JPH0713062A - ホームポジションチェック装置 - Google Patents

ホームポジションチェック装置

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JPH0713062A
JPH0713062A JP5158921A JP15892193A JPH0713062A JP H0713062 A JPH0713062 A JP H0713062A JP 5158921 A JP5158921 A JP 5158921A JP 15892193 A JP15892193 A JP 15892193A JP H0713062 A JPH0713062 A JP H0713062A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2群式ズーム装置の後群レンズがステッピン
グモータにより駆動される場合において、後群レンズの
ホームポジションチェック処理を短時間で完了し得る装
置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明によるホームポジションチェック装置
では、ズーム装置(2)の後群レンズ(28)がホーム
ポジションに配置されたか否かの検出を、後群レンズが
ホームポジションの手前の所定の位置に達した時から行
うこととし、それ以前は後群レンズのホームポジション
への移動のみを行うこととしている。従って、後群レン
ズの移動開始直後から後群レンズのホームポジションチ
ェックを繰り返し行う従来方法に比して、処理時間が短
縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前群レンズと後群レン
ズから成る2群式ズーム装置に関し、特に、ステッピン
グモータにより駆動される後群レンズのホームポジショ
ンチェックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラ、特にコンパクトカメラに
おいては、外形全体の小型化が求められており、特に、
レンズ鏡胴をいかに小型化するかが重要な課題となって
いる。そして、2群式ズーム装置を有するカメラでは、
レンズ鏡胴の小型化を図るため、メカニカルカムに代え
て、前群と後群のレンズ群をそれぞれ別個のモータで駆
動する機構が採用される傾向にある。かかる機構におい
て、前群レンズを駆動するモータとしては直流モータ、
後群レンズを駆動するモータとしてステッピングモータ
が用いられるのが一般的である。
【0003】この2群式ズーム装置としては、図1に示
すような構成のものがある。このズーム装置2のレンズ
鏡胴4は、カメラボディの一部をなす固定筒6と、この
固定筒6内に入れ子式に収納された中間筒8と、更に中
間筒8内に入れ子式に収納された移動筒10とから構成
されている。
【0004】移動筒10の前端部内には前群レンズ22
が固定されており、直流モータ(図示しない)により移
動筒10と一体的に前後に駆動されるようになってい
る。
【0005】また、移動筒10内には、前群レンズ22
の後方(カメラボディ側)に後群レンズ28が前後動可
能に配置されている。この後群レンズ28はステッピン
グモータ(図示しない)により前後に駆動される。
【0006】このようなズーム装置2において、後群レ
ンズ28の位置は、後群レンズ28が前群レンズ22に
最も近接する位置をホームポジション(基準位置)と
し、その位置から後群レンズ28を移動するのにステッ
ピングモータに出力されるパルス信号の累積数(以下、
「後群累積パルス数」と称する)から求めることとして
いる。そして、ホームポジションに後群レンズ28が配
置されたことを、リミットスイッチ或いは光電センサ等
から成るホームポジションセンサを用いて検出すること
としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
ズーム装置においては、駆動電圧が低下する等の原因に
よりステッピングモータの駆動に異常が発生した場合に
は、後群累積パルス数から求められた後群レンズの位置
と実際の位置とが相違することがある。この位置ずれ、
いわゆる脱調が生じると、露光時に後群レンズをフォー
カシング位置に正確に配置することができず、ピントが
合わない等の不具合を生ずる。
【0008】そのため、従来においては、例えばレンズ
鏡胴を沈胴位置から撮影可能範囲に駆動する時、或い
は、撮影可能範囲から沈胴位置へ収納する時等に、後群
レンズをホームポジションに移動させて当該後群レンズ
が適正にホームポジションに配置されたか否か(即ち、
ホームポジションセンサのON又はOFF)を検出する
ホームポジションチェックを行うこととしている。
【0009】しかし、従来のホームポジションチェック
では、後群レンズを所定パルス数単位(例えば4パルス
単位)で移動させる毎にホームポジションセンサのON
・OFF検出を行うため、後群レンズがホームポジショ
ンから相当に離れているときには、不必要な処理を行っ
ていることになる。従って、ホームポジションチェック
処理から次の処理に移るのに過度に時間がかかってしま
うことがある。
【0010】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、ホームポジションチェックを可能
な限り短時間で行うことのできるホームポジションチェ
ック装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるホームポジションチェック装置は、前
群レンズと、ステッピングモータにより駆動される後群
レンズとから成るズーム装置を有し、かつ、後群累積パ
ルス数に基づいて後群レンズの位置を検出する後群レン
ズ位置検出手段を有するカメラにおいて用いられるもの
であって、後群レンズをホームポジションに配置するよ
う、ステッピングモータを駆動するステッピングモータ
駆動手段と、後群レンズがホームポジションに配置され
たか否かを検出するホームポジション検出手段とを備
え、ステッピングモータ駆動手段の作動中に後群レンズ
がホームポジションと所定の位置との間に配置されたこ
とを後群レンズ位置検出手段が検出した場合に、ステッ
ピングモータを所定パルス数駆動する毎に、後群レンズ
がホームポジションに配置されたか否かを前記ホームポ
ジション検出手段により検出するようにしたことを特徴
としている。
【0012】
【作用】上記構成のホームポジションチェック装置を用
いた場合、後群レンズがホームポジションに配置された
か否かの検出は、後群レンズがホームポジションの手前
の所定の位置に達した時から実行される。また、後群レ
ンズがその所定の位置に達するまでは、後群レンズのホ
ームポジションへの移動のみが行われ、後群レンズのホ
ームポジションチェックは行われない。従って、後群レ
ンズの移動開始直後から後群レンズのホームポジション
チェックを繰り返し行う従来の手段に比して、処理時間
は短くて済む。
【0013】
【実施例】以下、図面と共に本発明の好適な実施例につ
いて詳細に説明する。
【0014】以下の実施例におけるカメラの2群式ズー
ム装置は、先に図1に沿って説明したものと同様である
が、本発明の内容をより明確化するために、その構成を
より詳細に説明することとする。
【0015】ズーム装置2のレンズ鏡胴4は、カメラボ
ディの一部をなす固定筒6と、この固定筒6内に入れ子
式に収納された中間筒8と、更に中間筒8内に入れ子式
に収納された移動筒10とから成る3連構成となってい
る。
【0016】固定筒6の内面には螺旋溝12が形成され
ており、中間筒8の末端部外面に設けられた係合部14
がこの螺旋溝12に係合されている。中間筒8は、直流
モータ(図示しない)により伝動機構16を介して正逆
両方向に回転可能となっており、その回転により固定筒
6に対して伸縮される。
【0017】また、中間筒8の内面にも螺旋溝18が形
成されており、この螺旋溝18に移動筒10の末端部外
面の係合部20が係合されている。移動筒10は、固定
筒6に対して回転不可能とされているので、中間筒8が
回転されると、中間筒8の伸縮と同方向に伸縮される。
【0018】移動筒10の先端部には前群レンズ22が
固定されている。従って、直流モータの駆動を制御して
中間筒8及び移動筒10を伸縮させることにより、前群
レンズ22が前後に移動される。よって、この直流モー
タが前群レンズ22の駆動用モータとして機能する。
尚、符号24はポジションセンサであり、中間筒8と一
体的に移動する可動部材26の位置を検出するようにな
っているが、前群レンズ22の位置は中間筒8の位置に
より一義的に定まるので、このポジションセンサ24か
らの出力信号によって前群レンズ22の位置を随時検出
することができる。
【0019】また、移動筒10内には、前群レンズ22
の後方(カメラボディ側)に後群レンズ28が前後動可
能に配置されている。図1には明瞭に示していないが、
移動筒10の内部には、後群レンズ駆動用モータとして
2相型ステッピングモータが配設されており、このステ
ッピングモータの回転軸に連結された送りねじ30に、
後群レンズ28のレンズ枠32と一体のめねじ部材34
が螺合されている。従って、ステッピングモータの駆動
を制御することで、後群レンズ28が前後に移動され
る。
【0020】後群レンズ28は、前群レンズ22に最も
接近する位置をホームポジションとしており、移動筒1
0内には、後群レンズ28がこのホームポジションにあ
ることを検出するホームポジションセンサ(図示しな
い)が設けられている。そして、後群レンズ28の位置
は、ホームポジションから駆動されたステッピングモー
タの後群累積パルス数によって算出されるようになって
いる。尚、ホームポジションセンサとして種々の型式の
ものを用いることが可能であるが、この実施例ではリミ
ットスイッチを用い、後群レンズ28がホームポジショ
ンに配置された時にこのリミットスイッチがONとされ
るようにしている。
【0021】このようなズーム装置2における後群レン
ズ28のホームポジションチェックを行うための本発明
によるホームポジションチェック装置は、図2に示すよ
うに、CPU40を中心として構成されている。前群レ
ンズ22の駆動用の直流モータ42及び後群レンズ28
の駆動用のステッピングモータ44はCPU40にロジ
ック・ドライバ回路46を介して接続されている。ロジ
ック・ドライバ回路46は、CPU40からの信号に応
じて、直流モータ42に高電圧と低電圧を適宜印加し、
モータ42の回転及びブレーキ等を制御することができ
る。また、ステッピングモータ44に対しては、下記の
表の励磁パターンに従ってCPU40からパルス信号が
発せられ、ステッピングモータ44のA相及びB相が適
宜励磁される。
【0022】下の表において後群ポインタとあるが、こ
れはRAMデータであり、CPU40は、後群レンズ2
8を次の位相に移動させる場合、後群ポインタの値に応
じた励磁パターンでステッピングモータ44の各相を励
磁する。また、図3はこの実施例のカメラで用いられる
ステッピングモータ44の構成及び動作の概念図であ
り、図3の(a)〜(d)はそれぞれ後群ポインタの
「0」〜「3」の状態を示している。図3から諒解され
る通り、後群ポインタの値が「0」から「3」に1ポイ
ントずつ増加し、そして再度「0」に戻る循環パターン
でパルス信号が出力された場合、ステッピングモータ4
4の回転子45は正転方向に回転して、後群レンズ28
は後方、即ち前群レンズ22から離れる方向に移動す
る。また、後群ポインタの値が「3」から「0」に1ポ
イントずつ減少し、そして再度「3」に戻る循環パター
ンでは、ステッピングモータ44は逆転方向に回転し、
後群レンズ28は前方に移動する。
【0023】
【表1】
【0024】また、CPU40にはスイッチ部48が接
続されている。スイッチ部48には、メインスイッチ
(SM)、裏蓋スイッチ(SB)、シャッタボタンに連
動するレリーズスイッチ(SP1、SP2)、セルフタ
イマスイッチ(SSELF)、ストロボモードスイッチ
(SMODE)、強制巻戻しスイッチ(SMR)、遠景
撮影を行うためのINFスイッチ(SINF)、望遠側
にズーム動作を行うためのズームスイッチ(STEL
E)、広角側にズーム動作を行うためのズームスイッチ
(SWIDE)等が含まれており、これらのスイッチの
ON・OFF信号がCPU40に入力される。
【0025】更に、前群レンズ22の位置を検出するポ
ジションセンサ24及び後群レンズ28のホームポジシ
ョンを検出するホームポジションセンサ36がCPU4
0に接続されている。
【0026】更にまた、CPU40には電池50がレギ
ュレータ回路(REG回路)52を介して接続されてい
る。この電池50は直流モータ42及びステッピングモ
ータ44の駆動電源としても機能するものである。ま
た、この電池50にはバッテリチェック回路(BC回
路)54が接続されており、CPU40からの制御信号
により電池50の電圧等のバッテリチェックを行い、そ
の情報をCPU40に入力するようになっている。
【0027】次に、上記構成のズーム装置2において、
レンズ鏡胴4を撮影可能範囲からカメラボディ内の沈胴
位置に収納する際に行われる本発明によるホームポジシ
ョンチェックについて、図4〜図8に沿って説明する。
【0028】まず、図4はフィルムをカメラに装填して
からスタンバイ状態(撮影可能状態)に至るまでのフロ
ーチャートである。即ち、メインスイッチ(SM)がO
Nとなっていること(ステップ101)、裏蓋が閉じら
れており裏蓋スイッチ(SB)がONとなっていること
(ステップ102)、強制巻戻しスイッチ(SMR)が
OFFとなっていること(ステップ103)、シャッタ
ボタンが押されておらずレリーズスイッチ(SP1)が
OFFとなっていること(ステップ104)、望遠用ズ
ームスイッチ(STELE)がOFFとなっていること
(ステップ105)、広角用ズームスイッチ(SWID
E)がOFFとなっていること(ステップ106)、セ
ルフタイマスイッチ(SSELF)がOFFとなってい
ること(ステップ107)、ストロボモードスイッチ
(SMODE)がOFFとなっていること(ステップ1
08)、INFスイッチ(SINF)がOFFとなって
いること(ステップ109)を順次判断し、上記条件が
全て満たされている場合、カメラをスタンバイ状態とす
る。一旦スタンバイ状態となった後は、ステップ101
〜ステップ109を繰り返す。
【0029】カメラがスタンバイ状態とされると、ズー
ム装置2のレンズ鏡胴4は、図1の(a)に示す最望遠
状態での位置と図1の(b)に示す最広角状態での位置
との間に配置されることとなる。そして、メインスイッ
チ(SM)をOFFとした場合、或いは、一定時間カメ
ラを操作しなかった場合、レンズ鏡胴4をカメラボディ
内の沈胴位置に収納する処理が開始される。ここでは、
メインスイッチ(SM)をOFFとした場合の処理につ
いて説明する。尚、この実施例でのレンズ鏡胴4の沈胴
位置は、図1の(b)の最広角状態での位置よりも移動
筒10及び中間筒8を更に固定筒6内に引き入れた状態
での位置をいう。
【0030】このSM“OFF”処理においては、図5
に示すように、まず最初に、バッテリチェック(BC)
処理を行って電池50の電圧を測定し(ステップ20
1)、所定値以下であるか否かを判定する(ステップ2
02)。そして、電圧が所定値以下である場合には、ス
テップ214〜216に移行し、この処理を終了する。
【0031】電池50の電圧が所定値よりも高い場合、
即ち正常範囲内にあると判定された場合、ポジションセ
ンサ24からの信号により前群レンズ22の位置を検出
した後(ステップ203)、後群レンズ28のホームポ
ジションチェックを行うための後群HP駆動処理を実行
する(ステップ204)。
【0032】この後群HP駆動処理は、図6から理解さ
れる通り、後群レンズ28をホームポジションに移動さ
せ、もしホームポジションセンサであるリミットスイッ
チがONとならなかった場合には、異常があるとして、
HP検出エラーフラグをセットする処理である。この処
理を図6に沿って更に詳細に説明する。
【0033】まず、後群レンズ28の駆動用ステッピン
グモータ44に対して加えられた駆動処理(後群Nパル
ス駆動処理)の回数を表すHPチェック駆動カウンタを
クリアした後(ステップ301)、後群レンズ28の駆
動方向を前群レンズ22側、即ち前方とすべく、ステッ
ピングモータ44の駆動方向を逆転方向にセットする
(ステップ302)。そして、HP検出エラーフラグも
クリアしておく(ステップ303)。
【0034】次に、ステッピングモータ44をその時点
での後群ポインタの値に応じた位相で励磁しておくため
に、後群位相出力処理を行う(ステップ304)。この
後群位相出力処理は、図7に示すように、後群ポインタ
の値に応じたステッピングモータ44の位相(図3参
照)とするために、所定のパルス信号を出力するもので
ある。この後のステップ305では、ステッピングモー
タ44の励磁状態を安定させるために、一定時間、この
実施例では約10msの待ち時間を持たせている。
【0035】この後、ステッピングモータ44をNパル
ス分駆動させる処理を行う(ステップ306〜30
8)。ここで、Nはステップ306において後群駆動カ
ウンタにセットされる数値に対応する。従って、この処
理では、後群駆動カウンタに「4」がセットされるの
で、ステッピングモータ44は4パルス分駆動され、後
群レンズ28がそれに相当する距離だけ前方に移動す
る。
【0036】ステップ308の処理を詳細に示したのが
図8のフローチャートである。この処理においては、ま
ず、ステッピングモータ44の駆動方向が逆転方向にセ
ットされているので、ステップ401からステップ40
2へと進む。そして、後のステップ406で後群レンズ
28を1パルス分前方に移動させることとなるので、予
め後群累積パルス数から「1」を減じておく(ステップ
402)。次に、現時点のステッピングモータ44の位
相に対応する後群ポインタの値から「1」を減じ(ステ
ップ403)、ステップ406でステッピングモータ4
4を次の位相に駆動させる。尚、後群ポインタの値が負
となる場合には、後群ポインタの値として「3」をセッ
トする(ステップ404,405)。
【0037】ステップ406で後群ポインタの値に応じ
たパルス信号を出力すると、前述したように、ステッピ
ングモータ44の回転子45は1パルス分逆回転し、後
群レンズ28は前方に移動する。そして、一定の時間が
経過するのを待って(ステップ407,408)、後群
駆動カウンタの値から「1」を減じる(ステップ40
9)。この場合、後群駆動カウンタには「4」が最初に
セットされているので、以上のステップ401〜409
を4回繰り返し、後群駆動カウンタの値が「0」となっ
たところでこの処理を終了する(ステップ410)。こ
の結果、ステッピングモータ44が4パルス分、逆転方
向に駆動される。
【0038】この後群Nパルス駆動処理が終了したなら
ば、従来であれば、続けてホームポジションセンサ36
のON・OFFを検出するのであるが、本発明によれ
ば、後群累積パルス数が所定値(この実施例では「1
0」)以下であるか否かを判断し(ステップ309)、
否(NO)であるならば、HPチェック駆動カウンタの
値が「180」以下か否かを判断する処理に移ることと
している(ステップ310)。即ち、後群累積パルス数
が適正である場合、後群累積パルス数が「10」よりも
大きいときには、後群レンズ28はホームポジションチ
ェックを行うには離れているとみなして、ホームポジシ
ョンセンサ36のON・OFF検出を行わずに、ステッ
プ310に移行するのである。
【0039】HPチェック駆動カウンタには、ステッピ
ングモータ44が4パルス分駆動される毎に、「1」が
加算されるようになっているが(ステップ307)、こ
のカウンタの値が「180」以下である場合には、後群
レンズ28が未だホームポジションにまで達していない
可能性がある。これは、後群レンズ28がホームポジシ
ョンから最も離れている位置からホームポジションにま
で移動するのに、ステッピングモータ44に720回
(180カウンタ)、パルス信号を送る必要があるから
である。後群累積パルス数が「10」よりも大きく、か
つ、このHPチェック駆動カウンタが「180」以下で
ある場合には、後群レンズ28はホームポジションに達
していないと考えることができるので、ステップ306
〜310を繰り返すことになる。一方、後群累積パルス
数が「10」よりも大きいにも拘わらず、HPチェック
駆動カウンタが「180」を越えた場合、何らかの異常
があると考えられるので、ステップ311に進んでHP
検出エラーフラグをセットする。
【0040】また、後群累積パルス数が「10」以下と
なった場合、正常であれば、後群Nパルス駆動処理を数
回行ううちにホームポジションセンサ36がONとなる
はずである。そこで、ステップ308の後群Nパルス駆
動処理の直後ではステッピングモータ44が安定してい
ないので、ステップ312で10ms経過するのを待
ち、その後にホームポジションセンサ36のON・OF
Fを検出する(ステップ313〜315)。この実施例
では、1回目でホームポジションセンサ36がONとな
っても、誤作動の可能性があるので、2ms後に、再度
ホームポジションセンサ36のON・OFFを検出する
こととしている。
【0041】ホームポジションセンサ36がOFFの場
合は、HPチェック駆動カウンタの値が「180」以下
か否かを判断する(ステップ310)。ホームポジショ
ンセンサ36がOFFであり、かつ、このHPチェック
駆動カウンタが「180」以下である場合には、後群レ
ンズ28はホームポジションに達していないとして、後
群Nパルス駆動(ステップ306〜308)及びホーム
ポジションセンサ36のON・OFF検出(ステップ3
13〜315)を繰り返す。そして、ホームポジション
センサ36がOFFであり、かつ、HPチェック駆動カ
ウンタが「180」を越えている場合には、後群レンズ
28の駆動等に異常があったものとみなし、HP検出エ
ラーフラグをセットし(ステップ311)、この処理か
ら抜ける。
【0042】一方、HPチェック駆動カウンタが「18
0」以下となり、ホームポジションセンサ36がONと
されたときには、一応正常と思われるので、ホームポジ
ションから数パルス分カメラボディ側に離れた待機位置
に、後群レンズ28を移動させる。ここでは、8パルス
分移動させることとして、まず、ステッピングモータ4
4の駆動方向を正転方向にセットし(ステップ31
6)、後群駆動カウンタに「8」をセットする(ステッ
プ317)。そして、後群Nパルス駆動処理を行った後
(ステップ318)、約10msを待って、ステッピン
グモータ44の励磁状態を安定させる(ステップ31
9)。後群Nパルス駆動処理では、図8のステップ40
1からステップ411に進むルートで、ステップ401
〜410が8回繰り返される。
【0043】このようにして後群レンズ28を待機位置
に移動させた場合、異常がなければ、ホームポジション
センサ36はOFFになる。しかしながら、2度のホー
ムポジションセンサ36のON・OFF検出を行っても
(ステップ320〜322)、ホームポジションセンサ
36がONのままであるならば、何らかの異常が発生し
ているものとして、HP検出エラーフラグをセットする
(ステップ311)。
【0044】ステップ320〜322でホームポジショ
ンセンサ36がOFFとなっていれば、これは正常であ
るので、HP検出エラーフラグをセットすることなく、
この後群HP駆動処理から抜け出る。
【0045】このように、後群レンズ28がある程度ホ
ームポジションに接近してから、ホームポジションセン
サ36のON・OFF検出を行うので、上述した従来の
方法に比して、短時間でホームポジションチェックを行
うことができる。
【0046】上記の後群HP駆動処理が終了したなら
ば、図5のステップ205においてHP検出エラーフラ
グのセットの有無を判断する。後群レンズ28の駆動が
正常である場合には、このHP検出エラーフラグはセッ
トされていないので、レンズ鏡胴4を沈胴位置に収納す
べく、前群レンズ22の駆動方向を望遠(WIDE)側
とセットして(ステップ206)、直流モータ(前群モ
ータ)42を駆動する(ステップ207)。直流モータ
42が駆動されると、前述したように移動筒10及び中
間筒8が固定筒6内に収納されていく。レンズ鏡胴4の
収納動作中、ポジションセンサ24が前群レンズ22の
位置、即ちレンズ鏡胴4の位置を検出し(ステップ20
8)、レンズ鏡胴4が沈胴位置に達したところで(ステ
ップ210)、直流モータ42にブレーキをかける(ス
テップ211)。
【0047】この場合、後群レンズ28はホームポジシ
ョンに近い待機位置に配置されており、後群レンズ28
と前群レンズ22の位置関係は、概ね図1の(a)に示
す状態となっている。従って、前群及び後群レンズ2
2,28間のこの位置関係を保持したまま、レンズ鏡胴
4を沈胴位置に収納しても、後群レンズ28がフィルム
Fに接触しないことは容易に理解されよう。
【0048】一方、後群HP駆動処理で異常が発見さ
れ、HP検出エラーフラグがセットされている場合に
は、ステップ205からステップ212に進み、WID
E端駆動フラグをセットする。このフラグがセットされ
た場合も、上記の正常の場合と同様に、直流モータ42
が駆動されてレンズ鏡胴4が収納されていくが(ステッ
プ206,207)、前群レンズ22がワイド(WID
E)端に達したところで(ステップ209,213)、
直流モータ42にブレーキがかけられる(ステップ21
1)。
【0049】このように、後群レンズ28の駆動或いは
ホームポジションセンサ36等に異常がある場合には、
前群レンズ22が図1の(b)に示すワイド端の位置と
なったところで停止する。
【0050】この後、WIDE端駆動フラグをクリアし
て(ステップ214)、ズーム装置2の駆動電源をOF
Fし(ステップ215)、メインスイッチ(SM)がO
FFされていることを確認して(ステップ216)、処
理を終了するのである。
【0051】上記実施例は、レンズ鏡胴収納時における
ホームポジションチェックに関するものであるが、ホー
ムポジションチェックはレンズ鏡胴4を沈胴位置から撮
影可能範囲に駆動する時等にも行われ、そのような場合
にも本発明を適用することが可能である。
【0052】また、上記実施例におけるズーム装置2の
レンズ鏡胴4は、固定筒6、中間筒8及び移動筒8から
成る3連構造としているが、固定筒及び移動筒から成る
2連構造のものにも、本発明は適用可能である。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、後
群レンズが適正にホームポジションに配置されたか否か
の検出を、後群レンズがホームポジションの近傍の所定
位置に達してからのみ行うこととしている。従来、かか
る検出は後群レンズの移動開始直後から繰り返し行うた
め、カメラに異常がない場合にはその処理は不必要なも
のとなっていたが、本発明によれば、そのような不必要
な処理は行われず、よってホームポジションチェックの
処理全体に要する時間が短くなる。
【0054】この結果、例えばレンズ鏡胴を沈胴位置か
ら撮影可能範囲に駆動する際にホームポジションチェッ
クを行う場合、撮影が可能な状態となるまでの待ち時間
が短く、ユーザーはすぐに撮影を開始できる、等の効果
を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるカメラの2群式ズーム装置
の構成を示す断面図であり、(a)は最望遠状態、
(b)は最広角状態を示している。
【図2】本発明によるホームポジションチェック装置を
構成するCPUを示すブロック図である。
【図3】ズーム装置の後群レンズを駆動するためのステ
ッピングモータの構成及び動作を示す概念図である。
【図4】カメラがスタンバイ状態に至るまでの処理の一
実施例を示すフローチャートである。
【図5】SM“OFF”処理の一実施例を示すフローチ
ャートである。
【図6】図5のSM“OFF”処理で実行される後群H
P駆動処理の一実施例を示すフローチャートであり、ホ
ームポジションチェックの処理の内容を示すものであ
る。
【図7】図6の後群HP駆動処理で実行される後群位相
出力処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図8】図6の後群HP駆動処理で実行される後群Nパ
ルス駆動処理の一実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2…2群式ズーム装置、4…レンズ鏡胴、6…固定筒、
8…中間筒、10…移動筒、16…伝動機構、22…前
群レンズ、24…ポジションセンサ、28…後群レン
ズ、36…ホームポジションセンサ、40…CPU、4
2…直流モータ、44…ステッピングモータ、46…ロ
ジック・ドライバ回路、50…電池。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前群レンズと、ステッピングモータによ
    り駆動される後群レンズとから成るズーム装置を有し、
    かつ、前記前群レンズに対して前記後群レンズが最も接
    近する位置をホームポジションとして、該ホームポジシ
    ョンから前記後群レンズを移動するのに前記ステッピン
    グモータに出力されるパルス信号の累積数に基づいて、
    前記後群レンズの位置を検出する後群レンズ位置検出手
    段を有するカメラにおいて、 前記後群レンズを前記ホームポジションに配置するよ
    う、前記ステッピングモータを駆動するステッピングモ
    ータ駆動手段と、前記後群レンズが前記ホームポジショ
    ンに配置されたか否かを検出するホームポジション検出
    手段とを備え、前記ステッピングモータ駆動手段の作動
    中に前記後群レンズが前記ホームポジションと所定の位
    置との間に配置されたことを前記後群レンズ位置検出手
    段が検出した場合に、前記ステッピングモータを所定パ
    ルス数駆動する毎に、前記後群レンズが前記ホームポジ
    ションに配置されたか否かを前記ホームポジション検出
    手段により検出するようにしたことを特徴とするホーム
    ポジションチェック装置。
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