JPH07127573A - 冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機 - Google Patents

冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機

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JPH07127573A
JPH07127573A JP27242193A JP27242193A JPH07127573A JP H07127573 A JPH07127573 A JP H07127573A JP 27242193 A JP27242193 A JP 27242193A JP 27242193 A JP27242193 A JP 27242193A JP H07127573 A JPH07127573 A JP H07127573A
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JP
Japan
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compressor
oil
semi
refrigeration
oil pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP27242193A
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English (en)
Inventor
Sadaaki Nakaii
貞昭 中飯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機において、潤滑
油の不足、枯渇を迅速に検知し、又は運転の長期停止に
よりオイルポンプの油が自重によりオイルポンプから落
下するのを阻止するなどにより、圧縮機のクランクシャ
フト軸受やオイルポンプ摺動部に焼付、かじり、摩耗が
生ずるのを防止する。 【構成】 油面検知器4を冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機
11のクランクシャフト12を支承する軸受13の端部
側方に設置し、始動から一定時間内に油面を検知しない
場合は圧縮機を停止させる構造にする。又、オイルポン
プの吸入通路又はカバーに油面検知器を設置し、始動か
ら一定時間内に油面を検知しない場合は圧縮機を停止さ
せる構造にしたり、トロコイド型オイルポンプの歯車の
歯先部に油溜め凹部を設けたり、オイルポンプの油吸入
通路に逆止弁を設置したり、可逆式オイルポンプのシャ
フトにインナロータを固定するC形リングの両端をイン
ナロータの外側方へ傾けた形状にする、等の構成にする
こともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍、冷蔵用に供される
冷凍機に搭載される半密閉型圧縮機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半密閉型圧縮機でオイルポンプを
有しない第1例、オイルポンプを有する第2例の横断側
面図をそれぞれ図6、図7に示す。図6及び図7に示さ
れるように、それぞれ圧縮要素1a、2aと電動要素1
b、2bとから成る冷凍、冷蔵用の冷凍機は、一般に蒸
発器ユニット、圧縮機ユニット、コンデンサユニットが
分離設置されることが多く、冷凍機油が戻り難く圧縮機
の潤滑不足から焼付、摩耗などのトラブルを防止するた
めに、圧縮機の油溜室3に油面検知器4を設けたり(図
6参照)、軸受部に潤滑油を供給するためのオイルポン
プ5(図7参照)や、オイルスプラッシャ6(図6参
照)が設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6及
び図7に示される従来の半密閉型圧縮機には下記の問題
があった。 (a)圧縮機に液冷媒が戻ったり冷媒が寝込んだ状態で
は、見掛け上、油面が確保されているため圧縮機は運転
され潤滑油不足によりクランクシャフト軸受の焼付、コ
ンロッドの焼付が発生する。 (b)又、オイルポンプに歯車式を使用する場合は、圧
縮機が停止するとオイルポンプも停止して油の吸入、吐
出が止まり、オイルポンプ内の油は自重で落下してクラ
ンク室へ戻る。このためオイルポンプ室及び吸入、吐出
通路は油が切れ、長時間停止すると乾燥状態になる。こ
れと並行して停止中の圧縮機には冷媒が多量に入り込ん
でクランク室内に溜まり、油との二層分離や油の希釈を
誘発させる。この状態で圧縮機を運転すると、オイルポ
ンプは油を吸入せず、かじり、摩耗から焼付、破損に至
る他、軸受、コンロッド等の圧縮機摺動部の焼付、ロッ
クを引き起こす。 (c)更に、可逆式オイルポンプのシャフトとインナロ
ータの固定技術として、両者に貫通穴を設けてピンを圧
入する方法はインナロータの強度を低下させ、高度の加
工及び組立の精度を必要とするので、C形リングによる
固定方法(図8a、b、c参照)が一般的であるが、ポ
ンプシャフトとインナロータの間にクリアランスの遊び
が生じ、C形リングの両端とインナロータの間が接触し
て摩耗を生じ、かじり等を誘発する等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の問題
を解決するために、下記の手段を講じた。前記(a)項
の問題に対しては、油面検知器をクランクシャフトを支
承する軸受の端部側方に設置して、圧縮機始動から一定
時間内に前記油面検知器が油面を検知しない場合は圧縮
機を停止させる。前記(b)項の問題に対しては、
(1)オイルポンプの吸入通路又は吸入側を形成するカ
バーに油面検知器を設置して、圧縮機始動から一定時間
内に前記油面検知器が油面を検知しない場合は圧縮機を
停止させ、(2)オイルポンプがトロコイド型の場合に
歯先部に凹部を設けて潤滑油を保持させ、(3)オイル
ポンプの油吸入通路に圧縮機運転時には開口し、停止時
には閉塞する逆止弁を設置する。前記(c)項の問題に
対しては、C形リングの両端をインナロータの外側方へ
傾けた形状にする。
【0005】
【作用】つぎに、上記の諸手段の作用について説明す
る。前記(a)項の手段によっては、クランクシャフト
支持の軸受端部側方に設置した油面検知器が油面を検知
しないときは信号により圧縮機の運転を停止させること
ができる。前記(b)項の(1)の手段によっては、オ
イルポンプの吸入通路又は吸入側のカバーに設置された
油面検知器とタイマーが圧縮機の始動スイッチに直列に
接続され、始動スイッチのONと同時にタイマーが作動
し、油面検知器が油面を検知するとタイマーの作動がキ
ャンセルされるが、油が無いとタイマーにより一定時間
後に強制的に圧縮機を停止させることができる。前記
(b)項の(2)の手段によっては、歯車の歯先凹部に
溜まった潤滑油が運転初期の歯車の潤滑を行う。前記
(b)項の(3)の手段によっては、オイルポンプの油
吸入通路に設置された逆止弁が運転停止中に通路を閉塞
し、ポンプ室への油の流下が止められ、長期停止中でも
油の欠如、枯渇が防止される。前記(c)項の手段によ
っては、C形リングの端部とインナロータの側面とは接
触せず、傾斜させた円滑な曲線部が接触して摩耗、かじ
りを生じないようになる。
【0006】
【実施例】前記(a)項による本発明の第1実施例の半
密閉型圧縮機11を図1(a)に横断側面図で、図1
(a)のA部拡大図を図1(b)に示す。圧縮機11は
圧縮要素11aと電動要素11bとから成るが、クラン
クシャフト12の端部12aを支承する軸受13はブラ
ケット14に支持され、ブラケット14はカバー15で
シールされている。このカバー15の中心付近に油面検
知器4が取り付けられる。この取付位置は軸受13の端
部側方なので、軸受13に潤滑油が切れると油面検知器
4が信号を送って圧縮機の運転を停止させ、焼付、かじ
りを未然に防止する。
【0007】前記(b)項の(1)による第2実施例の
部分拡大図を図2(a)に示す。図2(a)は図7に示
す従来の半密閉型圧縮機のB部を拡大したものに相当
し、クランクシャフト18の端部18aの近くにある歯
車式オイルポンプ5の吸入側を形成するカバー16に油
面検知器4が取り付けられる。図2(b)に示す電気回
路図を参照して作動を説明すると、油面検知器4とタイ
マーTが直列に接続され、マグネットスイッチMgの押
釦をONにして始動するとタイマーTが作動し、油面検
知器4が油面を検知するとタイマーTの作動がキャンセ
ルされるが、油が無いとタイマーTの作用で一定時間後
に強制的にマグネットスイッチMgをOFFにして圧縮
機Cmを停止させる。尚、油面検知器3を吸入通路17
に取り付けたのが第3実施例であるが、第2実施例と殆
ど同様なので図面を省略する。
【0008】前記(b)項の(2)による第4実施例と
してのトロコイド型ポンプ(図7のポンプ5に相当)の
歯車部拡大正面図及びC−C断面図をそれぞれ図3
(a)、図3(b)に示す。19は外歯車、20は内歯
車でそれぞれの歯先部に油溜まり凹部21が設けらけ
る。圧縮機が長期間停止してもこの凹部21に油が保持
され、再始動の初期に潤滑の役目を果たす。
【0009】前記(b)項の(3)による第5実施例と
してのオイルポンプの油吸入通路17(図7のD部に相
当)に設置された逆止弁23の拡大断面図を図4(a)
に、弁板24の正面図を図4(b)に示す。圧縮機運転
時には油は弁板24の切欠部24aから吸入通路側の複
数個の切欠部(図示せず)を通って吸入されるが、停止
時には油の重量で図4(a)に示すように弁板24は図
で右方へ動いて吸入通路17を閉塞し、オイルポンプ5
(図7参照)に油が保持され、再始動時に潤滑を行う。
【0010】前記(c)項による第6実施例としてのオ
イルポンプ5(図7参照)のポンプシャフト26にイン
ナロータ20を固定するC形リング28の拡大断面図を
図5に示す。尚、従来のC形リング27を使用してイン
ナロータ20をポンプシャフト26に固定した組立体の
正面図、断面図をそれぞれ図8(a)、図8(b)に、
図8(b)のA部拡大図を図8(c)に示す。図5に示
されるとおり、C形リング28の両端部はインナロータ
20に対して外側方に傾れられ、円滑な曲線部28aが
インナロータ20に接触するので、かじりを生ずる恐れ
がない。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、新規部品を殆ど必要と
しないで僅かな追加加工を施すだけで、主として潤滑油
の不足、枯渇による摺動部の焼付、かじりを防止し、冷
凍、冷蔵用半密閉型圧縮機の寿命を大幅に延ばすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機の第
1実施例を示すもので、(a)は横断側面図、(b)は
(a)のA部拡大図である。
【図2】本発明による冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機の第
2実施例を示すもので、(a)は歯車式オイルポンプ付
近の拡大部分図(図7のB部に相当する)、(b)は電
気回路図である。
【図3】本発明による冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機の第
4実施例を示すもので、(a)はトロコイド型ポンプの
歯車部拡大正面図、(b)は(a)のC−C断面図であ
る。
【図4】本発明による冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機の第
5実施例を示すもので、(a)は油吸入通路に設置され
る逆止弁の拡大断面図(図7のD部に相当する)、
(b)は弁板の正面図である。
【図5】本発明による冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機の第
6実施例を示すもので、ポンプシャフトにインナロータ
を固定するC形リングの断面拡大図である。
【図6】従来の冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機の第1例の
横断側面図である。
【図7】従来の冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機の第2例の
横断側面図である。
【図8】(a)は図7に示すオイルポンプのシャフトと
インナロータの組立体の拡大した正面図、(b)は
(a)の断面図、(c)は(b)のA部拡大図である。
【符号の説明】
4:油面検知器 5:オイルポンプ 11:半密閉型圧縮機 11a:圧縮要素 11b:電動要素 12:クランクシャフト 13:軸受 16:カバー 17:吸入通路 18:クランクシャフト 19:外歯車 20:内歯車 21:凹部 23:逆止弁 26:シャフト 28:C形リング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮要素と電動要素とを並設する冷凍、
    冷蔵用半密閉型圧縮機において、前記圧縮要素のクラン
    クシャフトを支承する軸受の端部側方に油面検知器を設
    置して圧縮機始動から一定時間内に前記油面検知器が油
    面を検知しない場合は強制的に圧縮機を停止させるよう
    になっていることを特徴とする冷凍、冷蔵用半密閉型圧
    縮機。
  2. 【請求項2】 圧縮要素と電動要素とを並設し、前記圧
    縮要素のクランクシャフトの一端部に歯車式オイルポン
    プを設けた冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機において、前記
    オイルポンプの吸入通路又は吸入側を形成するカバーに
    油面検知器を設置して圧縮機始動から一定時間内に前記
    油面検知器が油面を検知しない場合は強制的に圧縮機を
    停止させるようになっていることを特徴とする冷凍、冷
    蔵用半密閉型圧縮機。
  3. 【請求項3】 圧縮要素と電動要素とを並設し、前記圧
    縮要素のクランクシャフトの一端部にトロコイド型オイ
    ルポンプを設けた冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機におい
    て、前記トロコイド型オイルポンプの歯車の歯先部に凹
    部を設けたことを特徴とする冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮
    機。
  4. 【請求項4】 圧縮要素と電動要素とを並設し、前記圧
    縮要素のクランクシャフトの一端部に歯車式オイルポン
    プを設けた冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機おいて、前記オ
    イルポンプの油吸入通路に圧縮機運転時には開口し、停
    止時には閉塞する逆止弁を設置したことを特徴とする冷
    凍、冷蔵用半密閉型圧縮機。
  5. 【請求項5】 圧縮要素と電動要素とを並設し、圧縮要
    素のクランクシャフトの一端部に可逆式オイルポンプを
    設けた冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機において、前記オイ
    ルポンプのインナロータをオイルポンプシャフトに固定
    するC形リングは両端を前記インナロータの外側方へ傾
    けた形状を有することを特徴とする冷凍、冷蔵用半密閉
    型圧縮機。
JP27242193A 1993-10-29 1993-10-29 冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機 Pending JPH07127573A (ja)

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JP27242193A JPH07127573A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 冷凍、冷蔵用半密閉型圧縮機

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JP (1) JPH07127573A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002364546A (ja) * 2001-06-08 2002-12-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機内蔵の圧縮機と、これを搭載した移動車

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