JPH07129041A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07129041A
JPH07129041A JP5275215A JP27521593A JPH07129041A JP H07129041 A JPH07129041 A JP H07129041A JP 5275215 A JP5275215 A JP 5275215A JP 27521593 A JP27521593 A JP 27521593A JP H07129041 A JPH07129041 A JP H07129041A
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JP5275215A
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English (en)
Inventor
Yasuyoshi Yamamoto
康義 山本
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作性よく誰でも簡単に表紙モード処理を実
行できる。 【構成】 CCDユニット401により読み取られる色
情報の検出結果に基づいてコントローラ部2aが給紙さ
れる記録媒体に原稿画像又は所定のパターン画像が施さ
れた表示画像の何れかを形成させるように画像形成部4
を制御する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給送される原稿上の色
情報を認識して自動表紙モード処理を実行する画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置で表紙モー
ド処理を実行する場合には、本体操作部により表紙を原
稿の何枚目に入れるかという値をマニュアル入力するの
一般的である。また、その改良として、色認識を利用し
て表紙を原稿の何枚目に入れるかを自動的に判別する装
置も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではマニュアル入力するためには、該表紙モード処
理実行前に、原稿の枚数を数えなければならず、原稿の
枚数が少ない時はいいが、原稿の枚数が多い時は、数え
ること自体面倒となり、原稿枚数を間違って数えてる場
合も発生する。
【0004】このため、表紙モードを自動化する画像形
成装置では、表紙とする用紙(通常、他の用紙と区別し
やすいように色紙用紙を用いることが多い)をあらかじ
め指定している給紙装置にセットしておくという同様の
手間がかかり表紙モードの操作性がかなり悪いという問
題点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、順次給送される原稿中から色原稿を選
別して表紙画像を出力することにより、表紙モード実行
時に必要な原稿枚数確認等の煩雑な作業を行うことな
く、操作性よく誰でも簡単に表紙モード処理を実行でき
る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、積載された原稿を順次所定位置に搬送する原稿搬
送手段と、給送される記録媒体上に原稿画像および所定
のパターン画像を形成する画像形成手段と、この原稿搬
送手段により搬送された原稿上の色情報を検出する検出
手段と、この検出手段の色情報検出結果に基づいて給紙
される記録媒体に原稿画像または前記所定のパターン画
像が施された表紙画像の何れかを形成させるように前記
画像形成手段を制御する制御手段とを有するものであ
る。
【0007】また、制御手段は、検出手段が色情報を検
出した場合に、記録媒体の外周近傍または全面に塗りつ
ぶし処理した所定の色のベタ画像を形成させるように画
像形成手段を制御するように構成したものである。
【0008】さらに、制御手段は、検出手段が色情報を
検出した場合に、記録媒体の外周近傍または全面に網点
処理した所定の色の画像を形成させるように画像形成手
段を制御するように構成したものである。
【0009】また、制御手段は、検出手段が所定の色情
報検出領域で色情報を検出した場合に、少なくとも1箇
所以上の他の色情報検出領域上の色情報検出結果を参照
して色情報有無を判定するように構成したものである。
【0010】
【作用】本発明においては、検出手段の色情報検出結果
に基づいて制御手段が給紙される記録媒体に原稿画像ま
たは前記所定のパターン画像が施された表紙画像の何れ
かを形成させるように画像形成手段を制御するので、積
載される原稿中に色原稿を挿入するだけで、該色原稿に
対応して所定の表紙ページを自動出力することが可能と
なる。
【0011】また、制御手段は、検出手段が色情報を検
出した場合に、記録媒体の外周近傍または全面に塗りつ
ぶし処理した所定の色のベタ画像を形成させるように画
像形成手段を制御するので、積載される原稿中に色原稿
を挿入するだけで、該色原稿に対応して容易に判別可能
な所定の表紙ページを自動出力することが可能となる。
【0012】さらに、制御手段は、検出手段が色情報を
検出した場合に、記録媒体の外周近傍または全面に網点
処理した所定の色の画像を形成させるように画像形成手
段を制御するので、積載される原稿中に色原稿を挿入す
るだけで、該色原稿に対応して容易に判別可能で、かつ
現像剤消費の少ない経済的な所定の表紙ページを自動出
力することが可能となる。
【0013】また、制御手段は、検出手段が所定の色情
報検出領域で色情報を検出した場合に、少なくとも1箇
所以上の他の色情報検出領域上の色情報検出結果を参照
して色情報有無を判定するので、原稿上に色情報が混在
しても、表紙ページ指定となる色原稿を確実に判別して
所定の表紙ページを自動出力することが可能となる。
【0014】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は本発明の第1実施例を示す画像形
成装置の一例を説明する断面構成図である。
【0015】図において、1は本体であって、原稿走査
部2,給紙部3,画像形成部4,中間トレイ部5等から
構成される。
【0016】まず、原稿走査部2の構成から説明する。
【0017】2aはコントローラ部で、複写シーケンス
を総括的に制御するための制御素子が一体となる制御基
板から構成されている。なお、コントローラ部2aには
両面複写制御機能,ディジタル情報指定機能,両面多重
複合複写制御機能等を実行するためのハードウエアが装
備されている。
【0018】2bは電源スイッチ、2cは原稿露光ラン
プで、走査ミラーと一体となって光学走査系を構成し、
所定速度で走査移動する。2dは結像レンズで、原稿の
反射光を画像形成部4の感光ドラム11に結像させる。
2eはブザーで、後述する操作部で設定された複写モー
ドエラー等を警告報知する。2fは光学系駆動モータ
(光学モータ)で、光学走査系等を高精度に駆動する。
【0019】401はCCDユニットであり、アナログ
光路上に結像レンズ2d近傍に配され、走査ミラーが原
稿を走査することにより、原稿の色情報を読み込むこと
ができる。
【0020】給紙部3において、3a,3bは給紙ロー
ラで、この給紙ローラ3a,3bの駆動によりカットシ
ートSHが画像形成部4内部に給送される。
【0021】本発明の画像形成手段に対応する画像形成
部4において、12はレジストローラで、給紙ローラ3
a,3bの駆動により給紙されたカットシートSHを一
旦停止させ、画像先端合わせの同期をとった後、再度カ
ットシートSHを給紙する。13a,13bは現像ユニ
ットで、色別の現像剤(赤色,黒色)を収容しており、
ソレノイド14a,14bの駆動により選択的に現像ユ
ニット13a,13bの何れか一方を感光ドラム11に
接近配置し、他方を感光ドラム11から退避配置させ
る。なお、後述する操作部より第2の記録モードが設定
された場合に、コントローラ部2aにより特定の原稿に
対する記録材(カットシートSH)のみに赤/黒の色別
現像を行うようにコントローラ部2aがソレノイド14
a,14bの駆動を制御する。
【0022】15は転写帯電器で、現像ユニット13
a,13bにより現像されたトナー像をカットシートS
Hに転写させ、転写後分離帯電器16により感光ドラム
11からカットシートSHを分離させる。17は前露光
ランプで、感光ドラム11の表面電位を中和させ、1次
帯電に備える。18はクリーナ装置で、クリーニングブ
レードとクリーニングローラから構成され、感光ドラム
11に残留するトナーを回収する。なお、MMはメイン
駆動モータである。
【0023】19は定着器で、カットシートSHに転写
されたトナー像を熱と圧力により定着させる。20は搬
送ローラ、21はフラッパで、定着プロセスの終了した
カットシートSHの搬送方向を排紙ローラ23または搬
送路22を介して中間トレイ部5方向に切り換える。2
4は排紙トレイ、25はスキャナモータで、回転多面鏡
を所定速度で回転させ、半導体レーザ26から発射され
るレーザビームを偏向する。
【0024】なお、スキャナモータ25,半導体レーザ
26等からディジタル走査ユニットを構成し、入力され
たアドオン情報に対応するフォント情報に応じたレーザ
ビームを発射し、原稿画像とアドオン情報との重畳画像
を形成するとともに、感光ドラム11に形成された潜像
領域にレーザビームを照射して、潜像を選択的に消去す
る。あるいは、CCDユニット401から読み込んだ色
情報に基づいて画像処理したレーザデータにより、レー
ザビームを照射して、潜像を選択的に消去する。27は
露光シャッタで反射画像光の一部または全体を遮断し潜
像形成を抑止する。28は一次帯電器である。
【0025】中間トレイ部5において、30は中間トレ
イで、搬送ローラ34を介して搬送されるカットシート
SHを一旦蓄え、給送ローラ33,35の駆動により搬
送路31を介して再度画像形成部4に再送する。
【0026】なお、図中のS1〜S15,S19〜S2
3はセンサで、センサS1はアナログ走査ユニットとな
る光学系のホームポジションを検知し、スタンバイ中は
この位置に光学系が停止する。
【0027】また、センサS2は原稿画像の先端位置に
対応する位置に光学系が移動したことを検知し、このセ
ンサ出力でコピーシーケンスのタイミングを制御する。
【0028】さらに、センサS3は最大走査時のリミッ
タ位置(反転位置)である。なお、光学系は後述する操
作部で指示入力されたカセットサイズおよび倍率に従っ
たスキャン長で往復動作する。
【0029】この様に構成された画像形成装置におい
て、検出手段として構成されるCCDユニット401に
より読み取られる色情報の検出結果に基づいてコントロ
ーラ部2aが給紙される記録媒体に原稿画像または所定
のパターン画像(後述するベタ画像または網点画像(コ
ントローラ部2aの指示に基づいて図2で示す画像処理
部402が生成する)が施された表紙画像の何れかを形
成させるように画像形成部4を後述する各種のフローチ
ャートに示す手順に従って制御するので、積載される原
稿中に色原稿を挿入するだけで、該色原稿に対応して所
定の表紙ページを自動出力することが可能となる。
【0030】また、コントローラ部2aは、検出手段が
色情報を検出した場合に、記録媒体の外周近傍または全
面に塗りつぶし処理した所定の色のベタ画像を形成させ
るように画像形成手段を制御するので、積載される原稿
中に色原稿を挿入するだけで、該色原稿に対応して容易
に判別可能な所定の表紙ページを自動出力することが可
能となる。
【0031】さらに、コントローラ部2aは、検出手段
が色情報を検出した場合に、記録媒体の外周近傍または
全面に網点処理した所定の色の画像を形成させるように
画像形成手段を制御するので、積載される原稿中に色原
稿を挿入するだけで、該色原稿に対応して容易に判別可
能で、かつ現像剤消費の少ない経済的な所定の表紙ペー
ジを自動出力することが可能となる。
【0032】図2は、図1に示したコントローラ部2a
の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のもの
には同じ符号を付してある。
【0033】図2において、41は操作部で、コピーモ
ード(片面,両面,多重)および複写モード(倍率,用
紙サイズ等)を設定するキー、42は制御部(コントロ
ーラ)でCPU42a,ROM42b,RAM42c等
から構成され、ROM42bに格納された制御プログラ
ムに基づいて複写シーケンスを総括制御する。43はエ
ディタで、原稿の所定領域に対するエリア指定を入力す
る。
【0034】44はシャッタ部で、露光シャッタ27と
ソレノイドから構成される。上述したCCDユニット4
01は、原稿の色情報の検出を行い、402の画像処理
部にて、コントローラ42の指示のもと、画像処理を行
いレーザ部に信号を伝える。45はレーザ部で、半導体
レーザ26,スキャナモータ25等から構成される。4
6はACドライバで、原稿露光ランプ2c等のAC負荷
47にAC電源を供給する。48はモータ制御部で、モ
ータ部の駆動を制御する。49はDC負荷制御部で、ソ
レノイド14a,14b,クラッチ,ファン等の駆動を
制御する。50aはフィーダ制御部で、原稿給送部の駆
動を制御する。50bはソータで、排紙ローラ23の駆
動により排紙されるカットシートSHを指定される排紙
ビンに排紙する。HVTは高圧ユニットで、帯電系およ
び現像ユニット13a,13bの現像スリーブに対して
所定電位の電圧を印加する。
【0035】DCPはDC電源で、制御電位+5Vをコ
ントローラ部2a等に供給する。電源スイッチ2bが投
入されると、まず定着器19内のヒータが通電され、定
着ローラが定着可能な所定温度に到達するのを待機(ウ
ェイト時間)する。定着ローラが所定温度に到達する
と、メイン駆動モータMMを一定時間駆動し、感光ドラ
ム11,定着器19等を駆動し、定着器19内のローラ
を均一な温度に設定する(ウェイト解除回転)。
【0036】その後メイン駆動モータMMを停止しコピ
ー可能状態で待機する(スタンバイ状態)。ここで、メ
イン駆動モータMMは感光ドラム11,定着器19,現
像ユニット13a,13bおよび各種の転写紙搬送用ロ
ーラを駆動する。そして、操作部41よりコピー指令が
入力されると、コピーシーケンス(複写シーケンス)が
開始される。 〔像形成プロセス〕コピー指令によりメイン駆動モータ
MMが回転し、感光ドラム11が矢印方向に回転を始め
るとともに、一時帯電器28に高圧ユニットHTVから
高圧が供給され感光ドラム11上に均一な電荷を与え
る。次に原稿露光ランプ2cを点灯し、光学モータ2f
を駆動し、原稿台に載置された原稿を矢印方向に露光操
作し、感光ドラム11上に投影する。このようにして感
光ドラム11上に静電潜像が形成され、該潜像は現像ユ
ニット13aまたは現像ユニット13bにより現像さ
れ、転写帯電器15の部分でカットシートSHに転写さ
れ、分離帯電器16の部分で感光ドラム11から分離さ
れる。
【0037】次いで、クリーナ装置18により感光ドラ
ム11上に残留するトナーが回収され、前露光ランプ1
7により均一に除電された後、再びコピーサイクルを繰
り返す。このとき、半導体レーザ26および回転多面鏡
等から構成されるレーザユニットにより画像領域外の不
要電荷を消去する。
【0038】また、レーザユニットは画像中に任意の場
所にレーザビームを照射して画像の一部を消去できると
ともに、操作部41から入力されたアドオン情報となる
スタンプ情報(重要,至急,回覧,コピー禁止,秘等)
に応じたレーザビーム、あるいはCCDユニット401
による色情報に応じたレーザビームを照射し、カットシ
ートSHに対して重ね複写することが可能となってい
る。現像ユニット13a,13bは操作部41からの選
択指令により何れか一方が感光ドラム11に当接され
る。
【0039】本実施例においては、現像ユニット13a
に色トナー(例えば赤色トナー)が収容され、現像ユニ
ット13bには黒色トナーが収容され、ソレノイド14
a,14bにより感光ドラム11への接近/退避が行わ
れる。
【0040】なお、現像ユニット13a,13bの現像
スリーブには高圧ユニットHTVから現像バイアス電圧
が印加されている。また、本実施例の画像形成装置にお
いては、通常の片面コピーばがりでなく両面,多重コピ
ーができるが、一度定着器19を通過したカットシート
SHは第1面コピー時と比べて紙の抵抗値などの状態が
変わっており、これに対応すべく転写帯電器15,分離
帯電器16に印加される高圧電圧も1面目と両面あるい
は多重コピー時の2面目とで条件を異ならしめている。
【0041】これらの現像バイアスあるは転写,分離の
各高圧電圧値は高圧ユニットHVTにより制御される。
光学系は制御部42からの指令に従ってモータ制御部4
8を介して光学モータ2fを正転または逆転させること
により往復制御される。 〔カットシートSHの制御〕図1に示した、センサS
9,S11はそれぞれ上段および下段カセットの紙無し
を検知し、センサS10,S12は給紙ローラ3a,3
bのリフティング状態を検知する。
【0042】また、センサS22,S23はカセットサ
イズを検知する。以後、上段と下段については同様の動
作をするので、上段の給紙動作について説明する。
【0043】まず、上段カセットが挿入されると、セン
サS22によりサイズを読み取るとともに、カセットの
サイズを識別し、操作部41の紙無し表示器を消灯し、
カセットサイズを選択的に点灯する。
【0044】次いで、コピー指令によりコピー動作がス
タートすると、中板上昇クラッチ(図示しない)をON
し、カセット内の中板を上昇し、カットシートSHを上
昇させる。
【0045】これにより、カットシートSHが上昇し、
給紙ローラ3aに当接し、所定の高さに到達すると、セ
ンサS10が出力し、クラッチをOFFするとともに給
紙ローラ3aを駆動し、機内にカットシートSHを供給
する。上述のように、中板上昇クラッチによりカセット
内のカットシートSHが上昇し、その後は上昇した位置
を保持し、次のコピースタート時には上記の上昇動作は
しない。
【0046】また、連続コピー動作中にカセット内のカ
ットシートSHが減ってカットシートSH上面が所定位
置よりも下がった場合には同様にクラッチをONし、所
定高さまで上昇させる。機内に供給されたカットシート
SHはセンサS7に到達し、レジストローラ12が停止
しているため、適当なループを作り停止する。
【0047】次いで、感光ドラム11上に作られた像の
先端を合わせるべく、光学系によるタイミング信号によ
りレジストローラ12を駆動し、先端合わせをした後、
転写帯電器15により感光ドラム11上の像をカットシ
ートSHに転写後、カットシートSHは分離帯電器16
により感光ドラム11より分離され、搬送機構により定
着器19に送られる。
【0048】定着器19においては、定着ローラ表面に
配置された温度センサ(図示しない)とヒータにより定
着ローラの表面を所定温度に制御し、カットシートSH
はここで像を定着され、その後センサS4により排紙検
知され、排紙ローラ23により機外に排出される。
【0049】次に多重コピーの場合は、フラッパ21が
ソレノイド(図示しない)の動作により点線で示される
位置に切り換えられており、給紙,転写,分離,定着さ
れたカットシートSHは搬送路22を通過し、搬送方向
に順次搬送され、センサS5により紙が検知された後、
センサS6,S8等により検知され、横レジスト合わせ
用のソレノイドにより横方向の位置合わせをする。
【0050】次いで、操作部41からの多重コピー指令
によりレジストローラ12が駆動し、カットシートSH
をレジストローラ12の位置に送出する。以後は、前述
した動作と同様に排紙トレイ24に排紙される。
【0051】また、両面コピーに際しては転写シートは
途中までは上記通常の複写動作の場合と同様に排紙ロー
ラ23により排出されるが、カットシートSHの後端が
フラッパ21を通過後、排紙ローラ23は逆転駆動さ
れ、カットシートSHはフラッパ21にガイドされて搬
送路22へと導入される。この逆転駆動は、正逆転を制
御するソレノイドにより行われる。以後の動作は上述の
多重コピーの場合と同様である。このようにして、両面
複写の場合は、一度排紙ローラ23から機外へ出され、
排紙ローラ23の逆転駆動によりカットシートSHは表
/裏逆にされて搬送方向へ送られる。
【0052】以上1枚コピーの多重コピーおよび両面コ
ピーについて説明したが、複数枚数の多重コピーあるい
は両面コピーの場合には、中間トレイ部5を使用して行
われる。
【0053】図1に示すように、中間トレイ部5には搬
送路31上にあるカットシートSHを一時的に収納する
中間トレイ30が設けられおり、複数枚数の多重コピー
の場合には定着されたカットシートSHは、上記1枚コ
ピーの両面コピー時と同様の制御により排紙ローラ23
により一部排紙された後、排紙ローラ23を逆転駆動す
ることにより、搬送路22およびフラッパ32,搬送路
36を介して中間トレイ30に収納される。この動作を
繰り返し、1面目は全て中間トレイ30に収納された
後、次のコピー指令により2面目は給送ローラ33が駆
動され、搬送路36を介して2面目コピーが実行され
る。
【0054】一方、複数の両面コピーの場合は、上記1
枚多重コピー時と同様の制御により、フラッパ21によ
て定着器19から搬送路22,36を通過し、中間トレ
イ30に収納される。以後の動作は上述した多重コピー
の場合と同様なので省略する。
【0055】なお、画像形成部4に中間トレイ30を構
成する装置においては、図3に示すように一時収納でき
るカットシートSHには長さに制限があり、瓦積み方式
を作用する場合、収容できるカットシートSHはハーフ
サイズ以下の用紙となる。
【0056】図4は、図1に示した画像形成装置本体1
の上面に配置される自動原稿給送装置の一例を説明する
断面図であり、図1と同一のものには同じ符号を付して
ある。以下、構造並びに動作について説明する。
【0057】自動原稿給送装置51は原稿走査部2のプ
ラテンガラス52上に臨んで配置されるとともに、駆動
ローラ54および従属ローラ62に巻回した搬送ベルト
53を備えている。そして、この搬送ベルト53の上方
には原稿積載部を構成する複数の原稿Sからなる原稿束
を積載し得る原稿積載台55が配置されており、また、
この原稿積載台55上にはリサイクルレバー56が配設
されていて、このリサイクルレバー56にて積載されて
いる原稿Sが処理前原稿と処理後原稿とに仕切られる。
【0058】また、この原稿積載台55の基端部55a
には半月状の給紙ローラ57が配設されており、さら
に、この給紙ローラ57の下流には分離部搬送ローラ5
9および分離ベルト60からなる分離部が配設されてい
て、原稿積載台55上に積載された原稿束Sが給紙ロー
ラ57にて分離部搬送ローラ59,分離ベルト60に向
けて送られ、原稿給送方向に回転する分離ベルト60に
よって最下位の原稿から順次1枚ずつ分離・給送され
る。
【0059】また、これら給紙ローラ57と分離部搬送
ローラ59,分離ベルト60との間には給紙ストッパ6
1が配設されていて、原稿束Sセット時には実線位置に
あって原稿先端を位置決めし、原稿給送時にはストッパ
ソレノイドへの通電によって破線位置に移動する。
【0060】さらに、上記分離部搬送ローラ59,分離
ベルト60下流から上記搬送ベルト53にかけて給紙経
路63が設けられており、これらの分離部搬送ローラ5
9,分離ベルト60から送り出された原稿はこの給紙経
路63を通って搬送ベルト53とプラテンガラス52と
の間に給送されて、プラテンガラス52上の所定位置に
載置される。そして、この給紙経路63近傍には反転ロ
ーラ65の外周に沿って上記原稿積載台55へ延びる排
紙経路66が配設されていて、プラテンガラス52の所
定位置に載置された原稿は再び搬送されて排紙経路66
を通って、この排紙経路66の下流端に設けられている
排紙ローラ67にて原稿積載台55に積載された原稿束
Sの最上部へ排出される。
【0061】さらに、この排紙経路66から反転ローラ
65上部にて分岐し、給紙経路63に合流する反転経路
69が配置されており、この反転経路69と排紙経路6
6の分岐部には原稿の搬送経路を切り換えるフラッパ7
0が配設されていて、原稿排出時には実線位置にて原稿
を原稿積載台55方向へと誘導し、原稿反転時にはフラ
ッパソレノイドの通電により破線位置に変位して原稿を
反転経路69をプラテンガラス52方向へと誘導する。
【0062】また、給紙経路63と反転経路69との合
流部下流には搬送ローラ71が配設されており、給紙経
路63あるいは反転経路69に誘導されてきた原稿をプ
ラテンガラス52に向けて搬送するように構成されてい
る。
【0063】図5は、図1に示した半導体レーザ26の
走査動作を説明する平面図である。
【0064】図5において、71はポリゴンミラーで、
スキャナモータ25により矢印方向に一定速度で回転さ
れる。ポリゴンミラー71は、半導体レーザ26から発
射されるレーザビームを偏向し、球面レンズ72,トー
リックレンズ73,折り返しミラー75を介して感光ド
ラム11にディジタル情報に応じたレーザビームを結像
させる。74は例えばフォトダイオード等で構成される
ビームセンサで、画像書き込み直前にレーザビームを受
光し、ビームディテクト信号を後述するパルス幅整形回
路90に出力する。
【0065】図6は、図2に示したレーザ部45の構成
を説明する回路図であり、以下構造並びに動作について
説明する。
【0066】図2に示したコントローラ42からブラン
ク領域の位置,コピー倍率,紙サイズ,写真モード,ア
ドオン文字コード,アドオン位置ベースカラー領域等の
レーザ部制御情報がレーザ部コントローラ80へ公知の
2ポートRAM83を介して通知される。レーザ部コン
トローラ80は、外付けのプログラムROM81のプロ
グラムに応じてブランク用RAM85,86にイレーズ
データを交互に書き換える。
【0067】ブランク領域用データ読出しコントロール
回路96によりブランクアドレスカウンタ95,8ビッ
トシフトレジスタ88に制御信号を出し、データコント
ロール回路100へ領域データを出力する。ブランク用
RAM85,86はそれぞれ1ライン分のデータを書き
込むだけの容量をもつ構成となっている。レーザ部コン
トローラ80は、領域データをブランク用RAM85,
86の一方にデータを書き込む間に、他方からデータを
読出すことができるように、アドレス切換回路84とブ
ランクデータ切換回路87にコントロール信号を出力す
る。
【0068】さらに、アドレスコントロールについて説
明する。
【0069】フォント用ROM82には後述するスタン
プ情報140(秘,重要,至急,回覧,コピー禁止およ
び入力情報エリアから指定された文字コードに対応する
フォントが記憶される)のフォントデータがあらかじめ
記憶されている。
【0070】レーザ部コントローラ80により、アドオ
ン文字コードに応じてフォント用ROM82からフォン
トデータを読み出し、アドオンRAM103にセットす
る。レーザ部コントローラ80は、アドオンコントロー
ラ89にアドオン文字位置指定データを書き込む。アド
オンコントローラ89は、レーザ部コントローラ80か
らのスタート信号によりアドオンRAM103からデー
タを読み出し、そのデータをデータコントロール回路1
00へ出力する。
【0071】なお、図5に示すように半導体レーザ26
から発光されるレーザビームは、回転するポリゴンミラ
ー71により偏向され、球面レンズ72,トーリックレ
ンズ73を通り、感光ドラム11上を走査する。その
際、水平同期信号を取り出すため、レーザビーム走査上
にフォトダイオード等から構成されるビームセンサ74
を配置している。このビームセンサ74から出力された
ビームディテクト信号はレーザ部45へ入力される。そ
して、パルス幅整形回路90へ入力され、波形整形され
た後、パルス同期回路91,レーザ部コントローラ80
の割り込み端子およびパルス同期回路92へBD信号が
入力される。
【0072】レーザ部コントローラ80は、BD信号が
発生する毎に、割り込みを発生し、ブランク用RAM8
5,86へ制御データを書き込む。また、レーザ部コン
トローラ80はBD信号からの割り込み回数を計数する
ことにより、副走査方向のコントロール信号を出力す
る。パルス同期回路91は、上述したBD信号の立上が
りに同期して、水平同期クロック発生回路93にリセッ
トパルスを出力する。
【0073】水平同期クロック発生回路93は、BD信
号に同期したクロックHCLKを出力するものであり、
基準クロック発生回路と分周回路により構成されてい
る。パルス同期回路92は、水平同期クロックHCLK
を基準としてBD信号を同期するためのBD同期信号H
SYNC2を発生する。このBD同期信号HSYNC2
により、水平ラインカウンタ94はリセットされ、水平
同期クロックHCLKをカウントする。水平ラインカウ
ンタ94の出力は、タイミング信号発生回路98へ入力
され、水平ラインカウンタ94から設定されたカウント
数で水平タイミング信号が出力される。
【0074】図7,図8は、図6に示した各信号の送出
タイミングを説明するタイミングチャートで、図6と同
一のものには同じ符号を付してある。 図7に示すよう
に、水平同期クロック発生回路93内の基準クロック分
周カウンタに立上がり検出パルスHSYNC1でリセッ
トをかけることにより、水平同期クロックHCLKを生
成し、該水平同期クロックHCLKによりBD同期信号
HSYNC2を発生させ、水平ラインカウンタ84をリ
セットする。
【0075】また、図8に示すように、水平ラインカウ
ンタ94の出力よりセット信号VBSET,リセット信
号VBRSTを作成し、画像領域信号ブランク信号を発
生させる。また、アドオンRAM103からデータを読
み出すクロックは、水平同期クロックHCLKを用いて
行う。ブランク用RAM85,86からのデータ読み出
しクロックとしては、水平同期クロックHCLKを分周
したクロックCLKMを用いることにより、ブランク領
域指定の分解能を可変にしている。
【0076】また、セット信号VBSET,リセット信
号VBRSTにより、BDイネーブル信号BDENBを
生成し、所定区間内に水平同期波形(ビームディテクト
信号)が入力されない場合は、水平同期信号エラー検出
回路97により、BDエラー信号をレーザ部コントロー
ラ80へ出力する。レーザ部コントローラ80は、上述
のBDエラー信号を検知すると、異常ステータスを2ポ
ートRAM83を通じてコントローラ部2aへ報知す
る。
【0077】99はドットイレーズ回路で、ベースカラ
ーモード,スクリーンモード時に設定されているドット
パターンが形成されるようにイレーズデータDEDAT
Aをデータコントロール回路100に出力する。
【0078】101はレーザドライブ回路で、コントロ
ーラ部2aからの制御開始信号APCON,APCクロ
ックにより、光量制御を開始する。その際、レーザドラ
イブ回路101よりレディ信号APCRDYがコントロ
ーラ部2aに出力される。
【0079】105はCCDデータコントロール回路
で、CCDからの画像データおよびマーカ領域データ等
の信号が入力され、ラインメモリ104に記憶される。
ラインメモリ104からは、コントローラ42からの変
倍信号に基づいた変倍率に対応して、データの読み出し
が行われ前述のアドオン情報の信号FDETA,ブラン
ク情報の信号BDATAおよびドットイレーズ信号DE
ATA信号と同期して画像データおよびマーカ領域デー
タ等の信号がデータコントロール回路100に送られ
る。
【0080】また、CCDデータコントロール回路10
5からは、マーカによる領域データの原稿上の画像アド
レスとして水平同期方向の開始点,終了点および水平ラ
イン方向の開始点,終了点のアドレス信号をレーザ部コ
ントローラ80を経由して、2ポートRAM83に書き
込まれる。
【0081】102はレーザスキャナモータコントロー
ラで、コントローラ部2aからの制御開始信号LSCO
Nに同期してスキャナモータ25の駆動制御を実行す
る。その際、レーザスキャナモータコントローラ102
は、レディ信号LSCRDYがコントローラ部2aに出
力される。
【0082】次に、図9,図10を参照しながらアドオ
ン情報モード設定およびアドオン情報入力処理について
説明する。
【0083】図9は、図2に示したエディタ43の構成
を説明する平面図であり、110はエディタ部で、複写
原稿を押える原稿圧板を兼ねている。111は原稿セッ
ト面で、領域を指定する際に原稿が載置される。112
は原稿端部を突き当てる基準マークである。114は入
力情報エリアで、図示される文字情報を入力できる。
【0084】121はエリア指定キーで、領域指定モー
ドを設定する際に指定する際に押下される。なお、エリ
ア指定キー121が押下されると、領域指定モード表示
器120が点灯する。122はエリアメモリキーで、エ
リア指定キー121が押下された際に、スタイラスペン
113で指示されたエリア情報を記憶させる場合に押下
する。
【0085】123はモード選択キーで、エリア指定キ
ーが押下された際に、指定されたエリアを現像ユニット
13a,13bを使用して色別に印字する際に押下す
る。
【0086】なお、モード選択キー123が押下される
と、交換可能な現像ユニット13bにセットされる色に
応じた2色の組み合わせが表示器132に7種類表示さ
れる。
【0087】エリアメモリキー122が押下された際
に、記憶されたエリア数に応じて、本実施例では3個記
憶した場合に、表示器131が点灯する。124はクリ
アキーで、設定された領域指定モードを解除する際に押
下する。このクリアキー124が押下されると、領域指
定モード表示器120が消灯する。
【0088】125は先に述べた第1モード設定手段に
対応するアドオンモード設定キーで、複写画像に文字を
書き込む際に押下する。アドオンモード設定キー125
の押下により表示器134が点灯する。126は文字サ
イズ指定キーで、本実施例では重畳書き込みする文字サ
イズを4mm,8mmに指定することができ、指定され
たサイズの表示器135,136が点灯する。
【0089】127は方向指定キーで、アドオン文字の
書き込み方向を縦または横に指定する場合に押下し、指
定された方向の表示器137,138が点灯する。
【0090】また、305はオートキーであり、原稿に
書かれたマーカーを認識してアドオン文字の書き込み方
向を自動的に決定する際に押下する。128は入力終了
キーで、アドオン文字の入力を終了する際に押下する。
【0091】129はクリアキーで、アドオンモードを
解除する場合に押下する。130は第2モード設定手段
に対応するスタンプモード設定キーで、このスタンプモ
ード設定キー130が押下されると、表示器139が点
灯し、原稿セット面111にあらかじめ印刷されたスタ
ンプ情報140(秘,重要,至急,回覧,コピー禁止)
等をスライラスペン113にて指示することにより、第
2の記録モード設定をエディタ43に通知する。さらに
144は両面原稿の表裏を指示するキーである。14
2,143は表裏の指示されている状態を示す表示器で
ある。141はクリアキーで、このクリアキー141が
押下された際に、第2の記録モードが解除される。な
お、306〜308は画像処理指定エリアで、出力パタ
ーン,スタンプ色,マーカ色を指定する。
【0092】図10は、図2に示したエディタ43の制
御構成を説明するブロック図であり、図9と同一のもの
には同じ符号を付してある。
【0093】図10において、151はエディタ制御部
で、座標読取部152およびキー入力部153(図9に
示した各種のキー)から出力される座標情報を解析し
て、コントローラ部2aに指定入力されたモードおよび
文字コード等を出力する。
【0094】154は表示器で、図9に示した各種の表
示器に対応し、上記モード等を表示する。 〔操作部の構成〕次に、図11を参照しながら操作部の
構成について説明する。
【0095】図11は、図2に示した操作部41の構成
を示す平面図である。
【0096】図において、200は本体、201は複写
機への通電を制御する電源スイッチである。202はリ
セットキーであり、スタンバイ中は標準モードに復帰さ
せるキーとして動作する。203はコピーキーである。
204はカラー現像器選択切換キーであり、このキーに
より現像ユニット13a,13bの選択切り換えを行
う。
【0097】205はテンキーであり、主として複写枚
数を入力する。236は暗証番号入力キーであり、この
キーにより特定の操作者に対して複写動作を可能にし、
上記以外の操作者に対しては、暗証番号入力キーにより
暗証番号を入力しない限り複写動作を禁止することが可
能である。
【0098】206はカセット3を選択するキー、20
7はコピー濃度調整キー、208は等倍コピーを選択す
るキー、209は複写倍率を所定倍率、例えば1%きざ
みで指定するズームキー、230は転写紙のサイズに合
わせて自動的に拡大,縮小するオート変倍キー、210
は定形縮小あるいは定形拡大倍率を指定する定形倍率キ
ー、211は複写紙の枠消しを指定するキー、212は
複写紙の一端の綴じ代作成を指定するキー、213は写
真原稿のような中間調画像のコピーを行うための写真モ
ードを指定するキー、225は領域指定を行うエリア指
定キー、226はエリア指定キー225により設定され
た領域の内容を一部修正するためのエリアコールキー、
217は各機能の内容を知るためのガイドキー、231
は予熱モードを設定するための予熱モードキーである。
214は多重モードを選択する多重キー、215は原稿
ガラス台の複写領域を左右に2分割し、自動的に2枚の
コピーをする連続複写を指定する連写キー、216は両
面複写モードを選択するキーである。
【0099】300は原稿の赤色,青色も認識して、そ
れぞれ赤色,青色で再現する際に押下するオートカラー
キー、301はオート表紙キーで、フィーダに積載する
原稿にキー原稿として色紙をはさみこむことにより、例
えば表紙や仕切り紙をカラー用紙によって、任意の位置
に構成する際などに押下する。302はベースカラーキ
ーであり、原稿において赤色や青色のマーカで囲まれた
部分にベースカラーの付加を行う。
【0100】303は影つけキーであり、原稿画像に対
し、影つけを行いたい場合に押下する。304はマーカ
処理キーであり、原稿においてマーカによって囲まれた
領域内または領域外を消去する際に押下し、また液晶表
示部238をみながら、領域内外の選択を行う際にも使
用する。
【0101】219,220はソータ50bの動作を指
定するキーである。222,223および224は複写
画像に所定の文字データを書き込むモードを指定するキ
ーであり、それぞれ年月日書き込み,メモ書き込み,ナ
ンバー書き込みモードを指定する。227,228およ
び229は複数設定された複写モードを記憶するための
モードメモリキーで、M1〜M3と3通りの複写モード
を記憶する。
【0102】また、238はコピー枚数,転写紙サイ
ズ,設定倍率およびメッセージ等を表示する液晶表示部
である。239〜250はLED(発光ダイオード)に
よる表示器で、まず、239はソータを使用する場合の
ソータの使用表示LEDであり、ソートモード,グルー
プモード等を表示する。240は自動露光調整(AE)
キー237が押された時に点灯する自動露光調整表示
器、241は濃度キー207に対応する濃度表示器、2
42は現像器選択キー204が押され、本体内またはオ
プションで装置される複数現像器収納装置内にあるカラ
ー現像器が選択された時に、その現像器の色に対応した
色表示が点灯する。243はオート変倍キー230が押
されたことを表示するオート変倍表示器、244は写真
モード表示器、245は年月日書き込みモード表示器、
246はエリア指定表示器、247は綴じ代モード表示
器、248はメモ書き込みモード表示器、249は枠消
しモード表示器、250はナンバー書き込み表示器であ
る。232はアスタリスクキー、233,234はカー
ソル指示キーである。
【0103】図12は、図2で示した画像処理部402
の構成を示すブロック図である。以下、構成および動作
について説明する。
【0104】なお、画像処理部402は、複写すべき原
稿が多色原稿である場合、原稿をCCDセンサで読み取
り、色情報を抽出するものである。また、本実施例で
は、CCDセンサにより青色,赤色,黒色が検出できる
構成となっている。
【0105】原稿台に載置された原稿を矢印方向に露光
走査し、感光ドラム11上に静電潜像を形成する動作と
同時に、CCDセンサ311により原稿の画像情報を読
み取る。CCDセンサ311からの連続したアナログ出
力信号は、サンプルホールド回路312によりサンプリ
ングされ、A/D変換器313によりデジタル画信号に
変換された後、シェーディング回路314によりデジタ
ル画信号のシェーディング補正が行われる。
【0106】315は色判別回路で、2つのデジタル画
信号からあらかじめ設定されたLUT(ルックアップテ
ーブル)316により前述の青色,赤色,黒色3色の色
画像信号に変換される。なお、色判別回路315は原稿
給送装置から搬送された原稿が色原稿かどうかを検出す
る検出手段としての機能も備えている。
【0107】上記3色の色画像信号は、マーカ処理回路
318と膨張回路317に入力する。マーカ処理回路3
18は原稿をマーカペンにて領域指定された場合、マー
カ色(青または赤(に対応した色画像信号から、その領
域の区間信号を生成する。膨張回路317は、コントロ
ーラ42により選択された色画像信号に対し任意の膨張
を行うものである。
【0108】例えば、文字などの色画像信号に対してこ
の膨張動作を行えば、線を太らせた形の色画像信号が得
られる。319はデータ合成回路で、マーカ処理回線3
18の色画像信号と膨張回路317の色画像信号の合成
が行われる。データ合成回路319からの出力信号はラ
インメモリ320に入力し、ライン制御回路321より
ラインメモリ320からの読み出しタイミングを制御す
ることにより、露光走査により感光ドラム11上に形成
されるアナログ静電潜像とレーザビームによるデジタル
静電潜像の感光ドラム11上との位置合わせが行われ
る。ライン制御回路321からの出力信号は図6のレー
ザ部45に入力し、レーザビームON/OFF制御信号
となる。
【0109】以下、本発明に係る画像形成装置における
各モード、すなわち、片面原稿から片面画像を複写する
モード,両面原稿から両面画像を複写するモード,片面
原稿から両面画像を複写するモード,両面原稿から片面
画像を複写するモード,ページ連写モードの処理動作に
ついて説明する。
【0110】先ず、本発明に係る画像形成装置における
片面原稿から片面画像を複写する際の自動表紙モード処
理について図13,図14を参照しながら説明する。
【0111】図13は本発明に係る画像形成装置におけ
る片面原稿から片面画像を複写する際の自動表紙モード
処理状態を説明する模式図である。
【0112】図において、左側は色原稿を含む原稿束を
フィーダーに積載した状態に対応し、上から色原稿,原
稿の1枚目,原稿の2枚目,色原稿,原稿の3枚目,原
稿の4枚目である。また、右側は原稿を複写してトレイ
に積載したコピー用紙の束であり、上から外周部にベタ
画像を形成したコピー用紙,原稿の1枚目を複写したコ
ピー用紙,原稿の2枚目を複写したコピー用紙,外周部
にベタ画像を形成したコピー用紙,原稿の3枚目を複写
したコピー用紙,原稿の4枚目を複写したコピー用紙で
ある。このようにして左側の原稿から右側に示すコピー
用紙束が得られる。
【0113】図14は本発明に係る画像形成装置におけ
る第1の自動表示モード処理手順の一例を示すフローチ
ャートであり、特に、片面原稿から片面画像を複写する
モード時に対応する。なお、(1)〜(9)は各ステッ
プを示す。
【0114】まず、ステップ(1)で原稿給紙をする。
ステップ(2)では色原稿かどうかを判断する。この判
断で色原稿でないと判断された場合は、ステップ(3)
に進み、色原稿と判定された場合はステップ(8)に進
む。
【0115】ステップ(3)ではコピー用紙を給紙す
る。そして、ステップ(4)で複写する。
【0116】一方、ステップ(8)ではコピー用紙を給
紙する。そして、ステップ(9)で、一次帯電器28に
高圧ユニットHVTから高圧を供給し、感光ドラム11
上に均一な電荷を与えた後、レーザユニットにより、コ
ピー用紙の大きさに相当する画像領域の外周部より所定
領域を残してレーザビームを照射し、現像ユニットによ
り現像し、ステップ(8)で給紙したコピー用紙に転写
を行う。
【0117】これにより、図15の斜線部がベタ画像と
なり、コピー用紙の外周部にベタ画像が縁取られた表紙
となるべき用紙が作製される。
【0118】次いで、ステップ(5)において、原稿排
紙をする。そして、ステップ(6)では、コピー用紙の
排紙をする。
【0119】次いで、ステップ(7)で、原稿が終わり
かどうかを判断し、該判断で原稿が終わりでない場合に
は、最初のステップ(1)の処理に進み、原稿が終わり
の場合には複写処理を終了する。
【0120】以下、本発明に係る画像形成装置における
両面原稿から両面画像を複写する際の自動表示モード処
理について図16,図17を参照しながら説明する。
【0121】図16は本発明に係る画像形成装置におけ
る両面原稿から両面画像を複写する際の自動表紙モード
処理状態を説明する模式図である。
【0122】図において、左側は色原稿を含む原稿束を
フィーダーに積載した状態に対応し、上から色原稿,原
稿の1枚目,色原稿,原稿の2枚目である。また、右側
は原稿を複写してトレイに積載したコピー用紙の束であ
り、上から外周部にベタ画像を形成したコピー用紙,原
稿の1枚目の表面を複写したコピー用紙,原稿の1枚目
の裏面を複写したコピー用紙,外周部にベタ画像を形成
したコピー用紙,原稿の2枚目の表面を複写したコピー
用紙,原稿の2枚目の裏面を複写したコピー用紙であ
る。このようにして左側の両面原稿から右側に示す両面
コピー用紙束が得られる。
【0123】図17は本発明に係る画像形成装置におけ
る第2の自動表示モード処理手順の一例を示すフローチ
ャートであり、特に、両面原稿から両面画像を複写する
モード時に対応する。なお、(1)〜(12)は各ステ
ップを示す。
【0124】まず、ステップ(1)で原稿給紙をする。
ステップ(2)では色原稿かどうかを判断し、該判断の
結果、色原稿でないと判定された場合は、ステップ
(3)に進み、色原稿であると判定された場合は、ステ
ップ(11)に進む。
【0125】ステップ(3)ではコピー用紙を給紙す
る。そして、ステップ(4)で原稿の裏面を複写する。
ステップ(5)では原稿を反転し、ステップ(6)では
コピー用紙を反転する。さらに、ステップ(7)で原稿
の表面を複写する。
【0126】一方、ステップ(11)ではコピー用紙を
給紙する。そして、ステップ(12)で、図14のフロ
ーチャートのステップ(9)と同様のプロセスを実行し
て、表紙となるべき用紙が作製される。
【0127】次いで、ステップ(8)で原稿を排紙し、
ステップ(9)で、コピー用紙の排紙をする。そして、
ステップ(10)において、最後に原稿が終わりかどう
かを判断し、該判断により原稿が終わりでないと判定さ
れた場合には、最初のステップ(1)の処理に進み、原
稿が終わりであると判定された場合には複写処理を終了
する。
【0128】以下、本発明に係る画像形成装置における
片面原稿から両面画像を複写する際の自動表示モード処
理について図18,図19を参照しながら説明する。
【0129】図18は本発明に係る画像形成装置におけ
る片面原稿から両面画像を複写する際の自動表紙モード
処理状態を説明する模式図である。
【0130】図において、左側は色原稿を含む原稿束を
フィーダーに積載した状態に対応し、上から色原稿,原
稿の1枚目,原稿の2枚目,色原稿,原稿の3枚目,原
稿の4枚目である。また、図18の右側は原稿を複写し
てトレイに積載したコピー用紙の束であり、上から外周
部にベタ画像を形成したコピー用紙,原稿の1枚目を表
面に原稿の2枚目を裏面に複写したコピー用紙,外周部
にベタ画像を形成したコピー用紙,原稿の3枚目を表面
に原稿の4枚目を裏面に複写したコピー用紙である。こ
のようにして左側の片面原稿から右側に示す両面コピー
用紙束が得られる。なお、図18の(a)は原稿が偶数
枚の場合に対応し、図18の(b)は原稿が奇数枚の場
合に対応する。
【0131】図19は本発明に係る画像形成装置におけ
る第3の自動表示モード処理手順の一例を示すフローチ
ャートであり、特に、片面原稿から両面画像を複写する
モード時に対応する。なお、(1)〜(20)は各ステ
ップを示す。また、色原稿と色原稿の間の原稿が奇数枚
か偶数枚かを原稿束をフィーダで循環させることにより
認識しておく。この状態でこの処理が開始され、ステッ
プ(1)で、原稿が奇数枚か偶数枚かを判断し、奇数枚
であると判定された場合はステップ(16)に進み、偶
数枚と判定された場合は、ステップ(2)に進み、原稿
を給紙し、ステップ(3)で原稿が色原稿かどうかを判
断し、色原稿であると判定された場合はステップ(1
2)の処理に進み、色原稿でないと判定された場合はス
テップ(4)の処理に進む。
【0132】ステップ(12)では、カセットからコピ
ー用紙を給紙し、ステップ(20)で図14に示したフ
ローチャートのステップ(9)と同様のプロセスを実行
して、表紙となるべき用紙が作製される。次いで、ステ
ップ(13)へ進んで原稿を排紙し、ステップ(14)
で、コピー用紙を排紙する。
【0133】次いで、ステップ(15)で原稿が終わり
かどうかを判断し、終わりでないと判定された場合に
は、ステップ(1)に戻り、終わりである判定された場
合は原稿束の複写処理を終了とする。
【0134】一方、ステップ(3)の判定でNOと判定
された場合には、ステップ(4)で、コピー用紙を給紙
し、ステップ(5)でコピー用紙の裏面に複写する。次
いで、ステップ(6)で原稿排紙するとともに、原稿給
紙を行い、ステップ(7)でコピー用紙の反転を行い、
ステップ(8)でコピー用紙の表面に複写を行う。
【0135】一方、ステップ(1)の判定でNOと判定
された場合には、ステップ(16)に進んで原稿を給紙
し、ステップ(17)で原稿が色原稿かどうかを判断
し、色原稿であると判定された場合は、ステップ(1
2)に進み、以降の処理は前記説明と同様である。
【0136】一方、ステップ(17)の判定で色原稿で
ないと判定された場合は、ステップ(18)に進み、コ
ピー用紙の給紙を行い、ステップ(19)で原稿の表面
の複写を行う。ここで、原稿が奇数枚のときも偶数枚の
ときもステップ(9)の処理に進み、原稿の排紙を行
う。そして、ステップ(10)に進み、コピー用紙の排
紙を行い、ステップ(11)で原稿が終わりかどうかを
判断し、終わりでないと判定された場合はステップ
(2)に戻り、終わりであると判定された場合は原稿束
の複写処理を終了する。
【0137】以下、本発明に係る画像形成装置における
両面原稿から片面画像を複写する際の自動表示モード処
理について図20,図21を参照しながら説明する。
【0138】図20は本発明に係る画像形成装置におけ
る両面原稿から片面画像を複写する際の自動表紙モード
処理状態を説明する模式図である。
【0139】図において、左側は色原稿を含む原稿束を
フィーダーに積載した状態に対応し、上から色原稿,原
稿の1枚目,色原稿,原稿の2枚目である。また、右側
は原稿を複写してトレイに積載したコピー用紙の束であ
り、上から外周部にベタ画像を形成したコピー用紙,原
稿の1枚目の表面を複写したコピー用紙,原稿の1枚目
の裏面を複写したコピー用紙,外周部にベタ画像を形成
したコピー用紙,原稿の2枚目の表面を複写したコピー
用紙,原稿の2枚目の裏面を複写したコピー用紙であ
る。このようにして左側の両面原稿から右側に示す片面
コピー用紙束が得られる。
【0140】図21は本発明に係る画像形成装置におけ
る第4の自動表示モード処理手順の一例を示すフローチ
ャートであり、特に、両面原稿から片面画像を複写する
モード時に対応する。なお、(1)〜(12)は各ステ
ップを示す。
【0141】まず、ステップ(1)で原稿給紙し、ステ
ップ(2)で色原稿かどうかを判断し、色原稿でないと
判定された場合はステップ(3)に進み、色原稿である
と判定された場合はステップ(11)に進む。
【0142】ステップ(2)でNOと判定された場合
は、ステップ(3)でコピー用紙を給紙し、ステップ
(4)で原稿の裏面を複写する。次いで、ステップ
(5)で原稿を反転し、ステップ(6)でコピー用紙の
排紙するとともに、コピー用紙の給紙を行い、ステップ
(7)で原稿の表面を複写する。
【0143】一方、ステップ(2)の判定でYESと判
定された場合は、ステップ(11)でカセットからコピ
ー用紙を給紙し、ステップ(12)で図14に示したフ
ローチャートのステップ(9)と同様のプロセスを実行
して、表紙となるべき用紙が作製され、ステップ(8)
に進む。
【0144】ステップ(8)では原稿排紙し、ステップ
(9)で、コピー用紙の排紙を行い、ステップ(10)
で原稿が終わりかどうかを判断し、原稿が終わりでない
と判定された場合にはステップ(1)に戻り、原稿が終
わりであると判定された場合には複写処理を終了する。
【0145】以下、本発明に係る画像形成装置における
ページ連写で複写する際の自動表示モード処理について
図22,図23を参照しながら説明する。
【0146】図22は本発明に係る画像形成装置におけ
るページ連写で複写する際の自動表紙モード処理状態を
説明する模式図である。
【0147】図において、左側は色原稿を含む原稿束を
フィーダーに積載した状態に対応し、上から色原稿,原
稿の1枚目,原稿の2枚目,色原稿,原稿の3枚目,原
稿の4枚目である。また、右側は原稿を複写してトレイ
に積載したコピー用紙の束であり、上から外周部にベタ
画像を形成したコピー用紙,原稿の1枚目の左側を複写
したコピー用紙,原稿の1枚目の右側を複写したコピー
用紙,外周部にベタ画像を形成したコピー用紙,原稿の
2枚目の左側を複写したコピー用紙,原稿の2枚目の右
側を複写したコピー用紙である。このようにして左側の
ページ連写原稿から右側に示す片面コピー用紙束が得ら
れる。
【0148】図23は本発明に係る画像形成装置におけ
る第5の自動表示モード処理手順の一例を示すフローチ
ャートであり、特に、ページ連写原稿から片面画像を複
写するモード時に対応する。なお、(1)〜(12)は
各ステップを示す。
【0149】まず、ステップ(1)で原稿給紙を行い、
ステップ(2)で色原稿かどうかを判断し、色原稿でな
いと判定された場合はステップ(3)に進み、色原稿の
場合はステップ(11)に進む。ステップ(3)ではコ
ピー用紙を給紙し、ステップ(4)で原稿の右面を複写
する。次いで、ステップ(5)でコピー用紙の排紙を行
い、ステップ(6)でコピー用紙の給紙を行う。次い
で、ステップ(7)で原稿の左面を複写する。そして、
ステップ(11),(12)で、図14に示したフロー
チャートのステップ(8),(9)と同様のプロセスを
実行して、表紙となるべき用紙が作製される。次いで、
ステップ(8)で原稿排紙を行い、ステップ(9)でコ
ピー用紙の排紙を行い、ステップ(10)で原稿が終わ
りかどうかを判断し、原稿が終わりでないと判定された
場合には、ステップ(1)に戻り、原稿が終わりである
と判定された場合には複写処理を終了する。これで、ペ
ージ連写の場合の自動表紙モードの説明を終わる。
【0150】なお、上記実施例の説明では、図14に示
したステップ(8),図17に示したステップ(1
1),図19に示したステップ(12),図21に示し
たステップ(11),図23に示したステップ(11)
で給紙されるコピー用紙は、あらかじめ定められた給紙
カセットより給紙される必要はなく、原稿を複写するた
めに給紙されるコピー用紙と同一の給紙カセットから給
紙されるものでよい。
【0151】また、図14に示したステップ(9),図
17に示したステップ(12),図19に示したステッ
プ(20),図21に示したステップ(12),図23
に示したステップ(12)でコピー用紙の外周部にベタ
画像を形成する際、色現像ユニットを用い、ベタ画像の
色を黒色以外の色とすることで、より表紙であることを
目立たせることが可能となる。
【0152】さらに、色原稿の色を判別して、その色に
近い色の現像ユニットを用いて現像させることも可能で
ある。なお、本実施例は、レーザユニットを搭載した画
像形成装置について説明したが、他の露光方式(LE
D,液晶シャッタ等による露光方式)でも差し支えない
ことは言うまでもない。 〔第2実施例〕図24は本発明の第2実施例を示す画像
形成装置における他の表紙出力状態を示す図であり、図
15に示したコピー用紙の外周部にベタ画像が縁取られ
た表紙となるべき用紙と比べて、ベタ画像の部分が網点
されたものとなる。
【0153】この場合、上述した図14に示したステッ
プ(9),図17に示したステップ(12),図19に
示したステップ(20),図21に示したステップ(1
2),図23に示したステップ(12)で、ベタ画像を
形成する代わりに、網点状の画像を形成したものであ
り、レーザビームの照射を適宜点滅することにより形成
される。そして、ベタ画像を形成することに比べ、網点
状の画像を形成した方が、コピー用紙上にのるトナー量
が少なく、コピー用紙のカールが少なくなるため、コピ
ーした用紙の取り扱いが容易となる利点がある。また、
定着ローラへの巻き付きをも防止できる。
【0154】なお、網点状の画像はレーザビームの照射
の点滅を調整することにより種々作製することが可能で
あり、また、コピー用紙の外周部だけでなく全域に形成
することも可能である。
【0155】前記第1,第2の実施例では、色原稿に対
応して何らかの画像処理を施した表紙用紙を挿入してい
たが、後述する第3実施例に示すように、色原稿のある
原稿の次にある原稿を複写する際に、多重複写するよう
に構成してもよい。 〔第3実施例〕図25は本発明の第3実施例を示す画像
形成装置における表紙モード出力を説明する模式図であ
る。
【0156】図において、左側の色原稿のある原稿の次
にある原稿1,3を複写する際に、多重複写を行うこと
により、原稿1,3のコピー用紙の外周部にベタ画像を
形成する。つまり、色原稿の次の原稿を複写する時、ま
ず1回目の画像形成で、原稿を複写し、その用紙を搬出
せず2回目の画像形成を行い、その際、図14のフロー
チャートに示したステップ(9)と同様のプロセスで外
周部にベタ画像の形成を行う。このような処理を行うこ
とにより、外周部のベタ画像により、表紙としての役目
を保ちつつ、用紙を節約できコピー用紙の束もかさばら
ずに済むという利点がある。
【0157】上記実施例では、色原稿を全て表紙ページ
であると認識して表紙モード処理を実行する場合につい
て説明したが、原稿中に表紙となるべき色紙と色情報を
含む原稿とが混載している場合、色情報を含む原稿をあ
やまって色紙と判断してしまう可能性があるので、後述
する第4実施例に示すように原稿処理を施すように構成
してもよい。 〔第4実施例〕図26は本発明の第4の実施例を示す画
像形成装置におけるの説明図である。
【0158】原稿中に表紙となるべき色紙と色情報を含
む原稿とが混載している場合、色情報を含む原稿をあや
まって色紙と判断してしまう可能性がある。
【0159】つまり、図26において、原稿中に色情報
部分Aおよび色情報部分Bがあり、色情報の検出部分が
図26中、色情報検出部分Cのみであった場合、原稿中
の色情報部分Aと色情報検出部分Cが一致しているた
め、この原稿を色紙と判定してしまうことになる。
【0160】このような不具合を回避するため、本実施
例では原稿中の色情報の検出部分を色情報検出部分Cと
は別に少なくとも1箇所以上の色情報検出部分Dにも設
け、後述する図27のフローチャートに従う手順で、両
者が共に色情報有りと判断した場合に、初めて色紙と判
断するように制御する構成としている。なお、当然のこ
ととして検出部分の数を増すことにより、色紙であるか
どうかの判断をまちがえる可能性は少なくなる。
【0161】図27は本発明に係る画像形成装置におけ
る色紙判定処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0162】先ず、あらかじめ決められた最初の色情報
検出部分Cに色情報があるかどうかを判定して(1)、
色情報が無いと判定された場合には、色紙でないと判定
して(4)、リターンし、色情報有りと判定された場合
には、さらに、第2番目の色情報検出部分Dに色情報が
あるかどうかを判定して(2)、色情報が無いと判定さ
れた場合には、色紙でないと判定して(5)、リターン
し、色情報有りと判定された場合には、該原稿は色紙と
判断して(3)、リターンする。
【0163】この様に、コントローラ部2aは、色判定
回路315が所定の色情報検出領域で色情報を検出した
場合に、少なくとも1箇所以上の他の色情報検出領域上
の色情報検出結果を参照して色情報有無を判定するの
で、原稿上に色情報が混在しても、表紙ページ指定とな
る色原稿を確実に判別して所定の表紙ページを自動出力
することが可能となる。
【0164】なお、上記実施例では、原稿を光学走査ユ
ニットが移動して画像を感光ドラム11に結像させるア
ナログ方式の画像形成装置を例として説明したが、CC
D等の画像読み取りセンサ出力を処理して、画像データ
を生成し、該生成された画像データに基づいて画像を形
成するディジタル方式の画像形成装置にも本発明を適用
することができる。
【0165】また、上記実施例では、図4に示す自動原
稿給送装置(RDF)51を例として説明したが、RD
F5の原稿台を揺動して他の搬送系路側に原稿を給送可
能なRDFであってもいいし、給送モードの別(流し読
み/固定読み)には本発明の適用が左右されることはな
い。
【0166】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
検出手段の色情報検出結果に基づいて制御手段が給紙さ
れる記録媒体に原稿画像または所定のパターン画像が施
された表紙画像の何れかを形成させるように画像形成手
段を制御するので、積載される原稿中に色原稿を挿入す
るだけで、該色原稿に対応して所定の表紙ページを自動
出力することができる。
【0167】また、制御手段は、検出手段が色情報を検
出した場合に、記録媒体の外周近傍または全面に塗りつ
ぶし処理した所定の色のベタ画像を形成させるように画
像形成手段を制御するので、積載される原稿中に色原稿
を挿入するだけで、該色原稿に対応して容易に判別可能
な所定の表紙ページを自動出力することができる。
【0168】さらに、制御手段は、検出手段が色情報を
検出した場合に、記録媒体の外周近傍または全面に網点
処理した所定の色の画像を形成させるように画像形成手
段を制御するので、積載される原稿中に色原稿を挿入す
るだけで、該色原稿に対応して容易に判別可能で、かつ
現像剤消費の少ない経済的な所定の表紙ページを自動出
力することができる。
【0169】また、制御手段は、検出手段が所定の色情
報検出領域で色情報を検出した場合に、少なくとも1箇
所以上の他の色情報検出領域上の色情報検出結果を参照
して色情報有無を判定するので、原稿上に色情報が混在
しても、表紙ページ指定となる色原稿を確実に判別して
所定の表紙ページを自動出力することができる。
【0170】従って、表紙モード実行時に必要な原稿枚
数確認のための作業が不要となり、操作性よく誰でも簡
単に表紙モード処理を実行できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す画像形成装置の一例
を説明する断面構成図である。
【図2】図1に示したコントローラ部の構成を説明する
ブロック図である。
【図3】図1に示した中間トレイ部の詳細構成を説明す
る要部断面図である。
【図4】図1に示した画像形成装置本体の上面に配置さ
れる自動原稿給送装置の一例を説明する断面図である。
【図5】図1に示した半導体レーザの走査動作を説明す
る平面図である。
【図6】図2に示したレーザ部の構成を説明する回路図
である。
【図7】図6に示した各信号の送出タイミングを説明す
るタイミングチャートである。
【図8】図6に示した各信号の送出タイミングを説明す
るタイミングチャートである。
【図9】図2に示したエディタの構成を説明する平面図
である。
【図10】図2に示したエディタの制御構成を説明する
ブロック図である。
【図11】図2に示した操作部の構成を示す平面図であ
る。
【図12】図2で示した画像処理部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】本発明に係る画像形成装置における片面原稿
から片面画像を複写する際の自動表紙モード処理状態を
説明する模式図である。
【図14】本発明に係る画像形成装置における第1の自
動表示モード処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図15】本発明に係る画像形成装置における表紙出力
状態を示す図である。
【図16】本発明に係る画像形成装置における両面原稿
から両面画像を複写する際の自動表紙モード処理状態を
説明する模式図である。
【図17】本発明に係る画像形成装置における第2の自
動表示モード処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図18】本発明に係る画像形成装置における片面原稿
から両面画像を複写する際の自動表紙モード処理状態を
説明する模式図である。
【図19】本発明に係る画像形成装置における第3の自
動表示モード処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図20】本発明に係る画像形成装置における両面原稿
から片面画像を複写する際の自動表紙モード処理状態を
説明する模式図である。
【図21】本発明に係る画像形成装置における第4の自
動表示モード処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図22】本発明に係る画像形成装置におけるページ連
写で複写する際の自動表紙モード処理状態を説明する模
式図である。
【図23】本発明に係る画像形成装置における第5の自
動表示モード処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図24】本発明の第2実施例を示す画像形成装置にお
ける他の表紙出力状態を示す図である。
【図25】本発明の第3実施例を示す画像形成装置にお
ける表紙モード出力を説明する模式図である。
【図26】本発明の第4の実施例を示す画像形成装置に
おけるの説明図である。
【図27】本発明に係る画像形成装置における色紙判定
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 2a コントローラ部 2 原稿走査部 4 画像形成部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載された原稿を順次所定位置に搬送す
    る原稿搬送手段と、給送される記録媒体上に原稿画像お
    よび所定のパターン画像を形成する画像形成手段と、こ
    の原稿搬送手段により搬送された原稿上の色情報を検出
    する検出手段と、この検出手段の色情報検出結果に基づ
    いて給紙される記録媒体に原稿画像または前記所定のパ
    ターン画像が施された表紙画像の何れかを形成させるよ
    うに前記画像形成手段を制御する制御手段とを有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、検出手段が色情報を検出し
    た場合に、記録媒体の外周近傍または全面に塗りつぶし
    処理した所定の色のベタ画像を形成させるように画像形
    成手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、検出手段が色情報を検出し
    た場合に、記録媒体の外周近傍または全面に網点処理し
    た所定の色の画像を形成させるように画像形成手段を制
    御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、検出手段が所定の色情報検
    出領域で色情報を検出した場合に、少なくとも1箇所以
    上の他の色情報検出領域上の色情報検出結果を参照して
    色情報有無を判定することを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
JP5275215A 1993-11-04 1993-11-04 画像形成装置 Pending JPH07129041A (ja)

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