JPH07130873A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH07130873A
JPH07130873A JP5273683A JP27368393A JPH07130873A JP H07130873 A JPH07130873 A JP H07130873A JP 5273683 A JP5273683 A JP 5273683A JP 27368393 A JP27368393 A JP 27368393A JP H07130873 A JPH07130873 A JP H07130873A
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sacrificial layer
conductive member
storage electrode
film
capacitor
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JP5273683A
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Masato Sakao
眞人 坂尾
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容量値の変動及びバラツキを防止し、安定な
メモリ動作を保証することのできるキャパシタの製造方
法を提供すること。 【構成】 半導体基板の一主表面上の絶縁体膜に形成さ
れた開口を通して半導体基板に接続される所定の形状の
導電体と、該導電体上に第1の犠牲層とを積層して突起
を形成する第1の工程と、導電体の側面を含んで全面を
被覆する第1の導電体膜を形成し、突出部を得る第2の
工程と、突出部の側面部分のみに、第2の犠牲層を形成
する第3の工程と、少なくとも突出部以外の部分で、第
1の導電体膜に接触するように第2の導電体膜を形成す
る第4の工程と、絶縁膜、第1の犠牲層および第2の犠
牲層が露出するように、第1の導電体膜と第2の導電体
膜の一部を除去する第5の工程と、第1の犠牲層と第2
の犠牲層を選択的に除去する第6の工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特に、ダイナミックRAMセル用キャパシタの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高集積半導体メモリ用メモリセルとし
て、1つのトランジスタと1つのキャパシタから構成さ
れるメモリセル(以下メモリセルと略す)は、構成要素
が少なく、メモリセル面積の縮小が容易であるために広
く使われている。
【0003】メモリセルからの出力電圧はメモリセル内
のキャパシタの値に比例するため、メモリセルを小型
化,高集積化しても安定な動作を保証するには、そのキ
ャパシタ値を十分に大きくする必要がある。
【0004】このような、メモリセルおよびメモリセル
用キャパシタとして、図7に示す構造のスタックキャパ
シタ型のメモリセルがある。図7(a)は平面図であ
り、図7(b)は図7(a)のa−a’より見た断面図
である。
【0005】各図中、201はシリコン基板であり、2
02は隣接するメモリセルとの素子分離領域、212は
素子分離領域202より区画されるアクティブ領域を示
している。203a,203bはソース・ドレイン領
域、204はスイッチ用トランジスタのゲート電極とな
るワード線、209はビット線210と一方のソース・
ドレイン領域203aを接続するためのビット線コンタ
クト、205は蓄積電極206と他方のソース・ドレイ
ン領域203bを接続するための容量コンタクト、20
7と208のそれぞれは容量膜と容量プレートである。
キャパシタは、これら蓄積電極205と容量膜207お
よび容量プレート208により構成されている。
【0006】上記のように構成されるキャパシタは、ワ
ード線204の上部に積層されているため、小さなセル
面積で所望の容量値を確保することが可能となってい
る。
【0007】DRAMの高密度化,メモリセルの微細化
に際し、さらに、小さなセル面積内で、十分な容量値を
得るために、1990年のSSDM(Extended Abstruc
t ofthe 22nd (1990 international) Conference on So
lid State Device and MAterials)の予稿集,833〜
836ページにて提案された円筒形状を有する蓄積電極
構造がある。
【0008】図8は、円筒形状を有する蓄積電極を用い
たメモリセル構造〔図8(a)参照〕)蓄積電極の製造
方法を示している。
【0009】スイッチ用トランジスタの構成など基本的
な構造は図7に示した通常のスタックキャパシタ型メモ
リセルと同じであるが、蓄積電極306が円筒形状にな
っているため、その側壁部分を利用して容量の増大が可
能である。
【0010】以下に、蓄積電極に注目し、キャパシタの
製造方法について説明する。
【0011】図8(b)に示すように、p型のシリコン
基板301にn型不純物を導入してソース・ドレイン領
域303bを形成し、CVD法により形成したシリコン
酸化膜を用いて層間絶縁膜311を形成する。
【0012】続いて、CVD法によりシリコン窒化膜3
09を堆積する。通常のフォトリソグラフイー技術とド
ライエッチング技術を用いて、ソース・ドレイン領域3
03b上に、蓄積電極を接続するための容量コンタクト
305を形成する。この状態からCVD法を用いて多結
晶シリコンを容量コンタクト305を含む基板全面に堆
積させ、リンを熱拡散することにより、図8(c)のよ
うに第1導電部材312を形成する。
【0013】さらにCVD法により、シリコン酸化膜を
堆積し、フォトリソグラフイー技術,ドライエッチング
技術を用いて蓄積電極を形成する部分に第1犠牲層31
3を形成する。
【0014】この第1犠牲層313をマスクとして第1
導電部材312をエッチングし、シリコン窒化膜309
が露出しない程度のところでエッチングを停止する。
【0015】これにより、図9(d)の形状を得る。引
き続きCVD法によりシリコン酸化膜を全面に形成し、
これをドライエッチング法によりエッチバックし、図8
(e)に示すように第1犠牲層313,第1導電部材3
12の側壁に第2犠牲層314を形成する。
【0016】次に、CVD法により多結晶シリコンを全
面に成長させ、リンを熱拡散し導電膜とすることによ
り、図9(f)に示すように第2導電部材315を形成
する。
【0017】この状態からドライエッチング技術を用い
て第2導電部材315を図10(g)に示すように第2
犠牲層314の周囲にのみ残す。
【0018】さらに、希釈フッ酸を用いて、第1犠牲層
313,第2犠牲層314を除去する。
【0019】これにより図10(h)に示すように第2
導電部材315が円筒形状をとる蓄積電極となる。
【0020】シリコン窒化膜309は希釈フッ酸を用い
てシリコン酸化膜よりなる各犠牲層313,314を除
去する際、層間絶縁膜311をエッチングしないための
ストッパとして使用される。
【0021】引き続き蓄積電極上に容量膜307を形成
し、CVD法により多結晶シリコンを推積し、リンを熱
拡散することにより得た容畳プレート308を形成する
ことにより、図10(i)に示される円筒形状を有する
キャパシタが得られる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】このキャパシタの製造
方法においては、図9(d)に示したように、蓄積電極
の中心部分(核の部分)の側壁の深さを定めるエッチン
グにおいてエッチングストッパがない。そのため、この
側壁の深さがエッチング量に依存して変化し、これが容
量値の変動につながり、製造される半導体装置の安定性
向上の妨げになるという問題点がある。
【0023】蓄積電極の核の側壁部分と円筒部分の接続
部分を従来技術すなわちのドライエッチング技術を用い
て形成すると、通常のエッチングにおいては、10%以
上の速度のバラツキがあることから、蓄積電極の核の側
壁部分の深さが10%以上変動し、これがすべて容量値
のバラツキに反映されてしまう。
【0024】さらに、電極の不純物濃度が高くなってし
まった場合など、エッチング速度自体が早くなってしま
った場合、蓄積電極の核と円筒の部分をつなぐ部分がす
べてエッチングされ、円筒が脱落していまうといった危
険性がある。
【0025】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、メモリセル動
作に必要な容量値を確保しながら、容量値の変動及びバ
ラツキを防止し、安定なメモリ動作を保証することので
きるキャパシタの製造方法を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板の一主表面上の絶縁体膜に形成さ
れた開口を通して前記半導体基板に接続される所定の形
状の導電体と、該導電体上に第1の犠牲層とを積層して
突起を形成する第1の工程と、前記導電体の側面を含ん
で全面を被覆する第1の導電体膜を形成し、突出部を得
る第2の工程と、前記第2の工程で得られた突出部の側
面部分のみに、第2の犠牲層を形成する第3の工程と、
少なくとも突出部以外の部分で、第1の導電体膜に接触
するように第2の導電体膜を形成する第4の工程と、前
記絶縁膜、第1の犠牲層および第2の犠牲層が露出する
ように、前記第1の導電体膜と第2の導電体膜の一部を
除去する第5の工程と、前記第1の犠牲層と第2の犠牲
層を選択的に除去することにより、前記第2の導電体膜
が筒状に加工された電極を形成する第6の工程とを含む
ことを特徴とする。
【0027】
【作用】本発明によって製造される円筒電極の核の側壁
となる部分は、第2の工程にて形成される第1の導電体
であり、円筒部分は第4の工程にて形成される第2の導
電体である。従って、円筒電極としての側壁の高さは、
従来のようにエッチングの速度によって左右されず、第
1の工程を行う段階での、導電体と第1の犠牲層による
突起の高さによって決定される。
【0028】所定の高さの積層物を得るためには、エッ
チングストッパとなる物質上に被エッチング物およびマ
スクを積層し、エッチングストッパとなるストッパまで
エッチングを行うことで容易に形成できる。このときの
高さの精度被エッチング物の積層させる際の精度で決定
されるが、積層に関する精度はエッチング速さのバラツ
キに比較すると格段に高いものであるので、本発明によ
って製造される円筒電極の側壁の高さは極めて均一性の
高いものとなる。
【0029】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0030】図1乃至図3は本発明のキャパシタの製造
方法の第1の実施例を工程順に示した断面図である。
【0031】以下の説明においては簡単化のために、ス
イッチ用トランジスタは省略し、蓄積電極と接続される
一方のソース・ドレイン領域のみ示す。
【0032】まず、図1(a)に示すようにp型シリコ
ン基板101にn型不純物を導入して形成したソース・
ドレイン領域102を形成した状態としたうえで、たと
えばCVD法を用いてシリコン酸化膜を層間絶縁膜10
3として堆積させる。
【0033】続いて、CVD法によりシリコン窒化膜1
04を積層させ、通常のフォトリソグラフィー技術とド
ライエッチング技術を用いてソース・ドレイン領域10
2上に、後に蓄積電極が接続される容量コンタクト10
5を開口する。
【0034】この状態から容量コンタクト105を含み
多結晶シリコンをCVD法により基板全面に堆積し、リ
ンを熱拡散することにより、図1(b)に示すように第
1導電部材106とする。
【0035】さらにCVD法によりシリコン酸化膜を全
面に成長させ、通常のフォトリソグラフィー技術を用い
て、蓄積電極の核となる部分にレジスト108をパター
ニングし、ドライエッチング技術を用いて前述のシリコ
ン酸化膜をエッチングすることにより図1(b)に示す
形状の第1犠牲層を107を得る。
【0036】引き続き、この状態で第1導電部材106
をシリコン窒化膜104が露出するまで完全にエッチン
グし、レジスト108を除去することにより第1導電部
材106を図1(c)に示す形状とする。
【0037】ここで、第1犠牲層107を残したままC
VD法などにより多結晶シリコンを全面に成膜させ、図
1(c)に示されるような第2導電部材109を形成す
る。
【0038】次に、CVD法などによりシリコン酸化膜
を全面に堆積させ、引き続きドライエッチング技術を用
いた公知の異方性エッチングを施すことにより図2
(d)に示すように、蓄積電極の核となる部分の側壁に
のみシリコン酸化膜を残して、第2犠牲層110とす
る。
【0039】また、第2導電部材109を形成したのと
同じ方法を用いて、図2(e)に示すように全面に第3
導電部材111を形成する。この状態から不純物導入さ
れた多結晶シリコンがシリコン酸化膜よりも十分に早く
エッチングされるドライエッチング条件を用いて、第2
導電部材109および第3導電部材111を選択的にエ
ッチング除去し、図2(f)に示されるような形状にす
る。
【0040】この時、隣接する第2導電部材109およ
び第3導電部材111が電気的に接続されるのを避ける
ためにシリコン窒化膜104上の不要な部分に多結晶シ
リコンが残らないように完全にエッチングすることが大
切である。
【0041】次いで、希釈フッ酸などを用いてシリコン
酸化膜よりなる第1犠牲層107及び第2犠牲層110
を選択的にエッチング除去することにより図3(g)に
示すような蓄積電極を得る。
【0042】引き続きCVD法を用いて窒化膜を形成
し、これを熱酸化するといった方法で図3(h)に示す
ような容量膜112を形成する。
【0043】さらに、CVD法を用い多結晶シリコンを
堆積させ、リンを熱拡散することにより、図3(h)に
示すような容量プレート113を形成し、終了する。
【0044】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照して説明する。
【0045】図4乃至図6は本発明のキヤパシタの製造
方法による第2の実施例を工程順に示した断面図であ
る。
【0046】説明の簡単化のために、スイッチ用トラン
ジスタは省略し、蓄積電極と接続される一方のソース・
ドレイン領域のみ示す。
【0047】図4(a)に示すようにp型シリコン基板
401にn型不純物を導入してソース・ドレイン領域4
02を形成し、次に、CVD法を用いてシリコン酸化膜
を堆積させて層間絶縁膜403とする。
【0048】続いて、通常のフォトリソグラフィー技術
とドライエッチング技術を用いてソース・ドレイン領域
402上に、蓄積電極が接続される容量コンタクト40
4を開口する。
【0049】この状態からCVD法により多結晶シリコ
ンを容量コンタクト404を含む基板全面に堆積させ、
リンを熱拡散することにより、図4(b)に示すように
第1導電部材405を形成する。
【0050】さらにCVD法によりシリコン窒化膜を全
面に成長させ、通常のフォトリソグラフィー技術を用い
て、蓄積電極の核となる部分にレジスト407をパター
ニングし、ドライエッチング技術を用いて前述のシリコ
ン窒化膜をエッチングすることにより図4(b)に示す
ような第1犠牲層を406を得る。
【0051】この状態から第1導電部材405を層間絶
縁膜403が露出するまでエッチングし、レジスト40
7を除去することにより第1導電部材405を図4
(c)に示す形状とする。
【0052】ここで、第1犠牲層406を残したままC
VD法などにより多結晶シリコンを全面に成膜し、図4
(c)に示されるような第2導電部材408を形成す
る。
【0053】次に、CVD法などによりシリコン窒化膜
を全面に堆積させ、ドライエッチング技術を用いた公知
の異方性エッチングを施して、図5(d)に示すよう
に、蓄積電極の核となる部分の側壁にのみシリコン窒化
膜を残し、第2犠牲層409とする。
【0054】また、第2導電部材408を形成したのと
同じ方法を用いて全面に図5(e)に示すように第3導
電部材410を形成する。
【0055】この状態から不純物導入された多結晶シリ
コンがシリコン窒化膜よりも十分に早くエッチングされ
るドライエッチング条件を用いて、第2導電部材408
および第3導電部材410を選択的にエッチング除去
し、図5(f)に示される形状とする。
【0056】この時、隣接する第2導電部材408およ
び第3導電部材410が電気的に接続されるのを避ける
ために層間絶縁膜403上の不要な部分に多結晶シリコ
ンが残らないように完全にエッチングすることが大切で
ある。
【0057】次いで、リン酸などを用いてシリコン窒化
膜よりなる第1犠牲層406及び第2犠牲層409を選
択的にエッチング除去することにより、図6(g)に示
されるような蓄積電極を得る。
【0058】このリン酸を用いたウェットエッチングで
は、層間絶縁膜403を構成するシリコン酸化膜や各種
導電部材を構成する多結晶シリコンには大きなエッチン
グ作用が働かないために、この形状が変化することはな
い。
【0059】この後、引き続いてCVD法を用いて窒化
膜を形成し、これを熱酸化するといった方法で図6
(h)に示されるような容量膜411を形成する。
【0060】さらに、CVD法を用い多結晶シリコンを
堆積し、リンを熱拡散することにより、図6(h)のよ
うな容量プレート412が形成して終了する。
【0061】以上説明した実施例のうち、第1の実施例
では、犠牲層としてシリコン酸化膜を用いているため、
その除去の際、層間絶縁膜をエッチングしないように、
エッチング阻止層としてシリコン窒化膜を使用してい
る。
【0062】第2の実施例では犠牲層自体をシリコン窒
化膜としているため、そのようなエッチング阻止層を必
要とせず、工程が簡略化できるといった利点がある。
【0063】また、第3の実施例として第2の実施例で
用いたシリコン窒化膜よりなる犠牲層をリンもしくはリ
ンとホウ素を含んだガラス層により構成するといった方
法がある。このようなガラス層で犠牲層を構成すれば、
犠牲層の除去の際、希釈フッ酸を用いても下地の層間絶
縁膜とエッチングの選択比が確保できる(すなわち犠牲
層のエッチング速度が層間絶縁膜のエッチング速度にく
らべて十分大きくできる)ため、第2の実施例同様、エ
ッチング阻止層を設ける必要がない。
【0064】また、この時希釈フッ酸のかわりに気相の
フッ酸を用いればエッチングの選択比をさらに大きくす
ることができ、この実施例での特徴をより生かすことが
できる。
【0065】上記の第3の実施例においては犠牲層とし
てリンもしくはリンとホウ素を含んだガラス層を用いて
いるため、第2の実施例の窒化膜を使用した場合にくら
べ、円筒部分形成時に応力の発生が小さく、円筒部分を
薄膜化して微細化を進めるのに好適である。
【0066】上記各実施例では、各種導電部材及び容量
プレートをCVD法で堆積した多結晶シリコンに、リン
の熱拡散を施すといった方法で形成すると説明したが、
このキャパシタの製造工程を低温化する工程数を削減す
るといった目的で、多結晶シリコンの堆積と同時に不純
物導入を行なうといった、いわゆるドープト・ポリシリ
コンの成膜技術を用いても本発明の利点が失われること
はない。
【0067】また、上記各実施例では円筒を1重のみ造
った場合を示したが、円筒の数を2重以上に増やしても
よい。このような構成とすることは、容量値をさらに増
大するために有効である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、小さ
なメモリセル面積内で大きな容量値を確保できる円筒形
状の蓄積電極を有するキャパシタを形成する際、従来
の、エッチングストッパがなく、エッチング量の変動が
蓄積電極の形状に影響を与えるといった製造方法を用い
ず、蓄積電極の核部分と円筒部分とを多結晶シリコン膜
で電気的に接続するといった方法を用いているので、側
壁の高さが均一となり、容量値にバラツキを生じないキ
ャパシタを形成することができるという効果が得られ
る。
【0069】また、電極の核と円筒を一定膜厚の導電部
材により行なうので、円筒が脱落し蓄積電極が形成でき
ないといった問題点も生じない。この一定膜厚の導電部
材を蓄積電極の核の側壁に成膜することから自動的に蓄
積電極のサイズを拡大することができ、容量値を増大で
きるといった利点も合せてもっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)のそれぞれは、本発明の第1の
実施例によるキャパシタの製造方法を工程順に示した断
面図である。
【図2】(d)〜(f)のそれぞれは、本発明の第1の
実施例によるキャパシタの製造方法を工程順に示した断
面図である。
【図3】(g),(h)のそれぞれは、本発明の第1の
実施例によるキャパシタの製造方法を工程順に示した断
面図である。
【図4】(a)〜(c)のそれぞれは、本発明の第2の
実施例によるキャパシタの製造方法を工程順に示した断
面図である。
【図5】(d)〜(f)のそれぞれは、本発明の第2の
実施例によるキャパシタの製造方法を工程順に示した断
面図である。
【図6】(g),(h)のそれぞれは、本発明の第2の
実施例によるキャパシタの製造方法を工程順に示した断
面図である。
【図7】(a),(b)のそれぞれは、通常のDRAM
に用いられるスタックキヤパシタ型メモリセルの平面図
と断面図である。
【図8】(a)〜(c)のそれぞれは、従来のキャパシ
タの製造方法を工程順に示した断面図である。
【図9】(d)〜(f)のそれぞれは、従来のキャパシ
タの製造方法を工程順に示した断面図である。
【図10】(g)〜(i)のそれぞれは、従来のキャパ
シタの製造方法を工程順に示した断面図である。
【符号の説明】
101,401 シリコン基板 102,402 ソース・ドレイン領域 103,403 層間絶縁膜 105,404 容量コンタクト 106,405 第1導電部材 107,406 第1犠牲層 108,407 レジスト 109,408 第2導電部材 110,409 第2犠牲層 111,410 第3導電部材 112,411 容量膜 113,412 容量プレート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/822

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の一主表面上の絶縁体膜に形
    成された開口を通して前記半導体基板に接続される所定
    の形状の導電体と、該導電体上に第1の犠牲層とを積層
    して突起を形成する第1の工程と、 前記導電体の側面を含んで全面を被覆する第1の導電体
    膜を形成し、突出部を得る第2の工程と、 前記第2の工程で得られた突出部の側面部分のみに、第
    2の犠牲層を形成する第3の工程と、 少なくとも突出部以外の部分で、第1の導電体膜に接触
    するように第2の導電体膜を形成する第4の工程と、 前記絶縁膜、第1の犠牲層および第2の犠牲層が露出す
    るように、前記第1の導電体膜と第2の導電体膜の一部
    を除去する第5の工程と、 前記第1の犠牲層と第2の犠牲層を選択的に除去するこ
    とにより、前記第2の導電体膜が筒状に加工された電極
    を形成する第6の工程とを含むことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
JP5273683A 1993-11-01 1993-11-01 半導体装置の製造方法 Pending JPH07130873A (ja)

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