JPH07127647A - 回転支持装置 - Google Patents
回転支持装置Info
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- JPH07127647A JPH07127647A JP5275428A JP27542893A JPH07127647A JP H07127647 A JPH07127647 A JP H07127647A JP 5275428 A JP5275428 A JP 5275428A JP 27542893 A JP27542893 A JP 27542893A JP H07127647 A JPH07127647 A JP H07127647A
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- Japan
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- conductive grease
- peripheral surface
- housing
- shaft
- outer peripheral
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
- F16C41/002—Conductive elements, e.g. to prevent static electricity
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
- F16C33/6603—Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
- F16C33/6607—Retaining the grease in or near the bearing
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- F16C33/6603—Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
- F16C33/6633—Grease properties or compositions, e.g. rheological properties
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
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- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/54—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
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- F16C2202/32—Conductivity
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C2326/00—Articles relating to transporting
- F16C2326/01—Parts of vehicles in general
- F16C2326/02—Wheel hubs or castors
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸1等の回転しない部材と、ハウジング2等
の回転する部材との間での電気信号の伝達を、長期間に
亙って良好に行なわせる。 【構成】 軸1とハウジング2とを、転がり軸受3、3
を介して相対回転自在に組み合わせる。軸1の外周面と
ハウジング2の内周面との間に、外部から隔てられた密
閉空間10を設ける。この密閉空間10内に、導電グリ
ース11を封入する。
の回転する部材との間での電気信号の伝達を、長期間に
亙って良好に行なわせる。 【構成】 軸1とハウジング2とを、転がり軸受3、3
を介して相対回転自在に組み合わせる。軸1の外周面と
ハウジング2の内周面との間に、外部から隔てられた密
閉空間10を設ける。この密閉空間10内に、導電グリ
ース11を封入する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る回転支持装置は、
例えば自動車用車輪の回転支持部分、或は一般機械の回
転支持部分に組み込んで、回転部分と固定部分との間で
電気信号の伝達を自在とする。
例えば自動車用車輪の回転支持部分、或は一般機械の回
転支持部分に組み込んで、回転部分と固定部分との間で
電気信号の伝達を自在とする。
【0002】
【従来の技術】例えば固定のハウジングの内側に回転軸
を支持する場合等、回転軸の内周面と回転軸の外周面と
の間に転がり軸受を組み込む事が、一般的に行なわれて
いる。又、例えば複写機等に於いては、回転軸とこの回
転軸を支持するハウジングとの間で電気信号を伝達する
必要がある。
を支持する場合等、回転軸の内周面と回転軸の外周面と
の間に転がり軸受を組み込む事が、一般的に行なわれて
いる。又、例えば複写機等に於いては、回転軸とこの回
転軸を支持するハウジングとの間で電気信号を伝達する
必要がある。
【0003】この為従来から、上記転がり軸受の潤滑に
供すべく、この転がり軸受に封入するグリースとして導
電性を有するものを使用する事が行なわれている。即
ち、上記転がり軸受を構成する内輪と外輪との間部分
を、1対のシールリングにより外部と遮蔽し、この間部
分に導電グリースを封入していた。この導電グリース
は、自身も潤滑性を有する炭素粉末等の導電物質を混入
する事により、導電性を持たせたものである。この導電
グリースは、それぞれが金属製で相対回転する、内輪と
外輪との双方に接触するので、例えば内輪を外嵌した回
転軸と外輪を内嵌したハウジングとの間で電気信号の伝
達が可能となる。
供すべく、この転がり軸受に封入するグリースとして導
電性を有するものを使用する事が行なわれている。即
ち、上記転がり軸受を構成する内輪と外輪との間部分
を、1対のシールリングにより外部と遮蔽し、この間部
分に導電グリースを封入していた。この導電グリース
は、自身も潤滑性を有する炭素粉末等の導電物質を混入
する事により、導電性を持たせたものである。この導電
グリースは、それぞれが金属製で相対回転する、内輪と
外輪との双方に接触するので、例えば内輪を外嵌した回
転軸と外輪を内嵌したハウジングとの間で電気信号の伝
達が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様な
従来構造の場合、次のの理由により、長期間に亙る
使用に伴って、電気信号の伝達性能が劣化する事が避け
られなかった。
従来構造の場合、次のの理由により、長期間に亙る
使用に伴って、電気信号の伝達性能が劣化する事が避け
られなかった。
【0005】導電グリースの量を確保できない。 転がり軸受を構成する内輪外周面と外輪内周面との間部
分の容積は小さく、従ってこの間部分に封入する導電グ
リースの量も限られたものになる。この為、上記内輪と
外輪との間の電気抵抗値を十分に小さくできないだけで
なく、導電グリースの性能が少し劣化した(電気抵抗値
が増大した)だけでも、必要な性能を確保できなくな
る。
分の容積は小さく、従ってこの間部分に封入する導電グ
リースの量も限られたものになる。この為、上記内輪と
外輪との間の電気抵抗値を十分に小さくできないだけで
なく、導電グリースの性能が少し劣化した(電気抵抗値
が増大した)だけでも、必要な性能を確保できなくな
る。
【0006】導電グリースの性能が劣化し易い 上記間部分に封入された導電グリースは、やはりこの間
部分に設けられた転動体の自転並びに公転運動によって
絶えず攪拌される。この結果、上記導電グリース中に混
入された導電物質が偏ってしまう。一方、上記内輪と外
輪との間で十分な電気信号伝達を行なわせる為には、こ
れら内輪外周面と外輪内周面との間に上記導電物質が、
万遍なく存在する必要がある。この為、上記攪拌に伴う
導電物質の偏りによって、上記導電グリースが電気信号
を伝達する性能が劣化する。
部分に設けられた転動体の自転並びに公転運動によって
絶えず攪拌される。この結果、上記導電グリース中に混
入された導電物質が偏ってしまう。一方、上記内輪と外
輪との間で十分な電気信号伝達を行なわせる為には、こ
れら内輪外周面と外輪内周面との間に上記導電物質が、
万遍なく存在する必要がある。この為、上記攪拌に伴う
導電物質の偏りによって、上記導電グリースが電気信号
を伝達する性能が劣化する。
【0007】本発明の回転支持装置は、上述の様な事情
に鑑みて発明したものである。
に鑑みて発明したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の回転支持装置
は、従来から知られた回転支持装置と同様に、外周面を
有する第一部材と、内周面を有し、この第一部材と同心
に配置された第二部材と、上記外周面と内周面との間に
設けられた転がり軸受とを備えている。
は、従来から知られた回転支持装置と同様に、外周面を
有する第一部材と、内周面を有し、この第一部材と同心
に配置された第二部材と、上記外周面と内周面との間に
設けられた転がり軸受とを備えている。
【0009】特に、本発明の回転支持装置に於いては、
上記第一部材と第二部材との間には、これら両部材の一
部表面が露出する密閉空間が設けられており、この密閉
空間内には導電グリースが封入されている。
上記第一部材と第二部材との間には、これら両部材の一
部表面が露出する密閉空間が設けられており、この密閉
空間内には導電グリースが封入されている。
【0010】
【作用】上述の様に構成される本発明の回転支持装置に
よれば、次のの理由により、第一部材と第二部材と
の間での電気信号の伝達を、長期間に亙って良好に行な
える。
よれば、次のの理由により、第一部材と第二部材と
の間での電気信号の伝達を、長期間に亙って良好に行な
える。
【0011】第一部材と第二部材との間に、十分な量
の導電グリースを保持できる。 導電グリースを封入する密閉空間は、第一、第二両部材
の一部表面が露出する様に、転がり軸受を構成する内輪
外周面と外輪内周面との間部分とは独立して設けられて
いる。従って、この密閉空間並びにこの密閉空間に封入
される導電グリースの量を十分に確保できる。この結
果、上記第一部材と第二部材との間の電気抵抗を十分に
小さくして、上記導電グリースの性能が多少劣化して
も、必要な性能を確保できる。
の導電グリースを保持できる。 導電グリースを封入する密閉空間は、第一、第二両部材
の一部表面が露出する様に、転がり軸受を構成する内輪
外周面と外輪内周面との間部分とは独立して設けられて
いる。従って、この密閉空間並びにこの密閉空間に封入
される導電グリースの量を十分に確保できる。この結
果、上記第一部材と第二部材との間の電気抵抗を十分に
小さくして、上記導電グリースの性能が多少劣化して
も、必要な性能を確保できる。
【0012】導電グリースの性能が劣化しにくい。 上記間部分とは独立して設けた密閉空間内には、転動体
の様に、この密閉空間内に封入された導電グリースを攪
拌する様な部材は存在しない。従って、この導電グリー
スの性能が劣化しにくい。
の様に、この密閉空間内に封入された導電グリースを攪
拌する様な部材は存在しない。従って、この導電グリー
スの性能が劣化しにくい。
【0013】
【実施例】図1は本発明の第一実施例を示している。第
一部材である、固定されて回転しない軸1の周囲には、
第二部材である、円筒状で運転時に回転するハウジング
2を、互いに間隔をあけて配置された1対の転がり軸受
3、3により、回転自在に支持している。各転がり軸受
3、3は、それぞれ上記軸1に外嵌固定される内輪4、
4と、上記ハウジング2に内嵌固定される外輪5、5
と、これら内輪4、4と外輪5、5との間に転動自在に
設けられた転動体6、6と、この転動体6、6を転動自
在に保持する保持器7、7とを備える。
一部材である、固定されて回転しない軸1の周囲には、
第二部材である、円筒状で運転時に回転するハウジング
2を、互いに間隔をあけて配置された1対の転がり軸受
3、3により、回転自在に支持している。各転がり軸受
3、3は、それぞれ上記軸1に外嵌固定される内輪4、
4と、上記ハウジング2に内嵌固定される外輪5、5
と、これら内輪4、4と外輪5、5との間に転動自在に
設けられた転動体6、6と、この転動体6、6を転動自
在に保持する保持器7、7とを備える。
【0014】上記各外輪5、5の軸方向両端部内周面に
は、それぞれ円輪状に形成されたシールリング8、8の
外周縁を係止している。そして、各シールリング8、8
の内周縁を、上記各内輪4、4の軸方向両端部外周面に
近接若しくは摺接させている。上記各内輪4、4の外周
面と上記各外輪5、5の内周面との間部分9、9は、こ
の様な、それぞれ1対ずつのシールリング8、8により
外部から遮蔽されている。そして、これら各間部分9、
9に、上記各転がり軸受3、3を潤滑する為のグリース
を封入している。尚、このグリースとしては、導電グリ
ースを使用する必要はないが、導電グリースを使用する
事は自由である。
は、それぞれ円輪状に形成されたシールリング8、8の
外周縁を係止している。そして、各シールリング8、8
の内周縁を、上記各内輪4、4の軸方向両端部外周面に
近接若しくは摺接させている。上記各内輪4、4の外周
面と上記各外輪5、5の内周面との間部分9、9は、こ
の様な、それぞれ1対ずつのシールリング8、8により
外部から遮蔽されている。そして、これら各間部分9、
9に、上記各転がり軸受3、3を潤滑する為のグリース
を封入している。尚、このグリースとしては、導電グリ
ースを使用する必要はないが、導電グリースを使用する
事は自由である。
【0015】更に、上記軸1の外周面と上記ハウジング
2の内周面との間に位置し、上記1対の転がり軸受3、
3により軸方向両端を仕切られた、円筒状の密閉空間1
0内には、導電グリース11を封入している。この密閉
空間10内への導電グリース11の封入量は十分に確保
する事により、この導電グリース11と、上記軸1の外
周面及び上記ハウジング2の内周面とが、十分に広い面
積で接触する様にしている。
2の内周面との間に位置し、上記1対の転がり軸受3、
3により軸方向両端を仕切られた、円筒状の密閉空間1
0内には、導電グリース11を封入している。この密閉
空間10内への導電グリース11の封入量は十分に確保
する事により、この導電グリース11と、上記軸1の外
周面及び上記ハウジング2の内周面とが、十分に広い面
積で接触する様にしている。
【0016】上述の様に構成される回転支持装置の運転
時には、上記軸1の周囲でハウジング2が回転する。こ
の回転に拘らず、上記密閉空間10内に封入された導電
グリース11は、上記軸1の外周面及びハウジング2の
内周面に接触したままとなる。従って、上記ハウジング
2の回転に拘らず、これら軸1とハウジング2との間で
の電気信号の伝達が自在となる。
時には、上記軸1の周囲でハウジング2が回転する。こ
の回転に拘らず、上記密閉空間10内に封入された導電
グリース11は、上記軸1の外周面及びハウジング2の
内周面に接触したままとなる。従って、上記ハウジング
2の回転に拘らず、これら軸1とハウジング2との間で
の電気信号の伝達が自在となる。
【0017】上記密閉空間10の容積は、上記各転がり
軸受3、3の内部に存在する間部分9、9の容積に比べ
て遥かに大きく、上記導電グリース11の量も十分に多
くなる。従って、上記軸1とハウジング2との間の電気
抵抗を十分に小さくして、上記導電グリース11の性能
が多少劣化しても、必要な性能を確保できる。
軸受3、3の内部に存在する間部分9、9の容積に比べ
て遥かに大きく、上記導電グリース11の量も十分に多
くなる。従って、上記軸1とハウジング2との間の電気
抵抗を十分に小さくして、上記導電グリース11の性能
が多少劣化しても、必要な性能を確保できる。
【0018】又、上記ハウジング2の回転時に、上記密
閉空間10内に封入された導電グリース11は、上記軸
1の外周面、ハウジング2の内周面、転がり軸受3、3
の端面と摩擦し合うだけで、特に攪拌される事はない。
従って、この導電グリース11の性能が劣化しにくい。
閉空間10内に封入された導電グリース11は、上記軸
1の外周面、ハウジング2の内周面、転がり軸受3、3
の端面と摩擦し合うだけで、特に攪拌される事はない。
従って、この導電グリース11の性能が劣化しにくい。
【0019】次に、図2は本発明の第二実施例を示して
いる。本実施例の場合には、ハウジング2の一端部(図
2の左端部)を一方(図2の左方)の転がり軸受3より
も突出させて張り出し部12とし、この張り出し部12
の先端部に、円輪状の塞ぎ板13を固定している。そし
て、この塞ぎ板13の内周縁と軸1の外周面との間にシ
ールリング14を設けて、上記張り出し部12の内周面
と上記軸1の外周面との間を、外部から遮蔽された密閉
空間10aとしている。そして、この密閉空間10a内
に、導電グリース11を封入している。その他の構成及
び作用は、上述した第一実施例と同様である為、同等部
分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
いる。本実施例の場合には、ハウジング2の一端部(図
2の左端部)を一方(図2の左方)の転がり軸受3より
も突出させて張り出し部12とし、この張り出し部12
の先端部に、円輪状の塞ぎ板13を固定している。そし
て、この塞ぎ板13の内周縁と軸1の外周面との間にシ
ールリング14を設けて、上記張り出し部12の内周面
と上記軸1の外周面との間を、外部から遮蔽された密閉
空間10aとしている。そして、この密閉空間10a内
に、導電グリース11を封入している。その他の構成及
び作用は、上述した第一実施例と同様である為、同等部
分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
【0020】次に、図3は本発明の第三実施例を示して
いる。本実施例の場合には、軸1の外周面に内側円輪板
15、15を、ハウジング2の内周面に外側円輪板1
6、16を、それぞれ固定し、これら両円輪板15、1
6を軸方向に亙って交互に配置している。これら両円輪
板15、16は、金属製とする。隣り合う円輪板15、
16同士の間隔は、擦れ合う危険性がなく、しかも隣り
合う円輪板15、16の間部分に十分な導電グリース1
1を保持できる程度に近接させる。
いる。本実施例の場合には、軸1の外周面に内側円輪板
15、15を、ハウジング2の内周面に外側円輪板1
6、16を、それぞれ固定し、これら両円輪板15、1
6を軸方向に亙って交互に配置している。これら両円輪
板15、16は、金属製とする。隣り合う円輪板15、
16同士の間隔は、擦れ合う危険性がなく、しかも隣り
合う円輪板15、16の間部分に十分な導電グリース1
1を保持できる程度に近接させる。
【0021】本実施例の場合には、上記各円輪板15、
16の表面と導電グリース11とが接触する分、軸1及
びハウジング2と導電グリース11との間(境界部分)
の電気抵抗が小さくなる。ハウジング2の回転中心に対
して直角方向に広がった、上記各円輪板15、16が、
上記ハウジング2の回転に伴って、上記導電グリースを
攪拌する事はない。その他の構成及び作用は、上述した
第一実施例と同様である為、同等部分には同一符号を付
して、重複する説明を省略する。
16の表面と導電グリース11とが接触する分、軸1及
びハウジング2と導電グリース11との間(境界部分)
の電気抵抗が小さくなる。ハウジング2の回転中心に対
して直角方向に広がった、上記各円輪板15、16が、
上記ハウジング2の回転に伴って、上記導電グリースを
攪拌する事はない。その他の構成及び作用は、上述した
第一実施例と同様である為、同等部分には同一符号を付
して、重複する説明を省略する。
【0022】次に、図4は本発明の第四実施例として、
本発明を車輪を支持する為のハブユニット部分に適用し
た構造を示している。懸架装置に支持されたナックルス
ピンドル17の周囲には、ホイール19を固定する為の
ハブドラム20を、それぞれが円錐ころ軸受である1対
の転がり軸受18、18を介して、回転自在に支持して
いる。
本発明を車輪を支持する為のハブユニット部分に適用し
た構造を示している。懸架装置に支持されたナックルス
ピンドル17の周囲には、ホイール19を固定する為の
ハブドラム20を、それぞれが円錐ころ軸受である1対
の転がり軸受18、18を介して、回転自在に支持して
いる。
【0023】そして、上記ナックルスピンドル17の外
周面と上記ハブドラム20の内周面との間に位置し、上
記1対の転がり軸受18、18に挟まれた密閉空間10
b内に、導電グリース11を封入している。この様に密
閉空間10b内に導電グリース11を封入する結果、回
転しない上記ナックルスピンドル17と、回転する上記
ホイール19との間で、電気信号の伝達が可能になる。
耐久性向上等、本発明独特の作用効果に関しては、上述
した第一〜第三実施例と同様である。
周面と上記ハブドラム20の内周面との間に位置し、上
記1対の転がり軸受18、18に挟まれた密閉空間10
b内に、導電グリース11を封入している。この様に密
閉空間10b内に導電グリース11を封入する結果、回
転しない上記ナックルスピンドル17と、回転する上記
ホイール19との間で、電気信号の伝達が可能になる。
耐久性向上等、本発明独特の作用効果に関しては、上述
した第一〜第三実施例と同様である。
【0024】次に、図5は本発明の第五実施例を示して
いる。本実施例の場合には、ハブドラム20の外側面中
央部に被着したキャップ21の内側を、密閉空間10c
とし、この密閉空間10c内に導電グリース11を封入
している。この導電グリース11は、ナックルスピンド
ル17の端面、このナックルスピンドル17に螺合した
ナット22等の固定部分と、上記ハブドラム20の外側
面中央部及び上記キャップ21の内面等の回転部分とに
常に接触する。従って、回転しない上記ナックルスピン
ドル17と、回転するホイール19との間で、電気信号
の伝達が可能になる。その他の構成及び作用は、上述の
第四実施例と同様である為、同等部分には同一符号を付
して、重複する説明を省略する。
いる。本実施例の場合には、ハブドラム20の外側面中
央部に被着したキャップ21の内側を、密閉空間10c
とし、この密閉空間10c内に導電グリース11を封入
している。この導電グリース11は、ナックルスピンド
ル17の端面、このナックルスピンドル17に螺合した
ナット22等の固定部分と、上記ハブドラム20の外側
面中央部及び上記キャップ21の内面等の回転部分とに
常に接触する。従って、回転しない上記ナックルスピン
ドル17と、回転するホイール19との間で、電気信号
の伝達が可能になる。その他の構成及び作用は、上述の
第四実施例と同様である為、同等部分には同一符号を付
して、重複する説明を省略する。
【0025】次に、図6は本発明の第六実施例を示して
いる。本実施例の場合には、ナックルスピンドル17の
周囲にハブドラム20を支持する為の転がり軸受18
a、18aとして、深溝型の玉軸受を使用している。そ
して、両転がり軸受18a、18aの間部分で上記ナッ
クルスピンドル17に、金属製の間座23を外嵌し、こ
の間座23を、上記両転がり軸受18a、18aを構成
する内輪4、4で挟持している。そして、この間座23
の周囲に存在する密閉空間10dに、導電グリース11
を封入している。その他の構成及び作用は、前述した第
四実施例と同様である為、同等部分には同一符号を付し
て、重複する説明を省略する。
いる。本実施例の場合には、ナックルスピンドル17の
周囲にハブドラム20を支持する為の転がり軸受18
a、18aとして、深溝型の玉軸受を使用している。そ
して、両転がり軸受18a、18aの間部分で上記ナッ
クルスピンドル17に、金属製の間座23を外嵌し、こ
の間座23を、上記両転がり軸受18a、18aを構成
する内輪4、4で挟持している。そして、この間座23
の周囲に存在する密閉空間10dに、導電グリース11
を封入している。その他の構成及び作用は、前述した第
四実施例と同様である為、同等部分には同一符号を付し
て、重複する説明を省略する。
【0026】次に、図7は本発明の第七実施例を示して
いる。本実施例は、やはり自動車の車輪の回転支持部分
に本発明を適用したものである。車軸の端部に外嵌支持
される、1対の内輪24、24が、第一部材に相当す
る。第二部材に相当するハブ25の外周面には、ホイー
ルを固定する為のフランジ26を形成している。そし
て、上記各内輪24、24の外周面に形成した内輪軌道
と、上記ハブ25の内周面に形成した外輪軌道との間に
転動体6、6を設けて転がり軸受とし、上記内輪24、
24の外側でのハブ25の回転を自在としている。
いる。本実施例は、やはり自動車の車輪の回転支持部分
に本発明を適用したものである。車軸の端部に外嵌支持
される、1対の内輪24、24が、第一部材に相当す
る。第二部材に相当するハブ25の外周面には、ホイー
ルを固定する為のフランジ26を形成している。そし
て、上記各内輪24、24の外周面に形成した内輪軌道
と、上記ハブ25の内周面に形成した外輪軌道との間に
転動体6、6を設けて転がり軸受とし、上記内輪24、
24の外側でのハブ25の回転を自在としている。
【0027】上記転動体6、6を転動自在に保持する1
対の保持器7a、7aとしては、それぞれ合成樹脂製の
冠型のものを使用している。そして、各保持器7a、7
aは、ポケットの開口部を互いに逆方向に向けて配置し
ている。従って、上記内輪24、24の外周面とハブ2
5の内周面との間で、上記1対の保持器7a、7aに挟
まれた部分を、密閉空間10eとし、この密閉空間10
e内に導電グリース11を封入している。本実施例の場
合、導電グリース11の一部が上記転動体6、6で攪拌
される。但し、導電グリース11の内の大部分は、攪拌
される事なく、長期間に亙って品質を保持される。従っ
て、本実施例の場合も、長期間に亙って十分な性能維持
を図れる。
対の保持器7a、7aとしては、それぞれ合成樹脂製の
冠型のものを使用している。そして、各保持器7a、7
aは、ポケットの開口部を互いに逆方向に向けて配置し
ている。従って、上記内輪24、24の外周面とハブ2
5の内周面との間で、上記1対の保持器7a、7aに挟
まれた部分を、密閉空間10eとし、この密閉空間10
e内に導電グリース11を封入している。本実施例の場
合、導電グリース11の一部が上記転動体6、6で攪拌
される。但し、導電グリース11の内の大部分は、攪拌
される事なく、長期間に亙って品質を保持される。従っ
て、本実施例の場合も、長期間に亙って十分な性能維持
を図れる。
【0028】
【発明の効果】本発明の回転支持装置は、以上に述べた
通り構成され作用するので、転がり軸受を介して組み合
わされ、相対的に回転する2部材間での電気信号伝達
を、長期間に亙って良好に行なわせる事が可能となる。
通り構成され作用するので、転がり軸受を介して組み合
わされ、相対的に回転する2部材間での電気信号伝達
を、長期間に亙って良好に行なわせる事が可能となる。
【図1】本発明の第一実施例を示す断面図。
【図2】同第二実施例を示す断面図。
【図3】同第三実施例を示す断面図。
【図4】同第四実施例を示す断面図。
【図5】同第五実施例を示す部分断面図。
【図6】同第六実施例を示す部分断面図。
【図7】同第七実施例を示す断面図。
1 軸 2 ハウジング 3 転がり軸受 4 内輪 5 外輪 6 転動体 7、7a 保持器 8 シールリング 9 間部分 10、10a、10b、10c、10d、10e 密閉
空間 11 導電グリース 12 張り出し部 13 塞ぎ板 14 シールリング 15 内側円輪板 16 外側円輪板 17 ナックルスピンドル 18、18a 転がり軸受 19 ホイール 20 ハブドラム 21 キャップ 22 ナット 23 間座 24 内輪 25 ハブ 26 フランジ
空間 11 導電グリース 12 張り出し部 13 塞ぎ板 14 シールリング 15 内側円輪板 16 外側円輪板 17 ナックルスピンドル 18、18a 転がり軸受 19 ホイール 20 ハブドラム 21 キャップ 22 ナット 23 間座 24 内輪 25 ハブ 26 フランジ
Claims (1)
- 【請求項1】 外周面を有する第一部材と、内周面を有
し、この第一部材と同心に配置された第二部材と、上記
外周面と内周面との間に設けられた転がり軸受とを備え
た回転支持装置に於いて、上記第一部材と第二部材との
間には、これら両部材の一部表面が露出する密閉空間が
設けられており、この密閉空間内には導電グリースが封
入されている事を特徴とする回転支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5275428A JPH07127647A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 回転支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5275428A JPH07127647A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 回転支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07127647A true JPH07127647A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17555387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5275428A Pending JPH07127647A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 回転支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07127647A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6190051B1 (en) | 1998-02-24 | 2001-02-20 | Skf Industrie S.P.A. | Roller contact bearing with a sealing device and a device for rotation speed |
JP2001140909A (ja) * | 1999-11-11 | 2001-05-22 | Tsurumi Mfg Co Ltd | 軸承装置 |
JP2001140910A (ja) * | 1999-11-11 | 2001-05-22 | Tsurumi Mfg Co Ltd | 軸承装置 |
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US6323640B1 (en) | 1998-01-16 | 2001-11-27 | Skf Industrie S.P.A. | Rolling bearing unit with a rotating speed measuring device |
US6491441B2 (en) | 1999-03-04 | 2002-12-10 | Skf Industrie S.P.A. | Tapered bearing unit |
JP2009115133A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Ntn Corp | 転がり軸受 |
EP1780011A3 (de) * | 2005-10-25 | 2009-10-28 | Christa Dettke | Presseur |
WO2011114371A1 (ja) * | 2010-03-17 | 2011-09-22 | 株式会社 日立製作所 | インバータ駆動回転電機,そのシステム,その軸受及びそのエンドブラケット |
CN104595355A (zh) * | 2014-11-20 | 2015-05-06 | 广东威灵电机制造有限公司 | 轴承及具有其的电机 |
CN108071925A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-05-25 | 扬州海通电子科技有限公司 | 一种浸油式滑环的渗漏油液自收集装置 |
-
1993
- 1993-11-04 JP JP5275428A patent/JPH07127647A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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