JPH0712758B2 - 箔およびその製造方法 - Google Patents

箔およびその製造方法

Info

Publication number
JPH0712758B2
JPH0712758B2 JP59198410A JP19841084A JPH0712758B2 JP H0712758 B2 JPH0712758 B2 JP H0712758B2 JP 59198410 A JP59198410 A JP 59198410A JP 19841084 A JP19841084 A JP 19841084A JP H0712758 B2 JPH0712758 B2 JP H0712758B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
lacquer
foil
metal
backing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59198410A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6151399A (ja
Inventor
サンダー ウイルフリード
Original Assignee
レオナ−ド クルツ ゲ−エムベ−ハ− ウント コンパニ−
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by レオナ−ド クルツ ゲ−エムベ−ハ− ウント コンパニ− filed Critical レオナ−ド クルツ ゲ−エムベ−ハ− ウント コンパニ−
Publication of JPS6151399A publication Critical patent/JPS6151399A/ja
Publication of JPH0712758B2 publication Critical patent/JPH0712758B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B44DECORATIVE ARTS
    • B44CPRODUCING DECORATIVE EFFECTS; MOSAICS; TARSIA WORK; PAPERHANGING
    • B44C1/00Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects
    • B44C1/10Applying flat materials, e.g. leaflets, pieces of fabrics
    • B44C1/14Metallic leaves or foils, e.g. gold leaf
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M1/00Inking and printing with a printer's forme
    • B41M1/24Inking and printing with a printer's forme combined with embossing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B44DECORATIVE ARTS
    • B44CPRODUCING DECORATIVE EFFECTS; MOSAICS; TARSIA WORK; PAPERHANGING
    • B44C1/00Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects
    • B44C1/16Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects for applying transfer pictures or the like
    • B44C1/165Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects for applying transfer pictures or the like for decalcomanias; sheet material therefor
    • B44C1/17Dry transfer
    • B44C1/1712Decalcomanias applied under heat and pressure, e.g. provided with a heat activable adhesive
    • B44C1/1729Hot stamping techniques
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B44DECORATIVE ARTS
    • B44CPRODUCING DECORATIVE EFFECTS; MOSAICS; TARSIA WORK; PAPERHANGING
    • B44C3/00Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing ornamental structures
    • B44C3/005Removing selectively parts of at least the upper layer of a multi-layer article
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/914Transfer or decalcomania
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24802Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]
    • Y10T428/24851Intermediate layer is discontinuous or differential
    • Y10T428/2486Intermediate layer is discontinuous or differential with outer strippable or release layer
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24802Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]
    • Y10T428/24917Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.] including metal layer

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は箔、特に金属層をその一部に有する箔およびそ
の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 様々な種類の箔において、例えば装飾用に使用されるホ
ツトエンボシングフオイルのみならず包装用の箔等にお
いても、特定の領域のみに金属コーテイングを設けるこ
とが度々望まれている。例えば、文字や絵や他の形状の
図案を箔上において金属の効果もしくは外観を有するパ
ターンによつて形成することが試みられている。このよ
うな種類の箔の表面に金属コーテイングを行なう際には
通常、箔の全域にわたつて蒸着法もしくは同様の方法が
適用されている。したがつて、金属コーテイングが箔上
の所定の領域のみに必要とされる場合には、この所定の
領域のみを残して例えば印刷加工等によつて金属コーテ
イングは隠蔽されていた。しかしながら、このような方
法を用いた場合には箔上の金属コーテイングを被覆する
層が箔の使用時に剥離し、金属が外から見えるようにな
る危険がある。所定の金属層を設けるために可能なもう
1つの方法は、ある種のエツチング剤に腐蝕されない一
方で該金属層を腐蝕するラツカーを金属層の形成後に該
金属層上の所定の領域に塗布し、耐腐蝕層により被覆さ
れていない領域の金属層を溶出除去した後、箔上に残存
する金属領域が適当な形状で表出されるように耐腐蝕層
を洗い落すことからなる。このような方法は複雑であ
り、また場合によつては腐蝕蒸気を発生する溶媒によ
り、また多くの場合には溶媒の蒸気により深刻な環境汚
染の生じることがある。
熱間加工エンボシングフオイルの製造において従来使用
されている方法は担体すなわち裏打箔(この箔上には保
護ラツカー層が設けられることもある)上において金属
層が表出されないようにするべき領域に例えば印刷加工
により、ラツカーコーテイングを施すものである。この
方法において裏打箔上に設けられたラツカーコーテイン
グは、該裏打箔もしくは適宜に使用される前記保護ラツ
カー層を腐蝕しない溶媒により溶解させることができ
る。裏打箔上において金属を付着すべきでない領域にラ
ツカーを塗布した後、蒸着法により裏打箔上に金属が付
着される。次いで可溶性ラツカーを溶解することによ
り、裏打箔上の金属コーテイングが不要な領域から金属
層は除去される。この種の方法は、特に印刷加工によれ
ば必要な効果を得るべく殆んど思いのままに可溶性ラツ
カーを裏打箔上に塗布することができるため、極めて繊
細かつ精巧なパターン化効果を形成することが可能であ
るという利点を有している。
しかしながら、この方法においては、金属によりコーテ
イングされるべき表面に通常、比較的むらがあるために
金属コーテイングの厚さが不均一となり、その結果、最
終製品すなわち可溶層の溶解工程により金属層を部分的
かつ選択的に除去した後に得られる製品に難点が生じる
という不利益を受けることがある。また、この方法によ
る限り、金属層に着色効果を表出させることは不可能で
ある。金属コーテイングに着色効果を得るためには金属
層の目に見える側面にラツカーによる透明な着色コーテ
イングを施す必要がある。ラツカーによる透明な着色コ
ーテイングが可溶性ラツカーと裏打箔との間に施された
場合、この着色コーテイングも除去されるべき金属コー
テイングの部分と共に除去はされない。したがつて、金
属コーテイングのみならず背景領域もまた対応して着色
されるが、多くの場合、このような着色は許容されな
い。したがつて、このような場合には透明着色ラツカー
層を可溶性ラツカーコーテイングの形成後においてのみ
塗布することが必要である。しかしながら、この場合に
は可溶性ラツカーを溶出させる操作が極めて複雑なもの
になる。なぜなら、溶媒は可溶性ラツカーに作用する前
に透明なラツカーコーテイングに浸透しなければならな
いからである。公知の方法において最後に残された唯一
の可能性は高粘稠剤により金属コーテイングを染色する
ことである。しかしながら、このような薬剤は金属コー
テイングが裏打箔上に形成される前あるいは保護ラツカ
ー層が設けられる場合には、そのコーテイング前に塗布
しなければならないため、次いで形成される金属コーテ
イング上における染色効果があまり強力にならないとい
う危険性があり、特に極めて微弱な着色効果を得ること
のみが可能である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は所望の形状の金属による図案を設けるこ
とのできるホツトエンボシングフオイル等の箔を提供す
ることにある。
また本発明の別の目的は前述の従来技術の欠点を克服す
るホツトエンボシングフオイル等の箔を製造する方法を
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的は、担体すなわち裏打箔材料上のある部分のみ
を被覆するように金属コーテイング層を設けてなるホツ
トエンボシングフオイル等の箔により達成される。この
金属コーテイングは例えば装飾用もしくは情報提供用の
ものとすることができる。裏打箔において金属コーテイ
ングが施される側の面には連続した、すなわち途切れの
ない被覆ラツカーコーテイングを施してもよい。さらに
(あるいは)金属コーテイングにおいて裏打箔から遠い
側の面に保護層もしくは接着層を設けてもよい。裏打箔
上の金属コーテイング領域内のみにおいて、金属コーテ
イングと裏打箔自体との間、もしくは前者とその上に任
意に施される被覆ラツカーコーテイングとの間に硬化剤
により硬化するラツカーからなるラツカー層が設けられ
る。硬化剤は金属コーテイングに被覆されるべき領域の
みに適用され、ラツカーは硬化剤の添加を受けない限
り、裏打箔およびその上に任意に施される前記被覆コー
テイングを腐蝕しない溶媒により溶解される。
硬化剤を選択的に適用することにより硬化するラツカー
層は透明ラツカー、好ましくは透明着色ラツカーにより
形成することができる。
したがつて、特定の領域において「下敷(underlyin
g)」層を溶出することにより金属コーテイングを除去
することからなる前述の従来の方法により製造されたホ
ツトプレスエンボシングフオイルもしくは他の同様の箔
と異なつて、本発明による箔においては金属コーテイン
グと裏打ちすなわち担体箔との間において箔上に金属コ
ーテイングが施されるべき領域のみに不溶性のラツカー
層がさらに設けられる。このラツカー層は硬化剤の添加
により、金属コーテイング形成領域内において不溶性を
付与され、他の領域では溶出可能となる。
このような箔においては金属コーテイングが施される下
敷すなわち裏打表面をほぼ平坦かつ均一とすることが可
能である。一方、金属コーテイングの下に塗布され硬化
剤の添加により選択的に硬化されるラツカー層は透明な
ラツカーにより容易に形成することが可能であり、着色
効果を有するものとし、箔上の金属コーテイング部分の
領域内のみに着色ラツカーが存在するようにすれば背景
まで着色される恐れはない。したがつて、本発明の箔は
前述の従来の方法により製造された箔と比較して形状に
関する選択性が広い。
本発明による箔は、裏打箔もしくはその上に選択的に設
けられるラツカー被覆層の表面全域に、この裏打箔もし
くは選択的な被覆層を腐蝕しない溶媒により溶解され、
かつ硬化剤の添加により前記溶媒に対し不溶性となるラ
ツカー層を設けることからなる方法により好ましく製造
される。ラツカー層の塗布後、硬化剤は次いでラツカー
層上の金属コートされるべき領域に例えば印刷工程によ
り適用される。硬化剤はラツカーと反応して溶媒に対す
る不溶性を該ラツカーに付与する。次いで金属層を箔の
表面全域に形成した後、硬化剤を適用しなかつた領域の
ラツカー層を溶媒の使用により溶出することにより所定
の領域の金属層を除去する。
すなわち、本発明による製造方法において可溶性ラツカ
ーは金属コーテイングが除去されるべき領域のみならず
裏打箔の表面全域に塗布され、次いで硬化剤を所定の領
域に適用することにより、この所定領域においてラツカ
ーが硬化されるのである。したがつて、硬化剤は比較的
薄い層として可溶性ラツカーに塗布することが可能であ
り、ラツカー内に浸透することにより該ラツカーと反応
する結果、塗布層の厚さはさらに薄くなる。このような
方法により、ほぼ平坦な表面が得られ、次いで金属コー
テイングを例えば蒸着法により該表面上に形成すること
が特に好都合となる。溶媒を適用すると硬化剤の選択的
適用により硬化しなかつた領域において可溶性ラツカー
層が腐蝕されるため、ラツカー層の溶解によりその上の
金属コーテイングを迅速に除去することが可能である。
硬化剤は硬化ラツカーとして、特に清浄かつ清潔な方法
を用いた印刷工程により塗布することができる。そし
て、硬化ラツカー中に多量に存在する硬化成分は硬化ラ
ツカーから硬化すべきラツカー中に移動し、後者を硬化
させる。この際、硬化されるべきラツカーの表面は硬化
ラツカーにより特に安定化されるため、金属コーテイン
グを適用するために極めて良好な表面が得られる。
可溶性かつ硬化性のラツカーおよび/もしくは上述の硬
化ラツカーは透明ラツカーとすることができ、好ましく
は透明着色ラツカーである。透明着色ラツカーは金属コ
ーテイングに対して所望の着色硬化を容易に付与する。
上述のラツカーが着色されていない場合には金属コーテ
イングの輝きに悪影響を及ぼさないような付加的な保護
ラツカーコーテイングを形成させることも可能である。
本発明において、可溶性ラツカーを弱アルカリ性水溶液
すなわち無毒の液体中に溶出させることによつて金属コ
ーテイングの選択部分を除去するため、可溶性かつ硬化
性の層を、カルボキシル基を含んだ結合剤を含有するラ
ツカー好ましくは少なくとも1つのカルボキシル基を含
んだアクリル酸塩を含有するラツカーをアンモニア性溶
液中もしくは揮発性アミンを含有する溶液中に溶解して
なるものから形成する。このようなラツカーは弱アルカ
リ性水溶液に容易に溶解可能である。本発明に使用され
る硬化ラツカーは他官能価アジリジンを含有するラツカ
ーである。このようなラツカーの硬化すべきラツカーに
対する反応性は、たとえ硬化ラツカーが比較的薄い層と
して塗布された場合にも迅速かつ確実である。
塗布される可溶性かつ硬化性のラツカー層の厚さは0.7
μm〜4μm、硬化ラツカー層の厚さは0.5μm〜3μ
mとする。使用されるラツカーによりラツカー層の厚さ
は実質的に変化し得る。
本発明による箔およびその製造方法の目的、特徴および
詳細は以下の記載および添付図面から明白となろう。
(好ましい実施例) 以下、図面を参照し、本発明の好ましい実施例を説明す
る。
第1図に示す本発明によるホツトエンボシングフオイル
等の箔は例えば厚さ約20μmのポリエステルフイルムか
らなる裏打すなわち担体箔1を有している。図面上、裏
打箔1の下向きの面には保護もしくは剥離ラツカー層2
がこのような層の通常の厚さ、すなわち使用時の条件に
より、例えば約1〜約10μmを有して形成される。保護
ラツカー層2は裏打箔1からホツトエンボシングフオイ
ル材料を容易に分離する目的で設けられるものである
が、一方で箔の外観に悪影響を及ぼすものであつてはな
らない。すなわち、保護ラツカー層2は透明とすること
が好ましい。
次いで、保護ラツカー層2の裏打箔1から遠い方の表面
にラツカー層3が約0.7〜4μmの厚さを有して形成さ
れる。ラツカー層3は通常透明であり、例えば金属錯体
色素のような透明着色剤で着色することもできる。ラツ
カー層3は裏打箔1および保護ラツカー層2を腐蝕しな
い溶媒により溶解される。例えばラツカー層3はカルボ
キシル基を含んだ結合剤のアンモニア性溶液もしくは該
結合剤の揮発性アミン含有溶液、好ましくはカルボキシ
ル基含有アクリル酸塩を含むものとすることができる。
例えばラツカー層3はアンモニア性溶液にカルボキシル
基含有アクリル酸塩を20〜50%の割合で含むものとする
ことができる。
箔材料上において金属コーテイングを形成する領域に相
当するラツカー層3の表面には硬化剤層4が塗布され
る。硬化剤層4がラツカー層3に塗布される領域は前述
の溶媒に対し不溶性となる。硬化剤層4は例えば好まし
くは硬化もしくは固化ラツカー層であり、印刷操作によ
り塗布することができる。硬化剤層4はラツカー層3に
含まれるポリマーを例えば含有される官能基との反応に
より華橋することのできる硬化剤を必須成分として含ん
でいる。この反応は本発明の一実施例において、多官能
価アジリジンを濃度2〜10%の割合で含有するラツカー
形成層を硬化剤層4として用いることにより達成され
る。
また、硬化剤層4を構成するラツカーは金属錯体色素等
の透明着色剤により透明着色することも可能である。
硬化剤層4を印刷工程等によりラツカー層3に塗布した
後、硬化剤は硬化剤層4からラツカー層3内の硬化領域
5に浸透し(このような浸透は第1図において矢印で示
される)、ラツカー層3の硬化領域5においてラツカー
は華橋する。すなわち、ラツカーは固化かつ硬化し、そ
の結果、前述の溶媒による腐蝕を受けないようになる。
したがつて、ラツカー層3は使用される溶媒に対し不溶
性の硬化領域5および該領域5間に存在する溶媒可溶性
部分を有するようになる。
このようにラツカー層3および選択的に塗布された硬化
剤層4を図面下向き表面全域に設けた箔には次いで金属
層もしくはコーテイング6、例えばアルミニウム層が蒸
着法により形成される。第1図に示す形状および構成に
おいては、ラツカー層3の硬化領域5に施された金属コ
ーテイング6は可溶性領域における金属コーテイング6
よりも若干突出している。
上記操作すなわち複合箔材料製造法の第1段階を構成す
る一連の操作の終了後およびラツカー層3の架橋化が硬
化領域5において生ずるに充分な時間の経過後、該硬化
領域5間に存在し硬化剤層4からの硬化剤の浸透により
硬化しないラツカー層3の領域をその上に存在する金属
コーテイング6と共に前述の適当な溶媒により除去もし
くは流出させる。すなわち、溶媒は硬化領域5の間に存
在するラツカー層3の部分を溶解できるものとする。次
いで箔材料は残存する溶媒を除去すべく水洗され、乾燥
される。ラツカー層3を構成するラツカーが前述の組成
物である場合、硬化領域5の間に存在するラツカー層3
の除去すべき領域は前記結合剤中のカルボキシル基と反
応する弱アルカリ性溶液によりラツカー層3を溶解させ
ることによつて除去される。
上述の溶解および洗浄工程すなわち本方法の第2段階の
終了後得られる構造物は第2図に示すように、硬化剤の
添加により硬化したラツカー層3の硬化領域5上にのみ
金属コーテイング6を有している。
次いで第2図に示す材料は最終エンボシングフオイルを
得るべく加工される。例えばエンボシングフオイルの背
景層もしくは接着層あるいは保護層として、接着コーテ
イング層7を公知の方法および形状で適用することがで
きる。
上述の本発明の箔を製造する一実施例において使用可能
なラツカー類の例を以下に示す。
保護ラツカー層2 成 分 重量部 メチルメタクリレートコポリマー(環球法による融点:1
90〜200℃) 1000 メチルエチルケトン 1600 トルエン 4000 ジアセトンアルコール 8000 ラツカー層3 このラツカーは通常、アンモニアもしくはアミンにより
弱アルカリ性とされる水溶性ラツカーである。
成 分 重量部 カルボキシル基含有アクリレート(エマルジヨンpH=
5)固形分40% 2000 エチルアルコール 2000 アンモニア溶液(7%NH3) 200 硬化剤層4 この層は透明着色ラツカーである。
成 分 重量部 多官能価アジリジン(液状、25℃における比重量1.08g/
cm3) 300 カルボキシル基含有アクリレート(ラツカー層に用いら
れたものと同等のもの) 2000 エチルアルコール 2000 金属錯体色素溶液 100 なお、本発明はホツトエンボシングフオイルに限らず、
金属をその少なくとも一領域に有する箔の製造に極めて
広範囲に適用できるものである。この際には連続層およ
び/もしくはラツカー組成を必要に応じて変化させるだ
けでよい。また、したがつて本発明は上述のラツカーを
使用するべく限定されるものではない。
(発明の効果) 本発明による箔は所望の形状の金属コーテイングを施す
ことができるものであり、金属コーテイングにはほぼ均
一な着色が可能であり、またかなり精巧な図案を形成す
ることができる。また本発明による箔の製造方法はこの
ような箔を容易にしかも環境汚染を招くことなく製造す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による箔の金属コーテイング形成直後の
状態を示す断面図、 第2図は第1図に示した箔の選択された領域から金属コ
ーテイングを除去した後の状態を示す断面図、 第3図は第2図に示した箔に接着コーテイングを設けて
なる最終ホツトエンボシングフオイルを示す断面図であ
る。 1……裏打箔(担体)、2……保護ラツカー層 3……ラツカー層、4……硬化剤層 5……硬化領域、6……金属コーテイング層 7……接着コーテイング層

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1および第2の表面を有する裏打箔を有
    し、該裏打箔の第1の表面側には該裏打箔表面の一部の
    みを被覆する金属層が設けられ、該金属層と前記裏打箔
    との間には該金属層部分の領域内にのみラッカー層部分
    が設けられ、該ラッカー層部分は前記金属層部分の領域
    内のみに適用された硬化剤により硬化された第1のラッ
    カー層から形成されており、該第1のラッカー層がカル
    ボキシル基含有結合剤のアンモニア性溶液を含むラッカ
    ーおよびカルボキシル基含有結合剤の少なくとも1つの
    揮発性アミンを含有する溶液を含むラッカーの少なくと
    も一方からなり、該ラッカーの厚さが0.7〜4μmであ
    り、前期硬化剤が多官能価アジリジンからなる厚さ0.5
    〜3μmの層であることを特徴とする箔。
  2. 【請求項2】前記裏打箔と前記第1のラッカー層との間
    に前記裏打箔の第1の表面の全域を被覆する第2のラッ
    カー層が設けられていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の箔。
  3. 【請求項3】前記金属層部分の前記裏打箔から遠い側に
    保護層が設けられていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の箔。
  4. 【請求項4】前記金属部分の前記裏打箔から遠い側に接
    着層が設けられていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の箔。
  5. 【請求項5】前記第1のラッカー層が透明ラッカーから
    なることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の箔。
  6. 【請求項6】前記第1のラッカー層が透明着色ラッカー
    からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    箔。
  7. 【請求項7】ホットエンボシングフォイルであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の箔。
  8. 【請求項8】裏打箔の第1の表面の少なくともほぼ全域
    に該裏打箔を腐蝕しない溶媒に対して可溶性の物質から
    なる層をコーティングし、金属層により被覆するべき部
    分において前記可溶性の物質からなる層に硬化剤を適用
    し、該硬化剤を該部分において前記可溶性の物質と反応
    せしめることにより該部分における該物質を前記溶媒に
    対して不溶性とし、前記金属層を前記可溶性の物質から
    なる層の少なくともほぼ全域上に形成し、前記可溶性の
    物質からなる層の前記硬化剤により硬化されない部分を
    前記溶媒により溶出せしめ、該部分上に存在する金属を
    除去することからなる裏打箔と該裏打箔の一部分のみを
    被覆する金属層とからなる箔の製造方法であって、前記
    可溶性の物質からなる層がカルボキシル基含有結合剤の
    アンモニア性溶液を含むラッカーおよびカルボキシル基
    含有結合剤の少なくとも1つの揮発性アミンを含有する
    溶液を含むラッカーの少なくとも一方からなり、該ラッ
    カーの厚さが0.7〜4μmであり、前記硬化剤が多官能
    価アジリジンからなる厚さ0.5〜3μmの層であること
    を特徴とする製造方法。
  9. 【請求項9】前記可溶性の物質からなる層が透明ラッカ
    ーであることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の
    方法。
  10. 【請求項10】前記可溶性の物質からなる層が透明着色
    ラッカーであることを特徴とする特許請求の範囲第8項
    記載の方法。
  11. 【請求項11】前記硬化剤が透明ラッカーであることを
    特徴とする特許請求の範囲第8項記載の方法。
  12. 【請求項12】前記硬化剤が透明着色ラッカーであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の方法。
  13. 【請求項13】前記可溶性の物質からなる層が少なくと
    も1つのカルボキシル基を含有するアクリル酸塩からな
    ることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の方法。
  14. 【請求項14】前記金属層上に物質層を設けることを特
    徴とする特許請求の範囲第8項記載の方法。
JP59198410A 1984-08-16 1984-09-21 箔およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0712758B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3430111A DE3430111C1 (de) 1984-08-16 1984-08-16 Folie,insbesondere Heisspraegefolie,mit einer dekorativen Metallschicht und Verfahren zu deren Herstellung
DE3430111.9 1984-08-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6151399A JPS6151399A (ja) 1986-03-13
JPH0712758B2 true JPH0712758B2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=6243171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59198410A Expired - Lifetime JPH0712758B2 (ja) 1984-08-16 1984-09-21 箔およびその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4759969A (ja)
JP (1) JPH0712758B2 (ja)
DE (1) DE3430111C1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0242457A1 (en) * 1986-04-17 1987-10-28 Nihon Tokkyo Kanri Company Limited A method for forming a design or representation by removing a predetermined portion or portions of a metallic film
CA1332213C (en) * 1988-05-03 1994-10-04 Optical Coating Laboratory, Inc. Pre-imaged high resolution hot stamp transfer foil, article and method
JPH02248299A (ja) * 1989-03-22 1990-10-04 Hikari Maeda 金属薄膜模様の形成方法
DE3926578C1 (ja) * 1989-08-11 1990-07-26 Leonhard Kurz Gmbh & Co, 8510 Fuerth, De
DE4119416A1 (de) * 1991-06-13 1992-12-17 Roland Judex Informationstraeger zum auftragen von informationen, verfahren zum herstellen des informationstraegers und verfahren zum aufbringen einer information mit dem informationstraeger
GB2270649A (en) * 1992-09-16 1994-03-23 Vernon Bradshaw Decalcomania having metallic components.
DE4307487C2 (de) * 1993-03-10 1995-08-24 Horst Sitte Heispraegetechnik Heißprägefolie und Verfahren zu deren Herstellung
US5464690A (en) * 1994-04-04 1995-11-07 Novavision, Inc. Holographic document and method for forming
GB9709263D0 (en) * 1997-05-07 1997-06-25 Astor Universal Limited Laminate structure
DE19739193B4 (de) * 1997-09-08 2006-08-03 Giesecke & Devrient Gmbh Verfahren zur Herstellung von Sicherheitsfolien für Wertpapiere
DE19813314A1 (de) * 1998-03-26 1999-09-30 Kurz Leonhard Fa Prägefolie, insbesondere Heissprägefolie
DE19856030C2 (de) * 1998-12-04 2002-05-02 Wts Werbetechnik Gmbh Verfahren zum partiellen Beschichten einer Platte
US6638386B2 (en) 2000-04-19 2003-10-28 Novavision, Inc. Method for making holographic foil
US6497778B1 (en) 2000-04-19 2002-12-24 Novavision, Inc. Method for making holographic foil
DE10232245B4 (de) * 2002-07-17 2008-06-12 Leonhard Kurz Gmbh & Co. Kg Optisch variables Element mit variierender Distanzschicht-Dicke
DE102004031099B4 (de) * 2004-06-28 2006-07-27 Leonhard Kurz Gmbh & Co. Kg Verfahren zur Herstellung einer bereichsweisen Metallisierung
DE102005049891A1 (de) * 2005-10-17 2007-04-19 Leonhard Kurz Gmbh & Co. Kg Metallisierter Mehrschichtkörper
DE102007024715B4 (de) * 2007-05-25 2009-04-09 Leonhard Kurz Gmbh & Co. Kg Verfahren zur Herstellung einer Folie sowie eine Mehrschichtfolie
DE102012203350A1 (de) 2012-03-02 2013-09-05 Tesa Scribos Gmbh Sicherheitsetikett und ein Verfahren zu seiner Herstellung
JP6896430B2 (ja) * 2017-01-06 2021-06-30 株式会社ミマキエンジニアリング 装飾物の製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4012552A (en) * 1975-03-10 1977-03-15 Dennison Manufacturing Company Decorative metal film heat transfer decalcomania
DE3026236A1 (de) * 1980-07-10 1982-01-28 Interletter AG, Zürich Verbundfolie, von der metallisch glaenzende schichtbereiche auf eine unterlage zu uebertragen sind
DE3116078A1 (de) * 1981-04-22 1983-01-20 IVO Irion & Vosseler, Zählerfabrik GmbH & Co, 7730 Villingen-Schwenningen "praegefolie"
JPS5926474A (ja) * 1982-05-10 1984-02-10 牧田 正行 パツケ−ジ(1)
US4687680A (en) * 1983-12-28 1987-08-18 Oike Industrial Co., Ltd. Stamping foil

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6151399A (ja) 1986-03-13
US4759969A (en) 1988-07-26
DE3430111C1 (de) 1985-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0712758B2 (ja) 箔およびその製造方法
DE2453101C2 (de) Durch Wärme übertragbare Verzierung und Verfahren zum Verzieren eines Gegenstandes
US3385748A (en) Water release transfer
US7951255B2 (en) Water pressure transfer method and water pressure transfer article
CH627967A5 (de) Dekorativer schichtstoff und verfahren zu seiner herstellung.
CN1812890B (zh) 水压转印方法和水压转印制品
US3728210A (en) Dry transfer
EP1289679B1 (de) Verfahren zur haftfesten beschichtung von substraten mit korrosiven optischen schichten
JP2619269B2 (ja) 転写シート
DE3328345A1 (de) Abziehbild-druckverfahren
JPS55105574A (en) Preparation of partial evaporation transfer material having heat resistance
EP0588822B1 (de) Informationsträger zum auftragen von informationen, verfahren zum herstellen des informationsträgers und verfahren zum aufbringen einer information mit dem informationsträger
US6562252B1 (en) Method for reproducing images or text on a metalized holographic 2D, 3D bright colored film
JPH01113295A (ja) 金属蒸着箔の熱転写印刷物および熱転写印刷方法
JPS6319298A (ja) 写真を貼つた装飾品の製造方法
JPS6012953B2 (ja) 食刻画像の形成方法
KR20010070561A (ko) 입체문양용 용해 열전사지 및 그 제조방법
JPS6041000B2 (ja) 塗装部品に色彩意匠を転写する方法
JPH01245879A (ja) 樹脂成形体の塗装方法
JPH03248882A (ja) 転写シート
GB2255047A (en) Decorated moulded products.
JPS61158493A (ja) 部分蒸着層を有する転写シ−ト及びその製造方法
JPS57109691A (en) Method of manufacturing ornamental plate
JPS6319299A (ja) 写真を貼つた装飾品の製造方法
JPS6342599B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term