JPH07128980A - 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置及びシール部材の取付方法 - Google Patents

現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置及びシール部材の取付方法

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JPH07128980A
JPH07128980A JP5273580A JP27358093A JPH07128980A JP H07128980 A JPH07128980 A JP H07128980A JP 5273580 A JP5273580 A JP 5273580A JP 27358093 A JP27358093 A JP 27358093A JP H07128980 A JPH07128980 A JP H07128980A
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尋夫 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開封操作性が良好で現像剤漏れのない現像装
置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置及びシー
ル部材の取付方法を提供する。 【構成】 所定サイズの開口を有して、現像剤を収納す
る現像剤収納部と、前記現像剤収納部の開口を塞ぐカバ
ー部材であって、前記現像剤収納部に取り付けられたカ
バー部材とを有する現像剤収納容器と、前記カバー部材
の有する自由端を突出させた状態で、前記カバー部材を
間に介在させて前記現像剤収納容器と係止する、現像手
段を有する現像フレームであって、前記カバー部材の自
由端が突出する側の前記現像剤収納部と現像フレームと
の間をシールするためのシール部材と、前記カバー部材
の引き抜き方向上流側に位置する前記シール部材端部に
当接する凸部と有する現像フレームと、によって現像装
置を構成したことを特徴としする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電式複写機やプリンタ
等の現像剤を用いて画像を形成する装置に用いられる現
像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置及び
シール部材の取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ等の画像形成装置は、一様に帯
電させた像担持体に選択的な露光をして潜像を形成し、
この潜像をトナーで顕像化すると共に、該トナー像を記
録媒体に転写して画像記録を行う。このような装置にあ
っては、トナーが無くなる都度補給しなければならない
が、このトナーの補給作業が煩わしいばかりか、汚れを
伴うこともある。また各部材のメンテナンスは専門のサ
ービスマンでなければ行うことが出来ず、ユーザには不
便を伴うことが多かった。
【0003】そこで、前記像担持体、帯電器、現像器、
クリーニング部等を一体構造にまとめてカートリッジ化
することにより、ユーザが前記カートリッジを装置本体
に装填することによって、トナーの補給や寿命に達した
像担持体の部品交換可能とし、メンテナンスを容易にし
たものが実用化されている。
【0004】このような装置にあっては、前記カートリ
ッジを装置本体に装着し、該カートリッジ内に設けられ
た現像剤収納部より、内蔵された現像剤を使いきるまで
徐々に現像スリーブや像担持体に供給するものである。
【0005】ところで、主に前記プロセスカートリッジ
の開口部をカバー部材によってシールし、本体へ現像剤
を供給する際には、該カバー部材を外部から引き抜き除
去して開封する操作を行う。これにより、容器内に収納
されている現像剤を、開封した容器開口部から、現像ス
リーブ等へ流出させて補給する。即ち、現像剤収納容器
な開口部は未使用時には一般的にイージーピールフィル
ムと呼ばれるカバー部材によってシールされている。
【0006】また図25に示すように、カバー部材50によ
って開口51aを密封した現像剤収納容器51は、現像フレ
ーム52を結合し、且つカバー部材50を引き抜いた後も現
像剤収納容器51と現像フレーム52間から現像剤が漏れな
いように、モルトプレーンからなるシール部材53を両面
テープ等によって現像フレーム52に貼着している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記現
像剤収納容器51と現像フレーム52とは強固に結合してシ
ール部材53は押し潰されるようにカバー部材50に圧接し
ている。従って、図25に示すように、カートリッジ使用
時にカバー部材50を矢印方向へ引き抜こうとすると、該
カバー部材50に引きずられてシール部材53の端部めくれ
てくることがある。
【0008】このようにシール部材53の端部がめくれる
と、シール部材53の接着層がカバー部材50に接触してし
まい、カバー部材50を引き抜く力を大幅に上昇させてし
まう。このため、カバー部材50の開封操作性が悪くなっ
てしまう等の課題がある。
【0009】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、開封操作性が良好で現像剤漏
れのない現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形
成装置及びシール部材の取付方法を提供せんとするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、所定サイズの開口を有
して、現像剤を収納する現像剤収納部と、前記現像剤収
納部の開口を塞ぐカバー部材であって、前記現像剤収納
部に取り付けられたカバー部材とを有する現像剤収納容
器と、前記カバー部材の有する自由端を突出させた状態
で、前記カバー部材を間に介在させて前記現像剤収納容
器と係止する、現像手段を有する現像フレームであっ
て、前記カバー部材の自由端が突出する側の前記現像剤
収納部と現像フレームとの間をシールするためのシール
部材と、前記カバー部材の引き抜き方向上流側に位置す
る前記シール部材端部に当接する凸部と有する現像フレ
ームと、によって現像装置を構成したことを特徴として
なる。
【0011】
【作用】前記構成にあっては、シール部材の端部に凸部
が形成してあり、該凸部がカバー部材を引き抜くときの
シール部材の端部めくれを防止する。これにより、カバ
ー部材の引き抜き力が上昇することが防止され、開封操
作性が非常に良好となる。
【0012】
【実施例】次に本発明に係る現像装置を用いたプロセス
カートリッジ及び前記プロセスカートリッジを装着可能
な画像形成装置に係る一実施例を、図面を参照して具体
的に説明する。
【0013】〔第一実施例〕図1は本発明に係るプロセ
スカートリッジを装着した画像形成装置の模式断面説明
図であり、図2はプロセスカートリッジの模式断面説明
図である。
【0014】説明の順序として、まずプロセスカートリ
ッジを装着した装置の全体構成を説明し、次に画像形成
装置及びプロセスカートリッジの各部の構成を説明す
る。
【0015】{全体説明}この画像形成装置Aは図1に
示すように、光学系1から画像情報に基づいた光像を照
射して像担持体の一例である感光体ドラムに現像剤(以
下トナー)による像を形成する。そして前記トナー像の
形成と同期して記録媒体2を搬送手段3によって搬送
し、且つプロセスカートリッジBとしてカートリッジ化
された画像形成部において前記感光体ドラムに形成した
トナー像を転写手段4によって記録媒体2に転写し、そ
の記録媒体2を定着手段5に搬送し、転写トナー像を定
着して排出部6へ排出する。
【0016】前記画像形成部を構成するプロセスカート
リッジBは、図2に示すように、感光体ドラム7を回転
してその表面を帯電手段8によって一様に帯電し、前記
光学系1からの光像を露光部9を介して感光体ドラム7
に露光して潜像を形成し、現像手段10で前記潜像に応じ
たトナー像を形成することにより可視像化する。そして
前記転写手段4でトナー像を記録媒体2に転写した後
は、クリーニング手段11によって感光体ドラム7に残留
したトナーを除去する。尚、前記感光体ドラム7等の各
部品はハウジング12内に収納されてカートリッジ化され
ている。
【0017】次に前記画像形成装置A及びプロセスカー
トリッジBの各部の構成について説明し、更に感光体ド
ラム7をクリーニング容器12cに支持取り付けるための
取付部材15、トナー収納容器12aの開口に取り付けるカ
バー部材について説明する。
【0018】{画像形成装置}まず前記画像形成装置A
の各部の構成について、光学系、搬送手段、転写手段、
定着手段、カートリッジ装着手段の順に説明する。
【0019】(光学系)光学系1は外部装置等から読み
込んだ画像情報に基づいて光照射することによって感光
体ドラム7へ光像を照射するものであり、図1に示すよ
うに、装置本体13にの光学ユニット1a内にレーザーダ
イオード1b、ポリゴンミラー1c、スキャナーモータ
1d、結像レンズ1eが収納してある。
【0020】そして例えばコンピュータやワードプロセ
ッサ等の外部機器から画像信号が与えられると、レーザ
ーダイオード1bが前記画像信号に応じて発光し、ポリ
ゴンミラー1cに画像光として照射する。このポリゴン
ミラー1cはスキャナーモータ1dによって高速回転
し、該ポリゴンミラー1cで反射した画像光が結像レン
ズ1e及び反射ミラー1fを介して回転する感光体ドラ
ム7へ照射し、該ドラム7の表面を選択的に露光して画
像情報に応じた潜像を形成する。
【0021】(記録媒体搬送手段)次に記録媒体2(例
えば記録紙、OHPシート、布或いは薄板等)を搬送す
るための搬送手段3の構成について説明する。本実施例
の装置は2個のカセット3a,3bがセット可能であ
り、2種類の記録媒体2を選択して搬送することが可能
であると共に、片面印刷及び両面印刷の両方が可能であ
る。
【0022】その構成は、カセット3a又はカセット3
bに収納した記録媒体2のいずれかが選択されると、選
択された側のピックアップローラ3c及び分離ローラ対
3dによって最上部から一枚ずつ分離給送し、レジスト
ローラ対3eへ給送する。このレジストローラ対3eが
画像形成動作に同期して駆動し、記録媒体2を感光体ド
ラム7と転写ローラ4の当接部である画像転写部に搬送
する。
【0023】前記転写部でトナー転写された記録媒体2
は定着手段5によってトナー像が定着され、片面印刷の
場合は中間搬送ローラ対3fにより排出経路3gを通
り、排出ローラ3hによって記録面を下にして排出部6
へ排出される。
【0024】一方、両面印刷の場合は、フラッパ3iが
揺動し、中間搬送ローラ対3fにより片面印刷後の記録
媒体2を再送経路3jへ送り、再送ローラ3k1、3k2に
よって再送部3mにストックする。このとき記録面は下
向きである。そして再送する場合にはフラッパ3nが揺
動し、再送部3mにストックされた記録媒体2をピック
アップローラ3o及び搬送ローラ対3pによってレジス
トローラ対3eへ搬送し、もう一方の面に画像を記録す
るように搬送するものである。
【0025】(転写手段)転写手段4は画像形成部で感
光体ドラム7に形成されたトナー像を記録媒体2に転写
するものであり、本実施例の転写手段4は図1に示すよ
うに、転写ローラ4によって構成している。即ち、装着
したプロセスカートリッジBの感光体ドラム7に転写ロ
ーラ4によって記録媒体2を押圧し、該転写ローラ4に
感光体ドラム7に形成されたトナー像と逆極性の電圧を
印加することにより、感光体ドラム7上のトナーを記録
媒体2に転写する。
【0026】(定着手段)定着手段5前記転写ローラ4
の電圧印加によって記録媒体2に転写したトナー像を定
着させるものである。その構成は図1に示すように、駆
動回転する駆動ローラ5aと、内部にヒータ5bを有
し、前記駆動ローラ5aと圧接して従動回転する定着ロ
ーラ5cとからなる。即ち、画像形成部でトナー像を転
写された記録媒体2が前記駆動ローラ5aと定着ローラ
5c間を通過する際に、両ローラ5a,5cの押圧によ
って圧力が印加され、且つ定着ローラ5cの発熱によっ
て熱を印加され、記録媒体2上のトナーが記録媒体2に
定着する。
【0027】(プロセスカートリッジ装着手段)前記画
像形成装置A内にはプロセスカートリッジBを装着する
ためのカートリッジ装着手段が設けてある。図3に示す
ように、プロセスカートリッジBの装置本体に13に対す
る着脱は、開閉部材14を開くことによって行う。即ち、
装置本体13の上部にはヒンジ14aによって開閉可能な開
閉部材14が取り付けてある。そして前記開閉部材14を開
くと、開閉部材14の左右内側面には図示しないカートリ
ッジ装着ガイド部材が取り付けてある。この左右ガイド
部材にはプロセスカートリッジBを挿入するためのガイ
ドが設けてあり、プロセスカートリッジBを前記ガイド
に沿って挿入し、開閉部材14を閉じることによってプロ
セスカートリッジBを画像形成装置Aに装着するように
している。
【0028】{プロセスカートリッジ}次に前記画像形
成装置Aに装着されるプロセスカートリッジBの各部の
構成について説明する。
【0029】このプロセスカートリッジBは像担持体
と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものであ
る。ここでプロセス手段としては、例えば像担持体の表
面を帯電させる帯電手段、像担持体にトナー像を形成す
る現像手段、像担持体表面に残留したトナーをクリーニ
ングするためのクリーニング手段等がある。本実施例の
プロセスカートリッジBは図2に示すように、像担持体
である電子写真感光体ドラム7の周囲に帯電手段8、露
光部9、現像手段10、クリーニング手段11を配置し、こ
れらをトナー収納容器12aと現像フレーム12b及びクリ
ーニング容器12cからなるハウジング12で覆って一体化
し、装置本体13に着脱可能に構成してる。
【0030】次にプロセスカートリッジBの各部の構成
を、感光体ドラム7、帯電手段8、露光部9、現像手段
10、クリーニング手段11の順に説明する。
【0031】(感光体ドラム)本実施例に係る感光体ド
ラム7は円筒状のアルミニウムからなるドラム基体の外
周面に有機感光層を塗布して構成している。この感光体
ドラム7をハウジング12に回動可能に取り付け、該ドラ
ム7の長手方向一方端に取り付けたフランジギアに装置
本体側に設けた駆動モータの駆動力を伝達することによ
り、感光体ドラム7を画像形成動作に応じて図2の矢印
方向へ回転させる。
【0032】(帯電手段)帯電手段は前記感光体ドラム
7の表面を一様に帯電させるためのものであり、本実施
例ではクリーニング容器12cに帯電ローラ8を回動自在
に取り付けた、所謂接触帯電方法を用いている。帯電ロ
ーラ8は金属製のローラ軸8aに導電性の弾性層を設
け、更にその上に高抵抗の弾性層を設け、更にその表面
に保護膜を設けてなる。導電性の弾性層はEPDMやN
BR等の弾性ゴム層にカーボンを分散したもので構成
し、ローラ軸8aに供給されるバイアス電圧を導く作用
をなす。また高抵抗の弾性層はウレタンゴム等で構成
し、微量の導電性微粉末を含有するものが一例としてあ
げられ、感光体ドラム7のピンホール等導電度の高い帯
電ローラが相対した場合でも、感光体ドラム7へのリー
ク電流を制限してバイアス電圧の急降下を防ぐ作用をな
す。また保護層はN−メチルメトキシ化ナイロンで構成
し、導電性弾性層や高抵抗の弾性層の塑性物質が、感光
体ドラム7に触れて感光体ドラム7の表面を変質させる
ことがないように作用する。
【0033】そして前記帯電ローラ8を感光体ドラム7
に接触させ、画像形成に際しては帯電ローラ8が感光体
ドラム7の回転に従動して回転し、このとき帯電ローラ
8に直流電圧と交流電圧とを重畳して印加することによ
り感光体ドラム7の表面を均一に帯電させる。
【0034】(露光部)露光部9は前記帯電ローラ8に
よって均一に帯電した感光体ドラム7の表面に、光学系
1から照射される光像を露光して該ドラム7表面に静電
潜像を形成するためのものであり、ハウジング12の上面
に前記光像を導くための開口9を設けることによって露
光部を構成している。
【0035】(現像手段)現像手段10は図2に示すよう
に、トナーを収納するトナー収納部10aを有し、且つト
ナー収納部10a内にはトナーを送り出すために矢印方向
へ往復移動するトナー送り部材10bが設けてある。更に
内部に非回転の磁石10cを有し、回転することによって
表面に薄いトナー層を形成する現像スリーブ10dが感光
体ドラム7と微小間隔を隔てて設けてある。
【0036】現像スリーブ10dの表面にトナー層が形成
されるとき、トナーと現像スリーブ10dとの摩擦によっ
て感光体ドラム7上の静電潜像を現像するのに充分な摩
擦帯電電荷を得る。またトナーの層厚を規制するために
現像ブレード10eが設けてある。
【0037】(クリーニング手段)クリーニング手段11
の構成は、図2に示すように、感光体ドラム7の表面に
接触し、該ドラム7に残留したトナーを掻き落とすため
のクリーニングブレード11aと、前記掻き落としたトナ
ーを掬い取るために前記ブレード11aの下方に位置し、
且つ感光体ドラム7の表面に弱く接触したスクイシート
11bと、前記掬い取った廃トナーを容器奥へ送る送り部
材11cと、廃トナーを溜めるための廃トナー溜め11dと
を有している。
【0038】{感光体ドラム取付部材}次に前記感光体
ドラムをハウジング12に回転可能に支持する取付部材に
ついて説明する。図4に示すように、感光体ドラム7の
円筒状アルミニウム基体の一方側端部には、フランジギ
ア7aが取り付けてある。このフランジギア7aはポリ
カーボネイト樹脂やポリアセタール樹脂等の絶縁性プラ
スチック樹脂を射出成形して構成し、ドラム基体の端部
に強制圧入、或いは接着剤によって固着している。支持
部材15は前記フランジギア7aに設けた嵌入孔7bに嵌
入して感光体ドラム7を回転可能に支持するものであ
る。
【0039】前記取付部材15は、図4に示すように、基
体15aに一方側側面から突出した第一導電性部材15b
と、前記基体15aの他方側面から突出した第二導電部材
15cとを有する。更に前記基体15aに延出して設けた延
出部15dとを導電性材質で一体的に構成し、更に前記第
二導電部材15cにはプラスチック製円筒部材15eを取り
付けている。
【0040】前記第一導電性部材15bは、感光体ドラム
7をアースするための接点端子となるものであり、プロ
セスカートリッジBを装置本体13に装着すると、前記第
一導電性部材15bが装置本体13のアース端子(図示せ
ず)に当接する。
【0041】一方、前記第二導電性部材15cは、前記フ
ランジギア7aの嵌入孔7bに嵌入し、感光体ドラム7
を回転可能に支持するものであり、図5に示すように、
クリーニング容器12cの嵌入孔12c1に嵌入する元部15c1
と、フランジギア7aの嵌入孔7bに嵌入する軸部15c2
が段部15c3を介して一体的に形成され、且つ軸部15c2の
先端は嵌入孔7bに嵌入し易いように先細り形状に形成
してある。
【0042】前記第二導電性部材15cはフランジギア7
aの嵌入孔7bに嵌入すると、その先端が感光体ドラム
7の内部に設けた接点7c(図4参照)と当接し、この
第二導電性部材15c及び第一導電性部材15bを介して感
光体ドラム7が装置本体13にアースされる。従って、第
一導電性部材15b、第二導電性部材15cは導電性材質、
例えば表面をニッケルクロムメッキした鉄、ステンレ
ス、黄銅、アルミニウム等によって構成される。尚、本
実施例では基体15a及び延出部15dも前記第一及び第二
導電性部材15b,15cと一体的に構成している。
【0043】次にプラスチック製円筒部材15eは前記フ
ランジギア7aと摺動性の高い材質、例えばポリアセタ
ール、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネイト
等で構成され、前記第二導電性部材15cの軸部15c2にア
ウトサート成型により、或いはリング状に成型した円筒
部材15eを軸部15c2に圧入し、或いは接着して取り付け
る。この円筒部材15eは軸部15c2をフランジギア7aの
嵌入孔7bに嵌入すると、嵌入孔7bの内周面に接触し
て感光体ドラム7を支持する。従って、プロセスカート
リッジBを装着して画像を形成するときに、フランジギ
ア7aは取付部材15のプラスチック製円筒部材15eと摺
動するために摺擦性が向上する。そのため、従来のよう
にプラスチック製のフランジギア7aが金属軸と摺動し
て削れてしまうようなことはなく、また変音の発生等が
防止される。
【0044】更に前記円筒部材15eは絶縁体であるため
に、アース電流がフランジギア7a等の他の経路に流れ
込むことを防止する効果もある。
【0045】ここで図6を参照して本実施例における取
付部材15の各部の寸法を示す。尚、図6(a)は取付部
材15を第二導電性部材15c側から見た正面図であり、
(b)はその断面平面図である。
【0046】 第一導電性部材15bの直径D1 約8mm、 第一導電性部材15bの基体15aからの突出長さL1 約12mm、 第二導電性部材15cの元部直径D2 約12mm、 第二導電性部材15cの軸部直径D3 約10mm、 第二導電性部材15cの基体15aからの突出長さL2 約25mm、 基体ネジ孔15a1の直径D4 約4mm、 延出部ネジ孔15d1の直径D5 約4mm、 長孔15d2の孔径D6 約4mm、
【0047】前記取付部材15によって感光体ドラム7を
クリーニング枠体12cに取り付けるには、図4に示すよ
うに、取付部材15の軸部15c2をクリーニング容器12cの
軸孔12c1を介して感光体ドラム7に取り付けたフランジ
ギア7aの嵌合孔7bに嵌入する。このとき軸部15c2の
先端が感光体ドラム7内のアース接点7cに当接する。
そして延出部15dに設けた長孔15d2をクリーニング容器
12cの位置決めボス12c2に嵌合すると共に、ネジ16を基
体15a及び延出部15dにそれぞれ設けたネジ孔15a1,15
d1を介してクリーニング容器12cにネジ止めして取付部
材15をクリーニング容器12cに取り付ける。
【0048】感光体ドラム7の長手方向他方端部側も同
様に、ドラム端部に取り付けたフランジ部材の嵌合孔に
取付部材の軸部を差し込んで支持する。このとき前記取
付部材15によって同様に支持するようにしても良いが、
この他方端部側を支持する取付部材には必ずしもプラス
チック製円筒部材15eを設けなくてもよい。
【0049】{トナー収納容器のカバー部材}次にトナ
ー収納容器12aに取り付けるカバー部材について説明す
る。図7に示すように、トナー収納容器12aは開口12a1
を有し、この開口から容器内に収納されたトナーを現像
スリーブへと供給する。しかし、プロセスカートリッジ
Bが未使用状態にあっては、前記開口12a1が開いている
とプロセスカートリッジBを運送、或いは保管している
ときに容器内のトナーがこぼれたり、湿気たりする。そ
のために、未使用状態では前記開口12a1を密封し、使用
開始時に開封するためのカバー部材Sを前記開口に取り
付けている。
【0050】前記カバー部材Sは、カバー部であるカバ
ーシール17aに可撓性部材であるテアテープ17bを溶着
等して一体的に構成したカバー部材17を、開口規制部材
18に溶着等して取り付けてなるものであり、この開口規
制部材18をトナー収納容器12aの開口12a1に取り付ける
ことにより、前記開口12a1を密封するものである。
【0051】(カバーシール)前記カバーシール17a
は、図8(a)に示すように、基材17a1とシーラント層
17a2とからなる。
【0052】基材17a1の材質は容器開口部の気密性を充
分に保つことが出来ると共に、一方向への引き裂き性を
有する、一軸延伸されたフィルム材、又はシート材を利
用することが出来、例えば一軸延伸ポリエチレン、一軸
延伸ポリプロピレン、一軸延伸発泡ポリプロピレン等が
用いられる。
【0053】このようなフィルムを使用することによ
り、カバーシート17aの引き裂きに必要な力を小さくす
ることが出来るばかりでなく、引き裂きによって形成し
たトナー開口の幅を均一にすることが出来る。
【0054】この基材17a1として、たて裂き安定性があ
り、ある程度のフィルム強度をもつものとしては、膜厚
が約120 μm 〜140 μm 程度で、平均比重が 0.6g/cc〜
0.9g/cc程度の延伸発泡ポリプロピレンフィルム等が好
ましく用いられる。
【0055】一方、シーラント層17a2は、ヒートシール
(熱溶着)により、後述するテアテープ17bのシーラン
ト層に溶着出来るように、ポリエチレン系シーラントが
好適に使用されるが、他にも酢酸ビニル系樹脂やアイオ
ノマー系樹脂によるヒートシールでも良く、更には適当
な材質を選べばインパルスシールや高周波ウエルダーを
利用しても良い。このシーラント層17a2として、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体を数%〜十数%程度含有するポ
リエチレン系シーラントを使用する場合は、接着強度を
考慮して10μm 〜30μm 程度の膜厚にするのが好まし
く、更に好ましくは15μm 〜25μm 程度の膜厚が望まし
い。
【0056】(テアテープ)次にテアテープ17bは、図
8(b)に示すように、基材17b1とその表裏に設けたシ
ーラント層17b2とからなる。
【0057】基材17b1の材質は、前記カバーシール17a
を引き裂くのに充分な強度をもっていることが必要であ
り、カバーシール17aの約3倍程度の引張強度をもつこ
とが望ましい。その材質としては、例えば二軸延伸ポリ
エステル、二軸延伸ポリプロピレン、ポリスチレン、二
軸延伸ナイロン等の各種フィルム材、又はシート材が好
ましく用いられ、特に約20μm 〜40μm 程度の膜厚の二
軸延伸ポリエステルフィルムが好ましく用いられる。
【0058】シーラント層17b2の材質は、前記カバーシ
ール17aのシーラント層17a2と同様な材質で作成される
が、カバーシール17aとテアテープ17bのユニット化の
際に、シーラント層17a2とシーラント層17b2が熱溶着す
る際には、双方共に溶解、接着されるように、なるべく
同材質のものを使用することが望ましい。そしてシーラ
ント層17b2としてエチレン−酢酸ビニル共重合体を数%
〜十数%程度含有するポリエチレン系シーラントを使用
する場合には、接着強度を考慮して約20μm 〜40μm 程
度の膜厚にするのが好ましく、更に好ましくは約25μm
〜35μm 程度の膜厚にするのが望ましい。
【0059】尚、テアテープ17bとしては、図9に示す
ように、基材17b1とシーラント層17b2との間にヒートシ
ールの際にクッション層として有効なナイロン層Nを設
けても良い。このナイロン層Nとしては、約10μm 〜20
μm 程度の膜厚が好ましく、更に好ましくは約13μm 〜
17μm 程度の膜厚が望ましい。
【0060】本実施例では図8に示したカバーシール17
aとテアテープ17bとを、図10に示すように、ヒートシ
ールにより一体的に溶着等してユニット化し、カバー部
材17を構成する。このときテアテープ17bの長手方向一
方端部はカバーシール17aよりも長く、自由端となって
いる。この自由端部分がカバーシール17aを引き裂くと
きの把手となる。
【0061】ここで、前記カバーシール17aとテアテー
プ17bを熱溶着する場合、カバーシール17aの基材17a1
の熱収縮率が高いと、カバー部材17が熱圧着によって図
11に示すようにカールしてしまい、このカバー部材17を
開口規制部材18の所定部分に正確に取り付けることが出
来なくなってしまう。そのため、前記カール量を抑える
ために、カバーシール17aの基材17a1の加熱収縮率が延
伸方向に対して約1%〜10%程度、非延伸方向に対して
約 0.1%〜3%程度であることが好ましい。
【0062】尚、前記加熱収縮率は、120 ℃、15分ギヤ
式熱風オーブンにカバー部材17を入れ、その後加熱収縮
率を測定して得た結果である。
【0063】(開口規制部材)前記カバー部材17を、図
7に示す開口規制部材18の開口部に取り付ける。この開
口規制部材18は、トナー収納容器12aから現像スリーブ
10dへトナーが供給される際に、開口幅を規制するもの
である。この開口規制部材18は、厚さが約 0.3mm〜2mm
程度のポリエステル板やポリスチレン板、ナイロン板、
ABS板等のプラスチック板をシート成型し、後に開口
部18aを中抜きして作製するか、或いは通常のモールド
成型によって枠状に作製する。尚、この開口規制部材18
は、トナー収納容器の開口12a1部分に設けたフランジ12
a2に超音波溶着等によって取り付けられるため、容器12
aと同材質である方が溶着し易い。そのため、例えば容
器12aがポリスチレンで作製されている場合には、開口
規制部材18もポリスチレン板とすることが望ましい。
【0064】前記開口規制部材18の開口部18aに前述し
たカバー部材17を溶着等して取り付け、開口部18aをシ
ールする。これを図12に示すように、熱圧着によってシ
ールする場合は必要に応じてコロナ放電処理等の易接着
処理を行う。
【0065】シール条件としては、ホーン19のシールバ
ー19aを温度約110 ℃〜130 ℃、圧力約 1.5kgf/cm2
5kgf/cm2 、時間約1秒〜3秒程度の熱圧着によってシ
ールを行う。この場合はカバー部材17のカバーシール17
aとテアテープ17bとが重なった短手重合部分17cは、
テアテープ17bの厚さ分だけ厚いため、シールバー19a
の該部分に、前記厚さ分の凹部19a1を設けておく。また
シールバー19aによって熱圧着する場合には、開口規制
部材18とシールバー19aとが平行に、且つ均一に圧接す
るようにしなければならない。これが不均一であると、
カバー部材17のシール面17dに余分なストレスがかか
り、プロセスカートリッジBに衝撃を与えたり、落下さ
せた場合にシール面17dの内側エッジ17d1部分からフィ
ルム破れを生じ、トナー収納容器12a内のトナーが前記
破れ部分から漏れ出してしまうおそれがある。
【0066】ここで、図13に示すように、開口規制部材
18の開口部18aをシールするカバーシール17aのシール
面17dを除いた部分(図13の右下がり斜線部分)に対す
るカバーシール17aとテアテープ17bとが重なり合う部
分(図13の網目部分)の面積が約50%〜99%であること
が好ましく、更に好ましくは約70%〜90%であることが
望ましい。その理由は、トナー収納容器12a内に収納さ
れるトナーの物流時の内部圧力に対し、カバーシール17
aとテアテープ17bが重なり合う部分の面積が大きい
程、カバーシール17aのみでカバーされるエッジ部分の
負荷が軽減され、シール剥がれによるトナー漏れを確実
に防げるからである。
【0067】また前記シール剥がれを効果的に防止する
ためには、テアテープ17bの短手方向長さが、開口規制
部材18の開口部18aの短手方向長さよりも約 0.5mm〜2
mm程度広くするのが望ましい。その理由は、物流時の落
下衝撃や耐圧等に対し、カバーシール17aのシール面17
dに直接加わる圧力が緩和されるためである。
【0068】(カバーシール等のサイズ)ここで本実施
例に係るカバー部材Sの各部材の寸法は以下の通りであ
る(図7参照)。
【0069】 カバーシール17aの長手方向長さ 約237 mm、 カバーシール17aの短手方向長さ 約51.5mm、 テアテープ17bの長手方向長さ 約574 mm、 テアテープ17bの短手方向長さ 約38.5mm、 開口規制部材18の開口18aの長手方向長さY1 約220 mm、 開口規制部材18の開口18aの短手方向長さY2 約36.5mm、 開口規制部材18の長手方向長さY3 約278.5 mm、 開口規制部材18の短手方向長さY4 約77.5mm、 トナー容器12aの開口部12a1の長手方向長さX1 約221.5 mm、 トナー容器12aの開口部12a1の短手方向長さX2 約63.5mm、
【0070】(カバー部材の取り付け)前記カバー部材
17を溶着した開口規制部材18をトナー収納容器12aのフ
ランジ12a2に取り付けてトナー収納容器12aを密封す
る。この取り付けは、まずトナー収納容器12a内にトナ
ー送り部材10bを組み込んだ後に行うが、図7に示すよ
うに、開口規制部材18の短手方向端部に設けた位置決め
孔18bとトナー収納容器12aの位置決め孔12a3に、図示
しない工具を挿入して両孔18b,12a3を一致させて開口
規制部材18を容器フランジ12a2に位置決めし、該位置決
め状態で超音波溶着等して両者を完全に溶着する。
【0071】{現像フレーム}次に図14に示す現像フレ
ーム12bをトナー収納容器12aと合体させる。この現像
フレーム12bは現像スリーブ10dや現像ブレード10e等
の現像手段を取り付けるものであ。また現像ブレード10
eのトナー送り口には、トナー残量の変化を静電容量の
変化として検出するための電極となるアンテナ線12b4が
固着してある。このアンテナ線12b4は現像フレーム12b
に形成された溝部に落とし込むと共に、該溝部に固定部
材12b5を接着剤で固着することによって固定され、その
端部12b6は電極部として外部に露出している。更に前記
アンテナ線の近傍にはトナー攪拌棒12b7が取り付けてあ
る。このトナー攪拌棒12b7は、コ字状に折り曲げたワイ
ヤの両端を回転可能に支持し、且つ一方の端部に固着し
たギア(図示せず)に駆動力を伝達することによって攪
拌棒12b7を回転させ、トナー送り口から現像スリーブ10
dへ送られるトナーを攪拌するものである。
【0072】前記現像フレーム12bをトナー収納容器12
aと合体させるには、まず前記カバー部材Sを取り付
け、テアテープ17bを折り返したトナー収納容器12aの
位置決め孔12a3と現像フレーム12bに設けた位置決め孔
12b1に、図示しない工具を挿入して両孔12a3,12b1を一
致させて現像フレーム12bを容器12aに位置決めし、該
位置決め状態で超音波溶着等して現像フレーム12bを開
口規制部材18に溶着し、現像フレーム12b、カバー部材
S、トナー収納容器12aを一体化する。
【0073】尚、トナー容器12aと現像フレーム12bと
を結合するときの位置決めをするために、図14に示すよ
うに、現像フレーム12bの長手方向両側には位置決めボ
ス12b2が設けてあり、トナー容器12aには前記ボス12b2
が嵌合する孔12a5が設けてある。また図14において、12
b3はトナー送り部材等を駆動させるための駆動ユニット
を取り付けるために、現像フレーム12bの長手方向一方
側に設けた壁であり、18dは開口規制部材18をトナー容
器12aに取り付ける場合の位置決め用孔である。更に現
像フレーム12b等を位置決めするときに用いた位置決め
孔12a3,12b1,18bを設けた耳部分は、三者を一体化し
た後は不要となるために切除する。
【0074】前記のようにして現像フレーム12bを取り
付けたトナー収納容器12aに、図示しないトナー投入口
からトナーを入れ、該投入口を封鎖し、更に感光体ドラ
ム7等を組み込んでプロセスカートリッジBを組み立て
る。このプロセスカートリッジBを製品出荷するが、こ
の製品出荷したときに、物流時のカートリッジの落下や
衝撃、或いは耐圧等により、図15に示すように、カバー
部材17に負荷がかかり、図16に示すように、シール面17
dの内側エッジ17d1部分に破れ20等が生ずるおそれがあ
る。これはカバーシール17aは一軸延伸されており、前
述したようにシールバー19aによる熱圧着の際のストレ
ス方向と、たて裂き方向とが一致しているために、非延
伸方向に対して破れ易くなっているためである。
【0075】そこで、前記破れの発生をなくすためには
カバーシール17aの基材17a1の破断強度が重要である。
この破断強度は非延伸方向に対して約 1.0kgf/mm〜 3.0
kgf/mmのものを使用するのが好ましく、更に好ましくは
約 1.3kgf/mm〜 3.0kgf/mmのものを使用するのが望まし
い。またカバーシール17aの基材17a1の膜厚は約 130μ
m 〜 150μm のものを使用するのが好ましい。
【0076】また前記プロセスカートリッジBにあって
は、テアテープ17bを引き抜いてカバー部材Sを開封し
て使用するが、トナー収納容器12aと現像フレーム12b
との間からトナーが漏れるのを防止するために、図14及
び図17に示すように、現像フレーム12bの裏面の長手方
向両端には発泡ポリウレタン等からなる端部シール部材
21が貼着してある。
【0077】この端部シール部材21は、通常約2mm〜5
mm程度の厚さを有し、現像フレーム12bをトナー収納容
器12aと合体した後は約1/2〜1/3程度の厚さに圧
縮され、これによって開封後のトナー漏れを防止してい
る。
【0078】しかし、前記端部シール部材21によって開
封時に必要なテアテープ17bを引き抜く力が大きくなる
ばかりか、カバーシール17aの引き裂き端部が端部シー
ル部材21との摺擦でしごかれてケバ立ち易くなる。この
ケバ立ちの原因としては、カバーシール17aのシーラン
ト層17a2と、テアテープ17bのシーラント層17b2が完全
に溶融接着していないと、カバーシール17aがテアテー
プ17bの引き裂き幅よりも約2mm〜3mm程度も広く引き
裂かれてしまい、これがケバ立ちを発生させるためであ
る。従って、カバーシール17aのシーラント層17a2と、
テアテープ17bのシーラント層17b2とはできるだけ同材
質にすることが望ましい。
【0079】(テアテープ引き抜き方向規制部材)また
前記テアテープ17bを引き抜くときに、該テープ17bの
引き抜き方向が悪いと開封強度が大幅に上昇してしまう
ばかりか、最悪の場合はテアテープ17bが引っ掛かって
途中で引き抜けなくなるトラブルが発生するおそれがあ
る。
【0080】そのため本実施例では、図14及び図18に示
すように、現像フレーム12bの長手方向端部であって、
テアテープ17bの引き抜き側に、テアテープ17bの幅よ
りも若干広い間隔をもって引き抜き規制部材としてのボ
ス22a,22bを設けている。このボス22a,22bは、現
像フレーム12bをトナー収納容器12aと合体するとき
に、開口規制部材18及びトナー収納容器12aに設けた孔
18c及び12a4に嵌入する尚、本実施例では前記ボス22
a,22bの間隔を約41.5mmにしてあり、各ボスがテアテ
ープ17bの短手方向端部よりも約1mm〜3mm程度離れた
位置にあるようにしている。
【0081】このようにテアテープ17bの引き抜き方向
側であって、短手方向両側にボス22a,22bを設けるこ
とにより、図18に示すように、テアテープ17bを斜めに
引き抜こうとしたときに、ボス22a,22bがテアテープ
17bの短手方向端部をガイドするようになり、テアテー
プ17bを適切な開封方向へスムーズに引き抜くことが可
能となる。またテアテープ17bを斜めに引いた場合、該
テープ17bがボス22a,22bと摺擦する抵抗があり、使
用者はテアテープ17bを適切な方向へ引いていないこと
を知ることが出来る。
【0082】尚、本実施例では現像フレーム12bにボス
22a,22bを設け、トナー収納容器12aに孔12a4を設け
たが、逆にトナー収納容器12aにボスを設け、現像フレ
ーム12bにボスが嵌入する孔を設けても同様の効果を得
ることが出来る。
【0083】(シール部材のめくれ防止構造)前記のよ
うにしてテアテープ17bの引き抜き方向が規制される
が、このテアテープ17bを引き抜くときに端部シール部
材21がめくれるおそれがある。この端部シール部材21が
めくれてくると、テアテープ17bを引き抜くのに通常5
kg程度であるものが、7kg〜8kg程度に大幅に上昇して
しまう。そこで、本実施例では図14に示すように、テア
テープ17bの引き抜き側にある端部シール部材21の部分
に凸部23を設け、端部シール21がめくれるのを防止して
いる。
【0084】この凸部23は、図14及び図17に示すよう
に、端部シール部材21のテアテープ引き抜き方向上流側
の端部に当接するように構成している。本実施例では凸
部23として、図17に示す、高さHが約 0.3mm〜 0.5mm、
幅Wが約3mm〜5mmの形状で現像フレーム12bと一体的
に形成している(或いは前記形状の例えばポリスチレン
製部材を現像フレーム12bに取り付けてもよい)。そし
て前記凸部23の端部に、端部シール部材21のテアテープ
引き抜き方向上流側の端部が当接するようにして端部シ
ール21を貼着している。尚、凸部23のテアテープ17bの
幅方向(図17の紙面表裏方向)の長さは、該テアテープ
17bの幅よりも長いことが望ましいが、必ずしもテアテ
ープ17bの幅以上である必要はなく、また断続的であっ
てもよい。
【0085】尚、凸部23の角部分は曲線的に、所謂R部
に形成しておくことがテアテープ17bの引き抜き抵抗を
小さくする上で望ましい。
【0086】前記のように凸部23を設けたことにより、
図17に示すように、テアテープ17bを矢印方向へ引き抜
く場合に、凸部23がシール部材21の端部に当接している
ために、テアテープ17bにひきずられてシール部材21が
めくれ上がることがなくなる。従って、テアテープ17b
の引き抜き強度が上昇することなく、安定した引き抜き
操作性を維持することが出来る。
【0087】尚、前記凸部23は前述したように、現像フ
レーム12bと一体的に形成してもよいが、現像フレーム
12bと別部材で構成するようにしてもよい。
【0088】{実験結果}次に各種カバーシールとテア
テープを作製して引き抜き強度等を調べた実験結果を示
す。
【0089】(実験1)カバーシール17aとして、 120
μm 及び 140μm の2種類の基材17a1それぞれに、20μ
m の同材質のエチレン−酢酸ビニル(以下EVAとい
う)系であるシーラント層17a2をドライラミネートして
作製した2種類のカバーシール17aを、図9に示すよう
に層構成からなるテアテープ17bとヒートシールしてカ
バー部材17を2種類作製した。
【0090】尚、テアテープ17bは38μm の二軸延伸ポ
リエステルフィルムである基材17b1と、30μm のEVA
系であるシーラント層17b2、更に15μm のクッション層
としての延伸されたナイロン層Nからなる。
【0091】またヒートシール条件としては、115 ℃、
2.8kg/cm2 、3秒とした。尚、カバーシール17aのサイ
ズは48.0mm× 237mm、テアテープ17bのサイズは37.5mm
×575 mmとした。
【0092】次に前記2種類のカバー部材17を、厚さが
0.5mm、開口部18aのサイズが36.5mm×220 mmのポリス
チレン板からなる開口規制部材18のシール面に、コロナ
放電処理後、ヒートシールしてトナー収納容器12aのカ
バー部材Sを作製した。尚、ヒートシール条件は、140
℃、3.0kg/cm2 、 5.5秒とした。またシールバー19aと
開口規制部材18とのシール面は正確に平行が保たれてい
ることを確認した後、ヒートシールを行った。
【0093】その後、トナー収納容器12aのフランジ12
a2に、前記のようにカバー部材17がシールされた開口規
制部材18を超音波溶着して固着し、2種類のトナー収納
容器12aを作製し、これを試作例1及び試作例2とし
た。
【0094】また比較例として、カバーシール17の代わ
りに、従来用いられていたイージーピールフィルムを用
いて同様に開口規制部材18にシール後、開口規制板18を
超音波溶着にて固着し、比較例1のトナー収納容器を作
製した。
【0095】尚、前記イージーピールフィルムは、第一
基材(16μm )、第二基材(25μm)、クッション層(2
0μm )、EVA系シーラント層(30μm )とし、第一
基材及び第二基材はポリエチレンテレフタレート、クッ
ション層は平均分子量が一万程度の低分子量ポリエチレ
ンとした。
【0096】前記の3種類のトナー収納容器の180 °方
向へのテアテープ引き抜き強度を測定した結果を図19に
示す。尚、引き抜き速度は約3000mm/分とした。
【0097】図19からも明らかなように、試作例1及び
試作例2はテアテープ引き抜き強度が低く、比較例1で
は引き抜き強度がかなり高い値を示した。
【0098】更に前記3種類のトナー収納容器を、テア
テープ引き抜き方向規制ボス22a,22bを備えた現像フ
レーム12bと超音波溶着して合体し、3種類のプロセス
カートリッジを作製した。
【0099】尚、発泡ポリウレタンからなる端部シール
部材21として、プロセスカートリッジを開封後に装置本
体にセットし、紙詰まり等のトラブル発生時にカートリ
ッジを取り出したりする際に、開封済みカートリッジか
らトナー漏れを防ぎ、且つテアテープの引き抜き強度と
のバランスをとるために3mm厚のものを使用した。
【0100】前記3種類のプロセスカートリッジをテア
テープの引き抜き速度を約3000mm/分にて開封した場合
の開封強度の測定結果を図20に示す。
【0101】図20から明らかなように、試作例1及び試
作例2のプロセスカートリッジは2種類共に開封強度が
非常に低く、操作性が良好であった。一方、イージーピ
ールフィルムを用いた比較例1のプロセスカートリッジ
は、開封強度が非常に重く、操作性が悪いばかりか、使
用者が開封出来ないレベルであった。
【0102】(実験2)前記試作例1及び試作例2で用
いた開口規制部材18の開口部のサイズを60mm×220 mmと
し、カバーシール17aのサイズが71.5mm×237 mm、テア
テープ17bのサイズが61.5×575 mmからなるカバー部材
17を用い、他は実験1と同様にしてトナー収納容器12a
及びプロセスカートリッジBを作製し、これを試作例3
及び試作例4とした。
【0103】また比較例2として前記カバー部材17の代
わりに、比較例1で用いたイージーピールフィルムを前
記開口規制部材18の開口サイズに合わせたサイズにて用
い、同様にトナー収納容器及びプロセスカートリッジを
作製した。
【0104】前記3種類のトナー収納容器及びプロセス
カートリッジを用いて、テアテープの開封強度及び耐圧
強度、更にトナーを 550g充填後に落下テストを行っ
た。その結果を図21及び図22に示す。
【0105】尚、耐圧強度の測定条件は、0.05kgf/cm2
毎に昇圧、5秒間保持してカバー部材が剥がれて内圧で
パンクするまでの耐圧を測定した。また落下テスト条件
は、地上60cmより、3個集合落下、1角3陵6面及び6
面4角の2モードにて、1集合体について10回落下でカ
バー部材からのトナー漏れの有無を確認して行った。
【0106】図21及び図22から明らかなように、テアテ
ープ引き抜き強度及び開封強度に関しては、試作例3及
び試作例4は非常に良好で、開口規制部材18の開口部18
aの幅が60mm程度に広くなっても問題ないことが判明し
た。しかし、比較例2はテアテープの操作性が非常に悪
く、一般使用者が開封出来ないレベルであった。
【0107】また耐圧強度及び落下テストに関しても、
試作例3及び試作例4は耐圧強度が大きく、落下テスト
においても問題ないレベルであったが、比較例2は今回
のように開口規制部材18の開口部18aの幅が広くなった
場合にはシール接着強度が弱く、トナー漏れを起こして
しまった。
【0108】また試作例3及び試作例4は、前記結果か
らも明らかなように、カバーシール17aのシール接着性
が良好な上に、開口規制部材18の開口幅よりもテアテー
プ17bの幅が広いために、カバーシール17aのシール面
に直接加わる圧力が緩和され、耐圧及び落下等の物流環
境に対して非常に有利であることが実証された。
【0109】(実験3)開口規制部材18の開口部のサイ
ズは60mm×220 mm、カバーシール17aのサイズは71.5mm
×237 mmと前記試作例3及び試作例4で用いたものと同
様とするが、テアテープ17bのサイズを37.5mm×575 mm
にしたカバー部材17を用い、他は試作例3及び試作例4
と同様にしてトナー収納容器及びプロセスカートリッジ
を作製し、試作例5及び試作例6とした。
【0110】この実験は、開口規制部材18の開口幅18a
が現像器の開口幅より広い場合、テアテープ17bのよっ
て現像器側への開口幅を確実に規制出来るか否かを確認
するために行った。
【0111】前記プロセスカートリッジをテアテープ引
き抜き速度約3000mm/分で開封し、開封後のカバーシー
ル17aの引き裂き広がりと、開封時のカバーシール17a
端面からのケバ発生の有無、即ち引き裂き安定性を確認
した。その結果を図23に示す。
【0112】図23から明らかなように、開封時のカバー
シール12aの引き裂き広がり幅は2種類共に1mm以下で
あり、現像器への開口幅が充分規制出来ており、また引
き裂き安定性も良好であった。
【0113】更に前記プロセスカートリッジを装置本体
にセットし、画像影響を確認したところ、トナーの排出
性は極めて良好で画像上も全く問題ないことが判明し
た。
【0114】以上の結果より、開口規制部材18の開口幅
が現像器の開口幅より広い場合でも、現像フレーム側の
現像器への開口幅をテアテープ17bによって確実に規制
出来ることが確認された。
【0115】また比較するまでもないが、従来のイージ
ーピールフィルムを用いた場合は、試作例のようにカバ
ー部材によって現像フレーム側の現像器への開口幅を規
制することは出来ない。
【0116】(実験4)試作例1及び試作例2と比較例
1と同様に作製したプロセスカートリッジ3種類を、そ
れぞれ 100個用意し、テアテープの引き抜き速度を約30
00mm/分で全数開封し、開封後のプロセスカートリッジ
を分解して開口規制部材18上のシール面にシーラント残
り(シーラント屑)がないかを確認した。
【0117】また開封したプロセスカートリッジを装置
本体にセットし、特にシーラント残りがトナー中に混入
した場合に発生する白スジ等の画像不良の確認も行っ
た。その結果を図24に示す。
【0118】図24から明らかなように、試作例1及び試
作例2はシーラント残り及び画像不良はなかったが、比
較例1ではシーラント残りが 100台中5台確認され、且
つそれが原因となって画像不良も3台発生した。
【0119】以上のように実験1〜4に示すように、本
発明に係るシール構成によるトナー収納容器は従来のト
ナー収納容器よりも優れていることがわかる。
【0120】〔他の実施例〕前述した実施例では、トナ
ー収収納器12aの開口領域を規制する開口規制部材18を
取り付け、この開口規制部材18にカバー部材Sを取り付
けるようにした例を示したが、本発明は必ずしも開口規
制部材18を設ける必要はなく、直接トナー収納部の開口
にカバー部材Sを取り付けるようにしてもよい。
【0121】またカバー部材Sも前述した実施例ではカ
バー部であるカバーシール17aと、可撓性部材であるテ
アテープ17bとを一体的に構成し、テアテープ17bによ
ってカバーシール17aを引き裂くようにした例を示した
が、カバー部材は所謂イージーピールフィルムによって
構成してもよいものである。
【0122】また本発明に係るプロセスカートリッジB
は前述のように単色の画像を形成する場合のみならず、
現像手段を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、
3色画像或いはフルカラー等)を形成するカートリッジ
にも好適に適用することが出来る。
【0123】また前述した第一実施例では、像担持体の
有する感光層として有機半導体(OPC)を用いた例を
示したが、これに限定されるものでなく、例えばアモル
ファスシリコン(A−Si)、セレン(Se)、酸化亜
鉛(ZnO)、或いは硫化カドミウム(CdS)等であ
っても良い。また像担持体の形状としては、ドラム形状
に限定されるものでなく、例えばベルト形状等であって
も良いことはもちろんである。
【0124】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0125】また帯電手段の構成も、前述した第一実施
例では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従
来から用いられているタングステンワイヤーの三方周囲
にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステンワ
イヤーに高電圧を印加することによって生じた正又は負
のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラムの
表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然で
ある。
【0126】尚、前記帯電手段としては前記ローラ型以
外にも、ブレード型(帯電ブレード)、パッド型、ブロ
ック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0127】また感光体ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0128】また前述したプロセスカートリッジとは、
像担持体としての例えば電子写真感光体等と、少なくと
もプロセス手段の1つを備えたものである。従って、そ
のプロセスカートリッジの態様としては、前述した実施
例のもの以外にも、例えば像担持体と帯電手段とを一体
的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするも
の。像担持体と現像手段とを一体化的にカートリッジ化
し、装置本体に着脱可能にするもの。像担持体とクリー
ニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に
着脱可能にするもの。更には像担持体と、前記プロセス
手段の2つ以上のものを組み合わせて一体的にカートリ
ッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等がある。
【0129】即ち、前述したプロセスカートリッジと
は、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写
真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少
なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッ
ジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものであ
る。更に少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体
的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とするもの
をいう。
【0130】前述した感光体ドラムの取付部材15は、プ
ロセスカートリッジとしての感光体ドラムの支持のみな
らず、感光体ドラムを装置本体に直接支持する装置にも
用いることが可能である。
【0131】また前述した実施例では画像形成装置とし
てレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこれ
に限定する必要はなく、例えばLEDプリンタ、電子写
真複写機、ファクシミリ装置、或いはワードプロセッサ
等の他の画像形成装置に使用することも当然可能であ
る。
【0132】
【発明の効果】本発明は前述したように、カバー部材の
引き抜き方向上流側に位置するシール部材端部に当接す
る凸部を設けたために、該凸部がカバー部材を引き抜く
ときのシール部材の端部めくれを防止する。これによ
り、カバー部材の引き抜き力が上昇することが防止さ
れ、カバー部材の開封操作性が非常に良好となるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の模式断面説明図で
ある。
【図2】本発明に係るプロセスカートリッジの模式断面
説明図である。
【図3】画像形成装置の開閉部材を開いた状態の模式断
面説明図である。
【図4】感光体ドラム取付部材の説明図である。
【図5】取付部材の第二導電製部材の断面説明図であ
る。
【図6】取付部材の寸法説明図である。
【図7】トナー収納容器と開口規制部材とカバー部材と
を分解した斜視説明図である。
【図8】(a)はカバーシールの断面説明図、(b)は
テアテープの断面説明図である。
【図9】テアテープの他の実施例の説明図である。
【図10】カバーシールとテアテープとを一体化したカ
バー部材の断面説明図である。
【図11】カバー部材がカールした状態を示す説明図で
ある。
【図12】カバー部材を開口規制部材に溶着する構成説
明図である。
【図13】カバーシールとテアテープとの比率を示す説
明図である。
【図14】カバー部材を取り付けたトナー収納容器に現
像フレームを取り付ける説明図である。
【図15】トナー収納容器の内部圧力によりカバーシー
ルに係る圧力状態を示す説明図である。
【図16】カバーシールに破れが生じた状態説明図であ
る。
【図17】端部シール部材を設けた断面説明図である。
【図18】テアテープの引き抜き規制ボスの説明図であ
る。
【図19】テアテープの引き抜き強度を調べた実験結果
を示す表である。
【図20】プロセスカートリッジの開封強度を調べた実
験結果を示す表である。
【図21】テアテープの引き抜き強度とプロセスカート
リッジの開封強度を調べた実験結果を示す表である。
【図22】トナー収納容器とプロセスカートリッジの耐
圧強度及び落下テストの結果を示す表である。
【図23】テアテープを引き抜いたときの、カバーシー
ルの引き裂き広がり幅と引き裂き安定性を調べた結果を
示す表である。
【図24】テアテープを引き抜いたときの、シーラント
残りと画像不良状態を調べた結果を示す表である。
【図25】シール部材の端部めくれを生ずるおそれがあ
る従来技術の説明図である。
【符号の説明】
A…画像形成装置、B…プロセスカートリッジ、S…カ
バー部材、1…光学系、1a…光学ユニット、1b…レ
ーザーダイオード、1c…ポリゴンミラー、1d…スキ
ャナーモータ、1e…結像レンズ、1f…反射ミラー、
2…記録媒体、3…搬送手段、3a,3b…カセット、
3c…ピックアップローラ、3d…分離ローラ対、3e
…レジストローラ対、3f…中間搬送ローラ、3g…排
出経路、3h…排出ローラ、3i…フラッパ、3j…再
送経路、3k1,3k2…再送ローラ、3m…再送部、3o
…ピックアップローラ、3p…搬送ローラ対、4…転写
手段、5…定着手段、5a…駆動ローラ、5b…ヒー
タ、5c…定着ローラ、6…排出部、7…感光体ドラ
ム、7a…フランジギア、7b…嵌入孔、7c…接点、
8…帯電ローラ、8a…ローラ軸、9…露光部、10…現
像手段、10a…トナー収納部、10b…トナー送り部材、
10c…磁石、10d…現像スリーブ、10e…現像ブレー
ド、11…クリーニング手段、11a…クリーニングブレー
ド、11b…スクイシート、11c…送り部材、11d…廃ト
ナー溜め、12…枠体、12a…トナー収納容器、12a1…開
口、12a2…フランジ、12a3…位置決め孔、12a4…孔、12
a5…孔、12b…現像フレーム、12b1…位置決め孔、12b2
…ボス、12b3…壁、12b4…アンテナ線、12b5…固定部
材、12b6…端部、12b7…攪拌棒、12c…クリーニング容
器、12c1…軸孔、12c2…ボス、13…装置本体、14…開閉
部材、14a…ヒンジ、15…取付部材、15a…基体、15a1
…ネジ孔、15b…第一導電性部材、15c…第二導電性部
材、15c1…元部、15c2…軸部、15c3…段部、15d…延出
部、15d1…ネジ孔、15d2…長孔、15e…円形部材、16…
ネジ、17…カバー部材、17a…カバーシール、17a1…基
材、17a2…シーラント層、17b…テアテープ、17b1…基
材、17b2…シーラント層、17c…短手重合部分、17d…
シール面、17d1…内側エッジ、18…開口規制部材、18a
…開口部、18b…位置決め孔、18c…孔、18d…孔、19
…ホーン、19a…シールバー、19a1…凹部、20…破れ、
21…端部シール部材、22a,22b…ボス、23…凸部

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像を行うための現像装置において、
    (a)所定サイズの開口を有して、現像剤を収納する現
    像剤収納部と、 前記現像剤収納部の開口を塞ぐカバー部材であって、前
    記現像剤収納部に取り付けられたカバー部材と、 を有する現像剤収納容器と、(b)前記カバー部材の有
    する自由端を突出させた状態で、前記カバー部材を間に
    介在させて前記現像剤収納容器と係止する、現像手段を
    有する現像フレームであって、 前記カバー部材の自由端が突出する側の前記現像剤収納
    部と現像フレームとの間をシールするためのシール部材
    と、 前記カバー部材の引き抜き方向上流側に位置する前記シ
    ール部材端部に当接する凸部と、 有する現像フレームと、 を有することを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像を行うための現像装置において、
    (a)現像剤を収納する現像剤収納部と、 所定サイズの開口を有して、前記現像剤収納部の開口領
    域を規制する規制部材と、 前記規制部材の開口を塞ぐカバー部材であって、前記規
    制部材の開口を塞ぐカバー部と、前記カバー部を取り外
    すための可撓性部材とを有して、前記規制部材に取り付
    けられたカバー部材と、 を有する現像剤収納容器と、(b)前記カバー部材の有
    する自由端を突出させた状態で、前記カバー部材を間に
    介在させて前記現像剤収納容器と係止する、現像手段を
    有する現像フレームであって、 前記カバー部材の自由端が突出する側の前記開口規制部
    材と現像フレームとの間をシールするためのシール部材
    と、 前記カバー部材の引き抜き方向上流側に位置する前記シ
    ール部材端部に当接する凸部と、 有する現像フレームと、 を有することを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 前記凸部は、現像フレームと一体に構成
    されていることを特徴とする請求項1記載又は請求項2
    記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記凸部は、現像フレームと別体で構成
    されていることを特徴とする請求項1記載又は請求項2
    記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記現像装置は、使用するに先立って操
    作者が前記カバー部材の有する自由端を引っ張ることに
    よって前記カバー部が引き裂かれて前記規制部材の開口
    が開き、前記現像剤収納容器に収納されている現像剤が
    前記現像手段へ供給されることを特徴とする請求項2記
    載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記カバー部材の有するカバー部は、一
    軸延伸された基材と、シーラント層を有するカバーフィ
    ルムであって、引き裂かれることを特徴とする請求項2
    記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記カバー部材の有する可撓性部材は、
    基材と、シーラント層を有するテアテープであることを
    特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 前記カバー部の材質は、一軸延伸発泡ポ
    リプロピレンフィルム、一軸延伸ポリエチレンフィル
    ム、一軸延伸ポリプロピレンフィルム等であることを特
    徴とする請求項2に記載の現像装置。
  9. 【請求項9】 前記可撓性部材の材質は、二軸延伸ポリ
    エステルフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、
    ポリスチレンフィルム、二軸延伸ナイロンフィルム等で
    あることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  10. 【請求項10】 前記規制部材の材質は、ポリエステル
    板、ポリスチレン板、ナイロン板等であることを特徴と
    する請求項2に記載の現像装置。
  11. 【請求項11】 前記カバー部材の引っ張り方向を規制
    するための引張規制部材を有することを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の現像装置。
  12. 【請求項12】 画像形成装置本体に装着可能なプロセ
    スカートリッジにおいて、(a)像担持体と、(b)所
    定サイズの開口を有して、現像剤を収納する現像剤収納
    部と、前記現像剤収納部の開口を塞ぐカバー部材であっ
    て、前記現像剤収納部に取り付けられたカバー部材と、
    を有する現像剤収納容器と、 前記カバー部材の有する自由端を突出させた状態で、前
    記カバー部材を間に介在させて前記現像剤収納容器と係
    止する、現像手段を有する現像フレームであって、前記
    カバー部材の自由端が突出する側の前記現像剤収納部と
    現像フレームとの間をシールするためのシール部材と、
    前記カバー部材の引き抜き方向上流側に位置する前記シ
    ール部材端部に当接する凸部と有する現像フレームと、 を有する現像装置と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  13. 【請求項13】 画像形成装置本体に装着可能なプロセ
    スカートリッジにおいて、(a)像担持体と、(b)現
    像剤を収納する現像剤収納部と、所定サイズの開口を有
    して、前記現像剤収納部の開口領域を規制する規制部材
    と、前記規制部材の開口を塞ぐカバー部材であって、前
    記規制部材の開口を塞ぐカバー部と、前記カバー部を取
    り外すための可撓性部材とを有して、前記規制部材に取
    り付けられたカバー部材と、を有する現像剤収納容器
    と、 前記カバー部材の有する自由端を突出させた状態で、前
    記カバー部材を間に介在させて前記現像剤収納容器と係
    止する、現像手段を有する現像フレームであって、前記
    カバー部材の自由端が突出する側の前記開口規制部材と
    現像フレームとの間をシールするためのシール部材と、
    前記カバー部材の引き抜き方向上流側に位置する前記シ
    ール部材端部に当接する凸部と有する現像フレームと、 を有する現像装置と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  14. 【請求項14】 前記プロセスカートリッジは更に帯電
    手段を有することを特徴とする請求項12又は請求項13記
    載のプロセスカートリッジ。
  15. 【請求項15】 前記プロセスカートリッジは更にクリ
    ーニング手段を有することを特徴とする請求項12又は請
    求項13記載のプロセスカートリッジ。
  16. 【請求項16】 プロセスカートリッジを装着可能であ
    って、記録媒体に画像を形成する画像形成装置におい
    て、(a)像担持体と、 現像剤を収納する現像剤収納部と、所定サイズの開口を
    有して、前記現像剤収納部の開口領域を規制する規制部
    材と、前記規制部材の開口を塞ぐカバー部材であって、
    前記規制部材の開口を塞ぐカバー部と、前記カバー部を
    取り外すための可撓性部材とを有して、前記規制部材に
    取り付けられたカバー部材と、を有する現像剤収納容器
    と、 前記カバー部材の有する自由端を突出させた状態で、前
    記カバー部材を間に介在させて前記現像剤収納容器と係
    止する、現像手段を有する現像フレームであって、前記
    カバー部材の自由端が突出する側の前記開口規制部材と
    現像フレームとの間をシールするためのシール部材と、
    前記カバー部材の引き抜き方向上流側に位置する前記シ
    ール部材端部に当接する凸部と有する現像フレームと、 を有する現像装置と、 を有するプロセスカートリッジを装着可能な装着手段
    と、(b)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 プロセスカートリッジを装着可能であ
    って、記録媒体に画像を形成する画像形成装置におい
    て、(a)像担持体と、 現像剤を収納する現像剤収納部と、所定サイズの開口を
    有して、前記現像剤収納部の開口領域を規制する規制部
    材と、前記規制部材の開口を塞ぐカバー部材であって、
    前記規制部材の開口を塞ぐカバー部と、前記カバー部を
    取り外すための可撓性部材とを有して、前記規制部材に
    取り付けられたカバー部材と、を有する現像剤収納容器
    と、 前記カバー部材の有する自由端を突出させた状態で、前
    記カバー部材を間に介在させて前記現像剤収納容器と係
    止する、現像手段を有する現像フレームであって、前記
    カバー部材の自由端が突出する側の前記開口規制部材と
    現像フレームとの間をシールするためのシール部材と、
    前記カバー部材の引き抜き方向上流側に位置する前記シ
    ール部材端部に当接する凸部と有する現像フレームと、 を有する現像装置と、 を有するプロセスカートリッジを装着するための装着手
    段と、(b)前記記録媒体を搬送するための搬送手段
    と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記画像形成装置は電子写真複写機で
    あることを特徴とする請求項16又は請求項17記載の画像
    形成装置。
  19. 【請求項19】 前記画像形成装置はファクシミリ装置
    であることを特徴とする請求項16又は請求項17記載の画
    像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記画像形成装置はレーザービームプ
    リンタであることを特徴とする請求項16又は請求項17記
    載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 開口をカバー部材で密封した現像剤容
    器と、前記現像剤容器と結合する現像フレームとの間を
    シールするシール部材の取付方法において、 前記カバー部材が前記現像剤容器と現像フレームとの間
    から突出する側に設けた凸部に、前記カバー部材の引き
    抜き方向上流側に位置するシール部材端部が当接するよ
    うにしてシール部材を取り付けることを特徴とするシー
    ル部材の取付方法。
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