JPH11193816A - 減衰機構付転がり軸受 - Google Patents

減衰機構付転がり軸受

Info

Publication number
JPH11193816A
JPH11193816A JP9367643A JP36764397A JPH11193816A JP H11193816 A JPH11193816 A JP H11193816A JP 9367643 A JP9367643 A JP 9367643A JP 36764397 A JP36764397 A JP 36764397A JP H11193816 A JPH11193816 A JP H11193816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
bearing
damping mechanism
grease
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9367643A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Toma
尅也 當摩
Hiromasa Fukuyama
寛正 福山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP9367643A priority Critical patent/JPH11193816A/ja
Publication of JPH11193816A publication Critical patent/JPH11193816A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C27/00Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement
    • F16C27/04Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies
    • F16C27/045Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies with a fluid film, e.g. squeeze film damping
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受本体に振動の減衰機構を併設することに
より、軸受の小型化を図ると共に、軸受のユニット化を
図った減衰機構付転がり軸受を提供すること。 【解決手段】 軸受本体5に嵌合一体的に設けたダンパ
ー受け体6とダンパーハウジング7との間に、ダンパー
空間8,9を形成し、このダンパー空間8,9内に、箔
体10,11を配設すると共に、グリースGを充填して
いるため、枢軸の回転時に振動が軸受本体5からハウジ
ング等の固定側に伝わる時、ダンパー空間8,9内で
は、グリースGが箔体10,11回りの隙間内に入り込
み、大略的には、この隙間内でグリースGが圧搾・膨張
されることにより、枢軸の回転時に伝わる振動を減衰で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速回転用の減衰
機構付転がり軸受に関し、詳しくは、枢軸の高速回転時
に軸受本体からハウジング等の固定側に伝わる振動を減
衰し、小型化およびユニット化を図った減衰機構付転が
り軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】高速回転用の転がり軸受、例えば、アン
ギュラ玉軸受は、枢軸側に嵌合される内輪と、この内輪
に対向してハウジング等の固定側に嵌合される外輪と、
この内輪と外輪との間に嵌装される転動体とからなる軸
受本体を備えている。この枢軸の高速回転時には、枢軸
の振動が軸受本体からハウジング等に伝わることがあ
り、この振動の伝達を抑制するため、軸受本体の外輪ま
たは内輪に、振動の減衰機構を嵌合一体的に設けること
がある。
【0003】この減衰機構としては、従来、例えば、ス
クーズフィルムダンパーが知られている。このダンパー
では、例えば、外輪の径方向外方または軸方向外方に、
粘性流体を貯留するためのダンパー空間が形成してあ
り、このダンパー空間内には、複数枚のフィルムが配設
してあり、このダンパー空間内に外部から粘性流体を常
時供給するための粘性流体の供給装置が軸受の外部に設
けてある。これにより、粘性流体の供給装置からダンパ
ー空間内に粘性流体を供給すると、粘性流体は、ダンパ
ー空間内の複数枚のフィルムの隙間に入り込み、この隙
間内で圧搾されることにより、枢軸の高速回転時に軸受
本体からハウジング等に伝わる振動を減衰することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たスクーズフィルムダンパーの減衰機構にあっては、外
部からダンパー空間内に粘性流体を常時供給する必要が
あるため、粘性流体の供給装置を軸受本体と別部品とし
て設けなければならないといったことがある。したがっ
て、軸受本体に減衰機構を併有させることができず、軸
受の小型化を図れないと共に、軸受のユニット化を図る
ことができなかった。
【0005】本発明は、上述したような事情に鑑みたも
のであって、軸受本体に振動の減衰機構を併設すること
により、軸受の小型化を図ると共に、軸受のユニット化
を図った減衰機構付転がり軸受を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため、
本発明に係る減衰機構付転がり軸受は、枢軸に嵌合され
る内輪と、固定側に嵌合される外輪と、この内輪と外輪
との間に嵌装される転動体とを有する軸受本体を備える
と共に、枢軸の回転時に固定側に伝わる振動を減衰する
減衰機構を備えた転がり軸受において、前記軸受本体の
外輪または内輪に、ダンパーハウジングを一体的に嵌合
し、このダンパーハウジングと外輪又は内輪との間に僅
少隙間のダンパー空間を形成し、このダンパー空間内に
グリースを充填したことを特徴とする。さらには、前記
軸受本体の外輪または内輪に、ダンパー受け体とダンパ
ーハウジングとを一体的に嵌合し、このダンパー受け体
とダンパーハウジングとの間に僅少隙間のダンパー空間
を形成し、このダンパー空間内にグリースを充填したこ
とを特徴とする。また、さらには、前記軸受本体の外輪
または内輪に、ダンパー受け体とダンパーハウジングと
を一体的に嵌合し、このダンパー受け体とダンパーハウ
ジングとの間に、ダンパー空間を形成し、このダンパー
空間内に、少なくとも1枚の箔体を配設すると共に、グ
リースを充填したことを特徴とする。
【0007】このように、本発明では、軸受本体に嵌合
一体的に設けたダンパー受け体とダンパーハウジングと
の間に、僅少隙間のダンパー空間を形成し、このダンパ
ー空間内にグリースを充填している。そのため、枢軸の
回転時に振動が軸受本体からハウジング等の固定側に伝
わる時、ダンパー空間内では、グリースが圧搾・膨張さ
れることにより、枢軸の回転時に伝わる振動を減衰する
ことができる。
【0008】このように、本発明では、軸受本体に嵌合
一体的に設けたダンパー受け体とダンパーハウジングと
の間に、ダンパー空間を形成し、このダンパー空間内に
グリースを充填している。そのため、枢軸の回転時に振
動が軸受本体からハウジング等の固定側に伝わる時、ダ
ンパー空間内では、グリースが圧搾・膨張されることに
より、枢軸の回転時に伝わる振動を減衰することができ
る。
【0009】ダンパー空間内に箔体がある場合は箔体回
りの隙間内に入り込んだグリースが圧搾・膨張されるこ
とにより、枢軸の回転時に伝わる振動をより効果的に減
衰することができる。
【0010】したがって、軸受本体に振動の減衰機構を
併設することができ、軸受の小型化を図ることができる
と共に、軸受のユニット化を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
減衰機構付転がり軸受を図面を参照しつつ説明する。
【0012】図1は、本発明の第1実施の形態に係る減
衰機構付転がり軸受の断面図である。
【0013】図2は、図1の減衰機構を内輪側に設けた
実施例である。
【0014】図3は、本発明の他の実施形態に係わる減
衰機構付転がり軸受の断面図である。
【0015】図4は、図3の減衰機構を内輪側に設けた
実施例である。
【0016】図1において、ダンパーハウジング7は軸
受外輪3に僅少隙間をもって一体的に嵌合しており、そ
のダンパー空間8,9にはグリースが充填されている。
さらに、ダンパー空間8,9内のグリース保持の完全性
を期するためにグリース溜まり条痕30(誇張して図示
してある)が設けてある。ダンパーハウジング7と軸受
外輪3との回り止め機構は図示していないピン等によっ
て行う。
【0017】図3において、ダンパー受け体6は軸受外
輪3に固定され、ダンパーハウジング7はダンパー受け
体6に僅少隙間をもって一体的に嵌合しており、そのダ
ンパー空間8,9内にはグリースが充填されている。
【0018】さらに、ダンパー空間8,9内のグリース
保持の完全性を期するためにグリース溜まり条痕30が
設けてある。ダンパーハウジング7とダンパー受け体6
との間のダンパー空間8,9に充填されているグリース
は両端に設けたOリング14によって密封されている。
【0019】図5は、本発明の第5実施の形態に係る減
衰機構付転がり軸受の断面図である。
【0020】図6は、図5に示す減衰機構付転がり軸受
に装着したラジアル箔体の斜視図である。
【0021】図7は、図5に示す減衰機構付転がり軸受
に装着したアキシアル箔体の平面図である。
【0022】図8は、図5に示す減衰機構付転がり軸受
の減衰機構を拡大して示す断面図である。
【0023】図9は、図5に示す減衰機構付転がり軸受
の減衰機構に充填するグリースの顕微鏡写真である。
【0024】図5に示すように、高速回転用の転がり軸
受1、例えば、アンギュラ玉軸受は、枢軸側に嵌合され
る内輪2と、この内輪2に対向してハウジング等の固定
側に嵌合される外輪3と、この内輪2と外輪3との間に
嵌装される転動体4とを有する軸受本体5を備えてい
る。
【0025】この軸受本体5の外輪3の径方向外方およ
び軸方向外方には、ダンパー受け体6が一体的に嵌合し
て設けてあり、このダンパー受け体6の径方向外方およ
び軸方向外方には、ダンパーハウジング7が一体的に嵌
合して設けてある。これらダンパー受け体6とダンパー
ハウジング7との径方向の間には、間隔が数十μm〜数
百μmであるラジアル空間8(ダンパー空間)が形成し
てあり、ダンパー受け体6とダンパーハウジング7との
軸方向の間には、間隔が数十μm〜数百μmであるアキ
シアル空間9(ダンパー空間)が形成してある。
【0026】これらラジアル空間8およびアキシアル空
間9には、各々、厚さがが数十μm〜数百μmである2
枚のラジアル箔体10および2枚のアキシアル箔体11
が装填してある。
【0027】このラジアル箔体10は、図6にも示すよ
うに、円筒体に形成してあり、この円筒体状のラジアル
箔体10には、グリースGを保持するための多数の孔1
2が設けてある。また、ラジアル箔体10同士の間隔、
ラジアル箔体10とダンパー受け体6の外周面との間
隔、およびラジアル箔体10とダンパーハウジング7の
内周面との間隔は、数十μm〜数百μmの僅少であるよ
うに維持してある。なお、ラジアル箔体10は、図示例
では、円筒体であるが、必ずしも円筒体である必要はな
く、切れ目の入った帯状のものであってもよく、また、
グリースGを保持するための多数の孔12は必ずしも設
けてなくてもよい。
【0028】アキシアル箔体11は、図7にも示すよう
に、平坦な円環状に形成してあり、このアキシアル箔体
11にも、グリースGを保持するための多数の孔13が
設けてある。また、この場合のアキシアル箔体11同士
の間隔、アキシアル箔体11とダンパー受け体6の側面
との間隔、およびアキシアル箔体11とダンパーハウジ
ング7の側面との間隔も、数十μm〜数百μmの僅少で
あるように維持してある。なお、アキシアル箔体11
は、固定せずに遊嵌状態であってもよく、また、グリー
スGを保持するための多数の孔13は必ずしも設けてな
くてもよい。
【0029】ラジアル空間8には、グリースGが充填し
てあり、グリースGは、ラジアル箔体10同士の隙間、
ラジアル箔体10とダンパー受け体6の外周面との隙
間、およびラジアル箔体10とダンパーハウジング7の
内周面との隙間内に入り込み、後述するように、これら
の隙間内でグリースGが圧搾・膨張されることにより、
枢軸の回転時に伝わる振動を減衰することができる。同
様に、アキシアル空間9にも、グリースGが充填してあ
り、グリースGは、アキシアル箔体11同士の隙間、ア
キシアル箔体11とダンパー受け体6の側面との隙間、
およびアキシアル箔体11とダンパーハウジング7の側
面との隙間内に入り込み、枢軸の回転時に伝わる振動を
減衰することができる。
【0030】このように構成した減衰機構付転がり軸受
は、以下のようにして振動を減衰する。
【0031】枢軸の回転時に振動が軸受本体5からハウ
ジング等の固定側に伝わる時、ラジアル空間8およびア
キシアル空間9内には、グリースGが入り込み、以下の
ように減衰能を発揮する。すなわち、図9に示すよう
に、グリースGは、石鹸基が三次元的に網目状構造を形
成しており、それに基油が毛細管現象で吸着されたもの
であり、基油の石鹸基からの吸着・離脱に伴うエネルギ
ー損失が振動の減衰能となって現れる。そのため、振動
が軸受本体5からハウジング等の固定側に伝わった時に
は、僅少な(数十μm〜数百μm)ラジアル箔体10同
士の隙間、アキシアル箔体11同士の隙間等内に入り込
んだグリースGは、圧搾・膨張され、これに伴って、基
油の石鹸基からの吸着・離脱が生起され、これが振動の
減衰能として機能し、これにより、枢軸の回転時に伝わ
る振動を減衰することができる。
【0032】このように、軸受本体5に振動の減衰機構
を併設することができ、軸受の小型化を図ることができ
ると共に、軸受のユニット化を図ることができる。
【0033】図10は、本発明の第6実施の形態に係る
減衰機構付転がり軸受の断面図である。第6実施の形態
では、ラジアル空間8およびアキシアル空間9が第1実
施の形態と同様に設けてあり、ラジアル求心ばね用Oリ
ング14がアキシアル空間9の軸方向外方であってダン
パー受け体6の外周面とダンパーハウジング7の内周面
との間に配設してある。このOリング14は、ラジアル
求心力を発揮するだけでなく、グリースGのシール機能
をも果たす。また、ラジアル求心力を発揮するものであ
れば、Oリング以外のものであってもよく、他の実施の
形態でも同様である。
【0034】図11は、本発明の第7実施の形態に係る
減衰機構付転がり軸受の断面図である。第7実施の形態
では、グリースを充填するラジアル空間8を設けずに、
グリースを充填するアキシアル空間9が第6実施の形態
と同様に設けてあり、ラジアル求心ばね用Oリング14
がアキシアル空間9の軸方向内方であってダンパー受け
体6の外周面とダンパーハウジング7の内周面との間に
配設してある。
【0035】図12は、本発明の第8実施の形態に係る
減衰機構付転がり軸受の断面図である。第8実施の形態
では、グリースを充填するアキシアル空間9を設けず
に、グリースを充填するラジアル空間8が第1実施の形
態と同様に設けてあり、ラジアル求心ばね用Oリング1
4がラジアル空間8の軸方向外方であってダンパー受け
体6の外周面とダンパーハウジング7の内周面との間に
配設してある。ただし、ラジアル箔体10は、図7に示
すように、平坦な円環状に形成してある。
【0036】図13は、本発明の第9実施の形態に係る
減衰機構付転がり軸受の断面図である。第9実施の形態
では、アンギュラ玉軸受の軸受本体5が2個組み合わせ
て設けてあり、グリースを充填するアキシアル空間9を
設けずに、グリースを充填するラジアル空間8が設けて
ある。ただし、ラジアル箔体10は、図7に示すよう
に、平坦な円環状に形成してある。ラジアル求心ばね用
Oリング14がラジアル空間8の軸方向外方であってダ
ンパー受け体6の外周面とダンパーハウジング7の内周
面との間に配設してある図14は、本発明の第10実施
の形態に係る減衰機構付転がり軸受の断面図である。第
10実施の形態では、アンギュラ玉軸受の軸受本体5が
2個組み合わせて設けてあり、グリースを充填するラジ
アル空間8を設けずに、グリースを充填するアキシアル
空間9が設けてあり、ラジアル求心ばね用Oリング14
がアキシアル空間9の軸方向内方であってダンパー受け
体6の外周面とダンパーハウジング7の内周面との間に
配設してある。
【0037】図15は、本発明の第11実施の形態に係
る減衰機構付転がり軸受の断面図である。第11実施の
形態では、軸受本体5の内輪2の径方向内方および軸方
向外方には、ダンパー受け体6が一体的に嵌合して設け
てあり、このダンパー受け体6の径方向内方および軸方
向外方には、ダンパーハウジング7が一体的に嵌合して
設けてある。この第11実施の形態では、内輪2側に、
減衰機構が設けてあり、枢軸からの振動は、減衰されて
軸受本体5に伝達される。
【0038】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されず、種々変形可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
軸受本体又は軸受本体に嵌合一体的に設けたダンパー受
け体とダンパーハウジングとの間に、ダンパー空間を形
成し、このダンパー空間内に、好ましい場合は箔体を配
設すると共に、グリースを充填しているため、枢軸の回
転時に振動が軸受本体からハウジング等の固定側に伝わ
る時、ダンパー空間内では、グリースが圧搾・膨張さ
れ、箔体がある場合はグリースが箔体回りの隙間内に入
り込み、大略的には、この隙間内でグリースが圧搾・膨
張されることにより、枢軸の回転時に伝わる振動を減衰
することができる。したがって、軸受本体に振動の減衰
機構を併設することができ、軸受の小型化を図ることが
できると共に、軸受のユニット化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る減衰機構付転が
り軸受の断面図である。
【図2】本発明の第2実施の形態に係る減衰機構付転が
り軸受の断面図である。
【図3】本発明の第3実施の形態に係る減衰機構付転が
り軸受の断面図である。
【図4】本発明の第4実施の形態に係る減衰機構付転が
り軸受の断面図である。
【図5】本発明の第5実施の形態に係る減衰機構付転が
り軸受の断面図である。
【図6】図5に示す減衰機構付転がり軸受に装着したラ
ジアル箔体の斜視図である。
【図7】図5に示す減衰機構付転がり軸受に装着したア
キシアル箔体の平面図である。
【図8】図5に示す減衰機構付転がり軸受の減衰機構を
拡大して示す断面図である。
【図9】図5に示す減衰機構付転がり軸受の減衰機構に
充填するグリースの顕微鏡写真である。
【図10】本発明の第6実施の形態に係る減衰機構付転
がり軸受の断面図である。
【図11】本発明の第7実施の形態に係る減衰機構付転
がり軸受の断面図である。
【図12】本発明の第8実施の形態に係る減衰機構付転
がり軸受の断面図である。
【図13】本発明の第9実施の形態に係る減衰機構付転
がり軸受の断面図である。
【図14】本発明の第10実施の形態に係る減衰機構付
転がり軸受の断面図である。
【図15】本発明の第11実施の形態に係る減衰機構付
転がり軸受の断面図である。
【符号の説明】
1 転がり軸受 2 内輪 3 外輪 4 転動体 5 軸受本体 6 ダンパー受け体 7 ダンパーハウジング 8 ラジアル空間(ダンパー空間) 9 アキシアル空間(ダンパー空間) 10 ラジアル箔体 11 アキシアル箔体 12 孔 13 孔 14 Oリング G グリース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枢軸側に嵌合される内輪又は外輪と、固
    定側に嵌合される外輪又は内輪と、この内輪と外輪との
    間に介装される転動体とを有する軸受本体を備えると共
    に、枢軸の回転時に固定側に伝わる振動を減衰する減衰
    機構を備えた転がり軸受において、 前記軸受本体の外輪または内輪に、ダンパーハウジング
    を一体的に嵌合し、このダンパーハウジングと外輪又は
    内輪との間に僅少隙間のダンパー空間を形成し、このダ
    ンパー空間内にグリースを充填したことを特徴とする減
    衰機構付転がり軸受。
  2. 【請求項2】 枢軸側に嵌合される内輪又は外輪と、固
    定側に嵌合される外輪又は内輪と、この内輪と外輪との
    間に介装される転動体とを有する軸受本体を備えると共
    に、枢軸の回転時に固定側に伝わる振動を減衰する減衰
    機構を備えた転がり軸受において、 前記軸受本体の外輪または内輪に、ダンパー受け体とダ
    ンパーハウジングを一体的に嵌合し、このダンパー受け
    体とダンパーハウジングのとの間に僅少隙間のダンパー
    空間を形成し、このダンパー空間内にグリースを充填し
    たことを特徴とする減衰機構付転がり軸受。
  3. 【請求項3】 枢軸側に嵌合される内輪又は外輪と、固
    定側に嵌合される外輪又は内輪と、この内輪と外輪との
    間に介装される転動体とを有する軸受本体を備えると共
    に、枢軸の回転時に固定側に伝わる振動を減衰する減衰
    機構を備えた転がり軸受において、 前記軸受本体の外輪または内輪に、ダンパー受け体とダ
    ンパーハウジングを一体的に嵌合し、このダンパー受け
    体とダンパーハウジングのとの間に僅少隙間のダンパー
    空間を形成し、このダンパー空間内に少なくとも1枚の
    箔体を配設すると共に、グリースを充填したことを特徴
    とする減衰機構付転がり軸受。
JP9367643A 1997-12-27 1997-12-27 減衰機構付転がり軸受 Withdrawn JPH11193816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9367643A JPH11193816A (ja) 1997-12-27 1997-12-27 減衰機構付転がり軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9367643A JPH11193816A (ja) 1997-12-27 1997-12-27 減衰機構付転がり軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11193816A true JPH11193816A (ja) 1999-07-21

Family

ID=18489831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9367643A Withdrawn JPH11193816A (ja) 1997-12-27 1997-12-27 減衰機構付転がり軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11193816A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005024046A (ja) * 2003-07-04 2005-01-27 Koyo Seiko Co Ltd ダンパー、ならびに転がり軸受装置
JP2006038209A (ja) * 2004-06-23 2006-02-09 Mitsubishi Precision Co Ltd フライホイール、コントロールモーメントジャイロおよびスライドダンピング機構
KR20180084634A (ko) * 2017-01-16 2018-07-25 한양대학교 에리카산학협력단 베어링 댐퍼 시스템
JP2020139543A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 三菱重工業株式会社 スクイーズフィルムダンパ軸受及び回転機械
JP2020153341A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 株式会社島津製作所 真空ポンプ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005024046A (ja) * 2003-07-04 2005-01-27 Koyo Seiko Co Ltd ダンパー、ならびに転がり軸受装置
JP2006038209A (ja) * 2004-06-23 2006-02-09 Mitsubishi Precision Co Ltd フライホイール、コントロールモーメントジャイロおよびスライドダンピング機構
KR20180084634A (ko) * 2017-01-16 2018-07-25 한양대학교 에리카산학협력단 베어링 댐퍼 시스템
JP2020139543A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 三菱重工業株式会社 スクイーズフィルムダンパ軸受及び回転機械
JP2020153341A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 株式会社島津製作所 真空ポンプ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4656545A (en) Magnetic disc memory device
JP4870022B2 (ja) 減速機
JP4959078B2 (ja) 動圧軸受スピンドルモータ
US5645355A (en) Bearing unit
US4226484A (en) Bearing retainer
JPH1151069A (ja) ダブルシールベアリング
JPH0742984B2 (ja) 潤滑剤だめ付きころ軸受
JPH11193816A (ja) 減衰機構付転がり軸受
JP2004316909A (ja) 軸受カップ保持スラスト座金を有する自在継手
JPS59208220A (ja) 高速回転する複列ころがり軸受け用潤滑装置
JP4446506B2 (ja) 流体軸受機構、及びその流体軸受機構を搭載したモータ
JPS5996456U (ja) 回転運動を軸線向き運動に変換するための機構
JPH07127647A (ja) 回転支持装置
WO2017022808A1 (ja) ビスカスダンパ
JP2017207193A (ja) トラクション減速機および電動機付き減速機
US11009117B2 (en) Gearbox, weight reduction method therefor, and robot
JPH05332413A (ja) 多段変速式遊星ローラ型動力伝達装置
US20220106984A1 (en) High precision gear box
JP2001336570A (ja) 減衰装置
JPS5927448B2 (ja) 軸受装置
JP2000027875A (ja) シール構造
JPH10176716A (ja) 磁性流体含有軸受ユニット
JP3631902B2 (ja) 振動低減ダンパ
JPH0328517A (ja) 動圧軸受装置
WO2024195047A1 (ja) 軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301