JPH07127572A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機

Info

Publication number
JPH07127572A
JPH07127572A JP27410993A JP27410993A JPH07127572A JP H07127572 A JPH07127572 A JP H07127572A JP 27410993 A JP27410993 A JP 27410993A JP 27410993 A JP27410993 A JP 27410993A JP H07127572 A JPH07127572 A JP H07127572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
tank
closed container
pipe
refrigerant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27410993A
Other languages
English (en)
Inventor
Ko Inagaki
耕 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP27410993A priority Critical patent/JPH07127572A/ja
Publication of JPH07127572A publication Critical patent/JPH07127572A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、液冷媒が圧縮要素内に流れ込むこ
とを防止し、液冷媒排出後も速やかに密閉容器内の過熱
した冷媒ガスを吸い込むこと防止すると共に、吸入系の
圧力脈動を低減し、騒音の低減を図ることを目的とした
ものである。 【構成】 吸入管5と、吸入マフラー9と接続した第1
分岐管5aと、吸入管5と第1分岐管5aの間に配設し
た吸入管5の断面積より大なる断面積を有した吸入タン
ク6と、吸入タンク6下部に配設され、吸入タンク6底
部と密閉容器1内を連通するU字管10と、一端が密閉
容器1底部に貯留した潤滑油11に浸漬し他端が吸入管
5内に開口するオイルキャピラリー12とから構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫,エアコンディシ
ョナ等に使用される密閉型圧縮機に関するものであり、
特に密閉容器内の吸入管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、密閉型圧縮機(以下圧縮機とい
う)はエネルギー効率の高いものが求められ、そのため
の吸入方式としてダイレクトサクション方式がある。こ
の従来技術としては、例えば実開昭52−170307
号公報に示される。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
吸入方式の一例について説明する。図7は従来の圧縮機
の縦断面図である。1は密閉容器、2は密閉容器1内に
弾性支持された圧縮要素、3は圧縮要素2の上部に配設
された電動要素、4は圧縮要素2を構成するシリンダー
ヘッドである。8は挿入管、9は吸入マフラーで挿入管
8が挿入され、吸入マフラー9はシリンダーヘッド4に
連通部を挿入し、かつ弾性的に固定されている。11は
密閉容器底部に貯溜された潤滑油であり、13はキャピ
ラリーであり、キャピラリー13は一端が吸入マフラー
9のシリンダーヘッド4への連通部で開口し、他端が潤
滑油11中に開口している。
【0004】14は密閉容器1内で複数に分岐した吸入
管であり、1つの分岐端14aは圧縮要素2に連通し、
1つの分岐端14bは密閉容器1外に連通し、1つの分
岐端14cは密閉容器1内の空間に開口している。
【0005】以上のように構成された圧縮機について、
以下その動作を説明する。電動要素3によって駆動され
る圧縮要素2には外部冷却回路(図示せず)から冷媒ガ
スが吸入管14の分岐端14bから入り、分岐端14
a、挿入管8を介し吸入マフラー9内へ吸い込まれる。
この冷媒ガスはシリンダーヘッド4内へ導かれた後、圧
縮要素2内へ導かれ圧縮される。また、吸入管14から
液冷媒が吸い込まれた際には、液冷媒を吸入管14の一
つの分岐端14cから排出するように、密閉容器1空間
に開口されている。
【0006】また、キャピラリー13によって供給され
る潤滑油は、シリンダーヘッド4を経て圧縮要素2に至
り、潤滑を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、吸入管の1つの分岐端が密閉容器内空間に
開口されているため、密閉容器空間内の加熱され膨張し
た冷媒ガスの一部が吸入管内に吸い込まれる。また、密
閉容器内の加熱され膨張した冷媒ガスの吸入管内への吸
い込みを低減させるために分岐管の開口端を絞ると、分
岐管からの液冷媒の排出が困難になるという欠点があっ
た。
【0008】また、密閉容器内空間に開口された分岐管
を潤滑油中に開口し、密閉容器内の加熱され膨張した冷
媒ガスの吸い込みを防止すると、潤滑油中に開口されて
いる分岐管から直接吸入管に潤滑油の熱が伝わり吸入管
が加熱され、冷媒ガスの温度が上昇するという欠点があ
った。
【0009】また、密閉容器内に開口されている分岐管
が吸入管と同程度の通路断面積であるため、吸入管内の
圧力脈動が大きく、さらにその吸入管内の圧力脈動が密
閉容器内の空間に伝わり、密閉容器内の共鳴音により騒
音が増大するという欠点があった。
【0010】また、密閉容器内空間に開口された分岐管
から液冷媒が密閉容器内に排出された際には、密閉容器
底部に溜められた潤滑油と共に液冷媒が圧縮要素に供給
され、潤滑不良を引き起こすという欠点があった。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、液冷媒が圧縮要素に吸い込まれることなく吸入管か
ら密閉容器内に確実に排出し、かつ、液冷媒排出後、速
やかに吸入管と密閉容器内とを潤滑油にて遮断すること
により、吸入管が密閉容器内に溜められた潤滑油により
過熱されることなく、密閉容器内の加熱され膨張した冷
媒ガスが吸入管に吸い込まれることを低減することを目
的とする。また、吸入管内の圧力脈動低減を図ると共
に、騒音の低減を図ることを目的とする。また、密閉容
器内に排出された液冷媒が密閉容器底部に溜められた潤
滑油に溜められた潤滑油と共に圧縮要素に供給されるこ
とを防止することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の圧縮機は、吸入管と、吸入マフラーと接続し
た第1分岐管と、吸入管と第1分岐管の間に配設した吸
入管の断面積より大なる断面積を有した吸入タンクとよ
りなり、吸入タンク下部に配設され吸入タンク底部と密
閉容器内を連通するU字管と、一端が密閉容器底部に貯
留した潤滑油に浸漬し他端が吸入管内に開口するオイル
キャピラリーとを備えたものである。
【0013】また、U字管開口部下方に配設され、上面
に開口部を備えた冷媒タンクを設けたものである。
【0014】また、冷媒タンクをPBT樹脂等の低熱伝
導材料で形成したものである。また、一端が容器底面に
開口し密閉容器内を連通する連通管を備えたものであ
る。
【0015】また、冷媒タンクの底面もしくは側面が圧
縮要素に接して配設されたものである。
【0016】
【作用】本発明は上記した構成により、液冷媒が圧縮要
素に吸い込まれることなく吸入管から密閉容器内に確実
に排出することができる。また、液冷媒の排出後U字管
を介して吸入タンクと密閉容器内とが連通した場合に
も、U字管に確実に潤滑油を溜めて吸入タンクと密閉容
器内空間を遮断することで、密閉容器内の加熱され膨張
した冷媒ガスが吸入管に吸い込まれることを防止するこ
とができる。また、吸入管内の圧力脈動の密閉容器内空
間への伝達を防止し、騒音を低減することができる。
【0017】また、密閉容器内に排出される液冷媒が密
閉容器底部の潤滑油に混入し、液冷媒が圧縮要素へ供給
されることによる潤滑不良を防止できる。
【0018】また、冷媒タンク内の液冷媒の気化熱によ
り冷媒タンク外側表面での冷媒の凝縮を防止する事で、
液冷媒の密閉容器底部の潤滑油への混入を防止し、液冷
媒が圧縮要素へ供給されることによる潤滑不良を防止で
きる。
【0019】また、液冷媒の密閉容器底部の潤滑油へ混
入を防止し、かつ、冷媒タンク内に溜まった潤滑油を密
閉容器へ排出することができ、密閉容器底部の潤滑油の
油面低下を防止できる。
【0020】
【実施例】以下本発明の第1の実施例の吸入管について
図面を参照しながら説明する。尚、従来と同一構成につ
いては同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0021】図1は本発明の第1の実施例における圧縮
機の縦断面図である。図2は図1の要部断面図である。
【0022】図1,図2において5は吸入管、5aは第
1分岐管、6は吸入タンク、9は吸入マフラーであり、
吸入管5は密閉容器1外に連通し、吸入タンク6と吸入
マフラー9は密着巻スプリング7で接続されている。ま
た、10はU字管、即ち吸入タンク6下部に設けたU字
形状の液冷媒排出通路で、開口部10aと開口部10b
が、それぞれ吸入タンク6と密閉容器1に連通してい
る。また、11は密閉容器1底部に貯留した潤滑油、1
2はオイルキャピラリーであり、オイルキャピラリー1
2は一端で密閉容器1底部に貯留した潤滑油11に浸漬
し他端が吸入管5内で開口している。
【0023】以上のように構成された圧縮機について、
以下その動作を説明する。まず、外部冷却回路(図示せ
ず)より戻ってきた冷媒ガスは、吸入管5、吸入タンク
6、密着巻スプリング7、挿入管8、吸入マフラー9を
経由し、電動要素3によって駆動される圧縮要素2に吸
入され、圧縮される。
【0024】また、吸入管5から吸入タンク6に液冷媒
が吸い込まれた際には、液冷媒の流速を急激に低下させ
ることができ、液冷媒に対して吸入タンク6がトラップ
となるので、液冷媒は吸入タンク6下部に落下し、吸入
タンク6に溜まった液冷媒は自重により密閉容器内開口
部10bより密閉容器1内に排出される。この際、U字
管10内に滞留した潤滑油の大部分を押し流してしま
い、U字管10内にはほとんど液冷媒しか残らないの
で、U字管10内の液冷媒が蒸発すると、吸入タンク6
と密閉容器1内の空間が連通する。
【0025】圧縮機や冷却回路の特性や、温度や圧力の
運転条件によっては冷却回路から圧縮機へ戻る潤滑油の
量に差があり、非常に少量になることも考えられる。と
ころが、吸入タンク6には冷却回路から戻った潤滑油に
加え、オイルキャピラリー12により吸入管5内に供給
された潤滑油が流れ込むため、運転条件や圧縮機や冷却
回路の特性には影響されずに、U字管10には確実に潤
滑油が溜まり、吸入タンク6と密閉容器1の空間は再び
遮断される。従って、密閉容器1内の加熱され膨脹した
冷媒ガスをU字管10を介して吸い込むこともなく、体
積効率が向上する。
【0026】また、吸入管5等の吸入系で発生する圧力
脈動は、吸入管5より断面積の大きな吸入タンク6にて
低減できると共に、U字管10で吸入タンク6と密閉容
器1内の空間が遮断されるため、吸入系の圧力脈動が密
閉容器1の空間に伝わり共鳴音の加振源になることがな
いので、騒音の増大を防止できる。
【0027】以上のように本実施例の密閉型圧縮機は、
吸入管5と、吸入マフラーに接続した第一分岐管5a
と、吸入管5と分岐管5aの間に配設した吸入管5の断
面積より大なる断面積を有する吸入タンク6と、吸入タ
ンク6下部に設けた吸入タンク6底部と密閉容器1内を
連通するU字管10と、一端が密閉容器1底部に貯留し
た潤滑油11に浸漬し他端が吸入管5内に開口するオイ
ルキャピラリー12とから構成されているので、液冷媒
が吸入管5から流れ込んでも液冷媒が圧縮要素2に吸い
込まれることなくU字管10の開口部10bから密閉容
器1内に確実に排出することができる。
【0028】また、液冷媒がU字管10から排出した
後、速やかにU字管10に確実に潤滑油を溜めて、吸入
タンク6と密閉容器1内の空間を遮断することで、密閉
容器1内の加熱され膨張した冷媒ガスが吸入管に吸い込
まれることを防止することができる。
【0029】また、吸入タンク6により吸入系の圧力脈
動を低減できると共に、密閉容器1内への圧力脈動の伝
達を防止し、騒音を低減できる。
【0030】なお、本実施例においてオイルキャピラリ
ー12により吸入管5に給油を行ったが、給油方法は容
積型のポンプ等の他の方式を用いてもよい。また、給油
管5の代わりに吸入タンク6に直接給油を行っても良
い。
【0031】また、本実施例では吸入マフラー9とは別
に、下部にU字管10を配設した吸入タンク6を備えて
いるが、吸入管5と吸入マフラー9とを直接連通させ、
吸入マフラー9下部にU字管10を配設し、吸入管5ま
たは吸入マフラー9に直接給油を行っても同様の効果が
得られることは言うまでもない。
【0032】次に、本発明の第2の実施例の吸入管につ
いて図面を参照しながら説明する。尚、第1の実施例と
同一構成については同一符号を付けて詳細な説明を省略
する。
【0033】図3は本発明の第2の実施例における圧縮
機の縦断面図である。図4は図3の要部断面図である。
【0034】図3,図4において、15は冷媒タンクで
あり、冷媒タンク15の上方は開口しており、U字管1
0の開口部10bの下方に位置している。また、冷媒タ
ンク15はPBT樹脂等の低熱伝導材料で形成されてい
る。
【0035】以上のように構成された圧縮機について、
以下その動作を説明する。吸入管5から液冷媒が流れ込
んだ場合、液冷媒はU字管10の開口部10bから密閉
容器1内に排出されるが、排出された液冷媒は冷媒タン
ク15に溜められ、冷媒タンク15内で蒸発するので、
液冷媒が密閉容器1底部の潤滑油11へ混入する事はな
い。従って、液冷媒または液冷媒により希釈された潤滑
油が圧縮要素2に供給されることが無く、潤滑不良を防
止することができる。
【0036】また、冷媒タンク15をPBT樹脂のよう
に熱伝導の小さい材料で形成することで、冷媒タンク内
に溜まった液冷媒の気化熱が冷媒タンクの表面に伝わ
り、表面温度が低下し、冷媒タンク外側表面で冷媒が凝
縮する事を防止し、液冷媒の密閉容器底部の潤滑油への
混入を防止することができる。従って、液冷媒により希
釈された潤滑油が圧縮要素2へ供給されることを防止で
き、圧縮要素2の潤滑不良を引き起こすことがなく、信
頼性が向上する。
【0037】以上のように本実施例の密閉型圧縮機は、
U字管開口部10b下方に上面に開口部を持つ冷媒タン
ク15を設けているので、液冷媒はU字管10の開口部
10bから密閉容器1内に排出されるが、液冷媒は冷媒
タンク15に溜められ、液冷媒が密閉容器1底部の潤滑
油11へ混入する事はない。また、冷媒タンク15はP
BT樹脂で構成されているので、冷媒タンク内の液冷媒
の気化熱により冷媒タンク外側表面で冷媒が凝縮する事
を防止できる。従って、液冷媒が圧縮要素2へ供給され
ることを防止でき、潤滑不良を引き起こすことがなく、
信頼性が向上する。
【0038】次に、本発明の第3の実施例の吸入管につ
いて図面を参照しながら説明する。尚、第1の実施例及
び第2の実施例と同一構成については同一符号を付けて
詳細な説明を省略する。
【0039】図5は本発明の第3の実施例における圧縮
機の縦断面図である。図6は図5の要部断面図である。
【0040】図5,図6において、17は連通管であ
り、連通管17は一端が冷媒タンク15の底部15aで
開口し、他端は密閉容器1内の底部に開口している。ま
た、冷媒タンク15は側面で圧縮要素2に接している。
【0041】以上のように構成された圧縮機について、
その動作を説明する。オイルキャピラリー12により、
U字管10には常に潤滑油が供給され、冷媒タンク15
内へ常時潤滑油が滴下する。その冷媒タンク15内に蓄
積された潤滑油はその自重により、連通管17により徐
々に密閉容器1内に排出されるので、密閉容器1底部の
潤滑油11の油面低下による給油不良を防止できる。ま
た、冷媒タンク15が潤滑油で一杯になることがなく、
確実に液冷媒を溜めることができる。
【0042】また、冷媒タンク15は圧縮要素2に接し
ているため、液冷媒が冷媒タンク15に溜まった場合、
液冷媒の大部分は圧縮要素2から与えられる熱で蒸発
し、連通管17から流出する液冷媒が無くなるため、密
閉容器1底部に溜められた潤滑油11に液冷媒が混入す
ることを防止できる。
【0043】以上のように本実施例の密閉型圧縮機は、
一端が冷媒タンク15底面に開口し密閉容器1底部へ連
通する連通管17を備え、冷媒タンク15の側面が圧縮
要素2に接しているので、密閉容器1底部の潤滑油11
の油面低下による給油不良を防止できると共に、液冷媒
の密閉容器1底部の潤滑油11へ混入を防止することが
できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、吸入管
と、吸入タンクと接続した第1分岐管と、吸入管と第1
分岐管の間に配設した吸入管の断面積より大なる断面積
を有した吸入タンクと、吸入タンク下部に配設され吸入
タンク底部と密閉容器内を連通するU字管と、一端が密
閉容器底部に貯留した潤滑油に浸漬し他端が吸入管内に
開口するオイルキャピラリーとを備えているので、液冷
媒が圧縮要素に吸い込まれることなく吸入管から密閉容
器内に確実に排出することができる。また、U字管から
液冷媒を排出した後、冷却回路からの潤滑油の戻りが少
なくても、オイルキャピラリーにより、U字管に確実に
潤滑油を溜めて吸入タンクと密閉容器内を遮断すること
で、密閉容器内の加熱され膨張した冷媒ガスが吸入管に
吸い込まれることを防止することができ、体積効率が向
上する。また、吸入管内の圧力脈動を低減できると共
に、吸入系の圧力脈動が密閉容器内空間に伝達すること
を防止し、騒音を低減することができる。
【0045】また、U字管開口部下方に配設され、上面
に開口部を持つ冷媒タンクを備えることで、密閉容器内
に排出される液冷媒の密閉容器底部の潤滑油への混入を
防止し、液冷媒や液冷媒により希釈された潤滑油が圧縮
要素へ供給されることによる潤滑不良を防止できる。
【0046】また、冷媒タンクはPBT樹脂等の低熱伝
導材料で形成されるので、冷媒タンク内の液冷媒の気化
熱による冷媒タンク外側表面の冷媒の凝縮を防止し、液
冷媒の密閉容器底部の潤滑油への混入を防止し、液冷媒
や液冷媒により希釈された潤滑油が圧縮要素へ供給され
ることによる潤滑不良を防止できる。
【0047】また、一端が底面に開口し密閉容器底部へ
連通する連通管を備えているので、液冷媒の密閉容器底
部の潤滑油へ混入を防止し、かつ、冷媒タンクより潤滑
油を密閉容器へ排出することができるため、圧縮容器底
部の潤滑油の油面低下による給油不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における圧縮機の縦断面
【図2】同実施例の要部断面図
【図3】本発明の第2の実施例における圧縮機の縦断面
【図4】同実施例の要部断面図
【図5】本発明の第3の実施例における圧縮機の縦断面
【図6】同実施例の要部断面図
【図7】従来の圧縮機の縦断面図
【符号の説明】
1 密閉容器 2 圧縮要素 3 電動要素 5 吸入管 5a第1分岐管 6 吸入タンク 9 吸入マフラー 10 U字管 11 潤滑油 12 オイルキャピラリー 15 冷媒タンク 17 連通管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器と、前記密閉容器下部に溜めら
    れた潤滑油と、前記密閉容器内に弾性支持された圧縮要
    素及び電動要素と、冷却サイクルのもどり側に取付られ
    る吸入管と、前記吸入管から前記圧縮要素の吸入口に至
    る間に取付られた吸入マフラーとよりなり、前記吸入マ
    フラーと接続した第1分岐管と、前記吸入管と前記第1
    分岐管の間に配設した吸入管の断面積より大なる断面積
    を有した吸入タンクと、前記吸入タンク下部に配設され
    前記吸入タンク底部と前記密閉容器内を連通するU字管
    と、一端が前記密閉容器底部に貯留した潤滑油に浸漬し
    他端が前記吸入管内に開口するオイルキャピラリーとか
    らなる密閉型圧縮機。
  2. 【請求項2】 U字管開口部下方に配設され上面に開口
    部を備えた冷媒タンクを設けたことを特徴とする請求項
    1記載の密閉型圧縮機。
  3. 【請求項3】 冷媒タンクをPBT樹脂等の低熱伝導材
    料で形成したことを特徴とする請求項2記載の密閉型圧
    縮機。
  4. 【請求項4】 一端が冷媒タンク底面に開口し前記冷媒
    タンク内と密閉容器内を連通する連通管とからなる請求
    項2記載の密閉型圧縮機。
  5. 【請求項5】 冷媒タンクの底面もしくは側面が圧縮要
    素に接して配設されたことを特徴とする請求項2記載の
    密閉型圧縮機。
JP27410993A 1993-11-02 1993-11-02 密閉型圧縮機 Pending JPH07127572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27410993A JPH07127572A (ja) 1993-11-02 1993-11-02 密閉型圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27410993A JPH07127572A (ja) 1993-11-02 1993-11-02 密閉型圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07127572A true JPH07127572A (ja) 1995-05-16

Family

ID=17537137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27410993A Pending JPH07127572A (ja) 1993-11-02 1993-11-02 密閉型圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07127572A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3339332B2 (ja) アキュムレータ、冷凍サイクル装置
KR980009900A (ko) 밀폐형 압축기
CN211648463U (zh) 压缩机、压缩机组件、热交换系统及电器设备
JP2006144729A (ja) 密閉型圧縮機
JPH07127572A (ja) 密閉型圧縮機
CN112145428A (zh) 一种压缩机的上壳盖组件、压缩机及制冷设备
JP3516879B2 (ja) 密閉型圧縮機
CN207634262U (zh) 一种可改善压缩机油循环量的吸气消声器结构
CN103597209A (zh) 压缩机的吸入消声器
JP3220566B2 (ja) 密閉型圧縮機
JP4056620B2 (ja) 密閉型圧縮機
CN110985387A (zh) 压缩机以及具有其的空调器
JPS6050296A (ja) 回転式圧縮機
JP3140201B2 (ja) 密閉形電動圧縮機
JP4747478B2 (ja) 密閉型圧縮機
JP3119947B2 (ja) 密閉型圧縮機
JP4071230B2 (ja) アンモニア用スクリュ圧縮機
KR100517620B1 (ko) 압축기용 흡입머플러의 흡입구 연결구조
JP4427910B2 (ja) ヒートポンプ装置に用いるアキュムレータ
JPS6246874Y2 (ja)
JP3725219B2 (ja) 密閉型圧縮機
JPS5819352Y2 (ja) 密閉形回転式圧縮機
JP2001107864A (ja) 密閉型圧縮機
JPH02277986A (ja) 横型スクロール圧縮機
JPS60147581A (ja) 密閉型圧縮機の冷却装置