JPH07128979A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 像担持体の静電潜像を現像する現像器１の現
像剤の補給を行う現像剤カートリッジを用いる画像形成
装置に関し、現像剤カートリッジの交換時に、現像器と
現像剤カートリッジの間に付着した現像剤が漏れること
のない画像形成装置を提供することを目的とする。 【構成】 現像剤の投入口７３を有する外ケース７を有
する現像剤カートリッジ５と、該現像剤カートリッジ５
の投入口７３に受入口４４を対向させ、該現像剤により
像担持体３０の静電潜像を現像する現像器４と、を有す
る画像形成装置であって、前記現像器４の受入口４４の
近傍に、前記外ケース７の投入口７３の近傍に当接する
シート状の現像剤漏れ防止部材８０を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】（目次） 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段（図１） 作用 実施例 （ａ）画像形成装置の説明（図２乃至図４） （ｂ）カートリッジの説明（図５乃至図９） （ｃ）カートリッジ実装の説明（図１０） （ｄ）現像器の説明（図１１） 発明の効果

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は、像担持体の静電潜像を
現像する現像器１の現像剤の補給を行う現像剤カートリ
ッジを用いる画像形成装置に関する。複写機、プリン
タ、ファクシミリ装置等の画像形成装置では、感光ドラ
ム等の像担持体に形成された静電潜像を現像剤で現像す
ることが行われており、動作の安定な二成分現像剤を用
いた現像器が利用されている。

【０００３】このような二成分現像方式では、トナーと
キャリアからなる現像剤に対し、現像によりトナーが消
費されること、トナーを補給する必要があり、又現像剤
もキャリアの使用による特性劣化等が発生するため、現
像剤を交換する必要がある。このため、トナーの補給
と、現像剤の交換を容易にコンパクトな構成で行うこと
が要求される。

【０００４】

【従来の技術】一般に、現像剤の交換には、新規現像剤
を収容した現像剤タンクと、現像器内の現像剤を回収す
る回収タンクとを現像器にセットし、現像器内の現像剤
を回収タンクに回収した後、現像剤タンクから現像器に
新現像剤を投入して交換し、トナー補給は、トナーカー
トリッジを現像器にセットして、トナー補給する方法が
採られている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、トナーカートリッジの交換時に、現像器とトナ
ーカートリッジとの間に付着した現像剤が漏れるという
問題があった。従って、本発明は、現像剤カートリッジ
の交換時に、現像器と、現像剤カートリッジの間に付着
した現像剤が漏れることのない画像形成装置を提供する
ことを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理図で
ある。本発明は、現像剤の投入口７３を有する外ケース
７を有する、現像剤カートリッジ５と、該現像剤カート
リッジ５の投入口７３に受入口４４を対向させ、該現像
剤により像担持体３０の静電潜像を現像する現像器４
と、を有する画像形成装置であって、前記現像器４の受
入口の近傍に、前記外ケース７の投入口７３の近傍に当
接するシート状の現像剤漏れ防止部材８０を備えて成る
こと、を特徴とする。

【０００７】

【作用】本発明では、シート状の現像剤漏れ防止部材８
０を用いているので、漏れ防止部材８０の端面に現像剤
が堆積することもない。それ故、現像剤カートリッジ５
の挿抜時に漏れ防止部材８０が現像剤カートリッジ５の
外ケース７に当接して撓む際に、現像剤を跳ね飛ばすこ
とがない。

【０００８】

【実施例】

（ａ）画像形成装置の説明 図２は本発明の一実施例印刷装置の外観図、図３は本発
明の一実施例印刷装置の構成図、図４は本発明の一実施
例要部構成図であり、プリンタを示している。図２に示
すように、画像形成装置は、印刷装置で構成され、用紙
を収容する３段の用紙カセット１０と、印刷機構３の左
扉１１と右扉１２と、上部に設けられた排出用紙を収容
するスタッカ１３と、オペレーションパネル１４とを有
する。

【０００９】図３に示すように、印刷機構３は、回転す
る感光ドラム３０と、感光ドラム３０を帯電する前帯電
器３１と、感光ドラム３０に光像を書き込み、潜像を形
成する（レーザー）光学系ユニット３２と、感光ドラム
３０の潜像をトナーで現像する現像器４と、搬送される
用紙に感光ドラム３０のトナー像を転写し、分離する転
写／分離器３３と、転写後の感光ドラム３０をクリーニ
ングするクリーナー３４とを有する。

【００１０】現像器４は、カートリッジ５が装着され、
現像剤の回収、現像剤の投入、トナーの補給、廃トナー
の回収が行われる。用紙搬送系は、用紙カセット１０の
用紙をピックするピックローラ２０と、ピックした用紙
を待機ローラ２２まで搬送する搬送ローラ２１、トナー
転写後の用紙を熱定着する熱ローラ定着器２３と、熱ロ
ーラ定着器２３からの用紙の後端を裏面印刷用搬送路２
６に向ける羽根車２４と、熱ローラ定着器２３からの用
紙を排出方向に搬送した後、裏面印刷用搬送路２６に送
るスイッチバックローラ２５と、用紙の排出をガイドす
るためのガイドローラ２７と、排出ローラ２８と、排出
された用紙を収納するスタッカ１３と、裏面印刷のた
め、スイッチバックローラ２５からの用紙を搬送ローラ
で待機ローラ２２に送る裏面印刷用搬送路２６とを有す
る。

【００１１】この印刷装置の動作は、用紙カセット１０
から、ピックローラ２０でピックし、搬送ローラ２１で
待機ローラ２２まで送り、前帯電器３１で帯電され、光
学系ユニット３２で光像が書き込まれ、潜像が形成さ
れ、現像器４でトナー像が形成される感光ドラム３０の
トナー像と同期をとる。待機ローラ２２で送られる用紙
は、表面に、感光ドラム３０のトナー像が、転写／分離
器３３で転写され、感光ドラム３０から分離され、熱ロ
ーラ定着器２３で定着され、スイッチバックローラ２５
方向に送られ、スイッチバックローラ２５で、スタッカ
１３方向に搬送される。

【００１２】用紙の後端が、羽根車２４に到達すると、
スイッチバックローラ２５は、搬送動作を停止し、用紙
を停止させると、用紙後端が羽根車２４の反時計方向へ
の回転により、用紙後端は、裏面印刷用搬送路２６に向
き、スイッチバックローラ２５は、用紙を裏面印刷用搬
送路２６に送り、用紙は裏面印刷用搬送路２６の搬送ロ
ーラにより、待機ローラ２２に送られる。

【００１３】以後、表面印刷と同様に、待機ローラ２２
で送られる用紙は、裏面に、感光ドラム３０のトナー像
が、転写／分離器３３で転写され、感光ドラム３０から
分離され、熱ローラ定着器２３で定着され、スイッチバ
ックローラ２５方向に送られ、スイッチバックローラ２
５で、スタッカ１３方向に搬送され、排出ローラ２８に
より、スタッカ１３に排出され、両面印刷が行われる。

【００１４】片面印刷の場合は、表面の印刷のみで、排
出トレイ５８に排出される。このうよな印刷装置は、用
紙カセット１０が、前面から装着されて、装置内に収容
され、上部のスタッカ１３に排出されるため、両側にス
ペースを要せず、省スペース化が可能となり、排出路を
スイッチバックに用いているので、装置を小型にして、
両面印刷できる。

【００１５】図４において、現像器４は、反時計方向に
回転し、現像剤を感光ドラム３０に搬送する現像ローラ
４０と、トナーとキャリアからなる現像剤を攪拌するパ
ドルローラ４１と、現像器４内にトナー補給を行うため
のトナー補給ローラ４３と、現像器４の上部に斜めに設
けられ、カートリッジ５の放出口７２、７３と接続さ
れ、カートリッジ５からの現像剤、トナーを受け入れる
受入口４４と、現像器４のパドルローラ４１の下部に設
けられ、現像剤の排出のための排出口４５と、排出口４
５を覆い、カートリッジ５の回収口７７と対向する排出
シャッタ４６とを有する。

【００１６】又、クリーナー３４の下部には、クリーナ
−３４で除去された感光ドラム３０の残留トナー（廃ト
ナー）を搬送する廃トナー搬送パイプ３５が設けられ、
廃トナー搬送パイプ３５の廃トナーをカートリッジ５に
排出するための廃トナー排出部３６が、カートリッジ５
の上部に設けられている。これにより、カートリッジ５
から現像器４へ、現像剤の投入、トナーの補給が可能と
なり、現像器４からカートリッジ５へ現像剤の回収がで
き、クリーナー３４からカートリッジ５への廃トナーの
回収ができる。

【００１７】（ｂ）カートリッジの説明 図５は本発明の一実施例カートリッジの外観図、図６は
本発明の一実施例中ドラムの構成図、図７は本発明の一
実施例中ドラムの説明図、図８は本発明の一実施例外ケ
ースの正面図、図９は本発明の一実施例外ケースの断面
図である。図５に示すように、カートリッジ５の上部に
は、人手によりカートリッジ５を持つための上把手５０
が、右横には、人手によりカートリッジ５を脱着するた
めの横把手５１が設けられている。

【００１８】カートリッジ５は、ドラム形状の中ドラム
６と、中ドラム収容部７０に中ドラム６を収容し、下部
に廃現像剤収容部７１を有する外ケース７とからなる。
外ケース７には、中ドラム収容部７０の下部に、現像剤
投入口７２と、トナー投入口７３とが設けられ、上部に
廃トナー回収口７５が設けられ、廃現像剤収容部７１に
は、回収口７７を覆う回収シャッタ７４が設けられてい
る。

【００１９】中ドラム６は、図６に示すように、ドラム
内部が隔壁６２により左右に現像剤収容部６０と、トナ
ー収容部６１とを分離されている。現像剤収容部６０に
は、現像剤が収容され、現像剤を排出するための現像剤
補給口６３と、現像剤を排出補助するためのアジテータ
６４とが設けられ、トナー収容部６１には、トナーが収
容され、トナーを排出するためのトナー補給口６５と、
トナーを排出補助するためのアジテータ６６とが設けら
れている。

【００２０】中ドラム６の中心には、アジテータ６４、
６６を駆動するためのアジテータ軸６４ａが設けられ、
両アジテータ６４、６６を駆動し、右端には、横把手５
１が、左端には、ロック用突起６７ａを有し、中ドラム
６の回転駆動のための回転係合部６７と、新旧判別部６
８と、回転用爪６９とが設けられている。現像剤補給口
６３は、図７（Ａ）に示すように、中ドラム６の左端側
に３つ設けられ、回りに漏れ防止シール６３ａが設けら
れ、現像剤補給口６５は、図７（Ｂ）に示すように、中
ドラム６の右端側に４つ設けられ、回りに漏れ防止シー
ル６５ａが設けられ、図６に示すように、中ドラム６の
回転方向で、１２０°位置がづれている。

【００２１】外ケース７は、図８、図９に示すように、
上把手５０と、中ドラムを収容する中ドラム収容部７０
と、下部に廃現像剤を収容するための廃現像剤収容部７
１とが設けられている。中ドラム収容部７０には、上部
に廃トナー回収口７５と、廃トナー排出部３６（図４参
照）の排出シャッタを開放するためのシャッタ開閉突起
７５ａと、外ケースロック爪７６とが設けられており、
下部に３つの現像剤投入口７２と、トナー投入口７３と
が設けられている。

【００２２】一方、廃現像剤収容部７１には、左方に、
廃現像剤の回収のための回収口と、廃現像剤を収容部７
１内部に導くための排出スクリュー７８が設けられてい
る。 （ｃ）カートリッジ実装の説明 図１５はカートリッジの実装図である。図１５に示すよ
うに、カートリッジ５のトナー投入口７３は現像器４の
受入口４４のトナー補給ローラ４３に対向し、現像剤投
入口７２は、現像器４の受入口４４のトナー補給ローラ
４３の軸４３ａに対向し、廃トナー排出部３６は、カー
トリッジ５の廃トナー回収口７５に対向し、中ドラム６
の回転係合部６７がドライブ８のドライブ軸８０のドラ
イブ突部８０ｂに嵌め合い、中ドラム６の回転駆動が可
能となり、中ドラム６のアジテータ軸６４ａがドライブ
８のドライブ軸８０のアジテータドライブ部（軸）８０
ａに嵌め合い、アジテータ軸６４ａの回転駆動が可能と
なる。

【００２３】（ｄ）現像器の説明 図１１は現像器の斜視図である。図に示されるように、
現像器４の受入口４４の周囲には、スポンジゴムから成
る現像剤漏れ防止用のシール８２が貼着されている。こ
のスポンジゴムは、厚さ５ｍｍのイノラック（株）製の
ポロンＬＥ−２０を用いることができる。

【００２４】また、現像器４の受入口４４には、現像剤
カートリッジ５のトナー投入口７３と対向する領域に、
厚さ０．２ｍｍのシート状の漏れ防止部材８０が設けら
れている。このシート状部材８０は、バンドー化学
（株）製のウレタンゴムシートであり、現像剤カートリ
ッジ５の装填状態においては、図１（ａ）において実線
で示されるように、現像剤カートリッジ５の外ケース７
に当接している。そして、シート状部材８０は、外ケー
ス７の外壁に沿って撓んでいる。この状態で、現像剤カ
ートリッジ５の内側のアジテータ６４によりトナーが掻
き出され、投入口７３を介して受入口４４から現像器４
に投入される。投入されるトナーは、漏れ防止部材８０
とトナー補給ローラ４３との間に形成される領域に入り
込むが、シート状の部材８０の端面８０ａには堆積しな
い。

【００２５】従って、現像剤カートリッジ５が抜かれる
際に、シート状の部材８０が弾性により一点鎖線の位置
に復帰しても、トナーが飛散することがない。また、シ
ート状部材８０が外方に移動して直立状態になるので、
トナー補給ローラ４３の下部に存在するトナーの漏れを
防ぐ外壁となる。このように、トナーの投入口７３と対
向する現像器４の受入口４４は、圧縮性のスポンジゴム
より成るシール部材８２よりもシート状の部材８０とな
っているので、トナーの漏れを十分に防止し得る。

【００２６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像剤カートリッジの挿抜時に、現像剤が現像器と現像
剤カートリッジの間から漏れることを防止できる。

【００２７】

【図の簡単な説明】

【００２８】

【図１】本発明の原理図である。

【００２９】

【図２】本発明の一実施例印刷装置の外観図である。

【００３０】

【図３】本発明の一実施例印刷装置の構成図である。

【００３１】

【図４】本発明の一実施例要部構成図である。

【００３２】

【図５】本発明の一実施例カートリッジの外観図であ
る。

【００３３】

【図６】本発明の一実施例中ドラムの構成図である。

【００３４】

【図７】本発明の一実施例中ドラムの説明図である。

【００３５】

【図８】本発明の一実施例外ケースの正面図である。

【００３６】

【図９】本発明の一実施例外ケースの断面図である。

【００３７】

【図１０】本発明の一実施例カートリッジの実装図であ
る。

【００３８】

【図１１】本発明の現像器の斜視図である。

【００３９】

【符号の説明】

４・・・現像器 ５・・・現像剤カートリッジ ７・・・外ケース ４４・・・受入口 ７３・・・投入口 ８０・・・現像剤漏れ防止部材

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成６年１１月１４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理図である。

【図２】本発明の一実施例印刷装置の外観図である。

【図３】本発明の一実施例印刷装置の構成図である。

【図４】本発明の一実施例要部構成図である。

【図５】本発明の一実施例カートリッジの外観図であ
る。

【図６】本発明の一実施例中ドラムの構成図である。

【図７】本発明の一実施例中ドラムの説明図である。

【図８】本発明の一実施例外ケースの正面図である。

【図９】本発明の一実施例外ケースの断面図である。

【図１０】本発明の一実施例カートリッジの実装図であ
る。

【図１１】本発明の現像器の斜視図である。

【符号の説明】 ４・・・・現像器 ５・・・・現像剤カートリッジ ７・・・・外ケース ４４・・・受入口 ７３・・・投入口 ８０・・・現像剤漏れ防止部材

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２７

【補正方法】削除

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２８

【補正方法】削除

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２９

【補正方法】削除

【手続補正５】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３０

【補正方法】削除

【手続補正６】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３１

【補正方法】削除

【手続補正７】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３２

【補正方法】削除

【手続補正８】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３３

【補正方法】削除

【手続補正９】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３４

【補正方法】削除

【手続補正１０】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３５

【補正方法】削除

【手続補正１１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３６

【補正方法】削除

【手続補正１２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３７

【補正方法】削除

【手続補正１３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３８

【補正方法】削除

【手続補正１４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３９

【補正方法】削除

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 現像剤の投入口（７３）を有する外ケー
   ス（７）を有する現像剤カートリッジ（５）と、 該現像剤カートリッジ（５）の投入口（７３）に受入口
   （４４）を対向させ、該現像剤により像担持体（３０）
   の静電潜像を現像する現像器（４）と、 を有する画像形成装置であって、 前記現像器（４）の受入口（４４）の近傍に、前記外ケ
   ース（７）、の投入口（７３）の近傍に当接するシート
   状の現像剤漏れ防止部材（８０）を備えて成ること、 を特徴とする画像形成装置。