JPH07128697A - 手ブレ補正機能を備えたカメラ - Google Patents

手ブレ補正機能を備えたカメラ

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JPH07128697A
JPH07128697A JP27086493A JP27086493A JPH07128697A JP H07128697 A JPH07128697 A JP H07128697A JP 27086493 A JP27086493 A JP 27086493A JP 27086493 A JP27086493 A JP 27086493A JP H07128697 A JPH07128697 A JP H07128697A
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JP
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photographing
amount
camera
blur
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JP27086493A
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Mikito Furuya
幹人 古屋
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】写真撮影可能な範囲がひろく、しかも、手ブレ
によって意味のない写真を撮る恐れのない手ブレ補正機
能付きカメラを提供する。 【構成】撮影光学系1と、撮影手段112と、撮影光学
系1の光軸104のブレ量を検出する検出手段3と、撮
影光学系の一部103を移動させて光軸104のブレを
補正する補正手段6、10とを有するカメラに、撮影を
許容する最大のブレ量を記憶している記憶手段12と、
検出手段3の検出したブレ量が予め定められたブレ量を
超えている場合、撮影手段112の撮影を禁止する撮影
禁止手段114とを配置した。記憶手段12が記憶して
いる予め定められたブレ量は、補正手段6、10が補正
可能な限界のブレ量よりも大きく設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラを手で持って撮
影する際に生じる手ブレを検知し撮影者に知らせる機能
を備えたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカメラを手持ち撮影する場合、特
に焦点距離の長いレンズを使用した時や、遅いシャッタ
スピードを使用したときは、手ブレが生じやすく、写真
の画質を損なうことがある。このため、手ブレが発生す
ると、レリーズ釦をロックして撮影を不可能としたり、
レリーズボタンはロックせずにファインダ内に警告表示
をして撮影者に注意を促していた。また、手ブレ補正手
段を有するカメラにおいては、手ブレ補正手段により補
正限界まで補正して、補正限界を超えるとレリーズ釦を
ロックしたり、ファインダ内に警告表示をしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、手ブレが発生した場合、ただちにレリーズボタ
ンがロックされるカメラでは、シャッタチャンスを逃し
たり、多少ブレた写真であっても満足できる撮影者にと
っては、レリーズ釦をロックされて撮影できなくことは
不便である。また、ブレ補正手段を備え、ブレ補正手段
によりブレが補正できないほどの手ブレの場合に、レリ
ーズ釦をロックするカメラの場合、撮影可能範囲は大幅
に広がって、ブレのない写真が撮影できるが、多少ブレ
た写真であっても満足できる撮影者にとっては、レリー
ズ釦をロックされて撮影できなくなり不便であることに
は変わりない。
【0004】また、従来のようにレリーズ釦をロックせ
ずに警告表示をするカメラや、補正可能な範囲を超える
手ブレの場合に警告するカメラでは、多少ブレた写真で
あっても満足できる撮影者は、撮影を行うことができる
が、どの程度の写真が撮れているのか全くわからず、現
像印画後にはじめて大きくブレていることがわかった場
合には、フィルムと印画紙とが1枚無駄になる。また、
場合によっては、再び撮影をやり直す必要が生じる。
【0005】本発明は、写真撮影可能な範囲が広く、し
かも、手ブレによって意味のない写真を撮る恐れのない
手ブレ補正機能付きカメラを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、撮影光学系と、撮影光学系を通過した
光束を撮影するための撮影手段と、撮影光学系の光軸の
ブレ量を検出する検出手段と、検出手段の検出したブレ
量に応じて撮影光学系の少なくとも一部を移動させて前
記光軸のブレを補正する補正手段するカメラに、予め定
められた撮影を許容する最大のブレ量を記憶している記
憶手段と、検出手段の検出したブレ量が前述の予め定め
られたブレ量を超えている場合、撮影手段の撮影を禁止
する撮影禁止手段とを設けたものである。ここで、記憶
手段が記憶している予め定められたブレ量は、前記補正
手段が補正可能な限界のブレ量よりも大きく設定されて
いる。
【0007】記憶手段が記憶している予め定められたブ
レ量は、このカメラを用いるユーザ層が、多少の像のブ
レがあっても満足できるブレ量を実験によりもとめた値
を用いることができる。
【0008】
【作用】本発明では、補正手段が補正可能なブレ量より
も大きな手ブレが生じた場合であって、すぐに撮影禁止
とはせず、手ブレの量が、撮影を許容する最大のブレ量
を超えている場合にのみ撮影禁止とする。本発明では、
ユーザが写真の像に多少のブレがあっても満足している
という実態に基づいて、撮影を許容する最大のブレ量と
いう値を導入することにより、補正可能な範囲を超えた
手ブレであっても、ある程度の像のブレを許容し、撮影
を可能にしている。また、撮影を許容する最大のブレ量
を超えた手ブレである場合には、撮影禁止手段がレリー
ズロックし撮影を禁止する。
【0009】これにより、ユーザが満足できる写真を撮
影できる範囲が広がるため、シャッタチャンスを逃すこ
とが少なくなる。また、ユーザが満足できないほどの像
のブレが生じるようなひどい手ブレの場合には、撮影が
禁止されるので、フィルムや印画紙を無駄にすることが
ない。
【0010】撮影を許容する最大のブレ量は、そのカメ
ラのユーザ層が許容できる像のブレに合わせて、予め実
験によりもとめた定数を用いることができる。例えば、
セミプロやプロが用いる1眼レフカメラでは、補正手段
が補正可能なブレ量に近い値を定め、ユーザ層の広いレ
ンズシャッタカメラでは、1眼レフカメラよりを大きな
ブレ量を定めることができる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例の手ブレ補正機能を備えた
カメラについて図面を用いて説明する。
【0012】本実施例の手ブレ補正機能を備えたカメラ
は、図1に示すように、カメラボディ2と、交換レンズ
1とを備えて構成されている。交換レンズ1の撮影光学
系は、固定レンズ群101と、光軸104の方向に移動
してフォーカシングをつかさどるフォーカスレンズ群1
02と、光軸104と直交する方向にシフトして手ブレ
の補正を行う補正レンズ群103からなっている。補正
レンズ群103には、補正レンズ群103を駆動するシ
フト機構10が接続されている。
【0013】また、交換レンズ1内には、手ブレによる
光軸104のブレの角速度を検出するブレ検出部3と、
格納部8とが配置されている。ブレ検出部3は、角速度
センサーによって構成されており、検出した振動に応じ
て信号を出力する。格納部8は、ROMあるいはCPU
から構成され、交換レンズ1内のレンズ群の焦点距離
f、レンズ群から結像面までの距離b、補正レンズ群1
03をシフト機構10が駆動することにより移動する結
像面の像の最大の移動速度vmaxを含むレンズ情報が格
納されている。また、交換レンズ1およびカメラボディ
2には、交換レンズ1をカメラボディ2に装着すると接
触するように、電気接点機構11がそれぞれ取り付けら
れている。
【0014】カメラボディ2内には、カメラボディ制御
系9が配置されている。カメラボディ制御系9は、ブレ
補正限界値格納部4と、レリーズ限界値格納部12と、
比較判定部5と、ブレ補正制御部6とを備えている。ま
た、カメラボディ2内には、結像面から被写体までの距
離(a+b)を測定する測距部111、図示しないシャ
ッタにレリーズ信号113を出力するレリーズ釦112
と、シャッタの開時間t(シャッタ秒時)を設定するシ
ャッタ秒時設定部(図示せず)と、レリーズ釦112が
押されたにもかかわらずレリーズ113を不出力にする
レリーズロックを制御するレリーズ制御部114が備え
られている。また、ファインダレンズ117の被写体側
には、手ブレがブレ補正限界値に達したことをユーザに
警告するためのLED115と、手ブレがレリーズ限界
値を超えたことを警告するためのLED116とが取り
付けられている。測距部111、不図示のシャッタ秒時
設定部、レリーズ制御部114、およびLED115,
116は、カメラボディ制御系9に接続されている。図
5に、ファインダをユーザが覗いた場合に視認される像
を示す。撮影領域118には、交換レンズ1を通過した
被写体の光束が視認される。この撮影領域118の外側
に、LED115,116の発する光スポットが点灯す
る。LED115,116は、両者を容易に見分けるこ
とができるように、波長の異なるものを用いている。
【0015】ブレ補正限界値格納部4には、ネガ上の像
のブレを認識できる最小のブレ量dの値として通常知ら
れている値、すなわちネガの対角線の長さの1/150
0にあたる定数δ(許容錯乱円、本実施例では1/30
mm)が格納されている。また、レリーズ限界値格納部
12には、プリントされた像のブレをユーザの感覚とし
て許容することができる最大のブレ量dの値として実験
によりもとめらた値μ(レリーズ限界値、本実施例で
は、レンズシャッタカメラの場合1/10mm、1眼レ
フカメラの場合1/20mm)が格納されている。レリ
ーズ限界値μは、許容錯乱円δより大きく定められてい
る。レリーズ限界値μが、レンズシャッタカメラで1眼
レフカメラより大きく定められているのは、レンズシャ
ッタカメラのユーザ層の方が、1眼レフカメラのユーザ
層より、プリントされた写真の像にブレがあってもその
写真で満足できるブレ範囲が大きいということが実験に
より求められたためでる。
【0016】次に、図3を用いて、本実施例の手ブレ補
正機能を備えたカメラの動作について説明する。
【0017】カメラボディ制御系9のブレ補正制御部
は、電気接点機構111を介して交換レンズ1内の格納
部8から、レンズ群から結合面までの距離b、レンズ群
の焦点距離f、および、シフト機構10が補正レンズ群
103を動かすことができる最大の速度vmaxを取り込
む(ステップ201)。つぎに、不図示のシャッタ秒時
設定部から、設定されているシャッタ秒時tを読み込む
(ステップ202)。そして、ブレ補正制御部6は、レ
リーズ制御部114を介して、レリーズ釦112が押下
されたかどうかを監視する(ステップ203)。レリー
ズ釦112が押下されない場合には、ステップ201に
戻る。レリーズ釦112が押下された場合には、ステッ
プ204に進む。ステップ204では、ブレ補正制御部
6は、交換レンズ1のブレ検出部3から光軸104のブ
レの角速度ω1を読み込み、カメラ本体の測距部111
から結像面から被写体までの距離(a+b)を読み込
む。
【0018】そして、これら読み込んだ値を用いて、手
ブレによって結像面で像が動く速度v1を計算する(ス
テップ205)。この計算方法について、図2を用いて
さらに説明する。
【0019】まず、図2を用いて、カメラの傾く角速度
(ブレ検出部3の出力)と、ブレとの関係について説明
する。図2では、レンズ群101、102、103をま
とめて一つのレンズ群105として図示している。レン
ズ群105から被写体106までの距離をa、結像面ま
での距離をb、レンズ群105の焦点距離をfとする
と、結像式は、 1/a+1/b=1/f で表される。この関係から光軸104が、光軸107ま
で角速度ω1で傾いたとすると、この時の結像面で像の
動く速度v1は、 v1=(afω1)/(a−f) で表わせる。いま、シャッター秒時をtとし、ブレ補正
を行わないとするとブレ量d1は、 d1=v1t となる。このブレ量d1が、例えば上述の許容錯乱円δ
より小さければ、ネガ上での像のブレはほとんど認識で
きないためプリントした写真でブレが問題となることは
ない。
【0020】また、本実施例のように補正レンズ群10
3を動かしてブレを補正する場合、結像面での像を速度
2で移動させると、この時のブレ量dは、 d=(v1−v2)t となり、補正レンズ群103を動かすことによりブレ量
を減少させることができることがわかる。
【0021】したがって、像がv2=v1の速度で移動す
るように、補正レンズ群103を駆動すれば、d=0と
なり、手ブレを完全に補正することができる。また、v
1>v2の場合には、d>0となり、手ブレを補正しきれ
ない。本実施例では、図4のように、補正後の手ブレ量
が許容錯乱円δ(ブレ補正限界値)超えてしまい、手ブ
レを補正しきれない場合であっても、補正しきれなかっ
たブレ量がユーザが許容することができる値μ(レリー
ズ限界値)より小さいである場合には、撮影可能にし、
μを超える場合にはレリーズロックして撮影不可能にす
るものである。このように、ブレ補正限界値の外側にレ
リーズ限界値を設けることにより、ユーザがブレを許容
できる範囲であれば、手ブレがあっても撮影することが
できるため、写真を撮影することができるレリーズ可能
領域が広がるとともに、ユーザがブレを許容できないほ
ど大きくブレが生じる場合には、レリーズロックして撮
影禁止になるため、フィルムや印画紙が無駄になること
はない。
【0022】具体的には、ステップ205において、ブ
レ補正制御部6は、ステップ204で取り込んだω1
(a+b)と、ステップ201で格納部8から取り込ん
だb、f、vmax、ステップ202で取り込んだtとを
用いて、下式からブレによって像の動く速度v1および
最大限に補正した場合の補正後のブレ量dを求める。
【0023】v1=(afω1)/(a−f) d=(v1−vmax)t 比較判定部は、ステップ205で計算した像の動く速度
1と、ステップ201で取り込んだシフト機構10に
よって動かすことのできる像の速度vmaxとを比較し
(ステップ206)、v1≦vmaxであれば、補正後のブ
レ量d=0にすることができるのでステップ211に進
み、像がv1で移動するような速さで補正レンズ群10
3を駆動するようにシフト機構10に指示し、その後ス
テップ212に進み、レリーズ信号を113を出力させ
るようにレリーズ制御部114に指示し撮影を行わせ
る。また、ステップ206でv1>vmaxの場合には、v
maxで補正しても補正後のブレ量d>0となるので、ス
テップ207に進み、vmaxで像を移動させた場合の補
正後のブレ量dと、ブレ補正限界値格納部4に格納され
ている許容錯乱円δを比較する。
【0024】ステップ207において、vmaxで像を移
動させた場合の補正後のブレ量d≦δの場合には、補正
後のブレを人間が認識できない程度であるので、ステッ
プ213に進み、vmaxで像を移動させる速さで補正レ
ンズ群103を駆動するようにシフト機構10に指示し
て、補正レンズ群103を駆動し、ステップ212に進
み撮影を行わせる。
【0025】ステップ207において、vmaxで像を移
動させた場合の補正後のブレ量d>δの場合には、補正
後のブレを人間が認識できるが、ユーザが許容できるか
どうかをステップ208で判断する。ステップ208
で、vmaxで像を移動させた場合の補正後のブレ量d≦
μの場合には、補正後のブレ量dが、レリーズ限界値格
納部12に格納されているレリーズ限界値μ以下である
ので、ユーザはこの程度のブレがあっても許容できると
判断し、ステップ214に進む。ステップ214では、
maxで像を移動させる速さで補正レンズ群103を駆
動するようにシフト機構10に指示して、補正レンズ群
103を駆動し、可能な限り補正した後、ステップ21
5で、LED115を点灯させ、補正しきれない手ブレ
が発生しているが許容できる程度であることをユーザに
警告して、ステップ212に進み撮影を行わせる。
【0026】また、ステップ208で、vmaxで像を移
動させた場合の補正後のブレ量d>μの場合には、手ブ
レを補正してもユーザが許容できないほどの像のブレが
生じ、ユーザの満足する写真にならないため、ステップ
209でLED116を点灯させ、レリーズロックする
ことを警告し、レリーズ制御部114にレリーズロック
を指示する。
【0027】このように、本実施例の手ブレ補正機能付
きカメラは、ブレ補正限界値の外側に、そのカメラのユ
ーザ層に合わせてブレがあってもユーザが許容できるブ
レ量をレリーズ限界値として設定している。このよう
に、レリーズ限界値を設定することにより、ユーザが許
容できるブレであれば撮影可能にし、ユーザが許容でき
ないブレの場合にはレリーズロックし撮影禁止にするこ
とができるため、撮影可能な範囲が広がるとともに、ユ
ーザが満足できずフィルムや印画紙が無駄になるような
撮影を行うことがなくなる。
【0028】また、ブレ補正限界値からレリーズ限界値
の間の撮影可能領域と、レリーズ限界値を超えた領域に
おいて、ファインダ内に異なった警告表示を行っている
ので、ブレの状態を撮影者が容易に認識することができ
る。したがって、ブレ補正限界値からレリーズ限界値の
間の警告表示が出た時に、全くブレのないの写真が撮影
したい場合には、必要に応じて再度同一シーンを撮影す
ることが可能である。
【0029】本実施例では、レリーズ限界値を実験によ
りもとめて、カメラの機種(レンズシャッタカメラか1
眼レフカメラか)に応じて、異なる定数を格納する構成
を用いたが、1つのカメラに複数のレリーズ限界値を格
納し、このうちどのレリーズ限界値を用いるかユーザか
らの指示を受け付ける手段をカメラボディに取り付ける
構成にすることもできる。この場合、ユーザの好みに応
じて、レリーズを禁止するブレ量を選べるため、さらに
幅広いユーザ層を満足させることができる。
【0030】また、本実施例では、LED115や、L
ED116により、補正しきれない手ブレがあることを
警告する構成にしたが、LED115や、LED116
のどちらか一方のみを配置する構成や、両者共配置せず
警告を行わない構成にすることももちろん可能である。
【0031】また、ブレ補正限界値格納部4を設けず、
図3のステップ207、213を省略し、ステップ20
6でv1>vmaxの場合に直接ステップ208に進む構成
にすることも可能である。この場合にも、上述と同様の
効果が得られる。
【0032】さらに、ブレ補正限界値格納部4とレリー
ズ限界値格納部12を設けず、これらに格納されている
値を組み込んだプログラムを比較判定部5に記憶させて
動作させる構成にすることできる。
【0033】また、本実施例では、ブレ検出部3を交換
レンズ1内に配置したが、カメラボディ2に配置するこ
とももちろん可能である。
【0034】本実施例では、ブレ補正レンズ群103
は、撮影光学系の最後尾、最もカメラボディ2に近い位
置に配置されているが、この位置に限らず、他のレンズ
群の間に配置することもできる。また、ブレ検出部は交
換レンズ1内に設けたが、カメラボディ2内に配置して
もよい。
【0035】ブレ検出部3は、角加速度センサーで構成
することもできる。この場合、検出した角加速度を時間
積分して角速度を求め、この値を用いて上述と同様の動
作制御を行う。
【0036】
【発明の効果】このように、本発明の手ブレ補正機能付
きカメラは、ブレ補正の限界を超えた手ブレであって
も、ユーザが満足できる程度の像のブレである場合には
写真撮影が可能であるため、写真撮影可能な範囲が広
く、しかも、ユーザが満足できないほどの像のブレであ
る場合には写真撮影を禁止するため、手ブレによって意
味のない写真を撮る恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカメラの構成を示すブロッ
ク図。
【図2】図1のカメラにおいて手ブレによる像のブレの
原理を説明する説明図。
【図3】図1のカメラの動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図4】図1のカメラの撮影可能領域と手ブレの範囲を
示すための説明図。
【図5】図1のカメラのファイダに示される警告表示を
示す説明図。
【符号の説明】
1…交換レンズ、2…カメラボディ、3…ブレ検出部、
4…ブレ補正限界値格納部、5…比較判定部、6…ブレ
補正制御部、8…格納部、9…カメラボディ制御部、1
0…シフト機構、11…測距部、12…レリーズ限界値
格納部、101…固定レンズ群、102…フォーカスレ
ンズ群、103…補正レンズ群、104、107…光
軸、111…測距部、112…レリーズ釦、113…レ
リーズ信号、114…レリーズ信号制御部、115、1
16…LED。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影光学系と、前記撮影光学系を通過した
    光束を撮影するための撮影手段と、前記撮影光学系の光
    軸のブレ量を検出する検出手段と、前記検出手段の検出
    したブレ量に応じて前記撮影光学系の少なくとも一部を
    移動させて前記光軸のブレを補正する補正手段と、撮影
    を許容する予め定められた最大のブレ量を記憶している
    記憶手段と、前記検出手段の検出したブレ量が前記予め
    定められたブレ量を超えている場合、前記撮影手段の撮
    影を禁止する撮影禁止手段とを有し、 前記予め定められたブレ量は、前記補正手段が補正可能
    な限界のブレ量よりも大きいことを特徴とする手ブレ補
    正機能を備えたカメラ。
  2. 【請求項2】撮影光学系と、前記撮影光学系を通過した
    光束を撮影するための撮影手段と、前記撮影光学系の光
    軸のブレ量を検出する検出手段と、検出手段の検出した
    ブレ量に応じて前記撮影光学系の少なくとも一部を移動
    させて前記光軸のブレを補正する補正手段と、前記検出
    手段の検出したブレ量が予め定められたブレ量を超えて
    いる場合、前記撮影手段の撮影を禁止する撮影禁止手段
    とを有し、 前記予め定められたブレ量は、前記補正手段が補正可能
    な限界のブレ量よりも大きいことを特徴とする手ブレ補
    正機能を備えたカメラ。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記検出手段
    の検出したブレ量が、前記補正手段が補正可能な限界の
    ブレ量よりも大きく、かつ、前記予め定められたブレ量
    よりも小さい場合、ユーザに対して手ブレを報知する報
    知手段をさらに有することを特徴とする手ブレ補正機能
    を備えたカメラ。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、前記撮影禁止
    手段は、ユーザに対して撮影禁止を報知する報知手段を
    さらに有し、前記撮影手段の撮影を禁止するとともに前
    記報知手段に報知を指示することを特徴とする手ブレ補
    正機能を備えたカメラ。
  5. 【請求項5】請求項3において、予め定められたブレ補
    正限界値を記憶している手段をさらに有し、前記ブレ補
    正限界値は、前記補正手段が補正可能なブレ量より大き
    く、かつ、前記予め定められたブレ量より小さい値であ
    り、 前記報知手段は、前記補正手段が補正可能な限界のブレ
    量として、前記ブレ補正限界値を用いて手ブレを報知す
    ることを特徴とする手ブレ補正機能を備えたカメラ。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記記憶手段は、値の
    異なる複数の予め定められたブレ量を記憶しており、 前記記憶手段の複数のブレ量のうち1つのブレ量を指定
    する指示を受け付ける受け付け手段をさらに有し、 前記撮影禁止手段は、前記指示されたブレ量を用いて撮
    影を禁止することを特徴とする手ブレ補正機能を備えた
    カメラ。
  7. 【請求項7】光軸のブレを補正するために、少なくとも
    一部の光学系を駆動する駆動手段を備えた撮影光学系を
    装着して撮影を行うカメラにおいて、 前記撮影光学系と電気的接続を行うための電気接点部
    と、 前記撮影光学系を通過した光束を撮影するための撮影手
    段と、前記撮影光学系の光軸のブレ量を検出する検出手
    段と、 前記検出手段の検出したブレ量に応じて、前記光軸のブ
    レを補正するために必要な前記駆動手段の駆動量を求
    め、前記電気接点部を介して駆動量を指示する補正指示
    手段と、 予め定められた撮影を許容する最大のブレ量を記憶して
    いる記憶手段と、前記検出手段の検出したブレ量が前記
    予め定められたブレ量を超えている場合、前記撮影手段
    の撮影を禁止する撮影禁止手段とを有し、 前記予め定められたブレ量は、前記撮影光学系の前記駆
    動手段が補正可能な限界のブレ量よりも大きい値に定め
    られていることを特徴とする手ブレ補正機能を備えたカ
    メラ。
JP27086493A 1993-10-28 1993-10-28 手ブレ補正機能を備えたカメラ Withdrawn JPH07128697A (ja)

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JP (1) JPH07128697A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007199668A (ja) * 2005-11-25 2007-08-09 Seiko Epson Corp 撮像装置、撮像装置の制御方法および制御プログラム

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