JPH0713054Y2 - ハードデイスクの把持装置 - Google Patents

ハードデイスクの把持装置

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JPH0713054Y2
JPH0713054Y2 JP1237890U JP1237890U JPH0713054Y2 JP H0713054 Y2 JPH0713054 Y2 JP H0713054Y2 JP 1237890 U JP1237890 U JP 1237890U JP 1237890 U JP1237890 U JP 1237890U JP H0713054 Y2 JPH0713054 Y2 JP H0713054Y2
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JP
Japan
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hard disk
gripping
gripping piece
support rod
groove
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Application number
JP1237890U
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JPH03106517U (ja
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雄三 加納
良考 瀬田
史雄 中野
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Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、磁気記録を行うハードデイスクを製造すると
きに把持するための装置に関する。
従来技術 ハードデイスクは、中央に孔を有するアルミニウムなど
の材料からなる円板の両表面に磁気材料を真空蒸着など
によつて形成した構造を有する。本件明細書中では、未
完成品であつても、ハードデイスクと称することがあ
る。
従来では、アルミニウム製円板が複数枚、カセツトキヤ
リアに収納されており、産業用ロボツトを用いて、その
カセツトキヤリアから1枚ずつ円板を取り出して板状の
ボードキヤリアに移載し、このボードキヤリアに移載さ
れた円板の表面に、磁気材料を真空蒸着している。
考案が解決すべき課題 このような先行技術では、ハードデイスクを1枚ずつ移
載するので、作業性が悪いことは明らかである。
本考案の目的は、ハードデイスクの移載作業を能率良く
行い、その作業時間を短縮し、生産力を増大することが
できるようにしたハードデイスクの把持装置を提供する
ことである。
課題を解決するための手段 本考案は、ハードデイスクの中央に形成された孔に入り
込み、円弧状の外方に臨む複数の第1凹溝を軸線方向に
間隔をあけて有する第1把持片と、 第1把持片の前記軸線方向に平行に延びる支持棒と、 支持棒に挿通され、前記第1溝に対応する第2凹溝をそ
れぞれ有する複数の第2把持片と、 支持棒に挿通され、支持棒と第2把持片との間に介在さ
れる弾性保持環と、第1把持片と支持棒とを、それらの
軸線に垂直方向に変位駆動する駆動手段と、 第1把持片と駆動手段とをロボツトの手首に取付ける手
段とを含むことを特徴とするハードデイスクの把持装置
である。
作用 本考案に従えば、第1把持片には、その軸線方向に間隔
をあけて複数の第1凹溝が形成されており、この第1把
持片に平行に延びる支持棒には、弾性保持環を介して第
2把持片が設けられ、この第2把持片の第2凹溝は、第
1把持片の第1凹溝に個別的に対応している。したがつ
て第1把持片と第2把持片とをハードデイスクの中央孔
に入り込ませた状態で、駆動手段によつて第1把持片と
支持棒とをそれらの軸線に垂直方向に変位駆動すること
によつて第1および第2凹溝が前記中央孔の内面に係止
し、こうして複数のハードデイスクを一度に把持するこ
とができる。この第1把持片と駆動手段とロボツトの手
首に、取付手段によつて取付けることによつて、たとえ
ばカセツトキヤリア内の複数のハードデイスクをボード
キヤリアに能率よく移載することができ、したがつて移
載作業を簡便に行うことができ、生産力の増大を図るこ
とができる。
実施例 第1図は、本考案の一実施例の把持装置1の断面図であ
る。第1把持片41と複数の第2把持片42とを用いて、次
に述べる第2図に示されているハードデイスク6を把持
することができる。この第1把持片41は、本体43に固定
されており、第2把持片42は複動流体圧シリンダ44によ
つて第1把持片41の軸線方向(第1図の左右方向)に垂
直方向、すなわち第1図の上下方向に変位駆動され、こ
のシリンダ44は本体43に固定される。本体43は、フラン
ジ45を介して産業用ロボツトの手首46に取付けられる。
第2図は、複数枚のハードデイスクを収納したカセツト
キヤリア4と各ハードデイスク6の一方表面または両表
面に磁気材料を真空蒸着またはスパツタリングなどする
ために装着されるボードキヤリアとを示す斜視図であ
る。ハードデイスク6はたとえばアルミニウム製の円板
である。カセツトキヤリア4から複数枚の未完成品であ
るハードデイスク6を本件把持装置1によつて一度に取
出し、ボードキヤリア5に設けられている各装着孔8に
1枚ずつ装着し、またそのハードデイスク6の表面に磁
気材料が形成された後には、ボードキヤリア5からハー
ドデイスク6を取外して脱着する。ハードデイスク6に
はその中央に孔12が形成され、この孔12にはアルミニウ
ムまたはステンレス鋼製の第1および第2把持片41,42
が入り込んで、その中央孔12の内面に係止することがで
きる。
カセツトキヤリア4には、収納されたハードデイスク6
の中央孔12を露出する切欠き7が設けられ、これによつ
て本件把持装置1によるハードデイスク6の取出しを可
能にする。
第3図はハードデイスク6を第1および第2把持片41,4
2によつて把持してボードキヤリア5の装着孔8に装着
した状態を示す断面図であり、第4図は第1および第2
把持片41,42を第1図の右方から見た断面図である。こ
れらの図面を参照して、第1把持片41は、その軸線方向
に間隔をあけて複数の第1凹溝48が形成されている。こ
の凹溝48は、第4図に明らかなように円弧状であつて、
外方(この実施例では第1図、第3図および第4図の上
方)に臨む。
第2把持片42は、短円筒状に形成され、第2凹溝49を有
する。複数の各第2把持片42の第2凹溝49は、第1端片
41の第1凹溝48に個別的に対応している。この凹溝49は
第2把持片42の外周の全周にわたつて形成されている。
第1凹溝48と第2凹溝49とによつて、ハードデイスク6
の中央孔42の内面に係止した状態で、ボードキヤリア5
の装着孔8の下部付近に形成された円弧状のV字状装着
溝9にハードデイスク6が装着される。
第5図は、本件把持装置1の簡略化した分解斜視図であ
る。第1把持片41の基端部の取付片50に形成されたボル
ト挿通孔51にボルト52が挿通し、このボルト52は本体53
の側壁53に螺着されて、第1把持片41が本体43に固定さ
れる。
大略的にU字状の保持部材54には、支持棒55の基端部が
固定される。この支持棒55は第1把持片41の軸線方向に
平行に延び、水平である。
支持棒55は、第2把持片42の挿通孔56に半径方向に間隔
をあけて緩やかに挿通している。支持棒55の遊端部には
突起57が固定されており、支持棒55から第2把持片42が
抜け出ることを防ぐ。
第2把持片42は、前述の第3図に明らかに示されるよう
に、軸線方向両端部に挿通孔56よりも大きい内径を有す
る収納孔58が形成される。この収納孔58には、弾性保持
環59が嵌め込まれる。この保持環59には、支持棒55が挿
通する。このようにして第2把持片42は保持環59を介し
て支持棒55に支持される。保持環59は、たとえばOリン
グなどから成る。こうして第2把持片42が支持棒55と弾
発的に変位可能となつていることによつて、第1把持片
41の第1凹溝48と第2把持片42の第2凹溝49とに内面が
把持されたハードデイスク6を、そのハードデイスク6
に無理な力を作用させることなく、確実に把持すること
ができる。
保持部材54には、一対の案内棒60の下端部が嵌入孔61に
圧入されて固定される。この案内棒60は本体43に形成さ
れている案内孔62を鉛直方向に昇降可能に案内される。
案内棒60の上端部は連結部材63に固定される。この連結
部材63はシリンダ44のピストン棒64に係止される。
第6図は、連結部材63とピストン棒64との係止状態を示
す断面図である。ピストン棒64の端部には係止片66が固
定される。この係止片66は連結部材63に形成された係止
溝67に緩やかに嵌まり込み、したがつて係止部材63とピ
ストン棒64とは僅かにがたつきを生じる。このがたつき
によつて、ピストン棒64によつて案内棒60を円滑に変位
駆動することが確実になる。
第7図は、第1および第2把持片41,42を用いてカセツ
トキヤリア4内のハードデイスク6を把持するときの状
態を簡略化して示す図である。ロボツトの手首46を移動
し、このときシリンダ44を縮小し、第1および第2把持
片41,42を近接した状態で、その第1および第2把持片4
1,42をカセツトキヤリア4に収納されている複数枚のハ
ードデイスク6の中央孔12内に入り込ませ、次にシリン
ダ44を伸長して第2把持片42を下方に変位し、これによ
つて第1および第2凹溝48,49に複数枚のハードデイス
ク6の中央孔12の内面を把持させる。この状態で複数枚
のハードデイスク6を一挙に把持し、ボードキヤリア5
の装着孔8に1枚ずつ装着することができる。カセツト
キヤリア4に装着されたハードデイスク6には、その表
面に磁気材料が付着され、こうして完成されたハードデ
イスクは、再び本件把持装置1によつて把持されてボー
ドキヤリア5から取外されて脱着される。
考案の効果 以上のように本考案によれば、第1把持片と第2把持片
とにそれぞれ形成されている第1凹溝と第2凹溝がハー
ドデイスクの中央孔の内面に係止し、こうして一度に複
数枚のハードデイスクを把持することができる。そのた
めロボツトの手首を移動することによつて、たとえばカ
セツトキヤリアからボードキヤリアへ、複数枚のハード
デイスクを一度に移載することができるようになる。こ
れによつて移載作業の能率が向上し、生産力の増大を図
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の把持装置1の縦断面図、第
2図はハードデイスク6が収納されるカセツトキヤリア
4およびボードキヤリア5を示す斜視図、第3図はボー
ドキヤリア5にハードデイスク6を装着する状態を示す
断面図、第4図は第1および第2把持片41,42の正面か
ら見た断面図、第5図は把持装置1の分解斜視図、第6
図は連結部材63とピストン棒64の係合構造を示す断面
図、第7図は本件把持装置1を用いてカセツトキヤリア
4内のハードデイスク6を把持するときの状態を、カセ
ツトキヤリア4の内方から見た簡略化した図である。 1……把持装置、4……カセツトキヤリア、5……ボー
ドキヤリア、6……ハードデイスク、12……中央孔、41
……第1把持片、42……第2把持片、44……シリンダ、
45……フランジ、46……ロボツトの手首、48……第1凹
溝、49……第2凹溝、55……支持棒、54……保持部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハードデイスクの中央に形成された孔に入
    り込み、円弧状の外方に臨む複数の第1凹溝を軸線方向
    に間隔をあけて有する第1把持片と、 第1把持片の前記軸線方向に平行に延びる支持棒と、 支持棒に挿通され、前記第1溝に対応する第2凹溝をそ
    れぞれ有する複数の第2把持片と、 支持棒に挿通され、支持棒と第2把持片との間に介在さ
    れる弾性保持環と、第1把持片と支持棒とを、それらの
    軸線に垂直方向に変位駆動する駆動手段と、 第1把持片と駆動手段とをロボツトの手首に取付ける手
    段とを含むことを特徴とするハードデイスクの把持装
    置。
JP1237890U 1990-02-08 1990-02-08 ハードデイスクの把持装置 Expired - Lifetime JPH0713054Y2 (ja)

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JP1237890U JPH0713054Y2 (ja) 1990-02-08 1990-02-08 ハードデイスクの把持装置

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JPH03106517U JPH03106517U (ja) 1991-11-05
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