JPH0712697U - 固定式管継手 - Google Patents
固定式管継手Info
- Publication number
- JPH0712697U JPH0712697U JP4332093U JP4332093U JPH0712697U JP H0712697 U JPH0712697 U JP H0712697U JP 4332093 U JP4332093 U JP 4332093U JP 4332093 U JP4332093 U JP 4332093U JP H0712697 U JPH0712697 U JP H0712697U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- fluid
- straight
- straight pipe
- flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 配管の合流及び方向転換部分における流体の
乱れ運動等を防止し、良好な流れを確保し得る固定式管
継手を提供すること。 【構成】 配管において、その内部を流通する流体を合
流もしくは方向転換させる固定式管継手11,12,1
3,14であって、管継手11,12,13の合流部あ
るいは屈曲部と、この管継手の下流側の開口端との間に
所定長さX1 ,X 2 ,X3 の直管部を設けた構成であ
る。
乱れ運動等を防止し、良好な流れを確保し得る固定式管
継手を提供すること。 【構成】 配管において、その内部を流通する流体を合
流もしくは方向転換させる固定式管継手11,12,1
3,14であって、管継手11,12,13の合流部あ
るいは屈曲部と、この管継手の下流側の開口端との間に
所定長さX1 ,X 2 ,X3 の直管部を設けた構成であ
る。
Description
【0001】
本考案は、内部を流体が流通する配管の合流及び方向転換部分を構成する際に 用いる固定式管継手に係り、さらに詳しくは、その合流部及び屈曲部における流 体の乱れ運動等を防止し、良好な流れを確保する固定式管継手に関する。
【0002】
上下水道設備,建築物の給排水衛生設備,空気調和設備その他に配管を施すに 際し、その合流及び方向転換部分には、エルボ,ベンド,T字管チーズ,クロス 等に代表される固定式管継手が広く用いられている。図2は、従来一般に用いら れている配管の合流及び方向転換部分の要部正面図であって、この図において符 号1は45°ラテラル,2はT字管チーズ,3は45°エルボ,4はベンドであ る。
【0003】 45°ラテラル1は、主管部1aに、相対して開口する第一呼び部1b及び第 二呼び部1cと、これら第一及び第二呼び部1b,1cの軸心に対して45°に 開口する第三呼び部1dを形成し、このそれぞれの呼び部の開口端に接続用のカ ップリングを設けたものであり、T字管チーズ2は、主管部2aに、相対して開 口する第一呼び部2b及び第二呼び部2cと、これら第一及び第二呼び部2b, 2cの軸心に対して90°に開口する第三呼び部2dを形成し、このそれぞれの 呼び部の開口端に接続用のカップリングを設けたものである。一方、45°エル ボ3は、所定の曲率を以て屈曲状に形成した主管部3a,4aの第一及び第二呼 び部3b,3c及び4b,4dの各開口端に接続用のカップリングを設けたもの である。これらの継手1〜4は、45°ラテラルの第一呼び部1bに45°エル ボ3の第一呼び部3bが、第二呼び部1cにベンド4の第二呼び部3cが、第三 呼び部1dにT字管チーズ2の第一呼び部2dがそれぞれ図示しない接続管を外 嵌することによって接続され、さらにT字管チーズ2の他の呼び部1b,1c及 び45°エルボ3,ベンド4の他の呼び部3c,4bにそれぞれ個別に直管5〜 8が接続されている。
【0004】 このような配管では、直管5〜7から直管8に向かう方向に流体が流れるとき 、直管5と直管6とを流れた流体は、T字管チーズ2で合流した後45°ラテラ ル1とベンド4とを通過して直管8へと流れ、直管7を流れた流体は45°エル ボ3を通過した後45°ラテラル1で上記した流体と合流して直管8へと流れる ことになる。
【0005】
しかしながら、上記従来の配管では、以下に述べる不都合があった。すなわち 、直管7を流れた流体が45°エルボ3を通過した直後や、直管5〜7を流れた 流体がT字管チーズ2,45°ラテラル1で合流した直後には、流体はこれらの 継手1〜3の有する損失抵抗を受けて一時的に乱れ運動を起こし、流れが塞ぎ止 められた状態になり、後続する流体の良好な流れが損なわれてしまう。
【0006】 本考案は、上記の問題を解決し得るものであって、その目的は、配管の合流及 び方向転換部分における流体の乱れ運動等を防止し、良好な流れを確保し得る固 定式管継手を提供することにある。
【0007】
本考案の固定式管継手は、配管において、その内部を流通する流体を合流もし くは方向転換させる固定式管継手であって、前記管継手の合流部あるいは屈曲部 と、この管継手の下流側の開口端との間に所定長さの直管部を設けたことを特徴 とする。
【0008】
本考案の固定式管継手によれば、管継手の合流部あるいは屈曲部と、これらの 下流側の開口端との間に所定長さの直管部を設けたことで、この固定式管継手を 用いた配管の内部を流体が流れるとき、前記合流部における流体の合流点あるい は前記屈曲部における流体の通過点において発生した前記流体の乱れ運動が、前 記直管部を流れた時点で解消されるので、この乱れ運動によって後続流体を塞ぎ 止めることがなく、常に良好な流体の流れを確保することが可能となる。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1は、本考案に係る固定式管継手を用いて構成した配管の要部正面図であっ て、この図において符号11は45°ラテラル,12はT字管チーズである。4 5°ラテラル11は、主管部11aに、相対して開口する第一呼び部11b及び 第二呼び部11cと、これら第一及び第二呼び部11b,11cの軸心に対して 45°に開口する第三呼び部11dを形成し、このそれぞれの呼び部の開口端に 接続用のカップリングを設けたものであり、主管部11aの第一呼び部11b側 には、図においてX1 で示す長さの直管部を形成したものである。また、T字管 チーズ12は、主管部12aに、相対して開口する第一呼び部12b及び第二呼 び部12cと、これら第一及び第二呼び部12b,12cの軸心に対して90° に開口する第三呼び部12dを形成し、このそれぞれの呼び部の開口端に接続用 のカップリングを設けたものであり、主管部12aの第一呼び部12b側には、 図においてX2 で示す長さの直管部を形成したものである。
【0010】 一方、図1において符号13で示す45°エルボと、14で示すベンドは、所 定の曲率を以て屈曲状に形成した主管部13a,14aの第一及び第二呼び部1 3b,13c及び14b,14dの各開口端にに接続用のカップリングを設けた ものであり、特に45°エルボ13の主管部13aの第二呼び部13c側には、 図においてX3 で示す長さの直管部を形成してある。なお、前記45°ラテラル 11,T字管チーズ12に形成した直管部及び45°エルボ13に形成した直管 部の長さX1 〜X3 は、それぞれ異なる長さであってもよいし、同一であっても よい。
【0011】 これらの管継手11〜14は、45°ラテラル11の第三呼び部11dに45 °エルボ13の第二呼び部13cが、第一呼び部11bにベンド14の第二呼び 部14cが、第二呼び部11cにT字管チーズ12の第一呼び部12bがそれぞ れ図示しない接続管を外嵌することによって接続され、さらにT字管チーズ12 の第三及び第二呼び部12d,12cと、45°エルボ13及びベンド14の第 一呼び部13b,14bには、それぞれ個別に直管15〜18が接続されている 。この図では、特に配管の合流部分及び方向転換部分を示したものであるから、 配管は循環管路であってもよいし、流体の供給先と排出先との連絡を果たすもの であってもよい。
【0012】 次に、上記のような構成を有する配管の作用について説明する。 図1において、例えば直管15〜17の延長先がポンプを介して流体の供給源 に連通しているものとし、これら直管15〜17から直管18に向かう方向に流 体が流れるものとした場合、直管15と直管16とを流れた流体は、T字管チー ズ12で合流した後、45°ラテラル11とベンド14とを通過して直管18へ と流れる。一方、直管17を流れた流体は、45°エルボ13を通過した後、4 5°ラテラル11で直管15と直管16とを流れた流体と合流し、ベンド14を 通過して直管18へと流れる。
【0013】 このような流体の流れにおいて、先ず直管15と直管16とを流れた流体がT 字管チーズ12で合流した直後に、流体はT字管チーズ12内での合流点で、こ の継手内壁の損失抵抗を受け、一時的に乱れ運動を起こし、後続する流体が塞ぎ 止められた状態になる。一般に、この乱れ運動は、合流後に流体が一定距離を直 流すると解消することが実験的に確認されており、この場合T字管チーズ12で 乱れた流体は、長さX2 の直管部を通過した時点で通常の流れに復元される。
【0014】 これと同様にして、直管17を流れた流体が45°エルボ13を通過した直後 、ならびにT字管チーズ12と45°エルボ13とを流れた流体が45°ラテラ ル11で合流した直後に起こった流体の乱れ運動は、それぞれ長さX3 ,X1 の 直管部を通過した時点で解消され、通常の流れに復元される。 このように、配管の合流部及び屈曲部で、流体が合流及び屈折した直後に起こ った乱れ運動は、継手に形成した直管部を通過することによって解消されるので 、この乱れ運動に伴う後続流体の塞ぎ止めを防止し、常に良好な流体の流れを確 保することができる。
【0015】 なお、本実施例においては、45°ラテラル11,T字管チーズ12,45° エルボ13,ベンド14といった固定式管継手を用いて配管したものについて説 明したが、これら以外の管継手に直管部を設けて配管したとしても、勿論同様の 効果を得ることができる。また、前記直管部は、本実施例の説明からも明らかな ように、各継手の流体下流方向の呼び部側にのみ設けるとよいが、これ以外の呼 び部に設けてもよい。
【0016】
以上の説明から明らかなように、本考案の固定式管継手によれば、管継手の合 流部あるいは屈曲部と、これらの下流側の開口端との間に所定長さの直管部を設 けたことで、この固定式管継手を用いた配管の内部を流体が流れるとき、前記合 流部における流体の合流点あるいは前記屈曲部における流体の通過点において発 生した前記流体の乱れ運動が、前記直管部を流れることによって解消され、これ ら流体の合流点及び方向転換点において後続流体を塞ぎ止めることがなく、よっ て常に良好な流体の流れを確保することができるといった効果を奏する。
【図1】本考案の固定式管継手を用いた配管の要部正面
図である。
図である。
【図2】従来の固定式管継手を用いた配管の要部正面図
である。
である。
11 45°ラテラル 12 T字管チーズ 13 45°エルボ 14 ベンド X1 (45°ラテラルの)直管部の長さ X2 (T字管チーズの)直管部の長さ X3 (45°エルボの)直管部の長さ
Claims (1)
- 【請求項1】 配管において、その内部を流通する流体
を合流もしくは方向転換させる固定式管継手であって、
前記管継手の合流部あるいは屈曲部と、この管継手の下
流側の開口端との間に所定長さの直管部を設けたことを
特徴とする固定式管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4332093U JPH0712697U (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 固定式管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4332093U JPH0712697U (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 固定式管継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712697U true JPH0712697U (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=12660524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4332093U Pending JPH0712697U (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 固定式管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0712697U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH081247U (ja) * | 1995-12-26 | 1996-08-09 | 株式会社豊田自動織機製作所 | スライドベーン型回転圧縮機におけるチャタリング防止構造 |
WO2015141513A1 (ja) * | 2014-03-19 | 2015-09-24 | 東レ株式会社 | 塗布装置、塗布方法、及びディスプレイ用部材の製造方法 |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP4332093U patent/JPH0712697U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH081247U (ja) * | 1995-12-26 | 1996-08-09 | 株式会社豊田自動織機製作所 | スライドベーン型回転圧縮機におけるチャタリング防止構造 |
WO2015141513A1 (ja) * | 2014-03-19 | 2015-09-24 | 東レ株式会社 | 塗布装置、塗布方法、及びディスプレイ用部材の製造方法 |
JP2015192987A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-11-05 | 東レ株式会社 | 塗布装置、塗布方法、及びディスプレイ用部材の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7448405B2 (en) | Multiple valve drain and pipe-cleaning device | |
JPH0712697U (ja) | 固定式管継手 | |
JP5275586B2 (ja) | バイパス通気用管継手およびこのバイパス通気用管継手を用いた排水システム | |
CN210978893U (zh) | 制冷设备用管件 | |
JP4693672B2 (ja) | 合流継手 | |
CN207715904U (zh) | 一种用于ppr管交叉排管的保护装置 | |
JPH11193569A (ja) | 排水枡 | |
JP3016993U (ja) | 複式逆止型自在継ぎ手 | |
JP2548790Y2 (ja) | 排水桝 | |
JPH0979467A (ja) | 塩ビ製合流型90°エルボ | |
JP4200074B2 (ja) | 分岐用継手 | |
CN215674157U (zh) | 一种三通管道 | |
JP4527909B2 (ja) | リブ付き管用マンホール | |
CN216616131U (zh) | 一种排水管件 | |
US7690394B2 (en) | Hot cold water supply crossover manifold | |
JPH11315570A (ja) | 排水集合管継手 | |
JP2001029500A (ja) | スプリンクラー用分岐継手 | |
JPH11140931A (ja) | 排水管 | |
JPH0579185U (ja) | 分岐管継手 | |
JP2020118211A (ja) | 可撓性継手管 | |
CN112833267A (zh) | 一种用于车辆的流体传输系统 | |
JP2735166B2 (ja) | 排水桝 | |
KR200299161Y1 (ko) | 자유각 관이음 | |
JPH0715920U (ja) | たて樋継手装置 | |
JP3447775B2 (ja) | 汚水桝 |