JPH07129445A - データベースファイルの論理構成の作成方法 - Google Patents

データベースファイルの論理構成の作成方法

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JPH07129445A
JPH07129445A JP5271948A JP27194893A JPH07129445A JP H07129445 A JPH07129445 A JP H07129445A JP 5271948 A JP5271948 A JP 5271948A JP 27194893 A JP27194893 A JP 27194893A JP H07129445 A JPH07129445 A JP H07129445A
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JP
Japan
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entity
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relationship
file
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JP5271948A
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English (en)
Inventor
Isato Shiratani
勇人 白谷
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データベース設計やプログラムにおけるデー
タ中心設計等において使用されるエンティティ−リレー
ションシップモデルにおいて、汎化関係や集約関係の設
定を簡略化する。 【構成】 データ項目に関する情報を保持するデータベ
ース10と、エンティティタイプ間の関係を識別するリ
レーションシップ識別部108と、識別した結果を表示
する出力装置30と、データベースに格納するデータ項
目やリレーションシップ識別部に指示を与え、汎化関係
及び集約関係にあるエンティティタイプの候補を表示す
る入力装置20を備える。このリレーションシップ識別
部108は、汎化関係及び集約関係の編集時に、エンテ
ィティタイプとこれに対応する属性やエンティティの関
連づけや、エンティティタイプ間の汎化関係や集約関係
を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実体関係モデル(エン
ティティ−リレーションシップモデル)型データベース
に関し、特にデータ項目の編集、エンティティタイプと
属性、リレーションシップによるデータベースファイル
の論理構成の作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データベース設計やプログラムに
おけるデータ中心設計等においてエンティティ−リレー
ションシップモデルが利用されており、モデル作成段階
で正規化を支援するツールが一般に知られている。この
エンティティ−リレーションシップモデルとは、例えば
特開昭62−67635号公報に記載されているよう
に、エンティティタイプとその相互関連を示すリレーシ
ョンシップを記述することでモデル化を行う手法であ
る。例えば、エンティティタイプ「人」とエンティティ
タイプ「会社」は、「雇用」というリレーションシップ
を持ち、エンティティタイプ「会社」は「取り引き」と
言うリレーションシップを持っている。さらに、エンテ
ィティタイプは、これを特徴付ける属性を備えている。
例えば、エンティティタイプ「人」は、これを特徴付け
る属性「氏名」、「住所」を備え、エンティティタイプ
「会社」は、これを特徴付ける属性「会社名」、「業
種」、「所在地」等を備えている。このことは、前記公
報等に記載されているように、エンティティタイプと属
性とエンティティタイプ相互が関連している情報のみを
示すリレーションシップを設定する場合には、そのデー
タ構造の単純さゆえにユーザインターファースも理解し
やすいものであった。しかしながら、リレーションシッ
プにおける汎化関係や集約関係の特殊化した関係を識別
することが普通になるにつれて、そのモデルのデータ構
造は複雑化しリレーションシップの設定操作も複雑にな
る。例えば、エンティティタイプ「人」とエンティティ
タイプ「社員」とは、「サブタイプ」と言うリレーショ
ンシップを持ち、これは「人」と「社員」には同じエン
ティティ(例えば、エンティティ「山田 太郎」)が所
属することができ、また「社員」が汎化したものが
「人」であることを示している。また、エンティティタ
イプ「車」とエンティティタイプ「タイヤ」とは、「構
成」と言うリレーションシップを持つ。これは「車」の
構成部品として、「タイヤ」を集約していることを示
す。このようなリレーションシップの設定操作時には、
利用者はエンティティタイプ「車」とエンティティタイ
プ「エンジン」の意味を考え、これが汎化関係にあるの
か集約関係あるのかを判断する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、リ
レーションシップにおける汎化関係や集約関係の特殊化
した関係を識別することが普通になるにつれて、そのモ
デルのデータ構造は複雑化する。また、エンティティタ
イプの種類が増えると、その間の汎化関係や集約関係等
のリレーションシップの設定操作は複雑になりがちであ
り、特に汎化関係および集約関係は、モデル作成上のキ
ーとなるにもかかわらず、利用者にとって難解である。
本発明の目的は、このような問題点を改善し、汎化関係
や集約関係の設定を簡略化したデータベースファイルの
論理構成の作成方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のデータベースファイルの論理構成の作成方
法は、データ項目に関する情報を保持するデータベース
(図1の10)と、該情報を処理する手段(図1の4
0)と、データベースに格納するデータ項目およびその
処理手段への指示を入力する手段(図1の20)と、処
理結果を表示する手段(図1の30)とを備えたシステ
ムにおいて、データベースよりエンティティタイプに関
する情報を読み込む第1のステップ(図3の311)と、
そのエンティティタイプの属性の包含関係を識別して表
示する第2のステップ(図3の312)と、そのエンテ
ィティタイプに属しているエンティティを設定し、その
エンティティと第2のステップで識別した包含関係よ
り、汎化関係および集約関係を識別して表示する第3の
ステップ(図3の314)と、識別した汎化関係および
集約関係をデータベースに格納する第4のステップ(図
3の319)とを有することに特徴がある。
【0005】
【作用】本発明においては、ユーザから入力したエンテ
ィティタイプ識別子名とエンティティタイプについての
記述は、データベースのティティタイプファイルに保持
される。また、属性識別子名とそれについての記述は、
属性ファイルに保持される。また、エンティティタイプ
と属性の対応関係は、エンティティタイプ・属性ファイ
ルに保持される。また、エンティティ識別子とそれにつ
いての記述は、エンティティファイルに保持され、エン
ティティタイプとエンティティとの対応関係は、エンテ
ィティタイプ・エンティティファイルに保持される。そ
して、入力装置からユーザからのリレーションシップ設
定が指示されると、リレーションシップ識別部(CP
U)は、前記エンティティタイプ・属性ファイルのエン
ティティタイプとそれと関連付けられた属性の情報か
ら、エンティティタイプを、要素として属性を持つ集合
と考え、集合としての各エンティティタイプの包含関係
を解析し、エンティティタイプに属しているエンティテ
ィを設定し、それと解析した包含関係より、汎化関係お
よび集約関係を識別する。さらに、汎化関係および集約
関係にあるエンティティタイプの候補を出力装置に表示
し、データベースに格納する。この時、エンティティタ
イプファイルや属性ファイルからエンティティタイプに
関する記述や属性を表示することによって、ユーザにエ
ンティティタイプのセマンティクスを意識させることが
でき、理解しやすく最適なリレーションシップの設定が
出来る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、各図において構成要素が同一の場
合は、同一の符号を使用して説明する。図1は、本発明
の一実施例におけるデータベースシステム構成図であ
る。図1において、10はデータベース、20は、デー
タベース10に格納するデータ項目やリレーションシッ
プ識別部108に指示を与えるための入力装置(ポイン
ティングデバイス、キーボード等)、30は、リレーシ
ョンシップ識別部108による識別結果を表示する出力
装置、40は装置全体を制御するCPUである。また、
OSには、包含関係識別部111、汎化関係識別部11
2、集約関係識別部113からなるリレーションシップ
識別部108と、解析結果表示部114と、包含関係設
定テーブル115と、汎化関係設定テーブル116と、
集約関係設定テーブル117とを有する。また、データ
ベース10は、エンティティタイプファイル101、エ
ンティティファイル102、属性ファイル103、エン
ティティタイプ・エンティティファイル104、エンテ
ィティタイプ・属性ファイル105、汎化関係ファイル
106、集約関係ファイル107から構成される。
【0007】ここで、データベース10を構成する各フ
ァイルについて述べる。図2は、本発明の一実施例にお
けるファイルの論理構成を示す図である。エンティティ
タイプファイル101は、図2(a)に示すように、エ
ンティティタイプ識別子名とそれについての記述に関す
る記憶を管理する。エンティティファイル102は、図
2(b)に示すように、エンティティ識別子名とそれに
ついての記述に関する記憶を管理する。属性ファイル1
03は、図2(c)に示すように、属性識別子名とそれ
についての記述に関する記憶を管理する。エンティティ
タイプ・エンティティファイル104は、図2(d)に
示すように、データベースの記憶をもち、エンティティ
タイプとエンティティに関する関係の記憶のみを管理す
る。エンティティタイプ・属性ファイル105は、図2
(e)に示すように、データベースの記憶をもち、エン
ティティタイプと属性に関する関係の記憶のみを管理す
る。汎化関係ファイル106は、図2(f)に示すよう
に、データベースの記憶をもち、エンティティタイプと
エンティティタイプに関する汎化関係の記憶のみを管理
する。集約関係ファイル107は、図2(g)に示すよ
うに、データベースの記憶をもち、エンティティタイプ
とエンティティタイプに関する集約関係の記憶のみを管
理する。本実施例のデータベース10は、データベース
アクセス機能をもち、各ファイルのレコードを参照、更
新することができる。また、ユーザが入力装置によって
入力した各ファイル情報は、データベースによって各フ
ァイルのレコードへ格納される。
【0008】次に、リレーションシップ識別部108に
ついて述べる。リレーションシップ識別部108は、エ
ンティティタイプ間のリレーションシップを識別する。
すなわち、データベース10よりエンティティタイプフ
ァイル101、エンティティファイル102、属性ファ
イル103、エンティティタイプ・エンティティファイ
ル104、エンティティタイプ・属性ファイル105の
情報を読み込み、エンティティタイプ間のリレーション
シップを解析する。この結果を用い、汎化関係識別部1
12は、エンティティタイプ間の汎化関係を設定し、こ
の情報をデータベース10を用いて汎化関係ファイル1
06へ格納する。また、集約関係識別部113は、エン
ティティタイプ間の集約関係を設定し、この情報をデー
タベース10を用いて集約関係ファイル107へ格納す
る。なお、リレーションシップ識別部108で解析した
エンティティタイプ間のリレーションシップは、解析結
果表示部114により出力装置30に表示される。
【0009】次に、リレーションシップ識別部108に
おいて行われる識別ルーチンについて述べる。図3は、
本発明の一実施例におけるデータベースファイルの論理
構成を作成する方法を示すフローチャートである。エン
ティティ−リレーションシップモデル作成においては、
多くの場合エンティティタイプとその属性、そしてその
エンティティタイプに属するエンティティがまずユーザ
によって認識され、エンティティタイプの識別子名とそ
の記述、属性の識別子名とその記述、エンティティの識
別子名とその記述ついてが入力装置20により入力され
ている。これらの情報は、データベース機能によりエン
ティティタイプファイル101、エンティティファイル
102、属性ファイル、エンティティタイプ・エンティ
ティファイル104、エンティティタイプ・属性ファイ
ル105へ格納される。ただし、それらの情報は完全で
はないことが多い。例えば、エンティティタイプに属す
るエンティティの情報や属性が一部入力されていない場
合もある。本実施例では、リレーションシップ識別部1
08は、リレーションシップ解析のベースとなる情報を
得るため、エンティティタイプファイル101、エンテ
ィティファイル102、属性ファイル、エンティティタ
イプ・エンティティファイル104、エンティティタイ
プ・属性ファイル105を読み込む(ステップ31
1)。これから、各エンティティタイプとそれらが持つ
属性を識別し、エンティティタイプを集合としその要素
を属性として各エンティティタイプ間の包含関係を解析
し包含関係設定テーブル115に値を設定し、設定した
情報を表示する(ステップ312)。このエンティティ
タイプの包含関係編集画面は、図4に示すように、各エ
ンティティの包含関係を例えば有指向グラフとして表示
する。なお、図4において411は汎化関係編集ボタ
ン、412は集約関係編集ボタン、413は編集終了ボ
タンをそれぞれ示す。また、図4の画面の属性表示は図
5に示す通りであり、包含関係を有する各エンティティ
タイプ401〜403に属性を付加して表示したもので
ある。次に、ユーザは設定したいリレーションシップの
うち汎化関係か集約関係かを指定する。これは、図4に
示した汎化関係編集ボタン411、あるいは集約関係編
集ボタン412を押すことで指定するようにしてもよ
い。この時、エンティティタイプの中でエンティティが
設定されていないものがないかを検索する(ステップ3
13)。その結果、設定されていないものがあれば、図
6のように、画面上でそのエンティティタイプを表示
し、カーソルをエンティティの入力領域で点滅させユー
ザに入力を促す。ユーザの入力に従って、表示画面から
エンティティの追加、削除の編集を行ってもよい(ステ
ップ315)。次に、編集が終了したら、新たに対応付
けられたエンティティタイプとエンティティの関係をエ
ンティティタイプ・エンティティファイル104へ格納
する(ステップ316)。この後、ユーザは設定したい
リレーションシップのうち汎化関係か集約関係かの指定
を行ってもよい。
【0010】一方、ステップ313で、全てのエンティ
ティタイプにエンティティが設定されている場合、指定
した汎化関係か集約関係の解析と表示を行う(ステップ
314)。例えば、汎化関係の解析と表示を指定した場
合、エンティティタイプ間の汎化関係を解析し汎化関係
設定テーブル116を設定する。汎化関係設定テーブル
116は図7に示す包含関係設定テーブル115と同じ
データ構造であり、包含関係設定テーブル115にある
情報のうち、次の条件を満たすものだけがその値として
設定されている。この条件とは、包含関係設定テーブル
115中のエンティティタイプ識別子名Aとこれに対応
する上位エンティティタイプテーブル516中のエンテ
ィティタイプ識別子名Bは、互いの持っているエンティ
ティの内少なくとも一つは重なっていなければならない
ことである。よって、重なりのないエンティティタイプ
識別子名は、上位テーブルから削除される。下位エンテ
ィティタイプテーブル517についても同様である。そ
して、作成した汎化関係設定設定テーブル116をもと
に、図8のような編集画面を表示する。これは、汎化関
係にあるエンティティタイプの表示画面である。ここに
示されているように、エンティティタイプ「管理者」と
その部分集合であるエンティティタイプ「人」のエンテ
ィティを見るとエンティティ「田中太郎」と「中田 治
郎」について重なりがある。このように直接の包含関係
にあるエンティティタイプのエンティティが一つでも重
なりがある場合には、汎化関係にあるとする。
【0011】また、集約関係の解析と表示を指定した場
合、エンティティタイプ間の集約関係を解析し集約関係
設定テーブル117を設定する。集約関係設定テーブル
117は図7に示した包含関係設定テーブル115と同
じデータ構造であり、包含関係設定テーブル115にあ
る情報のうち、次の条件を満たすものだけがその値とし
て設定されている。この条件とは、包含関係設定テーブ
ル115中のエンティティタイプ識別子名Aとこれに対
応する上位エンティティタイプテーブル516中のエン
ティティタイプ識別子名Bは互いの持っているエンティ
ティが一つでも重なってはならないことである。よっ
て、重なりのあるエンティティタイプ識別子名は、上位
テーブルから削除される。下位エンティティタイプテー
ブル517についても同様である。そして、設定した集
約関係設定テーブル117をもとに、図9のような編集
画面を表示する。これは、集約関係にあるエンティティ
タイプの表示画面である。ここに示されているようにエ
ンティティタイプ「車」とその部分集合であるエンティ
ティタイプ「タイヤ」のエンティティを見ると各エンテ
ィティのなかには一つも重なりがない。このように直接
の包含関係にあるエンティティタイプのエンティティが
一つでも重なりがない場合、集約関係にあるとする。な
お、この画面において各エンティティタイプの属性、エ
ンティティ、記述を表示し編集する。これによりエンテ
ィティタイプのセマンティクスをユーザに意識させこれ
により最適な集約関係を設定することができる。
【0012】次に、リレーションシップ(汎化関係、集
約関係)を確認する(ステップ317)。これは、編集
終了時にユーザが編集終了ボタン(図8あるいは図9の
413)を押すことで確認するようにしてもよい。次
に、これまで設定した集約関係を集約関係ファイル10
7へ汎化関係を汎化関係ファイル106へそれぞれ格納
する(ステップ319)。
【0013】ここで、前述したエンティティタイプの包
含関係の解析と表示(ステップ312)について、詳細
に述べる。図10は、本発明の一実施例におけるエンテ
ィティタイプの包含関係の表示方法を示す図である。本
実施例では、エンティティタイプを要素として属性をと
る集合と考え、集合論よりエンティティタイプ間の包含
関係を規定する。例えば、図10に示す集合とその要素
の表示701は、エンティティタイプとその属性識別子
名の表示である。エンティティタイプ「人」は、その属
性識別子名として「氏名」、「住所」を持ち、エンティ
ティタイプ「管理者」は、その属性識別子名として「氏
名」、「住所」、「管理者番号」、「管理対象物」を持
ち、エンティティタイプ「利用者」は、その属性識別子
名として「氏名」、「住所」、「利用者番号」を持ち、
エンティティタイプ「管理者」は、その属性識別子名と
して「氏名」、「住所」、「管理者番号」、「管理対象
物」、「利用者番号」を持っていることを示している。
この時、包括関係は、集合記号による表示702のよう
に、集合「人」⊆集合「管理者」⊆集合「社員」と集合
「人」⊆集合「利用者」⊆集合「社員」のように示すこ
とができる。ここで、集合「人」⊆集合「管理者」は、
集合「管理者」の部分集合は集合「人」であることを示
している。さらに、この包含関係をベン図で示すとベン
図による表示703のように示される。あるいは、集合
からその部分集合に矢印を引くことで有指向グラフによ
る表示704のように表示することもできる。
【0014】図11は、本発明の一実施例における包含
関係の解析/表示処理を示すフローチャート、図12は
本発明の一実施例における上位エンティティタイプリス
トのデータ構造図である。本実施例では、前述したエン
ティティタイプ間の包含関係を解析するため、まず、エ
ンティティタイプファイル101から読み込んだエンテ
ィティタイプ識別子名を図7に示した包含関係設定テー
ブル115のエンティティタイプ識別子名に格納する。
そして、格納したエンティティタイプ識別子名の部分集
合に当たるエンティティタイプ識別子名を上位エンティ
ティタイプとして図12に示される上位エンティティタ
イプリスト801に設定する。また、格納したエンティ
ティタイプが部分集合に当たるエンティティタイプ識別
子名を下位エンティティタイプとして下位エンティティ
タイプリスト(図示せず)に設定する。なお、下位エン
ティティタイプリストのデータ構造は、上位エンティテ
ィタイプリスト801と同一である。こうして格納した
全てのエンティティタイプ識別子名に対して、上位エン
ティティタイプリスト801と下位エンティティタイプ
リストの設定を行う(ステップ611)。この時、属性
が全く同一なものは、上位エンティティタイプとしても
よいし、下位エンティティタイプとしてもよい。また、
これらが同一なエンティティタイプ識別子名を持つので
はないかと言う警告を出して、ユーザに注意を呼びかけ
てもよい。なお、上位及び下位エンティティタイプリス
トのエンティティタイプ識別子名欄はNULLに、フラ
グ欄はOFFに、初期化されている。
【0015】次に、ステップ611で設定した包含関係
設定テーブル内の全てのエンティティタイプ識別子名に
ついて、次の「作業A」、「作業B」、「作業C」、
「作業D」を行う(ステップ612)。 作業A:図7に示した包含関係設定テーブル115内の
エンティティタイプ識別子名に対応する上位エンティテ
ィタイプリストAにおいて、リスト中のエンティティタ
イプ識別子名に対応する下位エンティティタイプリスト
Bを参照し、上位エンティティタイプリストA中にある
エンティティタイプ識別子名で、この参照先エンティテ
ィタイプリストB中にもあるエンティティタイプ識別子
名については、上位エンティティタイプリストA中の該
当するエンティティタイプ識別子のフラグをONにす
る。 作業B:作業Aを上位エンティティタイプリストAに含
まれる全てのエンティティタイプ識別子名におこなう。 作業C:包含関係設定テーブル115内のエンティティ
タイプ識別子名に対応する下位エンティティタイプリス
トAにおいて、リスト中のエンティティタイプ識別子名
に対応する下位エンティティタイプリストBを参照し、
上位エンティティタイプリストA中にあるエンティティ
タイプ識別子名で、この参照先エンティティタイプリス
トB中にもあるエンティティタイプ識別子名について
は、上位エンティティタイプリストA中の該当するエン
ティティタイプ識別子のフラグをONにする。 作業D:作業Cを下位エンティティタイプリストAに含
まれる全てのエンティティタイプ識別子名におこなう。
【0016】次に、各エンティティタイプ識別子名に対
応する上位および下位エンティティタイプテーブルの設
定を行なう(ステップ613)。すなわち、包含関係設
定テーブル115中のエンティティタイプ識別子名に対
応する上位エンティティタイプリストを参照し、そのフ
ラグがOFFとなっているエンティティタイプ識別子名
だけを上位エンティティタイプテーブル516へ設定す
る。設定した上位エンティティタイプテーブル516の
最終領域には、NULLを設定し、包含関係設定テーブ
ル115の上位エンティティタイプテーブルアドレスに
は、上位エンティティタイプテーブル516の先頭アド
レスを設定する。もし、対応する上位エンティティタイ
プリストが空であったり、空でなくても全てのフラグが
ONであったならば包含関係設定テーブル115の上位
エンティティタイプテーブルアドレスには、NULLを
設定する。また、包含関係設定テーブル115中のエン
ティティタイプ識別子名に対応する下位エンティティタ
イプリストを参照し、そのフラグがOFFとなっている
エンティティタイプ識別子名だけを下位エンティティタ
イプテーブル517へ設定する。設定した下位エンティ
ティタイプテーブル517の最終領域には、NULLを
設定し、包含関係設定テーブル115の下位エンティテ
ィタイプテーブルアドレスには、下位エンティティタイ
プテーブル517の先頭アドレスを設定する。もし、対
応する下位エンティティタイプリストが空であったり、
空でなくても全てのフラグがONであったならば包含関
係設定テーブル115の下位エンティティタイプテーブ
ルアドレスには、NULLを設定する。
【0017】次に、ステップ613で設定した包含関係
設定テーブル115について、上位エンティティタイプ
テーブルアドレスにNULLが設定された行のルートの
欄には、ルートの意味でRを設定する。また、下位エン
ティティタイプテーブルアドレスにNULLが設定した
行のルートには、リーフの意味でLを設定する(ステッ
プ614)。
【0018】次に、包含関係設定テーブル115のレベ
ルを設定する(ステップ615)。すなわち、ステップ
614で設定した包含関係設定テーブル115につい
て、ルートがRである行にあるエンティティタイプ識別
子について、次の「作業1」、「作業2」、「作業3」
を行う。 作業1:ルートがRである行のレベルを「1」として、
この行にあるエンティティタイプ識別子名に対応する下
位エンティティタイプテーブル517を参照し、このテ
ーブル内にある全てのエンティティタイプ識別子名に対
応するレベルに「2」を設定し、設定した全てのエンテ
ィティタイプ識別子名に対応する下位エンティティタイ
プテーブル517を参照し、参照したエンティティタイ
プに対応するレベルに参照元のレベルに1足したレベル
を設定し、同様にして、下位エンティティタイプテーブ
ルによってリンクされている全てのエンティティタイプ
識別子のレベルを設定していく。 作業2:作業1で設定したルーフRの中で最大のルート
を持つエンティティタイプ識別子名に対して次の作業を
行う。まず、このエンティティタイプ識別子名に対応す
るレベルをレベル_MAXとし、対応する上位エンティ
ティタイプテーブル516を参照し、このテーブル内に
ある全てのエンティティタイプ識別子名に対応するルー
トにレベル_MAXから1引いた値を設定し、設定した
全てのエンティティタイプ識別子名に対応する上位エン
ティティタイプテーブル516を参照し、このテーブル
内にある全てのエンティティタイプ識別子名に対応する
ルートに参照元のレベルから1引いたレベルを設定し、
同様にして、下位エンティティタイプテーブルによって
リンクされている全てのエンティティタイプ識別子のレ
ベルを設定していく。 作業3:作業2で得られた最小のレベルの値をレベル_
MINとし、作業1と作業2で設定した全てのレベルに
レベル_MIN+1を加える。これらの作業1〜作業3
をまだレベルが設定されておらず、ルートがRである行
に対して行うことで、全てのエンティティタイプに対応
するレベルを設定できる。
【0019】次に、包含関係設定テーブル115に設定
した情報によって包含関係を表示する(ステップ61
6)。この表示例は、図4に示した通りである。図4に
おいて、エンティティタイプ「管理者」と「利用者」か
らエンティティタイプ「人」への矢印の意味は、エンテ
ィティタイプ「管理者」と「利用者」の部分集合がエン
ティティタイプ「人」であることを示して格納されてい
ることに対応している。また、包含関係設定テーブル1
15のエンティティタイプ識別子名「管理者」に対応す
る上位エンティティタイプテーブル中に「人」が格納さ
れ、エンティティタイプ識別子名「利用者」に対応する
上位エンティティタイプテーブル中に「人」が格納され
ていることに対応している。なお、各エンティティタイ
プ識別子名にの表示位置は、各対応するレベルによって
決められる。また、図5に示した属性表示のように、エ
ンティティタイプ識別子名「人」401の表示は、その
レベルが1であることから位置を決定している。これよ
り、右にレベル2であるエンティティタイプ識別子名
「管理者」402を表示し、この右にレベル3であるエ
ンティティタイプ識別子名「社員」403を表示する。
同様に、右に表示するエンティティタイプ識別子名に対
応するレベルは1づつ大きくなる。また、同じレベルを
持つエンティティタイプ識別子名は、同じ縦のラインに
表示する。このステップ616おいては、各エンティテ
ィタイプの属性やエンティティの表示と編集やこれらの
記述の表示と編集が行えるようにしてもよい。
【0020】なお、図5の表示では、同一画面に属性を
表示しているが、図4の記述表示のように別の画面に表
示してもよい。また、図4において、既に汎化関係ファ
イル106において設定されている汎化関係か関係を示
す矢印と既に集約関係ファイル107において設定され
ている集約関係を示す矢印とを区別するように表示して
もよし、これら包含関係を四角と矢印ではなくベン図を
用いて示してもよいし、集合記号を用いて表示してもよ
い。また、図10の703はベン図を用いた表示例であ
り、702は集合記号を用いた表示例であるが、この場
合も、既に汎化関係ファイル106において設定されて
いる汎化関係か関係を示すベン図と既に集約関係ファイ
ル107において設定されている集約関係とを区別する
ように表示してもよい。さらに、各エンティティタイプ
の属性の包含関係とそれらエンティティタイプのエンテ
ィティの重複関係より汎化関係及び集約関係にあるエン
ティティタイプ候補を見つけ設定することを、各エンテ
ィティタイプの記述やそれと関係付けられている属性の
記述やエンティティの記述から意味解析して行ってもよ
い。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、各エンティティタイプ
の属性の包含関係とそれらエンティティタイプのエンテ
ィティの重複関係より汎化関係及び集約関係にあるエン
ティティタイプ候補を見つけ設定することにより、ユー
ザにエンティティタイプ間の汎化関係や集約関係設定を
簡便化することができる。またユーザにエンティティタ
イプの属性、エンティティ、記述を意識させることによ
り理解しやすいかつ最適なリレーションシップの設定が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるデータベースシステ
ム構成図である。
【図2】本発明の一実施例におけるファイルの論理構成
を示す図である。
【図3】本発明の一実施例におけるデータベースファイ
ルの論理構成を作成する方法を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明の一実施例におけるエンティティタイプ
の包含関係編集画面を示す図である。
【図5】図4の編集画面における属性の表示を示す図で
ある。
【図6】図4の編集画面における未設定エンティティの
表示を示す図である。
【図7】本発明の一実施例における包含関係設定テーブ
ルのデータ構造図である。
【図8】本発明の一実施例における汎化関係編集画面を
示す図である。
【図9】本発明の一実施例における集約関係編集画面を
示す図である。
【図10】本発明の一実施例におけるエンティティタイ
プの包含関係の表示方法を示す図である。
【図11】本発明の一実施例における包含関係の解析/
表示処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施例における上位エンティティ
タイプリストのデータ構造図である。
【符号の説明】
10 データベース 20 入力装置 30 出力装置 40 CPU 101 エンティティタイプファイル 102 エンティティファイル 103 属性ファイル 104 エンティティタイプ・エンティティファイル 105 エンティティタイプ・属性ファイル 106 汎化関係ファイル 107 集約関係ファイル 108 リレーションシップ識別部 111 包含関係識別部 112 汎化関係識別部 113 集約関係識別部 114 解析結果表示手段 115 包含関係設定テーブル 116 汎化関係設定テーブル 117 集約関係設定テーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ項目に関する情報を保持するデー
    タベースと、該情報を処理する手段と、データベースに
    格納するデータ項目および該処理手段への指示を入力す
    る手段と、処理結果を表示する手段とを備えたシステム
    におけるデータベースファイルの論理構成の作成方法に
    おいて、データベースよりエンティティタイプに関する
    情報を読み込む第1のステップと、該エンティティタイ
    プの属性の包含関係を識別して表示する第2のステップ
    と、該エンティティタイプに属しているエンティティを
    設定し、該エンティティと第2のステップで識別した包
    含関係より、汎化関係および集約関係を識別して表示す
    る第3のステップと、識別した汎化関係および集約関係
    をデータベースに格納する第4のステップとを有するこ
    とを特徴とするデータベースファイルの論理構成の作成
    方法。
JP5271948A 1993-10-29 1993-10-29 データベースファイルの論理構成の作成方法 Pending JPH07129445A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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