JPH07129757A - プリンタのデータ変換装置 - Google Patents

プリンタのデータ変換装置

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JPH07129757A
JPH07129757A JP5272677A JP27267793A JPH07129757A JP H07129757 A JPH07129757 A JP H07129757A JP 5272677 A JP5272677 A JP 5272677A JP 27267793 A JP27267793 A JP 27267793A JP H07129757 A JPH07129757 A JP H07129757A
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JP
Japan
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dot data
coordinates
coordinate
data
parameter
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5272677A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Oishi
智明 大石
Norimitsu Miyazaki
紀光 宮崎
Hiroaki Fukuoka
宏明 福岡
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドットデータの座標変換を任意の設定で行な
うことができ、その際に変換後のドットデータが、元の
ドットデータのイメージとかけ離れないようにするこ
と。 【構成】 ドットデータを座標に対応して予め記憶する
メモリと、前記ドットデータに基づいて出力を行なう印
字機構部6と、所望の座標変換を指定するパラメータを
出力するパラメータ部1と、印刷範囲を順次走査して、
当該走査に対応する座標を指定するインクリメンタ4
と、これにより指定される座標に印刷すべき座標変換後
のドットデータが、パラメータとインクリメンタ4によ
り指定される座標とに基づいて、メモリ3に記憶される
ドットデータのどの座標に対応するかを求めるととも
に、求めた座標に対応するドットデータをメモリ3から
読み出し、該座標に該当するドットデータがない場合に
は、近傍のドットデータより補間してデータ供給部5に
出力する演算読出回路2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、図形データを任意に
座標変換することが可能なプリンタのデータ変換装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、メモリ等に記憶される座標に
対応するドットデータに、各種の座標変換、例えば、回
転、反転、縮小・拡大、移動、あるいはこれらを互いに
組み合わせものを施して、このドットデータに基づいて
印刷することが行なわれている。このようなドットデー
タには、例えば、キャラクターや、画像データ等があ
る。ここで、ドットデータの座標値は、メモリの構造
上、整数値であり、実際に印刷用紙に印刷されたドット
とは1対1に対応している。このような変換は、元の座
標と変換後の座標との写像関係を求め、記憶されている
ドットデータを変換後の座標に対応して出力することに
よって行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな座標変換は、例えば、回転については、90度、1
80度、270度というように、また、縮小・拡大につ
いては、1/4倍,1/2倍,2倍,4倍というよう
に、予め設定された範囲内でしか行なうことができない
ものであった。
【0004】これは、主に次の理由による。例えば、ド
ットデータを反時計回りに45度回転させて印刷しよう
とする場合、回転後のドットデータの各座標値は、すべ
て整数値にはなり得ないので、なんらかの丸め処理が行
なわれる。この丸め処理に基づいて印刷を行なう結果、
実際に印刷されたものは、メモリに記憶された本来のド
ットデータのイメージとかけ離れてしまうからである。
このため、変換には、前述した丸め処理の必要のない範
囲が選択されるのである。
【0005】この発明は、上述した問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、ドットデータの座
標変換を任意の設定で行なうことができ、その際に変換
後のドットデータが、元のドットデータのイメージとか
け離れないプリンタのデータ変換装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した問
題を解決するために、ドットデータを座標に対応して予
め記憶する記憶手段を備え、前記ドットデータに基づい
て出力を行なうプリンタにおいて、前記ドットデータに
対して、所望の座標変換を指定するパラメータを出力す
るパラメータ供給手段と、出力範囲を順次走査して、当
該走査に対応する座標を指定する出力座標指定手段と、
前記出力座標指定手段により指定される座標に出力すべ
き座標変換後のドットデータが、前記パラメータと前記
印刷座標指定手段により指定される座標とに基づいて、
前記記憶手段に記憶されるドットデータのどの座標に対
応するかを求める演算手段と、この演算手段により求め
た座標に対応するドットデータを前記記憶手段から読み
出す読出手段であって、該座標に該当するドットデータ
がない場合には、近傍のドットデータより補間して出力
する読出手段とを具備することを特徴としている。
【0007】
【作用】この発明によれば、変換後の図形を、メモリに
実際に格納されているドットデータ、あるいはこのドッ
トデータを補間処理することによって求めたデータに基
づいて得ている。したがって、実際に座標変換を施して
出力した図形は、変換前の図形、すなわち、記憶手段に
記憶されているドットデータのイメージと、かけ離れな
い。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例に
ついて説明する。この実施例は、変換後の座標値に出力
すべきドットデータが、変換前のどの座標値に対応して
いるかを演算によって求め、この座標値に対応するドッ
トデータに基づいて変換後の図形を得るようにしたもの
である。
【0009】図1は、この実施例の構成を示すブロック
図である。この図において、1はパラメータ供給部であ
り、図形データの変換に関する種々のパラメータを制御
演算回路2に供給する。これらパラメータには、例え
ば、回転角を示すθや、x,y方向の各拡大縮小率を示
すSx,Sy、x,y方向の各移動量を示すa,b、反転
する否かを示すMなどがあり、これらは、操作者の設定
により、任意の値をとり得るようになっている(Mを除
く)。
【0010】3はメモリであり、ドットデータが、
x’,y’座標に対応して記憶されている。このドット
データの一例を図2に示す。この図に示す例では、ドッ
トデータにより構成される図形は、横(X’)11ドッ
ト×縦(Y’)11ドットであり、各ドットデータはR
GBの各濃度を示す12ビット(4ビット×3色)のデ
ータである。なお通常、このような図形の座標は左上端
部を原点とするが、この実施例では、説明のため、図形
の中心を原点(0,0)とする。そして、例えば、この
原点には、“A82H ”の16進で表記される12ビッ
トのドットデータが記憶される。同様に他の座標につい
ても、ドットデータが記憶されているが、この実施例で
は、座標(2,2)、(3,2)、(2,1)および
(3,1)の各々には、それぞれ“965H ”、“97
H ”、“A8FH ”および“A9EH ”のドットデー
タが記憶されるものとする。
【0011】4はインクリメンタであり、印刷用紙の
x,y座標の各々について、印刷範囲に対する印刷ヘッ
ドの動きに合わせて、「1」、「−1」ずつそれぞれイ
ンクリメントする。例えば、図3に示すように、印刷用
紙の印刷範囲x×yが21×21ドットであるならば、
図1におけるインクリメンタ4は、(x,y)につい
て、まずy=+10として(−10,+10)から(+
10,+10)までx座標について「1」ずつインクリ
メントし、次に、y=+9として(−10,+9)から
(+10,+9)までx座標についてインクリメント
し、以下同様にして、y=+10となるまでインクリメ
ントを行なう。なお、印刷範囲は、印刷用紙の範囲内に
対して上下左右任意のマージン値で設定できるようにな
っている。また、この印刷範囲においても、その中心を
原点(0,0)とする。
【0012】演算読出回路2は、セミカスタムの集積回
路から構成されもので、次式(1)の演算を行なって、
インクリメンタ4によりインクリメントされた座標値
(X,Y)から、パラメータ供給部1から供給されるパ
ラメータにしたがって、変換後の座標値に対応する、メ
モリ3におけるドットデータの座標値(X’,Y’)を
求める。ここで、変換後の座標値に対応する、メモリ3
におけるドットデータの座標値(X’,Y’)を「イメ
ージ格納座標値」と呼ぶことにする。
【0013】すなわち、演算読出回路2は、次式の演算
を行なう。
【数1】
【0014】演算読出回路2は、求めたイメージ格納座
標値(X’、Y’)が、図2における図形の範囲外であ
る場合には、その旨を示す信号ERを出力する一方、求
めたイメージ格納座標値(X’、Y’)が図形の範囲内
であって、両者が整数値である場合には、該座標値に対
応するドットデータをメモリ3から読み出して、そのま
まデータ供給部5に供給する。また、演算読出回路2
は、求めたイメージ格納座標値(X’、Y’)が、図形
の範囲内であって、少なくともどちらか一方が整数値で
ない場合には、次の補間処理を行なって、この結果をデ
ータ供給部5に供給する。
【0015】すなわち、演算読出回路2は、整数値でな
いイメージ格納座標値(X’,Y’)に対し、 mx’<X’<mx’+1 ny’<Y’<ny’+1 を満たす整数値mx,nyを求めるとともに、イメージ格
納座標値(mx,ny)、(mx+1,ny)、(mx,ny
+1)および(mx+1,ny+1)の四点のドットデー
タD1〜D4をメモリ3から読み出す。
【0016】次に、
【数2】 なるデータDP を求めて、データ供給部5に供給する。
この式(2)において、p,qの各々は、整数値でない
イメージ格納座標値(X’,Y’)の小数点以下の部分
である。
【0017】この式(2)における演算の内容は、メモ
リ3に存在しないイメージ格納座標値(X’、Y’)に
対応するドットデータを、近傍の四点からの距離に重み
づけしていることである。
【0018】印字機構部6は、印刷ヘッドや用紙送り装
置からなるものであり、例えば、熱転写式カラープリン
タの印字機構がそのまま用いられる。そして、印字機構
部6は、データ供給部5から供給されるドットデータに
基づき印刷を行なう。また、印字機構部6は、印刷ヘッ
ドの位置や用紙送り状態を示すデータをインクリメンタ
4に供給して、演算読出回路2における座標値(X、
Y)との対応が図られるようになっている。
【0019】次にこの実施例の動作について説明する。
なお、説明のため、図2に示す図形を、図3に示すよう
に、印刷用紙の原点を中心として反時計回りに45度回
転して印刷する場合を例にとって説明する。この場合、
パラメータ供給部1は、θ=+45度なるパラメータを
供給する。はじめに印刷用紙において、y=+10の相
当する水平ドットの印刷を行なうべく、印字機構部6の
印刷ヘッドが印刷範囲の右上端にセットされる一方、イ
ンクリメンタ4は、演算読出回路2に対し(X,Y)=
(−10,+10)となるように座標値をセットする。
【0020】これにより、演算読出回路2は、式(1)
に基づいて、 (X’,Y’)=(0,+14.142) なるイメージ格納座標値を求めるが、該座標値は、図2
に示す図形の範囲外なので、信号ERが出力される。こ
の際、その旨を操作者に知らせるようにしても良いし、
何も印刷しないようにして良い。この実施例では、後者
を採用している。次に、印刷ヘッドの+x方向の動きに
合わせて、インクリメンタ4は、演算読出回路2に対し
(X,Y)=(−9,+10),(−8,+10)……
となるように座標値を順次セットして、同様な動作がお
こなわれる。そして、印刷範囲の最右端となる(X,
Y)=(+10,+10)まで、同様な動作が繰り返さ
れる。
【0021】次に、印字機構部6において、印刷ヘッド
がX=−10に戻るとともに、+y方向に1ドット紙送
りがなされる。そして、y=+9に相当する水平ドット
の印刷を行なうべく、インクリメンタ4は、演算読出回
路2に対し(X,Y)=(−10,+9)となるように
座標値をセットする。そして、y=+10に相当する場
合と同様にして印刷が行なわれる。
【0022】さて、このようなことが繰り返されて、例
えば、インクリメンタ4による座標値(X,Y)のセッ
トが(1,3)となった場合、演算読出回路2は、式
(1)に基づいて、 (X’,Y’)=(2.828,1.414) なるイメージ格納座標値を求めるが、該座標値は図2に
示す図形の範囲内であって、少なくともどちらか一方が
整数値でない(この例では、ともに整数値でない)。し
たがって、この場合、 mx’<X’<mx’+1 ny’<Y’<ny’+1 を満たす整数は、 mx’=2 ny’=1 であるので、各座標(2,2)、(3,2)、(2,
1)および(3,1)にそれぞれ記憶されているドット
データが、すなわち、“965H ”、“972H”、
“A8FH ”および“A9EH ”が、それぞれD1〜D4
となる。
【0023】そして、演算読出回路2は、式(2)に基
づき、各RGBについての補間処理を行なって、 “A8CH ” なるデータDP を求める。このように、イメージ格納座
標値(X’、Y’)に対応する図形のドットデータが、
近傍の四点から補間して求められる。そして、このデー
タDP がデータ供給部5に供給される。これにより、印
刷用紙の座標(1,3)には、このドットデータに基づ
く印字が行なわれる。
【0024】また、さらに、印刷が進行して、例えば、
インクリメンタ4による座標値(X,Y)のセットが
(0,0)となった場合、演算読出回路2は、式(1)
に基づいて、 (X’,Y’)=(0,0) なるイメージ格納座標値を求める。該座標値は図2に示
す図形データの範囲内であって、ともに整数値なので、
この座標値に対応する“A82H ”なるドットデータ
が、演算読出回路2により読み出されてデータ供給部5
に供給される。これにより、印刷用紙の座標(0,0)
には、このドットデータに基づく印字が行なわれる。
【0025】以下同様に、演算読出回路2は、インクリ
メンタ4によりセットされた座標値(X,Y)およびパ
ラメータに基づき、イメージ格納座標値を求め、該座標
値に応じて、上述した三通り、すなわち、 求めたイメージ格納座標値(X’、Y’)が、図2
における図形の範囲外である場合には、何も印刷しな
い、 求めたイメージ格納座標値(X’、Y’)が図形の
範囲内であって、両者が整数値である場合には、該座標
値に対応するドットデータをメモリ3から読み出して、
そのままデータ供給部5に供給する、 求めたイメージ格納座標値(X’、Y’)が、図形
の範囲内であって、少なくともどちらか一方が整数値で
ない場合には、補間処理を行なって、この結果をデータ
供給部5に供給する。 の内のいずれか一つの動作を行なって、そのドットデー
タに基づき印刷が行なわれる。この動作は、印刷範囲の
最終座標、すなわち、この例では、(X,Y)=(+1
0,−10)まで行なわれる。
【0026】このような実施例によれば、変換後の図形
を、メモリに実際に格納されている図形データを補間処
理することによって求めているので、実際に印刷した場
合に、従来のように、変換前の図形とイメージがかけ離
れてしまうことがない。
【0027】なお、この実施例の説明では、変換を反時
計回り45度として説明したが、これにとらわれること
ないのは、いうまでもない。例えば、印字機構部6にお
ける印刷分解能よりも、小さい精度の移動あるいは拡大
・縮小でも無段階に行なうことができる。そのときの動
作も、上述した三通りの内のいずれか一つになる。ま
た、反転については、各座標値の符号を入れ替えれば済
むので特に説明はしなかった。
【0028】
【発明の効果】以上説明した、この発明によれば変換後
の図形を、メモリに実際に格納されているドットデー
タ、あるいはこのドットデータを補間処理することによ
って求めたデータに基づいて得ている。したがって、実
際に座標変換を施した図形を、変換前の図形、すなわ
ち、記憶手段に記憶されているドットデータのイメージ
と、かけ離れることなしに出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】同実施例におけるメモリ3に記憶されるドット
データの一例を示す図である。
【図3】印刷用紙の印字範囲の一例を示すとともに、同
実施例の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 パラメータ供給部(パラメータ供給手段) 2 演算制御回路(演算手段,読出手段) 3 メモリ(記憶手段) 4 インクリメンタ(出力座標指定手段) 5 データ供給部 6 印字機構部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 3/12 H H04N 1/387 B41J 3/12 L

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドットデータを座標に対応して予め記憶
    する記憶手段を備え、前記ドットデータに基づいて出力
    を行なうプリンタにおいて、 前記ドットデータに対して、所望の座標変換を指定する
    パラメータを出力するパラメータ供給手段と、 出力範囲を順次走査して、当該走査に対応する座標を指
    定する出力座標指定手段と、 前記出力座標指定手段により指定される座標に出力すべ
    き座標変換後のドットデータが、前記パラメータと前記
    印刷座標指定手段により指定される座標とに基づいて、
    前記記憶手段に記憶されるドットデータのどの座標に対
    応するかを求める演算手段と、 この演算手段により求めた座標に対応するドットデータ
    を前記記憶手段から読み出す読出手段であって、該座標
    に該当するドットデータがない場合には、近傍のドット
    データより補間して出力する読出手段とを具備すること
    を特徴とするプリンタのデータ変換装置。
JP5272677A 1993-10-29 1993-10-29 プリンタのデータ変換装置 Withdrawn JPH07129757A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5272677A JPH07129757A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 プリンタのデータ変換装置

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JP5272677A JPH07129757A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 プリンタのデータ変換装置

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Effective date: 20010130