JPH07128559A - 通線用パイプ及び光ファイバケーブル - Google Patents

通線用パイプ及び光ファイバケーブル

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JPH07128559A
JPH07128559A JP5297370A JP29737093A JPH07128559A JP H07128559 A JPH07128559 A JP H07128559A JP 5297370 A JP5297370 A JP 5297370A JP 29737093 A JP29737093 A JP 29737093A JP H07128559 A JPH07128559 A JP H07128559A
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JP
Japan
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pipe
optical fiber
fiber cable
oleic acid
acid amide
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Application number
JP5297370A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Kanemitsuya
和彦 金光谷
Takao Sanada
孝雄 真田
Katsuhisa Kimura
勝久 木村
Takashi Kaneko
隆 金子
Masukiyo Takahashi
益清 高橋
Takashi Higashikubo
隆 東久保
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/46Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
    • G02B6/50Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts
    • G02B6/52Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts using fluid, e.g. air
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/4459Ducts; Conduits; Hollow tubes for air blown fibres

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバケーブルをパイプへ、高速高能率
に通線できる通線用パイプ及び光ファイバケーブルを提
供する。 【構成】 通線用パイプ5がオレイン酸アミドを0.01〜
0.50重量%含有しかつ帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含
有する。パイプ5内へ空気圧送により通線されてパイプ
5と接触する被覆層4を備えた光ファイバケーブル1の
被覆層4がオレイン酸アミドを0.01〜0.50重量%含有し
かつ帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通線用パイプ及び光フ
ァイバケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】数100 m乃至それ以上の長さの通線用パ
イプ内に、空気圧送にて、光ファイバケーブルを、挿入
布設(通線)する方法が知られている。
【0003】このパイプと、光ファイバケーブルの外面
を成す被覆層を、夫々、合成樹脂にて成形した場合、種
々の状況で光ファイバケーブルの被覆層やパイプが、静
電気により帯電することがある。一方、光ファイバケー
ブルは、空気圧送にて通線させるために、細く(外径が
僅か2mm程度)かつ軽量なものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、光ファイバ
ケーブルの被覆層やパイプが帯電しただけでも、通線時
に於て、軽量な光ファイバケーブルは(通線)抵抗を受
けて、通線性が悪くなり、光ファイバケーブル圧送挿入
速度(線速)が低下する問題があった。
【0005】そこで、本発明は、通線性を改善し高能率
に通線できる通線用パイプ及び光ファイバケーブルを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、光ファイバケーブルを空気圧送により通
線するパイプに於て、オレイン酸アミドを0.01〜0.50重
量%含有しかつ帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含有した
ものである。
【0007】また、パイプ内へ空気圧送により通線され
て該パイプと接触する被覆層を備えた光ファイバケーブ
ルに於て、該被覆層が、帯電防止剤を0.01〜0.50重量%
含有したものである。
【0008】また、パイプ内へ空気圧送により通線され
て該パイプと接触する被覆層を備えた光ファイバケーブ
ルに於て、該被覆層が、オレイン酸アミドを0.01〜0.50
重量%含有しかつ帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含有し
たものである。
【0009】また、通線用パイプがオレイン酸アミドを
0.01〜0.50重量%含有しかつ帯電防止剤を0.01〜0.50重
量%含有すると共に、該パイプ内へ空気圧送により通線
されて該パイプと接触する被覆層を備えた光ファイバケ
ーブルの該被覆層が帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含有
したものである。
【0010】また、通線用パイプがオレイン酸アミドを
0.01〜0.50重量%含有しかつ帯電防止剤を0.01〜0.50重
量%含有すると共に、該パイプ内へ空気圧送により通線
されて該パイプと接触する被覆層を備えた光ファイバケ
ーブルの該被覆層がオレイン酸アミドを0.01〜0.50重量
%含有しかつ帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含有したも
のである。
【0011】
【作用】パイプと光ファイバケーブルの被覆層を合成樹
脂にて成形する場合、オレイン酸アミド及び帯電防止剤
を、パイプの成形材料中と光ファイバケーブルの被覆層
の成形材料中に、夫々、混入添加して簡単に含有させる
ことができる。
【0012】合成樹脂製パイプに、オレイン酸アミド及
び帯電防止剤を上記所定重量%含有させれば、パイプの
帯電による通線抵抗が低減され、かつオレイン酸アミド
によって通線時におけるパイプと光ファイバケーブルの
摺接摩擦抵抗が低減されて、通線性が良好となる。
【0013】また、光ファイバケーブルの合成樹脂製被
覆層に帯電防止剤を上記所定重量%含有させれば、該被
覆層の帯電による通線抵抗が低減されて、通線性が良好
となる。この場合、さらに、合成樹脂製パイプに、オレ
イン酸アミド及び帯電防止剤を上記所定重量%含有させ
れば、上記被覆層の帯電による通線抵抗とパイプの帯電
による通線抵抗が共に低減され、かつオレイン酸アミド
によって通線時におけるパイプと光ファイバケーブルの
摺接摩擦抵抗が低減されて、一層通線性が良好となる。
【0014】また、光ファイバケーブルの合成樹脂製被
覆層にオレイン酸アミド及び帯電防止剤を上記所定重量
%含有させれば、該被覆層の帯電による通線抵抗が低減
され、かつオレイン酸アミドによって通線時におけるパ
イプと光ファイバケーブルの摺接摩擦抵抗が低減され
て、通線性が良好となる。この場合、さらに、合成樹脂
製パイプに、オレイン酸アミド及び帯電防止剤を上記所
定重量%含有させれば、上記被覆層の帯電による通線抵
抗とパイプの帯電による通線抵抗が共に低減され、かつ
オレイン酸アミドによって通線時におけるパイプと光フ
ァイバケーブルの摺接摩擦抵抗が低減されて、一層通線
性が良好となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る通線用パイプ及び光ファ
イバケーブルの一実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0016】図1に於て、1は光ファイバケーブルであ
って、光ファイバ心線2…や引裂ひも等を星形に配置し
て、これにポリアミド系樹脂等の硬く高弾性の一次被覆
層3を被覆し、その上に押出成形等にて発泡ポリエチレ
ン等の発泡性合成樹脂の(二次)被覆層4を被覆形成し
て構成されている。
【0017】光ファイバ心線2は、例えば0.25mm直径で
あり、その構造は、コアとクラッドから成るガラス部
と、これを被覆する紫外線硬化型樹脂製被覆層から成
る。
【0018】この光ファイバケーブル1が、ポリエチレ
ン等の合成樹脂から成る通線用パイプ5内へ、空気圧送
により通線される。具体的には、パイプ5の一端開口部
から圧力空気を送り込み、この空気の流れによって、光
ファイバケーブル1をパイプ5の他端開口部まで通線す
る。
【0019】パイプ5の素材である合成樹脂中には、オ
レイン酸アミドと(練り込み用)帯電防止剤を添加して
ある。このオレイン酸アミドの含有割合は0.01〜0.50重
量%とし、帯電防止剤の含有割合も0.01〜0.50重量%と
する。
【0020】このオレイン酸アミドは、パイプ5内に物
理的に含浸混在した状態にあり、パイプ5の押出成形
後、時間の経過と共にオレイン酸アミドがブリードオフ
して、摩擦抵抗を著しく低減させる。なお、パイプ5の
内周面の表面粗さRmax は、通線性の点から、 100μm
以下が望ましい。
【0021】また、パイプ5の帯電を低減させる作用を
もつ帯電防止剤としては、カチオン系界面活性剤、アニ
オン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、多価アルコ
ール系誘導体等を用い得るが、特に、帯電防止効果等の
点から、ノニオン系界面活性剤を用いるのが望ましい。
【0022】例えば、市販品として、カチオン系界面活
性剤では三洋化成工業株式会社の商品名ケミスタット20
09A、アニオン系界面活性剤では三洋化成工業株式会社
の商品名ケミスタット3033、ノニオン系界面活性剤では
花王株式会社の商品名エレクトロストリッパーTS-3、多
価アルコール系誘導体では第一工業製薬株式会社の商品
名レジスタットPE139 等が、該当する。
【0023】次に、光ファイバケーブル1の被覆層4
は、その外周面に発泡にて凹凸に形成されており、これ
により、通線時におけるパイプ5の内周面と被覆層4の
外周面の接触面積の減少と、空気圧送の空気流から付与
される光ファイバケーブル1の推進力の増加と、を同時
に図り、通線し易くしている。
【0024】この被覆層4は、ベースレジンのメルトイ
ンデックスが5〜20g/10分で、発泡度は40%以上とし、
かつ密度が0.915 〜0.935 g/cm2 のポリエチレン樹脂
材料を用いるのが望ましい。なお、被覆層4の表面粗さ
Rmax は、通線性の点から、100μm以上が望ましい。
【0025】また、被覆層4の素材である合成樹脂中に
も、オレイン酸アミドを0.01〜0.50重量%含有させ、か
つ(練り込み用)帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含有さ
せてある。このオレイン酸アミドと帯電防止剤は、パイ
プ5で用いられるものと同様のものでよく、被覆層4に
対しても、パイプ5と同様に、摩擦抵抗低減及び帯電低
減の作用をなすように構成する。
【0026】なお、オレイン酸アミド及び帯電防止剤
は、パイプ5の成形材料中と光ファイバケーブル1の被
覆層4の成形材料中に、夫々、混入添加するだけで、簡
単に含有させることができる。実際の加工にあたって
は、オレイン酸アミドも帯電防止剤もマスターバッチ形
式が望ましい。
【0027】このように、光ファイバケーブル1の被覆
層4及びパイプ5に、夫々、オレイン酸アミド及び帯電
防止剤を上記所定重量%含有させれば、オレイン酸アミ
ドによって通線時におけるパイプ5と光ファイバケーブ
ル1の摺接摩擦抵抗が低減され、それに加えて、帯電防
止剤によって被覆層4の帯電及びパイプ5の帯電による
通線抵抗が低減されて、通線性が極めて良好となり、線
速が一層高まることになる。
【0028】上述の実施例では、光ファイバケーブル1
の被覆層4及びパイプ5に、夫々、オレイン酸アミド及
び帯電防止剤を含有させた場合を例示したが、次の〜
の実施例の場合においても、通線性を向上させること
ができる。
【0029】 合成樹脂製パイプ5が、オレイン酸ア
ミドを0.01〜0.50重量%含有しかつ帯電防止剤を0.01〜
0.50重量%含有し、さらに、光ファイバケーブル1の被
覆層4が、オレイン酸アミドのみを含有し、又は(オレ
イン酸アミド・帯電防止剤の両方を)全く含有しない場
合。
【0030】 光ファイバケーブル1の合成樹脂製被
覆層4が、帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含有し、さら
に、パイプ5が、オレイン酸アミドのみを含有し、又は
(オレイン酸アミド・帯電防止剤の両方を)全く含有し
ない場合。
【0031】 光ファイバケーブル1の合成樹脂製被
覆層4が、オレイン酸アミドを0.01〜0.50重量%含有し
かつ帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含有し、さらに、パ
イプ5が、オレイン酸アミドのみを含有し、又は(オレ
イン酸アミド・帯電防止剤の両方を)全く含有しない場
合。
【0032】 合成樹脂製パイプ5が、オレイン酸ア
ミドを0.01〜0.50重量%含有しかつ帯電防止剤を0.01〜
0.50重量%含有すると共に、光ファイバケーブル1の合
成樹脂製被覆層4が、帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含
有している場合。
【0033】 合成樹脂製パイプ5が、オレイン酸ア
ミドを0.01〜0.50重量%含有しかつ帯電防止剤を0.01〜
0.50重量%含有すると共に、光ファイバケーブル1の合
成樹脂製被覆層4が、オレイン酸アミドを0.01〜0.50重
量%含有しかつ帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含有して
いる場合。
【0034】しかして、通線試験のために、密度が0.95
4 g/cm2 であって、メルトインデックスが0.25g/10
分のポリエチレン樹脂材料を用い、オレイン酸アミドの
含有重量%を相違させた、(図1に示すように)内径D
1 が6mm、外径D2 が8mmのポリエチレン製パイプ5
を、10種類成形した。
【0035】さらに、被覆層4に(オレイン酸アミド及
び帯電防止剤が無添加の)発泡ポリエチレンを用いた外
径D3 が2mmの光ファイバケーブル1を使用し、上記各
パイプ5の全長を 500mとして、直径1mのドラムに巻
き付けて、圧力5kg/cm2 の圧送空気を、一端開口部か
ら吹き込んで、通線試験を行った結果を次の表1に示
す。
【0036】
【表1】
【0037】この表1から、パイプ5がオレイン酸アミ
ドを0.01〜0.50重量%含有する場合には、他の場合と比
べて高い線速を得ることが可能となるのが分かる。これ
は、オレイン酸アミドの含有割合が0.01〜0.50重量%の
範囲内であれば、パイプ5の内面にオレイン酸アミドが
適量分だけブリードアウトして、走行中の光ファイバケ
ーブル1の被覆層4の外周面とパイプ5の内面との摺接
による摩擦抵抗を低減するためである。
【0038】なお、オレイン酸アミドが0.01重量%未満
では、摩擦抵抗の低減量が小さいため線速が低下し、ま
た、オレイン酸アミドが0.50重量%を越えると、ブリー
ドアウト量が過多となり、ベタ付きを生じて、かえって
摩擦抵抗が増加して、線速が低下する。
【0039】次に、表1の通線試験例と同一構成の光フ
ァイバケーブル1及びパイプ5であって、さらに、その
パイプ5に、重量%が相違する各種の帯電防止剤を含有
させたものをもって、表1の通線試験例と同一条件で、
通線試験───この通線試験は上記の実施例に該当す
る───を行った結果を次の表2に示す。
【0040】
【表2】
【0041】この表2のように、パイプ5が帯電防止剤
を0.01〜0.50重量%含有すれば、帯電による通線抵抗が
低減されて、試料NO.1に示す帯電防止剤が無添加のも
のよりも高い線速となって、通線性が向上するのが分か
る。なお、帯電防止剤が0.01重量%未満では、帯電防止
効果が有効に発揮されず、通線性の向上効果が小さくな
る。また、0.50重量%を越えると、ブリードアウト(帯
電防止剤が、内部から表面にしみ出してしまう現象)を
過度に生じて好ましくない。
【0042】次に、表1の通線試験例と同一構成の光フ
ァイバケーブル1及びパイプ5であって、その光ファイ
バケーブル1の被覆層4に、重量%が相違する各種の帯
電防止剤と所定重量%のオレイン酸アミドを含有させた
ものをもって、表1の通線試験例と同一条件で、通線試
験───この通線試験は上記の実施例に該当する──
─を行った結果を次の表3に示す。なお、パイプ5は無
添加である。
【0043】
【表3】
【0044】ここで、表2,3における、カチオン系界
面活性剤は三洋化成工業株式会社の商品名ケミスタット
2009A、アニオン系界面活性剤は三洋化成工業株式会社
の商品名ケミスタット3033、ノニオン系界面活性剤は花
王株式会社の商品名エレクトロストリッパーTS-3、多価
アルコール系誘導体は第一工業製薬株式会社の商品名レ
ジスタットPE139 を用いている。
【0045】この表3のように、光ファイバケーブル1
の被覆層4が帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含有すれ
ば、帯電による通線抵抗が低減されて、試料NO.1に示
す帯電防止剤が無添加のものよりも高い線速となって、
通線性が向上するのが分かる。この場合も、帯電防止剤
が0.01〜0.50重量%の範囲外では、表2の場合と同様の
理由により通線性の向上効果が小さくなる。
【0046】次に、表1の通線試験例と同一構成の光フ
ァイバケーブル1及びパイプ5であって、さらに、その
パイプ5に、重量%が相違する各種の帯電防止剤を含有
させ、かつ、光ファイバケーブル1の被覆層4に、重量
%が相違する各種の帯電防止剤と所定重量%のオレイン
酸アミドを含有させたものをもって、表1の通線試験例
と同一条件で、通線試験───この通線試験は上記の
実施例に該当する───を行った結果を次の表4に示
す。
【0047】
【表4】
【0048】この表4のように、パイプ5及び光ファイ
バケーブル1の被覆層4が共に帯電防止剤を0.01〜0.50
重量%含有すれば、両者4,5とも帯電による通線抵抗
が低減されて、一層線速(通線性)が向上するのが分か
る。この場合も、帯電防止剤が0.01〜0.50重量%の範囲
外では、表2の場合と同様の理由により通線性の向上効
果が小さくなる。
【0049】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
る。例えば、光ファイバケーブル1の一次被覆層3の内
部の構造変更は自由である。
【0050】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【0051】帯電によるファイバケーブル1の通線抵抗
を帯電防止剤にて低減できるので、通線性が改善され、
長尺のパイプ5でも高速高能率の通線作業が行える。さ
らに、帯電防止剤とオレイン酸アミドを併用すれば、上
記通線抵抗の低減に加えて、通線時に発生するファイバ
ケーブル1の被覆層4とパイプ5との摺接摩擦抵抗をも
低減でき、通線性が一層向上する。
【0052】また、オレイン酸アミド及び帯電防止剤
を、パイプ5の成形材料中と光ファイバケーブル1の被
覆層4の成形材料中に、夫々、混入添加して簡単に含有
させることができるので、本発明の適用が容易で、製造
も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す拡大横断面図である。
【符号の説明】 1 光ファイバケーブル 4 被覆層 5 パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 隆 東京都千代田区丸の内3丁目4番1号 三 菱電線工業株式会社東京事務所内 (72)発明者 高橋 益清 埼玉県熊谷市大字新堀1008 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 東久保 隆 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱電 線工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバケーブルを空気圧送により通
    線するパイプに於て、オレイン酸アミドを0.01〜0.50重
    量%含有しかつ帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含有して
    いることを特徴とする通線用パイプ。
  2. 【請求項2】 パイプ内へ空気圧送により通線されて該
    パイプと接触する被覆層を備えた光ファイバケーブルに
    於て、該被覆層が、帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含有
    していることを特徴とする通線用光ファイバケーブル。
  3. 【請求項3】 パイプ内へ空気圧送により通線されて該
    パイプと接触する被覆層を備えた光ファイバケーブルに
    於て、該被覆層が、オレイン酸アミドを0.01〜0.50重量
    %含有しかつ帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含有してい
    ることを特徴とする通線用光ファイバケーブル。
  4. 【請求項4】 通線用パイプがオレイン酸アミドを0.01
    〜0.50重量%含有しかつ帯電防止剤を0.01〜0.50重量%
    含有すると共に、該パイプ内へ空気圧送により通線され
    て該パイプと接触する被覆層を備えた光ファイバケーブ
    ルの該被覆層が帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含有して
    いることを特徴とする通線用パイプ及び光ファイバケー
    ブル。
  5. 【請求項5】 通線用パイプがオレイン酸アミドを0.01
    〜0.50重量%含有しかつ帯電防止剤を0.01〜0.50重量%
    含有すると共に、該パイプ内へ空気圧送により通線され
    て該パイプと接触する被覆層を備えた光ファイバケーブ
    ルの該被覆層がオレイン酸アミドを0.01〜0.50重量%含
    有しかつ帯電防止剤を0.01〜0.50重量%含有しているこ
    とを特徴とする通線用パイプ及び光ファイバケーブル。
JP5297370A 1993-11-02 1993-11-02 通線用パイプ及び光ファイバケーブル Pending JPH07128559A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014240865A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 株式会社フジクラ 光ファイバケーブル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014240865A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 株式会社フジクラ 光ファイバケーブル

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