
を行うことができる。
【0156】加えて、レイアウトパターン上の領域を区
別してそれぞれに異なる基準距離を用いて拡散領域間距
離を検証するため、より実用レベルに即した詳細なレベ
ルでラッチアップ検証を行うことができる。
別してそれぞれに異なる基準距離を用いて拡散領域間距
離を検証するため、より実用レベルに即した詳細なレベ
ルでラッチアップ検証を行うことができる。
【0157】なお、第5の実施例では、レイアウトパタ
ーン上の領域を2つの領域に区分けした例を示したが、
3以上の領域に区分けすることも勿論可能である。
ーン上の領域を2つの領域に区分けした例を示したが、
3以上の領域に区分けすることも勿論可能である。
【0158】
【発明の効果】この発明の請求項1記載のラッチアップ
検証装置におけるラッチアップ検証手段は、ウェル領域
の表面に形成された第2の半導体領域のコンタクト領域
と半導体基板の表面に形成された第1の半導体領域との
距離から、第1の導電型の第1の半導体領域及び第2の
導電型の第2の半導体領域のうち一方の半導体領域、第
2の導電型のウェル領域及び第1の導電型の半導体基板
とからなる寄生バイポーラトランジスタのPN接合が順
バイアスされやすい構造であるか否かをを検証すること
により、CMOS構造のレイアウトパターンに対するラ
ッチアップ検証の大幅効率向上を図るとともに、一定の
検証精度を保った検証を行うことができる。
検証装置におけるラッチアップ検証手段は、ウェル領域
の表面に形成された第2の半導体領域のコンタクト領域
と半導体基板の表面に形成された第1の半導体領域との
距離から、第1の導電型の第1の半導体領域及び第2の
導電型の第2の半導体領域のうち一方の半導体領域、第
2の導電型のウェル領域及び第1の導電型の半導体基板
とからなる寄生バイポーラトランジスタのPN接合が順
バイアスされやすい構造であるか否かをを検証すること
により、CMOS構造のレイアウトパターンに対するラ
ッチアップ検証の大幅効率向上を図るとともに、一定の
検証精度を保った検証を行うことができる。
【0159】また、請求項2記載のラッチアップ検証装
置の抽出用ルール付与手段は、レイアウトパターン中に
存在する電源パッド、電源配線、ウェル領域、第1の導
電型の半導体領域及び第2の導電型の半導体領域をレイ
アウトパターンから特定する情報からなる抽出ルールを
付与するため、この抽出ルールを参照することにより、
半導体領域抽出手段を構成する各手段は、レイアウトパ
ターン上の所望の箇所を正確に抽出することができ、ラ
ッチアップ検証の精度向上に寄与する。
置の抽出用ルール付与手段は、レイアウトパターン中に
存在する電源パッド、電源配線、ウェル領域、第1の導
電型の半導体領域及び第2の導電型の半導体領域をレイ
アウトパターンから特定する情報からなる抽出ルールを
付与するため、この抽出ルールを参照することにより、
半導体領域抽出手段を構成する各手段は、レイアウトパ
ターン上の所望の箇所を正確に抽出することができ、ラ
ッチアップ検証の精度向上に寄与する。
【0160】また、請求項3記載のラッチアップ検証装
置は、ラッチアップ検証用の比較基準であるオーバーサ
イズデータをオーバーサイズ情報付与手段から付与して
いるため、比較基準を変更することができ、より実用に
適合した検証を行うことができる。
置は、ラッチアップ検証用の比較基準であるオーバーサ
イズデータをオーバーサイズ情報付与手段から付与して
いるため、比較基準を変更することができ、より実用に
適合した検証を行うことができる。
【0161】さらに、請求項4記載のラッチアップ検証
装置の検証結果出力手段は、ラッチアップ検証手段によ
る検証結果に基づき、オーバーサイズ領域内に存在しな
い第1の半導体領域を特徴づけた検証結果情報を出力す
るため、設計者はラッチアップ発生の危険性のある箇所
を容易に認識することができ、レイアウトパターンの設
計変更を速やかに行える。
装置の検証結果出力手段は、ラッチアップ検証手段によ
る検証結果に基づき、オーバーサイズ領域内に存在しな
い第1の半導体領域を特徴づけた検証結果情報を出力す
るため、設計者はラッチアップ発生の危険性のある箇所
を容易に認識することができ、レイアウトパターンの設
計変更を速やかに行える。
【0162】また、請求項5記載のラッチアップ検証装
置のCMOS半導体集積回路は、P型基板上にN型ウェ
ル領域が形成された構造のCMOS半導体集積回路に対
するラッチアップ検証を行うことができる。
置のCMOS半導体集積回路は、P型基板上にN型ウェ
ル領域が形成された構造のCMOS半導体集積回路に対
するラッチアップ検証を行うことができる。
【0163】さらに、請求項6記載のラッチアップ検証
装置のCMOS半導体集積回路は、型基板上にP型ウェ
ル領域が形成された構造のCMOS半導体集積回路に対
するラッチアップ検証を行うことができる。
装置のCMOS半導体集積回路は、型基板上にP型ウェ
ル領域が形成された構造のCMOS半導体集積回路に対
するラッチアップ検証を行うことができる。
【0164】この発明の請求項7記載のラッチアップ検
証装置は、ラッチアップ検証手段により、第1の電源に
直接接続される第1の導電型の第1の半導体領域と第2
の電源に直接接続される第2の導電型の第2の半導体領
域との距離に基づき、第1の導電型の第1の半導体領域
及び第2の導電型の第2の半導体領域のうち一方の半導
体領域、ウェル領域及び半導体基板とからなる寄生バイ
ポーラトランジスタのPN接合が順バイアスされやすい
構造であるか否かをを検証するこにより、CMOS構造
のレイアウトパターンに対するラッチアップ検証の大幅
効率向上を図るとともに、一定の検証精度を保った検証
を行うことができる。
証装置は、ラッチアップ検証手段により、第1の電源に
直接接続される第1の導電型の第1の半導体領域と第2
の電源に直接接続される第2の導電型の第2の半導体領
域との距離に基づき、第1の導電型の第1の半導体領域
及び第2の導電型の第2の半導体領域のうち一方の半導
体領域、ウェル領域及び半導体基板とからなる寄生バイ
ポーラトランジスタのPN接合が順バイアスされやすい
構造であるか否かをを検証するこにより、CMOS構造
のレイアウトパターンに対するラッチアップ検証の大幅
効率向上を図るとともに、一定の検証精度を保った検証
を行うことができる。
【0165】また、請求項8記載のラッチアップ検証装
置の抽出用ルール付与手段は、レイアウトパターン中に
存在する電源パッド、第1及び第2の電源配線、ウェル
領域、第1の導電型の半導体領域及び第2の導電型の半
導体領域をレイアウトパターンから特定する情報からな
る抽出ルールを付与するため、この抽出ルールを参照す
ることにより、半導体領域抽出手段を構成する各手段
は、レイアウトパターン上の所望の箇所を正確に抽出す
ることができ、ラッチアップ検証の精度向上に寄与す
る。
置の抽出用ルール付与手段は、レイアウトパターン中に
存在する電源パッド、第1及び第2の電源配線、ウェル
領域、第1の導電型の半導体領域及び第2の導電型の半
導体領域をレイアウトパターンから特定する情報からな
る抽出ルールを付与するため、この抽出ルールを参照す
ることにより、半導体領域抽出手段を構成する各手段
は、レイアウトパターン上の所望の箇所を正確に抽出す
ることができ、ラッチアップ検証の精度向上に寄与す
る。
【0166】さらに、請求項9記載のラッチアップ検証
装置の距離データ付与手段は、検証用の基準距離を規定
した距離データを付与するため、比較基準を変更するこ
とができ、レイアウトパターンの設計変更を速やかに行
える。
装置の距離データ付与手段は、検証用の基準距離を規定
した距離データを付与するため、比較基準を変更するこ
とができ、レイアウトパターンの設計変更を速やかに行
える。
【0167】また、請求項10記載のラッチアップ検証
装置のラッチアップ検証手段は、レイアウトパターンを
形成する第1〜第nの区分領域それぞれに異なる値の基
準距離に用いてラッチアップ検証を行うことができるた
め、より精度の高いラッチアップ検証を行うことができ
る。
装置のラッチアップ検証手段は、レイアウトパターンを
形成する第1〜第nの区分領域それぞれに異なる値の基
準距離に用いてラッチアップ検証を行うことができるた
め、より精度の高いラッチアップ検証を行うことができ
る。
【0168】さらに、請求項11記載のラッチアップ検
証装置の領域区分手段は、レイアウトパターン表示手段
で表示されたレイアウトパターン上に2つの選択点が入
力可能であり、2つの選択点を対角とした矩形領域を第
1の部分領域とし、それ以外の領域を第2の部分領域と
しているため、比較的簡単にレイアウトパターンを第1
の部分領域と第2の部分領域とに区分することができ、
速やかにレイアウトパターンの領域区分を行える。
証装置の領域区分手段は、レイアウトパターン表示手段
で表示されたレイアウトパターン上に2つの選択点が入
力可能であり、2つの選択点を対角とした矩形領域を第
1の部分領域とし、それ以外の領域を第2の部分領域と
しているため、比較的簡単にレイアウトパターンを第1
の部分領域と第2の部分領域とに区分することができ、
速やかにレイアウトパターンの領域区分を行える。
【0169】さらにまた、請求項12記載のラッチアッ
プ検証装置の検証結果出力手段は、ラッチアップ検証手
段による検証結果に基づき、拡散領域間距離が基準距離
より短い関係にある第1及び第2の半導体領域を特徴づ
けた検証結果情報を出力するため、ラッチアップ発生の
危険性のある箇所を容易に認識することができ、レイア
ウトパターンの設計変更を速やかに行える。
プ検証装置の検証結果出力手段は、ラッチアップ検証手
段による検証結果に基づき、拡散領域間距離が基準距離
より短い関係にある第1及び第2の半導体領域を特徴づ
けた検証結果情報を出力するため、ラッチアップ発生の
危険性のある箇所を容易に認識することができ、レイア
ウトパターンの設計変更を速やかに行える。
【0170】この発明の請求項13記載のラッチアップ
検証装置は、ラッチアップ検証手段により、第1及び第
2の電源に接続されていない信号配線に接続される第1
の導電型の第1の半導体領域及び第2の導電型の第2の
半導体領域信号配線の接続状況に基づき、第1の導電型
の第1の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体領
域のうち一方の半導体領域、ウェル領域及び半導体基板
とからなる寄生バイポーラトランジスタのPN接合が順
バイアスされやすい構造であるか否かを検証することに
より、CMOS構造のレイアウトパターンに対するラッ
チアップ検証の大幅効率向上を図るとともに、一定の検
証精度を保った検証を行うことができる。
検証装置は、ラッチアップ検証手段により、第1及び第
2の電源に接続されていない信号配線に接続される第1
の導電型の第1の半導体領域及び第2の導電型の第2の
半導体領域信号配線の接続状況に基づき、第1の導電型
の第1の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体領
域のうち一方の半導体領域、ウェル領域及び半導体基板
とからなる寄生バイポーラトランジスタのPN接合が順
バイアスされやすい構造であるか否かを検証することに
より、CMOS構造のレイアウトパターンに対するラッ
チアップ検証の大幅効率向上を図るとともに、一定の検
証精度を保った検証を行うことができる。
【0171】また、請求項14記載のラッチアップ検証
装置の抽出用ルール付与手段は、レイアウトパターン中
に存在する第1及び第2の電源に接続されない信号パッ
ド、信号配線、ウェル領域、第1の導電型の半導体領域
及び第2の導電型の半導体領域をレイアウトパターンか
ら特定する情報からなる抽出ルールを付与するため、こ
の抽出ルールを参照することにより、半導体領域抽出手
段を構成する各手段は、レイアウトパターン上の所望の
箇所を正確に抽出することができ、ラッチアップ検証の
精度向上に寄与する。
装置の抽出用ルール付与手段は、レイアウトパターン中
に存在する第1及び第2の電源に接続されない信号パッ
ド、信号配線、ウェル領域、第1の導電型の半導体領域
及び第2の導電型の半導体領域をレイアウトパターンか
ら特定する情報からなる抽出ルールを付与するため、こ
の抽出ルールを参照することにより、半導体領域抽出手
段を構成する各手段は、レイアウトパターン上の所望の
箇所を正確に抽出することができ、ラッチアップ検証の
精度向上に寄与する。
【0172】また、請求項15記載のラッチアップ検証
装置の検証結果出力手段は、ラッチアップ検証手段によ
る検証結果に基づき、同一信号配線に接続される第1の
半導体領域と第2の半導体領域とを特徴づけた検証結果
情報を出力するため、ラッチアップ発生の危険性のある
箇所を容易に認識することができ、レイアウトパターン
の設計変更を速やかに行える。
装置の検証結果出力手段は、ラッチアップ検証手段によ
る検証結果に基づき、同一信号配線に接続される第1の
半導体領域と第2の半導体領域とを特徴づけた検証結果
情報を出力するため、ラッチアップ発生の危険性のある
箇所を容易に認識することができ、レイアウトパターン
の設計変更を速やかに行える。
【0173】この発明の請求項16記載のラッチアップ
検証方法は、ウェル領域の表面に形成された第2の半導
体領域のコンタクト領域と半導体基板の表面に形成され
た第1の半導体領域との距離から、第1の導電型の第1
の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体領域のう
ち一方の半導体領域、第2の導電型のウェル領域及び第
1の導電型の半導体基板とからなる寄生バイポーラトラ
ンジスタのPN接合が順バイアスされやすい構造である
か否かをを検証することにより、CMOS構造のレイア
ウトパターンに対するラッチアップ検証の大幅効率向上
を図るとともに、一定の検証精度を保った検証を行うこ
とができる。
検証方法は、ウェル領域の表面に形成された第2の半導
体領域のコンタクト領域と半導体基板の表面に形成され
た第1の半導体領域との距離から、第1の導電型の第1
の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体領域のう
ち一方の半導体領域、第2の導電型のウェル領域及び第
1の導電型の半導体基板とからなる寄生バイポーラトラ
ンジスタのPN接合が順バイアスされやすい構造である
か否かをを検証することにより、CMOS構造のレイア
ウトパターンに対するラッチアップ検証の大幅効率向上
を図るとともに、一定の検証精度を保った検証を行うこ
とができる。
【0174】この発明の請求項17記載のラッチアップ
検証方法は、第1の電源に直接接続される第1の導電型
の第1の半導体領域と第2の電源に直接接続される第2
の導電型の第2の半導体領域との距離に基づき、第1の
導電型の第1の半導体領域及び第2の導電型の第2の半
導体領域のうち一方の半導体領域、ウェル領域及び半導
体基板とからなる寄生バイポーラトランジスタのPN接
合が順バイアスされやすい構造であるか否かをを検証す
るこにより、CMOS構造のレイアウトパターンに対す
るラッチアップ検証の大幅効率向上を図るとともに、一
定の検証精度を保った検証を行うことができる。
検証方法は、第1の電源に直接接続される第1の導電型
の第1の半導体領域と第2の電源に直接接続される第2
の導電型の第2の半導体領域との距離に基づき、第1の
導電型の第1の半導体領域及び第2の導電型の第2の半
導体領域のうち一方の半導体領域、ウェル領域及び半導
体基板とからなる寄生バイポーラトランジスタのPN接
合が順バイアスされやすい構造であるか否かをを検証す
るこにより、CMOS構造のレイアウトパターンに対す
るラッチアップ検証の大幅効率向上を図るとともに、一
定の検証精度を保った検証を行うことができる。
【0175】この発明の請求項18記載のラッチアップ
検証方法は、第1及び第2の電源に接続されていない信
号配線に接続される第1の導電型の第1の半導体領域及
び第2の導電型の第2の半導体領域信号配線の接続状況
に基づき、第1の導電型の第1の半導体領域及び第2の
導電型の第2の半導体領域のうち一方の半導体領域、ウ
ェル領域及び半導体基板とからなる寄生バイポーラトラ
ンジスタのPN接合が順バイアスされやすい構造である
か否かを検証することにより、CMOS構造のレイアウ
トパターンに対するラッチアップ検証の大幅効率向上を
図るとともに、一定の検証精度を保った検証を行うこと
ができる。
検証方法は、第1及び第2の電源に接続されていない信
号配線に接続される第1の導電型の第1の半導体領域及
び第2の導電型の第2の半導体領域信号配線の接続状況
に基づき、第1の導電型の第1の半導体領域及び第2の
導電型の第2の半導体領域のうち一方の半導体領域、ウ
ェル領域及び半導体基板とからなる寄生バイポーラトラ
ンジスタのPN接合が順バイアスされやすい構造である
か否かを検証することにより、CMOS構造のレイアウ
トパターンに対するラッチアップ検証の大幅効率向上を
図るとともに、一定の検証精度を保った検証を行うこと
ができる。
【図1】この発明の第1の実施例であるラッチアップ検
証装置の構成を示すブロック図である。
証装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例のラッチアップ検証装置の動作を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図3】第2の実施例のラッチアップ検証装置の動作説
明用のレイアウトパターン平面図である。
明用のレイアウトパターン平面図である。
【図4】この発明の第2の実施例であるラッチアップ検
証装置の構成を示すブロック図である。
証装置の構成を示すブロック図である。
【図5】第2の実施例のラッチアップ検証装置の動作を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図6】第2の実施例のラッチアップ検証装置の動作説
明用のレイアウトパターン平面図である。
明用のレイアウトパターン平面図である。
【図7】この発明の第3の実施例であるラッチアップ検
証装置の構成を示すブロック図である。
証装置の構成を示すブロック図である。
【図8】第3の実施例のラッチアップ検証装置の動作を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図9】第3の実施例のラッチアップ検証装置の動作説
明用のレイアウトパターン平面図である。
明用のレイアウトパターン平面図である。
【図10】この発明の第4の実施例であるラッチアップ
検証装置の構成を示すブロック図である。
検証装置の構成を示すブロック図である。
【図11】第4の実施例のラッチアップ検証装置の動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図12】第4の実施例のラッチアップ検証装置の動作
説明用のレイアウトパターン平面図である。
説明用のレイアウトパターン平面図である。
【図13】この発明の第5の実施例であるラッチアップ
検証装置の構成を示すブロック図である。
検証装置の構成を示すブロック図である。
【図14】第5の実施例のラッチアップ検証装置の動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図15】第5の実施例のラッチアップ検証装置の動作
説明用のレイアウトパターン平面図である。
説明用のレイアウトパターン平面図である。
【図16】CMOS構造の一例を示す断面図である。
【図17】ラッチアップ現象説明用の回路図である。
【図18】ラッチアップ現象説明用のレイアウトパター
ン平面図である。
ン平面図である。
【図19】ラッチアップ現象説明用の回路図である。
【図20】ラッチアップ現象説明用の回路図である。
【図21】ラッチアップ現象説明用の説明図である。
【符号の説明】 11 VDDパッド抽出部 12 VDD配線抽出部 13 N+ 拡散領域抽出部 14 コンタクト領域抽出部 15 Nウェル領域抽出部 16 Nウェル内P+ 拡散領域抽出部 17 オーバサイズ領域設定部 18 ラッチアップ検証部 19 検証結果出力部 20 抽出ルール付与部 21 オーバーサイズ情報付与部 51 VDD&GNDパッド抽出部 52 VDD配線抽出部 53 GND配線抽出部 54 VDD配線接続P+ 拡散領域抽出部 55 GND配線接続N+ 拡散領域抽出部 56 ラッチアップ検証部 57 検証結果出力部 58 抽出ルール付与部 59 距離入力部 61 信号パッド抽出部 62 信号配線抽出部 63 N+ &P+ 拡散領域抽出部 64 ラッチアップ検証部 65 検証結果出力部 66 抽出ルール付与部 71 レイアウトパターン表示モジュール 72 領域選択モジュール 73 領域別距離入力部 74 距離検証モジュール 75 検証結果モジュール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ラッチアップ検証装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】図18はラッチアップ現象が発生するレイ
アウトパターン例を示す平面図である。同図において、
111はNウェル領域、112〜116はP+ 拡散領
域、117はN+ 拡散領域、119、120及び123
はポリシリコン領域、118、122及び135は金属
配線領域、125はNウェル領域、126、127はP
+ 拡散領域、128はN+ 拡散領域、130はポリシリ
コン領域、124、129、131及び139は金属配
線領域、132〜134及び147はN+ 拡散領域、1
36及び137はN+ 拡散領域、138及び146はP
+ 拡散領域である。なお、同図中の×印はコンタクト領
域を示し、金属配線領域118には電源VDDが図示し
ないVDD配線を介して得られる第1の電源電圧VDD
1が付与され、金属配線領域131には電源VDDが図
示しない他のVDD配線を介して得られる第2の電源電
圧VDD2が付与される。また、ポリシリコン領域11
9、123及び130にはそれぞれ入力信号S1、S2
及びS3が付与される。なお、図示していないが、この
レイアウトパターンはP基板上に形成されたパターンで
ある。
アウトパターン例を示す平面図である。同図において、
111はNウェル領域、112〜116はP+ 拡散領
域、117はN+ 拡散領域、119、120及び123
はポリシリコン領域、118、122及び135は金属
配線領域、125はNウェル領域、126、127はP
+ 拡散領域、128はN+ 拡散領域、130はポリシリ
コン領域、124、129、131及び139は金属配
線領域、132〜134及び147はN+ 拡散領域、1
36及び137はN+ 拡散領域、138及び146はP
+ 拡散領域である。なお、同図中の×印はコンタクト領
域を示し、金属配線領域118には電源VDDが図示し
ないVDD配線を介して得られる第1の電源電圧VDD
1が付与され、金属配線領域131には電源VDDが図
示しない他のVDD配線を介して得られる第2の電源電
圧VDD2が付与される。また、ポリシリコン領域11
9、123及び130にはそれぞれ入力信号S1、S2
及びS3が付与される。なお、図示していないが、この
レイアウトパターンはP基板上に形成されたパターンで
ある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】同図に示すように、抽出ルール付与部40
より、GNDパッド情報、GND配線情報、P+ 拡散領
域情報、N+ 拡散領域情報、コンタクト情報及びPウェ
ル情報等を含んだ各種抽出用ルールD5を、GNDパッ
ド抽出部31、GND配線抽出部32、P+ 拡散領域抽
出部33、コンタクト領域抽出部34、Pウェル領域抽
出部35及びPウェル内N+ 拡散領域抽出部36に出力
する。各抽出部31〜36は、抽出ルール付与部40か
らの各種抽出用ルールD5を参照することにより、レイ
アウトパターン上の所望の箇所を正確に抽出することが
できる。
より、GNDパッド情報、GND配線情報、P+ 拡散領
域情報、N+ 拡散領域情報、コンタクト情報及びPウェ
ル情報等を含んだ各種抽出用ルールD5を、GNDパッ
ド抽出部31、GND配線抽出部32、P+ 拡散領域抽
出部33、コンタクト領域抽出部34、Pウェル領域抽
出部35及びPウェル内N+ 拡散領域抽出部36に出力
する。各抽出部31〜36は、抽出ルール付与部40か
らの各種抽出用ルールD5を参照することにより、レイ
アウトパターン上の所望の箇所を正確に抽出することが
できる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】ラッチアップ検証部38は、オーバーサイ
ズ領域設定済みレイアウトパターンデータD37から、
オーバーサイズ領域内にN+ 拡散領域及びPウェル領域
があるか否かを検証し、オーバーサイズ領域内にN+ 拡
散領域及びPウェル領域の前領域が存在すればラッチア
ップ危険性なしと判定し、存在しなければオーバーサイ
ズ領域外にあるPウェル内N+ 拡散領域とPウェル領域
はラッチアップ発生の危険性有りと判定する。そして、
ラッチアップ発生危険性有りと判定されたPウェル内N
+ 拡散領域とPウェル領域からなるラッチアップ検証結
果データD7を検証結果出力部39に出力する。
ズ領域設定済みレイアウトパターンデータD37から、
オーバーサイズ領域内にN+ 拡散領域及びPウェル領域
があるか否かを検証し、オーバーサイズ領域内にN+ 拡
散領域及びPウェル領域の前領域が存在すればラッチア
ップ危険性なしと判定し、存在しなければオーバーサイ
ズ領域外にあるPウェル内N+ 拡散領域とPウェル領域
はラッチアップ発生の危険性有りと判定する。そして、
ラッチアップ発生危険性有りと判定されたPウェル内N
+ 拡散領域とPウェル領域からなるラッチアップ検証結
果データD7を検証結果出力部39に出力する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正内容】
【0094】検証結果出力部39は、ラッチアップ検証
結果データD7に基づき、オーバーサイズ領域外にある
Pウェル領域及びN+ 拡散領域を特徴づけ、リスト形式
あるいはグラフィック出力等の検証結果情報(図示せ
ず)を出力する。したって、設計者はラッチアップ発生
の危険性のある箇所を容易に認識することができ、レイ
アウトパターンの設計変更を速やかに行える。
結果データD7に基づき、オーバーサイズ領域外にある
Pウェル領域及びN+ 拡散領域を特徴づけ、リスト形式
あるいはグラフィック出力等の検証結果情報(図示せ
ず)を出力する。したって、設計者はラッチアップ発生
の危険性のある箇所を容易に認識することができ、レイ
アウトパターンの設計変更を速やかに行える。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】変更
【補正内容】
【0103】ステップS18で、ラッチアップ検証部3
8は、オーバーサイズ領域設定済みレイアウトパターン
データD37から、オーバーサイズ領域内にN+ 拡散領
域及びPウェル領域があるか否かを検証し、オーバーサ
イズ領域内にN+ 拡散領域及びPウェル領域の前領域が
存在すればラッチアップ危険性なしと判定し、存在しな
ければオーバーサイズ領域外にあるPウェル内N+ 拡散
領域とPウェル領域はラッチアップ発生の危険性有りと
判定する。そして、ラッチアップ発生危険性有りと判定
されたPウェル内N+ 拡散領域とPウェル領域からなる
ラッチアップ検証結果データD7を検証結果出力部39
に出力する。例えば、図6の例では、オーバーサイズ領
域A2外にあるPウェル領域164A及び164Bが存
在し、オーバーサイズ領域A2外にN+ 拡散領域167
が存在するため、これらの領域164A,164B及び
N+ 拡散領域167をラッチアップエラー領域からなる
ラッチアップ検証結果データD7を検証結果出力部19
に出力する。
8は、オーバーサイズ領域設定済みレイアウトパターン
データD37から、オーバーサイズ領域内にN+ 拡散領
域及びPウェル領域があるか否かを検証し、オーバーサ
イズ領域内にN+ 拡散領域及びPウェル領域の前領域が
存在すればラッチアップ危険性なしと判定し、存在しな
ければオーバーサイズ領域外にあるPウェル内N+ 拡散
領域とPウェル領域はラッチアップ発生の危険性有りと
判定する。そして、ラッチアップ発生危険性有りと判定
されたPウェル内N+ 拡散領域とPウェル領域からなる
ラッチアップ検証結果データD7を検証結果出力部39
に出力する。例えば、図6の例では、オーバーサイズ領
域A2外にあるPウェル領域164A及び164Bが存
在し、オーバーサイズ領域A2外にN+ 拡散領域167
が存在するため、これらの領域164A,164B及び
N+ 拡散領域167をラッチアップエラー領域からなる
ラッチアップ検証結果データD7を検証結果出力部19
に出力する。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正内容】
【0107】同図に示すように、抽出ルール付与部58
より、VDDパッド情報、GNDパッド情報、VDD配
線情報、GND配線情報、P+ 拡散領域情報及びN+ 拡
散領域等を含んだ各種抽出用ルールD8を、VDD&G
NDパッド抽出部51、VDD配線抽出部52、GND
配線抽出部53、VDD配線接続P+ 拡散領域抽出部5
4及びGND配線接続N+ 拡散領域抽出部55に出力す
る。各抽出部51〜55は、抽出ルール付与部58から
の各種抽出用ルールD8を参照することにより、レイア
ウトパターン上の所望の箇所を正確に抽出することがで
きる。
より、VDDパッド情報、GNDパッド情報、VDD配
線情報、GND配線情報、P+ 拡散領域情報及びN+ 拡
散領域等を含んだ各種抽出用ルールD8を、VDD&G
NDパッド抽出部51、VDD配線抽出部52、GND
配線抽出部53、VDD配線接続P+ 拡散領域抽出部5
4及びGND配線接続N+ 拡散領域抽出部55に出力す
る。各抽出部51〜55は、抽出ルール付与部58から
の各種抽出用ルールD8を参照することにより、レイア
ウトパターン上の所望の箇所を正確に抽出することがで
きる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正内容】
【0113】距離データ付与部59は、検証データとな
る基準距離が規定された距離データD9をラッチアップ
検証部56に出力する。距離データ付与部59はCMO
S半導体集積回路の実用に適合した値に設定される。
る基準距離が規定された距離データD9をラッチアップ
検証部56に出力する。距離データ付与部59はCMO
S半導体集積回路の実用に適合した値に設定される。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0114
【補正方法】変更
【補正内容】
【0114】ラッチアップ検証部56は、GND配線直
接接続のN+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデ
ータD1から、VDD配線直接接続のP+ 拡散領域とG
ND配線直接接続のN+ 拡散領域との拡散領域間距離を
測定して、拡散領域間距離が距離データD9で規定され
た基準距離以上であれば、ラッチアップ危険性なしと判
定し、基準距離以下であれば、VDD配線直接接続のP
+ 拡散領域、Nウェル領域(N基板)及びP基板(Pウ
ェル領域)からなるPNPバイポーラトランジスタある
いはGND配線直接接続のN+ 拡散領域、P基板(Pウ
ェル領域)及びNウェル領域(N基板)からなるNPN
バイポーラトランジスタが活性状態になりやすくラッチ
アップ発生の危険性有りと判定する。そして、ラッチア
ップ発生危険性有りと判定した場合、ラッチアップ発生
危険性有りと判定されたVDD配線直接接続のP+ 拡散
領域及びGND配線直接接続のN+ 拡散領域をペアにし
たラッチアップ検証結果データD10を検証結果出力部
57に出力する。
接接続のN+ 拡散領域抽出済みのレイアウトパターンデ
ータD1から、VDD配線直接接続のP+ 拡散領域とG
ND配線直接接続のN+ 拡散領域との拡散領域間距離を
測定して、拡散領域間距離が距離データD9で規定され
た基準距離以上であれば、ラッチアップ危険性なしと判
定し、基準距離以下であれば、VDD配線直接接続のP
+ 拡散領域、Nウェル領域(N基板)及びP基板(Pウ
ェル領域)からなるPNPバイポーラトランジスタある
いはGND配線直接接続のN+ 拡散領域、P基板(Pウ
ェル領域)及びNウェル領域(N基板)からなるNPN
バイポーラトランジスタが活性状態になりやすくラッチ
アップ発生の危険性有りと判定する。そして、ラッチア
ップ発生危険性有りと判定した場合、ラッチアップ発生
危険性有りと判定されたVDD配線直接接続のP+ 拡散
領域及びGND配線直接接続のN+ 拡散領域をペアにし
たラッチアップ検証結果データD10を検証結果出力部
57に出力する。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正内容】
【0118】ステップS22で、VDD配線抽出部52
はVDDパッド及びGNDパッド抽出済みのレイアウト
パターンデータD1から、各種抽出用ルールD8のVD
D配線情報を用いて、VDDパッド161から延設して
形成されるVDD配線163を抽出してVDD配線抽出
済みのレイアウトパターンデータD1をGND配線抽出
部53に出力する。
はVDDパッド及びGNDパッド抽出済みのレイアウト
パターンデータD1から、各種抽出用ルールD8のVD
D配線情報を用いて、VDDパッド161から延設して
形成されるVDD配線163を抽出してVDD配線抽出
済みのレイアウトパターンデータD1をGND配線抽出
部53に出力する。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0122
【補正方法】変更
【補正内容】
【0122】ステップS26で、距離データ付与部59
は、検証データとなる基準距離が規定された距離データ
D9をラッチアップ検証部56に出力する。
は、検証データとなる基準距離が規定された距離データ
D9をラッチアップ検証部56に出力する。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0123
【補正方法】変更
【補正内容】
【0123】ステップS27で、ラッチアップ検証部5
6は、GND配線直接接続のN+ 拡散領域抽出済みのレ
イアウトパターンデータD1から、VDD配線直接接続
のP+ 拡散領域165とGND配線直接接続のN+ 拡散
領域167との拡散領域間距離d2を測定して、拡散領
域間距離d2が距離データD9で規定された基準距離以
上であれば、ラッチアップ危険性なしと判定し、基準距
離以下であればラッチアップ発生の危険性有りと判定す
る。そして、ラッチアップ発生危険正有りと判定した場
合、ラッチアップ発生危険性有りと判定されたVDD配
線直接接続のP+ 拡散領域165及びGND配線直接接
続のN+ 拡散領域167をペアにしたラッチアップ検証
結果データD10を検証結果出力部57に出力する。
6は、GND配線直接接続のN+ 拡散領域抽出済みのレ
イアウトパターンデータD1から、VDD配線直接接続
のP+ 拡散領域165とGND配線直接接続のN+ 拡散
領域167との拡散領域間距離d2を測定して、拡散領
域間距離d2が距離データD9で規定された基準距離以
上であれば、ラッチアップ危険性なしと判定し、基準距
離以下であればラッチアップ発生の危険性有りと判定す
る。そして、ラッチアップ発生危険正有りと判定した場
合、ラッチアップ発生危険性有りと判定されたVDD配
線直接接続のP+ 拡散領域165及びGND配線直接接
続のN+ 拡散領域167をペアにしたラッチアップ検証
結果データD10を検証結果出力部57に出力する。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0127
【補正方法】変更
【補正内容】
【0127】同図に示すように、抽出ルール付与部66
より、VDDパッド及びGNDパッド以外のパッドであ
る信号パッド情報、信号配線情報、GND配線情報、P
+ 拡散領域情報及びN+ 拡散領域等を含んだ各種抽出用
ルールD11を、信号パッド抽出部61、信号配線抽出
部62及びN+ &P+ 拡散領域抽出部63に出力する。
各抽出部61〜63は、抽出ルール付与部66からの各
種抽出用ルールD11を参照することにより、レイアウ
トパターン上の所望の箇所を正確に抽出することができ
る。
より、VDDパッド及びGNDパッド以外のパッドであ
る信号パッド情報、信号配線情報、GND配線情報、P
+ 拡散領域情報及びN+ 拡散領域等を含んだ各種抽出用
ルールD11を、信号パッド抽出部61、信号配線抽出
部62及びN+ &P+ 拡散領域抽出部63に出力する。
各抽出部61〜63は、抽出ルール付与部66からの各
種抽出用ルールD11を参照することにより、レイアウ
トパターン上の所望の箇所を正確に抽出することができ
る。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0173
【補正方法】削除
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0174
【補正方法】削除
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0175
【補正方法】削除
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 11 VDDパッド抽出部 12 VDD配線抽出部 13 N+ 拡散領域抽出部 14 コンタクト領域抽出部 15 Nウェル領域抽出部 16 Nウェル内P+ 拡散領域抽出部 17 オーバサイズ領域設定部 18 ラッチアップ検証部 19 検証結果出力部 20 抽出ルール付与部 21 オーバーサイズ情報付与部31 GNDパッド抽出部 32 GND配線抽出部 33 P+ 拡散領域抽出部 34 コンタクト領域抽出部 35 Pウエル領域抽出部 36 Pウエル内N+ 拡散領域抽出部 37 オーバーサイズ領域設定部 38 ラッチアップ検証部 39 検証結果出力部 40 抽出ルール付与部 41 オーバーサイズ情報付与部 51 VDD&GNDパッド抽出部 52 VDD配線抽出部 53 GND配線抽出部 54 VDD配線接続P+ 拡散領域抽出部 55 GND配線接続N+ 拡散領域抽出部 56 ラッチアップ検証部 57 検証結果出力部 58 抽出ルール付与部 59 距離入力部 61 信号パッド抽出部 62 信号配線抽出部 63 N+ &P+ 拡散領域抽出部 64 ラッチアップ検証部 65 検証結果出力部 66 抽出ルール付与部 71 レイアウトパターン表示モジュール 72 領域選択モジュール 73 領域別距離入力部 74 距離検証モジュール 75 検証結果モジュール
【手続補正28】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正29】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
【手続補正30】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
【手続補正31】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/82
Claims (18)
- 【請求項1】 第1の導電型の半導体基板上に少なくと
も1つの第2の導電型のウェル領域を設けた構造のCM
OS半導体集積回路のレイアウトパターンを規定したレ
イアウトパターンデータを付与するレイアウトパターン
データ付与手段と、 前記レイアウトパターンデータを受け、前記レイアウト
パターンデータから、第2の導電型のウェル領域と、該
ウェル領域の表面に形成された第1の導電型の第1の半
導体領域と、前記ウェル領域の表面に形成され、かつ所
定の電源が電源配線を介して入力される第2の導電型の
第2の半導体領域上における前記電源配線とのコンタク
ト領域を抽出する半導体領域抽出手段と、 前記コンタクト領域と前記第1の半導体領域との距離に
基づき、前記レイアウトパターンデータで規定されたレ
イアウトパターンのラッチアップ発生の危険性を検証す
るラッチアップ検証手段とを備えたラッチアップ検証装
置。 - 【請求項2】 前記レイアウトパターン中に存在する電
源パッド、電源配線、ウェル領域、第1の導電型の半導
体領域及び第2の導電型の半導体領域を前記レイアウト
パターンから特定する情報からなる抽出ルールを付与す
る抽出用ルール付与手段をさらに備え、 前記半導体領域抽出手段は、 前記レイアウトパターンデータから、前記抽出ルールを
参照して、前記所定の電源用の電源パッドを抽出して、
電源パッド抽出済みレイアウトパターンデータを出力す
る電源パッド抽出手段と、 前記電源パッド抽出済みレイアウトパターンデータか
ら、前記抽出ルールを参照して、前記電源パッドから延
設して形成される前記電源配線を抽出して、電源配線抽
出済みのレイアウトパターンデータを出力する電源配線
抽出手段と、 前記電源配線抽出済みレイアウトパターンデータから、
前記抽出ルールを参照して、前記電源配線に直接接続さ
れる第2の導電型の第2の半導体領域を抽出して、第2
の半導体領域抽出済みのレイアウトパターンデータを出
力する電源接続半導体領域抽出手段と、 前記半導体領域抽出済みレイアウトパターンデータか
ら、前記抽出ルールを参照して、前記第2の半導体領域
と前記電源配線とを接続するコンタクト領域を抽出し
て、コンタクト領域抽出済みのレイアウトパターンデー
タを出力するコンタクト領域抽出手段と、 前記コンタクト領域抽出済みのレイアウトパターンデー
タから、前記抽出ルールを参照して、前記コンタクト領
域を含む第2の導電型のウェル領域を抽出して、ウェル
領域抽出済みのレイアウトパターンデータを出力するウ
ェル領域抽出手段と、 前記ウェル領域抽出済みのレイアウトパターンデータか
ら、前記抽出ルールを参照して、前記ウェル領域内にあ
る第1の導電型の第1の半導体領域を抽出して、ウェル
領域内半導体領域抽出済みのレイアウトパターンデータ
を出力するウェル領域内半導体領域抽出手段とを備え、 前記ラッチアップ検証手段は、前記ウェル領域内半導体
領域抽出済みのレイアウトパターンデータに基づき、前
記コンタクト領域と前記第1の半導体領域との距離に基
づき、前記レイアウトパターンデータで規定されたレイ
アウトパターンのラッチアップ危険性を検証する請求項
1記載のラッチアップ検証装置。 - 【請求項3】 所定のオーバーサイズ設定データを付与
するオーバーサイズ情報付与手段をさらに備え、 前記ラッチアップ検証手段は、 前記ウェル内半導体領域抽出済みのレイアウトパターン
データから、前記コンタクト領域を中心とし、前記オー
バーサイズ設定データで規定された大きさの正方形より
なるオーバーサイズ領域を設定して、オーバーサイズ領
域設定済みレイアウトパターンデータを出力するオーバ
ーサイズ領域設定手段と、 前記オーバーサイズ領域設定済みレイアウトパターンデ
ータから、前記オーバーサイズ領域内に存在しない前記
第1の半導体領域の有無の検出結果に基づき、前記レイ
アウトパターンデータで規定されたレイアウトパターン
のラッチアップ発生の危険性を検証するオーバーサイズ
検証手段とを備える請求項2記載のラッチアップ検証装
置。 - 【請求項4】 前記ラッチアップ検証手段による検証結
果に基づき、前記前記オーバーサイズ領域内に存在しな
い前記第1の半導体領域及び前記ウェル領域を特徴づけ
た検証結果情報を出力する検証結果出力手段をさらに備
える請求項3記載のラッチアップ検証装置。 - 【請求項5】 前記CMOS半導体集積回路は、第1の
電源と前記第1の電源より低電位の電源とを駆動用電源
とし、 前記所定の電源は第1の電源であり、 前記第1の導電型はP型であり、 前記第2の導電型はN型である請求項4記載のラッチア
ップ検証装置。 - 【請求項6】 前記CMOS半導体集積回路は、第1の
電源と前記第1の電源より低電位の電源とを駆動用電源
とし、 前記所定の電源は第2の電源であり、 前記第1の導電型はN型であり、 前記第2の導電型はP型である請求項4記載のラッチア
ップ検証装置。 - 【請求項7】 半導体基板上に少なくとも1つのウェル
領域を設けた構造で、第1の電源と前記第1の電源より
低電位の電源とを駆動用電源としたCMOS半導体集積
回路のレイアウトパターンを規定したレイアウトパター
ンデータを付与するレイアウトパターンデータ付与手段
を備え、前記半導体基板と前記少なくとも1つのウェル
領域とは導電型式が異なっており、 前記レイアウトパターンデータを受け、前記レイアウト
パターンデータから、各々が前記第1の電源に直接接続
される第1の導電型の第1の半導体領域及び前記第2の
電源に直接接続される第2の導電型の第2の半導体領域
を抽出して、第1及び第2の半導体領域抽出済みのレイ
アウトパターンデータを出力する半導体領域抽出手段を
さらに備え、前記第1の半導体領域及び第2の半導体領
域のうち、一方の半導体領域は前記半導体基板の表面に
形成され、他方の半導体領域は前記ウェル領域内に形成
され、 前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域との距離
に基づき、前記レイアウトパターンデータで規定された
レイアウトパターンのラッチアップ発生の危険性を検証
するラッチアップ検証手段をさらに備えたラッチアップ
検証装置。 - 【請求項8】 前記レイアウトパターン中に存在する電
源パッド、第1及び第2の電源配線、ウェル領域、第1
の導電型の半導体領域及び第2の導電型の半導体領域を
前記レイアウトパターンから特定する情報からなる抽出
ルールを付与する抽出用ルール付与手段をさらに備え、 前記半導体領域抽出手段は、 前記レイアウトパターンデータから、前記抽出ルールを
参照して、前記第1及び第2の電源用の第1及び第2の
電源パッドをそれぞれ抽出して、電源パッド抽出済みレ
イアウトパターンデータを出力する電源パッド抽出手段
と、 前記電源パッド抽出済みレイアウトパターンデータか
ら、前記抽出ルールを参照して、前記第1及び第2の電
源パッドからそれぞれ延設して形成される第1及び第2
の電源配線を抽出して、電源配線抽出済みのレイアウト
パターンデータを出力する電源配線抽出手段と、 前記電源配線抽出済みレイアウトパターンデータから、
前記抽出ルールを参照して、前記第1の電源配線に直接
接続される第1の導電型の第1の半導体領域と前記第2
の電源配線に直接接続される第2の導電型の第2の半導
体領域とを抽出して、前記第1及び第2の半導体領域抽
出済みレイアウトパターンデータを出力する電源接続半
導体領域抽出手段とを備え、前記第1の半導体領域及び
第2の半導体領域のうち、一方の半導体領域は前記半導
体基板の表面に形成され、他方の半導体領域は前記ウェ
ル領域内に形成され、 前記ラッチアップ検証手段は、前記第1及び第2の半導
体領域抽出済みのレイアウトパターンデータより得られ
る前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域との拡
散領域間距離に基づき、前記レイアウトパターンデータ
で規定されたレイアウトパターンのラッチアップ発生の
危険性を検証する請求項7記載のラッチアップ検証装
置。 - 【請求項9】 検証用の基準距離を規定した距離データ
を付与する距離データ付与手段をさらに備え、 前記ラッチアップ検証手段は、 前記第1及び第2の半導体領域抽出済みのレイアウトパ
ターンデータから得られる前記第1の半導体領域と前記
第2の半導体領域との前記拡散領域間距離と、前記距離
データから得られる前記基準距離との比較検証を行いそ
の比較結果に基づき、前記レイアウトパターンデータで
規定されたレイアウトパターンのラッチアップ発生の危
険性を検証する請求項8記載のラッチアップ検証装置。 - 【請求項10】 前記距離データ付与手段は、 前記レイアウトパターンデータ受け、前記レイアウトパ
ターンデータで規定されるレイアウトパターンを表示す
るレイアウトパターン表示手段と、 前記レイアウトパターン表示手段で表示されたレイアウ
トパターン上に対し、所定の領域区分操作を行うことに
より、前記レイアウトパターンを第1〜第n(n≧2)
の部分領域に区分する領域区分手段と、 前記第1〜第nの区分領域それぞれに対する検証用の第
1〜第nの部分基準距離を決定する部分基準距離決定手
段とを備え、 前記ラッチアップ検証手段は、第i(1≦i≦n)の部
分領域においては第iの部分基準距離を前記基準距離と
して、前記比較検証を行う請求項9記載のラッチアップ
検証装置。 - 【請求項11】 n=2であり、 前記領域区分手段は、前記レイアウトパターン表示手段
で表示されたレイアウトパターン上に2つの選択点が入
力可能であり、前記2つの選択点を対角とした矩形領域
を第1の部分領域とし、それ以外の領域を第2の部分領
域とする請求項10記載のラッチアップ検証装置。 - 【請求項12】 前記ラッチアップ検証手段による検証
結果に基づき、前記拡散領域間距離が前記基準距離より
短い関係にある前記第1及び第2の半導体領域を特徴づ
けた検証結果情報を出力する検証結果出力手段をさらに
備える請求項9あるいは請求項11記載のラッチアップ
検証装置。 - 【請求項13】 半導体基板上に少なくとも1つのウェ
ル領域を設けた構造で、第1の電源と前記第1の電源よ
り低電位の電源とを駆動用電源としたCMOS半導体集
積回路のレイアウトパターンを規定したレイアウトパタ
ーンデータを付与するレイアウトパターンデータ付与手
段を備え、前記半導体基板と前記少なくとも1つのウェ
ル領域とは導電型式が異なっており、 前記レイアウトパターンデータを受け、前記レイアウト
パターンデータから、各々が前記第1及び第2の電源に
接続されていない信号配線に接続される第1の導電型の
第1の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体領域
を抽出して、第1及び第2の半導体領域抽出済みのレイ
アウトパターンデータを出力する半導体領域抽出手段を
さらに備え、前記第1の半導体領域及び第2の半導体領
域のうち、一方の半導体領域は前記半導体基板の表面に
形成され、他方の半導体領域は前記ウェル領域内に形成
され、 前記第1の半導体領域及び前記第2の半導体領域と前記
信号配線の接続状況に基づき、前記レイアウトパターン
データで規定されたレイアウトパターンのラッチアップ
発生の危険性を検証するラッチアップ検証手段をさらに
備えたラッチアップ検証装置。 - 【請求項14】 前記レイアウトパターン中に存在する
前記第1及び第2の電源に接続されない信号パッド、信
号配線、ウェル領域、第1の導電型の半導体領域及び第
2の導電型の半導体領域を前記レイアウトパターンから
特定する情報からなる抽出ルールを付与する抽出用ルー
ル付与手段をさらに備え、 前記半導体領域抽出手段は、 前記レイアウトパターンデータから、前記抽出ルールを
参照して、前記信号パッドを抽出して、信号パッド抽出
済みレイアウトパターンデータを出力する信号パッド抽
出手段と、 前記信号パッド抽出済みレイアウトパターンデータか
ら、前記抽出ルールを参照して、前記信号パッドからそ
れぞれ延設して形成される少なくとも1つの信号配線を
抽出して、信号配線抽出済みのレイアウトパターンデー
タを出力する信号線抽出手段と、 前記信号配線抽出済みレイアウトパターンデータから、
前記抽出ルールを参照して、前記信号配線に直接接続さ
れる第1の導電型の第1の半導体領域及び第2の導電型
の第2の半導体領域とを抽出して、前記第1及び第2の
半導体領域抽出済みレイアウトパターンデータを出力す
る信号線接続半導体領域抽出手段とを備え、前記第1の
半導体領域及び第2の半導体領域のうち、一方の半導体
領域は前記半導体基板の表面に形成され、他方の半導体
領域は前記ウェル領域内に形成され、 前記ラッチアップ検証手段は、前記第1及び第2の半導
体領域抽出済みのレイアウトパターンデータより得られ
る前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域とが同
一の前記信号配線に接続されているか否かに基づき、前
記レイアウトパターンデータで規定されたレイアウトパ
ターンのラッチアップ発生の危険性を検証する請求項1
3記載のラッチアップ検証装置。 - 【請求項15】 前記ラッチアップ検証手段による検証
結果に基づき、同一信号配線に接続される前記第1の半
導体領域と前記第2の半導体領域とを特徴づけた検証結
果情報を出力する検証結果出力手段をさらに備える請求
項14記載のラッチアップ検証装置。 - 【請求項16】 第1の導電型の半導体基板上に少なく
とも1つの第2の導電型のウェル領域を設けた構造のC
MOS半導体集積回路のレイアウトパターンを規定した
レイアウトパターンデータを付与するステップと、 前記レイアウトパターンデータを受け、前記レイアウト
パターンデータから、第2の導電型のウェル領域と、該
ウェル領域の表面に形成された第1の導電型の第1の半
導体領域と、前記ウェル領域の表面に形成され、かつ所
定の電源が電源配線を介して入力される第2の導電型の
第2の半導体領域上における前記電源配線とのコンタク
ト領域を抽出するステップと、 前記コンタクト領域と前記第1の半導体領域との距離に
基づき、前記レイアウトパターンデータで規定されたレ
イアウトパターンのラッチアップ発生の危険性を検証す
るステップとを備えたラッチアップ検証方法。 - 【請求項17】 半導体基板上に少なくとも1つのウェ
ル領域を設けた構造で、第1の電源と前記第1の電源よ
り低電位の電源とを駆動用電源としたCMOS半導体集
積回路のレイアウトパターンを規定したレイアウトパタ
ーンデータを付与するステップを備え、前記半導体基板
と前記少なくとも1つのウェル領域とは導電型式が異な
っており、 前記レイアウトパターンデータを受け、前記レイアウト
パターンデータから、各々が前記第1の電源に直接接続
される第1の導電型の第1の半導体領域及び前記第2の
電源に直接接続される第2の導電型の第2の半導体領域
を抽出して、第1及び第2の半導体領域抽出済みのレイ
アウトパターンデータを出力するステップをさらに備
え、前記第1の半導体領域及び第2の半導体領域のう
ち、一方の半導体領域は前記半導体基板の表面に形成さ
れ、他方の半導体領域は前記ウェル領域内に形成され、 前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域との距離
に基づき、前記レイアウトパターンデータで規定された
レイアウトパターンのラッチアップ発生の危険性を検証
するステップをさらに備えたラッチアップ検証方法。 - 【請求項18】 半導体基板上に少なくとも1つのウェ
ル領域を設けた構造で、第1の電源と前記第1の電源よ
り低電位の電源とを駆動用電源としたCMOS半導体集
積回路のレイアウトパターンを規定したレイアウトパタ
ーンデータを付与するステップを備え、前記半導体基板
と前記少なくとも1つのウェル領域とは導電型式が異な
っており、 前記レイアウトパターンデータを受け、前記レイアウト
パターンデータから、各々が前記第1及び第2の電源に
接続されていない信号配線に接続される第1の導電型の
第1の半導体領域及び第2の導電型の第2の半導体領域
を抽出して、第1及び第2の半導体領域抽出済みのレイ
アウトパターンデータを出力するステップをさらに備
え、前記第1の半導体領域及び第2の半導体領域のう
ち、一方の半導体領域は前記半導体基板の表面に形成さ
れ、他方の半導体領域は前記ウェル領域内に形成され、 前記第1の半導体領域及び前記第2の半導体領域と前記
信号配線の接続状況に基づき、前記レイアウトパターン
データで規定されたレイアウトパターンのラッチアップ
発生の危険性を検証するステップをさらに備えたラッチ
アップ検証方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5275457A JPH07130965A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | ラッチアップ検証装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5275457A JPH07130965A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | ラッチアップ検証装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07130965A true JPH07130965A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17555799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5275457A Pending JPH07130965A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | ラッチアップ検証装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07130965A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6490709B1 (en) | 1999-04-05 | 2002-12-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Latch-up verifying method and latch-up verifying apparatus capable of varying over-sized region |
-
1993
- 1993-11-04 JP JP5275457A patent/JPH07130965A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6490709B1 (en) | 1999-04-05 | 2002-12-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Latch-up verifying method and latch-up verifying apparatus capable of varying over-sized region |
US6718528B2 (en) | 1999-04-05 | 2004-04-06 | Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. | Latch-up verifying method and latch-up verifying apparatus capable of varying over-sized region |
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