JPH07130960A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH07130960A
JPH07130960A JP27699893A JP27699893A JPH07130960A JP H07130960 A JPH07130960 A JP H07130960A JP 27699893 A JP27699893 A JP 27699893A JP 27699893 A JP27699893 A JP 27699893A JP H07130960 A JPH07130960 A JP H07130960A
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JP
Japan
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power supply
potential
supply terminal
comparator
side power
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JP27699893A
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Inventor
Hiroshi Kajinuma
寛 梶沼
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電源端子の経路の何れかの開放故障を検知す
る。 【構成】高電位側電源端子i−2の経路に開放故障を生
じると比較器m−1の反転側は、高電位側電源端子i−
1から半導体基板の基板抵抗を介して電源供給がされる
ため、反転側入力端子の電位が基板抵抗により降下す
る。一方、非反転入力の電位と前記比較器m−1の電源
は電源端子i−1から電位降下なく安定して供給される
ので、前記抵抗n−1,n−2,n−3,n−4の抵抗
値を予め適当な値に設定しておくことにより、正常時に
非反転入力<反転入力であった関係が非反転入力>反転
入力となり、前記比較器m−1の出力は低電位から高電
位に変化する。その結果、PMOSスイッチk−1は遮
断され、したがって、d−1系統の出力はハイインピー
ダンスとなり、それによって電源端子i−2経路の開放
故障が検知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路に関
し、特に、半導体基板内の配線とパッケージ外部の配線
を接続する経路の単一の開放故障時において、該故障を
検知する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体基板内の配線とパッケージ
外部の配線を接続する経路の開放故障時において、半導
体集積回路の出力側の機能端子を所望の状態に保持する
半導体集積回路としては、例えば、図6に示すようなも
のがある。即ち、このものは、図において、パッケージ
F内に半導体基板Aを内装し、該半導体基板A上には、
外部からの信号が入力されるCMOS論理回路Bと、該
CMOS論理回路Bの入力を高(低)電位と接続する抵
抗Cと、内部CMOS論理回路Dと、外部の負荷を駆動
するCMOSバッファ回路Eと、入力端子Gと、出力端
子Hと、高電位側電源端子Iと、低電位側電源端子Jと
を備えて構成され、内部の配線と等電位の露出した金属
面OとパッケージF間を金属のワイヤPを用いて接続
し、また、パッケージFは、端子を半田を介して半導体
基板Aに施された配線と接続することによって、外部回
路と接続される。
【0003】そして、何らかの目的に使用される電子回
路は、プリント基板上に複数の半導体集積回路が実装さ
れており、該半導体集積回路は、外部の温度変化、湿度
変化、外部から加えられる物理的ストレス等によってパ
ッケージF内部で応力が発生し、金属のワイヤPが断線
したり、半田の金属疲労により半田に亀裂が生じ、電源
が供給される経路または信号が伝達される経路において
開放故障が生じる虞がある。
【0004】一般に電子回路は、使用に先立ちスクリー
ニングが行われ、初期の故障率の高いものは該スクリー
ニングにより除かれるので、使用時には故障率一定の偶
発故障が大部分となり上記開放故障は単一で起こる場合
が殆どである。通常動作時には、前記入力端子Gから見
た前半の回路の出力インピーダンスと比較して前記抵抗
Cの値が十分に大きければ前記抵抗Cの存在は動作上問
題はない。
【0005】そして、入力端子Gの近傍で半田の金属疲
労、若しくは半導体基板Aにおいて内部の配線と等電位
の露出した金属面OとパッケージF間の金属のワイヤP
の断線により開放故障が起きると前記抵抗Cにより入力
が高(低)電位側に保持されるので、出力を所望の電位
に保持することが可能となる。また、出力端子H近傍で
上記のような開放故障が起きた場合には、パッケージF
の外部に電位保持用の抵抗を設けることにより出力を所
望の電位に保持することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
半導体集積回路にあっては、前記高電位側電源端子I或
いは低電位側電源端子Jの何れかの経路において上記の
ような開放故障が起こると、外部の負荷を駆動するCM
OSバッファ回路Eの出力は、不定となり故障を検知で
きないといった問題点があった。
【0007】尚、高電位側電源端子I或いは低電位側電
源端子Jを夫々二重化することも考えられるが、かかる
場合、一方の経路の開放故障(単一故障)は許容できる
が、該故障を検出することはできない。また、続けても
う一方の電源端子の経路が開放故障する場合は、外部の
負荷を駆動するCMOSバッファ回路Eの出力は、不定
となってしまい上記問題点を解決することはできない。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたものであり、電源端子の経路の何れかの開放故
障を検知できる半導体集積回路を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、半導体基板上に形成された半導体集積
回路において、該回路に高電位電圧或いは低電位電圧を
供給するための複数の電源端子と、該電源端子に供給さ
れる電圧を比較監視する複数の監視回路と、前記電源端
子間を接続する所定の抵抗値を有した抵抗と、前記電源
端子の経路の何れかの開放故障時に上記抵抗を介して供
給された高電位電圧或いは低電位電圧の電圧変動を前記
複数の監視回路のうちの何れかの監視回路で検知する故
障検知手段と、を備えた構成とする。
【0010】また、前記電源端子間を接続する抵抗は、
半導体基板の基板抵抗とすることができる。また、前記
電源端子間を接続する抵抗は、半導体基板上に形成した
外部抵抗とすることができる。
【0011】
【作用】かかる構成によれば、高電位側電源端子或いは
低電位側電源端子の経路に開放故障があった場合、開放
故障のない経路の電源端子より高電位電圧或いは低電位
電圧が供給されるので、回路の動作は正常に保たれると
共に、故障検知手段が電源端子間を接続する抵抗、例え
ば半導体基板の基板抵抗を介して供給された高電位電圧
或いは低電位電圧の電圧変動を複数の監視回路のうちの
何れかの監視回路で検知し、開放故障の有無を検知する
ことができる。
【0012】また、前記電源端子間を接続する抵抗とし
て基板抵抗を利用すると簡易的であるが、一方この抵抗
が半導体基板上に形成した外部抵抗である場合には、抵
抗の抵抗値を自由に設定することにより故障の有無の検
知精度を向上させることができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図に基づいて説明
する。先ず、図1〜図3において、本発明の一実施例に
係る半導体集積回路を説明する。即ち、半導体基板a上
には、外部からの信号が入力されるCMOS論理回路b
−1〜2と、該CMOS論理回路Bの入力を高(低)電
位と接続する抵抗c−1〜2と、内部CMOS論理回路
d−1〜2と、外部の負荷を駆動するCMOSバッファ
回路e−1〜2と、入力端子gと、出力端子hと、高電
位側電源端子i−1〜2と、低電位側電源端子j−1〜
2と、PMOSスイッチk−1〜2と、NMOSスイッ
チl−1〜2と、ヒステリシスを持つ比較器m−1 〜3
と、抵抗n−1〜8,n−11〜18とを備えて構成さ
れ、半導体基板a上では、内部CMOS論理回路は、d
−1,d−2の二系統に分割されており、夫々高電位側
電源端子i−1,i−2、低電位側電源端子j−1,j
−2 により電源が供給されるようになっている。尚、P
型ウエル、N型基板は、内部CMOS論理回路d−1,
d−2とも共通で、N型基板の電位は、前記高電位側電
源端子i−1,i−2の両方から、P型ウエルは、前記
低電位側電源端子j−1,j−2 の両方から電源が供給
される。
【0014】また、外部の負荷を駆動するCMOSバッ
ファ回路e−1の出力と直列にPMOSスイッチk−1
及びNMOSスイッチl−1が接続され、前記PMOS
スイッチk−1 のゲート電極は電源を前記高電位側電源
端子i−1、前記低電位側電源端子j−1から供給され
る前記比較器m−1の出力に接続され、該比較器m−1
の非反転入力は前記高電位側電源端子i−1に接続され
た前記抵抗n−1、前記低電位側電源端子j−1に接続
された前記抵抗n−2の片端に接続されると共に、比較
器m−1の反転入力は前記高電位側電源端子i−2に接
続された前記抵抗n−3、前記低電位側電源端子j−2
に接続された前記抵抗n−4の片端に接続される。尚、
この各抵抗値は、比較器m−1の非反転入力が反転入力
よりも低くなるように設定され、従って、前記比較器m
−1の出力は、低電位となるので、前記PMOSスイッ
チk−1 は通常は導通した状態にある。
【0015】また、NMOSスイッチl−1のゲート電
極は電源を前記高電位側電源端子i−1、前記低電位側
電源端子j−1から供給される前記比較器m−2の出力
に接続され、該比較器m−2の非反転入力は前記高電位
側電源端子i−1に接続された前記抵抗n−5、前記低
電位側電源端子j−1に接続された前記抵抗n−6の片
端に接続されると共に、比較器m−2の反転入力は前記
高電位側電源端子i−2に接続された前記抵抗n−7、
前記低電位側電源端子j−2に接続された前記抵抗n−
8の片端に接続される。尚、この各抵抗値は、比較器m
−2の反転入力が非反転入力よりも低くなるように設定
され、従って、前記比較器m−2の出力は、高電位とな
るので、前記NMOSスイッチl−1 は通常は導通した
状態にある。
【0016】同様に、外部の負荷を駆動するCMOSバ
ッファ回路e−2の出力と直列にPMOSスイッチk−
2及びNMOSスイッチl−2が接続され、前記PMO
Sスイッチk−2のゲート電極は電源を前記高電位側電
源端子i−2、前記低電位側電源端子j−2から供給さ
れる前記比較器m−3の出力に接続され、該比較器m−
3の非反転入力は前記高電位側電源端子i−2に接続さ
れた前記抵抗n−11、前記低電位側電源端子j−2に接
続された前記抵抗n−12の片端に接続されると共に、比
較器m−3の反転入力は前記高電位側電源端子i−1に
接続された前記抵抗n−13、前記低電位側電源端子j−
1に接続された前記抵抗n−14の片端に接続される。
尚、この各抵抗値は、比較器m−3の非反転入力が反転
入力よりも低くなるように設定され、従って、前記比較
器m−3の出力は、低電位となるので、前記PMOSス
イッチk−2は通常は導通した状態にある。
【0017】また、NMOSスイッチl−2のゲート電
極は電源を前記高電位側電源端子i−2、前記低電位側
電源端子j−2から供給される前記比較器m−4の出力
に接続され、該比較器m−4の非反転入力は前記高電位
側電源端子i−2に接続された前記抵抗n−15、前記低
電位側電源端子j−2に接続された前記抵抗n−16の片
端に接続されると共に、比較器m−4の反転入力は前記
高電位側電源端子i−1に接続された前記抵抗n−17、
前記低電位側電源端子j−1に接続された前記抵抗n−
18の片端に接続される。尚、この各抵抗値は、比較器m
−4の反転入力が非反転入力よりも低くなるように設定
され、従って、前記比較器m−4の出力は、高電位とな
るので、前記NMOSスイッチl−2は通常は導通した
状態にある。
【0018】また、電源端子i−1と電源端子i−2及
び電源端子j−1と電源端子j−2との間が夫々所定の
基板抵抗を有するように端子間隔を適当に設定し、それ
により、後述するように各端子経路の開放故障時に対応
する比較器m−1〜m−4の何れかの出力値が反転する
ように構成する。次に、図1、図2及び図3に示す比較
器周辺の等価回路図に基づき、高電位側電源端子i−2
或いは低電位側電源端子j−2の経路の開放故障があっ
た場合の動作を説明する。
【0019】図2に示すように、前記高電位側電源端子
i−2の経路に開放故障を生じると比較器m−1の反転
側は、高電位側電源端子i−1から半導体基板の基板抵
抗を介して電源供給がされるため、反転側入力端子の電
位が基板抵抗により降下する。一方、非反転入力の電位
と前記比較器m−1の電源は電源端子i−1から電位降
下なく安定して供給されるので、前記抵抗n−1,n−
2,n−3,n−4の抵抗値を既述したように予め適当
な値に設定しておくことにより、正常時に非反転入力<
反転入力であった関係が非反転入力>反転入力となり、
前記比較器m−1の出力は低電位から高電位に変化す
る。その結果、PMOSスイッチk−1は遮断され、し
たがって、d−1系統の出力はハイインピーダンスとな
り、それによって電源端子i−2経路の開放故障が検知
される。
【0020】また、d−2系統において、比較器m−
3、m−4の非反転側電位も低下するが、比較器3はロ
ーレベルの出力に変化はない。比較器4の非反転側入力
の電位降下もn−15、n−16の抵抗を電源端子間の基板
抵抗に比べて十分大きく設定することで、僅かな電位降
下として出力レベルの反転を回避できる。同様の理由に
より、他の比較器m−1〜m−3についても非反転側の
抵抗は十分大きくしてあり、反転側の電位変動のみで出
力レベルを反転するようにしてある。したがって、d−
2系統では、PMOSスイッチk−2、NMOSスイッ
チl−2は、オン状態に維持され、また、内部CMOS
論理回路d−2は、電源端子i−1を介して電源が供給
されるので、電位降下もなく正常に動作する。
【0021】また、図3に示すように、低電位側電源端
子j−2の経路に開放故障があるとP型ウエルを介して
低電位側電源端子j−1の経路から低電位が供給される
ことになり、回路の動作上問題はない。但し、半導体基
板の基板抵抗により供給される低電位は上昇し、前記比
較器m−2の反転入力も上昇する。尚、非反転入力の電
位と前記比較器m−2の電源は安定して供給されるの
で、前記抵抗n−5,n−6,n−7,n−8の抵抗値
を予め適当な値に設定すると、正常時に非反転入力>反
転入力であった関係が非反転入力<反転入力となり、前
記比較器m−2の出力は高電位から低電位に変化する。
その結果、前記NMOSスイッチl−1は遮断され、d
−1系統の出力はハイインピーダンスとなり、それによ
って電源端子j−2経路の開放故障が検知される。
【0022】このように高電位側電源端子i−2或いは
低電位側電源端子j−2の経路に単一開放故障があった
場合、開放故障のない経路の電源端子i−1或いはj−
1より高電位電圧或いは低電位電圧が供給され、回路の
動作は正常に保たれるので、単一開放故障により出力が
不定となることが防止されると共に、開放故障の有無を
電圧変動により容易に検知することが可能となり、以
て、回路の信頼性を向上させることができる。
【0023】同様にして、電源端子i−1経路の開放故
障時は比較器m−3の出力レベルの反転により、PMO
Sスイッチk−2が遮断されて故障が検知される一方、
d−1系統が正常動作し、また、電源端子j−1経路の
開放故障時は比較器m−4の出力レベルの反転により、
NMOSスイッチl−2が遮断されて故障が検知される
一方、d−1系統が正常動作する。尚、2つの出力端子
h,hをアンド回路sに入力させれば1つの信号をみる
だけで済む。また、外部負荷への出力は、e−1,e−
2から分岐して取り出しても良いが、一方の電源端子経
路の開放故障時におけるでん電位降下の影響を回避する
ため夫々ダイオードを介して接続するのがよい。また、
2つの出力端子hから夫々ダイオードを介して外部負荷
と接続するようにしてもよい。
【0024】尚、上記実施例において、抵抗n及び比較
器mからなる回路が監視回路として、抵抗n、比較器
m、PMOSスイッチk又はNMOSスイッチlからな
る回路が故障検知手段として機能する。そして、複数の
電源端子i−1〜2,j−1〜2の数だけ監視回路を個
別に設けることにより、回路のオーバヘッドは増加する
ことになりコスト的に不利のように思われる。しかし、
出力が複数有り、同時にそれらの出力が故障することが
許容できない場合には同一の半導体基板上にそれらの回
路を実現することは困難であり、複数の半導体基板を用
意しなければならないことになる。このことを考慮する
と、上記のように同一半導体基板上に各電源端子の経路
の単一開放故障の有無を検知することができる複数の回
路を実現できるので、コスト的にはかえって有利とな
る。
【0025】次に、図4に基づき、他の実施例を説明す
る。即ち、このものは、上記実施例の監視回路の一部を
構成する比較器mに演算増幅器qを接続すると共に、P
MOSスイッチk及びNMOSスイッチlの代わりにア
ナログスイッチrを使用するように構成したものであ
り、高電位側電源端子i−1,i−2、低電位側電源端
子j−1,j−2、アナログスイッチr−1〜r−4、
比較器m−1〜m−4、抵抗n−1〜n−8,n−11〜
n−20、演算増幅器q−1〜q−4等からなる。尚、抵
抗n−1〜n−8,n−11〜n−18の抵抗値は、n−1
=n−2 ,n−3=n−4,n−5=n−6,n−7=
n−8,n−11=n−12,n−13=n−14,n−15=n
−16,n−17=n−18となるように設定されている。
【0026】そして、高電位側電源端子i−1の経路に
開放故障があった場合には、前記演算増幅器q−1の反
転入力の電位が降下し、非反転入力との差が増幅され、
前記比較器m−1の非反転入力を越え、前記アナログス
イッチr−1が遮断され、その系統の出力はハイインピ
ーダンスとなる。また、低電位側電源端子j−1の経路
に開放故障があった場合には、前記演算増幅器q−2の
非反転入力の電位が上昇し、反転入力との差が増幅さ
れ、前記比較器m−2の非反転入力を越え、前記アナロ
グスイッチr−2が遮断され、その系統の出力はハイイ
ンピーダンスとなる。
【0027】従って、上記実施例と同様に、高電位側電
源端子i−1或いは低電位側電源端子j−1の経路に単
一開放故障があった場合、開放故障のない経路の電源端
子i−2或いはj−2より高電位電圧或いは低電位電圧
が供給され、回路の動作は正常に保たれるので、単一開
放故障により出力が不定となることが防止されると共
に、開放故障の有無を電圧変動により容易に検知するこ
とが可能となり、以て、回路の信頼性を向上させること
ができる。
【0028】また、高電位側電源端子i−2の経路に開
放故障があった場合、低電位側電源端子j−2の経路に
開放故障があった場合についても、出力の不定が防止さ
れると共に、演算増幅器q−3、比較器m−3及びアナ
ログスイッチr−3から構成される回路又は演算増幅器
q−4、比較器m−4及びアナログスイッチr−4から
構成される回路により上記と同様に開放故障の有無を容
易に検知することができる。
【0029】尚、抵抗n−1,n−3等に直列にスイッ
チを挿入して、間欠的に開放故障を検知するように構成
すれば、消費電力を低減させて上記実施例のものと同様
の効果を得ることができる。更に、高電位付近或いは低
電位付近で出力を比較することに注目して、比較器を含
んだ回路を設計するようにすれば、抵抗分割によること
なく、半導体基板の電位を直接比較入力として使用でき
るので、素子数の削減により製品コストの低減化を図る
ことができる。
【0030】次に、図5に基づき、他の実施例を説明す
る。即ち、このものは、高電位側電源端子i−1,i−
2間或いは低電位側電源端子j−1,j−2間を接続す
る抵抗を、半導体基板a上に形成した外部抵抗、例え
ば、多結晶シリコン抵抗等の拡散抵抗Nで形成したもの
である。これによると、基板抵抗を利用した場合には、
該基板抵抗が集積回路を構成するトランジスタの特性に
影響を与えるために基板抵抗値の自由度は小さいが、本
実施例のように半導体基板a上に形成した外部抵抗Nを
使用した場合には、該外部抵抗の抵抗値を自由に設定す
ることにより開放故障の検知精度を向上させることがで
きる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
集積回路に高電位電圧或いは低電位電圧を供給するため
の複数の電源端子と、該電源端子に供給される電圧を比
較監視する複数の監視回路と、前記電源端子間を接続す
る所定の抵抗値を有した抵抗と、前記電源端子の経路の
何れかの開放故障時に上記抵抗を介して供給された高電
位電圧或いは低電位電圧の電圧変動を前記複数の監視回
路のうちの何れかの監視回路で検知する故障検知手段
と、を備えたので、単一開放故障により出力が不定とな
ることが防止されると共に、故障の有無を容易に検知す
ることが可能となる。
【0032】また、電源端子間を接続する抵抗が、半導
体基板上に形成した外部抵抗で構成した場合には、該外
部抵抗の抵抗値を自由に設定することにより開放故障の
検知精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体集積回路を示す回路図。
【図2】図1の比較器周辺を示す等価回路図。
【図3】図1の比較器周辺を示す等価回路図。
【図4】他の実施例を示す回路図。
【図5】他の実施例を示す回路図。
【図6】従来例の半導体集積回路を示す回路図。
【符号の説明】
a 半導体基板 b COMOS論理回路 c,n 抵抗 d 内部COMOS論理回路 e COMOSバッファ f パッケージ g 入力端子 h 出力端子 i 高電位側電源端子 j 低電位側電源端子 k PMOSスイッチ l NMOSスイッチ m 比較器 O 金属面 p 金属ワイヤ q 演算増幅器 r アナログスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に形成された半導体集積回路
    において、 該回路に高電位電圧或いは低電位電圧を供給するための
    複数の電源端子と、 該電源端子に供給される電圧を比較監視する複数の監視
    回路と、 前記電源端子間を接続する所定の抵抗値を有した抵抗
    と、 前記電源端子の経路の何れかの開放故障時に上記抵抗を
    介して供給された高電位電圧或いは低電位電圧の電圧変
    動を前記複数の監視回路のうちの何れかの監視回路で検
    知する故障検知手段と、 を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】前記電源端子間を接続する抵抗は、半導体
    基板の基板抵抗である請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】前記電源端子間を接続する抵抗は、半導体
    基板上に形成した外部抵抗である請求項1記載の半導体
    集積回路。
JP27699893A 1993-11-05 1993-11-05 半導体集積回路 Pending JPH07130960A (ja)

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JP (1) JPH07130960A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003229490A (ja) * 2002-02-05 2003-08-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置とその電源断検査方法
JP2012069728A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Fujitsu Semiconductor Ltd 電源状態判定回路を有する集積回路

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