JPH0713016U - リンク固定装置 - Google Patents

リンク固定装置

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JPH0713016U
JPH0713016U JP4106793U JP4106793U JPH0713016U JP H0713016 U JPH0713016 U JP H0713016U JP 4106793 U JP4106793 U JP 4106793U JP 4106793 U JP4106793 U JP 4106793U JP H0713016 U JPH0713016 U JP H0713016U
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lever
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JP4106793U
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Inventor
たかね 古畑
正巳 伊世
Original Assignee
日本電装株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リンクレバーとワイヤーケーブルのセットス
トロークのばらつきをなくし、且つリンクレバーを動か
す際の操作力を小さくすることを可能にする。 【構成】 リンクレバー17の側方部にワイヤーケーブ
ル18の一端部を接続する折曲げ片26と、リンクレバ
ー17の他端部に固定ピン19により係止される被係止
片27とを形成した。被係止片27は、ワイヤーケーブ
ル18の押し方向側の突出部29が小さく突き出てお
り、ワイヤーケーブル18の引き方向側の突出部30が
大きく突き出ている。そして、ワイヤーケーブル18を
リンクレバー17に接続する際には、押し方向に荷重が
加わるとリンクレバー17の被係止片27が固定ピン1
9より外れ、引き方向に荷重が加わると被係止片27が
固定ピン19より外れないようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば車両用空気調和装置のダンパ等の被駆動部材を駆動するた めのレバーにワイヤーケーブルを接続する際に用いるリンク固定装置に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、実公昭63−43548号公報に記載された技術がある。 この技術は、ワイヤーケーブルをレバーに接続する際に、図11に示したように 、固定ピン101でレバー102の二股状の爪部103を係止することによりレ バー102の回動を規制し、このような状態を保ちながらワイヤーケーブル(図 示せず)をレバー102に接続するようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の技術のように、二股状の爪部103を固定ピン101で形成 するようにすると、ワイヤーケーブルをレバー102に押し方向に接続、あるい は引く方向に接続する両方の接続方法が存在するため、レバー102とワイヤー ケーブルのセットストロークのばらつきが大きくなる。
【0004】 このため、図7のグラフに破線で示したように、ワイヤーケーブルを操作して もレバー102が動かない状態のストローク(アイドル範囲)が長くなる。した がって、ワイヤーケーブルを実際に操作する正味ストロークのうち、レバー10 2が実際に動く実作動範囲が短くなってしまうので、レバー102を動かす際に は図8のグラフに破線で示したように、大きな操作力が必要になってしまうとい う問題が生じていた。
【0005】 この考案は、レバーとワイヤーケーブルのセットストロークのばらつきをなく し、且つレバーを動かす際の操作力を小さくすることが可能なリンク固定装置の 提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、支点を中心にして回動するレバーと、一端が前記レバーに接続さ れ、前記レバーに操作力を伝達するワイヤーケーブルと、このワイヤーケーブル を前記レバーに接続する際に前記レバーを係止する係止部材とを備えたリンク固 定装置において、 前記レバーは、前記係止部材に係止される被係止部を有し、この被係止部は、 前記ワイヤーケーブルを前記レバーに接続する時に押し方向または引き方向のい ずれか一方に所定値以上の荷重が加わった際に前記係止部材より外れる技術手段 を採用した。
【0007】
【作用】
この考案によれば、係止部材でレバーの被係止部を係止して、ワイヤーケーブ ルをレバーに接続する時に押し方向または引き方向のいずれか一方に所定値以上 の荷重が加わると、レバーの被係止部より係止部材が外れるようになる。このた め、ワイヤーケーブルをレバーに接続する場合には、引き方向または押し方向の いずれか一方の接続方法となるので、ワイヤーケーブルのセットストロークのば らつきが小さくなる。これにより、ワイヤーケーブルを実際に操作する正味スト ロークのうち、レバーが実際に動く実作動範囲が長くなる。
【0008】
【実施例】
次に、この考案のリンク固定装置を図に示す実施例に基づいて説明する。 〔第1実施例の構成〕 図1ないし図8はこの考案の第1実施例を示したもので、図1は自動車用空気 調和装置のインテークユニットを示した図で、図2はそのインテークユニットに 組み付けられたリンク固定装置を示した図である。
【0009】 自動車用空気調和装置1は、自動車のインストルメントパネルに設けられた操 作パネル2(図2参照)の各種レバーを手動により空調機器を操作することによ り、温度コントロールされた空気を車室内空間または乗員の身体へ向けて吹き出 させて、車室内を空調するもので、内気と外気とを切り替えて車室内へ空気を送 るためのインテークユニット3、および車室内の各部へ選択して吹き出される空 気の吹出温度を調節する空調ユニット(図示せず)等を備えている。
【0010】 操作パネル2は、図2に示したように、内外気切替レバー4、吹出口切替レバ ー5、温度コントロールレバー6および送風量設定レバー7を設けている。 内外気切替レバー4は、車室内の空気(以下内気と呼ぶ)を吸い込む内気循環 モードと、車室外の空気(以下外気と呼ぶ)を吸い込む外気導入モードとを切り 替える手動操作部材である。
【0011】 吹出口切替レバー5は、乗員の頭胸部に向けて主に冷風を吹き出すフェイスモ ードと、乗員の足元に向けて主に温風を吹き出すフットモードと、乗員の頭胸部 に向けて主に冷風を吹き出し、且つ乗員の足元に向けて主に温風を吹き出すバイ レベルモードと、自動車のフロントガラスの内面に空気を吹き出すデフロスタモ ードとを切り替える手動操作部材である。
【0012】 温度コントロールレバー6は、車室内へ吹き出す空気の温度を調節する手動操 作部材である。 送風量設定レバー7は、図示しないブロワのブロワモータへの印加電圧を調節 する手動操作部材である。
【0013】 インテークユニット3は、図1に示したように、内気または外気を導入するた めの内外気切替箱8、この内外気切替箱8内を通過した空気を空調ユニットへ送 風するブロワ(図示せず)、このブロワを収納するスクロールケーシング9等よ り構成されている。 内外気切替箱8は、樹脂により成形されており、自動車の本体側部品に取り付 けられている。この内外気切替箱8は、車室内より内気を導入する内気導入口1 0、車室外より外気を導入する外気導入口11、および内気導入口10と外気導 入口11を開閉する内外気切替ダンパ12(図3参照)を有している。
【0014】 内気導入口10は、内外気切替ダンパ12の風上側の内外気切替箱8の表面に 形成され、補強等のための格子状のリブ13を有する。外気導入口11は、内気 導入口10に対して所定の回転角だけ隔てた位置で開口し、しかも内外気切替箱 8において内外気切替ダンパ12の風上側に形成されている。
【0015】 内外気切替ダンパ12は、平板状プレートの両面にウレタン等のシール材を張 り付けてなり、端部に取り付けられた金属製の支持軸14を中心にして揺動する 被駆動部材である。この内外気切替ダンパ12は、乗員が操作パネル2の内外気 切替レバー4を手動操作することによりリンク装置15を介して駆動される。
【0016】 次に、この実施例の内外気切替ダンパ12を駆動するリンク装置15を図2お よび図3に基づいて詳細に説明する。 リンク装置15は、本考案のリンク固定装置であって、リンクプレート16、 リンクレバー17およびワイヤーケーブル18等を備え、リンクレバー17にワ イヤーケーブル18を接続する際にリンクレバー17を固定ピン19により固定 するようにしている。
【0017】 リンクプレート16は、図2および図3に示したように、鉄板等の金属板によ り形成され、一端側が内外気切替ダンパ12の支持軸14の端部に溶接等の手段 を用いて固定され、その支持軸14を中心にして回動する。すなわち、リンクプ レート16の回動に伴って内外気切替ダンパ12も一体的に回動する。このリン クプレート16の中央部から他端側にかけては、内外気切替ダンパ12の作動パ ターンに対応した形状のガイド穴20が形成されている。
【0018】 リンクレバー17は、本考案のレバーであって、図2および図3に示したよう に、鉄板等の金属板により形成され、支点となるスクリュビス21およびワッシ ャ22によって内外気切替箱8の側面に一体形成されたレバー取付ボス23に回 動自在に取り付けられている。このリンクレバー17の一端部には、ガイド穴2 0に係合する連結ピン24が組み付けられている。この連結ピン24の外周には 作動を滑らかにするための樹脂製のカラー25が嵌め合わされている。
【0019】 また、リンクレバー17の側方部には、折曲げ片26がリンクレバー17の面 方向に対して直交方向に立設されている。その折曲げ片26の先端は、ワイヤー ケーブル18のワイヤー31の末端を係止する係止部として働き、ワイヤー31 が抜けないように鉤状に曲げられている。
【0020】 そして、リンクレバー17の他端部には、固定ピン19により係止されること によりリンクレバー17の回動を規制するための被係止片27がリンクレバー1 7の面方向に対して平行方向に形成されている。この被係止片27は、本考案の 被係止部であって、固定ピン19が最も奥側に位置するように固定ピン19が係 合する係合穴28が形成されている。 また、被係止片27は、ワイヤーケーブル18の押し方向側の突出部29が小 さく突き出ており、ワイヤーケーブル18の引き方向側の突出部30が大きく延 びるように突き出ている。
【0021】 ワイヤーケーブル18の一端部は、ワイヤー31の一端部に輪32を設けて、 その輪32をリンクレバー17の折曲げ片26に引っ掛けることにより折曲げ片 26に接続されている。また、ワイヤーケーブル18の他端部、すなわち、ワイ ヤー31の他端部は、操作パネル2の内外気切替レバー4に接続されている。ま た、ワイヤー31は管状のケーブルアウタ33に被覆されており、そのケーブル アウタ33はリンクレバー17近傍に設けられたクランプ34により内外気切替 箱8等の固定部材に固定されている。
【0022】 次に、この実施例の固定ピン19を図3ないし図6に基づいて説明する。固定 ピン19は、本考案の係止部材であって、樹脂により一体的に形成されている。 この固定ピン19は、内外気切替箱8のレバー取付ボス23近傍に一体形成され た樹脂製の固定ピン取付ボス35の挿入穴36に、リンクレバー17の面方向に 直交するように挿入されている。なお、挿入穴36は、リンクレバー17が固定 ピン19と当接してほとんどガタを生じない程度に固定される位置に形成されて いる。
【0023】 固定ピン19は、挿入穴36内に挿入される足部37を有している。この足部 37には、挿入穴36への挿入によって、抜き勾配を有し挿入穴36の側壁に圧 接されて抜けを防止するためのリブ部38が軸方向に複数本形成されている。 また、足部37からは、固定ピン19を挿入穴36内へ押し込むときのストッ パーとなり、押し込んだ後に回して、リンクレバー17の下側に入り固定ピン1 9の抜けを防止できるように鉤部39が軸方向に直交する方向に突出するように 形成されている。
【0024】 固定ピン取付ボス35の外側端には、固定ピン19の鉤部39を回転させる案 内として回転範囲を規制する切込み部40が形成されている。また、固定ピン1 9は、ワイヤーケーブル18のワイヤー31の一端部をリンクレバー17の折曲 げ片26に接続した後に抜き取るものであるが、抜き取り易くするために環状の 指入れ部41が形成されている。
【0025】 〔第1実施例の作用〕 次に、この実施例のリンク装置15の作用を図2ないし図6に基づいて簡単に 説明する。 先ず、内外気切替箱8の側面において、内外気切替ダンパ12の支持軸14の 端部にリンクプレート16を溶接等の手段を用いて固定することにより、リンク プレート16を支持軸14を中心にして回動自在に取り付ける。次に、リンクプ レート16のガイド穴20内に連結ピン24を係合させた状態でリンクレバー1 7をスクリュビス21およびワッシャ22を用いてレバー取付ボス23に回動自 在に取り付ける。
【0026】 次に、リンクレバー17を最も右回転側に位置させることにより、リンクプレ ート16を最も左回転側に位置させて内外気切替ダンパ12を外気導入口11を 開口する(外気導入モード)側に設定する。そして、固定ピン19の足部37を 鉤部39がリンクレバー17に当たらない方向にしてリンクレバー17の被係止 片27に形成された係合穴28の内壁に沿って固定ピン取付ボス35の挿入穴3 6内に軽く挿入する。
【0027】 次に、固定ピン19を固定ピン取付ボス35の切込み部40に従って鉤部39 が切込み部40の側部に当たるまで回転させ、鉤部39がリンクレバー17と固 定ピン取付ボス35との間に入って固定ピン19が抜けない状態となったところ で固定ピン19を強く挿入穴36内に押し込む。すると、リブ部38が抜き勾配 を有する挿入穴36の側壁に圧接されて固定され、リンクレバー17の被係止片 27が固定ピン19により係止されることによって、リンクレバー17の回動が 規制される。
【0028】 次に、ワイヤーケーブル18のワイヤー31の末端に輪32を設けて、その輪 32をリンクレバー17の折曲げ片26に引っ掛けることによりワイヤーケーブ ル18をリンクレバー17に接続した後に、ワイヤーケーブル18のワイヤー3 1を被覆するケーブルアウタ33をクランプ34を用いて内外気切替箱8等の固 定部材に固定する。
【0029】 ここで、作業者がワイヤー31を押し方向に引っ張りながら、ワイヤーケーブ ル18のワイヤー31をリンクレバー17の折曲げ片26に引っ掛けようとする と、押し方向に所定値(例えば500g)以上の荷重が加わると、被係止片27 の突出部29の側壁が回転することにより固定ピン19の足部37を乗り越え、 リンクレバー17が固定ピン19の足部37から外れてしまう。これにより、押 し方向に荷重が加わった場合には、ワイヤーケーブル18をリンクレバー17に 接続できないようになっている。
【0030】 逆に、作業者がワイヤー31を引き方向に引き戻しながら、ワイヤーケーブル 18のワイヤー31をリンクレバー17の折曲げ片26に引っ掛けようとしても 、被係止片27の突出部30の側壁が固定ピン19の足部37に係止されている ので、リンクレバー17の回転が規制される。これにより、引き方向に荷重が加 わった場合には、リンクレバー17が固定ピン19により係止されているので、 ワイヤーケーブル18をリンクレバー17に接続できる。
【0031】 このようにして、ワイヤーケーブル18をリンクレバー17に接続した後は、 固定ピン19を先程とは逆の方向に回転させて指入れ部41内に指を入れて挿入 穴36および係合穴28より抜き取る。 そして、ワイヤーケーブル18の逆側の端部を外気導入モード側に設定した内 外気切替レバー4に接続することにより、内外気切替レバー4を手動操作するこ とによってリンク装置15を介して内外気切替ダンパ12が内気導入口10を開 口したり、外気導入口11を開口したりする。
【0032】 〔第1実施例の効果〕 以上のように、このリンク装置15においては、ワイヤーケーブル18をリン クレバー17に引き方向のみの接続方法にしているので、ワイヤーケーブル18 のセットストロークのばらつきを小さくすることができる。
【0033】 これにより、図7のグラフに実線で示したように、リンクレバー17のアイド ル範囲を短くすることができ、ワイヤーケーブル18を実際に操作する正味スト ロークのうち、レバーが実際に動く実作動範囲が長くすることができる。すなわ ち、操作パネル2の内外気切替レバー4を操作することによりリンク装置15を 介して作動させる内外気切替ダンパ12をより大きなストロークで動かすことが できる。
【0034】 したがって、図8のグラフに実線で示したように、リンクレバー17を動かす 際のワイヤーケーブル18の操作力が小さくなるので、操作パネル2の内外気切 替レバー4の操作力を軽減することができ、より良い商品性を確保することがで きる。 また、同一の荷重であれば操作パネル2の内外気切替レバー4のストロ ークを小さくすることができるため、小型、省スペースの操作パネル2を提供す ることもできる。
【0035】 〔第2実施例の構成〕 図9および図10はこの考案の第2実施例を示したもので、内外気切替ダンパ のリンク装置を示した図である。 この実施例のリンクレバー17は、固定ピン19がリンクレバー17の回動面 と平行方向に挿入されるように、回動面に対して直交方向に被係止片51が折り 曲げられている。
【0036】 この被係止片51には、固定ピン19を挿入することによってリンクレバー1 7を係止することが可能な形状の係合穴52が形成されている。また、被係止片 51は、ワイヤーケーブル18の押し方向側の突出部53が小さく突き出ており 、ワイヤーケーブル18の引き方向側の突出部54が大きく延びるように突き出 ている。 また、固定ピン19の足部37が挿入される挿入穴55を有する固定ピン取付 ボス56は、レバー取付ボス23の側面に一体形成されている。
【0037】 〔第2実施例の作用〕 次に、この実施例のリンク装置15の作用を図9および図10に基づいて簡単 に説明する。 第1実施例の内外気切替ダンパ12のリンク装置15は、リンクレバー17の 回動面に直交する方向、すなわち、図1に示したように、固定ピン19を矢印方 向に挿入するようにしているので、内外気切替箱8にクーラユニットやヒータユ ニット等の空調ユニットを組み付けて自動車用空気調和装置1のケーシングを一 体化した後では、固定ピン19を矢印と逆方向に引き抜くことが容易ではない。
【0038】 ところが、この実施例では、固定ピン19をリンクレバー17の回動面に平行 に挿入することができるので、内外気切替箱8にクーラユニットやヒータユニッ ト等の空調ユニットを組み付けて自動車用空気調和装置1のケーシングを一体化 した後でも、固定ピン19を容易に引き抜くことが可能となる。
【0039】 〔第2実施例の効果〕 以上のように、内外気切替箱8に空調ユニットを組み付け自動車用空気調和装 置1のケーシングを一体化した後でも、容易に引き抜くことができるので、組み 立て工程の規制がなくなり、自動車メーカーの工場内において組み立て工程の順 序を変更したり、それに伴う組み立てラインの改造をしたりすることが不要とな る。また、自動車用空気調和装置1のケーシングを一体化した状態で輸送するこ ともできるようになる。
【0040】 〔変形例〕 これらの実施例では、本考案を内外気切替ダンパ12のリンク装置15に用い たが、本考案をエアミックスダンパ、吹出口切替ダンパやその他の被駆動部材の リンク固定装置に用いても良い。 これらの実施例では、ワイヤーケーブル18の他端部を内外気切替レバー4等 の手動操作部材に接続したが、ワイヤーケーブル18の他端部をアクチュエータ や電動モータ等の駆動手段に接続してリンク装置15を駆動するようにしても良 い。
【0041】 これらの実施例では、リンクプレート16を内外気切替ダンパ12の支持軸1 4に固定したが、リンクレバー17を内外気切替ダンパ12の支持軸14等の被 駆動部材に直接固定しても良い。 これらの実施例では、リンクレバー17にワイヤーケーブル18の一端部を接 続したが、他の部材を介してレバーにワイヤーケーブルの一端部を接続するよう にしても良い。また、ワイヤーケーブルとレバーとの接続方法は係止具を用いた 接続、かしめによる接続等自由に変更できる。
【0042】 これらの実施例では、固定ピン19に係止される被係止部として、被係止片2 7および被係止片51を用いたが、固定ピン19により係止される形状であれば どのような形状でも良い。 但し、被係止部の形状は、ワイヤーケーブルをレバーに接続する時に押し方向 または引き方向のいずれか一方に所定値以上の荷重が加わった際に係止部材より 外れる形状でなければならない。また、固定ピン19、つまり係止部材の形状も 被係止部の形状に合わせて変更しても良い。
【0043】
【考案の効果】
この考案は、ワイヤーケーブルをレバーに接続する際、引き方向または押し方 向のいずれか一方の接続方法となるので、ワイヤーケーブルのセットストローク のばらつきを小さくすることができるので、レバーのアイドル範囲を短くするこ とができる。そして、ワイヤーケーブルを実際に操作する正味ストロークのうち 、レバーが実際に動く実作動範囲を長くすることができるので、レバーを動かす 際のワイヤーケーブルの操作力を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例に用いたインテークユニ
ットを示した斜視図である。
【図2】この考案の第1実施例に用いたリンク装置を示
した概略図である。
【図3】図2のリンク装置を示した断面図である。
【図4】固定ピンを示した正面図である。
【図5】固定ピンを示した側面図である。
【図6】図5のB−B断面図である。
【図7】内外気切替ダンパのダンパ角度とワイヤーケー
ブルのストロークを示したグラフである。
【図8】内外気切替ダンパの操作力とワイヤーケーブル
のストロークを示したグラフである。
【図9】この考案の第2実施例に用いたリンク装置を示
した概略図である。
【図10】図9のリンク装置を示した断面図である。
【図11】従来の技術として用いたレバーの主要部を示
した斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車用空気調和装置 2 操作パネル 3 インテークユニット 4 内外気切替レバー 8 内外気切替箱 10 内気導入口 11 外気導入口 12 内外気切替ダンパ 15 リンク装置(リンク固定装置) 16 リンクプレート 17 リンクレバー(レバー) 18 ワイヤーケーブル 19 固定ピン(係止部材) 27 被係止片(被係止部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支点を中心にして回動するレバーと、一
    端が前記レバーに接続され、前記レバーに操作力を伝達
    するワイヤーケーブルと、このワイヤーケーブルを前記
    レバーに接続する際に前記レバーを係止する係止部材と
    を備えたリンク固定装置において、 前記レバーは、前記係止部材に係止される被係止部を有
    し、この被係止部は、前記ワイヤーケーブルを前記レバ
    ーに接続する時に押し方向または引き方向のいずれか一
    方に所定値以上の荷重が加わった際に前記係止部材より
    外れることを特徴とするリンク固定装置。
JP4106793U 1993-07-28 1993-07-28 リンク固定装置 Pending JPH0713016U (ja)

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