JPH07127469A - 過給エンジンの給気冷却装置 - Google Patents

過給エンジンの給気冷却装置

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JPH07127469A
JPH07127469A JP29464393A JP29464393A JPH07127469A JP H07127469 A JPH07127469 A JP H07127469A JP 29464393 A JP29464393 A JP 29464393A JP 29464393 A JP29464393 A JP 29464393A JP H07127469 A JPH07127469 A JP H07127469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
engine
compressor
intercooler
turbine
Prior art date
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Pending
Application number
JP29464393A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Odate
寛 大館
Yukinori Kawamoto
幸徳 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
J B ENG KK
Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
J B ENG KK
Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by J B ENG KK, Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd filed Critical J B ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】空気をインタクーラを介装した2段のコンプレ
ッサにより空気温度の上昇を抑えつつ圧縮して吐出圧力
を上昇せしめた上、これを発電装置をもつ膨張タービン
を介して膨張させて冷却することにより、エンジンの出
力増と、インタクーラの冷却負荷の低減を図り、同時に
膨張タービンによるエネルギ回収を可能とした過給エン
ジンの給気冷却装置を提供する。 【構成】エンジン1の排気により駆動される排気タービ
ン過給機20のコンプレッサ23と同軸22に、コンプ
レッサ23と特性を異にし、コンプレッサ23の吐出空
気をインタクーラ61を介して取り入れる第2段のコン
プレッサ24を装着する。第2段コンプレッサ24の吐
出空気により駆動される膨張タービン30を設けて発電
装置40を駆動せしめ、且つ前記タービン30の吐出空
気を前記エンジン1に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過給エンジンにおける
給気の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のターボ過給エンジンでは、過給機
のコンプレッサにより圧縮され温度の上昇した吐出空気
を冷却して過給効率を高めるため、インタクーラが使用
されることが多い。即ち図2に示すように、エンジン1
の排気で駆動するタービン2と、該タービン2と同軸3
で回転するコンプレッサ4とにより構成されるターボ過
給機5を備えたエンジンでは、エアクリーナ6を介して
取り入れた空気を前記コンプレッサ4により圧縮してエ
ンジン1の吸気系に供給する際、前記コンプレッサ4か
らの吐出圧縮空気をインタクーラ7に通して、空気また
は水との熱交換により冷却した後供給するものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
如くターボ過給機のコンプレッサからの吐出圧縮空気を
インタクーラに通して空気または水との熱交換により冷
却するものでは、当然ながら、吐出圧縮空気を冷却源で
ある空気または水の温度以下に冷却することは不可能
で、エンジンへの給気温度として不充分であり、エンジ
ンの燃焼最高温度は下がらず、特にNOXの生成が促進
されていた。また、エンジンの出力向上のため過給圧力
をより高くすると、該圧力に比例してコンプレッサから
の吐出圧縮空気の温度も高くなり、断熱圧縮効率が低下
するが、該効率の低下を抑えるためには更にインタクー
ラの冷却能力を大とする必要があり、車載のスペース
上、又重量、コストの点からも過給圧力の上昇によるエ
ンジン出力の増加と見合わない場合が多かった。本発明
は上記に鑑み、空気をインタクーラを介装した2段のコ
ンプレッサにより空気温度の上昇を抑えつつ圧縮して吐
出圧力を上昇せしめた上、これを発電装置をもつ膨張タ
ービンを介して膨張させて冷却することにより、エンジ
ンの出力増と、インタクーラの冷却負荷の低減を図り、
同時に膨張タービンによるエネルギ回収を可能とした過
給エンジンの給気冷却装置を提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明過給エンジンの給気冷却装置は、エンジンの排
気により駆動される排気タービン過給機のコンプレッサ
と同軸に、前記コンプレッサと特性を異にし、該コンプ
レッサの吐出空気をインタクーラを介して取り入れる第
2段のコンプレッサを装着すると共に、該第2段コンプ
レッサの吐出空気により駆動される膨張タービンを設け
て発電装置を駆動せしめ、且つ前記タービンの吐出空気
を前記エンジンの吸気系に供給するようにしたことを特
徴とする。
【0005】
【作 用】上記構成の本発明過給エンジンの給気冷却装
置では、エンジンの運転に伴い、エンジンから送られる
排出ガスによりタービンが高速回転し、これと同軸の第
1段の低圧コンプレッサと第2段の高圧コンプレッサと
が同時に高速回転し、これによって、第1段の低圧コン
プレッサは空気を圧縮し、これを第1のインタクーラを
通して圧縮空気を冷却した後、第2段の高圧コンプレッ
サに送気し、更に圧縮する。該高圧コンプレッサから吐
出した高圧圧縮空気は、第2のインタクーラを通して冷
却した後膨張タービンに送気され、該タービンを回転し
つつ膨張して低温化された圧縮空気が、エンジンに供給
され過給が行なわれる。同時に、前記膨張タービンの回
転によって発電装置が作動し、バッテリへの給電がなさ
れる。
【0006】
【実施例】図1に示す実施例について説明すると、1は
図2と同様にエンジンを示し、11は吸気系、12は排
気系を示す。20は排気ターボチャージャで、前記エン
ジン1の排気系12から排気ライン71を経て送られる
排出ガスにより駆動されるタービン21と、該タービン
21の回転軸22の中間に装着された第1段の低圧コン
プレッサ23と、前記回転軸22の端部に装着された第
2段の高圧コンプレッサ24とから構成されている。3
0は前記高圧コンプレッサ24の吐出圧縮空気により高
速回転する膨張タービンで、前記両コンプレッサ23、
24間において、前記回転軸22に遊嵌して配設されて
おり、膨張タービン30には発電装置40が設けられ、
膨張タービン30の回転により発電して例えばバッテリ
50に給電される。61、62はそれぞれ第1、第2の
インタクーラで、第1のインタクーラ61は、前記第1
段の低圧コンプレッサ23と第2段の高圧コンプレッサ
24との間の送気ライン72に配設され、第2のインタ
クーラ62は、前記第2段の高圧コンプレッサ24と前
記膨張タービン30との間の送気ライン73に配設され
ている。74は前記膨張タービン30の吐出側とエンジ
ン1の吸気系11とを連結する吸気ラインであり、また
80はエアクリーナで、第1段の低圧コンプレッサ23
に連結されている。なお、前記第2段のインタクーラ6
2は、エンジン1へ供給する圧縮空気の設定温度が高く
てよいときには必要のないこともある。
【0007】上記構成の本発明過給エンジンの給気冷却
装置では、エンジン1の運転に伴い、エンジン1の排気
系12から排気ライン71を経て送られる排出ガスによ
りタービン21が高速回転し、これと同軸22の第1段
の低圧コンプレッサ23と第2段の高圧コンプレッサ2
4とが同時に高速回転する。これによって、第1段の低
圧コンプレッサ23はエアクリーナ80から吸入した空
気を圧縮し、これを第1のインタクーラ61を通して圧
縮によって昇温した圧縮空気を冷却した後、送気ライン
72により第2段の高圧コンプレッサ24に送気し、該
コンプレッサ24により更に圧縮する。該コンプレッサ
24から吐出した高圧圧縮空気は、第2のインタクーラ
62を通して冷却した後、送気ライン73により膨張タ
ービン30に送気され、該タービン30を回転しつつ膨
張して低温化された圧縮空気が、吸気ライン74を介し
てエンジン1の吸気系11に供給され過給が行なわれ
る。同時に、前記膨張タービン30の回転によって発電
装置40が作動し、バッテリ50への給電がなされる。
このとき図示しない制御装置により前記発電装置40の
発電電圧または電流を制御することによって、エンジン
1に供給する圧縮空気の過給圧及び温度が制御される。
【0008】
【発明の効果】本発明過給エンジンの給気冷却装置は、
エンジンの排気により駆動される排気タービン過給機の
コンプレッサと同軸に、前記コンプレッサと特性を異に
し、該コンプレッサの吐出空気をインタクーラを介して
取り入れる第2段のコンプレッサを装着すると共に、該
第2段コンプレッサの吐出空気により駆動される膨張タ
ービンを設けて発電装置を駆動せしめ、且つ前記タービ
ンの吐出空気を前記エンジンの吸気系に供給するように
したことを特徴とするので、吸入した空気をインタクー
ラを介装した2段のコンプレッサにより空気温度の上昇
を抑えつつ圧縮して、低温状態で吐出圧力を上昇せし
め、更にこれを発電装置をもつ膨張タービンを介して膨
張させて更に冷却することにより、エンジンへの給気温
度として充分な温度まで下げることができ、これによっ
てエンジンの出力増と同時にエンジンの燃焼最高温度を
低下させることができ、特にNOXの生成が抑えられ
る。またこれとともに、インタクーラの冷却負荷の低減
を図ることができてインタクーラを小型化し、同時に膨
張タービンによるエネルギ回収を可能とした過給エンジ
ンの給気冷却装置を提供することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明過給エンジンの給気冷却装置の概略構成
【図2】従来の過給エンジンの給気冷却装置の概略構成
図 1;エンジン 11;吸気系 12;排気系 20;排気ターボチャージャ 21;タービン 22;回転軸 23;第1段(低圧)コンプレッサ 24;第2段(高圧)コンプレッサ 30;膨張タービン 40;発電装置 50;バッテリ 61;第1のインタクーラ 62;第2のインタクーラ 71;排気ライン 72、73;送気ライン 74;吸気ライン 80;エアクリーナ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02B 29/04 T 33/44 K 9332−3G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気により駆動される排気タ
    ービン過給機のコンプレッサと同軸に、前記コンプレッ
    サと特性を異にし、該コンプレッサの吐出空気をインタ
    クーラを介して取り入れる第2段のコンプレッサを装着
    すると共に、該第2段コンプレッサの吐出空気により駆
    動される膨張タービンを設けて発電装置を駆動せしめ、
    且つ前記タービンの吐出空気を前記エンジンの吸気系に
    供給するようにしたことを特徴とする過給エンジンの給
    気冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記膨張タービンを前記両コンプレッサ
    間において前記軸に遊嵌して配設したことを特徴とする
    請求項1記載の過給エンジンの給気冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記第2段コンプレッサと膨張タービン
    間に第2のインタクーラを設置したことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の過給エンジンの給気冷却装
    置。
JP29464393A 1993-10-30 1993-10-30 過給エンジンの給気冷却装置 Pending JPH07127469A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102352789A (zh) * 2010-10-18 2012-02-15 靳北彪 低熵混燃涡轮复合爆排发动机
CN102748121A (zh) * 2012-06-27 2012-10-24 北京航空航天大学 一种用于航空活塞发动机的两级涡轮增压器
JP5467667B1 (ja) * 2013-09-25 2014-04-09 幸徳 川本 ターボ過給装置
JP2016538473A (ja) * 2013-11-29 2016-12-08 トロトラク(ディベロップメント)リミテッド 過給装置

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JP5467667B1 (ja) * 2013-09-25 2014-04-09 幸徳 川本 ターボ過給装置
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